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南箕輪村商工会が経営セミナー
南箕輪村商工会館で23日、経営セミナーが開かれ、千葉県で遊戯施設の経営コンサルティング会社を経営する加賀屋克美さんが、サービス業での接客について講演しました。
加賀屋さんは、有名テーマパークで12年間働いた経験を活かし、現在千葉県で「(有)加賀屋感動ストアーマネージメント」を経営しています。
加賀屋さんは、有名テーマパークでの接客方法を紹介しながら、どのようにすれば、もう一度来たいと思わせる店が作れるかについて話しました。
接客で一番大事なのは、おもてなしの心だとして、「従業員には、お客さまを喜ばせるために働くという使命感を、新人のうちからしっかり教育しておくことが大事」と話していました。 -
ローメンズクラブ 中学3年生に卒業サービス
ローメンズクラブは、伊那市内の中学3年生に卒業の祝いとしてローメンを無料で提供するサービスを行います。
25日は、ローメンズクラブの正木 金内衛会長ら4人が伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に、割引サービスを受けられるチラシを手渡しました。
チラシは、市内の中学3年生およそ660人分です。
このサービスは、去年、受験生を応援するイベントとして始まりましたが、今年は、受験が終了した3月20日から31日まで卒業祝いとして行われます。
期間中、家族同伴で、チラシを持参した中学3年生は、ローメン1杯が無料になります。
ローメンズクラブに加盟する28店舗のうち、21店でサービスが行われます。
1店舗につき1回のみですが、同じ店でなければ、何回でも利用できるということです。
ローメンズクラブでは、卒業生へのサービスを通じて、若い人たちにも、伊那の名物に触れる機会にしたいとしています。
白鳥市長は、「是非利用したくなるようなサービス。こうしたイベントを通して、ローメンが広がっていってほしい」と話していました。
このチラシは、受験が一段落した頃、学校を通じて、市内の中学生に配布されるということです。 -
伊那RCが弥生高で課外授業
伊那ロータリークラブの会員は、24日、青少年育成事業として、伊那弥生ヶ丘高校に出向き、課外授業を行いました。
24日は、伊那ロータリークラブの会員11人が、伊那弥生ヶ丘高校を訪れ、課外授業を行いました。
伊那ロータリークラブは、青少年育成事業として、毎年、伊那弥生ヶ丘高校で課外授業を行っていて、今年で6年目です。
講師は、医薬品の研究・金融・製造業など、さまざまな業種の11人です。
24日は1年生280人が、興味のある授業を選択して聞きました。
(株)ニシザワの中谷 雅行常務は、「これから、毎日1時間、3科目でいいので勉強してみませんか。1年生の今からやれば、早稲田・慶応大学にいけます。今、なぜそんなことを言うかというと、学ぶプロセスがとても大切だからです」と高校生たちに呼びかけていました。
高校生たちは真剣に、話に耳を傾けていました。
伊那弥生ヶ丘高校の根橋 悦子教頭は、「キャリア教育は非常に大切だと考えていて、地元の産業界の皆さんに協力してもらえるのは大変ありがたい」と話していました。 -
経営とまちづくりについて考える集い
(社)伊那青年会議所の2月公開例会「経営とまちづくりについて考える集い」が10日、伊那市の伊那商工会館で開かれました。
会場には青年会議所の会員や行政の職員など、およそ70人が集まりました。
これは、経営の本質を学び、地域の活性化につなげていこうと、伊那青年会議所が通常例会を一般にも公開したものです。
1部では、茨城県経営品質協議会理事で(株)ヤマオコーポレーションの鬼澤慎人(まさと)さんが「時代の変化に対応するために経営感覚をもつ」をテーマに講演しました。
鬼澤さんは、企業経営、地域経営について「人は最大の資産。長所を伸ばし、やる気を引き出してあげること、一人ひとりが知恵を出し合って、頑張っていこうと思える環境をつくることが大切」と説明しました。
また、より良いまちづくりについて「地域企業の経営者や行政は、自分たちのためにも地域を良くしていかなければならない。そのためには、地域住民と想いを共有し、地域の人達が進んで動いていくための手助けをする必要がある」と話していました。
