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南箕輪で、村の民話おはなし会
南箕輪村図書館で20日、村の民話、童話のおはなし会が開かれました。
これは南箕輪村の図書館に新設された世代間交流施設の有効活用を図ろうと、村教育委員会と図書館が開いたものです。
村内のおはなしボランティアグループがスライドを使って村に伝わる、昔話を読みました。
話しを聞いたのは村公民館活動の高齢者学級のメンバーで昔話をなつかしそうに聞いていました。
図書館は世代間交流施設建設工事事業として、およそ100平方メートルを増設し、今年、7月にリニューアルオープンしています。
おはなし会を企画した村図書館では本や読書会などを通して高齢者同士や親子が交流できる場所として活用し、地域文化の拠点にしていきたいと話しています。【伊那ケーブルテレビジョン】 -
南ア北部の救助活動がんばって、救助隊副隊長3人と班長4人任命
南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会の新たな救助隊副隊長と班長が12日、任命されました。山岳遭難防止対策協会会長の小坂樫男市長から、副隊長3人、班長4人に任命書が手渡されました。
現在、救助隊は民間・市の職員・警察官など87人が務めています。登山シーズンは、登山道のパトロールなどを行っていて、救助への出動は今年6月以降2件あったということです。
小坂市長は、「隊長を中心に一糸乱れぬ行動をとり、いざという時には活躍していただきたい」と激励しました。
新たな副隊長は、西村安司さん(55)=伊那市長谷、横田進さん(53)=伊那市高遠、三井栄二さん(50)=伊那市御園も3人(班長から昇格)。【伊那ケーブルテレビジョン】 -
箕輪町でウィルス肝炎検査
箕輪町は、町主催の健康教室で、血糖値の検査をした人を対象に、ウィルス肝炎の検査を行う。11日開かれた、臨時町議会で、報告されたもので、110人が検査を申し込んでいる。
箕輪町では、満65歳の人を対象に健康教室を開いて、平成18年4月から平成20年5月まで、糖尿病の早期予防の観点から、血糖値の測定をおこなってきた。
測定の際、血液を採取するための器具の使用方法が、本来、針と共に、キャップを個人毎、交換しなければならなかった。
しかし、箕輪町では、針は交換していたが、キャップは、アルコール消毒をして複数の人に使用していたということで、感染症を発症する恐れがあると言われている。
箕輪町では7月上旬までに、対象者340人を訪問し、謝罪と説明をし、検査を希望する110人に対し、無料で肝炎検査を行う。
箕輪町は、「住民の皆さんを不安にさせ申しわけありませんでした。2度とこの様な事が起こらないよう再発防止努めたい」としている。【伊那ケーブルテレビジョン】 -
坂下区がAED講習会
伊那市坂下区の住民は、万が一に備えて、10日、AED・自動体外式除細同器を使った救急救命法を学んだ。坂下区の住民20人ほどが参加し、伊那消防署の署員から指導を受けた。
坂下区では、今年7月に区の予算を使ってAEDを導入した。伊那市の区の中で、自治会費を使って導入するのは坂下区が初とのこと。
参加者らは、スイッチを入れるときは、患者から離れる、体がぬれているときは水分をふき取るなどアドバイスを受けながら、実際にAEDを使って訓練した。
有賀昭洋坂下区長は、「坂下公会堂は、公民館活動も活発で人の出入りも多いので万が一のときに、人の命を救えるならと導入した。宝の持ち腐れ手にならないよう、使えるようにしておきたい」と話していた。
なお、AEDは2階の目に付きやすい場所に設置されていて、いつでも使えるようにしているほか、野外イベントには携帯して、活用するという -
伊那市シニア大学のお年寄りが長谷保育園をと交流
伊那市の長谷保育園でこのほど、園児とお年寄りがお手玉などをして交流した。
伊那市などで活動するシニア大学のお年寄り二〇人が長谷保育園を訪れた。シニア大学は60歳以上の人に生きがい・健康づくりなどをしてもらおうと県が実施しているもの。今回はボランティアの一環で長谷保育園を訪れた。
