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亥年に入り、ししカレーの日も開始
今年のえと・亥(イノシシ)のパワーに授かろう竏秩B伊那市役所の食堂「アザレア」で16日、亥(いのしし)年に入って初めての「ししカレー」が並び、お腹を空かせた職員らがその味を楽しんだ=写真。
同食堂では昨年7月から、しし十六(4×4=16)にちなんで、毎月16日を「ししカレーの日」として猪肉カレーを出している。肉に限りがあるため、毎回20食ほどに限定しているが、人気も上々。この日も18食が出た。
カレーを頼んだ職員は「全然くせがなくておいしい」「でも、普通の肉とはやっぱり違う」などと話しながら味わっていた。
現在は猪肉を使った新メニューも考案中だという。 -
凍み大根作り懐かしく
伊那市高遠町上山田の農業平岩兼雄さん(74)宅で、凍み大根作りが進んでいる。
大根が豊作だったため、昨年の2倍の200本を凍み大根用に使う。厚さ2センチほどの輪切りにして、ゆでた大根の中心にビニールひもを通し、水で冷やしてから軒下につるす。日陰に干すと、白いままだという。
5、6月ごろに、みそ汁や煮物にして食べる。
平岩さんは「子ども時分から、手伝わされた。いろりの近くで、夜なべ仕事にやったもんだ」と懐かしむ。
近年、地元でも作る家庭が少なくなっているそうだが「煮物にすると味がしみてうまい」と作り続けている。町内の農産物直売所に出すと、すぐに売り切れるほど人気がある。 -
大芝高原松くい虫対策募金に協力
南箕輪村の信州大芝高原マレットゴルフ親交会(北原忠義会長、約140人)は、村の大芝高原のアカマツを守る松くい虫対策事業費にあてるために村森林セラピー協議会が始めた募金に協力。16日、4万5千円を届けた。
親交会は4年前から、大芝高原の緑を維持するための一助になればと「緑の基金」として、4月から11月まで月4回開く例会の毎月最終日に募金箱を設置、会員に協力を求めて集まった善意を村に寄付している。本年度は松くい虫被害対策募金にした。
北原会長と事務局長の荻原文博さんが村役場を訪問。「いつまでも大芝高原の緑を守りたいので、少しでも役立ててほしい。今後も一生懸命協力していきたい」と、協議会の大熊恵二会長に寄付金を手渡した。
大熊会長は「これをきっかけに、大芝の緑を自分たちで守ろうという村民の意識がさらに高まれば」と感謝した。 -
中曽根の獅子舞
箕輪町中曽根で14日、中曽根獅子舞保存会(60人、唐沢幸明会長)による獅子舞の奉納があった。区内の八幡社に舞を奉納した後、07年度の区長宅や区内の辻で舞い、無病息災と平穏無事な1年を願った。
中曽根の獅子舞は、約200年ほど前、伊勢の舞方囃子(はやし)方の羽広獅子舞(伊那市西箕輪羽広)に影響を受けて始まったと推測され、今日まで継承されてきた。04年、町の無形民俗文化財に指定された。
雌獅子2頭による舞で、肇国の舞・剣の舞・豊穣の舞・浄の舞・悪魔払いの舞の5つの舞で構成している。辻には区民が集まり、保存会員による風格ある雌獅子の舞に見入った。
保存会は、2カ月おきに日を設けて練習を重ねている。昨年は東京の中曽根人会などイベントに呼ばれて獅子舞を披露した。 -
箕輪町木下の南宮神社祈年祭
山車飾り鑑賞会も箕輪町木下の南宮神社祈年祭は13日宵祭り、14日本祭りの日程で、農作物の豊凶や世の中を占う「御筒粥」の神事や厄除け祈願祭などがあった。「御筒粥占」の結果、今年の世の中は7分だった。木下山車(だし)飾保存会による町民俗無形文化財の山車飾りの奉納と鑑賞会もあり、多くの人が訪れてにぎわった。
木下山車飾保存会(蟹沢廣美会長)が奉納した舞台は、「猪突猛進」「勧進帳」「和睦」「修禅寺物語」「富士の巻き狩り」の5舞台。小学生のクラブ「スマイル山車くらぶ」は「かちかちやま」の2場面。「和睦」は、地元の福与城の顛末に関係した場面で、作家の小沢さとしさんの著書「和睦」を基にした。14日の鑑賞会には90人近く訪れ、人形や背景など舞台をじっくり見て、小沢さんによる福与城顛末の説明も開いた。
