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ジオパーク知識アップ講座
南アルプスジオパークについて学ぶ知識アップ講座が12日、伊那市の長谷公民館で開かれた。
ジオパークとは地質学的に価値のある地域を保全し活用する自然公園。
平成20年12月に伊那市の区域を含む中央構造線エリアが日本ジオパークに認定された。
これを受け、地域の人達にジオパークについて理解を深めてもらおうと初めて本年度4回の講座が企画された。
県内外から約130人が参加し、大鹿村中央構造線博物館の学芸員河本和郎さんがジオパークについて解説した。
河本さんは、「ジオパークは地球活動の遺産であり保護する事が大切。また教育や研究の現場での活用も必要」と話していた。
講演会の後は日本最大級の断層中央構造線が露出する長谷の溝口露頭を見学した。
次回の知識アップ講座は8月4日の予定。 -
ちびっこ駅伝大会、大道芸フェスタなどイベント多彩
子どもたちが商店街をかけぬける第14回ちびっこ駅伝大会が12日、伊那市の通り町で開かれた。
歩行者天国となった通り町にはぞくぞくと園児が集まり、チームごとそろいのゼッケンをつけてスタートの瞬間を待った。
ちびっこ駅伝は商店街の活性化につなげようと伊那商工会議所が毎年行っている。
今年は、市内の保育園から54チーム529人が参加した。
コースは通り町いなっせ前から八幡町までの480メートルで、1区間60メートルをタスキでつなぐ。
子どもたちは沿道のお父さんやお母さんの声援を受けながら懸命に走り抜けていた。 -
大芝プールオープン
南箕輪村大芝高原の村営プールが11日、オープンした。
今年は去年よりも1週間早いオープンとなった。
昼ごろになると家族連れや子ども達が訪れ、暑さを凌いでいた。
大芝村営プールは8月23日まで、また同じく11日オープンしたみのわ町スイミングプールは8月17日までの営業となっている。 -
大道芸バスが市内を循環
12日に伊那市内で開かれる伊那大道芸フェスタを盛り上げようと11日、芸人達が市内循環バスに乗り込みPR活動をした。
この日は伊那市内を循環するイーナちゃんバス6便に芸人が分かれて乗り込み、パフォーマンスを披露したりチラシを配った。
伊那大道芸フェスタはこれまで当日のみの開催だったが、市民を巻き込んだ祭りにしようと、今年から前日に芸人がバスに乗り込み、PRをすることになった。
このバスに乗り込んだのは、旅回り芸人の、おいかどいちろうさん、大道芸人のあまるさんの二人。
大道芸人のあまるさんが人形や道具を使った芸を披露し、おいかどさんが乗客に話しかけていた。
大道芸バスを企画したゴンベエワールドさんは「テレビとは違う生の良さを多くの人に見てもらいたい。」と話していた。 -
富県保育園建設工事安全祈願祭
伊那市富県で11日、新しい富県保育園の安全祈願祭が開かれた。
この日は地元関係者や工事関係者などが集まり、工事の無事を願った。
富県保育園はもともと、北と南に分かれていたが、平成19年に統合し、現在は旧富県南保育園で保育を行っている。
新しい保育園の建設については、地区の真ん中に建ててほしいという要望が地元からあったため、小学校の南隣りに建設することになった。
用地面積は8千平方メートル、総事業費はおよそ2億7千万円。
新しい園舎は木造平屋建で延床面積はおよそ980平方メートル、ペレットボイラーを導入し、未満児室を床暖房にした。
また、保育園としては初めて、太陽光発電パネルも設置する。
小坂樫男市長は「小学生と園児の交流も盛んになると思う。未来を担う子供たちに元気に成長してほしい」と話した。
来年3月までに工事を完了し、4月から開設する予定。 -
池坊伊那支部青年部がミニ花展
