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中心市街地の空き店舗で高校生がライブ
駒ケ根市の中心市街地銀座通りの空き店舗で23日夜、下伊那の高校生4人バンド「スクーターズ」のクリスマスライブがあった。商店主らでつくる「わいわいワクワク市民の会」などが開き、会場は寒さも忘れて若い熱気でムンムン。ベンチャーズや加山雄三など夏を感じさせる・ス湘南サウンド・スの数々で中高年の観客も楽しませた。
高校2年生の北林貴大君、加瀬雄飛君、宮沢幹生君、林圭介君の4人は、最初からエンジン全開。
「テケテケテケ」というエレキの音色も懐かしく、60年代のヒット曲を中心に奏でた。
今年の平安堂コピーバンドコンテストでグランプリを受賞し、結成2年目だが実力は折り紙つき。
会場には若者だけでなく、60年代に青春を謳歌した人たちの姿も数多くみられ、なつかしのサウンドに体を揺らした。
この空き店舗を使った企画は9月の歌声喫茶に続いて2回目。
市民の会会長の福澤治郎さんは「このような機会も通じながら、多くの人に街に足を運んでもらえれば」と話していた。 -
南アルプスフォトギャラリー入場料 市に寄付
伊那市長谷の「南アルプスフォトギャラリー」を経営するヤマウラは25日、同市にギャラリーの1年間の入場料8万円を寄付した。長谷総合支所に増沢信夫伊那支店長ら2人が訪れ、宮下市蔵総合支所長に手渡した。
同ギャラリーでは現在、山岳写真家の津野祐次さんの写真展を行っている。年間約1500人が来場。そのうち有料(1回100円)で入場したのは約800人だった。 -
【記者室】「偽」漢字にご用心
年賀状をパソコンで作る竏窒ニいう人の割合はどれくらいになったのだろう。家庭にもよるが、今や受け取る賀状の半分は個人のパソコンによる手製ではないか。ほんの一昔前には考えられなかった状況だ▼まだ製作の真っ最中竏窒ニいう人もいるだろうが、急いで作って出した後に「しまった!」となるのが漢字の変換ミスだ。新聞でもこれには特に気を使う。一例を挙げれば「つとめる」。勤、努、務、勉竏窒ネどがあり、意味を十分理解していないと使い分けが難しい。どうかご注意を▼世相を表す今年の漢字は「偽」だった。相次ぐ食品の偽装表示、年金記録、防衛事務次官の接待問題など、世の中でたらめがまかり通る。来年こそは・ス間違い・スのない年になってほしい。(白鳥文男)
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ガールスカウト長野第26団がピースパックの袋作り
ガールスカウト長野第26団(木部則子団委員長)は21日夜、来年2月にミャンマーの難民キャンプの子どもたちに送る「ピースパック」の袋づくりをした=写真。
「ピースパックプロジェクト」は、ガールスカウト日本連盟として例年行っているもの。文房具など、現地の子どもたちが使う用品をピースバックとして送ることで、助け合いの心を学んでもらうとともに、自分たちの生活の豊かさや世界の貧困の現場を知ってもらうことを目的としている。
長野第26団では今年、45袋を送る予定で、この日は、団委員長を始め、スキャップ、リーダーなどが文房具を詰める袋作りを実施。
ピースパックに文具を詰める作業は来年1月に行う。木部団委員長は「普段の生活の中で、自分たちの生活が平和であることを実感する機会はあまりないが、世界には大変な思いをしている人たちがいるということを知り、また、異文化への理解を深めてもらえれば」と話していた。 -
みはらしの湯ロビーで橋爪まんぷさんのチャリティー展「まんが子墨(ねずみ)絵展」始まる
伊那市の漫画家・橋爪まんぷさん(67)による、チャリティー展「まんが子墨(ねずみ)絵展」が21日から、伊那市西箕輪の日帰り温泉施設「みはらしの湯」の展示ロビーで開かれている。小林一茶の句に読まれた場面を来年の干支(えと)、子(ねずみ)が演じた「まんが絵」12点が、訪れた入浴客の目を楽しませている。
