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手・足形の陶板づくりに子どもたち夢中
伊那市東春近の公民館・春近郷ふれ愛館で2日、未就園児を育てる保護者の集まり「くれよんクラブ」の活動があり、子どもたちの手、足形の陶板づくりをした=写真。
地元を中心に市内などから未就園児とその母親の22組、約50人が参加。同公民館の陶芸サークル所属の男性を講師に迎え、粘土を縦20センチ、横30センチ、厚さ1センチほどの板に成形し、手足の跡を付けた。
子どもたちは直接肌に触れる粘土の質感を楽しみながら作業した。思い出を形に残せる竏窒ニ、保護者からの人気も集まる、同クラブの恒例企画。長男の悠平君(3つ)と参加の浦野美穂さん(32)=東春近=は「子どもの成長はあっという間なので記念になる」と話していた。
公民館事業の「くれよんクラブ」は年間10回の活動で、トウモロコシ、サツマイモなどの収穫、長しそうめん体験などをして、母親、子ども同士の交流を深めている。陶板は後日、公民館で焼き、参加者へ配布する。 -
伊那市・手良中坪 演芸大会で住民交流
伊那市手良の中坪公民館で30日夜、演芸大会があった。地元住民約150人が集まり、踊り、民謡、カラオケなどのさまざまなステージを熱演し、観客らを楽しませた。
園児、児童、公民館サークルなどに所属する大正筝、カラオケクラブなどの約50人が出演。小学生の「八木節」や、キーボード演奏による独唱などの全16プログラムを次々と繰り広げた。
園児21人の「中坪っ子」は運動会でも見せた「ロック・阿波おどり」をかわいらしいダンスで披露=写真。笑顔を振りまきながら踊る子どもたちに、カメラを構える保護者や地域住民の姿も多かった。
演芸大会は昭和30年代まで青年会が開いていたが、時代の流れと共に中止。昔のように皆で盛り上がりたいと、地域有志でつくる実行委員会が、中坪八幡大社の例大祭の宵祭りとして、6年前に復活させた。
あいさつに立った三沢裕幸委員長は「交流の和を広げるための活動として、中坪の雰囲気づくりに役立っていけばうれしい」と話していた。 -
赤ソバ花まつりにぎわう
中川村のJR伊那田島駅近くで開かれている早太郎温泉郷感謝祭「赤ソバ花まつり」が満開となった花を見ようと詰めかけた多くの観光客らでにぎわっている。花まつりを盛り上げようと30日にはアルプホルン駒ケ根(福沢勇次代表、9人)の演奏が飯田線の電車の通過するタイミングを見計らって行われた=写真。訪れた観光客は赤ソバ畑の風景をのんびりと眺めながら、のどかに響くアルプホルンの音色を楽しんでいた。赤ソバの見ごろは今月中旬までという。
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箕輪町交通少年団レター作戦
秋の全国交通安全運動の一環で、箕輪町交通少年団は30日、町内沢上地籍の153号バイパスでドライバーに手紙を渡すレター作戦で安全運転を呼びかけた。
町交通少年団は町内小学校の5、6年生有志71人が所属。レター作戦は長年続く恒例の活動。夏休み中に、「飲酒運転をしないでください」「携帯電話を使っている人がいて危ないと思う。交通ルールを守ってほしい」などの内容で、1人3枚ずつ手紙を書いた。
手紙と児童への返信用はがき、交通安全パンフレット、買い物用コンパクトバッグの228セットを用意。団員が「安全運転をお願いします」と差し出すと、ドライバーは「ありがとう」と笑顔で受け取っていた。 -
イーナちゃん広場
第29回みんなの生活展と第23回健康まつりを合わせた「イーナちゃん広場2006」が1日、伊那市の伊那勤労者福祉センターなどであった。地域で活動する各団体の活動発表展示や健康に関するさまざまな展示、運動プログラムがあり、訪れた人たちを楽しませた。
イーナちゃん広場として開催するのは今年で6年目。