池坊伊那支部の青年部によるミニ花展が11日から、伊那市の伊那図書館で始まった。
作品展は池坊青年部の伊那市、南箕輪村のメンバーが開いているもので、季節の花を使った個人作品やグループ作品などおよそ30点が展示されている。
今回の作品展では、「池坊もったいないプロジェクト」と題して、使い終わった割りばしなどを使った作品づくりに取り組んでいる。
使い終わった空きビンを使用した作品や、空き缶を並べ、そこに花を生けた作品などのほか、子供が使わなくなったおもちゃを使ったユニークな作品も展示されている。 -
子どもたちが乗馬に挑戦
箕輪町松島地区の子供たちが11日、乗馬に挑戦した。
この日は松島地区の子供およそ30人が乗馬などを体験できる町内の「パカパカ塾」を訪れ、協力し合いながらポニーに乗った。
この催しは、子どもに野外でさまざまな体験をしてもらおうと箕輪町公民館松島分館が企画したもの。
初めて馬に触る子どももいたが、パカパカ塾に通う子どもから馬との接し方などを教わり、乗馬を楽しんだ。
催しでは他に子どもたちが一晩、パカパカ塾にテントを張って泊まり、野外での夕食作りなどを体験した。 -
上牧区2分の1成人式
10歳の節目を祝う2分の1成人式が11日、伊那市の上牧区で行われ、子ども達が将来の夢を発表した。
この日は今年10歳になる地区の4年生25人が、上牧研修センターに集まった。
2分の1成人式は、10歳という節目の歳に思い出を残してもらおうと上牧区子ども育成会が去年から行っている。
式では子ども達が将来の夢について書いた作文を1人ずつ発表した。
子ども達は「英語を勉強してパイロットになりたい」「文房具が好きなので文房具の発明家になりたい。」など、将来の夢を発表していた。
育成会の北原龍樹会長は「成人式の時に地区でこんな行事があったということを思い出してもらいたい。」と話していた。
手紙はタイムカプセルに入れて埋め、成人式の時に集まって掘り起こすことにしている。 -
西春近桜の里で整備作業
去年、細ヶ谷グラウンドに桜の苗を植樹した伊那市西春近地区の住民が11日、その桜の木の周辺で整備作業をした。
西春近の区や各種団体でつくる西春近自治協議会では、細ヶ谷グラウンドを桜の里にしようと去年の秋に45本の桜の苗を植えた。
この日は桜の木の生育具合を見るとともに、周辺を整備するため、およそ90人が集まった。
土手草は桜の木よりも背丈が大きくなり、最初は木が隠れて見えない状態となっていたが、作業が進むにつれ、徐々に桜の木が見えるようになった。
桜の木45本には、木を植えた区などの名前が書かれている。
ある参加者は、「この春も少し花が咲いた。やっぱり自分たちが植えた木はかわいい」と話していた。 -
さくらホテルでカレーフェア
暑い夏を元気にのりきってもらおうと、高遠さくらホテルでは、今年カレーフェアを開催します。
高遠さくらホテルを経営している伊那市観光株式会社では、暑い夏、涼しい高遠湖を眺めながら、カレーを食べて元気を出してもらおうと今年初めてカレーフェアを開く。
カレーは9種類用意され、値段はどれも1000円程度。カレーを食べると、800円の入浴が半額の400円になるサービスもある。
カレーフェアは11日(土)からで、ランチ限定。 -
南大東島コンサート招待申し入れ
今月30日に2年ぶりに開かれる沖縄県南大東島の子どもたちの太鼓・島歌コンサートに、地元の子どもを招待しようと実行委員会が8日、伊那市の県伊那養護学校などを訪れた。
実行委員のメンバー3人が伊那養護学校と、児童養護施設「たかずやの里」を訪れ、子どもたちをコンサートに無料で招待する考えを伝えた。
小林史麿実行委員長は、「互いに違う環境で育った子どもたちの交流は素晴らしい経験になると思う」と話し、協力を呼びかけた。