チャリティー展は7年目。干支をモチーフとした作品を展示するのは6年目となる。
来年は「子年」ということで、その印象が最も合致した小林一茶の俳句とまんが絵をコラボレートさせて作品を制作。誰もが耳にしたことのある「やせ蛙(かえる)まけるな一茶ここにあり」や「雀(すずめ)の子そこのけそこのけ御馬が通る」などといった句の場面を描いた12作品が並んだ。どれも橋爪さんらしい和やかな作品に仕上がっており、ネズミたちが一茶の句に出てくるさまざまな場面を楽しんでいる。
作品は例年、一定期間展示して購入希望者を募り、展示後に譲りわたすようにしているが、心待ちにする人も多く、今年もすでにチャリティー展に関する問い合わせがあったという。1つの作品に4、5人が申し込みする場合もあるが、同じ作品に複数の希望者がいた場合は抽選となる。
また、昨年から展示を一まとめにした来年用カレンダーも合わせて販売しているが、こちらも好評だという。
橋爪さんは「みなさん、一茶のことはご存知だと思うが、絵を見て、奥深い一茶の詩を楽しんでいただければ」と話していた。
まんが絵の価格は額入りA4サイズで5千円。また、カレンダー(CDケースサイズ)は限定100部で500円。来年1月31日まで。 -
森を生かす
伊那市長谷の里山整備で地域づくりをする「中山もりもり(森守)元気組」(中山勝司代表、25人)は24日、溝口区で竹炭のかま出し作業をした。初めてのかま出しで、会員は竹炭の出来に喜んだ。ラベルなどのデザインを検討し、販売に結びつける。
元気組は7月下旬から月1縲・回、溝口区中山の白山公園周辺の私有林約2ヘクタールで間伐作業に取り組んでいる。
里山整備で切った竹が多く、有効活用しようと竹炭を作ることになった。長さ90センチに切りそろえ、区内の高齢者クラブの協力を得て、竹の節を落として準備を整えた。
溝口生産森林組合木炭部会が使うかまを借り、軽トラック1杯分の竹をびっしりと詰めた。16日に火を入れ、20日に火をとめた。
かま出し作業には会員7人が参加。まだ暖かさの残るかまの中に1人が入り、炭になった竹を取り出し、袋へ詰めた。実験的に入れた筒状の竹も形が残ったまま出てきた。炭を焼いた際、煙を冷却して出た液体「竹酢液」も採取。
中山晶計副代表は「炭として成果があった。会員の労力還元や店頭での販売を考えたい」と話した。
正月明けに2度目の炭焼きをする。
竹炭は、冷蔵庫の脱臭や押入れの湿気取りなどに効果があるという。
元気組は有害鳥獣被害の防止や地域住民の交流などを図ることをねらいとしている。 -
みのわ祭り検討委員会第2回
箕輪町のみのわ祭り検討委員会はこのほど、第2回会議を町役場で開いた。委員の呼びかけなどに応じて集まった新たな参加者も含む22人が、祭りのあり方について意見を交わした。
運営方法について、「町や商工会主導が主になってきていたが、運営組織そのものを検討する時期では」として協議。「各サークルから出た人で実行委員会を作るのがベターではないか」「サークルの力を借りるのが一番いい」という意見の一方、「主導を地域に移すのはベストだと思うが、お金の問題や町民がみのわ祭りと思うのかという疑問もある」という意見もあった。
祭り全体のプロデュースや、今あるイベントをつなげ各団体の輪をつなげる必要性を挙げる声もあった。
運営移行の方向については次回、再度検討する。 -
南箕輪村07年重大ニュース
南箕輪村は、07年重大ニュースを発表した。
▽信濃グランセローズが4月8日に大芝高原に春季キャンプイン
▽大芝の湯が4月20日、入場者150万人達成
▽南箕輪村議会議員一般選挙(4月22日)で定数10人に
▽大芝高原みんなの森で5月20日、森林セラピーロードグランドオープン
▽村メール配信サービスが7月23日に運用開始
