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上伊那農業高校 梨の販売
南箕輪村の上伊那農業高校の生徒は、学校でとれた梨の販売を9日、伊那中央病院前で行いました。
梨の販売を行ったのは、園芸科学科食用食物コースを専攻している3年生16人です。
上農高校では、学校でとれた果物を地域の人に味わってもらおうと、毎年この時期に販売を行っています。
生徒らは、この日に合わせ1袋1,8キロ入りの梨の早生種「幸水」100袋と、1,8キロ入りの洋ナシ40袋を用意しました。
伊那中央病院の玄関前では、お見舞いや通院で訪れた人達が足を止め、次々と買っていました。
上農高校では、10月1日に開かれる伊那中央病院の病院祭でも果物の販売を行うということです。 -
第34回上伊那花卉品評会
上伊那地域の花卉生産者でつくる上伊那花卉生産者会議は、9日伊那市役所で恒例の品評会を開きました。
会場には、カーネーションやバラ、アルストロメリア、トルコギキョウなど、上伊那地域で生産されている秋の切花250点が並びました。
上伊那花卉生産者会議は、上伊那地域のJA系統でない生産者でつくる団体で、技術の向上を図ろうと、毎年品評会を開いています。
審査の結果、最優秀賞の長野県知事賞には、飯島町の森谷匡彦さんのバラが選ばれました。
くきの太さや色、花弁の数が多いところが評価されました。
審査会では、このほか21点が入賞しました。
会長の福沢一郎さんは、「上伊那産の花は、全国の市場関係者の評価が高く、技術も年々向上している」と話していました。
この日展示された切花は、1束300円から1,000円で販売されました。 -
みのわ営農コンバイン入魂式
箕輪町の農事組合法人みのわ営農は7日、新たに導入したコンバインなどの入魂式をJA上伊那箕輪町支所倉庫で行いました。
みのわ営農の関係者が集まり、安全な農作業ができるよう祈願しました。
導入されたのは、水稲用コンバイン6台、ソバ用コンバイン2台、運搬用トラック1台です。
水稲用は、6台のうち新規購入が3台でおよそ2500万円、みのわ営農地区組織からの買い上げが3台でおよそ600万円です。
ソバ用コンバイン、トラックなどは箕輪町の農業再生協議会から合わせて50万円で譲り受けました。
みのわ営農は2006年の設立以来、今年度を目標にコンバイン作業班を一本化し、機械の購入準備金を積み立ててきました。
市川隆男理事長は、「効率的な機械運用、円滑な事業推進をして、地域の皆様に愛される組織を目指したい」と話していました。
みのわ営農が受け持つ今年度の稲の刈り取り面積はおよそ100ヘクタールで、13日から「あきたこまち」、15日から「コシヒカリ」の刈り取りが始まるとういうことです。 -
伊那市手良で早くも稲刈り始まる
秋晴れとなった7日、伊那市手良で早くも稲刈りが行われました。
伊那市手良の農家、登内里見さんが稲刈りをしました。
登内さんは、22ヘクタールの田んぼで米を育てていて、6日から稲刈りを始めました。
登内さんによりますと、今年の米の作柄は平年並みということです。
登内さんは、依頼を受けて刈り取りもするため、稲刈りは10月中旬まで続くということです。
なおJA上伊那によりますと、稲刈りのピークは23日から25日頃ということです。
今年は福島第1原子力発電所の事故を受け、県による長野県産米の放射性物質の検査が行われています。
伊那の米からは放射性セシウムは検出されず安全が確認されています。 -
信州大学農学部で公開講座
南箕輪村の信州大学農学部で27日、公開講座が開かれ、参加者が大学の講義を受講しました。
公開講座は、地域に開けた大学を目指して信州大学農学部が毎年開いているもので、6人が参加しました。
この日は「果実・野菜の食品科学」をテーマに、信州大学大学院農学研究科の教授らが指導にあたりました。
学科と実習が行われ、学科では農学研究科の浜渦康範准教授が野菜、果物の健康機能について説明しました。