生活展は、各団体の取り組み発表を知ってもらえるよう、クイズラリー形式で各ブースに関する問題を出題。全問正解者のみが挑戦できる抽選会を企画した。また、フリーマーケットでは32ブースが並び、値打ち品を買い求める多くの人でにぎわった。
健康まつり会場では、健康に関係する各種団体が健康診断や栄養チェックなどを実施。富県・手良・竜東の保健委員会は、近年注目される「メタボリックシンドローム」ついての展示を行い、内臓脂肪予防に効果を発揮するヨーグルトやルバーブなどを紹介した。運動プログラム体験が行われたステージでは、地域で取り組まれている各種運動プログラムを実施。サンライフ伊那の山岸洋子トレーナーは、だれもが無理なく取り組める体操を披露した。 -
箕輪町富田区民秋祭り
箕輪町の富田神社で1日、富田区民秋祭りがあった。子どもみこしや奉納の舞が披露され、屋台や出店を楽しみに訪れた地域住民でにぎわった=写真。
長年神社の例祭は行われてきたが、5年前からは富田地区経営友の会(向山利員会長)が地域活性化事業の一環として祭りを企画している。
今年は、伊那市ますみヶ丘の産直市場「グリーンファーム」による、生鮮野菜などの出張販売があったほか、パソコンコーナー、やおもちゃ販売など、子どもたちに人気のコーナーも設置。また、会員による「奉納の舞」も披露され、家族連れなどを楽しませた。
向山会長は「活性化を目的とした秋祭りとなって5年目となるが、区民の間にも“地域の祭り”という認識がだいぶ定着してきたように思う」と話していた。 -
諏訪社ののぼり支柱しゅん工祝賀式
伊那市中小沢地区の諏訪社で1日、9月に建立したのぼり支柱のしゅん工式があり、氏子らや工事関係者など、約40人に新しいのぼり支柱が披露された=写真。
もともとのぼり支柱は神殿の正面となる東側に設置されていたが、神殿北側に道ができた1965年、便宜上のぼり支柱も北側に建立された。しかし、約40年を経て北側の支柱も老朽化が進行。新たな支柱を建立する必要性が生じ、氏子らで検討した結果、本来あった場所に戻すことで地域の歴史を知り、結束を強めていくことができるのではないかと、東側への建立を決め、4年ほどかけて建立費用を積み立ててきた。
従来ののぼり竿は木製だったが、新しいのぼり竿には、アルミを使用。今後は、昔使っていた東側参道の整備も進め、昔ながらの姿に近づけていきたいとしている。 -
秋祭りだ!!「ピッピッ、ドンドン」
伊那市美篶上川手区(北原伍区長)の五穀豊穣(ほうじょう)を祝う区民祭「上川手祭」が30日、上川手第1公民館などであり、子どもみこし、演芸会などでにぎわった。
子どもみこしは園児、児童ら約60人が2台のみこしに分かれ、約1時間30分かけて区内を練り歩き=写真。「ピッピッ、ドンドン」のリズムで笛や太鼓を鳴らし、みこしは子どもたちが交代で担いだ。
にぎやかな音と子どもたちの元気いっぱいの掛け声に、地域住民らが集まり笑顔を広げていた。
夜は公民館でビンゴゲーム、花火大会などを開催。演芸大会では、マジックショー、演歌、紙人形、花笠踊りなどを区内の班ごとで披露し、会場から笑いと歓声を浴びた。 -
古田の里「赤そば花まつり」
箕輪町上古田で30日、古田の里「赤そば花まつり」が上古田公民館などであった。真紅に染まる金原地区の赤そばの里を散策したり、地元のそば打ち名人らによる手打ちそばを味わうなど、にぎわっている。祭りは10月1日まで。上古田区主催、古田の里赤そばの会、中箕輪農事組合協賛。
真紅のソバの花が一面に広がり、まるで別世界のような「赤そばの里」は、地元はもとより県内外から訪れた観光客が遊歩道を散策したり、アマチュアカメラマンらが熱心に写真を撮っている。
公民館では、鮮やかな手つきでそばを打つ実演を感心して眺め、子どもから大人までが打ちたてのそばをたん能した。
新潟県から友人と訪れた女性は、「初めて来たけど、花が本当にきれい。そばも、とってもおいしくて、来てよかった」と話していた。
