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伊那まつり 市民熱気2日間
第42回伊那まつりが2日と3日に開かれました。 市民おどりには105団体およそ6,800人が参加しました。 今年の伊那まつりは、「集」をテーマに行われました。 2日の市民おどりでは、去年より17団体300人多い、105団体およそ6,800人が熱気あふれる踊りを披露しました。 踊りに混じり、手作りの山車もあり、祭りを盛り上げました。 「伊那節」と「勘太郎月夜唄」を後世に伝えていこうと、今年もコンテストも予定されましたが、一部区間で音楽が聞こえないという、音響の不具合が発生し中止となりました。 伊那市では、「市民の皆様には大変申し訳ありません。原因を調べて9月号の市報で報告したい」としています。
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2日・3日に伊那まつり
第42回伊那まつりは、2日と3日の2日間行われます。伊那ケーブルテレビは、2日の市民踊りと3日の花火大会の模様を生中継します。 まつりを2日に控え、1日は、準備が行われていました。 2日の市民おどりは、午後5時30分から8時まで春日公園下交差点から伊那北駅前交差点までの中心市街地で行われます。 今年は、過去最高となる105連、6,800人が踊りに参加する予定です。 中継は、午後5時から9時までです。 3日の花火大会は、午後7時30分からです。 打ち上げは、天竜川と三峰川の合流点で、音楽花火は、天竜川の中州で行われます。 84番組、4,000発が予定されています。 中継は、午後7時から9時30分までです。
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信大農学部とアルプス中央信用金庫が連携協定を締結
信大農学部とアルプス中央信用金庫は、6次産業化にむけた連携をはかるための協定を、31日に締結しました。 伊那市のアルプス中央信用金庫で調印式が行われ、信大農学部の中村宗一郎学部長と、アルプス中央信用金庫の大澤一郎理事長が協定書を取りかわしました。 協定は、両者の情報やノウハウを共有し、6次産業化による地域活性化を目的としています。 金融機関と協定を結ぶのは初めてで、産学官の連携に金融機関が加わりました。 協定にもとづき、あるしんでは、6次産業化を考えている地域の中小企業や農産物生産事業者を大学に紹介したり、開発した商品の販路拡大や施設の拡大などに対し融資を行います。 大澤理事長は「上伊那の23店舗のネットワークを使って実効性のある活動に務めたい」と挨拶しました。 また中村学部長は「大学と金融機関の資源を有効活用し地域活性化と人材育成に積極的に関わっていきたい」と話していました。
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新宿高野でトップセールス
東京都新宿区にある老舗のフルーツ専門店新宿高野では、伊那産のブルーベリーを使ったフェアが開かれています。 28日は、白鳥孝伊那市長らがトップセールスを行い買い物客にPRしました。 フェアは、伊那市とJA上伊那が協力して伊那市の農産物をPRしようと初めて開かれているものです。 新宿高野は新宿駅東口にある創業129年の老舗のフルーツ専門店で、全国各地の高級フルーツや加工品などを扱っています。 28日は、白鳥市長とJA上伊那の御子柴茂樹組合長が高野を訪れ伊那産のブルーベリーをPRしました。 訪れた人には無料で上伊那産のアルストロメリアがプレゼントされました。 ブルーベリーは伊那市高遠町勝間などで生産されたもので、ショートケーキやタルトなどに使われています。 高野によると、タルトとショートケーキともに評判が良く人気の商品になっていると話していました。 高野5階にあるフルーツパーラーでは、ブルーベリーのパフェを扱っています。 白鳥市長や高野吉太郎社長、新宿区の中山弘子区長らがパフェを食べながら交流し、今後の連携について意見交換を交わしました。 新宿高野のブルーベリーフェアは、7月31日まで開かれています。
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信州山の日を前にイベントPR
県や市町村などは、南アルプスをはじめとする信州の山に関するイベント情報などの周知を図ろうと19日、観光パンフレットを配布しました。 19日は、県や市町村の職員8人が伊那市長谷の道の駅「南アルプスむら長谷」で観光パンフレットの配布や上伊那地域の観光案内を行いました。 県は、7月の第4日曜日を信州山の日と制定しました。 南アルプスは国立公園指定50周年を迎え山への感心が高まっている事から、上伊那地域の観光情報を提供し各地を訪れてもらおうというものです。 県の観光PRキャラクターアルクマも登場し、PRしていました。 23日には北沢峠を散策するイベントが、27日には駒ヶ根市で親子登山が開かれるなど様々なイベントを予定しているということで、県では「山に親しむ気運を高めていきたい」としています。
