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中1の骨密度、3割が年齢平均値以下
宮田村宮田中学校1年生の希望者84人を対象に実施した骨密度検診で、3割ほどが年齢平均値を下回っていることが分かった。18日開いた村健康づくり推進協議会で報告。「成長過程でもあり何とも言えない部分もある」と同校の栄養士は説明するが、生徒に適切な食事や運動を徹底指導していく。協議会でも食育など話し合い、食事も含め子ども自らが正しい生活を身につけられる環境づくりを求める意見も挙がった。
同中は骨密度検診を初めて実施。年齢平均の下限が設定されているが、84人中24人がそれを下回った。また、下限に近い生徒も14人いた。
同校栄養士は「食欲が薄かったり、体格が小さな子どもに骨密度も低い傾向が出ている」と説明。
「成長期であり一概に言えないが、食生活が乱れると成人になってからの影響が大きい。検診結果はひとつの指標として、生徒、保護者の指導に結び付けていきたい」と話す。
近く開く学年集会でも結果を報告しながら、カルシウムの多い食事や運動の大切さなどを話し、継続指導していく考えだ。
医師や学識経験者らでつくる「健康づくり推進協議会」は、中学校からの報告のほか、村内の健康を取り巻く状況について検討。
ある学校医は食事も含めた不規則な生活リズムが、子どもたちの健康に影響を与えていると指摘。
保護者の意識低下を懸念し、自分の健康は自分で守ることができるよう、子どもたちを指導していく体制が必要と意見した。 -
ふきはら大学で正月飾りづくり
箕輪町公民館の生涯学習講座「ふきはら大学」が15日、箕輪町文化センターであった。約15人が参加。町内在住の空間デザイナー、飯島博美さんを講師に迎え、正月飾りづくりに挑戦した=写真。
例年この時期に同講座では、クリスマスリースなど、手作りの作品制作に取り組んでおり、今年は正月飾りを選んだ。
参加者は、飯島さんが用意した松や南天、稲などをワイヤーで留め、水引や扇子を飾って正月らしさを演出。
参加者の一人は「初めてやったので難しい。何とか形になってくれれば」などと話しながら正月飾りづくりに励んでいた。
手作り講座は自分のアイディアを生かしてオリジナルの作品ができるため、参加者からも好評だという。 -
メタボリック講座
駒ケ根市は15日、脳卒中再発予防教室の公開講座として「正しく知ろう! 100歳までの健康生活」と題したメタボリックシンドローム予防講座を同市ふれあいセンターで開いた。同教室の生徒と一般の男女約10人が参加し、昭和伊南総合病院健診センター長で医師の山田幸宏さんの話を聞いた。
山田さんはメタボリックシンドロームの指標について「身長や体重は関係なく、腹囲だけで簡単に分かる」と説明=写真。その上で適度な運動、バランスの取れた栄養に心掛け、たばこを吸わないことに気をつけることが健康、長寿の秘訣だ竏窒ニ話した。 -
東伊那公民館門松・しめ縄づくり
駒ケ根市の東伊那公民館(赤須和彦館長)は15日夜、門松としめ縄づくり講座を同公民館で開いた。市内各地区から約20人が参加し、下平益三さん=東伊那=の指導で正月用のわら細工に取り組んだ。
門松は、直径約20センチの空き缶にわらを巻く土台の「はかま」づくりからスタート。「わらの巻き方が均一でないと仕上がりが悪くなるぞ」との下平さんの助言に参加者は「なかなか難しいな」と首をひねりながら悪戦苦闘していた=写真。しめ縄づくりに挑戦した参加者も「何十年ぶりに縄をなう」「年に1回だけからうまくできないな」などと言いながら苦労して縄と格闘していた。 -
ハンドメイドフェスタ
中心市街地に人が集まるイベントを-と、箕輪町松島の雑貨店ぷち・らぱん(戸田真理子代表)が企画した「ハンドメイドフェスタ」が16日、国道153号線沿い、ぷち・らぱん隣りの空き店舗を会場に始まった。17日までの2日間で、上伊那郡を中心に趣味や教室を開いている人たちによる手作り品が集まっている。