祭りは午前10時縲恁゚後3時。手打ちそば賞味は盛りそば1食300円。1日800食限定。そば打ち体験・持ち帰り1500円(1日15縲・0人)。公民館前と金原地区で新鮮野菜、果物など農産物、手作り民芸品も販売。午前11時から、公民館前駐車場で箕輪太鼓の演奏もある。 -
チームグリーンみなみみのわ村民勉強会
災害に強いむらづくりを考える南箕輪村の自立と改革をめざす「チームグリーンみなみみのわ」は27日夜、第4回村民勉強会「一緒に考えよう!災害に強いむらづくり縲恪ミ害は忘れたころにやって来る縲怐vを北殿公民館で開いた。
7月の豪雨災害の経験を語り合い、災害全般を考え直し、全員参加のむらづくりにつなげようと計画。被災状況や災害対策、地震対策、北殿区民の体験談などを聞いた。
伊那建設事務所は、7月豪雨の被災状況を示し、「糸魚川静岡構造線に沿って、これまで土石流が発生していない空白地域の災害が多かった」と特徴を説明。「岩盤は天然による風化が進んでいる。災害が起こらないということは危険度が増していると思ってほしい」と、注意を呼びかけた。 -
中川村さわやかウォーク
「自然がみえる、郷土がみえる、自分が映える、中川のみち」をテーマに秋の田園地帯を歩く第7回中川アルプス展望さわやかウォークが9月30日と1日の2日間、中川村で開かれている。30日は天竜川西岸の段丘に広がるリンゴ農園や赤ソバ畑を通る約12キロの「アルプス展望りんご街道コース」に各地から約90人が参加。主会場の牧ケ原文化公園・サンアリーナを元気よく出発した=写真。参加者は秋晴れの空をのんびりと見上げたり、気に入った風景をバックに写真を撮ったりと、それぞれ思い思いのペースでゴールを目指して歩いた。
2日目の1日は健脚者向けの22キロ、一般向けの15キロ、小学生同伴家族向けの6キロの各コースに約130人が参加する予定。 -
親子陶芸教室
駒ケ根市のおもしろかっぱ館(小平容大館長)は親子・子どもふれあい事業9月の巻として30日、親子陶芸教室を東伊那の「ふるさとの丘あゆみ館」で開いた。市内の親子約20人が参加し、陶芸家の内田輝夫さん=岐阜県瑞浪市=の指導を受けながら思い思いに作品づくりに挑戦した=写真。
どんな作品を作るかは参加者それぞれの自由だが、かっぱの置物は必ず1つずつ作らなければならないとあって参加者らは「皿や花瓶と違って難しい」などと言いながら、内田さんに作り方を質問したり作品を見て形をまねたりしていた。
作品は10月21日の第2回教室で色を付け、うわぐすりを塗って窯に入れる。焼き上がった作品はおもしろかっぱ館で12月まで展示される予定。 -
看護大学園祭「鈴風祭」
駒ケ根市の県看護大で第11回鈴風祭が1日まで開かれている。看護大ならではの血圧、視力、肺活量、体脂肪の測定やアルコールパッチテストなどのコーナーは行列ができるほどの人気。ステージではミス&ミスター看護大コンテストやバンドのライブ演奏などが行われたほか、グラウンドでに設けられた乗馬体験コーナーでは子どもたちが馬の背に揺られてのんびりと散歩を楽しんだ=写真。広いキャンパスには大学を支援する駒ケ根市看護大学交流市民の会や学生たちが運営するさまざまな模擬店が出店し、訪れた家族連れなどでにぎわっている。
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西春近中央保育園で最後の運動会
伊那市の西春近中央保育園(牧野美智子園長、39人)の「なかよし運動会」が30日、近くの伊那西高校グラウンドであった。07年度、西春近北保育園と統合することから最後の運動会で、万国旗がはためく中、にぎやかに繰り広げた。
種目は親子種目の帽子取り、綱引き、かけっこなど15。年中児・年長児の「じょんがらまつり」は、太鼓演奏を交えたリズムで、元気いっぱいに会場を動き回った。