「御筒粥占」の結果は次の通り。
▽苗代=上々▽早生大麦=下▽大麦=下▽早生小麦=下▽小麦=下▽早生稲=中▽中生稲=中▽晩生稲=下▽ソバ=上▽大豆=極上▽モロコシ=上々▽アワ=中▽小豆=下▽たばこ=上々▽サツマイモ=極上▽ジャガイモ=下▽ニンジン=極上▽ゴボウ=上々▽大根=下▽カブナ=中▽ナス=下▽キュウリ=下▽トマト=下▽ネギ=下▽タマネギ=下▽白菜=中▽キャベツ=極上▽蚕=上々▽クリ=上▽リンゴ=下▽ナシ=上々▽カキ=極上▽春気候=中▽夏気候=下▽秋気候=上▽冬気候=極上▽世の中=7分 -
山車飾りクイズ抽選会
箕輪町木下の南宮神社祈年祭に奉納した山車飾りにちなんだクイズの抽選会が15日、神社の祭典準備室であった。祭典実行委員長らが抽選し正解者531人の中から20人が当選した。
クイズは、木下山車飾保存会(蟹沢廣美会長)が奉納した舞台の一つ「和睦」からの出題。問題は「福与城の開城は今からおよそ何年前の出来事か?」。答えは3択で、正解は2番の460年前。
境内の一角にクイズのコーナーを設け、訪れた人が応募した。
抽選者は実行委員長、山車飾保存会長、公民館長、町商工会南部支会長、常会長会長の5人。応募箱を開けて正解を確認し、正解者の中から20人を抽選した。応募総数は569、正解531、不正解38。
当選者にはアルバムと今年の全舞台の写真を贈る。電話確認後、木下公民館の事務所に取りに来てもらう。 -
宮田村各地でしし追い
農作物に害を与える動物を追い払い、豊作を祈願する小正月の伝統行事「しし追い」、「鳥追い」が14日夜、宮田村内の各地で行われた。小学生らは手に持った羽子板をクワやヤナギの木などの棒で打ち鳴らして「カンカン」と乾いた音をたてながら区内の家をくまなく回り「ししやーい、鳥やい」と大声でしし追い歌を歌っては、訪れた家の人から礼のお菓子を受け取ってうれしそうな笑顔を見せていた。
町二区では夕闇迫るころ、小学生約30人が津島神社境内の公民館に集合。全員で歌の練習をした後、5班に分かれて出発した。子どもたちは寒さをものともせず、家から家を次々に訪れては門前で元気にしし追い歌を歌って厄を払っていた=写真。 -
飯島の道の駅で鏡開き
飯島町七久保の道の駅「花の里いいじま」で行われていた新春恒例の「ジャンボ鏡もち重量当てクイズ」が14日締め切られ、もちの計量と当選者発表が行われた=写真。計量の結果、正解は20・2キロ。535通の応募のうち、ピタリ賞は同町などの5人だった。当選者には賞品として切りもち2・4キロとリンゴ3キロ(計約2万3千円相当)が贈られる。
100号の鏡もちは計量後、早速小さく切り分けられ、汁粉にして来場者らに振る舞われた。折り良く訪れた家族連れなどが思わぬご馳走に舌鼓を打ちながらもちをほお張っていた。 -
「金のえと」クイズ当選者に賞品贈呈
飯島町のショッピングセンター・コスモ21(宮沢和男理事長)は14日、イノシシを描いたパネルに貼った硬貨の総額を当てる「金のえとクイズ」の当選者への賞品贈呈式を同店内で行った。正解の2万3千円を当てた応募者はなかったため、正解を超えないうちで最も近い金額を回答した同町内の小林百合子さん(75)にパネルがプレゼントされた。小林さんは「縁起が良いのでこのまま部屋に置いて飾りにするつもり」と話している。このほか、正解に近い金額を回答した応募者にCDラジカセ、オーブントースターなどの賞品が手渡された。
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【記者室】たこ揚げ、たこ作り
南箕輪村公民館は毎年1月、たこ作り教室を開く。今年は参加者がわずかだったが、皆でダイヤだこ作りに熱中した。家で挑戦したがうまくいかず、作り方を学びにきた親子。5歳の女の子が、紙を張ったり竹ひごにボンドを塗ったりと、とても楽しそうにしていた▼ダイヤだこは、障子紙と竹ひごなど身近な材料で、障子紙の切り残しなどの無駄もなく手軽に作れるという。たこを買ってしまえばそれまでだが、作ることがまた面白い▼近年「たこ、たこ、揚がれ」の歌を耳にすることが少なくなった。子どもがたこ揚げする姿を見ることも極まれ。寂しい気がしていたが、自らたこを作って遊び楽しんでいる親子がまだまだいるんだなと、ちょっぴりうれしくなった。(村上裕子)