戸田さんが店内の一角をハンドメイド作品などの展示スペースに開放していることをきっかけに、「やり方によっては人が集まる」と、空き店舗を利用したフェスタを企画。上伊那郡や諏訪地区、岡谷市、高森町などから15組25人が参加した。
フリーマーケット形式で参加者が各自で展示販売。カントリー雑貨、プリザーブドフラワー、あみぐるみ、布小物、アクセサリー、とんぼ玉、パンなど個性豊かにそろった。会場には次々と人が訪れ、参加者と話をしながら作品を見たり、買い物を楽しんでいる。
「なかなか今回のような機会がなかったのでうれしい」「皆さんに知っていただくいい機会」と参加者。戸田代表は「人がたくさん来ていただければ、定期的に開きたい」と話している。
フェスタは午前10時縲恁゚後4時。問い合わせは、ぷち・らぱん(TEL70・8001)へ。 -
伊那文化会館初企画
「音楽家気分でベーゼンドルファー」伊那市の県伊那文化会館は16日、ホールのピアノ、名器ベーゼンドルファーを自由に演奏できる初企画「音楽家気分でベーゼンドルファー」を開いた。ピアノ愛好家らが、名器に触れ、音色を楽しんでいる。
会館所有のピアノを気軽に弾いてもらい、名器をより身近に感じてもらおうと計画。使用楽器はベーゼンドルファーModel290“インペリアル”。音楽の都ウィーンを代表するベーゼンドルファー社製。世界ピアノ3大名器のひとつとして知られる。
2日間で計16人の募集に対し、39人もの応募があった。小学生から一般まで幅広い年齢層で、上伊那を中心に諏訪地方などからも申込みがあった。
プロのオーケストラと共演するコンクールの全国大会に2回の出場経験がある南箕輪小学校6年の大塚智哉くんは、「オーケストラとやるのが楽しくなって、楽しく弾くために練習している。このピアノは音がすごくいい。ホールで練習できることは少ないので1時間弾けるのはいい」と名器の演奏を楽しんでいた。
同館は、「来年度も継続し、開催日数を増やしてご希望に添えるよう考えたい」としている。 -
箕輪町民ゴルフ大会開催の記念植樹
箕輪町民ゴルフ大会(10月8日、伊那国際ゴルフ場)の第1回大会開催を記念し14日、大会出場者がみのわ天竜公園に記念の桜を植樹した。
ゴルフ大会は「極力行政に頼らずに自分達のコンセプト(ゴルフに対する日ごろの思い)を生かした自分達の大会を」と実行委員会を組織し、町、町教育委員会と共同開催。220人が参加した。
参加者全員が負担した大会事務費で記念植樹を計画。実行委員ら10人が、天竜川沿いの桜並木通りにソメイヨシノを植えた。「第1回箕輪OPEN開催記念」の碑も建てる。
実行委員会は今後、東京箕輪会、中京箕輪会の会員や町出身のゴルフ競技愛好者に大会参加枠の拡大、ゴルフ競技を一般スポーツ競技として更なる振興を図るため民間ベースによる「箕輪OPEN小学生スポーツ振興基金」(みのわもみじカップ支援基金)の創設を検討していくという。 -
冬至のユズ湯、一足早く
「温まるし、いい香りだね」-。中川村の望岳荘で16、17日、冬至(22日)を前に、一足早くユズ湯を提供している。
村内産のユズ、約10キロを男湯、女湯に浮べた。
温暖な気候でユズが採れる中川村ならではのサービスに、来場者は大喜び。
ユズはミカン科、体を温め、血行を促進し、冷え性、神経痛、リューマチなどの症状緩和などの効能がある。
孫のひろむ君と来場した村内の加藤幸子さんは「ユズがたくさん入って、ほんとうにいい香り」と話していた。 -
ビワの花咲く
師走も半ば、中川村葛島渡場の北島豊子さん(84)宅のビワの花が見ごろを迎えた。
高さ5メートル、推定樹齢約百年、郡内ではまれにみる巨木。枝の先の円錐状のうぶ毛が密集したつぼみから白く可れんな花を咲かせている。
12月初旬から咲き始め、今が見ごろ、年末まで咲き続けるとか。