▽大芝高原イルミネーションフェスティバル(10月6日縲・8日)
▽大芝高原で10月21日に育樹祭
▽南箕輪村民の歌CD化。11月1日に販売開始
▽保健センター改修工事が12月10日に完了
▽学童クラブが完成し12月10日から児童の受け入れ開始 -
箕輪町07年重大ニュース
箕輪町は、07年重大ニュースを発表した。
▽箕輪町議会議員定数15人体制で新スタート
▽健康なまちづくりの充実(みのわ健康アカデミー第3期開講、ウェルネス箕輪推進協議会設立、地区巡回健康教室開講、げんきセンター南部しゅん工、第1回天竜健康ウォーク)
▽乳幼児・児童医療の受給対象を小学校6年生まで大幅引き上げなど福祉医療施策の拡充
▽学校教育施設の充実(箕輪北小体育館しゅん工、箕輪西小校内安全システム設置、箕輪東小耐震補強工事しゅん工、箕輪中部小耐震補強・大規模改造工事しゅん工、町内全小中学校にAED設置)
▽安全・安心なまちづくり(小型動力ポンプ付積載車第6分団第1班(長岡)導入、町内4カ所に耐震性防火水槽設置工事しゅん工、消防団詰所第1分団(八乙女)新設工事しゅん工、上伊那猟友会箕輪支部と災害時協力の協定調印、町内外の福祉施設と福祉避難所設置の協定調印)
▽2007防災サミットin箕輪を10月11日に開催
▽優良企業の町内誘致
▽町内既存企業の拡充支援
▽萱野高原の整備促進
▽ながたの湯が7月6日、来場者200万人を突破 -
クリスマスに自分たちでケーキをデコレーション
宮田村つつじが丘区の地区児童会は23日、恒例のクリスマス会を村勤労者研修センターで開いた。約30人の小学生が参加。ケーキを自分たちでデコレーションするなど、にぎやかに楽しんだ。
ここ数年、子どもたち自らケーキづくりに挑戦。生クリームやフルーツをふんだんに用いて、想いおもいに仕上げた。
女子に負けじと、男の子たちもワイワイ言いながらチャレンジ。「クリームの王国だ」と笑顔を広げた。
完成したケーキはみんなで美味しく食べたほか、ゲームも満喫。各自プレゼントを持ち寄ったビンゴゲームも盛りあがり、仲良く年末の思い出を刻んでいた。 -
07年度箕輪町功労者が町に記念品送る
07年度箕輪町功労者表彰の受賞者5人が19日、町に記念品として、現在建設中の地域交流センターに設置する屋外大型時計を贈った。
今年の受賞者は、桑沢幸好さん、松田正光さん、赤羽栄治さん、浅川長利さん、田中弘子さん。
受賞者からの申し入れを受け、品物は庁内で検討し決めた。屋外大型時計はソーラー電源で直径70センチ。
4人が役場を訪れ、代表して赤羽さんが「名誉ある表彰をいただきありがたい。交流センターに設置してほしい」と、平沢豊満町長に目録を手渡した。町長は「大切に使わせていただく」と感謝した。 -
伊那図書館で「ミツロウキャンドルづくり」楽しむ
伊那市の市立伊那図書館は22日、冬至とクリスマス、命の循環について考えるためのイベント「ミツロウキャンドルづくり」を同館で開き、市内の親子連れを中心とした約40人が参加した。5千年の歴史を持つという自然素材のキャンドル作りを楽しんだ。
講師の平賀研也館長によると、1年で一番昼間が短い日の冬至を境に、太陽が再びその勢いを取り戻し、命の芽吹きが再び始まる竏窒ニの考えと、キリストの誕生を祝うクリスマスとは密接にある。ロウソクに火を灯すという行為も命の誕生を意味しているという。
「ミツロウのキャンドルは5千年前の人も使っていた」との説明に参加者は関心深げの様子。キャンドルは、綿の糸を湯せんしたミツロウに浸しては冷え固まるのを待つ動作を繰り返して行い、クリスマスツリーや雪だるまなどの形にして作った。
ミツロウキャンドルを作る参加者たち -
美篶きらめき館 上棟式に地域住民300人が集まる
伊那市の美篶支所・公民館の機能を果たす「美篶きらめき館」の上棟式が22日、現地であった。もち投げには、地域住民300人余が集まった。完成は08年3月末で、しゅん工は5月を予定する。
