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新園舎でゲームしながら探検
今年3月に竣工した伊那市の竜東保育園の園舎を保護者に知ってもらおうと18日、親子レクレーションが行われスタンプラリーなどをして楽しみました。 竜東保育園は施設の老朽化や伊那市の保育園整備計画に基づき建て替えられました。 親子レクレーションは、保護者に園舎を知ってもらい親同士の親睦を図ろうと開かれたもので、竜東保育園に通う子供と保護者、合わせて300人が参加しました。 18日は、保護者が新しい園舎の案内を子どもたちにしてもらいながら一緒にスタンプラリーをしました。 保育園に関する問題などが書かれたカードを子どもが首にかけ、親の手を引っ張って園内を駆け回りました。 各部屋に描かれている絵を当てたり、自分のクラスで手を洗ったりするとシールがもらえます。 参加した親子たちは一緒になって問題をといていました。 また18日は、普段は使うことが出来ない避難用のすべり台も開放されました。
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パパ‘S絵本プロジェクト伊那 10周年絵本ライブ
伊那市内の父親でつくる読み聞かせグループ、パパ‘S絵本プロジェクト伊那の結成10周年記念絵本ライブが10日伊那市のいなっせで開かれました。 10日は、親子連れおよそ150人が訪れ、歌や読み聞かせを楽しみました。 市内の父親5人でつくるパパ‘s絵本プロジェクト伊那は、父親にも読み聞かせを身近に感じてもらおうと2004年に結成しました。 1年間に10回ほど活動していて、これまでに106回読み聞かせを行ってきました。 北原文徳代表は、「はじめの頃は聞きにくるのも母親が中心で、父親の姿はほとんどなかった。最近は父親の姿もありとてもうれしい」と話していました。
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南アルプス国立公園指定50周年記念特集⑦
手紙「先月の甲斐駒ヶ岳での当方会員の遭難事故に際しましては、ひとかたならぬお世話になりましてありがとうございます。 せっかくの連休にもかかわらず私共のために危険な救助活動に力を尽くしてくださいました。 突然のでき事に驚きと悲しみと不安でいっぱいだった私たちにとってどんなに心強く救われた思いがしたことか・・・ ご家族の手でご葬儀を終えられまして、私共もお別れをいたしました。 本人は、まだまだ大好きな山登りを続けていきたかったのだろうと思うと胸がいたむばかりです。 今後は、各自1人1人が万全の準備を怠ることなく安全登山を楽しむよう留意するつもりでおります。 南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会隊長 西村和美様」 登山者の遭難救助活動をしている南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会は、昭和37年1962年12月に旧長谷村の浦公民館で発足しました。 協会は、南アルプスの北部、鋸岳から塩見岳までが主な管轄エリア。 隊員は、80人で、市役所職員がその大半を占めています。 山岳遭難が発生した場合は、消防団と同様24時間365日出動を求められます。 おととし、創立50周年を迎えた協会は、南アルプスの歴史とともに歩んできました。 4代目隊長の西村さんは「一番の自慢は、二次遭難を出していないこと」と話します。 長谷溝口の西村和美さん69歳。 仕事は第一線を退き趣味の木工を楽しんでいます。 平成5年から隊長となり、今も現役で隊を指揮しています。 南ア北部を知り尽くし、守ってきました。自然と動物、酒と自由をこよなく愛する山男で、その気さくな人柄は、隊員から厚い信頼を受けています。 隊長就任以来の出動回数は70回以上。 救助活動には常に危険がつきまといます。 隊の発足当時から現在まで活動を見守ってきた長谷総合支所長の中山晶計さん。 隊員を山に送り出す家族にも寄り添いました。 中高年を中心とした登山ブーム、軽装備の登山者の増加、技術やモラルの低下で遭難事故も増加傾向にあります。 登山者には遭難者にはなるなと呼びかけ、二次遭難は出さない。 南アルプス北部遭難対策協会のプライドです。
