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県伊那文化会館
「信州から宇宙を見よう!-県内の宇宙スポットと天体写真展-」伊那市の県伊那文化会館は、「信州から宇宙を見よう!-県内の宇宙スポットと天体写真展-」を美術展示ホールで開いている。
県内の天文・宇宙関連施設の特色を知ってもらうと同時に、宇宙のさまざまな表情を写した写真を見て天文や宇宙に関心を持ってほしい-と企画した。
観測所、天文台、プラネタリウムなど宇宙・天文関連施設24カ所のパネルを展示。佐久市にある「佐久市子ども未来館」と「佐久市天体観測施設うすだドーム」が06年11月から07年2月にかけて開いた企画展の展示パネルを借り、新たに3施設を加えた。施設の写真と場所、解説員の名前や写真、コメントなどを紹介している。各施設のパンフレットも自由に持ち帰りできるよう用意している。
地元アマチュア天文写真家らが撮影した天体写真は彗星、流星群、惑星、星雲・星団、銀河など37点ある。
同館所有の反射望遠鏡、木曽観測所の105センチシュミット望遠鏡の写真と模型なども展示している。
会期は19日まで。午前10時縲恁゚後5時、月曜休館。入場無料。 -
高遠城址公園 タカトオコヒガンザクラ開花宣言
伊那市は5日、桜の名所として知られる高遠城址公園のタカトオコヒガンザクラの開花宣言を出した。昨年に比べて8日早く、見ごろは12日前後。
桜は、公園内南口付近で咲き始めた。
混雑はないものの、県内外から花見客が訪れ、桜を見ながら弁当を食べたり、花びらをカメラに収めたりしてゆっくりと散策。
東京都から来たある夫妻は「これだけ本数があると、満開はきれいでしょうね。機会があれば、上空から見てみたい」と話していた。
公園内には、タカトオコヒガンザクラ1500本がある。花は濃い紅色で、雲のようにもくもくと咲くのが特徴。60年、県天然記念物の指定を受けている。
高遠の桜情報は、テレフォンサービス(TEL94・3939)で受け付けている。
入園料は一般500円、小中学生250円。 -
箕輪町ながたの湯
「200万人達成日を当てよう」投票始まる箕輪町長田の「ながたの湯」は、入場者200万人達成日を当てる投票を始めた。正解者の中から200人に、ながたの湯入場券が当たる。
特等は回数券1冊、20人。1等は入場券1枚、180人。
3月31日現在の入場者数は194万5309人。営業日数は2691日。1日平均722人の利用がある。支配人、マネージャー、フロント一同の達成日予想も掲示している。
投票用紙は入場1回につき1枚で先着5万人に渡す。必要事項を記入し、施設内の応募箱に入れる。1人何回でも投票できるが当選は1人1枚のみ。投票締め切りは6月20日。 -
伊那バス 大型5台を新車に更新
伊那バス(本社・伊那市、藤沢秀敬社長)は5日、本社で、約10年ほど使用した旧車両との入れ替えで購入した、新車両5台のための入魂式を開いた。藤沢社長をはじめ、社員ら約45人が出席し、安全を祈った。
購入した車両は、観光バス(460馬力)3台、高速バス(380馬力)2台の計5台の大型バス。環境性能を考慮した車両で、新長期排出ガス規制に適合したエンジンを採用したのが特徴だという。
新車両は、4月中旬から運用する予定となっている。
また、同社では、ドライバーの安全運転、経済的な運転の向上を目指すため、2月から大型バス全62台にデジタル式運行記録計を設置。同機器により、車両の走行距離・時間や最高・平均速度のほか、急発進・加速などの運転手の走行情報が収集できるという。
入魂式で新車両5台の安全を祈願(伊那バス本社) -
中川西小の百年桜、入学式を待たず、満開