屋根上での神事に続き、美篶支所・公民館建設委員会3役らがもちを投げた。
小学生や親子連れ、年配者らが「こっちに投げて」と言いながら、拾い集めた。
赤羽要建設委員長は、区民の文化の発信基地になることを願った。
施設は老朽化に伴い、現支所・公民館西側に新築。鉄筋コンクリート2階建てで、延べ床面積は1500平方メートル。地域住民が立ち寄ることができるプレイルーム、講堂、研修室、創作室、図書室などを設ける。事業費は4億3千万円。 -
秋まつり実行委員会が反省会
伊那市の第6回秋まつり実行委員会の反省会が19日夜、高遠町総合福祉センター「やますそ」であった。実行委員20人余が出席。公園からまちへ人が流れるようなコース設定の必要性などが挙がった。
紅葉狩りを楽しむ「秋まつり」は11月3縲・8日、カエデ250本が色づく高遠城址公園を会場に開催。伊那谷そばまつりを初めて企画したほか、菊花展、クラフト展などを展開した。
入園は無料で、期間中に2万2088人(前年比2566人増)が訪れた。東海方面を中心に、大型バス80台以上が入り、市観光協会は東京や名古屋などへのPR効果が表れたとみている。
反省会では「イベント」「食事どころ」など4部会から報告があったほか、実行委員から▽紅葉、歴史、芸術、湖を関連づけ、公園近くの信州高遠美術館、歴史博物館まで足を伸ばせるようにしたい▽カエデの植栽を考えたほうが良いのでは▽桜まつりのポスターで、秋まつりの宣伝もしたらどうか竏窒ネどの意見が出た。
これらの反省点は次回に生かしていく。
飯島進実行委員長は「官民一体となったまつりができた」と協力に感謝し、会長の伊東義人高遠町総合支所長も「来シーズンは2万5千縲・万人に来て、高遠へ泊まってもらえるようなまつりにしたい」と述べた。 -
おかめ堂で「冬至キャンペーン」22日
冬至にカボチャを食べると風邪をひかない竏窒ニの言い伝えにちなみ、伊那市荒井区通り町の和菓子屋「おかめ堂」は22日、千円以上の買い物をした人に同店銘菓の「かぼちゃパイ」2個をプレゼントする=写真。
「かぼちゃパイ」のプレゼントのほか、この日は、1500円以上の買い上げで、「三春スタンプ」を通常の3倍、又は「い縲怩ネちゃんカード」を通常の5倍でポイントサービスする。
同店は「年末になると世間はクリスマスでにぎわっているが、日本の冬至の伝統も忘れず大切にしてもらいたい」と話している。
おかめ堂では、原油高とうで材料費が高くなるなか、値上げせずに商品を販売しているという。
営業時間は午前9時縲恁゚後7時。年内は無休。問い合わせは、おかめ堂(TEL72・2637)へ。 -
伊那中吹奏楽部 伊那中央病院でコンサート
伊那市の伊那中学校吹奏楽部は20日夜、同市の伊那中央病院1階玄関ホールでボランティア演奏会「星降る夜のコンサート」を開いた。集まった患者や生徒たちの保護者ら約100人がホールに響き渡る音色を聞き入った。
同校の福祉委員会が同病院でボランティア活動をしているのを契機に「患者さんに元気を出してもらおう」と始まった、今回で2回目の演奏会。この日は、同委員会の16人が患者を病棟からホールへ送迎する手伝いもした。
特設ステージを組んだコンサートは、1、2年生部員約40人が出演。フルート四重奏やクラリネット六重奏、金管楽器八重奏でクラシック音楽を披露したほか、全員参加でジャズ音楽の「シング シング シング」を演奏した。
松原綾子部長(2年)は「今年も演奏できることがうれしい。私たちの曲がみなさんの心の中に響いてくれれば」とあいさつ。患者たちは、一曲ごとに拍手を送り、その想いにこたえていた。
「患者さんたちが元気になれば」と伊那中央病院で演奏する伊那中吹奏楽部 -
ふるさと大使・中島赳さん
箕輪町内保育園児に菓子のクリスマスプレゼント箕輪町ふるさと大使の中島赳さん(73)=愛知県名古屋市=が21日来町し、町内の保育園児に菓子のクリスマスプレゼントを贈った。