最終種目はリズム「BOBONBAぼん」。園児の踊りに合わせ、家族らがペットボトルで作ったマラカスで音を鳴らし、会場が一体となって盛り上げた。
年長児の孫を持つ女性は「人数が少なくても、にぎやかな運動会だった。園児も、保護者も出る種目が多かったと思うけど、楽しめた」と話していた。 -
ペアーレ伊那作品展
伊那市西町の伊那社会保険健康センター「ペアーレ伊那」は10月1日まで、第12回受講者作品展を開いている。受講者らの集大成となるトールペイントやパッチワークキルト、写真作品など、多彩な約350点が、訪れた人たちを楽しませている=写真。
前期、後期の講座が入れ替わる時期に合わせて毎年開催している作品展で、今回は20講座の約300人の受講者が作品を出展している。
受講者には「何か趣味を持ちたい」と考える子育てが終了した50代、60代の女性が多く、継続して受講を希望する人も多いという。
会場には同じ教室で学んだ受講者らが顔をそろえ、互いの作品を見比べながら「ここが難しかった」などと感想を話し合っていた。
会場では煎茶教室、紅茶教室の受講者らによるお手前披露を行っているほか、プール、トレーニングジムの無料解放もしている。
入場無料。午前9時縲恁゚後4時。 -
ベル伊那 彫刻家・籔内佐斗司の世界展
木彫界を代表する彫刻家・籔内佐斗司さんの展示会「籔内佐斗司の世界展竏衷オ福楽観道竏秩vは10月3日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている=写真。安らぎとユーモアに満ちた童子のブロンズ像や銅版画など、約50点を展示販売している。
籔内さんは1953年、大阪市生まれで、東京芸術大学大学院を卒業後、奈良県の東大寺やニューヨーク、パリなどで個展を開くなどの活躍。県内での展示は同ホールで昨年に続き2回目となり、前回より出品点数を多く、新作も取りそろえた。
うつむきがちな現代人にエールを送る「上向き童子」、愚痴や食事をこぼすなとの「こぼすなさま」など、作品はメッセージ性に富んでいる。「難しく考えず作家のつくる世界観を楽しんでもらえれば」と関係者は来場を呼びかけている。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。 -
ながた荘特製「秋の紅葉弁当」10月2日~
箕輪町長田のながた荘は10月2日、特製「秋の紅葉弁当」を始める。
ちらし寿司は、煮たマツタケ、白身魚、焼サーモン、アナゴ、マグロ、エビなど。煮物、揚げ物、鶏の照り焼き、鮭の西京焼きなどボリューム満点。竹皮の弁当箱に詰めている。料金は1500円。
期間は10月31日まで。前日午後5時までに電話予約する。ながた荘食堂の利用もできる(午前11時縲恁゚後2時)。
予約、問い合わせはながた荘(TEL79・2682)へ。 -
飲酒運転防止パトロール
箕輪町交通安全協会(小林交石会長)は27日夜、秋の交通安全運動の一環で飲酒運転防止パトロールをした。町内の飲食店を回ってチラシを配り啓発した。
町安協執行部と分会長、緑十字会長、県交通安全指導員、県地域交通安全活動推進委員、町役場職員ら計35人が5班に分かれ、箕輪町警部交番の指導で飲食店やホテルを訪問してチラシを配り、飲酒運転防止を呼びかけた。平沢町長もパトロールし、「飲酒運転防止にご協力ください」と飲食店の店主にチラシを手渡した。
駐車している自動車のフロントガラスにもチラシを置いた。 -
伊南安協駒ケ根支会交通安全マレット大会
高齢者に交通ルールをしっかり身に付けてもらおうと伊南交通安全協会駒ケ根支会(赤羽根徳彦支会長)は29日、高齢者交通安全マレットゴルフ大会を菅の台の駒ケ根高原マレットゴルフ場で開いた。約60人の高齢者が参加。参加者は決められたホールで交通事故やルールについてのクイズに答えたり、横断歩道を渡ったり、夜行たすきを肩に掛けたりと交通安全にちなんだ関門を通過しながらプレーを楽しんだ。