2部では青年会議所からのプレゼンテーションがあり、地域のより多くの人達を巻き込んでまちづくりをしていくために、行政や商工団体が協力していく必要性を訴えました。 -
高校生就職内定率 南信92.8%
この春、長野県内の公立高校を卒業する生徒の南信地域の就職内定率は、今年1月末現在、92・8パーセントとなっています。
これは10日、県教育委員会が発表したものです。
全県の就職内定率は、88・2パーセントと、前の年の同じ時期と比べ、2・2ポイント増えています。
南信地域は、92・8パーセントで、県内4地区で最も高く、男女別では、男子が93・7パーセント、女子が91・1パーセントとなっています。
県教委では「内定率は去年より改善していて、各学校が生徒と向かい合い頑張っていることが数字に表れている」と話しています。 -
情報共有で集客増図る
飲食産業と食文化を語る懇談会が9日、伊那市役所で開かれイベントなどの情報を共有することで集客増を図っていくことなどが確認されました。
懇談会は飲食産業と観光産業が連携することで経済効果につなげようと伊那市などが開いたものです。
9日は、飲食店組合や旅館組合などの代表およそ30人が出席しました。
懇談会では、出席者から「生産者も含めて、観光客を呼べる新しい食材を育てることも必要」といった意見や、「インターネットの情報で動く人が多いので活用するべき」といった声があがっていました。
会議では、行政や、民間が行っているイベントの情報を共有し、集客増を図ることが確認されました。
懇談会の事務局によりますと伊那の観光産業規模は年間30億円で県内の他の地区と比べて立ち遅れているということです。
懇談会は継続して開かれることになっていて連携の強化を図っていくことにしています。 -
箕輪町経営研究会の新春講演会
企業経営者でつくる箕輪町経営研究会は、新春講演会を3日、箕輪町の伊那プリンスホテルで開きました。
新春講演会には、会員およそ60人が集まりました。
講演会は、経営の研究と会員同士の交流を目的に毎年この時期に開かれています。
3日は、箕輪町に本社を置く精密プレス加工業、伸和精工の浅井光春取締役会長が、「中国諸事情、現場で見る日本人と中国人」をテーマに講演を行いました。
浅井さんは、14年前に中国に工場を設立した自身の経験から「現地の日本人管理者の質によって工場全体が変わってしまう。管理を任せる人は、人の好き嫌いがない人を選ぶほうがいい」とアドバイスしました。
他にも、「海外における日本の部品加工や食品などの信頼性は高い。日本の米や野菜、果物を日本ブランドとして官民一体となって世界に発信していくチャンス」などと話しました。
研究会では、「経営者1人ひとりが元気になっていけるように今後も努力していきたい」と話していました。 -
伊那商工会議所 商業実践セミナー
伊那商工会議所の商業実践セミナーが3日、伊那市の伊那商工会館で開かれました。
伊那商工会議所の商業部会と食品部会が開いたもので、会員らおよそ90人が講演を聞きました。
講師を務めたのは、山形新幹線の車内販売員、茂木久美子さんです。
茂木さんは、山形新幹線の山形と東京間の往復7時間で50万円を売り上げる、車内販売のカリスマと呼ばれています。
茂木さんは、車内販売のために一番大事にしているのは天気予報と話しました。
1週間の予報で暑い、寒いなどを大まかに把握し、当日は予報を確認し、さらに自分の肌で天気を感じるのだといいます。
天気によって車内販売のワゴンに並べる商品を考え、売りたい商品が乗客の目の前にくるように陳列していると説明していました。
また、心がけていることとして、自分からできるだけ乗客一人ひとりに声を掛けること、商品を勧める言葉が乗客にどう聞こえるか意識することを挙げていました。 -
宮島酒店 信濃錦立春朝搾り
立春の4日、伊那市荒井の日本酒信濃錦の蔵元、宮島酒店で、搾りたての生原酒「立春朝搾り」の出荷作業が行なわれ、無病息災、家内安全などの願いが込められた縁起酒が消費者のもとに届けられました。
あたりがまだ暗い午前5時、宮島酒店では、搾りたての生原酒が瓶詰めされていました。
信濃錦立春朝搾りは、今年で11年目になります。
全国各地の酒販店などが加盟する日本名門酒会が立春に出来た新酒を当日に飲んでもらおうと14年前から行なっていて、全国の38の蔵が参加しています。
日本酒の消費が伸び悩む中で、世界一日本酒が売れる日として定着していて、全国では、14万本の出荷を見込んでいます。