中島さんは、毎年園児のために菓子を届けている。今年は袋菓子750袋が事前に届き、この日はチョコレート菓子900個を持って町を訪れた。
松島保育園を訪問した中島さんは、サンタクロースに扮して園児の待つ遊戯室へ。「皆さん、先生の言うことをよく聞いてお利口さんなので、お菓子を持ってきました」と、一人ひとりに菓子を手渡した。園児は「サンタさんが来た!」と大喜びで、「うれしい」と笑顔で菓子を受け取り、お礼に「世界がひとつになるまで」を元気いっぱいに歌った。 -
南箕輪村久保の堀さん
大芝荘に「大入」パッチワーク作品寄贈南箕輪村久保の堀初恵さんが、集客を願って「大入」の文字をデザインしたパッチワーク作品を大芝荘に寄贈した。
堀さんは、趣味でパッチワークに親しんでおり、今秋に大芝荘と大芝の湯で作品展を開いた。今回寄贈した作品は、出品作の一つ。白や赤色などの「大入」の文字が8枚と、中央に村のキャラクター「まっくん」があり、上部に村章も配している。
作品はロビーの壁面に飾っている。山崎文直支配人は、「忘年会、新年会のサービス時期に寄贈していただき、大変うれしく思う。お客様がたくさん来てもらえるよう張り合いになる」と喜んでいる。 -
【記者室】芋焼酎「大芝の華」
南箕輪ブランドの芋焼酎「大芝の華」が完成した。上伊那産サツマイモ原料の芋焼酎「伊那八峰」の新顔で、今年村内に産声を上げた「いも焼酎南箕輪会」が栽培したサツマイモで造られている▼上伊那全体の新酒発表会では、「一番よかったサツマイモは南箕輪。粒ぞろいで、いい作品ができた気がする」という醸造元の現場の声があった。南箕輪会の試飲会では、「香りがよくて甘みがある」「うまい」と会員の顔もほころんだ▼「大芝の華」は、06年度に誕生した南箕輪ブランドの清酒「大芝の夢」とのセット販売など、共に広めていこう-という構想がある。村民が大切にする「大芝」の名とともに、多くの人のもとに「夢」が届き、「華」開くことに期待したい。(村上裕子)
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西箕輪「わんぱくおやこ塾」 クリスマス会
伊那市の西箕輪公民館の子育てサークル「わんぱくおやこ塾」は19日、同公民館講堂でクリスマス会を開いた。市内の15組約40人の親子が参加し、クリスマスツリーを囲んでクリスマスソングを歌い、ケーキを食べて楽しんだ。
グループごとに分かれ、クリームやチョコレート、バナナなどでデコレーションしたホットケーキ作りを満喫。各家庭で子どもの好みに合わせたトッピングを選んでケーキを完成させ、一足早いクリスマス料理を親子で味わった。
会の最後には、公民館の職員がふんしたサンタクロースが登場し、クリスマスプレゼントを配った。プレゼントは保護者が事前に、わが子のために用意した絵本やアニメキャラクターのおもちゃなどで、子どもたちは包装紙の中身に期待を膨らませた。
わんぱくおやこ塾は、保護者同士の交流などを目的とした公民館事業で年間12回を計画。クリスマス会のほか野菜作り、川遊びなどがあり、来年1月は餅つき大会を予定している。
サンタクロースからのプレゼントを喜ぶ子どもたち -
シカ肉を使った丼好評 伊那市役所食堂
伊那市役所の1階食堂「アザレア」で20日、シカ肉を使った「ジビエ料理提案!もみじ丼」限定20食が販売された。試食した職員によると、「思ったよりくせもなくおいしい」ようだ。今後は、客の反応を見て定番メニューに取り入れていきたいという。
アザレアでシカ肉を使ったメニューは初。職員からの提案を受け、みじ丼を考案した。豚や牛肉と比べて低脂肪、低カロリー、高鉄分のシカ肉をタマネギなどとじっくり甘辛く煮込んだ丼で、シカ肉のメンチカツとみそ汁、漬物を付けて550円販売、約1時間で完売した。