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飯島町消防団出初め式
消防団(下平昌男団長)は14日、出初め式を行った。暖かな日差しが降り注ぐ中、下平団長以下団員180人がJR飯島駅前から町文化館までの通りで勇壮な分列行進を行い、町民に団の意気を示した。広小路では高坂宗昭町長らによる観閲を受け、一糸乱れぬきびきびとした歩調を見せた=写真。
町文化館で開かれた式典では消防功労者らに対する表彰が行われた。高坂町長は式辞で「分列行進での規律正しい団員の姿に心強さを覚え、感動した。皆さんの日ごろの活動に心から敬意と感謝を表する。団の活動は安心・安全のまちづくりに欠かせないもの。そのために今後もより一層の精進をお願いしたい」と激励した。 -
中沢区設立記念式典
1月1日に12区を1区に統合した中沢区(木下眞区長)は14日、設立記念式典と祝賀会を中沢公民館で開いた。関係者約90人が出席して、統合までの苦労を振り返るとともに、新しい区のスタートを祝った=写真。木下区長は式辞で「明治27年に設立して以来113年の歴史がある中沢の区制を発展的に解消し、幾多の困難を乗り越えてようやく新区が誕生した。だが目的は統合ではない。これからの区の発展のため、多くの課題に正面から取り組んでいきたい」と決意を述べた。記念公演として中沢小学校合唱団がステージに立ち、童謡や合唱曲など7曲を歌って、めでたい門出を祝った。
中沢地区では人口減少や道路整備の遅れなど、旧区ごとの格差が大きくなったことなどから、従来からあった統合に向けての議論が04年から本格化。区制検討委員会、統合推進委員会、区設立委員会と段階を踏んで話し合いを進め、今年1月に統合にこぎつけた。 -
羽広の獅子舞
2頭の獅子が舞い合わせることで全国的にも珍しいとされている「羽広の獅子舞」が14日早朝、伊那市西箕輪羽広地区であった。出発点となる羽広観音仲仙寺では、雄雌2頭の獅子が舞い合わせを披露。訪れた見物人の目を楽しませた=写真。
家内安全や五穀豊穣などを願う羽広の獅子舞は、同地区で400年近く引き継がれている小正月の伝統行事。仲仙寺より南地区が雄獅子、北地区が雌獅子を操っており、舞い合わせの後、1頭ずつに分かれて各地区の個人宅でも舞を披露して歩く。「剣の舞」「豊穣の舞」など5つの舞で構成されており、派手な動きが多い雄獅子に比べ、雌獅子はゆっくりとした動きが多いという。
日の昇らない寒い時間帯であるにも関わらず、2頭の舞を一目みようと地域住民やアマチュアカメラマンなどが大勢駆けつけ、舞に見入っていた。
羽広獅子舞保存会の城取誠会長は「今年は雄と雌の息も合っていて、よい舞だったと思う」と話していた。 -
新春将棋大会
日本将棋連盟上伊那支部(林朝治支部長)は14日、新春将棋大会を伊那市の中央区公民館で開いた。小学生から有段者まで約20人が集まり、新年の初対局に臨んだ=写真。
顔合わせの意味を込め、例年開催している大会。普段は、ほかの関係団体が主催する大会に参加することが多いが、この大会は支部の主催で開いている。
今年は有段者以上のA組に8人、1級以下のB組に9人、小学生を対象とするC組に5人が参加。さまざまに対局を繰り広げ、1位3位を決定した。
同支部では大会のほかにも、子ども将棋教室にも取り組んでおり、こうした大会に参加する子などを中心に、年々レベルも上がっているという。 -
駒ケ根市の町一区子ども会お汁粉会
駒ケ根市の町一区子ども会(中嶋真由美会長)は13日、今年最初の行事、お汁粉会を区内の赤須町地域交流センターで開いた。親子ら約70人が参加し、母親らが愛情込めて作った甘い汁粉をたっぷりと味わった=写真。子どもたちは「甘い」「おいしい」と言いながら無中になって汁粉をほお張り「たくさん作ったからいっぱい食べてね」との呼び掛けに応えて何杯もお代わりを繰り返していた。