宮島酒店では、4日、去年並みの3,500本を出荷しました。
信濃錦を取り扱っている中南信エリアの酒販店関係者が、搾りたての酒が入ったびんに、平成23年辛卯2月4日、大吉大福などと印刷されたラベルを貼っていました。
家内安全などと書かれた招福札には、名入れのサービスも行なわれます。
立春朝搾りは、伊那谷で契約栽培された減農薬の酒米美山錦を使用した純米吟醸酒で、宮島酒店では、春の始まりにふさわしいフレッシュな味を楽しんで欲しいと話しています。
この立春朝搾りは、原則予約制ですが、一部酒販店で小売も行なっています。
価格は、720ミリリットル入りが1,575円、一升は、3,150円となっています。 -
伊那市景気動向 円高警戒 2極化進む
伊那市の緊急経済・雇用対策本部は、去年12月に行なった景気動向調査の結果を4日公表しました。
製造業では、円高による先行き不透明感、建設業では、2極化が進み、厳しい状況が浮き彫りとなっています。
調査は、去年12月に行なわれ、製造業・建設業で109社、商業・サービス業・飲食業などで111社から回答がありました。
製造業で、前の年と同じ時期に比べ、受注量はどうかとの問いに、増えたと回答したのは、前回の48.8パーセントから32.4パーセントに減少しています。
半年前と比べても、前回39.8パーセントだったのに対し20.8パーセントにとどまっています。
ただ、変化なしと答えた企業が39.8パーセントから50.6パーセントに増えていることから、伊那市では、ある程度受注が落ち着いてきている状況と分析しています。
3ヶ月先の見とおしについては、現在の8割に減少すると答えた企業が前回の11.1パーセントから31.1パーセントに増えていて、円高の影響による先行きの不安感が反映された結果となっています。
建設業は、前の年と同じ時期に比べ、受注量はどうかとの問いに、増えたと回答したのは、前回の32.1パーセントから24.2パーセントに減少しています。
半年前と比べても、前回37.9パーセントだったのが、22.6パーセントに減少しています。
3ヶ月先の見とおしについては、増加すると答えた企業が1社もなく、8割に減ると答えた企業が31.1パーセント、6割に減ると答えたのが9.5パーセント、景気回復の時期については、2年以上先と回答した企業が77.8パーセントにのぼりました。
商業関係については、売り上げ額は、1年前の状況とほとんど変わっていませんが、デフレ等の影響で収益率は、落ちてきています。
雇用情勢は、先行きの不透明感から採用に慎重になっている企業が多くなっています。
ある建設業者は、「賃金カット、人員整理、などなんとかして会社を維持してきたが、この状態では、大幅な規模縮小を考えざるを得ない」と回答しています。 -
ジャパンロジスティックス 福与の用地拡張調印式
箕輪町福与の工業団地に物流センターを構えるジャパンロジスティックス(株)の企業用地を拡大するための調印式が2日、箕輪町役場で開かれました。
2日は、ジャパンロジスティックスの井出 純一社長と、同じ福与の工業団地で製造業を営み、今回用地を提供する帝国通信工業(株)の早川隆巳執行役員、土地の売買を仲介した箕輪町の3者が調印を行いました。
ジャパンロジスティックスは、静岡県に本拠地を構える物流業者で、福与の工業団地には、綿半ホームエイド専用の物流センターがあります。
中南信地域の綿半6店舗の食品以外の商品をほぼ100%取り扱っています。
綿半の取引商品が急激に増加したことに対応するため、物流センターの増築を迫られていました。
箕輪町が仲介し、隣接する帝国通信工業が用地を提供する事になりました。
今回、ジャパンロジスティックスが取得した用地は、町有地1,270平方mを含む、およそ1万5,300平方mです。
平澤豊満町長は、「町にとって2つともなくてはならない会社。今後も町にご協力いただきたい」と挨拶しました。
ジャパンロジスティックスの井出社長は、「町の発展に寄与していきたい」と話していました。
ジャパンロジスティックスは一年を目途にセンターの建設に着工したいとしています。
また、今後2縲・年間で、新たに30人の雇用を見込んでいます。 -
有効求人倍率7か月ぶりに低下
去年12月の上伊那の月間有効求人倍率は、0.61倍となり、7か月ぶりに低下しました。
