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遠照寺 ボタンが見ごろ
伊那市高遠町山室にある遠照寺のボタンが見ごろを迎えた。最盛期は23縲・0日で、6月2日ごろまで楽しめるという。
境内一円に植えられたボタンは160種、2千株。開花は昨年より1日早く、赤色の「太陽」、白色の「白神」、ピンク色の「玉芙蓉」などが見ごろ。遅咲きはこれからとなる。
ボタンの上に赤い傘を差して日よけ、雨の日にはビニール袋をかけて対応しているため、色鮮やかに花が開く。
品種名を記した札が立てられ、訪れた年配女性らは「きれいだね」と口々に話しながら境内を散策したり、ボタンを入れて写真を撮ったりと楽しんだ。
例年、名古屋や東京など県内外から多くの人でにぎわい、平日も観光バスが訪れている。
開催中の「ぼたん祭り」に合わせ、24日午前10時から、遠照寺本堂で信州大学人文学部の笹本正治教授の講演会「現代の忘れもの竏苧[焼け小焼けの歴史と感性」がある。
そのほか、ボタン苗の販売、そば処「南無庵」の開店も。
開花中の入園料は400円(高校生以下無料)。 -
伊那ビデオクラブ会員の作品がコンクールに多数入賞
伊那市、箕輪町、南箕輪村など在住のアマチュアビデオ愛好者らでつくる伊那ビデオクラブ(飯島尚美会長、27人)の会員の作品が、NHK長野ビデオクラブ主催の第19回ビデオ作品コンクールに多数入賞した。入選14作品のうち10作品を同クラブが占めた快挙を報告しようと21日、会長以下8人が伊那市役所を訪れ、小坂樫男市長と喜びを分かち合った=写真。飯島会長は「例年5縲・作品は入賞するが、こんなにたくさんの入賞は初めて。これまでの努力の成果だ」と喜びを語った。
最高賞の会長賞に次ぐ優秀賞に選ばれた石川はつめさん=伊那市美篶=は「クラブに入っていたから撮影や編集の技術を学べた。入賞は皆さんのおかげ」と話した。石川さんの作品「こいの季節」は、ニシキゴイの生態を3カ月にわたって撮影し、産卵や稚魚の成長の様子などを生き生きと描いた。「5分以内にまとめなければならないため、編集が大変だった」と言う。
同クラブは93年発足。クラブ内でコンクールを開くなどして作品のレベルアップに努めている。伊那市の委託を受け、民話の発掘や新山のハッチョウトンボの生態などを描いた作品の制作にも当たった。
同クラブからの入賞者は次の皆さん。
▼優秀賞=石川はつめ▼映像賞=赤羽伊三夫、飯島尚美▼ほのぼの賞=有賀光代▼努力賞=武田忠芳、赤羽仁▼入選=前田耕一、北原正、小島勇男、小山喜美子 -
新しい中沢警察官駐在所で落成式
旧駐在所の老朽化に伴ない、新築移転した駒ケ根市中沢バイパス沿いに建設された中沢警察官駐在所で21日、落成式があった。工事関係者や来賓など約30人を迎え、新駐在所を披露するとともに中沢、東伊那地区における安心、安全を維持していくべく、志を新たにした。
新駐在所の建設は昨年10月から進めてきたもので、建物は昨年度末に完成。4月初旬から開所している。新しい駐在所は木造平屋建てで建築面積は約128平方メートルで、所内には住民が気軽に相談できるよう、コミュニティーコーナーが設置されている。また、中沢、東伊那の両地区をカバーすることを考慮し、中沢バイパス沿いに建設した。
駒ケ根警察署の渋谷明所長は「竜東地区唯一の警察施設として、地域の方々が安心、安全な生活をおくれるよう、尽力していきたい」と語った。
また、駐在員の川澄一久巡査部長(47)は「期待と責任を自覚し、住民の安全安心を守ることに全力をつくしたい」と語った。
旧駐在所は取り壊し後、用地を駒ケ根市に返却する。市は来年度以降、この場所に駒ケ根市消防団第4分団の詰め所兼ポンプ庫を新たに建設する予定。 -
飯坂保育園で「ひよこ安全クラブ」が親子交通安全教室を開催
子どもと一緒に交通安全について考えてもらおう竏窒ニ、駒ケ根市の飯坂保育園(北原ヒロ子園長)で20日、同園の保護者でつくる「ひよこ安全クラブ」(吉川富美子代表)による親子交通安全教室があった。長野県交通安全教育支援センターから講師を迎え、親の立場から気を付けるべきこと、子どもの立場から気を付けることなどを、楽しく学んだ。