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夢縁日フェスティバル27日まで
県内各地の40の店舗が出展し、展示・販売する、夢縁日フェスティバルin伊那が、伊那市西春近の住まいDEPO館で27日まで開かれています。 会場には、体験コーナー、物販のほか、飲食やエステなどが楽しめる40のブースが並んでいます。 これは、商談を主な目的とする異業種交流会・守成(しゅせい)クラブ信州松本に伊那から通う企業有志が始めて開きました。 県内各地の守成クラブの会員が出店していて、ジャンルも様々です。 伊那市喫茶店のWA(わ)花は、鹿カレーを提供しています。 目玉焼きのトッピングも可能で、夢縁日に訪れた人が、買い求めていました。 実行委員会では、「多種多様な店が一堂に会する機会。体験できるものや無料のものもあるので、是非会場に足を運んで欲しい」と話していました。 この夢縁日フェスティバルin 伊那は、27日まで、伊那市西春近のすまいDEPO館で開かれています。
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南ア地形の立体モデルを展示
伊那市観光協会は、南アルプスの地形を立体的に表現した模型を南アルプス長谷ビジターセンターに25日展示しました。 硬質ウレタン製で、諏訪から塩見岳までの南アルプスが、1/64,400分の一の縮尺で立体的に作られています。 純白の立体モデルにプロジェクションマッピングで画像が投影され、説明の内容により切り替わります。 内容は、南アルプスのなりたちや中央構造線、自然や植物などが4分で見られるようになっています。 伊那市の製品設計会社スワニーが切削技術を駆使して製作しました。 谷が深い独特な地形のため、削るのに苦労したということです。 この立体モデルは、午前9時30分から午後3時まで南アルプス長谷ビジターセンターで見ることができます。
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伊那谷経済動向 7.9ポイント悪化傾向が強まる
アルプス中央信用金庫が四半期に一度まとめている伊那谷経済動向によりますと、今年4月から6月にかけての業況判断指数はマイナス32.3ポイントで、前期より7.9ポイント悪化傾向が強まりました。 あるしんの取引先212社を対象に行った調査によりますと、景気が良いと判断した企業の割合から悪いと判断した企業の割合を引いた業況判断指数は、マイナス32.3ポイントでした。 前期の今年1月から3月と比べ7.9ポイント悪化傾向が強まっていて、消費税増税による駆け込み需要の反動で落ち込んだものとみています。 来期の見通しについては、総合的には4.4ポイント改善すると予想していて、消費税引き上げの影響などにより今期の業況は悪化したものの、来期は改善が見込まれるとしています。
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女性起業家と話そう
起業した、または起業を考える女性を対象にしたサロンが、17日、伊那市の女性プラザ伊那で開かれました。 サロンは、起業した人や、起業を検討している人の交流の場にしようと開かれ、上伊那地域から定員を超える23人が参加しました。 サロンでは、宮田村で地産地消を目指し、農産物を使った加工品などの開発・販売を行う、「食ごころ」代表の、吉澤 小百合さんが体験発表を行いました。 食ごころでは、ドレッシングや、トマトジュースなどの加工品を作っています。 参加者からの「賞味期限が過ぎて、廃棄処分するものはどうしているのか」との質問に対し、吉澤さんは、「ドレッシングで手広くやろうというのは難しいと思う。こじんまりやっているので、今のところ廃棄するものは少ない」と答えていました。 吉澤さんは、「人を募ってどんと大きくやりたい気持ちもあるが、そういう時代ではない。女性が起業するにはちょうど良い時代ではないか。小さくやっていてチャンスがあったら飛び出すつもり」と話していました。 サロンは、「自分で何か始めたい」「趣味を活かして起業してみたい」などと感じている女性を対象に、長野県男女共同参画センターあいとぴあなどが主催して開きました。 サロンは、県内5会場で開いていて、伊那での開催は上田市に続き2か所目となります。
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「信州機能性食品開発研究会」が乳酸菌の機能を学ぶ