設けられた関門は(1)クイズに答える(2)横断歩道で手を上げて渡る(3)一時停止し、左右を確認する(4)夜行たすきを掛ける(5)コースの右側を歩く竏窒ナ、答えを間違えたり、一時停止をうっかり通り過ぎたりするとそれぞれ5打付加の罰則が与えられる。
3番ホールではクイズが5問出題された。「高齢歩行者の事故は70%が自宅から1キロ以内で起きている竏窒ヘ○か×か?」などの問題に参加者は「こりゃ難しい…」とプレーそっちのけで頭を抱えていた。 -
パートナーシップ南みのわ
きのこを使った料理講習南箕輪村のパートナーシップ南みのわは27日夜、「秋を美味しくいただこう!-きのこを中心に扱った料理講習-」を村公民館の調理室で開いた。手軽に家庭で作れる献立で、会員が和気あいあいと調理し、秋の味覚をたん能した。
会員同士の交流を兼ねた料理講習で昨年に続いて開いた。会員23人が参加し、村の食生活改善推進協議会の会員が調理指導をした。
献立は「野菜たっぷりのハンバーグ煮込み」「きのこご飯」「きのこのみどり酢あえ」の3品。キノコはエリンギ、マイタケ、シメジ、エノキを使い、ハンバーグにはエリンギを混ぜ込み、ご飯はマイタケとシメジを一緒に炊いた。
会員は、各家庭とは違う味付けなども覚えながら、慣れた手つきで楽しく調理した。 -
サンライフ伊那受講者作品展
伊那市西春近の伊那中高年齢者福祉センター「サンライフ伊那」は10月1日まで、06年度前期の趣味創作教室受講生とクラブ会員による作品展を開いている。受講者248人とOBが手掛けた約260点の作品が、訪れた人たちを楽しませている=写真。
今回作品を出展しているのは4月縲・月を同センターで学んだ前期受講者で、伊那市内だけでなく周辺市町村から通っていた人もいた。全体的に女性受講者が多いが、盆栽、水墨画などは男性人気が高いのが特徴。
手編教室の展示ブースでは、寒くなるこれからの季節に着用できるカーディガンやベスト、セーターなどが並んでいる。
午前9時縲恁゚後8時(最終日は3時まで)。 -
かんてんぱぱで伊那技術専門校卒業生の作品展
県伊那技術専門校木工科のOB18人による「木にたずさわる18人の手仕事展」が10月1日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。テーブルや食器棚などの大型家具から、時計、食器類などの小物まで約100点が訪れた人の目を楽しませている=写真。
かんてんぱぱでの合同展は3回目。今回は「職人達とあなたが創る木の家」と題した特別企画を開催。8人の職人が、来場者の意に沿った内装、キッチン、洗面所、収納家具などを提案し、住みやすい木造の生活環境を提案するほか、ペーパー竹とんぼにペイントを施す「ペーパー竹とんぼアートを楽しもう」も企画。さまざまな楽しみ方ができる展示会となっている。
代表の田中伸生さんは「18人それぞれの個性がある。今回は相談コーナーなどもあり、各作家も会場にいるので、ぜひ一度直接話しをして、自分のほしいものを手にいれてほしい」と話していた。
入場無料。午前9時縲恁゚後6時(最終日は午後3時)。 -
「天竜川水系健康診断」84河川・99カ所で補完調査
民間中心の企業・団体が水質検査をする「天竜川水系健康診断」が28日から始まった。初旬予定が天候不良で中止となり、測定回数、場所などを変更しての取り組む。リサイクルシステム研究会(向山孝一会長)などが主催し10回目。
これまでの水質調査結果をまとめるにあたり、今回は補完することを目的に調査。諏訪湖から遠州灘に至る水系を対象に、今まで調査のない河川を含む84河川、99カ所を、40企業・団体の110人が10月1日までに1回測定する。
毎年参加の上伊那農業高校生は、従来の24時間・2時間おきの13回連続観測をした。伊那市の小沢川で、午前10時から測定を開始した。測定値を初回と正午で比べると、COD(化学的酸素消費量)が8以上から4に減ったことが分かり、「朝の生活排水が流れ込んだ影響があったのでは」と分析した。