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中条盆栽・山野草クラブ展示会
中条盆栽・山野草クラブの展示会が17日と18日の2日間、伊那市西箕輪の中条公民館で開かれています。 会場には会員が育てた盆栽と山野草およそ250点が並んでいます。 アツモリソウの栽培に力を入れていて、南アルプス原産のものや、ロシア原産のものなど23鉢が並びます。 クラブでは、「盆栽と山野草を一緒に展示しているところはほかにないので、両方の良さを楽しんでほしい」と来場を呼び掛けていました。 中条盆栽・山野草クラブの展示会は18日まで、伊那市西箕輪の中条公民館で開かれています。
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中央アルプス地区山岳遭難対策協会が新型ヘリで訓練
中央アルプス地区山岳遭難防止対策協会の救助訓練が17日、駒ヶ根市で行われました。 隊長で70歳になる伊那市西春近の唐木真澄さんも本格的な登山シーズンとなり隊員の士気を高めていました。 訓練は県警が導入した新機種やまびこ2号による救助方法を習得しようと、中ア遭対協が行ったものでおよそ15人が参加しました。 ヘリからワイヤーを使って下降したり、遭難した人を救助し上昇する訓練を行いました。 やまびこ2号は、これまでの1号と比べパワーが倍になるなど性能がアップしました。 その分、吹き降ろす風が強くなり救助者の足場の確保がこれまでより重要になってくるということです。 隊長の唐木真澄さん。70歳。隊員となって37年目。 2007年から隊長を務めています。 4月に県山岳協会の会長となり中ア遭対協は今月末で引退します。 今回が最後ということもあり唐木さんは訓練に参加し、隊員の士気を高めました。 唐木さんは「引退はするがこれまで培ったものを若い人たちに伝えていきたい。」と話していました。 長野県警によりますと今年の山岳遭難の件数は6日現在42件で死者は9人。 このうち北アルプスが最も多く23件で死者が5人。 中央アルプスが2件、南アルプスが1件でそれぞれ死者はいません。
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南アルプス国立公園指定50周年記念特集⑥
旧長谷村公民館は、南アルプスの紹介や登山事故防止を目的に、国立公園に指定された昭和39年に八ミリ映画「南アへの道」を制作しました。 3,000メートル級の山がつらなる南アルプス国立公園は、甲斐駒・鳳凰山系、白峰山系、赤石山系の3つの大きな山系により構成された日本を代表する山岳公園です。 公園の範囲は山梨県、長野県、静岡県の3県にまたがり、東西はおよそ15km 南北は50kmに及び総面積は35,000haあります。 南北に長いこの山脈は、富士山に次いで日本高い北岳をはじめ、仙丈ケ岳、塩見岳など3,000メートル級の山が10、2,500メートル以上は36あります。 南アルプスの森林限界より上の高山帯にはお花畑が分布していて、キタダケソウ、タカネビランジなどといった固有種など貴重な植物が群生しています。 また、ニホンカモシカなど30種類以上の哺乳類が確認され、なかでもライチョウの生息地としては世界で最も南に位置する場所で、重要な地域となっています。 南アルプスの多くの山はもともと海の底にあった地層でできていて、中央構造線を中心とした長野県内では、日本列島の土台を作ったプレートが作り出した貴重な地質を観察する事ができ、平成20年に日本ジオパークに認定されました。 国内に30か所ある国立公園。 南アルプスは昭和39年6月1日全国で23番目に指定されました。 伊那市長谷総合支所の中山晶計総合支所長。 旧長谷村役場職員だった中山さんに当時の事を伺いました。 中山さんは「指定以前の昭和36年頃から登山道の整備や山小屋修復など、国立公園指定に伴い増加が予想される登山者の受け入れの準備が役場を中心に行われていた」と話ます。 国立公園指定により、全国的に名前が知られるようになった南アルプス。年間に訪れる人は、年々増加傾向にあり、ここ10年は約60万人となっています。 昭和55年 南アルプス林道が開設し北沢峠まで行けるようになると登山が楽しめる山へとなりました。 