ハローワーク伊那の発表によりますと、12月の上伊那の月間有効求人倍率は0.61倍となり、11月の0.66倍を0.05ポイント下まわりました。
県平均も0.61倍、全国平均は0.57倍となっています。
企業の新規求人数は712人で、前の月の867人を155人下回りました。
前の年と比べても2.2パーセント減少していて、10か月ぶりに前の年の同じ時期を下回りました。
一方、新規求職者数は759人で、前の月の849人より90人減少しました。
対前年比は、1.7パーセントの増で、2か月連続で前の年の同じ時期を上回りました。
ハローワーク伊那では、「持ち直しの動きも足踏み状態で、先行きは、不透明。依然として厳しい状況が続いている」と見ています。 -
まっくんグッズが登場
南箕輪村と村開発公社は、村のイメージキャラクター「まっくん」のグッズを、初めて作りました。
今回、制作されたのは、まっくんをデザインしたストラップとボールペンです。
ストラップは、根付スタイル、キーホルダー型、ビーズの飾り付けの4種類があります。
ボールペンは、ピンクと青の2色です。
ストラップ、ボールペンともに350円で、29日(土)から大芝荘、味工房で販売されます。
南箕輪村開発公社では、今後も、まっくんグッズを通して、村をPRしたいとしています。
また、他のグッズについても検討していきたいとしています。 -
景気回復のスピード 減速
アルプス中央信用金庫がまとめた、伊那谷経済動向・中小企業景気レポートによると、上伊那の去年10月から12月の景気は、平成21年3月から7期連続改善が図られましたが、景気回復のスピードは減速しているとしています。
あるしんレポートは、アルプス信用金庫が、3カ月毎に、取引先230社を対象に調査を行い、発表しています。
このうち、業況が「良かった」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた企業割合を引いた、業況判断指数「DI」は、マイナス19ポイントで、7月から9月に比べ、0・5ポイント改善し、7期連続して改善が図られたとしています。
しかし、依然として、全ての業種がマイナス領域にあり、建設業や不動産業など一部業種で改善の兆しも見られるものの、景況は停滞感が漂っているとしています。
レポートでは、1月から3月について、「年度末に向け、景気回復にかげりが見え始め、低調感が増し、景況は冷え込み停滞感が一段と進む見通しであると」報告しています。 -
若者のための就活教室
若者の就職活動を支援しようと、長野県伊那緊急求職者サポートセンターが22日、若者のための就活教室を開きました。
現在仕事を探している40歳までを対象に開かれ、2人が参加しました。
伊那緊急求職者サポートセンターでは、就職活動のためのセミナーを毎週土曜日に開いています。
対象を若者に絞った教室は、去年12月に続いて2回目です。
同日は、若年者就業支援員の須藤晴夫さんが話をしました。
就職活動では、まず自己を知ることが大切で、自分の好きなことや得意なことを書き出し、その理由を考えることが仕事選びのヒントになると話しました。
また求人情報のつかみ方として、親戚や友人、知人から情報が入ってくることがあるため、「自分がどんな仕事を探しているか、周囲にアピールしておくといい」とアドバイスしていました。
参加者は、「就職は資格、経験を求められるので難しい」「まず自分を知ることの大切さを感じた」と話していました。 -
第3回上伊那工業交流プラザ」3月開催
上伊那8市町村の製造業が集まる交流イベント「第3回上伊那工業交流プラザ」が今年3月に開かれます。
11日は、上伊那8市町村の代表者およそ30人が箕輪町地域交流センターに集まり、イベントの詳細などについて話し合いました。
上伊那工業交流プラザは、企業同士の理解を深め、ビジネスの商談の場にしていこうと上伊那地域の9つの商工団体が実施しているものです。
11日の会議では、各出展企業が取引先に対し交流プラザについて宣伝していくことや予算などについて確認しました。
プラザ当日は、企業およそ70社による製品の展示や商談、交流が行われます。
他には、セイコーエプソンの金井則人人事部長が「いま企業に求められる人材とは」をテーマに講演する他、企業の技術や注目製品についてのプレゼンテーションなどがあります。
第3回上伊那工業交流プラザは3月2日水曜日に箕輪町文化センターなどで開かれる予定です。 -
美篶堂うさぎの絵本重版へ