中川村片桐の中川西小学校駐車場のエドヒガン桜が、5日の入学式を待たずに満開になった。
樹齢百数10年、花の色は鮮やか。花数多く、重なり合って咲く様はまさに豊満。
数年前に樹勢が衰えたため、周りを囲い保護した。 -
北の城橋、予定よりも早く11日正午に開通
橋げたに損傷がみつかり昨年11月から通行止めの宮田村中越区の天竜川にかかる「北の城橋」は修復が順調に進み、当初予定よりも20日ほど早い今月11日正午から通行可能となる。村が管理する橋げたなどが木製の吊り橋だが、伊那市南東部と結んで交通量も多いことから、早期開通を望む声も強かった。
改修したのは橋げたと車のタイヤが接する磨耗板。5年前に改修した一部を除いて、強度の高い外国産材に取り替えた。ワイヤー(主索)2本の防錆塗装も行い現況復旧した。
1958(昭和33)年に完成した橋は、1985(昭和60)年に大規模改修。今回の改修には2900万円余りの予算をかけたが「前回の改修と同様に10数年程度の耐用を考えている」と村産業建設課は見込んでいる。
村は当初復旧時期を4月末としていたが、冬期の天候安定などにより工事は順調に進んでいた。 -
かんてんぱぱで第19回上伊那工芸展
上伊那工芸会による第19回上伊那工芸展が8日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。さまざまな工芸に携わる28作家による工芸品約40点と小作品約300点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
上伊那工芸会は上伊那地域の工芸レベル向上を目的として25年ほど前に発足したもので、年を重ねるごとに会員が増え、日展に出品するなどといったレベルの高い会員も多く在籍するようになった。幅広い分野の作家が派閥などにかかわらず集まっている同会のような取り組みは、県内でも珍しいという。
作品展は1年おきに開催。陶磁、染色、木芸、人形など、さまざまな工芸で作られた多彩な作品を一度に見ることができるだけでなく、作家それぞれの技法や個性の違いも楽しむことができる。
彫鍛金作家の木下五郎さんは「工芸は生活に密着したものを芸術の域まで高めた日本独特の文化。興味がある人はぜひ参加してほし」と話していた。
入場無料。午前9時縲恁゚後5時(最終日は午後4時まで)。 -
桜前線足早に
地元では早咲きと知られる桜の名所、伊那市の西春近公民館南児童公園のコヒガンザクラが満開になっている。夜は地元有志が設置したぼんぼりに光がともり幻想的な風景をつくっている=写真。
樹齢80年ほどの古木2本など計8本が公園を囲む。花の色は淡いピンク色で枝は木の下に立った人を包み込むように垂れている。近くの子ども連れの家族が日中は訪れ、間近で花を見ながら遊具で遊んでいる。
今年は前年より2日早い3月28日の咲きはじめ。ここ数日の気温上昇で花は一気に満開となった。公民館内にある支所の女性職員は「今年は早くから満開となった。毎日がお花見のようでワクワクする」と心躍らせていた。
ライトアップは、観桜期中の午後6時縲恣ッ9時30分。 -
記者室
「世の中は3日見ぬ間の桜かな」という言葉があるが、今年の桜前線は猛スピードで上伊那を駆け上がっている。大草城址公園の江戸彼岸桜や下平のシダレ桜は満開、中川西小の百年桜も入学式を待たずに満開。坂戸橋の染井吉野は2分咲き、西岸寺のシダレ桜は見頃、与田切公園の桜もちらほら▼咲く前から心騒ぎ、咲けば咲いたで「花に嵐」の例え、春は風が強く、晴天は続かない。「世の中に絶えて桜のなかりせば:」という心境▼昨年観光バス用の駐車場を整備した大草城址公園、与田切公園は観桜ツアで思いの外にぎわった。「花よりだんご」を当てこみ、今年は両園とも地元有志による出店も多数、気合十分だが、早過ぎる開花、影響はないだろうか、気になる(大口国江)