汁粉ができるまでの間、子どもたちは紙芝居を見たり、数人ずつ集まってトランプやかるた、百人一首などで遊ぶなど、歓声を上げながら正月の一日を楽しく過ごした。
汁粉会は子ども会が創設された1975年の翌年から30年以上にわたって途切れることなく続いている正月の行事。時に雑煮会に形を変えながらも、毎年連綿と受け継がれてきている。 -
ガールスカウトがミャンマーへ送るピースパック作り
ガールスカウト長野第26団(木部則子団委員長)は13日、ミャンマーの難民キャンプの子どもたちに送る「ピースパック」の袋詰め作業をした。年長園児から高校生まで約25人のスカウトが集まり、鉛筆やノート、色鉛筆などを1セットとしたピースパック45袋を作り上げた=写真。
取り組みはガールスカウト日本連盟が取り組む「ピースパックプロジェクト」の一環。同プロジェクトは、世界には生活に困窮する人がいる事実を知るとともに、互いに助け合いながら生きていくことの大切さを学ぶために行っており、各団がそれぞれピースパックを作成している。
長野第26団では、昨年12月に実施したフリーマーケットで得た収益金でピースパックに詰める文具を購入。中高生が中心となり、英語で書いたメッセージカードを添えた。
スカウトらは袋に入れる文具がきちんとそろっているを確認しながら、一つひとつ袋詰めにしていた。
ピースパックは2月の始めころ、ミャンマーへと発送する。 -
郷土史クラブがほんだれ様作り
箕輪町の小学4年生から6年生の有志で活動する郷土史クラブが13日、小正月の伝統行事「ほんだれ様」作りを体験した。五穀豊穣を願い、町郷土博物館の玄関前にまゆ玉などを付けて飾り付けた。
ほんだれ様は1月8日の「初山」に、薪を取りに山に行き、今年も薪が取れるようにとの願いと、作物の五穀豊穣を願って行ったもので、20日まで飾る。町内の農家も昔は飾っていたが、現在はほとんどやっていないという。
自宅に毎年ほんだれ様を飾っている下古田の丸山平治さん(67)の協力で、薪の中心にサカキを立て、子どもたちが紅白のまゆ玉をミズブサの枝に付けた。もちを竹の先につけた稲の花、アワとヒエの穂に見立てたヌルデの枝も飾って仕上げた。
子どもたちは飾り付けが終わると、新たにまゆ玉を作って食べたり、枝に付けて家に持ち帰る飾りも作った。
博物館では20日までほんだれ様を飾る。 -
北小河内漆戸の小正月行事「大文字」
箕輪町北小河内の漆戸常会は13日早朝、小正月行事の「大文字」を地区内の道祖神のある辻に飾り付け、今年1年の平穏無事を祈った。
大文字は一年の平穏無事、無病息災、五穀豊穣の願いを託す伝承行事で、町内では大出上村地区の大文字と同様に98年に町文化財の指定を受けている。
大文字は、大明神ののぼり枠を利用して立てた。頂上に木製の赤い太陽を据え、御幣、松、サカキ、色紙で作った花を等間隔で飾っている。花は8日に常会で手作りした。
15日朝に大文字の降ろし作業をし、飾りの花を常会の36軒が3本ずつ持ち帰り、縁起物として玄関に供える。 -
フラワーアレンジメント教室「Harvest(ハーベスト)」主宰
箕輪町
北原百美さん「フラワーアレンジメントを装飾よりインテリアにしたい。人間の基礎になる生活が潤っていると人にもやさしくなれるし、頑張れるので、元気の出るアレンジを研究していきたい」
カントリースタイルが好きで愛読していた雑誌で、ドライフラワーのアレンジメントを知った。東京・自由が丘のデポー39(05年閉店)に通い、5年前に資格を取得した。
勉強する前は、ドライフラワーは「枯れた花」というイメージを持っていたが、生の花が咲いているのかと見惑うほど鮮やかで、自由自在に形を変えられることに新鮮さを覚えた。「素朴で、生の花のイメージでありながら強くない。ずっと前からそこにある感じ」。そんな魅力にひかれた。
その後、花本来の美しさが長く保たれ枯れないプリザーブドフラワーが世の中に紹介されるようになり、プリザーブドフラワー「ブーケ」のディプロマも3年前に取得した。