登山客が集中する夏山シーズンは、高山植物の踏みあらしや、排泄物による環境悪化が問題となっています。 また、気候変動による高山植物の衰退、ニホンジカによる食害など課題は少なくありません。 伊那市などは、増加する登山者に対して環境負荷軽減に向け登山客に持ち帰る事ができる携帯トイレの普及を目指しています。 公園を管理する南アルプス自然保護官の中村仁さんは「自然の変化を細やかにとらえながら、みんながこの環境を次の世代にいかに残していくか行動し、活動していくことで、次の50年に南アルプスの自然が残せる」と話します。 国立公園指定から50年の節目を迎えた南アルプス 先人たちが残してくれたこの自然を、次の50年に向け守り伝えていく事が私たちの役割かもしれません。
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第9回西町区美術作品展とお宝展
伊那市西町の区民による「第9回美術作品展とお宝展」が16日から、西町公民館で開かれています。 会場には、区民が手掛けた絵画や写真などの美術作品と、区民所蔵の書画や骨董品などおよそ120点が並んでいます。 西町区では年に1回、区民の作品の発表の場として展示を行っています。 今年から初めて区民から集めた書画や骨董品などの展示も行われています。 中村不折、池上秀畝の掛け軸や、陶器などの骨董品を見ることができます。 西町区民による「第9回美術作品展とお宝展」は、18日(日)まで、伊那市の西町公民館で開かれています。
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南アルプス国立公園指定50周年記念特集⑤
「1億年のロマン 戸台の化石」 伊那市長谷戸台。 ここにあるのが化石です。 今からおよそ1億2,000万年前の白亜紀の化石を数多く産出しています。 海抜1,000メートル以上の戸台で、海の生物の化石が発見される…長い年月と地球の偉大さを感じます。 北村健治さん71歳。 「戸台の化石」保存会の会長で、戸台のアンモナイトの発見者です。 北村さんは「叩けば簡単に割れる。光っているものは全て化石、小さすぎて全てを判別することは困難」と話します。 続けて「地層の沈下速度は一定、きれいな面を作って沈下していく、これを層理という。一緒にアンモナイトやサンカクガイなども沈下している、戸台の化石は空洞がなく潰れている、そのため層理面を探せば化石は出てくる。」と話していました。 これまでに戸台で発掘された化石は5,720標本を数えます。 これら全ては、戸台の化石保存会により、伊那市の長谷公民館、戸台の化石資料室に展示・保管されています。 北村さんによると「化石というとアンモナイトに注目が集まるが、戸台の化石を有名にしたのは実はサンカクガイ、サンカクガイの化石は日本の中でも2~3番目の古さで発見されている」ということです。 保存会では毎年学習会も開き、太古のロマンを子どもたちに伝えています。
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伊那市手良の登内さん宅 ジャーマンアイリス咲き始め
伊那市手良八ツ手の登内さん宅では、ジャーマンアイリスが咲き始めています。 つぼみもまだ多くあり、今週中には見頃になるということです。
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伊那まつり公式Tシャツデザインが決定
8月2日・3日に開催される第42回伊那まつりの、公式Tシャツのデザインが決まりました。 Tシャツは7点の応募があり、15日、市役所で審査が行われました。 審査の結果、伊那市の降幡聡さんの作品がTシャツのデザインに採用される事が決まりました。 白と黒のコントラストで竜を表現している点が個性的だと評価されました。 また、うちわは、高遠北小学校4年の伊藤良菜さんの作品に決まりました。プロではない作品が選ばれたのは初めてです。 Tシャツの予約注文は6月5日から始まり、うちわは、1口2万円で協賛する企業などを募集しています。
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園児がレンゲ畑でのびのび遊ぶ