25縲・8日は、「年越しアマランサスそば」を提供する。伊那産の穀物アマランサスの実を使った生麺そばを使用。同穀物はタンパク質や鉄分、カルシウム、繊維質などを多く含んでいて栄養価が高いという。
限定20食の「もみじ丼」を試食する客 -
地元産イモ焼酎発売祝い
伊那谷産イモ焼酎の「伊那八峰」の生産に協力する上伊那の有志でつくる「くつろぎ応援団」は19日夜、今季の新酒発売を祝う会を飯島町内の飲食店で開いた。団員十数人が集まり、14日に店頭発売を始めたばかりの焼酎の味をじっくりと楽しんだ=写真。ほとんどの団員が「味見はまだ」といい、「口当たりがさっぱりしていて香りも良い」、「今年はイモの出来が良かったからな」などと話し合いながら、満足そうな笑顔で杯を次々と空けていた。
伊那八峰は上伊那8市町村にちなんだシリーズで、それぞれ独自の名称がある。原料となるサツモイモのコガネセンガン(黄金千貫)は飯島町の畑で約1万8千本を栽培。10月末に収穫して飯田市の喜久水酒造に持ち込み、720ミリリットル入り瓶1万5千本の「伊那八峰」を製造した。14日にはこのうち6千本を発売。今後も順次発売していく。焼酎作りの仕掛け人で応援団長も務める池上酒店店主の池上明さん=飯島町南仲町=は「焼酎作りも今年で5年目になる。毎年さらに良い出来になるように頑張っていきたい」と話している。 -
みのわ温泉ながた荘企画「日本酒と和食を楽しむ会」
箕輪町長田のみのわ温泉ながた荘は18日夜、「日本酒と和食を楽しむ会」を開いた。40人が参加し、ながた荘の料理長が腕をふるった和食と、全国新酒鑑評会金賞受賞酒などを味わった。
恒例の企画第5弾。料理は、エビイモの魚介のせユズみそ焼き、キンキ煮付け、アワビ吉野揚げ肝しょう油ソースなど。日本酒は伊那市の漆戸醸造の協力で今年の新酒を中心に普段は飲めない「しぼりたて生原酒」、全国新酒鑑評会金賞受賞酒「大吟醸」など5種類が料理と共に出された。参加者は、酒の説明を聞きながら一口、また一口と味わい、美しく盛り付けられた料理にはしが進んでいた。 -
芋焼酎「大芝の華」完成祝う
いも焼酎南箕輪会初の取り組み南箕輪村に今年発足した「いも焼酎南箕輪会」(12人、藤沢久人会長)は19日夜、上伊那産サツマイモを原料にした芋焼酎「伊那八峰」の南箕輪ブランドとして初めて完成した芋焼酎「大芝の華」の試飲会を大芝荘で開いた。会員や作業に参加した有志、来賓ら35人が「飲みやすい」「うまい」と新酒を酌み交わした。
南箕輪開発公社が、大芝高原温泉の開湯10周年と大芝の湯・味工房オープン5周年記念事業の一環で、南箕輪ブランド作りを企画。芋焼酎「伊那八峰」への参画を計画し、有志で発会した。「大芝の華」の名称は、06年度に誕生している南箕輪ブランドの清酒「大芝の夢」との将来的なセット販売も考慮して決めた。
6月に村内の休耕田17アールに焼酎用サツマイモ「黄金千貫」の苗3200本を植え、除草や植え直しなどをして10月に4982キロ収穫。喜久水酒造(飯田市)で醸造した。
試飲会で藤沢会長は、「初めて焼酎用のイモを作ったが、皆様のおかげで、天候にも恵まれていい収穫ができた。今日は思う存分味わってほしい」とあいさつ。参加者は、「香りがよくて、甘みがある」「皆で畑で作ったイモから出来たと思うとうれしい」と話していた。
1本720ミリリットル入り1250円。村内では酒販売6店で扱っている。 -
駒ケ根市消防団旗授与式
1984年からの使用で団旗の傷みや色落ちなどが目立ってきたことから駒ケ根市は約70万円で市消防団(小平佳司団長)の団旗と旗棒、ベルトなど一式を新調。19日、中原正純市長が小平団長に真新しい団旗を授与した=写真。団旗はこれまでの物より二回りほど大きい縦80センチ、横1メートル17センチ。正絹つづれ地の生地に、団マークと団名が金銀糸により総手刺しゅうされている。棒は本樫製で青貝ちらしの七宝塗り。小平団長は「団旗は団員の魂が入った団の象徴。これを契機に今まで以上に心を一つにし、市民の生命、身体、財産を守るべく一致団結していきたい」と礼を述べた。