「花があると気持ちが優しくなる。素朴さの中から生まれる温かさがある。日常、ちょっと疲れても癒される暮らしになって、花があることで張りが出て、前向きな気持ちが持てるようになった」。花に関わるようになって心にも変化が生まれた。
友人に贈った花を見た人が「習いたい」とやってきたのを機に教室を主宰。収穫を意味する「Harvest(ハーベスト)」を教室名にした。作品も収穫だが、心にも栄養を得てリフレッシュしてほしい-との思いを込めた。
協会には属さず、「作品を見ていただいて、これを作りたいと来てくださるのが一番」と宣伝はしていない。「隠れ家っぽいところでちょっとだけ自分にいいものを作って帰る。ちょっとした幸せみたいでいいですよね」。口コミで広がり生徒は40人ほどいる。
ドライフラワー、プリザーブドフラワー、木の実やリボンなど身近にあるものを自由にアレンジする独自のスタイル。「家になじむ雑貨のイメージで自然に作る」ことを最も大切にしている。
「使いたいメーンの花が一番かわいく見えるように考え、野原に自然に花が咲いているように作る。決まった形がないので、切りすぎても付け足すこともできる。工作に近い感じですね」
作品は出来立てのよさもあるが、年月を経て増す味わいもあり、少しずつ作り直す楽しみもある。
好きなのは黄色や茶色でシンプルなものだが、「満足してもらえないと悲しいので…」と、教室では生徒の好きな花、色を使ってもらうようにしている。
受注で新築祝いや花嫁のブーケ、成人式用の髪飾りなどを作る。プリザーブドフラワーのブーケを式後に小さいブーケと卓上飾りに作り直して長く楽しむことも提案している。
「好きで始めたことが、皆さんに気に入っていただけた。気負わないのがうまくいく秘訣ですかね。この世界はもっと奥が深い。今まではカントリーにこだわってきたけれど、いろいろな可能性があるので、プリザーブドフラワーで幅を広げて、いろんな色を試したり、今はあまりない種類の花に挑戦していきたいですね」(村上裕子) -
地球の会が結成竏駐・M地球議定書竏窒フ策定に向けて動き出す
市民レベルから温暖化防止に働きかけよう竏窒ニ13日、南信地区の市民有志による「地球の会」が発足した=写真。「身近で簡単、すぐに効果が見える」をキーワードに、気負いせずに誰もが取り組めるエコ活動を実践・模索。それを一般市民へと普及することを通じて、個人レベルでの環境問題意識を高めていきたいと考えている。
当初メンバーは上下伊那を中心とする10人で、木工職人、農業者、学生、NPO関係者など。07年度末までには具体的活動を目標をまとめた「南信地球議定書」を策定し、批准した個人に実践してもらおうと考えており、会員は議定書の目標策定に向けて、勉強会や具体的なエコ活動を実践していくが▽自分たちやその家族の間で実践する「勝手にサマータイム」▽二酸化炭素を減らすことに役立つ植物を植える竏窒ネど、身近でできることを中心としている。
また、個人で実践する目標も一つだけ設定し、年度末に成果を報告し合う。
寺平秀行代表は「今までこうした問題に関心の無かった人に関心を持ってもらうことが今年最大の目標。徐々に活動の輪を広げていきたい」と語った。
第1回勉強会は2月ころを予定している。
会に関する問い合わせは地球の会(TEL70・5728)寺平代表へ。 -
【記者室】旬のものは旬に
自宅の軒下にずらりと並んだ凍み大根や凍りもち…。近年では、作る家庭が少なくなったという。温かい日差しを受けながら、年配者が作業を進める▼「昔はいろりの回りで、夜なべ仕事にしたもんだ」「紙が貴重で、もちをくるむときは書き終えた帳面を使った」と思い出話が次々と出てくる。保存することができ、重宝がられる食材。「昔の人の知恵だねぇ」。近くの農産物直売所に出すと、すぐに売り切れてしまうそうだ▼スーパーマーケットなどへ行けば、一年中、野菜が買える時代。便利なのだが、それが当たり前になると、だんだん季節感がにぶる。旬のものは旬に食べる。栄養価も高く、体にも良い。それが1番。(湯沢康江)
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上伊那教職員美術展