南箕輪村の西部保育園の園児は7日近くの田んぼでレンゲの花摘みをして楽しみました。 園児たちがレンゲ摘みをしたのは、近くで農業を営む唐澤俊男さんの田んぼです。 唐澤さんによりますと、昭和20年代頃までは、多くの田んぼでレンゲが作られ、花が咲いた後、田おこしをし、そのまま肥料として使われていたという事です。 しかし化学肥料の普及によりレンゲ畑の風景も次第に見かけなくなりました。 子どもたちは、田んぼ一面に広がるレンゲの中を走りまわったり、寝転んだりと、思い思いに楽しんでいました。 唐澤さんは「子供達には、花摘みを通して少しでも農業に興味を持ってもらえれば」と話していました。 唐澤さんは、去年からレンゲを肥料にした稲作に取り組んでいて、この日花摘みをした田んぼでは20日頃田植えを行うという事です。
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14日の伊那地域の最高気温は26.7度
14日の伊那地域の最高気温は26.7度となり、今年一番の暑さとなり7月上旬並みの陽気になりました。 伊那市の鳩吹公園では遠足で訪れた園児たちが青空の下遊んでいました。
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南アルプス国立公園指定50周年記念特集③
南アルプス開拓の父。竹澤長衛。 1889年明治22年に黒河内村。今の伊那市長谷戸台に生まれました。 狩猟と山案内を生業とし、南アルプスを誰もが安心して登れる山にしたいと登山道を整備し山小屋を建てました。 1958年昭和33年。 69歳でその生涯に幕を閉じるまで登山者の安全と山の開拓に尽力した功績は今も語り継がれています。 今から59年前の1955年、昭和30年に長衛とともに山に登りクマ撃ちに出かけたことがある、矢沢章一さんと、建石繁明さん。 矢澤さんはクマ撃ちの撮影のために同行。 長衛たちとは別に登山をしていた建石さんは長衛小屋に一泊。 翌朝仙丈に向かいましたが大雪のため引き返したところ長衛や矢澤さんたちといきあい長衛に怒鳴られたといいます。 そして建石さんも加わりクマ撃ちに出かけ途中一休みしたときの写真。 左から長衛の息子昭一。長衛。そして27歳のときの矢澤さんと21歳のときの建石さん。 この時クマは見つからず代わりにカモシカを見つけ射止めました。 矢澤さんの話ではこの時、長衛はカモシカの睾丸を切り取りそのまま食べてしまったということです。 今のように林道バスが走っていなかった当時は長谷戸台の赤河原から山頂を目指しました。 赤河原沿いの山を登った自宅跡近くに「長衛ここに眠る」と刻まれた碑が建立されています。 娘の五十嵐睦子さんは亡き父を思い、よくここを訪れます。 五十嵐さんは「父長衛には生前とても可愛がってもらった。偉大な父だったと今でも思う」と話していました。 長衛が亡くなってから6年後の1964年昭和39年に国立公園に指定された南アルプス。 その豊かな自然にひかれ毎年多くの登山者が訪れます。 長衛は生前「おれが死んだら仙丈の方へ向けて埋めろ。いつもここから山を見守っている」と遺言しその生涯を閉じたといいます。
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西駒山荘資材の最終確認
伊那市が建て替えを進めている西駒山荘は、今月20日頃から資材の荷あげが始まります。 それを前に、13日資材などの最終確認が駒ヶ根市で行われました。 13日は、駒ヶ根市の南割集会所に、西駒山荘の建替え作業をする伊那市や駒ヶ根市の大工5人が集まり荷あげ前の最終確認をしました。 山での作業をスムーズに行えるよう13日は、2階部分の土台の仮組をして風に耐えられるかなどをチェックしました。 これまでに、屋根部分の仮組が終わっていて今回の土台部分の仮組が最後の確認となります。 13日は、西駒山荘の管理人、宮下拓也さんも訪れ作業を手伝っていました。 宮下さんによると西駒山荘付近は雪がまだ3メートルほどあるということです。 今週17日には中央アルプスの西駒地域を盛り上げる団体「西駒こまくさ会」のメンバーらが山荘付近の雪かきを行うということです。 集会所近くの倉庫には、ヘリで運ぶ準備が整っていました。 今月20日頃から伊那市の鳩吹公園から資材をヘリで荷あげする予定で大工たちは、26日から現場で作業を行うことになっています。 西駒山荘は7月中の完成を予定しています。