生産環境科3年生の阿部玄太さん(17)ら3人は、水質向上に向けて、下水道の完備や、自分たちで川のごみ拾いをすることが必要だと話していた。 -
新三峰川講座
国土交通省・三峰川総合開発工事事務所主催の第11回新「三峰川講座」が24日、伊那市役所であった。約30人が、「地層が語る伊那谷の生い立ち」を地質区分ごとの岩石などを写真で見ながら学んだ。
講師は元中学校理科教諭で伊那谷自然友の会会員の寺平宏さん。
糸魚川静岡構造線、中央構造線、仏像構造線を説明し、自身が撮影した写真などを映しながら領家帯には花崗岩や片麻岩、三波川帯には緑色片岩や黒色片岩など、地質区分ごとに岩石を紹介した。
約250万年前に伊那谷・天竜川が誕生し、年代に新しくなるにつれ南アルプス、中央アルプスの隆起、段丘の形成などがあったことなども話した。 -
初めての体験ヨガ講座
箕輪町は25日夜、「健康づくり週間」(25日縲・0月1日)の一環で「初めての体験ヨガ」講座を町文化センターで開いた。23人が参加し、全身のしなやかさとバランス、持続力を重視し、なるべく負担をかけずにおこなうヨガ健康法を体験した。
国際ヨガ協会の池上みな子さんが指導。参加者は、池上さんの指導に沿って足を開いて座り上体を左右にひねったり、前屈をするなど体をゆっくりとほぐし、仰向けになって股関節を回す、両足を曲げて左右に倒すなどした。
「体が気持ちいいなという状態を作ってあげる」「きちっと背筋を伸ばしながら体をひねる」などアドバイスを受けながら、無理をせずそれぞれができる範囲で挑戦していた。 -
市役所職員でつくる自転車愛好者グループが本州1周達成に向けて伊那市を出発
自転車で本州1周を目指してきた伊那市役所職員の自転車愛好家グループ「Cycle倶楽部R」の5人が28日早朝、本州最後のツーリングを行うため、伊那市駅から昨年の終着点、青森県野辺地駅へと出発した=写真。92年に青森駅をスタート。「ツールド・本州」と名付け、本州の海岸線沿線を毎年少しずつ走り進めてきたが、15年目となる今年、ついに本州1周、約6千キロを走破する。代表の中山一成さん(54)は「今年も楽しむぞ」と意気込みを語った。
30代縲・0代の男性約10人でつくる同グループは、青森県から秋田県、秋田県から新潟県の海岸線をツーリングしたことをきっかけに「どうせならその先に進もう」と本州1周を決意。毎回都合のつくメンバー数人が参加し、前年の終着点から次の目的地に走り進めてきた。大雨や台風、自転車の故障などさまざまなアクシデントに見舞われることもあったが、仲間同士の支え合いでカバー。個人で本州を完走するのは、代表の中山さんと牧田豊さん(44)の二人で、牧田さんは「よく続いた。それでも、初めて道やその時にしかない出会いは楽しかった。仲間がいたから続けてこれた」と振り返る。
今回は、野辺地から六ヶ所村へと進み、下北半島を半時計回りに走行。5泊6日かけて約450キロを走り、92年に出発した青森駅を目指す。ゴールは10月2日を予定している。
今後は、北海道、四国、九州にも挑戦したいとしている。 -
【記者室】
箕輪町内の天竜川堤防道路を町民皆が憩える親水護岸の道に整備しようと、住民有志の会「天竜せせらぎロードプロジェクト」が、整備計画案を策定するなど活動している。計画案は天竜川上流河川事務所に提出。回答を待っている▼この計画案に照明設置が盛られたことに端を発し、今度は自然エネルギー活用の廉価な照明装置を開発しようと、町内の事業者有志が「箕輪ブライトプロジェクト」を立ち上げ、研究開発を始めた▼住民の中で産声を上げた堤防道路整備の夢は、照明装置開発という工業分野にも発展。人が動き、活動が広まれば、地域も活性化する。「自分たちで出来ることは自分たちでやろう」。自立の町が目指してきた姿が、ここにもある。(村上記者)