第33回上伊那教職員美術展は14日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている。小・中学校の美術科担当教諭らでつくる上伊那美術教育研究会(三澤久夫会長)の主催。
20縲・0歳代の会員27人が一人、1、2点ずつの計42点の絵画、デザイン画、石こう像を出品。休日の研修会や教職の合間の少ない時間の中で制作した力作が並ぶ。児童・生徒、その保護者らが会場を訪れている。
伊那谷や安曇野などの山や川の風景画のほか、家族などの人物画、花を描いた静物画など、題材は幅広い。油彩や水彩、パステルなどの画材それぞれで技法も違うため、来場者は各作品を比べながら眺めている。
会員の一人、土屋雅敬教諭(西箕輪中学校)は「作品を普段、見てもらうことがない保護者や地域住民の人たちに見てもらい、自分たちのことを知ってもらいたい」と来場を呼び掛けている。
入場無料。午前10時縲恁゚後4時30分。 -
南箕輪村図書館に正月飾り
南箕輪村久保の橋爪純子さんが手がけた正月飾りが、村図書館に飾られ、利用者を迎えている。
橋爪さんは、ボランティアで村図書館に手作りの季節の飾りを届けている。
今回は、正月らしく松、竹、紅白の梅、南天、椿などを丸木に生け込み、千代紙で折った鶴をあしらった飾り。長く鑑賞できるよう造花も使って仕上げている。
図書館の入り口正面に飾られ、館内は華やいだ雰囲気。訪れる人の目を楽しませている。小正月の15日ころまで飾る予定。 -
伊水会新春書作品展
上伊那の書道家らでつくる伊水会(千葉耕風代表)は14日まで、「新春書作品展」を伊那市駅前ビル「いなっせ」にある2階ロビー展示ギャラリーで開いている。小品を中心とする29人の50作品が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
同会は例年、「伊水会展」と題して会員の作品発表を行っているが、新春作品展を催すのは初めて。散歩がてらに足を運んでもらえるような気張らない作品展にしよう竏窒ニ、これまでの書き溜めた作品の中から気に入ったものを出展している。
漢字、仮名、隷書、墨象など、さまざまな書体を用いた作品が並び、“書の年賀状”という意味合いで、今年のえと「亥(イノシシ)」をテーマとした作品も多い。
千葉代表は「生活の中に入っていくような書を中心とする気軽な作品展。墨象は墨と筆でつくる絵画的な面白さもある。ぜひ足を運んでほしい」と話している。
入場無料。午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。 -
伊那市消防団 参与会を発足
伊那市消防団(田畑安彦団長、1156人)は9日、高遠町・長谷村と合併により誕生した新団以前の各旧市町村の団長経験者を集め、団の活動に助言を与えることを職務とした参与会を発足した。市役所で委嘱式などがあり、会長に御子柴龍一さん、副会長に馬場市衛さんを選出した。
委嘱したのは就任の同意を得た23人。この日は、そのうち12人が出席し、田畑団長から委嘱状を受け取った。田畑団長は「地元の地理に詳しい皆さんから指導を頂くことで、災害が起きても迅速な対応ができると思う。皆さんの活躍を期待したい」と話した。
御子柴会長は「私たちの仕事は現職の皆さんを補佐し、地域住民の財産保全などを助けること。親ぼくを深めるとともに新伊那市消防団の手助けをしていきたい」と就任のあいさつをした。
参与会は、合併前、後の団長経験者が対象。今後は年2回の定例会で団幹部と親ぼくを深めながら意見交換をするほか、団行事にも参加していく。 -
子育て学級
お正月行事や遊びを紹介箕輪町の町公民館子育て学級は11日、町文化センターでお正月遊びの羽根突きを見たり、紙飛行機を飛ばして遊んだ。
年明け最初の学級で、お正月にちなんでスタッフが羽根突きを披露。かわいい絵が描かれた羽子板も紹介した。羽根の玉になるムクロジの種も、実際に実を割って中の種を見せると、子どもたちは興味津々に見ていた。
鏡開きの日だったことから、鏡もちを割っておしるこなどにして食べることも紹介。きなこ、あんこなどさまざまなもちの食べ方が描かれた絵本も見た。
