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ぎおん祭歩行者天国にぎわう
伊那市の「ぎおん祭歩行者天国」が9日、通り町3丁目縲恃ェ幡町2丁目であった。ちびっこ駅伝大会をはじめとするイベントを繰り広げ、親子連れなどでにぎわった。伊那商工会議所・商店街活性化イベント委員会主催。
ちびっこ駅伝は11回目を数え、高遠を含む市内の23保育園・幼稚園から過去最高の47チーム、約440人が出場した。コースは県道南箕輪・沢渡線の駅前再開発ビル「いなっせ」前縲恃ェ幡町で、園児一人が60メートルずつを走った。
沿道には、家族らが詰めかけ「がんばれー。こっちだよ」と大きな声援を送った。
歩行者天国となった会場では屋台横丁が並んだほか、輪投げ、ヨーヨー釣り、ザリガニ釣り、じゃんけん大会などのイベントを展開。途中で雨が降ったものの、浴衣姿で訪れる親子連れの姿もあった。
ちびっこ駅伝の結果は次の通り。
▽1組(1)仮面ライダーカブト(美篶中央)(2)カランコロン(竜東)(3)うさぎ&カンガルー(上の原)▽2組(1)キング(東春近中央)(2)ボウケンジャー(美篶中央)(3)西春近中央保育園▽3組(1)ドラゴンボール(美篶中央)(2)ドングリン(竜東)(3)みずたまチーム(上の原)▽4組(1)ポケモンチーム(手良)(2)いちごチーム(上の原)(3)きょうりゅう(東春近中央) -
上伊那消防ポンプ操法大会
第48回上伊那消防ポンプ操法大会・第23回ラッパ吹奏大会が9日、伊那市役所西側駐車場であった。箕輪町を除く7市町村の代表チームが出場し、日ごろの訓練成果を発揮した。
競技種目は、ポンプ車操法、小型ポンプ操法、ラッパ吹奏。
ポンプ車操法の部では、消火の基本操作、火点(標的)を倒すまでのタイムを競った。団員は、指揮者の指示に従い、きびきびとした動作でホース3本を連結させ、火点にに向かって放水した。
各部門の優勝チームは、木曽郡大滝村で30日に開かれる県大会へ出場する。
結果は次の通り。
▽ポンプ車操法の部(1)伊那市(2)南箕輪村(3)駒ケ根市(4)宮田村▽小型ポンプ操法の部(1)辰野町(2)南箕輪村(3)宮田村(4)駒ケ根市▽ラッパ吹奏の部(1)辰野町(2)伊那市(3)南箕輪村(4)駒ケ根市 -
伊那市そば打ち名人の会、名人位認定試験
そば打ち文化の伝承に努める伊那市そば打ち名人の会(小林史麿会長)は8日、本年度の名人位認定試験を伊那市西箕輪の名人亭で開いた。この日に向け、腕を磨いてきた4人が、緊張した面持ちで鮮やかな腕前を披露した=写真。
認定試験の開催は年1回。1年以上同会の講習で学んだ人が受験できる。今年は、下伊那の松川町の受験者もいた。
審査員は、受験者が45分以内に打つ二八そばを、水回し、手のしなどの10項目各10点で審査。80点以上が合格となる。
緊張した空気の漂う中、それぞれの受験者は自分のペースを崩さないよう、確実に作業をこなし、制限時間内にそば打ちを完了した。採点の結果、今年は4人全員が名人位を取得した。小林会長は「かなりのプレッシャーの中、認定を受けることは難しいと思うが、今年の挑戦者は水準が高かった」と講評した。
松川町から臨んだ大倉正三さん(59)は「趣味の範囲ではあるが、区切りになると思い参加した。緊張はしたが、思うように打てた」と話していた。
合格者は次の通り。
▼岩嶋邦夫、伊藤輝子、原れい子(以上伊那市)、大倉正三(松川町) -
地震体験車で揺れを体験
箕輪町役場の駐車場と町内大型店で7日、地震体験車「マグニー号」の体験があり、役場職員や住民がマグニチュード7程度の揺れを体験した。
箕輪消防署が、3日から町内の保育園を巡回し園児が体験。最終日の7日は、地震の揺れを体験することで身の安全を最優先し、まず火を消すなど有事の対応を考えてもらおう-と、一般住民が体験できる機会を設けた。役場の避難訓練と併せて職員も体験した。