ビワは年末に花が咲き、寒い冬をじっと耐え、6月末ころから黄色に色づき、食べられるようになる。
北島さんは「花はよく見るとかわいらしい。植えてから実がなるまでに何10年も掛かり、花が咲いてから、黄色に熟すまでに半年以上かかる。それだけにいとおしく、大切にしたい」と話している。 -
風化深調査 国が前沢川など視察
国土交通省天竜川上流河川事務所などは15日、7月豪雨災害の影響で山腹崩壊が発生した、伊那市西春近の前沢川など2カ所の「風化深調査」をするための視察をした。同調査で地中の風化の進行状態を把握するとともに、崩壊メカニズムを解析し、今後の土砂災害対策などに役立てる基礎資料とする。
調査は04年からこれまで、同流域の四徳川流域(中川村)、小黒川流域(旧長谷村)など直轄4支流26カ所で実施。これらの調査結果を下に外見では判断できない風化の進行状況を調べ、防災対策の基礎資料とする調査、研究を進めている。
この日は、前沢川のほか、岡谷市川岸の唐沢も視察。今年中に調査を実施するため、河川工学専門の鈴木徳行名城大学名誉教授(73)を中心に職員ら約20人が参加し、現地の状況や掘削して調べる位置の場所などを確認した。
鈴木名誉教授は「風化により岩盤が砂れきになり水を含むと土砂災害が発生する。災害現場を調べ、その風化の深さを知ることで周りの地域でも災害発生を予測することができる」と話した。
同事務所では、今後、避難や砂防ダム建設などの防災対策に役立てるための資料としてまとめていきたいという。
豪雨災害があった伊那市西春近の前沢川を視察する鈴木名誉教授ら -
年末特別警戒 チラシ配布
伊那市防犯協会女性部は12日夜、年末特別警戒(11縲・1日)の啓発活動を市内の大型量品店など6カ所で展開した。部員約80人が参加し、それぞれの場所に分かれて、チラシなどの啓発グッズを買い物客らに手渡した。
同市日影のベルシャイン伊那店では、19人が街頭に立ち、「年末特別警戒が始まりました。戸締りなど気をつけて」などと呼び掛け啓発。チラシのほか、ボールペン、マスク、ティッシュペーパーなども配布した=写真。
伊那署によると、11月末現在の刑法犯の発生状況は例年に比べ減少傾向だが、相変わらず自転車盗、車上狙いなどは多発している。最近では、同署のほか駒ヶ根、飯田管内で出店荒しが増えているという。 -
かんてんぱぱで陶灯(あかり)と器の二人展
南箕輪村で工房を持ち、作陶活動を続けている飯島英之さん(64)と清水信衛さん(70)による「陶灯(あかり)と器の二人展」が19日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。くりぬいた模様からもれる光の温かさが魅力の陶器のランプ掛け「陶灯」を中心に、普段の生活で使える器や皿など約350点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
村の文化団体での活動を通じて知り合った二人は、これまでにも公共施設などで合同展をしてきた。
今回は「癒し」をテーマに、遊び心を取り入れた作品を多く展示。縁起が良いことで人気のある「フクロウ」を取り入れた作品や、来年のえと「亥(いのしし)」のオブジェなどが並んでいる。また、作品展のたびに「譲ってほしい」という要望も多かったため、今回は即売もしている。
飯島さんは「陶芸は土と炎の芸術。見て楽しむだけでなく、手に触って感触を確かめてほしい」と話していた。
入場無料。午前10時縲恁゚後5時(最終日は午後3時)。 -
箕輪町のふるさと大使、中島赳(たけし)さんが町内の保育園にお菓子をプレゼント
箕輪町のふるさと大使、中島赳(たけし)さん(71)が15日、町内9つの保育園に通う約870人の園児に菓子をプレゼントするため、箕輪町を訪れた。
中島製菓(本社・愛知県名古屋市)の創業者として、昨年まで会長を務めていた中島さん。ふるさと大使を務める縁で、8年前から町内の保育園に自社の菓子を提供してきた。自身が来町するのは3回目。この日は、町内の5園を回った。