お年寄り達からは、手作りのお手玉やお菓子の箱などをつかった手づくのつみきがプレゼントされた。
園児たちはさっそくもらったお手玉を使って遊んだり、折り紙をお年寄り達から教わったりして楽しく交流していた。
また、外ではお年寄り達が草取りのボランティア作業をおこなった。
長谷保育園の伊藤すみこ園長は、「広い庭の草取り作業を好意でやっていただきありがたい。園児たちも楽しく交流ができうれしかったです」と話していました。 -
伊那市東春近で、田んぼの生物調査
近所の田んぼや水路にいる水生生物を捕まえ、観察する「田んぼ生き物調査」が9日、伊那市の東春近で行われた。小中学生や保護者など、およそ90人が参加し、東春近の3ヶ所で調査をした。
主催は東春近の住民でつくる「東春近の農地・水・環境を守る会」。今回初めて開催した。
同会は、東春近地域全体の環境保全向上を目的に、国や県、市の補助を受け07年に発足しました。今回は、子供たちにも、60年以上前から地区に残る水路に親しみ、水の大切さをしってもらおうと調査会を企画した。
このうち、田原区の一級河川の保谷沢川と田原沼排水の合流点では、水質調査等をした後、網を使い川にいる虫を捕まえた。
調査の結果、奇麗な川に生息するヘビトンボや沢ガニ、また、ザザムシやヤゴなど沢山の水生生物が見つかりった。
小学1年生の、坂井華恋(カレン)さんは、「水が冷たく気持ちよかった。沢山虫が捕れて楽しかった」と楽しそうに感想を述べた。
東春近の農地・水・環境を守る会の伊東由和(ヨシカズ)会長は、「自然を理解し、たくましい子供に育ってほしい」と話していた。 -
伊那市赤十字奉仕団に村井県知事から感謝状
赤十字奉仕団への感謝状と委嘱書の伝達式が5日伊那市役所でおこなわれた。日本赤十字社長野県支部長、村井知事からの感謝状が昨年度の委員長、馬場茂子さんらに手渡された。
また今年度から委員長、副委員長になった4人に委嘱書が渡された。
委員長としての務めを終えた馬場さんは、「いろいろと勉強になりました。団の皆さんの協力のおかげです。」と話していた。
伊那市赤十字奉仕団は現在14分団あり、340人が活動している。08年度は伊那、高遠、長谷の分団の一体感を図るためあらたに、制服を作ることも計画しているという。 -
高齢者の移送サービス開始
自宅に車がないなどの理由で通院に不便を感じている一人暮らしの高齢者などを無料で病院、医院に送り届けるサービスが25日、伊那市の手良地区で始まった。運営主体は市社会福祉協議会手良支会(城倉直彦支会長)で、事務作業は伊那市役所手良支所が担当。登録している13人のお年寄りの希望に応じて、地区内のボランティア22人が交代で車の運転に当たる。同支所の担当者は、当面は送るだけだが、できれば迎えもできるよう今後検討していきたい竏窒ニしている。移送サービスは市内の西春近(06年8月)東春近(09年11月)に続いて3地区目。市保健福祉部によると、秋には美篶地区でも開始できる見通しという。
支所前に関係者約40人が集まって入魂式を行った後、車は最初のお年寄りを乗せて市内の病院に向けて出発した。
使用する車は、伊那市西箕輪の伊那インター工業団地に新工場を建設した原子力発電所用タービンブレードなど製造のティービーエム(本社宮田村、山田益社長)が5月に福祉用車両の購入費として寄付した110万円で市が購入した軽自動車1台。
酒井茂副市長は「地域福祉のあり方の模範。多くのお年寄りに喜ばれる取り組みとして、今後も長く続いていってほしい」とあいさつした。 -
シルバー人材会員が役場周辺の環境美化奉仕活動
駒ケ根伊南シルバー人材センター宮田地区の会員は22日、地元宮田村役場で環境美化奉仕活動を行った。村の顔でもある役場庁舎周辺をきれいにしようと、6、7年前から継続。約40人が参加して、庭木の手入れや草刈りなどで汗を流した。
村老人クラブが行っていた活動を受け継ぐ形で、年に1回実施。朝から猛暑となったこの日も、午前中いっぱいかけて作業した。
「今後も村とシルバーが協力を深めていけたら」と会員。額を流れる汗をぬぐいながら、手を動かし続けた。 -
まつりを前に駅前の環境美化