実行委員会では、2年前のコンサートの時も養護学校とたかずやの里の子どもたちを無料で招待していて、当時は約30人の子どもがコンサートを楽しんだという。 -
美篶地区で新ごみ処理施設の学習会
伊那市の美篶地区で8日夜、新しいごみ処理施設について学ぶ学習会が開かれた。
区長などでつくる美篶地区の委員会が開き、約60人が集まった。
美篶地区は、上伊那広域連合が計画する新しいごみ処理場の建設候補地に隣接している。
排ガスのことなどを心配する住民の声があったため、すでに新しいごみ処理場を導入している他地区の関係者から実情を学ぼうと企画した。
東京23区の家庭ごみを処理する葛飾清掃工場から、副工場長の丸嶋忠晴さんを迎えた。
葛飾清掃工場は最新型のごみ処理場を平成18年に導入した。
丸嶋さんは、新しいごみ処理施設では850度以上の高温でごみを燃やし、安定的にごみを処理していることや、ごみを燃やした後に出る焼却灰などは1200度以上の高温で溶かし無害化していることなどを説明した。
参加者からは「有害物質がほとんどゼロに近い数値。これは施設が優れているからなのか」、「現在は有害物質は出ていないが、これから先も大丈夫と言えるか」などといった質問が出された。
丸嶋さんは「有害物質がほとんど出ないのは、全国でもトップレベルの処理施設を導入したおかげ。将来のことを言うのは難しいが、厳密な管理のもと運営している。私は大丈夫だと考えている」と話していた。 -
相田みつを美術館長相田一人さん講演会
書家で詩人だった相田みつをさんの長男、相田一人さんの講演会が9日、箕輪町の箕輪中学校で開かれた。
社会を明るくする運動青少年健全育成推進大会として開いたもので、全校生徒と保護者、地域住民らおよそ千人が講演を聞いた。
相田一人さんは、相田みつを美術館の館長を務めている。
講演では、父・相田みつをさんが作った詩「いのちの根」を紹介し、父親の人生観について話した。
相田さんは、「うまくいかないことのほうが多いのが人生。詩の中には何度も耐えるという言葉が出てくる。耐えることで命の根が深くなるというのが父の人生観」と話した。
さらに、「最近はキレるという言葉の時代になったと思う。これでは命の根は深くならない」とも話していた。 -
高山植物保護で柵設置
南アルプス食害対策協議会は9日、南アルプス仙丈ケ岳馬ノ背周辺で防護柵を設置した。
この日は伊那市や南信森林管理署の関係者またボランティアなど44人が柵の設置場所、標高およそ2700メートルの仙丈ケ岳馬ノ背に登った。
防護柵の設置は、シカに食べられ無くなった仙丈ケ岳の高山植物を復活させようと行われたもので、2年目の取り組みとなる。
協議会は去年、仙丈ケ岳馬ノ背周辺に3カ所、全長およそ330メートル分の柵を設置した。
柵の中については植生の回復が見られ、関係者は一定の成果があったとしている。
今回は去年設置した柵のポールが雪の重みで壊れていたことから、その交換と新たに馬ノ背周辺に2か所、およそ280メートル分の柵を設置した。
県のまとめによると、南アルプスにはおよそ3万頭のシカが生息しているということで、そのエサとなる高山植物の食害が広がりつづけている。 -
みはらしの湯ロビー展
唐澤幸一さん(伊那市小沢)が水墨画展示伊那市羽広のみはらしの湯で、伊那市小沢の唐澤幸一さん(78)による水墨画ロビー展が開かれている。
唐澤さんは30年ほど前から水墨画を始めた。
今回出品した作品は、見る人に水墨画を楽しんでもらおうと、描かれた動物に自らの気持ちを添えている。
ほとんど独学で水墨画に取り組んできたということで、「自分なりの個性のある作品を作りたかった」と話している。
水墨画展は7月末まで。 -
自転車盗難防止呼び掛け