伊那市美篶の手づくり製本業、美篶堂が出版したうさぎの絵本が都市部などで人気を集めています。
絵本のタイトルは、「うさぎがきいたおと」。
主人公のうさぎが魚やリスなど様々な生き物と出会いながら物語りは進み、音が絵で表現されている絵本です。
去年8月に出版され、東京や京都などのアート系の書店で販売されました。
今年の干支の物語ということもあり、一冊3,675円の絵本は、初版の500部がほぼ完売。
近々重版される予定です。
伊那市美篶で手づくり製本業を営む美篶堂。
社員は、2人、8人はパートです。
2005年から美篶の地で本格的に製本を始めました。
工場長の上島真一さん。
おじから受け継いだ昔ながらの製本技術、職人技にこだわっています。
明治時代の人海戦術から近代になって機械化された製本の歴史。
手づくりの良さがより発揮されるのは、絵本や詩集だということです。
今回出版された「うさぎがきいたおと」は、画用紙に近いファインペーパーという紙を使い、だれでも家庭でつくることができる技法で作られた手作り本です。
昔話「うさぎとかめ」のかめのように、あえて手づくり製本にこだわる美篶堂。
オートメーションによる大量生産の時代の次ぎは、このような手づくりの良さが見直される時代が来るかもしれません。 -
ルビコン仕事始め
上伊那地域の企業の多くが5日仕事始めとなり、今年の事業活動が始まりました。
伊那市西箕輪に本社をおきアルミ電解コンデンサなどを製造しているルビコン株式会社でも5日、仕事始め式が行われました。
式では社員約350人を前に登内英夫会長があいさつしました。
登内会長は、「我社の製品は、品質ではどこにも負けない。しかし価格ではアジア諸国の製品と比べて高くなっている。」としたうえで、「価格競争で勝たなければ生きていけない。今年を負けない製品をつくるスタートの年とし、2年の間に価格で勝負できる商品づくりを達成したい。」と述べ競争力強化に意欲をみせました。
ルビコンでは高品質と納期管理、低価格を柱にアジア諸国の製品と競争できる製品づくりに取り組むとしています。 -
初売りイベントで宝投げ
2日に伊那市のいなっせ北側広場で初売りイベント、宝投げが行われました。
宝投げは朝8時半から始まり、会場となった、いなっせ北側広場は、大勢の人たちで埋め尽くされていました。
このイベントは通り町商店街といなっせ管理組合が合同企画として行っている新春の恒例行事で今年で5年目です。
宝投げでは、商品券などが入った袋が1400個用意され、集まった人たちは、宝を掴もうと一斉に手を伸ばしていました。
宝が投げられるたびに、集まった人たちからは、歓声が起こり初売りイベントは賑わいをみせていました。 -
11月有効求人倍率横ばい
上伊那の11月の月間有効求人倍率は前の月と同じ0.66倍となりました。
ハローワーク伊那の発表によりますと、11月の上伊那の月間有効求人倍率は0.66倍となり、前の月の10月から横ばいとなっています。
県平均の0.62倍、全国平均の0.57倍をともに上回っています。
企業の新規求人数は867人で、前の月の1054人を1
87人下回りました。
一方、新たに仕事を探している新規求職者数は849人で、前の月の866人より17人減少しました。
11月は伊那市美篶のNECライティングが工場閉鎖に伴い、人員整理を行ったことなどから、整理人員数は187人と前の月の21人から大幅に増えました。
ハローワーク伊那では「持ち直しの動きには足踏みがみられる」としていますが、来年は、新たに操業を始める企業数社が、地元採用を予定していることから、求人が増える要素はあるとみています。 -
11月の高校新卒者内定状況
ハローワーク伊那は、来年3月卒業の高校新卒者の11月末現在の就職内定状況などを発表しました。
就職内定率は、81.3%で前の年の同じ時期を下回っています。
それによりますと、11月末現在の就職内定者数は256人で、前の年の同じ時期より40人多くなっています。
しかし、内定率は81.3%で、前の年の同じ時期を3.1ポイント下回りました。
これは、求職者数が去年より増えているためです。
景気悪化が著しかった去年は、就職から進学に切り替えた人も多かったことから、この時期の求職者数は256人に留まっていましたが、今年はそれより59人多い315人が就職を希望しています。
求人数は294人で前の年の同じ時期を56人上回っています。