マグニー号は、関東大震災、阪神淡路大震災など日本国内で実際に起きた地震が設定されており、マグニチュード7・0から7・9までの地震が縦揺れ、横揺れ、静止を繰り返して1分から2分程度体験できる。
新潟県の中越地震で地震発生の3週間後に現地で震度5の余震を実体験した木下の堀口隆さんは、「中越地震のときは街全体が揺れていた。体験車は揺れることがわかってるけど恐怖感があった」とし、「地震がきたら机の上のコンピューターなども落ちるし、家具の転倒などが危ない」と話していた。 -
太田切川フェスタ
親子で自然を楽しんでもらおうと太田切川キャッチ&リリース委員会(廣田喜宥委員長)は6日、駒ケ根市の太田切川周辺で「2006太田切川フェスタ」を開いた。市内の親子約30組・60人が参加し、フライ・ルアー・フィッシング教室、ダッチオーブン料理教室などを楽しんだほか、アマゴ250匹を太田切川に放流した。
フライ・ルアー・フィッシング教室には参加者のうち約半数の親子約30人が参加。駒ケ池で釣りを楽しんだ=写真。池での実釣に先立って南信州フィッシングクラブ(小林安博会長)のスタッフが糸の結び方やフライ(毛針)キャスティング(投げ方)などを指導。スタッフは参加者らに「脇をしめて手首の動きだけで十分遠くへ飛ぶ。力まないで」と繰り返し注意していた。参加者のほとんどが初めてのキャスティングとあって「なかなか難しいな」と言いながら何度も練習していた。 -
おはなしこんにちは
箕輪町図書館で8日、7月の「おはなしこんにちは」があった。図書館の庭の木陰で約40人の親子が紙芝居や絵本を楽しんだ。
ボランティア団体「虹の会」が担当。季節の行事に合わせて紙芝居「なぜ七夕にささかざりをするの?」をはじめ、絵本「ちいさなおたまじゃくし」、大型絵本「ろばさんのかわいいバッグ」を読み聞かせしたり、パネルシアター「スイスイ ジャブジャブ」を上演。子どもたちは、絵本や手遊びに熱中していた。
工作「なつまつりできんぎょすくい」は、亀を作った。トイレットペーパーの芯を甲羅に見立て、子どもたちは緑、赤、青など好きな色の紙で頭と手足を付けた。完成すると、ビニールプールの中に入れ、亀や金魚をすくって遊んだ。 -
愛称は「遊ゆう広場」
乳幼児親子が自由に遊び、ふれあえる場所として6月に開所した宮田村のつどいの広場(町2区仲なかふれあいセンター1階)の愛称が、「遊ゆう広場」に決まった。8日の開所記念イベントで発表。利用登録する親子は現在までに28組と順調で、関係者は「さらに多く利用してほしい」と期待を寄せている。
一般公募した21点から、町3区の牧田加代子さんの作品を選び、イベント席上で表彰。
「孫と一緒に毎日のように広場を利用している。みんなで遊ぶ場所ができて、本当にうれしい」と牧田さんは話した。
広場の利用は有料の年間登録制(千円、ただし7月登録は750円、10月は500円)。
有料のため利用動向に影響も懸念されたが、多い日には10組程度の利用もあるという。
村国保児童係は「予想以上の出足。さらに周知し、利用を促進していきたい」と話す。 -
上伊那各地の高校がにぎやかに文化祭を開催
高校3年間の大きなイベントの一つ、文化祭が、伊那市の伊那弥生ヶ丘高校、伊那西高校、駒ヶ根市の赤穂高校で同時に開かれている。それぞれの文化祭には、各校の特色がありのまま現れており、学生だけでなく保護者や地域住民など、多くの人たちでにぎわっている。
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キムの会、日韓の歴史を探る訪韓ツアーの参加者を募集
日韓親善を図るため、市民レベルの交流をしてきた「日韓親善伊那谷の会」(キムの会)=唐木達雄代表=は10日20日から、日韓の歴史に縁の深い「武寧王」の墓を訪ねる3泊4日の訪韓ツアーを開く。
武寧王は、『続日本紀』の中で、第50代天皇、桓武天皇の生母を約200年さかのぼ