団旗の新調はこれまでもたびたび検討されてきたが、費用の問題などから実現に至らなかった。自治体消防が今年60周年の節目を迎えることから23年ぶりの更新となった。
団旗は1月6日の出初め式で一般市民に初披露される。 -
水防協力団体に指定書交付
水防管理者である市町村長の指定を受けて水防に関する啓発などの活動を行う水防協力団体に、駒ケ根市のNPO「天竜川ゆめ会議」(福沢浩代表理事)が全国で2番目、関東甲信越では初めて指定された。19日、市役所を訪れた福沢代表理事が中原正純市長から指定書を受けた=写真。福沢代表理事は「天竜川の怖さを市民に知らせるのは大事なこと。指定を契機に、今までにも増して会員一丸となり、市民の意識の高揚に向けて一生懸命活動したい」と述べた。中原市長は「駒ケ根市は過去に大きな水害や土砂災害があり、水防の必要性が高い。消防団や天竜川上流河川事務所などと連携して成果を上げていってほしい」と今後に期待を寄せた。
天竜川ゆめ会議は02年に天竜川の治水や環境改善などを目的に市民有志が中心となって設立。06年7月にNPOに認定された。水防協力団体は水防法の改正(05年7月)に伴って新たに創設された制度。 -
「池間哲郎を呼ぶ会」が本を伊那市に寄贈
4年前に当時中学生の息子を急性骨髄性白血病で亡くした伊那市西春近の樋口秀子さん(50)が中心となってつくる「池間哲郎を呼ぶ会」(織井常昭会長)は19日、池間さんの著書「あなたの夢はなんですか?私の夢は大人になるまで生きることです。」30冊などを同市に寄贈した。
貧困や病気に苦しむ子どもを支援するNPO法人「アジアチャイルドサポート」代表理事の池間さんの講演を樋口さんが聴いたのがきっかけ。生きるすばらしさを教えてくれた講演会を地元の人たちにも聴いてほしい竏窒ニの想いで会を発足、地元企業などからの協賛金や募金で池間さんを招き、10月初旬に市内で講演会を開いた。
この日は、樋口さんや織井会長らメンバー8人が市役所を訪れ、小坂樫男市長に講演会の協賛金などの一部で購入した本を手渡した。このほか、4年前に病気で亡くなった樋口さんの4人姉弟の末っ子、寛君=当時14歳=の中学校の同級生たちが当時、自分たちで作詞した歌「生きる」のCDも寄贈。本などは市内の小中学校や図書館などに配布する予定だ。
樋口さんは「世界には生きたくても生きられない子どもがいるなか、日本では自ら命を絶つ子どもがいることは悲しい。この本を読んでもらい、もっと生きることに執着してもらいたい」と話していた。
同会では、アジアチャイルドサポートが取り組む、ミャンマーの貧しい地域に井戸を掘るための基金を集めるアジア井戸掘り基金「信州伊那谷命の泉」を設置、基金への協力を呼びかけている。詳しくはホームページ(http:/www.oriken.com/ikemaina/)へ。
命の大切さを訴えた本を伊那市に寄贈した樋口さん(左)ら「池間哲郎を呼ぶ会」 -
伊那市新ごみ中間処理施設用地選定委員会小委員会、用地の適正を判断する点数評価項目25項目の評価方法を決定
上伊那広域連合の新ごみ中間処理施設の建設地を検討する伊那市用地選定委員会の小委員会が19日、市役所であり、建設候補地の絞りこみを行う評価基準のうち、点数評価する25項目の評価方法を決定した。前回決定した各項目の優先順位を示す「補正係数」を参考に、各候補地の立地条件を加点、減点で評価。土地の購入、造成などを含む「施設コスト」の評価は例外的に、金額に応じて加点する方法をとるため、最大30点の差しか開かない他項目に対し、この項目では最大87点の差が生じる、コスト重視となっている。
小委員会では、事務局の示した2案のうち、より自由度のある今回の方法を選択。補正係数を参考に項目ごと、配点方法を決め、建設地に適さない場合は減点する。