浜渦准教授は「多くの動物と違い、人間は体内でビタミンCをつくることができない。そのため人間にとって栄養分が豊富な野菜を摂取することはとても重要なこと」と説明していました。
実習では品質測定の実験が行われ、野菜の色や糖度、酸味の数値を測定していました。
農業を勉強しているという参加者の男性は「機器を使って様々なものの測定ができることがわかり勉強になった。勉強の励みになりました」と話していました。
信州大学大学院農学研究科の藤田智之教授は「まったく未知の世界の研究をしているわけではなく、身近にあるものの一歩踏み込んだ世界を研究している。そういった世界を少しでも体感してもらえて良かった」と話していました。
信州大学農学部の公開講座は、次回、10月に開かれることになっています。 -
食と農業農村振興審議会地区部会 振興計画を協議
長野県食と農業農村振興審議会の上伊那地区部会が18日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれ、県が定める食と農業農村振興計画について協議しました。
振興計画は、食と農業・農村の振興に関する施策を県が定めたものです。
平成20年度から24年度までの5年間の計画で、毎年、計画の検証と地域の意見集約のため地区部会で意見を聞いています。
部会では、上伊那地域の取組状況や計画が報告されました。
昨年度の実績では、集落営農法人の設立、トウガラシ栽培による商品化などが報告されました。
今年度の計画では、新たな産地づくりの支援、信州の環境にやさしい農産物認証制度の取組拡大などを挙げていました。
委員からは、行政境を越えた鳥獣害対策の柵の設置や、病院や福祉施設での地元農産物の利用拡大などの提案がありました。 -
上農高校生徒 盆花市準備
南箕輪村の上伊那農業高校で、12日の盆花市で販売する花の準備が11日行われました。
11日は、全校生徒が加盟する農業クラブのクラス代表や、生徒会役員など60人ほどが作業にあたりました。
花は、菊やアスター・トルコキキョウなどです。
生徒達は、机に並べられた花を組み合わせて花束を作っていました。
盆花市は、59回を数える恒例行事で毎年楽しみにしているファンが多くいます。
12日は、伊那市のいなっせ多目的広場と伊那北駅前で午前9時半縲恃フ売する予定です。
盆花は1束500円で販売されます。 -
田原の耕作放棄地、再生へ
伊那市東春近田原の農家などでつくる田原集落農業振興センターは田原地区上段に広がる耕作放棄地の再生事業に取り組みます。
10日は、農業振興センターやJA上伊那など関係者およそ50人が集まり現地で起工式が行われました。
再生事業は、2年計画で田原上段の耕作放棄地およそ16ヘクタールを元の畑に戻そうと行われます。
72人いる地権者もこの計画に賛同し事業費はおよそ1億5,000万円で、そのうち半分の7,600万円は国の補助で賄われます。
田原上段の耕作放棄地は、養蚕が盛んだった昭和40年代頃までは、桑畑が広がっていたということです。
しかし養蚕が衰退するにつれ、桑畑も管理されなくなり、30年以上荒れた状態が続いていました。
田原集落農業振興センターでは、後世に農業ができる土地を残そうと再生事業を行うことにしました。
荒れた土地の整備は業者を使わず地元農家などが重機を動かし整備をするほか、木の伐採や草刈りなども地元で行います。
伊那市によりますと、16ヘクタールという大規模な再生事業は市内でも初めてということで、今後のモデルケースになればと期待しています。
再生整備終了後は農事組合法人「田原」が畑づくりをすることになっています。 -
シナノレッド出荷始まる
箕輪町のJA箕輪果実選果場で、リンゴの極早生品種シナノレッドの出荷が始まっています。
10日は、5キロ箱およそ70ケース分の出荷作業が行われました。
シナノレッドは、お盆前に出荷される赤いリンゴとして需要があり、上伊那地域ではおよそ1ヘクタールで栽培されています。
今年は春先の生育が遅れたものの、霜の被害は無く、出来はいいということです。