宮田村ボランティア連絡協議会は19日の祇園祭、20日のみやだ夏まつりを前に、JR宮田駅周辺の美化活動を行った。駅前広場「輪苑」を管理する一輪の会と合同で実施し、約50人が汗を流した。
「まつりの時に多くの人が利用する村の玄関口をきれいにしよう」と、毎年この時期に行うボランティア。
草刈りやごみ拾いなどで、2トントラック2台分を回収した。 -
利用者の快適な送迎に、村社協が車イス搭載福祉車両1台更新
宮田村社会福祉協議会は、デイサービス利用者を送迎する電動リフト付き福祉車両1台を更新した。車イス2台が搭載できるワゴン車。15日に納車され、安全祈願祭を行った。
以前使っていた車両の老朽化に伴う更新で、リース契約で導入。 排気量3リットルで、車イス2台搭載した場合にもほかに運転者、介助員含めて3人が乗車できる。
ストレッチャーも搭載でき、利用者の快適な送迎に一役。同社協は今までと同じ車イス搭載車両6台体制で、ニーズに応える。
この日は、山浦正弘会長と事務局、利用者が参列して神事を行った。 -
箕輪町木下泉沢の住民がフラワーロードづくり
箕輪町木下区泉沢の住民有志ら約30人がこのほど、地区内の道路をサルビアとマリーゴールドを植えたプランターで飾り、「フラワーロード」をつくった。
フラワーロードは箕輪進修高校の南側を東西に走る道路の西側500メートルほどの区間。
同道路は箕輪進修高生のほか、箕輪中部小学校や箕輪中学校の児童・生徒も通学に利用しており、地域有志らが「学生たちに登下校の際に花を楽しんでもらいたい」と、道路を花で飾ることを企画。会費を出し合ってサルビアとマリーゴールドを900本購入した。
JAも協力しプランターに花を植え替え、道路の両端に置き、「フラワーロード」の看板を2カ所に設置した。 -
住民協力で河川清掃
河川愛護月間にあわせて27日まで、上伊那各地の自治体などで構成する天竜川上流河川愛護連絡会は、流域の河川清掃活動を展開している。初日の6日は宮田村大久保区の天竜川で開き、約40人の住民が参加。空き缶やペットボトルなどの生活ゴミを2トントラック1台分ほど回収したほか、外来植物のアレチウリも駆除した。
天竜川にかかる大久保橋のたもと近くの林では、放置してあった大量のゴミを回収。空き缶やビニールゴミが主だったが、なかには靴や「産業廃棄物運搬車」と業者名入りのプレートも含まれた。 -
サンポーが駒ケ根市に寄付
不動産コンサルタント会社・サンポー(本社・駒ケ根市、北村武夫社長)が8日、駒ケ根市役所を訪れ、同市の地域づくりに役立ててもらおうと10万円を寄付した=写真。北村社長は「何らかの形で役立てていただければ」と語った。
昨年40周年を迎えた同社では、住民や地域への感謝を込めて市に向けた寄付を実施。良いことは続けていきたい竏窒ニの思いから、今年も寄付をすることになった。
杉本幸治市長は「とりわけ今、地震などによる被害が発生している中、安心・安全のまちづくりに向けて使わせていただきたいと考えている」と語り、感謝の言葉を述べた。
市は今回の寄付金で防災用自家発電機を購入し、赤穂東小学校の防災倉庫に配備する予定。防災用自家発電機の配備はこれで3カ所目となる。 -
公共施設の美化に協力、大原区高齢ク「楽生会」
宮田村大原区高齢者クラブ「楽生会」は6日、ボランティアで村公共施設の美化清掃を行った。役場と村老人福祉センターの2カ所で、庭木のせん定や草刈り、ゴミ拾いなどして約30人が汗を流した。
同会は年に4回、社会奉仕活動を実施。多くの村民が利用する公共施設の美化にも毎年協力している。
知久昭夫会長は「小さくても自立を決めた宮田村。公共施設は村の玄関口でもあり、我々住民としてもできることで協力していきたい」と話した。
24日は大原区内でも清掃活動を行う予定だ。 -
駒ケ根市職員共済組合が四川・ミャンマー災害義援金を集める
駒ケ根市職員共済組合(組合長・清水亀千代副市長、280人)は8日、大地震とサイクロンの発生で甚大な被害が発生した中国四川省とミャンマーの人たちのために集めた義援金14万8593円を、日本赤十字社県支部駒ケ根地区の会長である杉本幸治市長を通じて寄付した=写真。