同教室は園児とともに通園する保護者にも交通安全への理解を深めてもらうことを目的として毎年開催している。
この日は、保護者対象の教室、園児対象の教室、親子一緒に学ぶ教室の3部に分けて実施。園児を対象の教室では、パネルシアターやクイズを交えながら、道路を渡る時に手を挙げること、道を歩く時にはお母さんなどと手をつないで歩くことなどを確認し、自分の身をどう守るかを学んだ=写真。
娘の向日葵ちゃん(5)と参加した竹上花菜さん(29)=飯坂=は「普段はあまり交通安全について教える機会もなかったので、とても良い機会になりました」と話していた。 -
長野県自然保護レンジャー・長野県自然観察インストラクター合同研修会
長野県自然保護レンジャーと長野県自然観察インストラクターの合同研修会が17日、伊那市の伊那合同庁舎であった。約30人が信州大学放送公開講座のビデオや山岳写真家・津野祐次さんの講演に学んだ。
津野さんは、「山岳写真家から見た最近の中央、南アルプスにおける状況」をテーマに話し、「自然界の状況をよくよく観察し理解することを出発点に、人間と自然がどのような関係を築いていくのか、皆さんに主体となって話し合いし、実践していただきたい」と期待を寄せた。
南アルプスの仙丈ケ岳では、「植物が見られなくなり、シカの食害は深刻な問題。気候変動により植生もかわりつつあると実感している」とし、中央アルプスについては「私の目には今のところシカ被害はないと思う」としながらも、木曽側でシカが出ている情報も話した。
自然保護レンジャーは、自然公園などを巡視し利用者に動植物の保護や施設の利用など適切な指導をしたり、自然環境の保全活動をする。上伊那地方事務所管内に43人いる。
自然観察インストラクターは、植物、鳥、昆虫などの専門知識を基に自然学習会などで解説する人で、管内で28人が登録している。 -
しだれ栗公園に桜草の群生の復活を夢見て
飯島町や駒ケ根市などの愛好家でつくる南信さくらそう会(小林省吾会長)はこのほど、辰野町小野の国指定天然記念物しだれ栗公園の草地に、自生種の桜草150ポットを植栽した。
小林会長によると、10年前、公園の小川のそばの湿地帯約7平方メートルには濃いピンクの桜草がぎっしりと咲き、その中に白花も混じっていた。「こんなすばらしい群生は見たことがない、本当に感動した」
しかし、一昨年、小林会長の案内で会員が現地を訪れたところ、ほとんどが姿を消し、絶滅の危機にひんしていた。そこで、小林会長は以前、知人から分けてもらった同公園の自生種の1鉢を繁殖させ、会員にも協力を呼びかけ、株分けで増やした。
植栽作業には会員6人と、地元辰野町の赤羽敬一さん(元町議会議長)や公園関係者も参加。かつての群生地の雑草を取ると、わずか1縲・株の白花とつぼみの紅色を発見した。会員は見事な群生地がよみがえることを願いながら、丁寧に植えつけた。
今後、早春の草取り、花後の管理、夏の草刈りなどは地元の協力を得ながら、会員が担う。また、会は辰野町にくい打ち、ロープ張りなど、踏み荒し防止策を講じるように要請した。
小林会長は「天然記念物のしだれ栗の芽吹きを、その下を流れに沿って咲く、かれんな桜草が一段と引き立てくれるのでは」と期待する。
##(写真)
しだれ栗公園で桜草を植栽する会員ら -
伊那防犯協会連合会総会
伊那防犯協会連合会(小坂樫男会長)は19日、伊那市駅前ビル「いなっせ」で総会を開き、08年度の事業計画案や予算案を承認したほか、同会事務局員の給料を月額8万円(手当てを含む)から10万(手当を含む)に変更する規定の改正や、防犯功労賞の表彰をした。
08年度の主な事業は▽地域安全運動の実施や防犯ポスターコンクールの実施などの防犯意識高揚のための事業▽防犯ボランティアリーダーの養成や青色回転灯装着車両の活動への支援などの防犯ボランティア活動に対する支援事業▽非行防止の推進や有害環境浄化活動の推進などの少年の健全育成活動に対する支援事業竏窒ネど。