った祖先に当たることが示されている。01年には、現在の天皇陛下が誕生日の記者会見で「韓国とのゆかりをかんじている」と歴史背景についてコメントし、話題となった。
同会は今回の旅で、武寧王の墓を訪れながら、こうした書物に記された歴史が本当に正しいものなのか、またはどうして韓国の人物が日本に渡来したのかなどを解明したいと考えている。
当日はキムの会運営委員長の鄭康雄さんがコーディネーターを務め、市内の名所、旧跡を巡り、ソウル市内の見学、現地の人と交流会なども企画している。
鄭さんは「歴史知ることで今の自分を知り、将来の子どもたちに何かを残してあげたい」と話す。
参加予定者は10縲・0人。経費は往復費、食事、宿泊、現地交通費など含めて10万円以内。
訪韓に先立ち、3回の事前学習会も開く予定で、16日は午後2時縲恁゚後4時にいなっせ5階でキムの会の公開講座を行う。
問い合わせは(TEL73・4737)鄭さんへ。 -
上伊那労福協が南箕輪村に寄付
上伊那地区労働者福祉協議会(小林正昭会長)は5日、南箕輪村の大芝高原で昨年7月にあった第7回上伊那労福協まつりのバザー売上金の一部と各団体・単組からの寄付金10万円を福祉のために-と、南箕輪村に寄付した。
小林会長、事務局の根橋美津人さんが村役場を訪れ、唐木一直村長に寄付金を手渡した。村長は、「大芝を利用してもらいありがたい。(寄付金は)福祉のため有効に活用させていただく」と感謝した。
上伊那労福協は、連合上伊那地域協議会、上伊那地区労組会議、上伊那高齢退職者連合、労金伊那支店・駒ヶ根支店、全労済南部支所、上伊那友愛連絡会、上伊那中立労組連絡会、上伊那勤労協連合会で組織する。
上伊那労福協まつりは、第2回から大芝高原で開催。模擬店、子ども向けコーナー、魚つかみ大会、参加団体の各コーナーなどがあり、昨年は7月17日開催で、約2500人が来場してにぎわった。
今年は23日午前10時縲恁゚後3時、大芝高原多目的広場で開く。未組織労働者も労福協に参加してもらう活動を模索中で、祭り会場に就職相談、住宅・土地情報コーナーなどの設置も検討している。 -
看護大新入生歓迎会
駒ケ根市民らでつくる看護大学交流市民の会は6日夜、今年度の新入生を歓迎する会を駒ケ根市のアイ・パルいなんで開いた。新入生約90人が参加し、テーブルを囲んで市民らと懇談したり、一緒になってゲームを楽しんだりした=写真。昭和伊南総合病院の千葉茂俊院長は「アルコール類は抜きだが…」と前置きし、ジュースで乾杯の音頭を取った。
参加した新入生らは中原正純市長と一斉に行うじゃんけんや、ビンゴゲームで景品を手にして大喜びだった。
市内の各団体からは新入生らに対し、ソースかつ丼無料券や買い物券が当たる補助券などのほか、防犯ブザーなどがプレゼントされた。 -
姉歯元建築士が関与した駒ヶ根プレモントホテルの耐震改修計画、現行の耐震基準に適合
県住宅部は7日、姉歯元建築士が関与した構造計画書の偽装により営業を休止していた駒ヶ根市赤穂の駒ヶ根プレモントホテルから提出された耐震改修計画が、現行の耐震基準に適合していることを確認した。
昨年11月から営業を停止していたプレモントホテルは、先月8日、県に改修計画書を提出。審査の結果、県は建築物の安全性を確認したため、計画書を承認した。
改修内容は、耐震壁、独立柱の増設、外壁の補強、窓周囲の補強などで、10月までに改修を終了する。
同じく営業を休止している伊那市のホテルセンピアも、改修計画書を作成しており、今月中に提出する予定。 -
長谷小3年生が黒河内探検
地元、黒河内の農家を探検しよう竏窒ニ、伊那市長谷小学校の3年生15人は7日、アルストロメリアを栽培している黒河内の農家・信州長谷村フラワーポケット(市ノ羽浩和代表)を訪れた。児童らは、アルストロメリアの栽培と農家民宿「みらい塾」で女将を務める市ノ羽幸子さんの案内で、花の説明や築100年になる家屋や蔵を見学した。