災害の発生後、日本赤十字社では各自治体に義援金の呼びかけなどをしているが、同市では「職員も一住民として協力しよう」と、先月9日から30日までの間に義援金を募集。は組合員だけでなく、嘱託、臨時職員なども募金に応じてくれた。
現在、宮城県、岩手県で発生した地震被災者に向けた義援金も集めており、こちらも杉本会長を通じて日本赤十字社へ寄付する。 -
母子生活自立支援講演会
母子家庭親子に自立的な生活をおくる足がかりにしてもらおう竏窒ニ6日、「母子生活自立支援講演会」が駒ケ根市の文化センターであった。上伊那、諏訪、飯田地区の88人が参加。県看護大学で母性看護学講座を担当する清水嘉子教授の講演会などがあり、母と子が一緒に自立的な生活を送っていくうえで、心得るべきことなどを学んだ=写真。
母子家庭が急増する中、同講演会は県の委託事業として県母子寡婦福祉連合会が昨年から始めた。昨年は北信地区で開催したが、今年は南信で開催することとなり、地元地区の駒ケ根市母子寡婦福祉会と一緒に企画した。
講演会で清水さんは、今の子育ての傾向について説明。子どもを1、2人しか産まない人が増えた結果、「母親の中には“良い子に育てなければならない”というプレッシャーを感じる人が多い」と指摘。一方で子育てだけでは満たされず、仕事をしたいと考える人が多いことを示した。
しかし、実際子育ての中で幸せを感じる場面もあり、「子育ては大変なことだらけだが、たった一つ良いことがあればそれで幸せになれる。それを大切にしてほしい」とした。
また、子どもや親の介護など、他者の世話を担う女性の役割について触れ、「人の世話をするということは、その人自身が成長するという意義のあること。これがまさに女性が生きるということに通じる」とし、その関係の重要性を語った。 -
デイ利用のお年寄りがかんてんぱぱで社会見学
宮田村社会福祉協議会のデイサービス利用者はこのほど、伊那市西春近の伊那食品工業本社北丘工場「かんてんぱぱショップ」を見学。寒天製造の一端にふれ、おいしいスイーツに舌鼓を打った。
例年この時期に同社「かんてんぱぱガーデン」内にある喫茶でお茶の時間を楽しんでいるが、今年は工場見学を追加。
1週間余りに日替りでデイ利用者が訪れ、ガラス越しに工場内の様子にふれた。
喫茶のさつき亭では好みのデザートなどを注文して、午後のティータイムを満喫。
おじいちゃん、おばあちゃんたちは「素晴らしい工場だね」と目を丸くしながら、会話も弾んでいた。 -
ねずみ川愛護会がねずみ川の河川清掃実施
駒ケ根市北割二区、中割区でつくる「ねずみ川愛護会」(会長・宮下治北割二区区長)が6日、赤穂地区の中心を流れる「ねずみ川」の約4キロ区間で、草刈りとごみ拾いを展開した。作業には両区の約70人が参加。河原の草をビーバーで刈り取るなどして、汗を流した=写真。
作業は出水の時期に合わせて40年以上続いている。この日は、北割二区がやまびこ橋から、中割区が勇心橋からそれぞれ作業を開始。夏の日差しを浴びた河原の草は人の身長を超えるほど丈が高くなっていたが、作業を進めるにつれ、もとのねずみ川が姿を現した。
宮下会長(60)は「昔は両区の間で水争いもあったらしいが、今はこうした活動にともに取り組む中で、親ぼくを深めている。安全性を保ちながら、水に親しみの持てる河川環境を作りたい。また、こうした活動が防災への啓発にもなれば」と話していた。 -
伊那小学校卒業生ら岩手・宮城内陸地震へ義援金
伊那小学校の1941年卒業生の飯島悦雄さん(伊那市西町)らが4日、伊那市役所を訪れ日本赤十字社伊那市地区長の小坂樫男市長に岩手・宮城内陸地震の義援金8万円を託した。
1941年に伊那小学校の敬組を卒業した飯島さんらは、今年80歳を迎えることを記念して先月20日に同級会を開いた。その席上で「現地ではこれから本格的な復旧が始まる段階。少しでも援助の手を差し伸べたい」と義援金を集めることが決定。飯島さんが中心となり、地域の人や知人などに声をかけ義援金を集めた。
義援金は日本赤十字社長野支部を通して被災地に送金する。 -
あい介護センターのお年寄りたちが昔を懐かしみながら蚕を飼う
駒ケ根市のデイサービスセンター「あい介護センター」(小林はつ江代表)に通う利用者らが、蚕約50匹を飼い始めた。お年寄りたちは昔を懐かしみながら、蚕の成長を見守っている=写真。