産学官の連携による機能性食品の開発を進める「信州機能性食品開発研究会」が11日に伊那市内で開かれ、乳酸菌の機能と活用をテーマにパネルディスカッションが行われました。 研究会は、機能性食品に関する信大農学部の研究を活用し、企業同士が情報交換をしながら新たな産業の創出を図ろうと平成20年に発足しました。 この日は「乳酸菌の機能とその利用」をテーマにパネルディスカッションが行われました。 今年度から新しく研究会の会長に就任した、箕輪町のニチノウ食品(株)社長の有賀哲哉さんは「植物性、動物性、生きたまま腸に届く、などいろいろな乳酸菌の種類があるが、食品業界としてどう活用すればいいのか」と質問を投げかけました。 これに対し信大農学部の大谷元教授は「腸の悪い菌を退治するには生きたままでなければならないが、免疫機能を高めるのは細胞の成分なので生きていなくてもいい。目的とする保健機能に応じて使い分けが必要」と話していました。 研究会では、今年度、会員を対象にした信大農学部による無料技術相談に力を入れていくということです。
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第10回伊那経営フォーラム
地域のリーダー像について学ぶ伊那経営フォーラムが5日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。 このフォーラムは伊那青年会議所などでつくる実行委員会が開いているもので、今年で10年目です。 これまでは大ホールで開催していましたが、参加者との距離を縮めようと今年は小ホールで開かれました。 パネルディスカッションでは株式会社織建の織井常昭社長など4人が「今、自分にできること」をテーマに話しました。 織井さんは、父親から経営を引き継いだときのことについて話していました。 質疑応答のコーナーでは、伊那食品工業株式会社の塚越寛会長らが参加者の質問に答えていました。 フォーラムにはおよそ400人が参加し、経営者の話に耳を傾けていました。
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上伊那の観光 じゃらんに
上伊那8市町村と鉄道やバス会社などで組織している上伊那観光連盟は、さらなる誘客をはかるため、アンケート調査を実施し、リクルートが発行している旅行専門雑誌じゃらんの無料ガイドブックを作成します。 アンケートは、消費者ニーズを把握するためGAP調査と言われる手法で行います。 上伊那地域にある観光施設や食を中心に50項目を聞きます。 調査は、インターネットで行い、関東・中京それぞれ400人ずつと県内200人の合わせて1,000人が対象です。 7月中に行い、そのアンケート結果に基づきじゃらんの無料ガイドブックを8月中をめどに作成します。 この事業は、県の元気づくり支援金を活用するもので、665万4,000円の予算案が4日の総会で承認されました。 観光連盟会長の白鳥孝伊那市長は、「伊那谷は全国に知られておらず、上手に情報発信をする必要がある。もうかる観光を目指し、広域一丸となって進めたい」とあいさつしました。 また、「具体的な目標値を掲げてとりくまなければ成果はあがらない」として、各市町村単位で将来に向けた観光消費額の目標を定めることも確認しました。 平成25年度の上伊那の観光消費額は、111億円で県内10広域中下から3番目、1人あたりの観光消費額は、1人あたり2,427円で最も低くなっています。
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南ア ジオガイドが林道で講座
南アルプスジオパークの案内を行うガイドの今年度4回目の講座が、3日、南アルプス林道で行われました。 講座には、受講している一般3人、高遠高校の生徒6人、認定ガイド8人が参加しました。 林道バス営業所に集合し、バスに乗車し、北沢峠を目指しました。 バスの車内でガイドが案内をしたほか、見どころではバスを停めて、詳しい解説が行われました。 講座は貴重な地質を確認できる南アルプスジオパークの魅力を伝えられる人材を育てようと行われていて4年目です。 講師を務めるのは、これまでの養成講座を受講し、認定を受けたジオパーク認定ガイドです。 認定ガイド取得を目指す高校生たちも、花崗岩に触れるなどして理解を深めていました。 今回のガイドコースは、9月29日に開かれる日本ジオパーク全国大会でも、ジオツアーとして実施予定で、当日も、認定ガイドが案内を務めるということです。
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酒・食・福祉のコラボ アジWAい~な