取り組みは総合的学習の一環。児童らは、フラワーポケット近隣で飼われているポニーやヤギを見学したり、路地で栽培しているアルストロメリアの栽培について学んだ後、築100年になる家屋や蔵を改築した民宿施設を見学。おばあさんが嫁入りする時に持ってきた古い着物が出てくると「古いにおいがする」などと、年月の長さを感じていた。
その後、いろりの周りで市ノ羽さん手製の五平もちを試食。「昔はどこの家にもいろりがあったが、今は家が小さくなってしまい、いろりのある家はなくなってしまった」などという話を聞きながら、くるみ味噌の素朴な味を楽しんでいた。 -
「孫育て講座」が開講 よい付き合い方は…
伊那市は7日、市役所多目的ホールで、1歳竏・歳6カ月の孫を持つ祖父母を対象とした「孫育て講座」を開いた。初回は飯田児童相談所の小木曽計男所長を招き、子どもと、その親との付き合い方などについての講演に耳を傾けた=写真。
祖父母が孫の成長を見守る機会が増えている現代の情勢に対応するため、子どもとの接し方や歯の手入れ方法、食事などについて学習。5年目を迎える恒例事業に、市内から約30人が集まり、全2回の講座で勉強する。
「子育て最近事情竏虫qどもが育つために竏秩vと題して講演。子育てに悩む母親の実情や、子どもたちが求めてくる安心、コミュニケーションの方法などについて、実際の相談内容を交えながら分かりやすく説明した。
小木曽所長は「見えない心をどうやって理解するかが重要」とし、「人間一人ひとりが違うように、子どもも違う。本に書いてあることや、人から聞いたことを実践するだけでなく、最終的には自分で考えなければ」と話した。
講演後は市子育て支援課の保育士が絵本や手遊びの方法などを紹介した。 -
美和ダム再開発恒久堆砂対策事業 再び受賞
国土交通省・三峰川総合開発工事事務所が取り組んだ「美和ダム再開発恒久堆砂対策事業」がこのほど、全日本建設技術協会の05年度全建賞を受賞した。同事業は5月のダム工学会の技術賞に続いての受賞となった。
建設技術の活用、公共事業の進め方など、優れた成果が得られた事業、施策を選考して表彰。53回目の本年は、前年度に完成した道路、河川、住宅工事など212件の応募から、8部門60事業、施策を選んだ。
美和ダム再開発恒久堆砂対策事業は、本格的にダムに採用された全国で初の事業。ダム湖に土砂が堆積(たいせき)しないよう、分派堰(ぜき)とトンネルで洪水時の濁流をダム下流へ流す仕組みになっている。
トンネル内の底盤工事の工期短縮や、工事の環境、安全確保のための工法などが評価された。 -
天竜川シンポ あす
天竜川上流河川事務所は9日、伊那市駅前ビルいなっせで、川について考えるシンポジウム「第4回天竜川シンポ縲恊・ヘみんなのもの縲怐vを開く。子供たちによる活動発表と、環境教育、市民活動などを通して川との付き合い方を話し合うパネルディスカッションをする。
第1部は「水辺の活動報告縲怩ンんなの川縲怐vと題した発表。カワニナの養殖に取り組んでいる辰野西小カワニナ委員会、学校の桜守を務める伊那小6年勇組、「天竜川総合学習館『かわらんべ』こども研究員」が活動を報告する。
第2部は三峰川みらい会議の織井秀夫代表、市民団体天竜川ゆめ会議の福澤浩会長、伊那小6年勇組の北條由美教諭、天竜川上流河川事務所の三上幸三所長をパネリストに迎え、信州大学の吉田利男名誉教授がコーディネーターを務めるパネルディスカッションがある。
午後1時45分縲恣ッ4時30分。入場無料。問い合わせは、天竜川上流河川事務所調査課(TEL81・6415)へ。
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みのわ祭りポスター完成
箕輪町の2006みのわ祭りのポスターが完成した。今年は29日、国道153号線バイパスで開催。町内の各施設や商店などにポスターを掲示して祭りを宣伝し、多くの参加を呼びかける。
ポスターの図案は、箕輪中学校美術創作部員の応募作品23点の中から選ばれた1年3組の本田優衣さんの作品を採用した。