同センターでは今年、「昔飼っていたお蚕様をもう一度飼ってみたい」という利用者の要望を受け、施設内で蚕が飼えないか検討。東伊那のシルクミュージアムに相談したところ、小学校などでも児童らが飼育しているということを聞き、約50匹の蚕を提供してもらった。
来た時は4齢だった蚕はみるみる成長し、あと少しでまゆを作り始めるまでに成長した。
昔、蚕を飼育する手伝いをした経験があるという利用者の一人、西村泰(ひろし)さん(82)は「大分大きくなった。梅雨の時期にお蚕様を飼うのは難しいが、新鮮な葉っぱをあげ、汚くなった部分を取り替えてあげると、喜んでもりもりとえさを食べて下さる」と笑顔で話していた。
小林代表は「みなさん蚕を飼った経験があるので、毎日気にかけてくれ、昔を懐かしんでくれているみたいです。今後、まゆをクラフトにするか卵を産ませ、来年も蚕を飼うかを利用者と話し合って検討したい」と話していた。 -
沢尻地区社会福祉協会 村出前講座
南箕輪村の沢尻地区社会福祉協会「たんぽぽの会」(春日悦男会長)は5日、沢尻公民館で例会を開いた。約30人が出席。村の出前講座を利用し、唐木一直村長=写真=から村政についての話を聴いた。
唐木村長は、村が取り組む子育てや福祉などの政策を説明した。後期高齢者医療制度については、制度導入の本年4月から村に対し、120件の問い合わせがあったことを報告。唐木村長は「国全体の制度なので村単独の制度を設けることは出来ないが、村民の声を国に伝えることが私の責任だと思っている」と話した。
このほか、同医療制度については、75歳以上の村民を対象に村が、人間ドック費用の助成を行っていく考えを伝えた。 -
ボランティアで水銀灯清掃
伊那市内の電気工事業者らでつくる伊那市電設業協会と電気工事協力会は3日、市内の3公園の水銀灯の清掃作業をした。地元への感謝の気持ちを込めた奉仕作業の一環として、8年前から年1度ボランティアで行っている。
加盟14事業所から21人が参加し、春日公園、伊那公園、高遠ほりでいパークの3カ所の公園内や駐車場などに設置されている水銀灯計110基の汚れを落とした。数人ずつの班に分かれた参加者はそれぞれ高所作業車や脚立、はしごなどを使い、カバーの内外の汚れや虫の死がいなどをブラシで取り除いたり、電球を布で丁寧に磨いたりした。
伊那市電設業協会の田中和俊代表(伊那エンジニアリング)は「市民のために少しでも役に立ちたいと考えて始めた。公園の管理の一助になればうれしい」と話した。市建設部の浦野晃夫監理課長は「水銀灯は高い所にあるため、なかなか清掃ができない。市民の憩いの場である公園をこうしてきれいにしてもらうのは大変ありがたい」としている。 -
宮田小ふれあい委員会、プラムの里で交流
宮田村宮田小学校児童会ふれあい委員会は2日、村内新田区の介護老人保健施設プラムの里を訪問し、利用者のお年寄りたちと交流を深めた。
同委員会は校内の異学年交流を中心に活動しているが今回、「お年寄りとふれあいたい」と意見が出され、準備を進めてきた。
学級活動などで同施設を訪れた経験がある子どもたちもいて、慣れた様子で交流する姿も。
百人一首やだるま落しなど昔懐かしいおもちゃなどを持参して一緒に遊び、笑顔を広げていた。 -
伊南桜木園20周年記念式典
駒ケ根市障害者就労支援センター「伊南桜木園」は28日、開園20周年記念式典を市役所南庁舎で開き、園の運営に協力してくれた個人・団体など5組に表彰状を贈呈した=写真。
桜木園は今年3月、地域自立支援施設サポートセンター「きらら」の中に移転し、指定就労継続支援B型事業所として新たなスタートを切った。今回の式典は開園20周年をその移転を祝うために開催したもので、利用者23人とその家族ほか、関係者などが集まった。
伊南桜木園保護者会の北原康夫会長は「私をはじめ、保護者の方々は少しでも子どものことが頭から離れたことはないと思う。今後、30周年、40周年と続いていくよう、障害を持ちながら働こうという利用者を見守っていただきたい」と語った。
感謝状の贈呈は次のみなさん。
◇伊南電器、有賀製作所、千寿園、北原よしゑ、堀みどり -
小学生が地震義援金