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人権啓発「人形」配布 伊那市の新入学児童へ
伊那市政策推進課人権男女共同参画係は本年度、人権啓発活動として、市内の全15小学校に入学の新入児童へ人権人形を配布している。入学式のある4縲・日、それぞれの学校で人形を児童らに受け渡しPRしている。
同係によると、活動は法務局がつくる「伊那地域人権啓発活動ネットワーク協議会」の事業の一環。活動範囲は協議会を組織する上伊那地域で、本年度は重点的に同市で展開する。人形配布は同市への委託事業で、本年初めての取り組みだという。
人形は「まもる君」「あゆみちゃん」の2種類があり、新入児一人当たり一体が行き渡るよう本年度入学予定の688人分を用意。9センチほどの大きさでキーホルダーになっている。「子どもの人権110番」などの相談窓口の電話番号を記したタグも付いている。
関係者は「命の大切さや他人を思いやる心を育てるため、小さいうちから人権に意識を持ってもらいたい」と話している。 -
西春近北保育園で入園式
伊那市内の保育園で3日、入園式があり、3月31日をもって西春近中央保育園と統合した西春近北保育園(牧野美智子園長)でも103人の園児が新しい園舎でのスタートを切った。
同園には本年度、中央保育園に在籍していた園児も含めて新たに21人が入園した。
もともと西春近北には園歌がなかったが、西春近中央には1990年度の保護者2人によって作詞、作曲された園歌があったため、「西春近中央保育園」という言葉を「西春近北保育園」と置き換えて新しい園の園歌とし、新たに「虹の丘保育園」という愛称を設ける。
入園式では新しい園歌をお披露目。また、牧野園長は「先生と一緒に散歩をしたり鬼ごっこをして、体も心も大きくなりましょう」と園児らに語りかけた。 -
小黒川渓谷キャンプ場オープン
伊那市内の萱の小黒川渓谷キャンプ場は3日、今季の営業を始めた。関係者が開場式で神事を行い、シーズン中の安全と多くの利用を祈願した。
市、市振興公社、管理者の7人が出席。市産業振興部農林振興課の小松直樹課長が、「今年は災害がないように、1年間キャンプ場内で事故がなく、お客さんも去年以上に来てもらえるようにお願いした。管理の皆様に協力いただき、1年間よかったとなるようにお願いしたい」とあいさつした。
利用期間は11月末まで。釣堀は4月末から9月末まで。最も利用が多いのは夏休み時期で、中京方面から訪れる人が多い。昨年の利用者は1万252人。例年平均1万人が利用する。
今年は2月1日から予約受付が始まった。例年、桜が見ごろを迎えるゴールデンウィークの予約状況は5月3、4日はキャビン満杯、オートキャンプ場もほぼ満杯、テントサイトは余裕がある。 -
平沢さん漢字検定に見事合格
宮田村福祉作業所に通う平沢かよ子さん(33)=新田区=が初めての漢字検定受験で8級に見事合格。作業所の仲間も自分のことのように喜び、新たな自信となっている。
試験当日2月4日は平沢さんの誕生日。ちょうど1年前に、作業所スタッフからバースデープレゼントとしてもらった参考書が受験につながった。
コツコツと勉強し、待ち遠しかった合格通知。ようやく手にして、誕生日は決して忘れられない二重、三重の記念日に。
「漢字は役に立つ。次は7級を目指したい」。さっそく新しい参考書を購入して、次なる目標に期待で心ふくらませている。 -
手良中坪で井上井月を偲ぶ句会
伊那市手良中坪の有志でつくる「井上井月を偲ぶ句会」(向山日出男会長)は3月31日、中坪公民館で年に一度の句会を開いた。手良地区民から募った27句を選定し、上位3人を表彰した。