伊那警察署は6日、自転車の盗難注意を促す啓発活動を、伊那市の伊那弥生ヶ丘高校で実施した。
伊那署の警察官と弥生ヶ丘高校の警備委員会の生徒が、登校してくる生徒に防犯啓発用のティッシュを配り、注意を呼びかけた。
これは、自転車の盗難が増えていることを受け、伊那警察署が今年初めて実施した。
被害者の6割が高校生のため、伊那署管内にある高校8校で啓発活動を実施し、自主防犯を呼びかける。
伊那署によると、今年に入ってから6月末までに管内で発生した自転車の盗難被害件数は72件で、前年同期より20件増えている。被害を防ぐためにも自転車の防犯登録をすることや、鍵をきちんとかけることなどを呼びかけている。 -
町公民館庭木の剪定講座
箕輪町公民館が主催する庭木の剪定講座が8日、町産業会館前で開かれた。
受講者30人が参加し、1級造園施工管理技士の小松和彦さんら4人から説明を受けた。
この講座は、自分で剪定をして庭木がきれいになった時の喜びを味わってもらおうと、箕輪町公民館が開いた。
小松さんによると、剪定は木を美しくするだけでなく、日のあたり方、水の循環など、木の健康のためにも重要な作業だという。
松の場合、葉に日をあてやすくするために混雑している部分を切るなど、参加者は木の特徴に合わせて剪定の方法を教わっていた。
ある参加者は「これまで自己流でやってきたが、教わると仕上がりも違う。参加して良かった」と話していた。 -
大芝祭り花火協賛金3分の2に
8月22日に開催される南箕輪村の大芝高原まつり、花火大会の協賛金の見込み額が、昨年に比べて3割程減っていることがわかった。
大芝高原まつり実行委員会によると、今年の花火大会の協賛金は、不況の影響を受け、前年の690万円に比べて3割減の400万円余となっている。
協賛企業の数も前年に比べて2割近く減っていて、番組数は昨年の76番組から60番組程に減るという。
まつり実行委員会では「不況の中でも協賛してくれた企業のおかげで花火大会ができる。不況を吹き飛ばすよう元気良く開催したい」としている。
なお、他地域の祭りの花火協賛金は、伊那まつりは1400万円余で前年比1.5割減、箕輪まつりは410万円で前年比1.5割減となっている。 -
夏期食品一斉取締り
夏の食中毒が発生しやすい時期を迎え、伊那保健福祉事務所などは8日から、スパーマーケットなどで食品の一斉取締りを行っている。
初日は、伊那保健福祉事務所の職員ら4人がアピタ伊那店を訪れ食品を点検した。
一斉取締りは、気温、湿度が高くなり、O157などの食中毒が発生するのを未然に防ごうと毎年この時期に行っている。
職員らは、適切な温度が保たれているか、消費期限、賞味期限などが守られているかなどをチェックしていた。
上伊那では、平成20年1月に駒ヶ根市の飲食店でノロウイルスによる食中毒が発生して以来、食中毒は出ていない。
伊那保健福祉事務所では、商業施設以外に、消費者にも食中毒防止を徹底してほしい竏窒ニして、「『菌をつけない、増やさない、やっつける』の3原則を守ってほしい」と話していた。
食品の一斉取締りは、8月7日まで管内35余りのスーパーマーケットや食品製造会社などで行われる。 -
写真愛好家グループ「ひまわり」写真展
南箕輪村の日帰り温泉施設大芝の湯ロビーで、写真愛好家のグループ「ひまわり」による写真展が開かれている。
ロビーにはデジタルカメラで撮影した写真18点が並んでいる。
「ひまわり」は、伊那市と南箕輪村の写真愛好家6人が3年前に立ち上げ、毎月例会を開いて学び合っているという。
ひまわり写真展は8月2日(日)まで、大芝の湯ロビーで開かれている。 -
市民おどりのオープンレッスン開催中
伊那まつりまで1ヶ月を切り、毎週土日には、市民おどりのオープンレッスンが行われている。