子どもたちは羽根突きの代わりに風船突きをしたり、リトミックで縄をジャンプして飛び越したり、元気に体を動かした。紙飛行機作りでは、お母さんと一緒に広告紙で作り、飛ばし方を教わって何度も何度も飛ばして遊んだ。 -
はつらつ手良塾が裁判員制度の学習会
伊那市手良地区住民でつくる「はつらつ手良塾」は10日夜、09年度までに導入される「裁判員制度」の学習会を手良公民館で開いた。塾生や地区住民など約15人が集まり、新しい制度への理解を深めた=写真。
同塾で裁判に関する学習会を開くのは3回目。昨年12月には実際に刑事裁判の傍聴もしており、今回は学習会を実施。DVD(音声デジタル・ディスク)で裁判員に選ばれた場合の流れを学んだ後、長野県地方裁判所伊那支部の庶務課長・桜井郁夫さんから、裁判員制度が導入された経緯などを学んだ。
参加者からは「これまで難しい問題は専門家に任せるというのが一般的だったと思うが」などといった質問があり、それに対し桜井さんは「これまではそういう機運の中、裁判が行われてきたのは事実。その一方で国民から離れた存在となり、手続きが長期に及ぶなど、国民感情にそぐわない弊害も出てきた。裁判自体簡単とは言わないが、法律はみなさんの常識でできているもの。それを適応してもらい、判断してほしい」と呼びかけた。
はつらつ手良塾は、手良地区の60代のメンバーを中心として構成する公民館クラブ。地域には気力、体力、時間的余裕のある60代世代もおり、地域の中核的役割を担っている人も多いが、この世代は公民館活動と疎遠になりがち。そこで手良公民館は昨年、新規公民館事業として「はつらつ手良塾」を発足した。地域の課題や歴史などをテーマに、塾生らが主体的に学んでいる。 -
富県小学校で食育カルタ
正しい食事のあり方について学ぼう竏窒ニ11日、伊那市富県小学校の1、2年生が、「食育カルタ」に挑戦した。
同校では今年、給食週間に合わせて学年別の食育講座を開くことを決め、昨年県や食に関連するボランティアなどで発足した「上伊那食育キャラバン隊」を招いた。同キャラバン隊は、これまでも地区の公民館などから依頼を受け、食育の大切さを伝えるための情報発信をしてきたが、小学校での講座は今回が始めて。この日は、伊那保健所の清水昭子さんと県栄養士会伊那支部の富永志のぶさんが訪れ、1、2年生を対象に「食育カルタ」を実施した。
最初に、清水さんと富永さんは50音のカルタを読み上げながら食事のマナーや朝食の大切さなどを説明。その後のカルタ大会では、チームごとに分かれて対戦。1、2年生がペアとなり、先ほど学習したばかりのカルタを「はい」と元気良く取っていた。 -
【記者室】大学教授のセクハラ
駒ケ根市にある県看護大学の教授が女子学生にセクハラ行為をしたとして停職3カ月の処分を受けた。大学によると教授は数回にわたり、研究室や講師宿舎で学生の肩を露出させたり後ろ向きにひざに座らせたりして、胸や腹などを触ったようだ▼多くの生物にとって種の保存は自分一個の生命よりも重大なもので、極論すればそのためだけに生きているともいえる。この教授も毎日若い女性ばかりに囲まれているうち、ついフラフラと本能に流されてしまったのだろうか▼オスとしての強い本能を持った結果と考えれば哀れでもあり、同情もしたいが、やはり人間ならば理性で押さえられるはず。まして教授の地位を利用しての行為とあっては冗談や笑い話では済まない。(白鳥文男)
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小中学校長が子どもの安全見守り協力要請
宮田村の宮田小、中学校は10日、児童、生徒の安全を地域全体で見守ってほしいと、各区長に協力要請した。
野溝和人小学校長、新津吉明中学校長がこの日あった区長会に出席。
「地域の見守る目が犯罪防止につながる。児童生徒への声かけ、不審者情報の提供など協力を」と呼びかけた。
村内では住民有志が参加する「子どもの安全見守り隊」などが精力的に、登下校時間帯などに地域を巡回。子どもを見守る意識が高まってきている。