この選果場に集まったシナノレッドのほとんどは、お盆に行われる阿波踊りの祭りに合わせて徳島県に出荷されます。
今年は、5キロ箱で1300ケース分の出荷を見込んでいて、出荷作業は18日まで行われるということです。 -
JA上伊那が「伊那華の梅酒」発売
JA上伊那は、上伊那産の梅を使った梅酒「伊那華の梅酒」を6日から販売します。
伊那市高遠町の酒造会社仙醸と連携し、地元産の酒米「ひとごこち」で醸造した清酒に、梅を漬け込みました。
6日は、伊那市狐島のJA上伊那本所で発売報告会が開かれ、幹部らが、風味や味を確かめていました。
御子柴茂樹常務理事は、「梅の香りが生きている。夏場は、ロックがいいのではないか」と満足そうでした。
価格は、720ミリリットルで、1,350円。
6日から南箕輪村のファーマーズあじ縲怩ネなどで販売されます。
JA上伊那では、地元農畜産物の消費拡大を図ろうと「伊那華シリーズ」の生産・販売に取り組んでいて、お酒としては、2001年に発売された米焼酎やそば焼酎についで10年ぶりの商品になります。
JAでは、「満を持して発売する商品」と話していて、竜峡小梅の生産拡大につなげたい考えです。 -
あすなろ会本沢牧場に電気柵設置
伊那市高遠町藤沢の荒町の住民でつくるあすなろ会は29日、ニホンジカによる食害からソバを守ろうと、近くにある本沢牧場に電気柵を設置しました。
作業には、荒町の住民や県と市の職員合わせて23人が参加しました。
あすなろ会では、国の補助を受けて平成12年から本沢牧場を運営していて、7年ほど前からそばの作付けを行ってきました。
しかし、これまで設置していた柵がニホンジカに対応したものでなかったことや、老朽化などにより、ニホンジカによる食害を受けていました。
今回新たに、全長1.4キロにわたり、これまでより1メートルほど高い柵を設置しました。
およそ60万円の費用のうち、国の補助金で半分を、残りを市の有害鳥獣被害防除対策事業の補助金で賄いました。
会員らは、県農業試験場の職員の指導を受けながら、柵を設置していました。
あすなろ会では、8月上旬にそばの種まきを予定しています。 -
スイートコーンをプレゼント
南箕輪村の5つの保育園に、村特産のスイートコーンが29日プレゼントされました。
このうち北部保育園では、園児たちが皮むきを体験しました。
この保育園児へのスイートコーンのプレゼントは、村やJA上伊那などでつくる南箕輪村営農センターが毎年行っています。
村の農産物の主力、スイートコーンを贈ることで、その味を再認識してもらい、消費拡大につなげようという取り組みです。
贈ったスイートコーンは、合計500本で、北部保育園には、65本が届きました。
29日は、営農センターの関係者や栽培農家など10人が保育園を訪れ、子どもたちに配ったあと、皮むきも体験してもらいました。
子どもたちは、スイートコーンを渡されると、コツを教わりながら皮をむき、中から鮮やかな黄色に熟した実が現れました。
皮をむき終えたスイートコーンは、おやつに全員で味わいました。
村営農センターでは、秋にはりんごをプレゼントする予定です。 -
クマ対策 GPSで行動変化を調査
県は、信州大学農学部の協力で、GPSを使ってクマの行動の変化を調査します。
22日は、これまでのGPS調査でクマの出没経路と判明している伊那市平沢の民有林のやぶ払いをしました。
クマの通り道となっている山林のやぶを払い明るくすることで、明るさを嫌がるクマがどのような行動をとるか調査するものです。
信州大学農学部の泉山茂之教授のGPS調査によりますと、この場所は、西側のますみヶ丘平地林と、北側の小沢区からのクマの通り道となっているということで、近くには、伊那西小学校があります。
22日は、県の上伊那地区野生鳥獣被害対策チームや信州大学農学部の学生、伊那西小の校長も参加してクマの通り道となっている山林のやぶを払いました。
クワやコナラといった背の低い広葉樹をカマやのこぎりを使い刈り取っていきました。