防犯功労賞の受賞者は次のみなさん
◇個人功労者=原旭一(伊那少年警察ボランティア協会)、若林徹男(美篶地区防犯協会)、伊藤尚恵(高遠地区防犯協会)、守谷眞恵(高遠地区防犯協会)、伊藤達子(高遠地区防犯協会)、林幸子(伊那エンジェルス隊)、小池美代子(伊那エンジェルス隊)
◇功労団体=箕輪中学校安全ねがい隊(長尾健敏代表) -
保護者自ら歩いて危険をチェック
宮田村宮田小学校PTA(池上真悟会長)は17日、通学路の危険個所パトロールを実施した。保護者や防犯指導員ら約80人が、毎年改定を続けている「安全マップ」を基に実際に歩いて点検。新たに危険度を3段階で評価し、注意や改善が必要な場所を分かりやすくした。また、万が一の時に児童、生徒が駆け込む「子どもを守る安全の家」も訪問し、地域全体で子どもたちを守っていこうと意識を高めた。
同PTAは一昨年度に安全マップを作成。安全の家の位置などとあわせて学校玄関に張り出し、児童への周知徹底を図っている。
パトロールも毎年実施し、この日も各地区に分かれて巡視。危険が潜んでいそうな場所が他にもないか目を光らせた。
従来のマップで把握している部分も含めて、危険度別にA、B、Cの3段階で評価。さっそくマップに落として改定した。
今後は結果をもとに、村や教育委員会をはじめとする関係機関に施設的な改善要望など行っていく。
池上会長は「みんなが関心を持つことが大切に思う。何かあったら声をかけあえる。地域みんなで子どもたちを見守っていきたい」と話した。 -
パートナーシップ南みのわ 08年度総会
南箕輪村の男女共同参画推進団体「パートナーシップ南みのわ」は21日夜、村民センターで08年度総会を行った。本年度活動計画、収支予算など5議案を原案通り承認し、会長には清水伝之丞さん=同村大泉=を再任した。
本年度活動計画は、会員からの提案を受けながら、役員会で月々決めていく方針。主な事業内容として現在は、年2回の「パートナーシップ南みのわ通信」の作成・発行、県の出前講座などを活用した勉強会の実施などを予定する。
同会は、男女共同参画社会の実現に向け、男女の人権尊重と相互協力により、豊かな社会の創造を目指し、地域の団体・個人への男女共同参画思想の啓発、ネットワーク化の促進を図ることが目的。村食生活改善推進協議会、文化団体連絡協議会など18団体、村民22人でつくる。
08年度の役員のみなさん -
しだれ栗公園に桜草の群生の復活を夢見て、
飯島町や駒ケ根市などの愛好家でつくる南信さくらそう会(小林省吾会長)は17日、辰野町小野の国指定天然記念物しだれ栗公園の草地に、自生種の桜草150ポットを植栽した。
小林会長によると、10年前、公園の小川の側の湿地帯約7平方メートルには濃いピンクの桜草がぎっしりと咲き、その中に白花も混じっていたという。「こんなすばらしい群生は見たことがない、本当に感動した」。
しかし、1昨年、小林会長の案内で会員が現地を訪れたところ、ほとんどが姿を消し、絶滅の危機に瀕していた。そこで、小林会長は以前、知人から分けてもらった同公園の自生種の1鉢を繁殖させ、会員にも協力を呼びかけ、株分けで増やした。
植栽作業には会員6人のほか、地元、辰野町の赤羽敬一さん(元町議会議長)、公園関係者も参加。かつての群生地の雑草を取ると、わずか1、2株の白花とつぼみの紅色を発見した。会員は見事な群生地がよみがえることを願いながら、丁寧に植えつけた。
今後、早春の草取り、花後の管理、夏の草刈りなどは地元の協力を得ながら、会員が行う。また、会では辰野町にくい打ち、ロープ張りなど、踏み荒し防止策を講じらるようにお願いした。
小林会長は「天然記念物のしだれ栗の芽吹きを、その下を流れに沿って咲く、可れんな桜草が1段と引き立てくれるのでは」と期待する。 -
上伊那北部消防連絡協議会 水防訓練