伊那市の伊那小学校児童会リサイクル委員会は1日、岩手・宮城内陸地震による被災者への義援金として、アルミ缶回収で得た現金1万2610円を伊那市に託した。委員長の北原哲也君(11)と副委員長の御子柴杏奈さん(11)が市役所を訪れ、市保健福祉部の伊藤健部長に手渡した。北原君は「地震で困っている人たちのために少しでも協力したかった」としている。
同委員会は中国・四川省大地震(5月12日)の被災地に義援金を送ろうと、全校児童にチラシを配布するなどして各家庭のアルミ缶を学校に持参してもらうよう呼び掛け、6月16日から21日の6日間の回収で計約100キロの空き缶が集まった。6月14日に岩手・宮城内陸地震が起きたため、国内を優先させようと送り先を変更することにした。
義援金は日本赤十字社を通じて被災地に送られる。 -
赤十字南箕輪分区 岩手・宮城内陸地震募金箱設置
日本赤十字社南箕輪分区は、岩手・宮城内陸地震の被災者を救済するための義援金を募っている。7月18日まで、同村役場入り口に募金箱を設置し、協力を呼び掛ける。集まった義援金は日本赤十字社岩手県支部、同宮城県支部に半額ずつを送金し、それぞれの被災地で役立ててもらう。
募金の協力を呼び掛ける役場職員 -
一八会が「さつきと山野草展」の収益金を駒ケ根市に寄付
駒ケ根市を中心とする伊南地区の会員でつく一鉢会(会員20人)薮原勇会長(77)=北町=が24日、駒ケ根市役所を訪れ、今月14、15日に開催した「さつきと山野草展」で販売した山野草やサツキの盆栽の収益金2万8050円を寄付した=写真。
さつきと山野草展は今年で9年目を迎えるが、チャリティー販売は3年目。展示会に合わせて山野草やサツキの盆栽などを販売し、その収益全額を市に寄付している。
各鉢は市価の3分の1程度で販売していることもあって人気が高く、今年も初日の14日にはほぼ完売となった。
薮原会長は「寄付金は市の福祉に充ててもらうえれば」と話していた。
今回の寄付金は市の全員銀行に納め、そこから市の福祉事業に使用される。 -
なごみ家に作業所併設へ
宮田村は、誰もが自由に利用できる福祉交流施設「なごみ家」に、就労支援や生活訓練を希望する障害者、高齢者のための作業所を併設しようと準備を進めている。村内には知的障害者を主な利用対象とする作業施設が既にあるが、精神の障害から社会復帰を目指している人たちなど、ニーズに応じた支援をさらに充実させようと計画。来年度当初の運営開始を目指す。
04年に開所した「なごみ家」は当初、精神障害者や初期認知症高齢者を利用主体にと考えていた。
しかし、対象者を限定する考えに違和感を覚えた村民有志が積極的に運営に協力し、・ス住民参加型・スを標ぼうする開けた施設として年間利用者は5千人余りにものぼる。
新たな作業所は、なごみ家が持っている地域で育む特性をさらに発展させようと計画。自由に行き来できるスペースも確保したいと盛りこむ。
作業を取り入れるなかで、意欲がある軽度障害者の社会復帰促進を目指すほか、重度身障者の生活介護事業も予定。障害の重さが違う人たちの支援を同時に行う、多機能型の施設としても位置付けている。
住民有志も加わる村の「なごみ家利用検討委員会」は20日開き、村住民福祉課の担当者が詳しい計画概要を初めて公表。国の補助を受けるなかで準備を進めていくと話した。
なごみ家の運営形態や既存の作業施設「シンフォニー」(旧村福祉作業所)の存続などを不安視する質問もあがったが、村側は現状の体制を維持しながら新たな作業所を設置する考えを示した。
近く検討委メンバーを主体に新施設の検討委員会を設けるほか、多くの村民から要望や意見を聴き計画を進める方針だ。 -
ひとり暮らし高齢者交流会
宮田村社会福祉協議会はこのほど、ひとり暮らし交流会を開いた。13人の高齢者が参加し、京都・清水寺のルーツとも言われる東筑摩郡山形村の清水寺や塩尻市の平出遺跡をバスでめぐった。
松本平を一望する高原にある清水寺では、歴史を感じさせる仏像などを見学。近くのホテルで美味しい昼食をとり、景観抜群の展望風呂で汗を流した。
平出遺跡では、古代からの移り変わりを映像で解説する体験館へ。「学校の体験授業みたいだね」と笑顔広げ、学びも深めた。