句会は、同会発足から続く8回目の恒例で、今回は2月から会員を中心に地区民へ句を募集したところ27人が一句ずつ提出。会の講師である春日愚良子さん=同市美篶=が選者となり上位3句を天・地・人の順番で選定した。
天に選ばれたのは、小松利江さん(69)=同地区八ツ手=の句「陽春のぬくもり残る客ぶとん」で、「3日間泊まったお客さんが帰った後、布団を干した時の安堵感を込めて詠んだ」という。選者の春日さんは「春が近づいて、干した布団から温もりを強く感じる」と高く評価した。
「井上井月を偲ぶ句会」は、俳人・井月が手良地区に足をよく運び、地元住民とも交流が深かったことから有志で発足。地元である3回の祭りに合わせ、会員から句を募集したり、吟行を開いたりしている。
一句ずつ講評する春日さん -
駒ケ根写真コンテスト表彰式
駒ケ根市観光協会(山浦義人会長)は31日「06年度駒ケ根観光写真コンテスト」の表彰式を駒ケ根高原美術館で開いた。入賞者12人のうち7人が出席し、市観光協会の宮沢清高情報企画部長から表彰状を受け取った。作品を審査した駒ケ根市出身の山岳写真家津野祐次さんは講評で「一瞬のチャンスを絶妙のタイミングでとらえている」「ほのぼのとした動きがある」「遠近感と色彩が見事」などとそれぞれの作品を絶賛した=写真。応募数は昨年度の105点を大きく上回る164点に上った。
入選作品は同館2階で4月15まで展示される。
入選者は次の皆さん。
▽最優秀賞=波木井芳雄(静岡県)▽優秀賞=下宮伸一(駒ケ根市市場割)前田真理子(愛知県)▽特別賞=松村茂雄(駒ケ根市梨の木)平沢善博(宮田村南割)太田秀男(駒ケ根市下平)▽入選=海野順子(松本市)向山世男(伊那市錦町)久保村由人(伊那市西春近)吉岡修(富山県)藤沢雪生(駒ケ根市赤須東)磯貝文男(愛知県) -
駒ケ根市消防団任命式
駒ケ根市消防団(小平佳司団長)は1日、07年度の辞令交付式を市民体育館で行った。新副団長、新分団長2人をはじめ昇格の団員と新入団員らが団長から辞令の交付を受けた。小平団長は52人の新入団員に対し「入団したきっかけはいろいろだろうが、入団したからには地域の安全・安心のために持てる力を十二分に発揮してほしい」とした上で全員に「いよいよ新年度がスタートする。一致団結して団の伝統をしっかりと継承していってほしい」と激励した。
辞令を受けたのは次の皆さん(丸数字は分団)。
◆副団長=北原義康◆分団長=(2)田中良英(3)松崎宗孝◆救護長=中嶋健作◆副分団長=(1)北原義伸(2)北沢隆(3)原浩則(5)藤井茂◆副救護長=下島裕一◆バイク隊長=倉田義裕◆部長=(1)石沢正志、小原正隆(2)林健司、北沢文彦(3)平沢勝也、下島篤(4)北原伸一(5)滝沢博文、宮沢剛◆班長=本部・水野毅(1)春日浩幸、小林昌誠、石原政伸、唐沢庄二、小池満、酒井健一、宮崎越百(2)下島良司、中城雅志、清水義和、宮沢郁夫、宮沢伸浩、吉瀬哲郎、土屋浩之、林芳正(3)松本寛明、飯島和彦、気賀沢治典、久保田公明、森田徹也、奥村真治、横山大樹、大前勉(4)岡庭篤、木下昌俊、下島重一、宮沢武史、田村真、北原祐二、竹村俊文、小林建蔵(5)春上聡、福沢勝明、下平直樹、市村実◆団員=本部・武藤かんな、堺沢多賀也、小町谷真奈、中村萌、大槻友基、林彩(1)水上智志、渋谷浩輔、宮島洋一、宇佐美誠、谷口昭一、細田政夫、榎本太朗、倉田拡(2)西沢昌志、北原太將、平沢友浩、中山雅人、二ツ木弘幸、井上純一朗、久保田英司、村上将太、松崎比揮、村上智(3)樋野正樹、守屋直樹、唐木俊彦、五味孝仁、川上晃、竹内輝雄、佐々木宗一、石田裕樹、塚越真巨人、下村洸一、中坪智幸、松崎将和(4)木下潤一、菅沼剛、滝沢裕二、菅沼雄也、木下善則、湯沢伸一、宮下直輝、小林厚志、伊藤浩、竹村正俊、北原聡、小林太一(5)落合仁、市村俊晴、片桐浩志、大沼哲憲 -