辰野、箕輪町、南箕輪村の消防団でつくる上伊那北部消防連絡協議会(平沢久一協議会長)は18日、恒例の水防訓練を箕輪町のみのわ天竜公園で行った。伊那建設事務所職員を講師に招き、水防技術の向上と水防意識の高揚を図った。
例年、関係町村の持ち回りで開き、出水期を前に実施する訓練で、各団から部長以上の幹部団員計160人が参加。団員は3小隊に分かれ、土のうを結びつけた木を川に沈めて決壊場所に設置する「木流し工法」、「シート張り工法」、「積み土のう工法」などを講師から学んだ。
山浦直人伊那建設事務所長は「水防工法は緊急時、迅速に行う工法なので、日ごろからイメージして訓練を」と講評。平沢協議会長は「こういう機会にしっかりと工法を学び、有事の際は地域住民の生命、財産を守ってほしい」とあいさつ。
シート張り工法の訓練成果を披露する団員ら -
天竜川水系環境ピクニック
恒例の河川一斉清掃「天竜川水系環境ピクニック」は18日、上下伊那の6地区で行い、環境問題に関心の高い104事業所、団体から4881人が参加した。民間企業でつくるリサイクルシステム研究会(向山孝一会長)など主催。15回目。
天竜川の現状を認識し、ごみ分別の意識やモラルの向上を目指す清掃活動で、上伊那では67事業所・団体、3255人が参加。子ども連れ家族の参加が多く、収集したごみを分別する際は、大人が子どもに分別を指導する姿も見られた。
向山会長はあいさつで「この清掃活動はボランティアで支えられている。分別することなどごみの適切な処理の知識を学ぶことが目的。子どもも一緒に参加し、家族ぐるみで認識を深めてほしい」と話した。
収集したごみの主なものは、空き缶4488個(前年比680個増)、ペットボトル2420(同42個増)、空きびん1045個(同258個減)だった。
天竜川などから集めたごみを分別する伊那地区の参加者(伊那市役所駐車場) -
イーナちゃんカーニバル08 約700人参加
伊那市などは18日、市役所を発着点としたイベント「イーナちゃんウォーキングカーニバル2008」を開催した。ウォークラリーと健康ウォークの2部門に計700人が参加し、新緑がまぶしい天竜川沿いや田園を気持ちよく歩いた。
地域を歩きながら魅力を再発見し、健康増進を目指す2005年から始まった学校区単位で回っているイベント。ウォークラリーは「緑の田園」「歴史の丘」の2コース(約8キロ)、健康ウォークは天竜川沿い両岸を歩く約15キロコースで行った。
ウォークラリー2コースは交差点や名所、公民館などの位置を記した44縲・0の「コマ図」を頼りに進路を決めるルールで家族や仲間たち約400人が参加。道中では伊那市に関するクイズなどが出題され、参加者たちは知力と体力を使いながらゲーム感覚で楽しんだ。
健康ウォークには、市内小中学生を対象に体験活動の場を提供する事業「はなまる地域探検隊」が参加し、歩きながらごみ拾いをした。
##(写真たてよこ)
健康ウォークに参加した人たちは天竜川沿いを満喫 -
伊那部宿を考える会総会
伊那市西町区の旧井沢家住宅(市有形文化財)を管理・運営する「伊那部宿を考える会」(田中三郎会長)は18日、伊那部集会所で総会を開いた=写真。会員約40人が出席し、08年度事業計画や予算など5議案を原案通り承認した。
本年度は、案内板の補修費用や新たに設置する分の費用5万円や、旧井沢家住宅で保管する資料の保存費用5万円などを事業費に盛り込んだ。同施設では、パッチワークキルト展(22縲・6日)、俳句展示(7月)など、新しい催しを計画している。
あいさつに立った田中会長は「多くの参加をうれしく思い、みなさんの熱心さに感激している。会員の高齢化が問題となっているが、何か活動するときには協力をお願いしたい。歴史のある伊那部宿をいつまでも大切にしていこう」と話した。 -
駒ケ根市赤穂公民館で「癒しのオカリナ講座」開講
駒ケ根市の赤穂公民館(清水寿一館長)で19日、「癒しのオカリナ講座」が開講した。オカリナに関心を持つ受講者ら14人が集まり、早速オカリナの音色を楽しんだ=写真。