県では、今回のやぶ払いで、クマにどのような行動の変化が表れるかを確認し、その効果を検証します。
やぶ払いは、クマの行動が活発になる秋を前に一般にも呼びかけて再度実施する計画で、その有効性を確かめて、クマによる被害防止につなげて生きたい考えです。
作業開始から一時間、うっそうとしていた平沢の林の中は、陽の光が差し込み、明るくなっていました。 -
有害鳥獣対策で補正予算1,140万円
伊那市議会臨時議会が20日に開かれ、有害鳥獣対策として1千万円を追加する補正予算案を可決しました。
この日は、伊那市役所で伊那市議会臨時議会が開かれ、有害鳥獣対策として1,140万円を追加する補正予算案を全会一致で可決しました。
補正予算は、市内12地区から有害鳥獣への対策要望を受けて計画された、およそ9,800万円の事業の一部です。
このうち、国の負担する補助額はおよそ5,600万円、伊那市が1,140万円、地元負担が2,300万円となっています。
今回の補助事業では、主に防護柵の設置や電気柵のかさ上げを行う予定で、防護柵の総設置距離はおよそ23.4キロを予定しています。
伊那市では「地域からの要望に応えられるよう、出来る限りはやく対応をしていきたい」としています。 -
みんなで支える森林づくり上伊那地域会議 県民税の活用状況のPRに力を
みんなで支える森林づくり上伊那地域会議が8日、伊那合同庁舎で開かれ、森林づくり県民税の活用状況のPRに力を入れていくことが確認されました。
みんなで支える森林づくり上伊那地域会議は、県の森林づくり県民税の在り方について外部の意見を取り入れようと行われています。
会議では、昨年度の里山整備事業の実績が報告されました。
昨年度は、上伊那8市町村あわせて、およそ630ヘクタールが整備され、制度導入から3年間で1,200ヘクタールの間伐が実施されました。
今年度は660ヘクタールを計画しています。
意見交換で委員からは、「整備の効果が表れているが、県民税について住民に周知が進んでいない」という意見がだされました。
上伊那地方事務所では、間伐を実施した箇所の写真などをホームページやパネル展などで掲載し、PRしていくということです。 -
新規就農者激励会
去年6月から農業を始めた新規就農者の激励会が29日、伊那市のJA上伊那本所で開かれ8人が決意を新たにしました。
上伊那では去年6月からこの1年で27人が新たに農業を始め、この日はこのうち8人が出席しました。
激励会は、新規就農者が自立した農業経営ができるよう、仲間作りや情報交換の場として、農業経営者協会やJAなどが毎年開いているものです。
伊那市長谷で4月から雑穀の栽培を始めた藤原健嗣さんは、「試行錯誤しながら栽培している。難しい事にも挑戦していきたい」と話していました。
箕輪町でリンドウを栽培している矢澤志郎さんは苗を東北地方に出荷していますが、震災の影響でキャンセルが出ているという事で「被災地の人が負けないようにサポートできる事はして、まわりと協力しながら成長していきたい」と決意を発表しました。
新規就農者に対して、上伊那農業委員会協議会の清水春雄会長は「天候は毎日、毎年違うもの。毎年初心にかえって農業に臨んで欲しい」と激励していました。 -
来年度のニホンジカ捕獲計画数 5倍の5,600頭
上伊那地区野生鳥獣保護管理対策協議会は、今年度のニホンジカの捕獲計画数を昨年度のおよそ5倍の5,600頭とすることを決めました。
28日は、伊那合同庁舎で会議が開かれ、今年度の事業計画を決めました。
今年度は、特に被害の大きかったニホンジカの捕獲計画数について、昨年度のおよそ5倍となる5,600頭としました。
これは、今年度県がニホンジカを適正な生息数にするために5か年計画で策定した、第3期特定鳥獣保護管理計画に基づいて決められたものです。
計画数に近づけるため上伊那猟友会では今年度新たに、簡易的な囲いワナを作成し捕獲していきます。
猟友会の高齢化が進んでいるため、負担を減らそうと行われるもので、現在伊那市高遠町と駒ヶ根市に試験的に設置されています。