南箕輪村消防団・赤十字奉仕団07年度任命式
南箕輪村消防団・村赤十字奉仕団の07年度任命式が1日、村民センターであった。消防団初の学生も含む21人の新入団員、幹部を任命し、消防団と奉仕団、それぞれの任務遂行を誓った。
唐木一直村長は、「新入団員、奉仕団幹部の皆さん、先輩の指導の中で訓練に励み、1日も早く立派な団員になることを期待する。幹部は使命達成のため活躍を期待する」と式辞を述べた。
宮島忠夫団長は、「災害現場で自らの身を守り安全迅速に立ち向かうため訓練を重ね、立派な団員になってほしい。幹部は押し付けではなく理解できる訓練指導をお願いしたい。自分の村は自分で守る地域愛の心で活動していただきたい」。日戸陽子奉仕団委員長は、「人道、博愛の精神のもと災害時の団の役割は極めて重要。救急法、家庭看護法を日ごろから学び、訓練し、身につけなければならない。地域で手を取り合って身近な奉仕の和を広げていこう」と訓示した。
村消防団は本年度、救護班長に入団10年目の石川明美さん(32)=会社員=を女性初の幹部に任命した。「所属部や救護班でよくしていただいたので続けてこられた。救護班に新しく入ってくる方もいるので基礎から学び、災害に備えていかに動いていけるか、訓練していきたい」と抱負を述べた。救護班は19人体制(うち女性5人)で活動する。
消防団初の学生団員は、新潟県魚沼市出身で信州大学大学院生の五十嵐啓介さん(23)=沢尻。第4分団第1部に所属。3月に信大農学部を卒業し、村での生活は4年目になる。
昨年7月の豪雨災害時、住民が避難しているときに大学では授業をしていたことで「大学と村の連携が取れていない」と感じた。「学生は何も出来ずに終わった。学生も何かできる」と考え、沢尻の詰所を何回か訪れ入団を決めたという。
「社会人のようには活動できないが、出来る限り最大限のことをさせてもらおうと思う。将来、中越に戻ったときも消防団のような組織に入って地域のために活動したいと考えている。これまで村のために何もできなかった。お世話になったお礼をしたい」と力強く語った。 -
高遠城址公園開き
タカトオコヒガンザクラ1500本が咲き誇る伊那市の高遠城址公園で1日、公園開きがあった。平年より開花が1週間ほど早く、公園開きもこれまでで最も早かった。つぼみは大きく膨らみ、赤みを帯びており、開花宣言は5日ごろを予想している。
公園開きには、伊那市観光協会メンバー、地元区長ら約80人が出席。
小坂市長は、桜を守り育てた桜守や地元住民らの尽力に感謝し「まつりが盛大に、多くの人に来ていただけるように」とあいさつし、期間中の無事故を祈った。
そのあと、小坂市長や保育園児が手をつなぎ、桜雲橋を渡って開門。
公園内には、東京芸術大学卒業生2人によるバイオリンとチェロの弦楽演奏や、地元の保育園児の元気な歌声も響いた。
市観光協会は、今シーズンの入場者数を35万人以上と見込み、絵島を主人公にした映画「大奥」やNHK大河ドラマ「風林火山」、権兵衛トンネル開通の影響に期待する。
さくら祭り(1日縲・月5日)の初日、開花はまだだったが、市内外から多くの人が訪れ、公園内を散策。期間中は、さくら茶のサービスや高遠ばやしの巡行などがある。入場料は一般500円、小中学生250円。
問い合わせは、高遠町総合支所産業振興課商工観光係(TEL94・2556)へ。 -
9人の新入団員迎え
宮田村消防団辞令交付式宮田村消防団(平澤成己団長)は1日、辞令交付式を中央グラウンドで開いた。幹部は2年任期の中間年のため事情による交代のみ。新入団員9人が加わり、さっそく訓練や研修に臨んだ。