求人倍率は0.93倍で前の年と同じとなっています。
ハローワーク伊那では、「就職先が全くないわけではない。ハローワークへ相談にきて自分に遭った企業を見つけてほしい」としています。 -
クリスマスイブ ケーキ店大忙し
24日は、クリスマスイブ。
市内の菓子店では、クリスマスケーキの販売に追われる一日となりました。
このうち、伊那市上牧にある菓匠Shimizuでは、午前10時の開店前から店員がケーキ作りに追われていました。
開店前に全体でミーティング。
一年のうちでもっとも忙しい一日を迎えるにあたり、連絡の徹底、意思統一をはかります。
菓匠Shimizuでは、クリスマスに向けて、期間限定のものも含め、デコレーションケーキ9種類を制作。
従来のショートケーキなど含めるとこのクリスマスシーズンに販売するのは、50種類を超え、その数は、数千個に上ります。
午前10時の開店を前に店内は、緊張感に包まれていました。
そして、午前10時、クリスマスケーキを買い求めるひ人たちで、店内は活気にあふれていました。
中には、デコレーションケーキを2個・3個と買い求める人もあり、レジカウンターの前には、長い列が出来ていました。
いつもの年ですと、24日のクリスマスイブが最盛期となりますが、今年は、カレンダーの関係で25日も24日と同じ位の予約が入っているということです。 -
雑穀ビール商品化へ試飲検討会
伊那市長谷で栽培した雑穀を使った雑穀ビールの試飲検討会が16日、長谷の気の里ヘルスセンターで行われました。
雑穀ビールは、NPO法人南アルプス食と暮らしの研究舎が雑穀の販路拡大のため発案し、宮田村の南信州ビール(株)と共同開発しています。
この日は、試験的に醸造された雑穀ビール3種類を関係者17人が試飲しました。
雑穀ビールは、伊那市長谷で栽培した雑穀シコクビエとホップ信州早生を原料の一部に使った発泡酒です。
参加者は、シコクビエと麦芽の配合比率が異なる3種類のビールについて、色、香り、苦味などを評価し、シートに書き込んでいました。
今後、評価の結果などを参考に再度試験醸造し、来年度中には本格販売をしたいとしています。 -
東京農大生 漆戸醸造で実習
東京農業大学醸造科学科の学生が、伊那市の漆戸醸造で、酒造りについて学んでいます。
漆戸醸造に実習に訪れているのは、東京農業大学醸造科学科3年の、上原 莉奈さんと、笹山 由紀子さんです。
漆戸醸造の漆戸 正彦社長が、東京農業大学の卒業生であることから、毎年受け入れを行っていて、今年で9回目になります。
学生は、13日から24日まで、泊り込みで酒造りについて学んでいます。
18日も、もろみをかきまぜ、水分や温度を均一化させる櫂入れや、こうじを作る前に米をあらう洗米作業などを行っていました。
学生達は、2週間の実習の中で、日本酒が製品化するまでのほとんどの工程を学ぶということです。 -
伊那八峰の会 新酒試飲会
上伊那8市町村の焼酎いも生産者や酒販店でつくる「伊那八峰の会」の新酒試飲会が16日、伊那市のJA上伊那本所で開かれました。
新酒試飲会には、焼酎いも生産者や酒販店関係者などおよそ50人が集まり、今年の焼酎の仕上がり具合を確認しました。
伊那八峰の会では、各市町村ごとに栽培された焼酎いもを使ってそれぞれオリジナルの焼酎を作ろうと、5年前から生産・販売を行っています。
今年は、新たに西春近いも焼酎の会が作った「権現山」が加わり、13銘柄となりました。
長野県酒類販売(株)伊那支店の畑一美さんは「今年は、6,500本の注文があった。上伊那産の焼酎が全国に広まってほしい」と話していました。 -
リニア中間とりまとめ「Cルート採択が適当」
リニア中央新幹線のルートについて、国の諮問機関である交通政策審議会中央新幹線小委員会は、「Cルート採択が適当」とする中間とりまとめを公表しました。
「中間とりまとめ」によりますと、伊那谷を通るBルートに比べ、南アルプスを貫くCルートの方が、路線延長が短く建設費用が安いこと。経済効果が大きいこと。大阪開業をより早期に実現するうえで優位としています。
建設が難しいとされている南アルプスを貫くトンネルについては、これまでの実績や大型機械の開発により、技術的に対応可能な範囲としています。
このほか、環境保全やパブリックコメントを総合的に勘案し「中央新幹線のルートとして、南アルプスルートを採択することが適当と考えられる」としています。