1千部作り、役場をはじめ公共施設や商店、大型店、町商工会員、近隣市町村などに配布し、掲示する。
うちわは4千本作成。2年5組の岡玲奈さんの作品を採用し、20日ころ完成の予定。踊り参加者に配るほか、事前のPRキャンペーンや当日祭り会場で配る。 -
【記者室】訓練は積極的に参加を
地区の防災訓練に参加したとき、バケツリレーのやり方が分からなかった。取材で何度も見たバケツリレー。なんとなく分かっているつもりだったが、実際に経験していないと行動できない。そんな当たり前のことに気づかされた▼ある避難訓練。不特定多数の人が訪れる場所で、安全かつ迅速に対応できるよう訓練し有事に備える目的だったが、消防用設備の説明や消火器訓練などへの参加者が、ちょっと少ないように思えた▼訓練は、訓練と分かっているため緊張感が薄れがち。仕事中の訓練となると、つい仕事を優先してしまうだろう。しかし、有事に自分は何ができるかを考えると不安になる。おそらく何もできない。訓練は貴重な機会。有効活用しなければ。(村上記者)
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ししカレーを伊那の名物に
「ししカレー」を伊那の名物に竏秩B伊那市役所の食堂「アザレア」で7日、ししカレーの試食会があった。市職員に好評で、近く、新メニューに載せる。
カレーは、シシの脂がカレーに溶け込み、濃厚な味になるという。試食会用に、地元産シシ肉4キロを仕入れ、約20食分を用意。シシ特有の味を生かし、1時間ほど煮込んだ。
試食した市職員は「シシ肉といわれなければ分からない」「おいしい」とシシ肉の味を確かめながら、ぺろりと平らげた。
ししカレーの提案者である小木曽大吉さん(63)は「名物になりうるもので、夢が広がる。そのうち鹿も」と期待した。
シシ肉は1キロ5千円と高価なため、食堂では日にちを限定して売り出すことを考えている。これから価格設定するが、食堂で提供しているカレー400円より高めになりそうだ。
ししカレーの名物化は半年ほど前からあり、ちょうど食堂が新たなメーンとなるメニューを考えていたこともあって、売り出すことになった。食堂ではローメンなどの地域メニューも出している。 -
南箕輪村戦没者慰霊祭
南箕輪村と村社会福祉協議会による村戦没者慰霊祭が4日、村公民館であった。遺族や来賓ら約100人が参列し、戦没者に祈りをささげ、恒久平和を誓った。
唐木一直村長は、「戦争の悲惨さ、平和の尊さを語り継ぎ、二度と戦争の惨禍を繰り返さぬよう誓う」と式辞を述べた。上伊那地方事務所長、上伊那郡遺族会長、村議会議長が追悼の言葉を寄せた。
参列者は黙祷し、一人ずつ献花して深々と頭を下げた。遺族を代表して村遺族会の牛山敞司会長は、「戦争は風化してきていると言われるが、世界では悲惨なことが起きているのが現実。平和で静かな暮らしよい世界になるよう遺族もがんばってまいる」とあいさつした。 -
みはらしファームのブルーベリー園、8日からオープン
伊那市西箕輪の農業公園・みはらしファームは8日から、ブルーベリー園の収穫体験を始める。
年々体験者が増えているため今年は、昨年よりほ場を約1ヘクタール拡大。1日の受け入れ可能人数が350人に増えた。また、昨年は体験日を限定していたが、今年は1週間を通して開放していくという。
現在は早生品種の「スパータン」が色付き始めている。大粒でほど良い酸味があるのが特徴。5円玉ほどの大きさになる実もある。開園を前に、すでに70組ほどの予約が入っており、期間中は中京圏などから多くの観光客が訪れる。体験期間は8月20日までを予定しており、順をおってさまざまな種類のブルーベリーが色付いていく。
採れたブルーベリーを使ったジャムと、みはらしファーム「麦の家」で作ったパンをセットにして販売していくことも計画している。
受け入れ時間は午前9時縲恁゚後3時。小学生未満は無料。小学生500円、中学生以上千円。