オカリナ講座は本年度の新規講座。「オカリナの仲間づくりをしてみたい」などといった市民からの要望を受けて、今回実現したもので、受講者を募ったところ、定員以上の申し込みがあった。
講師には「カワイ音楽教室」の講師を務める小口佳枝子さんを迎え、オカリナの基本的を学習。音の出し方を一通り学んだ後、簡単な曲を一緒に演奏し、その音を確かめていた=写真。
受講者の一人、竹村ひとみさん(40)=飯島町=は「前からオカリナに興味があり、やってみたいと思っていた。実際に今日吹いてみたが、素敵な音。練習して、保育園の子どもたちに素敵な音楽を聞かせてあげるのが夢です」と話していた。
講座は3月まで全11回開講する。 -
ながた荘周辺探鳥会
箕輪町郷土博物館は17日、箕輪町のながた荘周辺で探鳥会を開いた。
ながた荘周辺探鳥会は箕輪町郷土博物館の実施している町内まるごと博物館事業の一環で、野鳥の観察を通じて郷土の自然に親しむことを目的として毎年開いている。
午前6時にながた荘駐車場に集合した約30人の参加者たちは、日本野鳥の会伊那支部長の星野和美さんの案内で、ながた自然公園へ。
野鳥が近くにいるとそこで止り、星野さんが「シジュウカラ。この辺に巣があるみたいで、盛んに警戒してる」などと説明。
参加者たちは双眼鏡をのぞき込み、「あっ、いたいた」「虫をくわえてる」と野鳥の姿を追った。
また星野さんはムクドリやカラスなどの身近にいる鳥や、巣箱についてなども話し、参加者を楽しませていた。
愛知県から来た参加者もおり、「この時期は北海道から奄美大島までいろんなところに行ってます。ここの会は初めて、カッコウの声が聞けてよかった」と感想を話していた。
箕輪町郷土博物館は6月7日、福与城周辺探鳥会を予定している。箕輪町のゆとり荘西側駐車場集合。午前6縲・時。
星野さんの説明を聞きながら、福与城周辺を歩き水鳥などの野鳥を観察する。
持ち物は双眼鏡(持っている人)、筆記用具など。参加無料。事前申し込み不用。
問い合わせは、箕輪町郷土博物館(TEL79・4860)へ。 -
中学人留学生が地震募金活動 信大農学部
信州大学農学部(南箕輪村)の中国人留学生約10人が19日から、中国・四川省における大地震への支援金募集活動を始めた。メンバーは「今できることは何か」と考え計画。募金は中国赤十字会へ送り、被災者のための食料や薬品の支援などに役立てるという。
メンバーは大学生協食堂前に募金箱を設置し、同施設を昼食で利用する学生らに義援金を求めた。昨年11月、バングラディッシュ・サイクロン災害で募金活動を行った同国出身の同大学研究者モハメド・ヌールさん(36)もメンバーに混じって協力を求めた。
ヌールさんは「災害はどこの国でも発生する。目の前で活動をしていて手伝わない理由はない」と参加。阪神・淡路大震災を知る兵庫県出身の森林科学科3年生、古川桂子さん(21)は「被災者の気持ちが分かるので何か手伝いたいと思った」と募金していた。
中国北部の黒龍省出身の大学院2年生、鄭鵬さん(26)は「周囲の学生も心配してくれ、こういうときに国籍は関係ないのだと感じた。みんなの暖かい思いがうれしい」と話している。募金活動は30日(祝日除く)までの正午縲恁゚後1時30分、生協食堂前で行っている。
募金活動を始めた信州大学農学部の中国人留学生たち -
写真展「外国青年が撮った長野」
JETプログラム(語学指導などを行う外国青年招致事業)で長野県を訪れている国際交流員や外国語指導助手が撮影した写真展「外国青年が撮った長野」が19日、伊那合同庁舎玄関ホールで始まった。国際交流活動や外国人の目から見た長野県を撮影した写真を紹介している。
県内にはJETプログラム登録者119人、国際交流員11人がいる。今回、県の国際交流員2人が初めて写真展を企画した。12人が参加し、国際交流活動の様子と長野県の魅力の2つのテーマで22点の写真を飾った。
12人はアメリカ、カナダ、オーストラリア、フィンランド、イギリスなどの出身で、母国では見られない桜や紅葉、スキーのジャンプ、木曽の宿場、小学生の英語授業の一こま、カンガルー肉の味見をする子どもたちなど、人との触れ合いや滞在中に目にした風景など感動と共にシャッターを切った作品が並ぶ。