上伊那の酒と食、福祉のコラボ企画「アジWAい~な」が28日伊那市のいなっせ北側広場で開かれました。 このイベントは、伊那の酒と食をPRし、福祉についても知ってもらおうと伊那商工会議所青年部が初めて開きました。 「福祉」のコーナーでは南信の3つの福祉施設が出店し商品を販売しました。 「食」のコーナーでは、鹿と馬の肉を使った、鉄板焼きとトマト煮込みがふるまわれました。 「酒」のコーナーでは、上伊那の8つの酒造メーカーなどが出店し、利き酒大会が開かれました。 23種類の中から正解を当てるというものです。 参加者は、酒の香りや味を吟味していました。 利き酒大会の参加費の一部は東日本大震災の義援金として寄付されるということです。
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5月有効求人倍率 0.86倍 3か月連続の低下
上伊那の5月の月間有効求人倍率は0.86倍で4月から0.04ポイント下回りました。 全国の有効求人倍率は1.09倍で、1992年6月以来、21年11か月ぶりの水準に回復しています。 ハローワーク伊那によりますと、5月の月間有効求人倍率は、4月を0.04ポイント下回る0.86倍でした。 求人倍率が0.86倍まで下がったのは去年9月以来、8か月ぶりです。 新規求人数は前の年の同じ月を3.7%上回る1,175人でした。 新規求職者数は、前の年の同じ月を15.2%下回る795人でした。 ハローワーク伊那によりますと、求人倍率が低下した主な要因は、求職者数が増えたのに対して求人数があまり増えなかったためだということです。 ハローワーク伊那では雇用情勢について、「依然厳しい」として、前の月から下方修正しました。 また、全国の有効求人倍率は1.09倍で、バブル経済崩壊後の1992年6月以来、21年11か月ぶりの水準に回復しました。
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第1回 上伊那広域連合廃棄物政策審議会
今年度1回目の上伊那広域連合の廃棄物政策審議会が24日、伊那市のいなっせで開かれ、上伊那8市町村のごみ減量化・資源化の取り組み状況が報告されました。 審議会には、上伊那の市町村関係者およそ30人が出席しました。 平成25年度のごみ減量化・資源化の取り組み状況について伊那市では、一般家庭に162台の生ごみ処理容器等の購入補助を行い、22.6トンの削減効果があったと報告しました。 また、公共施設においては、各学校や保育園で生ごみ処理機の導入等により574.4トンの削減効果があったということです。 参加した8市町村は、今年度も衣類回収事業や生ごみ処理機設置補助などを行い、ごみの減量化・資源化に取り組むとしています。
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たべりこ 7/20オープン
箕輪町大出の農産物直売所「にこりこ」の隣に、レストラン「にこりこキッチンたべりこ」が来月20日にオープンします。 旧そば処留美庵の施設を活用し進められていた改築工事が終わり、23日箕輪町に引き渡されました。 建物の延床面積は、286平方メートルで、費用は建物が4,960万円、調理場が340万円となっています。 建物にはオープンテラスが設けられ、季節によっては外で食事が楽しめます。 調理場については使えるものは残し、新たにスチームオーブンやガスコンロ、食在庫を入れたということです。 平澤豊満箕輪町長は、「地産地消として、多くの人に利用してもらえる施設にして行く」と話していました。 たべりこはバイキング方式で、料金は大人一人1,500円、だということです。 にこりこキッチンたべりこのオープンは、来月20日(日)を予定していて、営業時間は午前11時から午後3時、10月までは休まず営業したいということです。
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伊那まつり花火大会協賛金8年ぶり増額へ
8月3日に予定されている伊那まつり花火大会への協賛金が、8年ぶりに増額に転じ、去年より160万円多い、1543万3千円となりました。 これは、20日に伊那商工会館で開かれた伊那まつり花火委員会番組編成会議で報告されました。 協賛金は、去年の1381万1000円から162万円増の1543万3千円です。 平成10年の2200万円をピークに、右肩下がりに減少していて、増額に転じるのは平成18年以来8年ぶりです。 花火委員会によると、新規申込みが増え、市民からの申込みが増えたことが要因としいています。 今年は、初の取り組みとして市民に募金を呼びかけたところ10号玉1発分集まりました。 また、中央区で、住民有志が区民に募金を呼びかけ10号玉4発分の資金を集めるなど、新しい取り組みも見られたとしています。 花火委員会の吉澤文男委員長は、「景気は良くなったわけではないが、企業の心意気で増額となった。各地で協賛金を呼びかける資金係の努力も大きい」と話していました。 伊那まつり花火大会は、8月3日に予定されています。
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長衛小屋の廃材で木札