また、ジャム用の量り売りも行う予定で、自分で収穫した場合は1キロ1500円、園主が用意したものは1キロ2千円としている。 -
KDDIが伊那市高遠町長藤に携帯電話基地局
KDDIが伊那市高遠町長藤地籍の市道小豆坂線に、住民説明をせずに携帯電話基地局を建設している問題に対して、同社は5日夜、町老人福祉センターで住民説明会を開いた。基地局から発する電波の安全性などについて話し合ったが、住民を納得させる解答には至らなかった。
小中学校の児童、生徒、保育園児の通学路の近くに設置することを望まない「三義子供会」が地権者の市へ、説明会の実施と工事の一時停止を同社へ求める陳情書を提出したのがきっかけ。集会には同会員や地域住民約40人が集まり、KDDI名古屋エンジニアリングセンター関係者約10人が説明した。
同社はスライドで、高遠地区を訪れる観光客らの要望でサービスエリア拡大のためとし、場所の選定は「長藤地区が見渡せ、電波が飛ばしやすい場所だった」竏窒ネどと説明。電波の安全性については「基地局電波は国の基準値の何十万分の一の値。人体に影響がないという定め内のサービス」とした。
住民説明の問題に対しては、「総務省から住民への周知、理解を得よとの要請は受けたが、説明会を実施せよとの指導ではなかった」とし、「建設地近隣には人が住んでいないので、(社内基準で判断し)長藤区長、隣りの地権者には説明し、承諾を得た」と返答。しかし、同区長は基地局建設との認識では話されていない竏窒ニし、互いの理解が合致していことが分かった。
出席者からの「子供の脳の方が電波の影響を受けやすいのでは」との質問には、「100パーセント安全ではないが、国の基準値を守っているので安全といえる。責任が認められれば、誠意を持って対応したい」とした。
工事期間は8月上旬を予定しているが、三義子供会の要望である、一時中止はしていない。同会の鄭震雄会長は「説明会があれば、あそこに建設されていない。大人として子供の立場に立って、(建設場所の是非を)社内で話し合ってほしい」とし、検討結果をまとめた報告書の提出を約束。会では、同地区と今後の方針を決めていく。 -
箕輪町で益子焼陶芸作家・香取甫(はじめ)さんの講演会
栃木県益子町に窯をかまえ、独自の作品づくりを続けてきた益子焼陶芸作家・香取甫(はじめ)さんの講演・と実演会が5日、町文化センターであった。陶芸を志す人や一般など約100人が集まり、香取さんの陶芸にかける思いを聞いた。公民館と町教育委員会主催。
講演会は町が年に数度開く「元気の出る講演会」の一環。長年陶芸にかけてきた香取さんの人生観などにふれ、生きがいづくりにつなげてもらおう竏窒ニ企画した。
大手製陶所に弟子入りし、益子焼の伝統的な手法を学んできた香取さん。それだけでは自分のやりたいことが十分に満たせないと感じ、自らで釉薬(ゆうやく)から手がける独自作品の制作を始めた。その種類はいまや約千種類にもなるというが、そのうち実際に使うことができるのは10種にも満たないという。
香取さんは「この道に入ったのは誰にもできないものをつくりたいと考えたから。たかが60、70年の人生。人の真似をして同じようなことをする必要はないんじゃないかと思った」と自身の作品づくりにかけてる思いを語った。
その後、ろくろの基本的扱い方などの実演もあり、参加者を楽しませた。 -
大芝高原まつり8月26日開催
実行委員会で内容協議南箕輪村の第21回大芝高原まつり実行委員会は4日夜、村民センターで開き、祭りの内容を協議した。
今年は8月26日の土曜日開催。大芝高原音頭Newヴァージョンの完成により、パレードの統一曲ができたことやステージでの発表など新たな団体参加や祭りの盛り上げに期待を寄せる。
大芝高原まつり運営規約の改正は、役員で従来の実行委員長1人、顧問10人を、実行委員長1人、副実行委員長3人、顧問7人に改正。実行委員長を補佐し、職務代理の職にある副実行委員長を設けた。副実行委員長は村商工会長、当年度の区長会長、村助役があたる。