企画者の一人、上伊那地方事務所国際交流員のパトリシア・ドーシャーさん(24)=米国ミネソタ州=は、「写真を通して長野の魅力を再発見できればいいと思う。桜や紅葉など長野に生まれ育った人がきれいと感じるように、外国人もきれいと思う共通点があること、県内に住んでいる外国人のことも知ってほしい」と話している。
展示は県庁、松本会場に次いで3会場目。会期は23日まで。その後は千曲市、飯山市、松本市で展示する。 -
宮崎守旦作陶展
伊那市高遠町に「天空窯」を構える宮崎守旦さんは25日まで、作陶展を伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開いている。
東京都青梅市出身。1974年に京都の河井武一氏に師事。83年に独立して青梅に築窯。99年に高遠町芝平に築窯。2006年から、かんてんぱぱホールで個展を開き今回が3回目。
二つのアルプスに囲まれ、その中央に天竜川が流れる伊那市をイメージした展示コーナーは、家の壁にはるタイルで天竜川やアルプスなどを表現し、天竜川には「いかだ皿」「笹皿」「舟鉢」など、平野部には田をイメージして「俵碗」を置くなど、作品で伊那市を演出している。
ブルーと辰砂の2色が特徴で、茶わん、皿、鉢、湯のみ、酒器、つぼなど約100点を展示している。
「焼物の原点は造形の自由さ。童心に帰って自由に作ることが大事。これがなければ焼物の意味がない」といい、器は使いやすさを考えながらも形に変化を持たせ、つぼは生ける花を殺さず、なおかつ生けていなくても楽しめるように作っているという。
午前10時縲恁゚後6時(最終日午後4時)。 -
【記者室】ひとごとでは済まされない
中国・四川大地震の発生から約1週間がたった。新聞やテレビが現地の様子を伝えるたび、死亡者の数は増え続けている。同じアジアに住む日本人として、この事態は他人事では済まされない▼信大農学部の中国人留学生がキャンパス内で募金活動を始めた。母国を離れて暮らす彼らが自分たちに今できることとして選んだ活動には、バングラデシュ留学生の姿も。「手伝わない理由はない」と参加した▼「災害は人類すべての問題だと感じてくれる気持ちが温かい」と中国人留学生。国家には問題があっても、思いやりの気持ちに国籍は関係ないと強く実感した。自分にできることは何かと考え、募金活動する懸命な姿を伝えたいと、カメラのシャッターを何度も切った。(布袋宏之)
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南箕輪村小中学校・保育園 AED設置
南箕輪村は08年度事業「児童生徒等の安全確保事業」として、村内全8小中学校、保育園に1台ずつのAED(自動体外式除細動器)を設置する。19日夕、村役場でメーカーからの引き渡しがあり、AEDを設置する村内の小中学校、保育園の関係者が取り扱い方法を学んだ。
AEDは、心室細動の正常化のため電気的除細動を施すための機器。村では村役場や村民体育館など村内4公共施設に設置しているが、教育施設への配置はまだだったため本年度、新規事業として機器8台の購入費用264万円を当初予算に盛り込んだ。
メーカーの説明によると、同社のAEDは「ふたを開けて電源を入れ、電極パットを体に張り、必要であれば放電ボタンを押す」の3手順を行えば使用できる。集まった関係者たちは、機器から流れる音声ガイダンスに従えば簡単に使えることを確認していた。
引渡しの後、AEDは各小中学校、保育園へ関係者が持ち帰った。村では今後、AEDを使った救命法の講習会を開き、使用方法や必要性を詳しく勉強していく考えだ。
##(写真たてよこ)
メーカーによる取り扱いの説明を聞く小中学校、保育園関係者 -
ビーズアクセサリーと暮らしの雑貨展「4days happy」
ビーズアクセサリーと暮らしの雑貨展「4days happy」は19日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開いている。