新入団員を代表して鈴木貴久さんは「規律を遵守し、良心に従って消防の義務を遂行する」と宣誓。
清水靖夫村長は「新入団員不足が深刻のなか9人を迎えることができた。村の安全のために頑張ってほしい」と激励した。
式では正式発足する消防団バイク隊の隊員任命もあった。
また、村の生活環境係長があて職で務めてきた本部長は本年度から選考委員会が団員の中から選ぶことに変更。上條雅典さんが新たに就き辞令を受けた。
辞令を受けたのは次の皆さん。
◆本部長=上條雅典◆部長=小田切直也(本部)◆班長=田畑孝一(同)有賀光行(1‐1)滝口剛(3‐4)◆旗手=有賀光行◆新入団員=柄山達郎、浦野力(以上1‐2)平沢陽介(1‐3)吉川慎吾、清村基人(以上2‐1)鈴木貴久(2‐3)後藤寛之、小田切達也(以上2‐4)新谷貴紀(3‐1) -
5年ぶりで獅子道中練り
春うらら、中川村大草下平の八幡神社で五穀豊じょうを祈る春祭りが1日あった。年番の下平地区の子どもから高齢者まで百人以上参加し、囃子屋台を引き、獅子舞いを披露しながら道中を練歩き、沿道の村民を楽しませた。
祭りは大草5地区が年番で行っているが、道中練りは下平地区が当番の年だけ実施。
神社北の県道伊那生田飯田線、下平信号機付近から出発した行列は、道づくりのひょっとこ、おかめ、しょうきと続き、刀を手にした和唐内(獅子きり)2人が獅子と掛合いながら行進。子どもたちは道中囃子「しゃんしゃんらつ」を披露、地域の女性たちは与地の伊那節などを踊った。
神社に到着すると、ししの練り込み、20数年ぶりとなる緋色の衣装をまとった獅子が悪魔払いを奉納し、五穀豊じょう、地域の安寧を祈願した。 -
消防団バイク隊発足
宮田村消防団(平澤成己団長)は、災害時の情報収集などを中心に活用しようと、団員から募ってバイク隊を正式に発足する。当初は5人で個人所有のバイクを使用する。
機動性が高いバイクは、災害時に威力を発揮するとして近年注目度も高い。
同消防団でも導入の検討を始め、昨年の消防団春季訓練でアトラクションを実施。大規模地震が発生したと想定して、本部に被災状況などを報告する模擬訓練を行なった。
4月1日の消防団辞令交付式でバイク隊員を任命する。 -
【記者室】大芝高原のセラピーロードオープンへ
南箕輪村大芝高原「みんなの森」の森林セラピーロードが5月20日、グランドオープンする。森の命や力を感じ心身に元気を取り戻させようとする森林セラピーの健康増進効果や自然のすばらしさをPRし、集客を図ろうと準備中だ▼村森林セラピー協議会が昨秋企画したツアーの参加者が、その後も大芝を訪れている。これは、また来たいと思わせる魅力がある証拠。1度足を運んでもらわなければ始まらない。宿泊はコテージが評判というから、それもアピールポイントに加えるなど宣伝にも工夫がいる▼来村者に好印象を抱いてもらえなければ、今後につながらない。協議会や行政だけでは限界がある。大芝の魅力を伝えるには、大芝を愛する村民の力が必要になる。(村上裕子)
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南箕輪村花いっぱい推進協議会総会
南箕輪村花いっぱい推進協議会は28日夜、07年度総会を村役場で開き、事業計画案と予算案などを協議し承認した。
07年度事業は、前年度に引き続き大芝高原で花いっぱい運動を展開する。広域農道東側花壇と愛の鐘花壇は菜の花とマリーゴールド、大芝の湯駐車場入り口花壇はチューリップとコスモス、村道6号線花壇はジャーマンアイリスとコスモスを育てる。広域農道東側ではラベンダーの手入れもする。
フラワーアレンジによる花いっぱい運動は4月から有料化し、役場庁舎や村内事業所など10カ所に置く。