4日も練習が行われ、ダンシングオンザロードのドラゴン踊りのレッスンには、子どもから大人まで40人ほどが参加した。
練習会は、事前の申込みは必要なくだれでも参加できる。
踊りインストラクターの指導のもと、1時間にわたり、基本的な動作を確認していく。
レッスンは、基本的に、毎週土日の午後6時から、伊那節・勘太郎月夜唄・ダンシングオンザロードの伊那粋踊り、午後7時からダンシングオンザロードのドラゴン踊りの日程で行われている。
今年の伊那まつりは、8月1日に市民踊り、2日花火大会の予定。 -
草木染め体験会
身近に生えている雑草を使った草木染め体験会が5日、箕輪町郷土博物館で開かれた。
体験会は公民館活動として開かれたもので、会場には20人が集まった。
草木染めはどこにでもある雑草をお湯で煮て、そこに白地の布を入れて染めるもので、自然な色合いに仕上がるのが特徴。
体験会では赤系の色に染めることができる「アカソ」と、黄色系に染める「ヒメジョオン」が用意され、参加者は好みの色にハンカチを染めた。
草木染めは化学染料と違い色やガラに味があり、同じものができないのが魅力だということで、参加者は「自分だけの個性ある模様になった。家でもいろんな植物で試してみたい。」と話していた。 -
各地で消防団のポンプ操法大会
伊那市消防団のポンプ操法、ラッパ吹奏大会が5日、伊那市役所であった。各分団の消防団らが、日頃の訓練の成果を競い合った。
この日は、ポンプ車操法の部に9チーム、小型ポンプの部に25チーム、ラッパ吹奏の部に5チームが出場。それぞれ技術を競い合った。
大会の結果、ポンプ車操法は竜東分団第2部が、小型ポンプは手良分団第1部がそれぞれ優勝した。 -
トンボの楽園でハッチョウトンボ観察会
ハッチョウトンボの生息地である伊那市新山で5日、観察会が開かれ、多くの人でにぎわった。
日本最少トンボといわれるハッチョウトンボは体長約2センチ。オスが赤、メスが黄色と黒のしま模様をしている。
観察会は新山地区の住民有志でつくる「新山山野草等保護育成会」が開いた。
トンボの楽園は広さが約1ヘクタールで、遊歩道が整備されている。
36種類のトンボが確認されており、訪れた人たちは珍しいトンボを見つけると、その様子を写真に収めるなどしていた。
ハッチョウトンボは草がある湿地帯を好むということで、育成会では草が伸びすぎないようにしたり、乾いた所には水を入れるなど年間を通して管理している。
トンボの楽園は無料開放されている。ハッチョウトンボの発生のピークは今月いっぱい。 -
大芝公演で七夕灯籠祭り
南箕輪村の大芝公園に4日、「七夕とうろう祭り」があり、村内の保育園児や小学生が作った161個灯ろうが、辺りを幻想的な雰囲気に包んだ。
祭りは、子どもたちの思い出づくりに竏窒ニ、村の有志が8年前から開いている。今年は村内5つの保育園と小学校、信州大学農学部などから161個の灯ろうが集まった。
灯ろうは段ボールを繰り抜き、和紙を貼り付け作ったもの。七夕にちなみ、願いごとなどが書かれていた。
灯ろうには蜂蜜を作る時にでる蜜ロウで作ったロウソクを使用。祭はロウソクが燃え尽きる30分程度で終了となるが、辺りには家族連れなどが大勢訪れ、幻想的な雰囲気を楽しんでいた。 -
食について学ぶ学習会
特定健診を受診した人を対象にした食事と健康について考える講演会が1日、南箕輪村民センターで開かれた。
講演会に合わせて特定健診の結果が配られ、受診した人など約120人が参加した。
松本大学人間健康学部管理栄養士の水野尚子さんが講師を務め、「健診結果から食について学ぼう」と題して話した。
水野さんは、日本人の塩分摂取量が世界でも際立って高いことを挙げ、「日本人は漬けものや梅干しなど、塩分の高いものが好きな人が多い。普段食べる大きさを3等分して3回味わうなど工夫することも大切」と話していた。