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箕輪中学校 晴天の下強歩大会
箕輪町内を走る箕輪中学校の強歩大会が13日、行われました。 午前9時、スタートの合図とともに、3年生の男子からスタートし、3分おきに学年ごと男子女子の順にスタートしました。 箕輪中学校では体力と精神力の向上を目的に毎年この時期に強歩大会を行っていて、今年で22回目です。 コースは、中学校をスタートして県道与地辰野線を走り、学校の校庭がゴールとなっています。 男子は15キロ、女子は12キロを走りました。 道路では、保護者などが声援を送っていました。 大会の結果、男子は59分42秒でゴールした2年生の南郷隼翔くんが、女子は52分24秒でゴールした2年生の唐澤七瀬さんが1位になりました。 箕輪中学校によりますと、この日走ったほぼ全ての生徒が完走できたということです。
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南アルプス国立公園指定50周年記念特集②
藤井利衣子さん42歳。 去年9月、南アルプスジオパークを推進する専門臨時職員として採用されました。 宮城県仙台市出身の藤井さんは、13年にわたり大学で学び、全国各地で教員や会社勤め、ジオパーク関係の仕事などを経験した異色の経歴の持ち主。 去年まで鳥取県立博物館付属山陰海岸学習館職員として約2年半、山陰海岸ジオパークにかかわっていました。 藤井さんがジオパークに興味を持ったきっかけが大学時代の講義でした。 藤井さんが働く伊那市役所の世界自然遺産登録推進室。ジオパークとは地球の成り立ちや大地のでき方を知ることが出来る場所をいいます。平成20年12月に伊那市の一部を含む中央構造線エリアが日本ジオパークに認定されました。 藤井さんは各種イベントの企画、運営、ジオガイドの活動調整や育成など、南アルプスジオパークに関する仕事に携わっています。 今年3月には、藤井さんが中心となって企画した親子で楽しめるイベントが開かれました。 ジオパークについて感心をもってもらおうとアンモナイトの化石で型をとるストラップづくりや鹿肉を使ったシカケバブづくりなどのコーナーが設けられ大盛況でした。 また、4月からは南アルプスを授業に取り入れた教育プログラムが長谷中学校を皮切りにはじまりました。 講師は、藤井さんが務め、生徒たちにジオパークや南アルプスの成り立ちについて解説しました。 藤井さんは、名古屋に住む夫と離れて市内で単身生活をしています。 藤井さんが趣味としているのが手芸。ジオパークのオリジナルカーディガンを作りました。 休日には、もうひとつの趣味でもあるランニングを楽しんでいます。南アルプスを眺めながら走るのが爽快と話す藤井さん。 伊那での暮らしも半年が過ぎました。 今年9月には、伊那市で日本ジオパーク南アルプス大会が開かれます。 藤井さんは地元をはじめ全国各地の人たちにジオパークの魅力を伝えて行きたいと話します。
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恩徳寺のクロユリが見ごろ
南箕輪村沢尻の恩徳寺で、クロユリが見頃を迎えています。 境内にある200株ほどのクロユリが見頃を迎えています。 今年は、例年より5日ほど遅く開花しました。 背丈も花も小さめだということです。 恩徳寺のクロユリは、12日から1週間ほどは楽しめそうです。
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ローズガーデンスクール「薔薇空間」早咲きのバラが見頃
伊那市西春近のローズガーデンスクール「薔薇空間」で、早咲きのバラが見頃となっています。 見ごろとなっているのは、八重咲きのものと、一重咲きのものの2種類です。 普通のバラより1か月ほど早く咲き、見頃は5月いっぱいまでだということです。 薔薇空間を主催する春日千定さんは、「多くの人に見てもらいたい」と話していました。
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南アルプス国立公園指定50周年記念特集①