伊那市長谷溝口の西村和美さんは、山梨県北沢峠にある長衛小屋を解体した際の廃材を活用して、28日、29日に行われる長衛祭に向け、木札を制作しました。 配布される木札には28日、29日に行われる第56回長衛祭の文字と、反対側には、駒ケ岳が焼印されています。 制作したのは、伊那市長谷溝口の西村和美さんです。 南アルプス北部地区遭難防止対策協会の隊長を務める西村さんは木工が趣味で、自宅には、電動ノコギリなどの機械がずらりと並びます。 一昨年、長衛小屋が建て替えられた際に出た廃材を生かせないかと相談され、木札を作るようになりました。 一昨年の長衛祭から木札を配布していて、毎年300個ほど作っています。 長衛小屋の廃材は、南アルプス開拓の父、竹澤長衛の功績を伝える貴重なもので、あと2年ほど木札を作ればなくなってしまうということです。 木札は、28日、29日に行われる長衛祭で参加者に配布されます。
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やまぶどうワイン18日から販売
伊那市と信州大学農学部が連携し7年の歳月をかけ開発してきたやまぶどうワイン「山紫」が18日から市内で試験販売されます。 17日は、高遠さくらホテルでやまぶどうワイン「山紫」がお披露目されました。 伊那市は、農業の担い手不足、遊休農地解消を目的に平成18年度から信大農学部とやまぶどうワインの開発に取り組んできました。 現在は戸の農家が、やまぶどうを栽培しています。 去年、ヤマブドウおよそ380キロを収穫し、720ml入りの295本のワインが出来ました。 アルコール度数は11度で辛口だということです。 17日は、伊那市観光㈱が全国公募をおこなったワインラベルの表彰式も行われました。 20点の応募の中から選ばれたのは松本市の斉木久美子さんの作品です。 やまぶどうワインは、2200円で市内の小売店や伊那市観光が経営する宿泊施設で販売することになっています。 今年は、750キロのやまぶどうが収穫される見込みで、伊那市では生産者の拡大を図りたいとしています。
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おもてなし向上プロジェクト実行委員会設置へ
県や上伊那8市町村などは観光地の魅力アップにつなげようと上伊那地域おもてなし向上プロジェクト実行委員会を今年度中に設置します。 17日は、伊那市のいなっせで上伊那地域観光戦略会議が開かれ行政や観光関係団体など20人が出席しました。 会議では、観光情報の共有化と観光案内の連携強化のための基盤づくりを目的とした上伊那地域おもてなし向上プロジェクト実行委員会を設置することが報告されました。 委員は、市町村や商工団体、観光事業者などで組織し今年度から29年度までに、おもてなし向上に向け具体的な事業を実施します。 具体的事業として上伊那地域のおもてなしに係る事例集の作成や、地域の自然、歴史、食などを活用したツアーコンテスト、地域資源をテーマにした地域版の検定試験などを実施します。 実行委員会では地域住民を巻き込んだおもてなし向上に向け具体的な事業を集中的に実施していきたいとしています。
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伊那商工会議所 「将来ビジョン特別委員会」 立ち上げ
伊那商工会議所は、リニア中央新幹線の開通など、新しい時代の産業振興に地域の意見を取り入れようと「将来ビジョン特別委員会」を立ち上げました。 12日、伊那商工会館で「将来ビジョン特別委員会」の1回目の会合が開かれました。 委員会は、会頭、副会頭を含む商工会議所の議員19人で構成されています。 新しい時代の産業振興を図るため「街づくり」「商工業の振興」「観光や食の振興」などの課題に取り組み、多くの人が伊那市を訪れ、定住してもらうためのビジョンを策定します。 この日は、4人の有識者などを招き、意見やアイディアを聴きました。 伊那市観光協会い~なガイドの会の武田宏さんは「伊那に来てもらうには、自分の街をよく知ること、好きになること、何を求めて来るのかよく聞くことが必要」と話していました。 委員会では、今月中に2回意見をきく場をもうけ、来年3月の策定を目指すとしています。
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伊那市空き店舗48件 新規出店者を支援へ