ビーズステッチや天然石アクセサリーを中心に、身の回りで使えるフェルトや布小物、帽子、アートフラワーが展示され、抹茶を楽しむコーナー(18日)、ネイルアート体験などもある。
フラワーやビーズの教室を主宰し同展示会の代表を務める平沢いずみさんが、アクセサリーのイベントを開いたのをきっかけに、仲間の輪が広がり7、8人が集まって年2回の展示会を開くようになった。11回目で、同ホールでは2度目。
今回はプロと趣味で楽しんでいる宮田村や駒ヶ根市在住者を中心に計7人がそれぞれの作品を展示するなどして参加している。
平沢さんは、「楽しい場を提供したいというコンセプトで毎回開いている。お客様は女性が多いので、家事や育児を忘れてリフレッシュし、楽しんでほしい」と話している。
午前10時縲恁゚後6時(最終日正午)。 -
伊那接客業者防火協会などが火災予防のステッカー配布
伊那接客業者防火協会(鈴木一比古会長)と伊那接客業者防犯協会(同)は17日、伊那市内の会員店で16日に火災が発生したことを受け、火災予防の啓発ステッカーを急きょ作成した。近日中に会員の約600店に配る。
同協会は料飲関係の6組合で組織。「火災予防は常に注意が必要だが、改めて啓発運動をしたほうがいい」と、調理場に掲示するステッカーを作った。用紙は注意を引く黄色にし、「火の使用消すまでその場を離れない」の言葉と、併せて「飲酒運転根絶」の言葉も印刷した。
火災予防の啓発ステッカーは2年前にも作成。協会では「各店で調理場に掲示し、一層意識を高め火の用心に記したい」という。 -
中条で盆栽・山野草展示会 きょうまで
伊那市西箕輪の中条公民館盆栽クラブ(白鳥昭平代表、12人)は17、18日、中条公民館で第28回盆栽・山野草展示会を開いている。アツモリソウ、エビネなど200種、約300点が並び、初日から山野草ファンらでにぎわいを見せた。
盆栽と山野草が一緒に楽しめる展示会として人気で、例年、関西や中部地方など県内外から多くの人が鑑賞に訪れる。
アツモリソウの「花見」を兼ね、会場にはクリーム色の礼文、紫色のカマナシアツモリソウ、経ケ岳アツモリソウなどがそろう。
そのほか、五葉松やマユミ、富士ブナなどの盆栽、シナノコザクラやクロユリなど高山植物も。
天候不順で、花つきが悪く、展示会に開花時期を合わせるのに苦労したという。
会場では、会員が育てたシラネアオイ、ヤマシャクヤク、エビネなど市価の半値以下で販売。伊豆天城石などもある。
18日は午前7時縲恁゚後4時。 -
高尾神社例大祭
約600本が植えられたツツジの名所として知られる伊那市山寺の高尾神社で17日、第76回例大祭が盛大に開かれた。山寺活性化協議会主催。多くの家族連れなどが訪れ、公園で開催中のつつじまつりと併せて祭りを楽しんだ。
子ども連の担ぐみこしが威勢よく町内を練り歩いて祭りの雰囲気を盛り上げ、社殿では浦安の舞が厳かに奉納された。舞台では信州伊那太鼓の演奏や劇団チルドレン・ワークショップの歌のお姉さん杉谷真紀子さんのステージが訪れた人たちを楽しませた。おもちゃやいか焼きなどを売る屋台が立ち並び、豪華商品が当たるビンゴ大会や福引などもあって境内は終日にぎわった。
高尾神社は1933(昭和8)年、当時の山寺商工会が五穀豊穣、商工業繁盛などを祈願して創建した。 -
伊南交通安全協会駒ケ根市会中沢支部が昨年開通した中沢バイパス沿いに道路標識を設置
伊南交通安全協会駒ケ根市会中沢支部(宮脇金朗支部長)はこのほど、昨年末に開通した駒ケ根市中沢の「中沢大通り」(駒ケ根市中沢の主要地方道駒ケ根長谷線中沢地域バイパス)沿線に、安全運転を呼びかける道路標識を設置した=写真。
中沢バイパスの開通に伴ない、竜東地区と赤穂地区の時間的距離は縮小し、多くの住民がこの道路を活用するようになっている。
その一方、道路の交通量は増加。交通事故の懸念も出てきたため、今回中沢支部として、バイパス沿いに道路標識を設置することにした。