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赤ちゃんとお話しましょ、ベビーサイン体験
赤ちゃんとお話しよう‐。宮田村住民福祉課は28日、まだ上手に話すまでに育っていない乳児と簡単な手話やジェスチャーでコミュニケーションを図る「ベビーサイン」の体験教室を開いた。南信では初の開催となり、村内外37組の親子が参加。子育ての新たな楽しさを発見し、乳幼児期のふれあいの大切さを再認識した。
言葉が話せない乳児でも、教えることによって手やジェスチャーを使って積極的に表現するようになる新たな育児法。日本ベビーサイン協会認定講師の坂井理恵さんを迎えた。
簡単な歌や体操に手遊びを取り入れながら、我が子と向き合いふれあうなかで、手に意味を持たせて会話する方法を体感。
自身の気持ちや動物の真似などを、オリジナルのジェスチャーで表現し、「1カ月ほど続けて一緒の目線で話しかければ、どの子でもサインをするようになります」と坂井さんは話した。
米国発祥で国内に紹介されたのは4年前と歴史は浅いが、「一方的な育児ではなくなり、絆も強くなる」と坂井さん。
6ヵ月の長男凌君と参加した井出弘美さん=飯島町=は「今でも楽しい子育てなのに、話ができたら、もっともっと楽しいと思う」と話した。 -
クイズに答え交通安全意識高揚
第13回伊那市高齢者交通安全マレットゴルフ大会が26日、同市西箕輪のマレットパークはびろであった。プレー中、コース上で交通安全にかんするクイズを出題するなどして、安全意識を高めた。市、市交通安全協会連合会など主催。
市内の高齢者約100人が集まり、4人一組になって18ホール、パー72のコースをプレー。3つのホールでの交通安全クイズの不正解回数もスコアに含む競技方法で競った。
クイズは「飲酒運転による交通事故の罰金」「事故発生時のシートベルト着用時に対する非着用時の死亡率の倍率」など。高齢者事故発生場所で自宅付近が全体の7割りを占めていることを知って驚く参加者の姿もあった。
市安協連合会の堀内四郎会長は「昨年は交通事故が全体的に減ったが、高齢者の事故は増加傾向にある。これを機会に交通安全の認識を改めてほしい」と話していた。 -
箕輪、南箕輪の交通死亡事故の現地診断
27日、箕輪町、南箕輪村で発生した交通死亡事故2件の現地診断がそれぞれの自治体主催であった。伊那署、県警本部、道路管理者、交通安全協会関係者らが各現場に集まり、死亡事故の再発防止のために対策を話し合った。
同村南原の国道361号で6日に発生した事故は、道路脇の案内板標識の支柱に車両が正面衝突し、運転手の伊那市の男性(60)が死亡。同署によると、男性はシートベルトを非着用、現場にはブレーキ跡もなかったという。
現場は伊那市方面に向かって長い直線の下り坂のため、スピード抑制の路面標示の設置を検討。冬場に向け、凍結注意を促す標識や水はけのよい道路舗装などの必要性も意見として出た。
車が衝突した支柱は路肩50センチ幅内の設置で、地域住民から危険との要望があり県伊那建設事務所が移設工事をする矢先だった。事故発生を受けた同事務所は検討会で、国道沿いにある、他の危険な支柱1本を用地買収ができ次第、移設したいとした。
一方、箕輪町松島の伊那西部広域農道と町道が交わる信号機のない交差点で13日に発生した事故では、2台の車両が出合い頭に衝突し、町内の女性(50)が死亡、3人が重軽傷を負った。
町道を走る運転手らによると・ス一本道に見える・ス見通しの悪い交差点のため、町と公安委員会が発生後に一時停止と速度抑制を促す、道路標識、滑り止め舗装などを設置。検討会では加えて、遠くから見ても交差点だと分かるための標識の設置を検討した。
箕輪町で発生した本年の交通死亡事故件数は伊那署管内5件(26日現在)中3件。いずれも町民が関わっているため、継続的な安全運動活動で地元に啓発する重要性があるとの意見もあった。