伊那市は、中心市街地の空き店舗対策として、新たに店を始める人に対して改修費の補助を行う考えです。 伊那市議会6月定例会の一般質問が11日行われ、市側から事業の概要について説明がありました。 市が去年秋に、山寺、坂下、荒井、西町、中央を対象に行った空き店舗調査によりますと、聞き取りを行った306件のうち15.7%にあたる48件が空き店舗でした。 現在営業を続けている258店舗のうち、およそ三分の二が営業を続けていきたいと回答していますが、そのうちの半数が後継者がいないということで、市では今後も空き店舗が増えていくと予測しています。 そこで市では、空き店舗の解消に向け新たに店を始める人を対象に改修費用の補助を行う計画で、今議会に300万円の補正予算を盛り込みました。 市では、4月に任命した地域起こし協力隊と連携し、空き店舗の利活用推進を図りたいとしています。
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ユネスコエコパーク 11日深夜登録か
伊那市は11日の深夜に登録の可否が決まる、南アルプスのユネスコエコパークと、9月に開かれる日本ジオパーク全国大会に向けて、ジオパーク・エコパークサポーター講座を11日、伊那市創造館で開きました。 サポーター講座は伊那市世界自然遺産登録推進室が地元の山や川など自然と繋がる暮らしを地域の人や子どもたちに伝えてもらう応援団になってもらおうと開いたものです。 講座には、伊那市を中心に上伊那から14人が参加しました。 この日は、伊那市世界自然遺産登録推進室の藤井利衣子さんが講師をつとめ、ジオパークとエコパークの基礎について説明しました。 藤井さんは、「ジオパークの開始時期はエコパークに比べまだ新しく、2006年。エコパークは1972年からある」などと話していました。 伊那市世界自然遺産登録推進室の春日博実室長は、「日常生活の中で多くの人たちに、南アルプスの魅力を発信して欲しい」と受講者にお願いしていました。 エコパーク正式登録は、11日の深夜、スウェーデンで開かれるユネスコの理事会で審議され、正式決定される見通しです。 サポーター講座は今月22日にも予定されていて、9月までに月に2回のペースで開かれる計画です。 伊那市世界自然遺産推進室では、「要望があれば、地域の公民館や集会所でも講座を開きたい」としています。
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西駒山荘 7月中の完成目指す
伊那市が老朽化に伴い建て替えを進めている中央アルプスの西駒山荘は、7月中の完成を目指し急ピッチで作業が進んでいます。 中央アルプス将棊頭山直下にある標高およそ2690メートルの西駒山荘は、5月下旬から作業が始まりました。 山荘の周りにはまだ雪が残っています。 歴史的価値の高い石室部分を残し木造部分の建て替えを進めています。 建物の骨組みが完成し現在は、壁や扉などを入れる下準備が行われています。 9日は、伊那市の職員2人が西駒山荘を訪れ建設状況などを確認しました。 柱にはヒノキが使われていて屋根部分にはスギや湿気に強いアメリカ産の松が使用されています。 1階は食堂や厨房、管理人室などで、2階部分は40人が宿泊できる客室が設けられます。 大工7人が寝泊りをしながら作業を行っています。 山荘管理人の宮下拓也さんです。 大工達の食事を朝昼晩作っています。 出来たての温かい料理を囲み一休みです。 毎日、情報交換をしたり天気予報を確認しながら作業にあたっています。 西駒山荘は、7月中の完成を目指しています。
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飲食店組合と山小屋組合 連携
伊那市飲食店組合と山小屋組合は登山客やジオパーク見学者など山を訪れた客を街に呼び寄せようと9日、南アルプスについて研修を行いました。 これは、伊那市飲食店組合と山小屋組合が連携を図ろうと行われたものです。 街にきた観光客を、散策や、避暑地として山に案内し、山を訪れた登山客には地元の食べ物や、お酒がある街に、互いに案内し合うというものです。 この日は、飲食店組合の組合員が山の魅力を学ぶため研修が行われ、南アルプス林道バスで歌宿まで行きました。 ジオパークガイドの片桐勝さんがジオパークについて説明していました。 片桐さんは、「南アルプスの多くの山はもともと海の底にあった。日本列島の土台を作ったプレートが作り出した貴重な地質を観察する事ができる」と話していました。 歌宿では、山の名前や気候についての説明がありました。 北沢峠こもれび山荘の竹元直亮さんは「山で一泊、街で一泊を実現できるよう連携をとっていきましょう」と挨拶しました。 帰りは南アルプスの植物の説明を受けていました。 出席者は、南アルプスの自然を写真におさめたりしていました。 今月24日には第3回企画検討会が予定されていて、夏山シーズンに向けて具体的な話し合いが行われます。
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しんわの丘ローズガーデン バラ祭り開幕
伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンのバラ祭りが7日から始まりました。雲が立ち込めるあいにくの空模様でしたが色とりどりのバラの花が訪れる人たちを出迎えていました。 広さおよそ9千平方メートルの敷地に、172種類、2160株のバラが植えられ秋まで花を楽しむことができます。 今は、甘くさわやかな香りが特徴の「ホワイトクリスマス」という品種や、バラ科の植物では珍しく葉にふが入る「紅(くれない)」が見ごろを迎えています。 7年目となった今年は、29日までの開催で、例年と同様、土日・祝日の周遊バスの運行も計画されています。 バラ祭りでは、苗の販売やバラの育て方相談なども行われていて、訪れた人たちが色や種類を品定めしながら購入していました。 今日は、市や観光関係者、観光客などおよそ100人が見守るなか、中川泰(ゆたか)実行委員長の合図でバラ祭りがスタートしました。 式典で、白鳥孝伊那市長は、「花、山、食を観光の三本柱に高遠のバラを発信していきたい」と挨拶しました。 バラ祭りは29日までで、入園料は一人200円、中学生以下は無料となっています。
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南ア林道沿いで帰化植物除去へ
南アルプスの高山植物を守る活動をしている南アルプス食害対策協議会は、この夏に南アルプス林道沿いで帰化植物の除去作業を行います。 6日市役所で開かれた協議会の総会で決まりました。 南アルプス林道沿いでは、ヨーロッパや北アフリカなどが原産のビロードモウズイカや北アメリカ原産のヒメジョオンなどの帰化植物が確認されています。 7月までに生育分布範囲のデータを集め検証し、7月下旬から8月10日頃にかけて除去作業を行います。 帰化植物の抜き取り作業は、南アルプス林道沿いの戸台大橋から歌宿までの間で実施します。 平成20年度から設置していて効果をあげている仙丈ヶ岳馬の背の防鹿柵は、今年度馬の背上部の5か所に総延長203メートルを新設する計画です。 協議会では、去年129頭のニホンジカを駆除しましたが、信州大学農学部の竹田謙一准教授は、「馬の背に設置したセンサーカメラには、去年8月に100頭を越えるシカが写っている。22年度と比べて2割から3割程度減っているが、さらに効果的な方法の検討も必要だ」と話しています。 会長の白鳥孝市長は、「南アルプスが国立公園指定50周年の今年、高山帯がどういう状況に追い込まれているかを広く発信していきたい」とあいさつしました。
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信州い~んだにフェス2014初開催
伊那市西春近の伊那スキーリゾートで伊那市の景色を見ながら音楽を楽しむイベント、「信州い~んだにフェス2014」が6月1日、初めて開かれました。 信州い~んだにフェスは伊那青年会議所が子どもからお年寄りまで「3世代を一つに」をテーマに今年初めて開いたものです。 地元西春近の小出太鼓をはじめ、伊那市や箕輪町、南箕輪村の4校の吹奏楽部が演奏しました。 このうち箕輪中学校吹奏楽部は、アニメーションのテーマ曲など3曲を演奏しました。 人気アイドルグループの曲では、振り付けのパフォーマンスも有り、観客が手拍子で盛り上げていました。 会場では、伊那商工会議所青年部による、県内産の鹿肉を使った、馬鹿旨焼きうどんが販売され親子連れが味わっていました。 醤油などで味付けした焼きうどんに、鹿と馬の肉をすき焼き風に煮込んだものをかけています。 主催した伊那青年会議所では、「このイベントを、地元の景観を見つめ直す機会にして欲しい」と話していました。
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バラまちフェスタスタート
伊那市の中心市街地で、1日から1か月間、バラまちフェスタが行われます。 期間中は、バラにちなんだ様々なイベントが催されます。 初日の1日は、バラづくり入門教室がセントラルパークで行われました。 アルプスバラ会代表で園芸家の春日千定さんがバラの育て方を講習しました。 会場では、東日本大震災の被災地を支援する苗の販売もありました。 バラまちフェスタは、花を通じて商店街の活性化を図ろうと、2011年から始まり今年で4年目です。 4軒でスタートした中心市街地でのバラの栽培は、今年11年目で、250人、1,000鉢に増えました。 今年は、8日にフリーマーケットやコンサートなどが計画されているほか、8日から30日まで山寺エリアでは、バラ肉を使った丼ぶり、「バラ丼」めぐりもあります。 このほか、期間中は、バラのスイーツの提供やギャラリー展示、手作りアート教室も開かれる予定です。 実行委員会では、「伊那市の中心商店街は、日当たりや風通しも良くバラには適していて、他の地域より開花が早い。県内で最も早いバラ祭りだと自負しているので、多くの人に楽しんでもらいたいたい。」としています。