木下北保育園では、サンタクロースの衣装をまとって園児の前に登場。「サンタさんは来年も再来年もみなさんに会いたいので、元気で仲良くして下さい」と呼びかけた。
園児らは、歌と踊りを中島さんにプレゼント。帰り際には「また来てね」と笑顔で手を振っていた。
中島さんは小学3年生からに高校卒業までを疎開先である箕輪町で過ごし、現在は中京箕輪会の会長を務めている。 -
駒ケ根青年会議所来年度基本方針発表
07年に設立41周年を迎える駒ケ根青年会議所は15日、駒ケ根商工会館で記者会見を開き、来年度理事長の北原和明さん(38)=写真=が「未来に向かってスパイラルアップ! 心ときめくまちづくり」などを核とした基本方針を示した。来年度副理事長らが各委員会のスローガン、基本方針、事業計画などを説明した。
07年度の役員は次の皆さん。
▽理事長=北原和明▽専務理事=坂元洋▽副理事長=田中靖隆、湯澤英喜、佐藤和樹▽総務JCブランディング委員長=宮脇哲也▽国際化まちづくり委員長=小林建蔵▽絆発信委員長=小出卓央▽夢少年委員長=松崎道靖▽拡大アカデミー委員長=吉川正宏 -
スリランカフェスティバルオープニング
スリランカの文化を紹介するスリランカフェスティバル2006in駒ケ根が15日から駒ケ根市のベルシャイン駒ケ根店で開かれている。来日して17年になるD・W・アルッガマゲさん経営のウィードゥートレーディング、レストラン・アルッガマゲのほか、スリランカ航空などの主催。15日にはスリランカ大使などを招いたオープニングセレモニーが開かれ、来賓らが伝統のオイルランプ点灯式などを行ったほか、スリランカ女性による美しい民族舞踊などが披露されてフェスティバル開幕に華を添えた=写真。アルッガマゲさんは「これを機会にスリランカのことをもっと理解し、親しんでくれたらうれしい」とあいさつした。
17日まで、スリランカの有名占い師による星占い、専門家によるマッサージ、職人による彫金など伝統工芸品の実演や3種類の民族舞踊の披露などが行われるほか、宝石、食品、スリランカの花であるランの鉢植えの展示販売などが2階ニシザワギャラリーなどで行われる。
問い合わせはベルシャイン駒ケ根店(TEL82・2111)、レストラン・アルッガマゲ(TEL85・0080)へ。 -
駒ケ根郵便局年賀状差し出し式
年賀状の受け付け初日の15日、駒ケ根市の駒ケ根郵便局(等々力勉局長)は年賀状の差し出し式を局ロビーで開いた。赤穂保育園の年長園児41人と駒ケ根切手類販売組合会長の井坪勇さんが訪れ、それぞれ持参した年賀状を特設ポストに投かんした=写真。
投かん者の先着50人には来年のえとである亥(いのしし)を描いた手ぬぐいが局からプレゼントされるとあって、約30人の市民らも年賀状を手にして訪れ、早速ポストに投かんしていた。
同局は10月からの業務再編により新たに飯島、中川、中沢各局の集配業務も引き受けるため、年賀状の取り扱い量を昨年比1・6倍と見込んでいることから等々力局長は「ぜひ25日までに投かんを」と早めの投かんをアピールしている。 -
【記者室】狂犬病と飼い主の義務
狂犬病で日本人男性2人が相次いで亡くなった。いずれもフィリピンに旅行した際、犬にかまれて感染したものらしい。狂犬病は有効な治療法もなく、発症するとほぼ100パーセントの確率で死亡する恐ろしい病気だ▼世界では毎年5万人が死んでいるが、日本ではこの半世紀近く人も犬も発症の報告はなかったという。そのためか、法律で年1回ワクチンの接種が義務付けられているにもかかわらず、注射を受けさせない飼い主も多いようだ▼もっともらしく理由をつけてみても、実は単に金を惜しんでいるだけだろう。一方で身勝手な理由で犬を捨てる飼い主も後を絶たず、捕まって処分される哀れな犬の数は一向に減らない。犬を飼うならそれなりの義務を果たすべきだ。 (白鳥文男)