委員で、上伊那猟友会の竹入正一会長は「捕獲数が増えることで残さの問題がでてくると思う。焼却施設の建設など、市町村の協力が必要となってくると思う」と話していました。
昨年度上伊那地区の農林業への被害額は、前の年よりおよそ1千万円多い1億9,700万円でした。
特に伊那市では、ニホンジカによる被害が650万円、サルによる被害が560万円と、それぞれ増加しています。 -
南原保育園の園児と南部小学校の児童 さつまいもの苗を植える
南箕輪村の南原保育園の園児と南部小学校の児童が13日、保育園の近くの畑でさつまいもの苗を植えました。
13日は、南原保育園の園児と南部小学校の低学年の児童、あわせておよそ150人がさつまいもの苗を植えました。
さつまいもの栽培は、保育園と小学校の交流を深めようと毎年行われています。
13日は、小学生が園児の間に入り、植え方などを教えながら、用意されたおよそ400本の苗を植えました。
南原保育園の松崎由紀子園長は「縦の繋がりを深め、年上の人に優しく接してもらったように、自分より年下の人には同じように接してあげられるようになってほしい」と話していました。
収穫は、10月頃を予定していて、収穫したさつまいもでやきいも大会を開くということです。 -
耕作放棄地再生へ 農業体験交流
高齢化や担い手不足などにより、荒れた畑や田んぼ等、耕作放棄地解消に向けた新たな取り組みが、10日から、伊那市東春近田原で始まりました。
作業をしているのは、東京都や愛知県から訪れた人達です。
地元農家でつくる、農事組合法人「田原」では、都市の人達と農業体験交流を通じ、区内の耕作放棄地の再生に向けた取り組みを始めました。
10日は、伊那市と友好提携している新宿区の人達など11人が参加しました。
この場所は、7年前まで水田でしたが、減反政策や、集落から離れた位置にある事などから誰も耕さなくなったという事です。
伊那市によりますと、市内には市が把握しているだけで、96ヘクタールの耕作放棄地があるということです。
これらの解消に向け、農業体験交流を行うのは、市内では初めてです。
伊那市農林部の塚元重光部長は「耕作放棄地再生にむけた取り組みの一つとして期待したい」と話していました。
参加した人達は、草刈りをしたあと、クワで畑を耕し、サツマイモの苗を植えていました。
この畑では、焼酎用のサツマイモ、およそ300本が植えられ、秋に収穫し、焼酎に加工する計画です。
参加したある女性は「草刈りや、畑を耕してみて農業の大変さを実感できました。いい経験になります」と話していました。
農事組合法人田原の中村博代表理事組合長は「一過性の農業体験ではなく、息の長い交流を目指し、農作物を作る喜びをわかちあえる人間関係を築いていきたい」と話していました。 -
家族経営協定 新規3家族が締結
農家が経営方針や役割分担などを取り決める家族経営協定の締結式が9日、伊那市役所で行われました。
白鳥孝伊那市長らの立ち会いのもと、新規の3家族が協定に調印しました。
家族経営協定は、農業に携わる家族一人ひとりが、農業に誇りを持って取り組み、魅力ある農業にするために、経営方針や役割分担、労働報酬などについて取り決めるものです。
3家族を代表して、西春近の飯島信子さんは、「家族が同等の立場で農業経営や暮らしを築いていきたい」とあいさつしました。
飯島さんは水稲や野菜を生産していて、今回、長女と協定を結びました。
伊那市農業委員会の田中哲雄会長は、「今回の調印を新たな飛躍のチャンスにしてほしい」と話していました。
家族経営協定は3月末までに上伊那地域で281組が締結していて、伊那市では今日の調印を含め74組になりました。 -
高山植物保護対策 人から獣へ
南信地域の高山植物の保護活動を行なっている保護対策協議会の南信地区協議会は、今年度から新たにニホンジカやイノシシの生息状況を調査します。
協議会の会長を務める南信森林管理署の竹内正比古署長は、「ここ数年で、ニホンジカを中心とする獣害が多くなってきている。人間に対する監視に加え、獣の対策を考えていかなくてはならない。」とあいさつしました。