06年度は普通会員に上伊那農業協同組合南箕輪支所、特別会員に障害者生きがいセンターが入会した。07年度は信州大学農学部の学生有志のサークル「かーみやん」が特別会員として入会する。
総会では、同協議会にチューリップの球根1800球を寄付した、障害者とのふれあい活動をしている「ひまわり号の会」に感謝状を贈った。有賀一夫代表は「花いっぱいの活動を知って寄付した。感謝状をいただき身に余る光栄」とあいさつした。チューリップは大芝の湯駐車場入り口花壇とプランターに植えた。 -
南箕輪村交通安全対策協議会
南箕輪村交通安全対策協議会(会長・唐木一直村長)は27日夜、07年第1回会議を村役場で開き、村交通安全計画や春の交通安全運動の取り組みを協議した。
協議会の事業は交通安全推進事業の総合的研究、情報交換、啓発活動など。小中学校PTA会長、小中学校長、保育園保護者会長、保育園長、安協執行部ら委員と、区長、安協役員、地区PTA会長の地区推進員ら70人で構成。任期は1年。
村交通安全計画(06縲・0年度)の概要を説明。第8次計画で、村の第4次総合計画と整合性を図りながら策定した。主な内容は、死亡事故数0・死傷者数100人以下の目標設定、地域住民が一体となった道路環境整備、交通安全意識の啓蒙、救急救助活動の取り組み(AED操作方法の普及など)。具体的な交通安全対策推進で、村のテーマ「交差点及び交差点付近の事故防止」も示した。
春の全国交通安全運動(5月11日縲・0日)の実施内容も説明し、園児、児童、生徒の登下校時間の街頭指導の協力も呼びかけた。 -
上穂開発協議会総会
駒ケ根市の北割一、同二、中割、南割、上穂町、福岡の竜西6区の正副区長、市議会議員、農業委員らでつくる上穂開発協議会は27日、07年度総会を市役所で開いた。委員ら約50人が出席し、07年度事業計画・予算案を承認し、道路整備などあらかじめ市に要望した事項の回答について担当者から説明を受けたほか、各区の正副区長らで組織する理事の互選によって選出された正副会長らの役員人事を了承した。07年度の事業として治山治水の促進や環境保全対策、交通安全対策、道路の改良と災害防止に関する活動などを行っていく。
役員は次の皆さん。
▽会長=小町谷紀幸(北割二区長)▽副会長=倉田隆之(中割区長)▽会計=大森実雄(南割区長)▽監事=竹内稔(福岡区農業委員)吉川守(上穂町区農業委員) -
松くい虫募金の寄付
南箕輪村大芝高原のアカマツを松くい虫から守るため「松くい虫募金」に取り組んできた森林セラピー協議会は29日、この日までに集めた募金と協議会に対して寄せられた寄付を村に寄付した。
村が松くい虫対策の方針として示す樹幹注入の処理費用を確保するため、同協議会では本年1月4日から募金活動を展開。役場や村民センターなど、村内5カ所に募金箱を設置した。また、活動に共鳴した個人や村職員の互助会などが、協議会に対して寄付金を寄せるなどした結果、29日までに33万185円が集まった。
唐木村長は「短期間で多額な寄付をありがたい。松くい虫対策として有効に使わせていただきたい」と語った。
募金活動を通して松くい虫対策に対する住民の関心も高まってきているほか、村でも松くい虫が入りやすい古損木を切り倒すなどして、事前の対策を進めている。 -
伊那市観光協会を設立
伊那市観光協会が28日、設立した。合併に伴い、伊那、高遠町、長谷の各観光協会を統合。観光資源を広く宣伝し、観光客の誘致を図る。
事務所は伊那市役所に置き、3地域に各支部を置く。
07年度事業は▽市観光基本計画策定の参加と提言▽高遠城址公園さくら祭りや米の道権兵衛峠を歩こうなどの運営参画▽ホームページの立ち上げ▽保科正之公の大河ドラマ化に向けた運動▽南アルプス世界遺産登録運動への協力竏窒ネどで、各地域の事業をもとにした。合併を機に、新たにフォトコンテストを開き、伊那市の魅力を外部に紹介する。