「本当に好きでなければ来ませんよ、千葉から。でも本当にここの良さを知ってきているので、それをみなさんに分かってもらいたいというのもありますね。素敵でしょって思う」 南アルプス林道バスの営業所がある伊那市長谷黒河内に住む志村千恵子さん。 山登りが趣味の志村さんは、これまでに仙丈に80回以上登るなど手つかずの原生林が多く残る南アルプスが特に好きで、夫の裕幸さんと2人、11年前に千葉県千葉市から総世帯10戸の黒川集落に越してきました。 得意としている菓子づくりや料理の腕前を活かし、一昨年平成24年3月に自宅を改装しコーヒーとワッフルの店「木楽茶屋」をオープンさせました。 店内には、南アルプスに関する写真が飾られています。 山を眺めなるだけでなく山と共に生きていくことが夢だった志村さん夫妻は、4人の子どもを育て上げた後、この生活を始めました。 しかし、去年10月。毎年訪れているという仙丈ケ岳と北岳の間にある両俣小屋に向かう途中、夫の裕幸さんが突然倒れ帰らぬ人となってしまいました。 「あそこでなんで主人が突然倒れなくてはいけなかったのかって未だに理由が分からない。検死の時もどこも悪くないし立ち止まった時が亡くなった時。穏やかな顔をしているんですよね。主人が1番好きな場所で亡くなったということになるんですよね。 やっぱりこうやって涙が浮かんできてしまうんですけど、まだ気持ち的にはすっきりしてないので。でもこの景色が好きで来たのに何をやっているんだって言われているような気もするし」 20年以上にわたり南アルプスに登り続けてきた志村さん。 自身の豊富な登山経験と山での夫の死を通し、近年軽装で3千メートル級の山に挑戦する登山者が増えていることに警鐘を鳴らします。 「お父さんもいつも言っていたんですけど、人がいっぱい来てくれるのはいいんですけど南アルプスは南アルプスなので山に登るんだってことも含めて簡単に行けるところではないんだっていうこと、事故が起きてからでは遅いのでね」 最愛の夫の死を半年たった今でもなかなか受け入れられないと話す志村さん。 それでも、夫と2人で始めた今の生活を続けていく決意です。 「毎日この景色を眺めて暮らすことがお父さんの夢だったわけですから、それを私が続けていかなくてはいけないので。本当は2人で見ていたい景色だったんですけどね。1人になってしまったが山も登り続けるし店もやり続けたい」 都会での生活を捨て山で生きると決めた志村さん夫妻。大好きな南アルプスのふもとでお気に入りの景色を眺めます。
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アカマツ林再生し山の恵みを堪能するツアー
アカマツ林を再生し秋に山の恵みを堪能しようというツアーが10日、伊那市富県で開かれました。 1泊2日のツアーには、東京などからおよそ20人が参加し落ち葉掃きや枯れた木の伐採を行いました。 企画したのは、山火事の跡地の修復など森林保護活動に取り組んでいるNPO法人森のライフスタイル研究所です。 森のライフスタイル研究所によりますと、アカマツ林は栄養が少ない土壌を好むということですが、近年森林への関与が減り落ち葉が溜まることで土壌が肥沃化している傾向にあるということです。 そこで今回は、アカマツ林の手入れを継続的に行い、秋にマツタケなどの山の恵みを堪能しようとツアーを企画しました。 参加者らは、落ち葉の下にあるキノコの菌や天敵となる菌の説明をうけながら作業を進めていました。 ツアーは、一般企業からの支援を受けながら3年計画で開かれるということで、今年はあと2回予定されています。 作業は、11日も行われます。
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西駒山草会 山野草展示会
伊那市内の山野草愛好家でつくる、西駒山草会の山野草展示会が10日と11日の二日間、南箕輪村の南原コミュニティセンターで開かれています。 会場には、アツモリソウやユキザサなど80種類、およそ350鉢の山野草が並んでいます。 そのうちのほとんどに突然変異で現れる白いまだら模様の「斑(ふ)」が入っています。 山などで採取したものを交配させ、育て、増やしてきたということです。 こちらは、斑入りのヤマシャクヤクです。 白い花とまだら模様の葉を同時に楽しむことができます。 会場では、苗の販売も行われていて、斑入りのものも買うことができます。 西駒山草会の山野草展示会は、11日まで南箕輪村の南原コミュニティセンターで開かれています。