標識の大きさは縦1メートル、横2メートル。標語は支部のメンバーで考えた。表と裏で別々の標語が掲載されており、中沢小学校から赤穂地区へ向かう時に見える側の面には、今年6月から車内全席でシートベルトの着用が義務化されることを受け「身を守るシートベルトは全席で」と記した。
宮脇支部長(57)=中曽倉=は「中沢地区はこれまで、重大事故の発生がなかった。これからもそれを継続していきたい」と話していた。 -
南割公園にあるトンボの池で、ハッチョウトンボの羽化は始まる
駒ケ根市の昆虫に指定されている世界最小クラスのトンボ「ハッチョウトンボ」(体調約1・5縲・センチ)の羽化が、同市南割公園内にある「トンボの池」で始まった。
同池でハッチョウトンボが確認されたのは10年ほど前。その後、市民らでつくる「ハッチョウトンボを育む会」(小川周次会長)が保護活動を展開し、池に住む生物たちを守り続けている。
今年の羽化は昨年より1週間ほど早め。現場に置かれた観察ノートには、育む会のメンバーが12日に羽化を確認したことが記されており「これから多くハッチョウトンボの姿が見られると思うと楽しみですね」と、コメントが添えられていた。
夏にはハッチョウトンボのほか、多くの生物たちが訪れる人たちの目を楽しませる。
育む会主催の観察会は7月20、21日に開催する予定。 -
第29回伊水会書展
箕輪町の書家・千葉耕風さんが主宰する「書道伊水会」の第29回書展が16日、伊那市の県伊那文化会館美術展示ホールで始まった。ベテランから初心者までが熱心に書いた130点が並び、見ごたえある展示会になっている。
1人3点以内で42人が出品。テーマは定めず漢字、調和体など1年以内に書いた自由な作品を展示している。
今回の書展は、千葉耕風さんの師であった書家の故・中島邑水さんの古典臨書の習作を装丁した掛け軸14幅の展示が特徴で、これだけの数は展示したことがないという。
千葉さんは、「互いに張り合うので社中展はいい。一生懸命頑張って書かれている」と話している。
会期は18日まで。時間は午前10時縲恁゚後6時(最終日午後4時)。入場無料。 -
長野県都市消防長・消防団長並びに事務担当者会議
第85回長野県都市消防長・消防団長並びに事務担当者会議は15日、伊那市高遠町の高遠さくらホテルで開いた。県内19市から54人が参加し、消防団組織のあり方などについて協議した。
毎年開催地を変えて開いている会議で、今年は伊那市での開催。
議事は参加している5市からの提案で▽消防団組織のあり方▽女性消防団員の位置づけ▽消防団員の確保-など5件あった。
駒ヶ根市は「団員と職場との関係について」提案。良好な関係を保てる消防団活動を進める方法を協議した。
分団長が勤務していた会社から、大変だったと苦情があり、今後ほかの社員が分団長になる場合、会社を辞めてくれと言わざるをえない-と言われた事例があり、取り組みとして中野市は、昨年12月に導入した消防団協力事業所表示制度の効果に期待していること、文書で理解を求めていることを話した。
長野市は、事業所にパンフレットを配り協力を求めるほか、依頼文や団員の出動証明書を発行していると説明した。 -
箕輪写友会写真展
箕輪町の写真愛好家らによる箕輪写友会(青沼久雄会長)の写真展が16日、箕輪町文化センター1階展示コーナーで始まった。10人の会員たちが昨年秋から撮りためた作品の中から3点ずつ、計30点を展示。
箕輪写友会は毎年春と秋に町文化センターで展示会を開いているほか、毎月1回の例会で会員同士の情報交換などを行なっている。
会場には、塩尻市の高ボッチ高原からの展望を写した「高原の朝」や、辰野町の田を写した「田植の時」など、県内を中心に、花や風景の写真を展示している。
来場者たちからは「すごいわねえ」「きれい」など美しい写真に感心する声が聞かれる。
来場者の中には「今、写真の修行中。こういう展示会に来るといろんなことがわかる」と熱心に作品を眺める愛好家もいた。
午前10時縲恁゚後7時(19日と25日は午後5時まで)。