会長に決まった小坂市長は「民の力も入れ、伊那市の新しい観光を作っていきたい」とあいさつ。
委員から「事業計画が守りの姿勢に感じる。攻めることも大事。事業の活性化のため、専門部会を設けてほしい」と意見があった。
会費は08年度に統一する。 -
竜東分団第2部の消防ポンプ自動車 入魂式
伊那市消防団(田畑安彦団長)の竜東分団第2部の消防ポンプ自動車の入魂式が29日、伊那消防署であった。小坂樫男市長をはじめ、消防団関係者ら約20人が出席し、安全を祈願した。
車両は、1988(昭和63)年の導入以来19年が経過し、老朽化に伴い、揚水性能、放水性能ともに従来より優れた最新鋭の車両へ更新した。ディーゼルエンジン4009cc、乗車定員8人。装備品などを含め購入費は約1490万円。
車両の主な特徴は、ブーメラン型の赤色灯やLEDランプなどを設置し、緊急出動時の安全性に配慮した。ポンプは最新式の大型無給油式真空ポンプを2基搭載し、揚水能力の向上を図った。
新車両更新に関連し同部は、中央区にある老朽化が進んだ車庫の新築工事も実施。木造2階建て、延べ床面積89・44平方メートルで、工事費は約1千万。31日、現地で竣工式を予定している。
竜東分団の桜井健一分団長は「新型車両になり、団員の活気も盛り上がっている。今後の活動にまい進し、市民に頼られる消防団員を目指したい。新型車両を大切に使いたい」と話した。 -
伊那市消防団 夜間の出動態勢を検討
伊那市消防団(田畑安彦団長)の団員らでつくる「消防団の夜間の出動態勢に関する検討委員会」の代表4人は29日、飲酒時の出動態勢について検討した結果を田畑団長に報告。具体的な対策はないものの「全団員が常に問題意識を持ち、話し合うことに意義がある」との結論を提言した。
飲酒運転が社会問題となっている中、飲酒時の団員はどのように参集すればよいかを考えるため、副団長以下各階級の代表者45人で委員会を発足。1月から8回の会議を開き、日本中の団員が悩んでいるこの問題について話し合ってきた。
提言書によると「何らかの手だてを講じ、飲酒時でも現場へ駆け付けるのが団員の指名だが、いずれにしても名案はない」との結論。「飲酒運転をしてはいけないことに議論の余地はないが、それを理由に団員が出動できなければ市民の安全は守れない」との苦悩を訴えた。
協議の中で当番制の実施を竏窒ニの提案もあったが、非常勤公務員である団員の私生活を制限はできないと判断。例え、15分団44部に2ずつの当番を設置しても通常出動手当(時間当たり)の半額を支給すると、8時間勤務で年間1億円もの膨大な経費が必要になるという。
田畑団長は「この問題に絶対的な対策はないが、皆が意識を持ち地域の模範となる活動を心掛けることが大切。この意識を委員だけでなく各地区の団員へも広げてほしい」と話した。
「地域の模範となる活動を」と呼び掛ける田畑団長 -
みのわ健康アカデミー事前説明会
熟年者の健康レベル向上を目指す箕輪町の「みのわ健康アカデミー」の事前説明会が26日、町文化センターであった。入学希望者がアカデミーの内容や日程などの説明を聞いた。
アカデミーは3年目。42歳から74歳までの58人が入学を希望している。
保健福祉課の白鳥一利課長が、「無理なく1年間過ごせるように、全員が卒業できるように全面的にバックアップしていきたい」とあいさつ。担当者が内容などを説明した。
第3期は4月5日に入学式を予定。身体測定、体力測定もある。1年間、集団健康講座、健康学習、マシントレーニング、在宅トレーニング、検査・測定などに取り組む。
説明後は、信州大学教育学部の寺沢宏次助教授と県看護大学大学院の野坂俊弥助教授による開講公開講座もあった。