協議会では、今年度から中央アルプスを対象にニホンジカやイノシシの生息情報の調査に取組みます。
中央アルプスには、年間のべ1,122人が保護指導のため入山していることから獣の情報収集にも一役かってもらおうと協議会で協力をよびかけました。
中央アルプスでは、高山植物の具体的な被害は、報告されていませんが、目撃情報などもあることから生息状況を把握し、他の協議会と連携して対策を講じたい考えです。
なお、昨年度の保護取締状況は、件数は、538件と前の年度の79パーセントと減少していて、協議会では、パトロールの効果が現れたとしています。
踏み荒らし件数は、227件、禁止区域への侵入が132件、ゴミやタバコの投棄が75件となっていて、厳重注意や、注意指導されたのは、343件にのぼりました。
協議会では、今年度しおりを作成し、登山客にマナーを守ってもらうよう啓発していきます。 -
いも焼酎南箕輪会が苗植え
南箕輪村の有志でつくるいも焼酎南箕輪会は、今年の焼酎用のサツマイモの苗を植えました。
9日は、南箕輪村田畑の転作田に南箕輪会のメンバー22人が、苗を植えました。
用意されたのは、焼酎用のサツマイモ「コガネセンガン」の苗5750本です。
今年は新たに干しいも用の紅はるか2000本も植えました。
2種類あわせて、50アールの畑に、メンバーらは1本1本苗を植えていました。
南箕輪会は、自分達で育てたイモで焼酎を作ろうと、村内の有志が集まって活動しています。
5年目となる今年は、オリジナル焼酎「大芝の華」を2千本ほど作る予定です。
10月に収穫を予定していて、12月には、焼酎に加工され、村内の酒屋などで販売される予定です。 -
信大生がハチミツ搾りに挑戦
信州大学農学部食料生産科学科の2年生は9日、大学の施設内で蜂蜜しぼりを体験しました。
9日は、食料生産科学科2年生動物コースの学生29人がハチミツ絞りに挑戦しました。
指導したのは伊那市御園の養蜂家小松実治さんです。
大学の果樹園の受粉用に、小松さんの蜂を借りているのがきっかけで毎年行われていて、今年で25回目です。
作業では、小松さんが巣箱から巣枠を取り出して学生達に見せました。
その後、巣枠を専用の遠心分離機にかけ蜂蜜をしぼっていきました。
搾ったハチミツが取り出し口からこぼれ出ると、学生達は歓声をあげていました。
学生達はしぼった蜂蜜をパンに塗り、採れたての蜂蜜を味わっていました。
信大農学部によると、大学の実習の中で、蜂蜜絞りを行うのは全国的にもあまり例が無いと言う事です。 -
入笠牧場に牛を放牧
伊那市高遠町の入笠山にある標高1,800メートルの牧場に8日、牛が放牧されました。
夏の期間、放牧することで牛の足腰を丈夫にし、畜産農家の負担軽減を図ることがねらいです。
この日は、上伊那や下伊那、諏訪地域の30の農家から50頭の牛が持ち込まれました。
牛は、生後2か月から2歳くらいの乳牛で、JAの職員などが体重測定や、健康診断、病期の予防注射などを行いました。
今年は、雪の影響で牧草の伸びが遅く、例年より1週間ほど遅い放牧です。
牛は9日にも持ち込まれ、8月の中間検査で健康診断を行い、10月に各農家へ返されます。 -
袋かけ作業がピーク
箕輪町木下の小川守一さんの梨園では、袋かけ作業がピークをむかえています。
今年は寒い日が続いたことなどから生育が遅く、作業も10日ほど遅れているということです。
今週中に園内の1万3千個の果実に袋かけをするということです。 -
女性農業委員の会上伊那支部 女性の農業委員への登用促進を要請
女性農業委員の会上伊那支部は南箕輪村役場を6日訪れ、唐木一直村長らに女性の農業委員への登用促進を要請しました。
6日は、女性農業委員の会上伊那支部の平澤喜美子支部長ら4人が役場を訪れ、唐木村長らに要請書を提出しました。
農業委員会では、優良農地の確保や有効利用、担い手の確保などに取り組んでいます。