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長谷保育園でもちつき大会
伊那市の長谷保育園で15日、もちつき大会があり、園児たちが大きな掛け声とともに一生懸命きねを振り下ろした。
恒例行事で、毎年きねと臼を使った昔ながらのやり方で体験している。園児たちは子ども用の小さいきねで「よいしょ、よいしょ」「ペッタン、ペッタン」と職員に支えられながらついた。つきたてのもちは一口サイズに丸め、きな粉やごまなどをまぶして味わった。
この日は、7月から給食に野菜の提供を受けている地元の農業女性グループ「麦わらぼうしの会」のメンバー3人も招待。一緒にもちつきや会食をしたほか、感謝の気持ちを込めて、園児手づくりのプレゼントを贈った。 -
沢尻南交差点 供用開始
国道361号の権兵衛トンネル開通で増えた交通量を緩和するために新設した、同国道と県道伊那箕輪線(通称・春日街道)が交差する伊那市の沢尻南交差点の信号機は15日夕、供用を開始した。
国道に対して、県道の沢尻交差点(南箕輪村)からほぼ直角に接する道路を県などが3月末に新設して出来た沢尻南交差点。その後の交通量を調査し、交通量増加を確認した伊那署などは、11月から交差点に信号機を設置し始めていた。
県道の両側に民家が集まっているため、信号機設置のほか、交差点付近の県道に横断歩道を設け、歩行者用信号機も設置した。
沢尻南交差点に設置した信号機が供用開始に -
伊那郵便局で初差し出し
07年用の年賀はがきの受け付けは15日、全国一斉に始まり、上伊那各局で初差し出し式があった。伊那市坂下区の伊那郵便局では、近くの伊那保育園の園児18人が局を訪れ、年賀状を投かん。その後、続々と地域住民らもはがきを差し出しに来局した=写真。
園児たちは、「あけましておめでとう」などと書いた家族に宛てた年賀はがきを8千枚入る特性ポストに投かん。式では、歌のプレゼントもあり、本年の初差し出しに来た住民や局員らの顔をほころばせた。
同局によると、差し出しのピークは例年クリスマス以後。元旦の配達に間に合わせるためには、25日までに投かんしてほしいという。今年の元旦に配達した年賀はがきは55万5千枚(前年比7%減)だった。
年賀を初投かんする住民 -
箕輪町警部交番連絡協議会
交番に支援物資贈る箕輪町警部交番連絡協議会(24人、小林紀玄会長)は8日、町の安全のため歳末特別警戒でパトロールに励む交番の署員に支援物資を贈った。
協議会は夏と冬の年2回、支援物資を届けている。今回はカップ麺12ケース、切りもち20キロ、栄養ドリンク50本を届けた。
役員8人が訪れ、小林会長が「町民が安心安全で暮らせるため、昼夜を問わず勤務いただいている。年末年始は事件事故の多発が予想される。支援物資を糧に活躍をお願いしたい」とあいさつした。
倉田千明所長は、「歳末特別警戒中で金融機関やコンビニを回っている。支援いただき大変ありがたい。署員の支えになる。町の安全確保のためがんばりたい」と感謝した。
今年1月から11月末までの町内の窃盗犯数は、空き巣・忍び込みなど侵入盗が多く15件。車上狙いは38件。「車も気持ちもしっかり鍵をかけて」と話し、交通事故防止や、飲酒運転をしないなど交通ルールを守った運転も呼びかけている。 -
厄年の同窓生ら母校赤穂中に書を寄贈
1981(昭和56)年度に赤穂中学校を卒業した同窓会員らが数え年で厄年を迎えることから来年正式に結成する「56すみれ会」(池上博康会長)は記念活動の一環として14日、母校赤穂中に書1幅を寄贈した。馬場功副会長ら役員5人が同中を訪れ、諏訪博校長に手渡した=写真。書は同中の元校長で県教育委員長も務めた松田泰俊さん=伊那市高遠=が揮ごうした「聴心」。諏訪校長は「生徒の声を心で聴く竏秩B教員としての心構えを松田先生が示してくれたものと思い、校長室に飾って長く大切にしたい」と感謝を述べた。