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桜守佐野藤右衛門さんのトークイベント
京都府在住で親子三代にわたる桜守佐野藤右衛門さんのトークイベントが10日、伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれました。 会場には多くの人が訪れ、立ち見がでるほどでした。 イベントは、先月5日から開かれている佐野さんの展示会に合わせて企画されたものです。 佐野家は、祖父、父と3代にわたる桜守で、藤右衛門さんは桜保全のために全国から収集した珍しい品種の桜を育てています。 桜に関する美術品のコレクターでもあり、会場には佐野さんが所蔵する掛け軸や漆工芸品など78点が並べられています。 現代社会を桜に例えながら話すなど、佐野さんのユーモア溢れる話術に会場からは笑いがおきていました。 トークイベントでは、京都祇園の舞妓や芸妓による舞踊が披露され、会場を華やかに演出しました。 信州高遠美術館によりますと、花見シーズンを中心に4月5日からきのうまでに5,651人が訪れたということです。 展示会は、引き続き25日日曜日まで開かれています。
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信州みのわ山野草クラブ 第22回春の山野草展示会
信州みのわ山野草クラブの「第22回春の山野草展示会」が10日から、箕輪町の木下公民館で開かれます。 9日は、会員があすから始まる展示会に向けて準備を行いました。 会場には、およそ200点の作品が並んでいます。 今回は、ユリ科のものや、根がエビの形に似ているエビネなどが多く並んでいるということです。 会では、数種類の山野草を1つの鉢にまとめる「寄せ植え」を主体にしていて、今回も寄せ植えの作品が多く、楽しめるということです。 展示会では、会員が持ち寄った余剰苗の販売や、抽選で苗のプレゼントも行われます。 信州みのわ山野草クラブの第22回春の山野草展示会は、10日(土)と11日(日)の2日間、箕輪町の木下公民館で開かれます。 時間は午前9時からで、入場は無料です。
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特殊詐欺被害を未然に防ぎ八十二銀行伊那支店に感謝状
使った覚えのないインターネットのサイトから架空の使用料を請求される特殊詐欺の被害を未然に防いだとして、伊那警察署から八十二銀行伊那支店に感謝状が贈られました。 8日、伊那警察署の小山満彦署長から、八十二銀行伊那支店の酒井光一支店長に感謝状が手渡されました。 4月4日、銀行を訪れた女性が、現金18万円を2回に分け振り込もうとしている事を不審に思った窓口の行員が上司に相談して警察に連絡したところ、詐欺だとわかり被害を未然に防ぎました。 2回に分けて振り込もうとした事、振込先がカタカナ表記のみだった事で、行員が詐欺を疑ったということです。 この女性の60代の夫の元に、使った覚えのないインターネットのサイトから、架空の使用料の請求があったということです。 酒井支店長は、「これからも一人一人の意識を改めて未然防止を徹底していきたい」と話していました。 今年、伊那警察署管内で発生した特殊詐欺被害は5件で、被害額は約1,700万円となっています。
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満光寺で1ヶ月遅れの花祭り
お釈迦様が生まれたとされる4月8日から1ヶ月遅れの8日、誕生を祝う花祭りが、伊那市高遠町の満光寺で行なわれました。 この花祭りは、高遠町と長谷にある26のお寺で組織する東部仏教会が毎年開いています。 高遠第1・第4、長谷保育園の園児も花祭りに参加し、お釈迦様に手をあわせていました。
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台殿区で公民館の完成祝賀会