南箕輪村では現在、16人の農業委員のうち、3人が女性です。
平澤支部長は「農業就業人口に占める女性の割合が6割を越える中、女性の果たす役割は大きいと思う。行動力のある人材を農業委員に登用してもらいたい」と話していました。
唐木村長は「多くの女性が活躍できるよう努力していきたい」と話していました。
女性農業委員の会上伊那支部では、南箕輪村の他に今年選挙がある駒ヶ根市と宮田村をまわり登用促進を呼び掛けていくということです。 -
美和水路トンネル 安全祈願祭
老朽化にともない、新設される伊那市長谷の非持地区の灌漑用の水路トンネルの安全祈願祭が、2日、現地で行われました。
2日は、県の関係者や、地元非持の上伊那美和土地改良区等が参加し、安全祈願祭が行われました。
水路は黒川から、長谷の非持まで12キロにわたり引かれていて、非持地区の田畑に水を供給してきました
水路のトンネル部分が老朽化に伴い破損し、通水できなくなる不安があるため、新たに、367メートルの水路トンネルが建設されます。
水路の改修やトンネルの建設は、県営ため池整備事業として採択され、事業費は、水路橋やサイホンなどの整備を含めおよそ3億4500万円です。
安全祈願祭で、市川武二上伊那地方事務所長は、「災害に強い農業にむけ、農業振興・地域振興につながる水路の無事完成を祈る。」と挨拶しました。
土地改良区の北原幸彦理事長は、「水路は、地域農業の根幹であり、地元の農業経営の安定と生活の安全につながる」と話していました。
水路トンネルは、来年10月に完成する予定です。 -
松くい虫被害木 大型破砕機による処理を引き続き
伊那市松くい虫対策協議会が2日に開かれ、昨年度から実施した被害木の大型破砕機による処理を引き続き行っていく事などが確認されました。
伊那市の松くい虫被害は昨年度1,908立法メートルで、上伊那全体ではH20年度から減少傾向にあるものの伊那市は増加しています。
今後の対策として協議会では被害木の処理方法として、できるだけ大型破砕機による処理を行っていくとしています。
破砕処理は、被害木を15ミリ以下のチップにし松くい虫が寄生できない状態にする方法です。
従来のくん蒸処理は、きり倒した被害木をビニールで覆い現場に残すため景観上問題がありました。
今年度は、処理を予定している900立法メートルのうち7割を破砕、残り3割をくん蒸で処理する計画です。 -
ふれあい農園で都会の人達が田植え体験
伊那市高遠町勝間にある都会の人達のオーナー農園「ふれあい農園」で28日、田植え体験が行われました。
勝間のふれあい農園では、東京や埼玉など関東の人を中心におよそ110人が参加して田植えを体験しました。
ふれあい農園は、農作業体験を通して都市と農村の交流を深めようと行われていて、オーナーは田植えと稲刈りを体験します。
収穫後、申し込み1区画につきコシヒカリの玄米60キロがオーナーに届くことになっています。
この日は、およそ13アールの田んぼでコシヒカリの苗を手植えしました。
稲刈り体験は10月に行われる予定です。 -
JA上伊那 平成22年度決算 利益減少
JA上伊那の平成22年度の事業総利益は、前の年度と比べおよそ1億3千万円減少しました。
JA上伊那の通常総代会が26日、JA上伊那本所で開かれました。
平成22年度の事業総利益は79億4903万円で、前の年度より1億3697万円減少しました。
これは金融、共済、LPガス、Aコープレギュラー店での減少によるものです。
純利益は1億5155万円で、前の年度より7758万円減少しました。
農畜産物の販売高は145億1384万円で、前の年度より9億7050万円減少しました。
今年度は、去年策定された中期計画の2年目で、計画実現のため事業に積極的に取り組んでいくことが確認されました。
また、環太平洋連携協定TPPへの参加に反対する特別決議も承認されました。
宮下勝義組合長は、「安全・安心・新鮮な農畜産物の生産と販売を通して、農家の手取りの向上を図り、暮らしを応援していきたい」と話していました。