同会は今年から来年にかけて赤穂地区の小学校にもそれぞれ希望に応じた記念品を贈ることにしている。 -
東駒ケ根中同窓会母校に寄贈
駒ケ根市の東中学校同窓会(宮脇三広会長)は13日、母校に書架2脚、デジタルカメラ4台、DVD・VTRデッキ5台を寄贈した。宮脇会長ら3人が同中を訪れ、全校生徒の前で小木曽伸一校長に目録を手渡した=写真。宮脇会長は生徒に対し「小さな学校ではあるが、地域の人が寄せる思いや願いには絶大なものがある。これからも精いっぱい応援していきたい」と呼び掛けた。生徒を代表して生徒会長の竹村瑠里さんは「総合的な学習の時間をはじめ、これからの活動に役立てていきたい。大変良い物をいただき、ありがとうございました」と礼を述べた。
同窓会は集めた会費がある程度まとまった金額になるほぼ3年に1度ごとに母校に寄贈している。 -
光前寺で福だるまに名入れ
今年も残すところ半月あまり竏秩B駒ケ根市の名刹光前寺(吉澤道人住職)では商店や企業、個人などが商売繁盛や家内安全の願いを託して依頼した福だるまの名入れ作業に追われている。うずたかく積まれた赤や金、白などのだるまに囲まれた吉澤住職が筆を手にして一つ一つのだるまに丁寧に名前を書き込み=写真、職員が白で縁取りをして仕上げている。吉澤住職は「皆さんにとって来年が良い年になるよう心を込めて書いています」と話している。
寺では正月に販売するだるまを例年並みの約1500個用意。このうち注文に応じて名入れをするのは約200個という。
名入れの申し込みは24日ごろまで受け付けている。 -
長谷保育園児が地元のお年寄りと交流
伊那市の長谷保育園(宮下瑞穂園長)で12日、地元の高齢者クラブとの交流会があり、園児たちが歌や踊りなどを披露したほか、一緒に給食を囲んで楽しんだ。
同保育園では毎年年数回、地元の高齢者クラブと交流の機会を設けている。今年はこれまでに、昨年交流のなかった黒河内、溝口、杉島地区の各クラブを招いて、ヨモギ団子作りや、七夕飾り、運動会など季節に合った内容で交流した。
この日は今年最後で、非持山地区のクラブと長谷地域の一人暮らしのお年寄り合わせて約30人を招待。年長から3歳未満児の各クラスごと、歌や踊り、劇遊びやオペレッタを元気よく発表した。
また、園児たちは「おじいちゃん」「おばあちゃん」と駆け寄っては会話をしたり、各クラスにお年寄りが分かれて給食も食べ、互いに一緒に過ごす時間を楽しんでいた。 -
読み聞かせでクリスマス
伊那市の読み聞かせボランティアグループ「エム&イー」(金丸恵美子代表)は13日、手良公民館で、同地区の子育て学級・わいわいくらぶが開いたクリスマス会で読み聞かせコンサートをした。集まった未就園児やその母親約40人は、次々と展開する絵本の語りを楽しんだ=写真。
市子育て支援課が9月に開いた、市内の子育てサークルなど約25団体が情報交換を目的に初めて集まった「地域子育て支援ネットワーク連絡会」を機に、わいわいくらぶの代表者が出演を依頼。金丸代表によると、連絡会の以後、各団体からコンサートを頼まれることが増えているという。
読み聞かせは、大型絵本を使ったり、ピアノやスズの音楽に合わせて進行したりと、趣向を凝らした演出。長い首を曲げたキリン、両手で胸を叩くゴリラなどを描いた絵本では、その動物のしぐさに合わせて子どもたちも体を動かして遊んだ。
子育て支援課は「連絡会を通じて団体の親ぼくを深め、情報交換を積極的に交わしてほしい」と期待。交流の中で互いに刺激を受けながら子育てを考えていければ竏窒ニしている。
金丸代表は「読み聞かせは子どもの心を落ち着かせる。コンサートを通じて、保護者に読み聞かせの心地よさを知ってもらい、家でも実践してもらうことが願い」と話した。 -
クリスマスツリーで市役所明るく
「元気の出る伊那市」を目指し、市若手職員で構成する協議会「『元気の出る伊那市』プランニングチーム」は、市役所1階の市民ホールに、摸造のクリスマスツリーを飾りつけ、庁舎内の雰囲気を明るくしている。