イベントは次の通り。
▽ゲートボール午前8時縲・0時半・屋内運動場▽マレットゴルフ午前9時縲恊ウ午・マレットゴルフ場▽おまつりステージ午前10時縲恁゚後7時半・大芝湖西▽クラシックカーフェスティバル午前10時縲恁゚後3時・大芝の湯駐車場▽フリーマーケット午前10時縲恁゚後3時・第1駐車場西歩道脇▽防災コーナー午前10時縲恁゚後2時・大芝の湯駐車場▽乗馬体験午前10時縲恁゚後2時・ロータリー北▽地場農産物即売会午前10時縲恁゚後1時・ロータリー南▽ふるさとの味午前10時縲恁゚後3時半、大芝湖南▽親子ふれあい木工午前10時縲恁゚後2時・旧多目的広場▽闘鶏大会午前10時縲恁゚後2時・旧多目的広場▽ふるさとの味午前10時縲恁゚後9時・愛の鐘南▽福祉ボランティア午前10時縲恁゚後4時・車いす専用駐車場▽出店コーナー午前10時縲恁゚後3時半・野球場東▽木曽の物産展午前10時縲恁゚後3時半▽たらい体験・レース午前10時半縲恁゚後1時・大芝湖東▽おまつりパレード午後2時縲・時・プール南▽民謡踊り午後4時縲・時半・西大芝湖南▽花火大会午後7時半縲・時 -
南箕輪村大芝高原のブルーベリー狩り8日オープン
南箕輪村大芝高原のブルーベリー観光農園のブルーベリー狩りが8日から始まる。ブルーベリー観光農園組合(組合員4人、田中実会長)の農園4カ所で楽しめる。
ブルーベリー狩りは2年目。今年は低温が続いたため開園が少し遅れていたが、いよいよオープンし、8月上旬まで開く。
農園は西天竜より西側。昨年は組合員2人の園のみだったが、今年は4園で面積も95アールに拡大。5年から8年生の木がもぎ取り可能という。
チケット販売は大芝高原味工房、大芝荘のほか各農園でも扱う。料金は昨年と同じく1時間以内の食べ放題で中学生以上1千円、小学生500円。中学生以上にはパックのお土産付き。入園時間は午前10時縲恁゚後3時。各農園で直売もする。駐車場も数台分ある。
問い合わせは味工房(TEL76・0054)、大芝荘(TEL76・0048)へ。 -
サークル「クローバー」初の単独作品展
ネイチャープリントサークル「クローバー」(西村みち子代表)の作品展は9日まで、伊那市立図書館で開いている。サークル単独では初となる展示。草花などを画像にして、扇子や布のタペストリーに張り付けたオリジナル作品が会場を華やかに彩っている。
ネイチャープリントは、写真や押し花を特殊なシートへ加工し、それを紙や陶器などにアイロンなどで転写し、作品づくりを楽しむ新しい手芸。約3年前に、箕輪町、伊那市で2教室を立ち上げ、現在は30竏・0代の生徒たちが月一回、学んでいる。
作品展は2教室のメンバー約20人が一人10点ずつの計約200点を出品。色鮮やかな草花や、愛犬の写真などを額装、軸装、パネルのほか、時計、植木鉢、ガラス製品などに転写している。
西村代表は「華やかな雰囲気と、生徒たちの創造性豊かな作品を見て楽しんでもらえれば嬉しい」と来場を呼びかけている。
期間中は毎日、人数限定で無料体験会を実施中。午前10時縲恁゚後7時(最終日は午後3時まで)。 -
みのわ祭り実行委員会第2回詳細決定
箕輪町の2006みのわ祭り実行委員会は3日夜、第2回会議を町役場で開き、祭りの詳細を決定した。
祭りは29日午後1時半縲・時。マスつかみ大会は午前9時半縲・1時、みのわ天竜公園。本会場は153号線バイパスで町道6号線交差点まで拡大する。バイパスの交通規制は正午縲恁゚後10時。花火に伴う十沢線、農免道路の交通規制は午後6時半縲・時半。
開幕式典は午後1時半から。時間を短縮して5分間で終了し、1時35分からオープニングパレードを始める。パレードは伊那節が初参加する。
ワクワクダンシング午後3時縲・時半、20分間の準備時間をはさんで箕輪天竜音頭民踊流し午後4時50分縲・時。箕輪みこし大行進は午後6時縲・時半までだが8時まで余裕をもたせている。