具体的には、幹線道路までの距離に関する評価項目は、候補地13地点のうち、最大値と最小値を除いた11地点の平均値(215メートル)を「標準」とし10点を加点。そこより距離が近い場合は20点を加点するが、遠い場合は加点しない。また、活断層の有無を評価する項目では候補地の2キロ以内に活断層が存在した場合、マイナス30点となるなど、候補地ごとに点数化し、その合計点を算出する。
委員アンケートでは「住宅群への影響」「防災面への配慮」を重視する意見が多かったが、今回の方法では施設建設コストへの配点が最大。各候補地の建設標準金額の平均値(4億120万円)を標準金額に設定し、そこから2千万円増減するごとに評価点数を1点ずつ増減するため、施設建設費が約19億となる用地では51点の減点となる一方、最も安い2億1千万円の用地では36点が加点される。
今回の検討結果は21日の全体会で示し、意見があれば再度調整を図る。また、今回方向性を示さなかった点数評価できない項目についても、全体会の中で評価方法を模索し、点数評価項目と併せて最終判断をする。 -
大芝荘にクリスマスオブジェ
南箕輪村の大芝荘ロビーに、「工房 銀の鳥」主宰の秋山かをるさん=北殿=が制作した銀世界とクリスマスをイメージしたクラフトアートが展示されている。
木々も大地も真っ白で、家にも雪が積もり、庭先にクリスマスツリーもある。雪遊びをしているウサギ、ギフトボックスに入ったクマ、雪だるまなども飾られ、ファンタジックな世界を演出している。
作品はロビーの中央にあり、利用者らの目を楽しませている。クリスマスを過ぎると正月バージョンに変わる予定。 -
箕輪町
みのわ太鼓ジュニアチーム03年5月、箕輪町子どもセンター内に、みのわ太鼓保存会の全面的な協力を得て発足した。学校週5日制の受け皿として子どもセンターが呼びかけ、町内の小学4年生から6年生まで24人でスタートし、町文化センターで毎月2回の練習を重ねてきた。
みのわ太鼓保存会の藤林正則さんを中心に2、3人から指導を受ける。全く経験のない子どもたちで始まったチームは、真新しいばちを手に、ばちの握り方から手首を使って太鼓を打つ、構えの姿勢、構えの姿勢から打つ基本打ちなど基礎から一つずつ学んだ。
発足した年の秋、町の行事で初舞台を踏み、それから1曲、また1曲とレパートリーを増やしてきた。箕輪中学校の文化祭で演奏するため、06年は「隼の舞」、07年は「疾風神楽」というオリジナル曲を作り、レパートリーは5曲になった。
現在のメンバーは小学5年生から中学3年生まで22人。発足時から参加し5年目を迎えた仲間も3人いる。練習も当初は午前中のみだったが、メンバーの中学進学に合わせ参加しやすいよう2回のうち1回は夜間になった。
発表の場は年々増え、みのわ祭り、町文化祭、子ども太鼓inみのわ、もみじ湖夢まつりのほか、地域のイベントに呼ばれたり、老人福祉施設を訪問したこともある。
「練習中は静かで、休み時間は元気。その元気を練習に生かしてほしいと思うけど、でも皆熱心にやっている」と指導者の藤林さん。「本番になると力が出るチーム」で、練習日を増やし10回近い練習を重ねて迎えた今年の中学校文化祭では、「いい演奏ができた」という。
太鼓を4、5年やってくると、太鼓の表現力、動きのスケールの大きさなどが身に付き、現場での対応力も備わる。リズム太鼓や鉄筒は、あえて苦手なメンバーを配置することもあり、練習を重ねて演奏できるようになった自信が次へと繋がっていく。
1年1年成長してきたチームから、主力メンバーの中学3年生5人がまもなく卒業。大きな痛手だが、来年中学生になる6年生が6人いるため、すでに新曲の練習も始めた。
さらなる飛躍を願うチームでは、一緒に太鼓を打つ仲間を募集している。対象は小学3年生から中学2年生まで。町生涯学習課で受け付けている。(村上裕子)