飾りつけは、同チームが6月縲・2月の全12回の会議でまとめた提案の一つ。これまでの「暗い」「堅い」といった庁舎のイメージを改善しようと総務課、市民課へ呼び掛け、実現した。
赤色のチェックの布を敷いた台座の上にリボンや鈴でアレンジした約50センチサイズのツリー8本を飾った。立ち止まって眺めたり、記念撮影をしたりするなど、同ホールを訪れる市民に好評のようだ。
リーダーの村田和也さん(31)は「ツリーのおかげで庁舎内が明るくなった。これを通じて、職員自身も明るくなり接客の向上につなげてくれれば」と話している。
庁舎内を明るく彩る庁舎1階のクリスマスツリー -
フラワーアレンジで正月飾りの「宝船」
毎週1回のペースで集まる、伊那市の愛好者でつくるフラワーアレンジメントサークル「グリーンミスト」は14日、同市の中央区公民館で教室を開き、正月飾りの「宝船」をつくった=写真。
グリーンミストは、講師に同区在住の田中順子さんを迎え、毎週木曜日に午前、午後、夜間(隔週)の3回の教室を開く。各年代の女性約20人が集まり、生花やドライフラワーなどを使ってアレンジを楽しんでいる。
この日は、午前の会に市内の主婦5人が参加した。しめ縄を船に見立て、その上に松やキク、赤い実をつけるセンリョウ、水引きなどを飾り付け、それぞれの個性を生かした作品を完成させた。
メンバーの唐澤奈美さん=東春近=は「完成した作品を玄関に飾るとお客さんや家族に喜ばれる。毎回楽しみに会に参加している」と感想。田中さんは「テキストはあるが、それにとらわれず自分の表現方法を押し出すことが楽しむ秘けつ」と話している。 -
天竜川堤防結果の報告書案 「将来見据えた内容に」
第3回天竜川上流域豪雨災害対策検討委員会(北澤秋司座長)は13日、箕輪町の伊那プリンスホテルなどで開いた。これまで協議してきた、同町松島の天竜川の堤防決壊の被災原因、復旧工法などをまとめた報告書案について意見を交わした。
国土交通省天竜川上流河川事務所の呼び掛けで集まった委員は、大学教授など治水関係者7人で構成。8月中に2回の委員会を開き、堤防決壊の原因を「増水で河床が下がり、堤防基礎部分の下から洗掘した」と発表し、本復旧工事に向けて、河床へコンクリートブロックを敷く竏窒ネどの工法を提案した。
これらの堤防決壊のことを中心に記載した報告書案には、天竜川上流域の災害対策のあり方として、水防拠点の整備やIT整備計画案も盛り込んだ。堤防決壊場所の緊急復旧跡地を根固めブロックなどの資材置き場にする予定。
この日は、委員のほか事務所関係者ら約30人が本復旧工事(11月14縲恬・N3月29日)が進む堤防跡を視察し、基礎部分の洗掘の状態などを確認。現地視察の情報も書き加え、事務所は、報告書を本年度中にはあらかたの形に整えたいとしている。
信州大学名誉教授の北澤座長は「これから先の天竜川の将来像も見据えた内容の報告書にしていきたい」と話した。
箕輪町松島の本復旧工事現場を視察する委員ら -
みのわ手筒会
普通救命講習でAEDの扱い学ぶみのわ手筒会(唐沢修一会長)は11日夜、普通救命講習会を町産業会館で開いた。箕輪消防署員が講師を務め、自動体外式除細動器(AED)の扱い方などを熱心に学んだ。
手筒会は事業計画に救命講習の受講を盛り込み年1、2回実施。これまでは普通救命講習Iを受講している。
花火大会の観衆が年々増えるなか、見に来ていただいた人に万一のことがあったとき応急手当ができるように-と、今回はAEDの扱いも学ぶ普通救命講習IIを受講した。
箕輪消防署員が心肺そ生法1人法、AEDを用いた応急手当、大出血の止血法、異物の除去法を指導した。
AEDの扱いでは、署員の説明後、音声メッセージに従って人形に電極パッドを張る、傷病者から離れるよう周囲に指示する、除細動ボタンを押すなど操作を一つひとつ確認しながら練習した。