みのわ太鼓は(1)午後2時半縲・時(2)4時半縲・時50分(3)6時縲・時半-の3回ステージ。「みのわ太鼓ジュニアチーム」の踊りも取り入れたプログラム構成で演奏する。みのわ御棒サ!は会場南端で午後2時半縲・時。一般の部のほか今年は小学生の部も設ける。
納涼花火大会と手筒花火は同時開催で午後7時半縲・時。打上花火会場は天竜側十沢橋上流、手筒花火会場はみのわ天竜公園。手筒花火は発足5周年記念イベントで上清内路煙火同士会協賛による大三国煙火、噴上げ煙火を披露し、昨年より5プログラム増やす。
店舗売り出し、フリーマーケットは午後1時半縲・時。商工会青年部の子どもイベントは松島交差点の南側。
今年は、中原区が毎年正月に上げている全長300メートルの連凧をみのわ祭りで上げたいと申し入れがあり委員会で了承。会場などは今後検討する。
踊り部会の講習会はワクワクダンシングが10日と18日の午後7時半から、箕輪天竜音頭・民謡流しが18日午後8時半から。会場は町民体育館。
広報宣伝部会のPRキャンペーンは22、23日のいずれも午後4時から、ジャスコ箕輪店でインストラクターがワクワクダンシングを実演し、祭りへの来場を呼びかける。 -
箕輪町役場に高齢運転者優先駐車場設置
箕輪町は3日、高齢運転者優先駐車場を役場駐車場に5区画設置した。6月末に駒ヶ根署管内で整備したのに続く設置で、伊那署管内では初となる。
町は、優先駐車場の整備により、高齢運転者マーク(通称紅葉マーク)の普及、駐車場内で安心して駐車でき接触事故が減るなどの効果を期待。高齢者の交通事故が多いことから事故防止につなげたい-とする。
業者が、優先駐車場にする各区画に1メートル四方のシートを路面にはった。シートは、紅葉マークと「高齢運転者優先駐車場」の文字が書かれている。役場と、隣接する町文化センターの両施設の利用を考え、役場玄関近くに1区画、庁舎前で文化センターにも近い場所に4区画整備した。 -
【記者室】小田切さん「こたぎり」か「おたぎり」か
新聞では普通名前に振り仮名は書かないので、取材した方の姓名の読み方を確認しなくても特に支障はないのだが、時に「こたぎりさん」と呼び掛けて「違う、おたぎりだ」などとおしかりを受けることもある▼読み方が二通りある姓は思いつくままに挙げるだけでもほかに気賀沢(けがさわ、きがさわ)水上(みずかみ、みなかみ)熊谷(くまがい、くまがや)吉川(よしかわ、きっかわ)竏窒ネどがある▼だが、よく考えてみると戸籍には読み方の記載欄はないのだ。大切な姓なのに、一族代々の口伝え程度の根拠しかないのかと考えると何だか心もとない。それでも自分の姓名にこだわりを持って名乗る方々には尊敬の念を覚える。蛇足ながら筆者は「しろとり」です。(白鳥記者)
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伊那市・美篶地区子供球技大会
伊那市の美篶小学校校庭で2日、同地区子供球技大会があった。小学生ら約170人が集まり、男女混合のキックベースを楽しんだ。美篶青少年育成会(畑房男会長)の主催。
スポーツを通じて地区、学年を越えた交流を深める目的の大会。1989(平成1)年ごろからの恒例行事で、当初はソフトボールやバレーをプレーしていたが、近年はキックベースをしている。
参加チームは、地区内を東部、中部、西部の3つに分け、その中から14チームを構成。2リーグに分け、1チームが2試合ずつを戦い、勝率、得失点差で総合順位を決めた。各リーグの上位2チームが決勝トーナメントを戦うはずだったが、天候悪化で日程を短縮した。
校庭には約50人の保護者らが駆け付け、雨の中の応援にも熱が入っていた。
優勝したチームの唐木巧君(11)は「チーム内でもめたりもしたが、最終的には仲良くプレーできてよかった。決勝戦はできなかったが優勝できて嬉しい」と満足していた。
畑会長は「子どもたちの盛り上がりが、美篶地区全体の活性化につながる」と話した。