小委員会では、この「中間とりまとめ」案を了承し公表しました。
Bルートを求めてきた、白鳥孝伊那市長は「今回はあくまで中間のとりまとめ。費用対効果、大規模災害対策、トンネルの是非など、JR東海の分析だけでなく改めて国として検討すべき。上伊那地区期成同盟会としては早急に諏訪や中信、県協議会と協議し審議会や国へ県全体の声を届けたい」とコメントしています。
また、伊那商工会議所の向山公人会頭は「リニアについては、飯田線、中央線、松本空港等のアクセスの活性化に貢献できるような形で、国が間違いのない判断をすべきだと重ねて申し入れをしていきたい」と話していました。
来年春には、ルートをCとするこの中間とりまとめに沿った答申が、国に提出される見通しです。 -
伊那市中心市街地再生プラン策定委員会
伊那市の山寺から西町までの中心市街地の再生について検討する伊那市中心市街地再生プラン策定委員会が13日、伊那商工会館で開かれました。
今回で7回目となる策定委員会では、中心市街地の再生に向け4つの分科会が意見を交わしました。
13日は、商店主や地域住民にも加わってもらうとう呼びかけたところ14人の一般参加があり分科会で 具体的な事業内容などについて検討しました。
このうち、人にやさしい、人と人との交流あるまちをテーマにしたグループは、空き店舗の活用やイベントの企画バス路線などについて検討しています。
委員からは車を遮断し歩行者のみを通行させる方法で活気づいた島根県の商店街の成功事例が紹介された他「バス路線をかえる事によって町に人が来てくれるのでは」といった意見もだされていました。
次回の策定委委員会は来年1月に開かれることになっています。 -
高遠産の新酒「やまむろ」発売
高遠旨い酒研究会による高遠産の新酒「やまむろ」の販売が始まりました。
新酒「やまむろ」は、高遠で栽培された酒米「ひとごこち」が使われていて仕込みは、高遠の酒蔵仙醸が行いました。
12日は酒屋や酒米の栽培農家らでつくる、高遠旨い酒研究会会員およそ15人が、酒造の神様といわれている、伊那市高遠町の鉾持神社松尾社で新酒の完成を祝い、好調な販売を祈りました。
「やまむろ」の販売は今年で6年目で、去年より200本多い、800本を作りました。
新酒「やまむろ」は720ミリリットル入り、1,260円で高遠の酒屋で買うことができます。 -
サン工業が社員研修で古楽器コンサート
伊那市のサン工業(株)は11日、社員研修の一環として、クラシック音楽の古い時代の楽器、古楽器のコンサートを伊那市高遠町の信州高遠美術館で開きました。
開かれたのは、古楽器のヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロによるコンサートです。
伊那市出身の小池香織さんがヴィオラ・ダ・ガンバを、神奈川県出身の榑谷学さんがチェンバロを演奏しました。
コンサートは一般にも開放され、社員70人と一般合わせ、およそ120人が古楽器の演奏を楽しみました。
サン工業は月1回社員研修を行っています。
通常は業務に関わる内容の研修ですが、12月は音楽に触れる機会をつくろうとコンサートを開いていて、今年で7年目になります。
社員らは、楽器の説明を聞いたり、日頃耳にする機会の少ない古楽器の音色に聞き入っていました。 -
伊那市福島に大型店が出店の計画
伊那市福島に、小諸市に本社を置く大型スーパーマーケットが、出店を計画していることが分かりました。
これは、今日開かれた伊那市議会12月定例会の一般質問で明らかになったものです。
出店を計画しているのは、小諸市に本社を置くスーパーマーケット「ツルヤ」で、出店場所は福島の農地を予定してます。
伊那市によりますと、11月中旬、ツルヤから伊那市に対して農地転用の申請があり、市では、伊那市農業委員会で審議を行いました。
その結果、「許可相当」との判断をし、県に提出する農地転用の申請書を作成。11月末、長野県に提出しました。
計画では、敷地面積およそ1万3000平方メートル、売り場面積2500平方メートルを予定しています。
市議会で、議員から、「地元の商業者を守るため、伊那市として出店を規制できないか」との質問がありましたが、白鳥孝市長は、「法律で出店を規制できなければ、伊那市として出店を規制できないのが現状」と答えました。
伊那商工会議所では、10月下旬に中心市街地の商店に配慮した大型店の出店を求める要望書を伊那市に提出しています。