また、食べすぎや運動不足による生活習慣病、メタボリックシンドロームについて、「内臓脂肪の蓄積は血管の炎症や血栓を発生しやすくさせる。適度な食事と運動を心がけましょう」と呼びかけていた。
訪れた人たちは自分の健診結果と照らし合わせながら、水野さんの話を聞いていた。 -
北沢峠で長衛祭
竹沢長衛の遺徳を偲ぶ南アルプスの開拓者として知られる「竹沢長衛」を偲ぶ長衛祭が4日、伊那市長谷と山梨県境の北沢峠で行われた。
1958(昭和33)年に69歳で亡くなった竹沢長衛は、伊那市長谷出身で南アルプスの開拓者として知られている。
長衛祭は登山道の整備や山小屋の建設などに尽力した故人の功績をたたえようと行われ、今年で51回目となる。
この日は標高2032メートルの北沢峠に飾られている長衛のレリーフの前に登山者ら約140人が集まった。
集まった人たちは一人ひとり長衛のレリーフに花をたむけ、故人の遺徳を偲んだ。
また、北沢峠の長衛荘で南アルプスや竹沢長衛に関する意見発表があった。
意見発表では、竹沢長衛の知人で第1回から長衛祭に参加している唐木勉さんが話をした。
唐木さんは、「竹沢長衛は、不思議な魅力を持った人。山を愛していたとともに山を愛する人を愛した人だった」と話していた。
集まった人たちは長衛にまつわる唐木さんの話に耳を傾け、その人柄と功績について理解を深めていた。 -
子ども科学工作教室
科学への関心を深めてもらおうと、「子ども科学工作教室」が4日、伊那市の伊那テクノバレー地域センターで開かれた。上伊那地区の小学生約40人が集まり、電気を使ったロボットづくりに挑戦した。
同教室は、子どもに科学に興味を持ってもらうおうと年2回、地域産業の支援を行っている伊那テクノバレー地域センターが開いている。
ボランティアとして地元企業の技術者が参加していて、10社から25人が参加した。
今回はセンサーで黒い線を認識して走るロボット「ラインレーサー」の組み立てに挑戦した。
子どもたちは、線の接続や組み立ての方法を教わりながらロボットを完成させ、きちんと動くかを確かめていた。
最後は、一斉に並べて競争。子どもたちはスタートと同時にロボットから手を離し、順位の行方を見守っていた。 -
英語教室の子どもたちが南箕輪村に寄付
南箕輪村内で英語講座を受講する子どもたちは3日、環境のことを考え、紙コップの利用をやめて貯めた4365円を村に寄付した。
翻訳事務所「オフィスTOJI」が村民センターで開いている英語講座の受講児童15人が役場を訪れ、唐木一直村長に寄付金を渡した。
子どもたちは、去年6月の授業でエコについて学んだことをきっかけに、授業中に水を飲むのに使っていた紙コップの利用をやめ、マイコップを使うようになった。
今回は、全児童60人の紙コップ代半年分、4365円を寄付した。
唐木一直村長は、「みなさんが節約して貯めてくれた貴重なお金。環境に役立つよう使いたいと思います」と話していた。 -
上伊那建労箕輪分会 認知症を学ぶ
上伊那建設労働組合箕輪分会の組合員は4日、認知症について学んだ。
この勉強会は、自分の健康について見直してもらう機会にしようと、建設労働組合箕輪分会が毎年開いている健康づくり教室の一環。
組合員約40人が参加し、町の保健師鈴木道代さんから認知症に関する知識を学んだ。
鈴木さんによると、日本人の65歳以上で8%が、85歳以上では27%が認知症の患者だという。
適度な運動、バランスのとれた食事、人とのふれあい、ゲームなどが認知症の予防につながるという。
鈴木さんは、「自分だけでなく、周りの人が認知症になった時に対処できるよう理解を深めてほしい」と話していた。