合併20周年を迎えた、伊那市高遠町の台殿区で公民館の完成祝賀会が6日開かれました。 祝賀会には、区民およそ150人が参加し公民館の完成を祝いました。 高遠町藤沢の台区と高遠町長藤の殿垣外区が平成6年に合併して台殿区となりました。 昭和から平成にかけて、殿垣外区の世帯数が減少し、山林などの維持管理が難しくなり、台区へ合併を申し入れたものです。 これを受けて台区では合併検討委員会を立ち上げ検討し、平成6年に住民の同意のもと、合併が成立しました。 これにより、台区の台と、殿垣外区の殿をとって、台殿区となりおよそ80戸の集落となったということです。 台殿区の向山真区長は「若干人口は減少してはいるが、完成した公民館を拠点に地区の伝統と文化を後世へ受け継いで行きたい」と話していました。
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唐木さちさん 高遠美術館で花入れ
伊那市の花人、唐木さちさんが、25日まで信州高遠美術館で開催している小松華功さんの陶芸展の陶器に花入れを行ないました。 小松さんの桜をモチーフにした陶器に、唐木さんが季節の花を生けました。 唐木さんは、自宅で育てている山野草や花を使った生け花で、雑誌への連載や、東京で展示会を開くなど活躍しています。 陶器の展示会で、花を生け、展示を華やかにして欲しいと依頼されることも多くあり、以前に小松さんの個展でも、花を生けています。 高遠美術館で唐木さんの展示会が開かれるのは、これが6回目です。 ゴールデンウィーク中に、桜が終わった城址公園を訪れた人をもてなそうというものです。 同時に開かれている、京都在住の桜守・佐野 藤右衛門さんのコレクションを見た人たちに、花でほっと一息ついてもらいたいと、構成を工夫したということです。 唐木さんの生け花の展示は6日で終了しましたが、10日に開かれる佐野さんのトークイベントに合わせて花を生けなおすということです。
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高烏谷山区民ハイキング
伊那市の富県区民がハイキングと交流を楽しむ高烏谷山区民ハイキングが、3日に行われました。 朝8時ごろ、各地区を出発し地区ごとに登山した区民らは、10時30分に高烏谷山山頂のつが平に集まりました。 つが平では、富県地区内にある2つの小学校、富県小学校と新山小学校の交流などが行われました。 それぞれ、学校での取り組みを発表し校歌を歌いました。 この高烏谷山区民ハイキングは、区民の交流を図ろうと毎年行われていて、今回で47回目になります。 区民以外からの参加も増えていてこの日は522人が高烏谷に登りました。 富県公民館の北原和俊館長は「富県全域の区民が一堂に会する機会は少なくなっているがハイキングを通して親交を深めて欲しい」と話していました。 式展では、区民全員で伊那市の歌を歌いました。
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信州みのわ花街道まつり
箕輪町西部地域の景観とハナモモなど春の花を楽しむ、第4回花街道まつりが、3日に開かれました。 3日は、参加者やスタッフなど300人ほどが集まり、箕輪町の上古田公民館を出発しました。 平成19年に設立された信州みのわ花街道推進協議会が、県道与地辰野線の沿線に、ハナモモやあんず、スイセンなどを植えてきました。 花と西部地域の景観を楽しんでもらいたいと、協議会が毎年開いています。 春の陽気の中で、参加者達は、それぞれ思い思いのルートを選んで、ウォーキングを楽しんでいました。 信州みのわ花街道は、国土交通省の日本風景街道に登録されています。 日本風景街道は、景観や自然、文化などの地域資源を活かし、地域の活性化、観光振興につなげようと認定が行われています。
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小沢 花公園 芝桜が見頃
伊那市小沢の大型農道沿いにある、花の公園の芝桜が見ごろを迎えています。 広さ30アールの公園には、赤や白、ピンクなど色とりどりの芝桜が植えられ見ごろとなっています。 公園には実際の富士山の1,000分の1サイズで作った名物の花富士をはじめ、天竜川などが描かれています。 この公園は、伊那市小沢の住民有志による小沢花の会が管理していて、県内外から多くの観光客が訪れています。 花富士は現在、日当たりの良い南側が満開となっていて、北側は今週末くらいに満開になるということです。