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北条岩夫さんが伊那市に絵画7点を寄付
伊那市西春近の北条岩夫さんは、市役所や春富中学校に絵画7点を寄付しました。
25日は、北条さんが市役所を訪れ、絵を寄付しました。
今回寄付されたのは、地元春富中学校に6点、市役所に1点です。
このうち市役所に寄付されたのは、旧長谷村出身で、新聞配達をしながら洋画家になった故中島覚雄の120号の作品です。
昭和56年に日展に入選した天竜川を題材にした油絵で、岡谷氏の川岸付近の風景が描かれています。
北条さんは、当事ニシザワデパートの外商部に勤務していて、中島の絵を10数年担当しました。
ある日、箕輪町の古美術店でこの作品を発見し、購入しました。
北条さんは、旧長谷村が伊那市と合併し、中島が伊那市に飾ってほしいと訴えているようだったと当事を振り返っていました。
そんな思いから今回の寄付を決めました。
伊那市からは、感謝状が贈られました。
白鳥市長は、「市民の皆さんに見てもらえるところに飾らせていただきたい」と今回の寄付に感謝していました。 -
伊那市高遠町長藤の北原崇志さんがマラソンの国際大会で4位入賞
5月12日に東南アジアの東ティモール民主共和国で開催されたマラソンの国際大会で4位に入賞した伊那市高遠町長藤の北原崇志さんが25日、白鳥孝伊那市長を表敬訪問しました。
北原さんは24歳。駒ヶ根市の駒ヶ根東中学校で陸上部の副顧問を務めています。
北原さんは、高遠町出身で東ティモール前大使の北原巖さんの呼びかけで、大会の出場を志願しました。
大会は、距離別に4つの部門が開かれ、およそ7,000人が参加しました。
ハーフマラソンの部に出場した北原さんは、1時間18分の記録で4位入賞を果たしました。
北原さんによると、現地の気温は38度まであがり、完走した人は少なかったということです。
コースは、砂利道のところも多く、途中、膝までつかる川も渡ったということです。
北原さんは、白鳥市長らにレース中に犬に追いかけられたエピソードを紹介していました。
白鳥市長は「志願しなければ扉は開かなかった。この事を子ども達にも教えてあげて下さい」と話していました。 -
みのわ祭りポスター・うちわ図案決定
みのわ祭りのポスターとうちわの図案の選考会が23日に開かれ、今年のポスターとうちわの図案が決まりました。
ポスターに採用されたのは、箕輪北小学校6年の影山泉葵さんの作品で、箕輪町のセーフコミュニティのシンボルマークが取り入れられています。
うちわに採用されたのは箕輪北小学校6年の北澤栞菜さんの作品で、もみじちゃんと竜が描かれています。
今年は合計224点の応募があり、昨日開かれたみのわ祭り実行委員会の投票で決まりました。
今年はポスターは500枚、うちわは1万本作られる予定です。 -
フクロナデシコ 南箕輪村南原の畑で見ごろ
南箕輪村南原の伊藤照夫さんの畑では、フクロナデシコがピンク色の花を咲かせ、見ごろを迎えています。
南箕輪村南原の国道361号沿いにある30aの畑一面にフクロナデシコが植えられ、現在見ごろとなっています。
フクロナデシコは、ナデシコ科の1年草で、地中海沿岸が原産です。
もともとトウモロコシ畑だった遊休農地をキレイにしようと伊藤さんが花を植え、今年で2年目になります。
去年秋に種をまき、冬の間も草取りをしてきたという事です。
23日の伊那地域の最高気温は26.6℃の夏日となり、平年より4.2度高い、7月上旬並みの気温となりました。
フクロナデシコの見ごろは、来月初め頃までだということです。 -
「青葉の会」写真展
伊那市を中心とした写真愛好家でつくる「青葉の会」の作品展が、伊那図書館で開かれています。
伊那図書館での展示会は、年に1回開いていて、今回は、初めて「春」をテーマにしました。
会場には、県内各地で撮影した桜や春にまつわる写真が並んでいます。
青葉の会は、毎週土曜日に教室を開いています。
伊那市や箕輪町の40代から80代の15人が所属していて、作品を持ち寄って色や構図を評価しあったり、撮影スポットの情報交換をしているという事です。
青葉の会では楽しく撮ることをモットーとしていて、「それぞれの作者の個性を見てほしい」と話していました。
青葉の会による写真展は、27日(日)まで伊那図書館で開かれています。 -
伊那西小 林間と親しむ日
伊那市の伊那西小学校の児童は23日、学校に隣の林でカレー作や桜守の話を聞き、身近な自然に親しみました。
伊那西小学校には、およそ1・4ヘクタールの林が隣接していて、子供たちはマラソンや林の木を使ったおもちゃ作りなどをして普段から自然に親しむ学習をしています。
学校では毎年この時期、縦割りのグループに分かれ、自然を楽しむ「林間と親しむ日」を行っています。
お昼前になると、子供たちは、カレー作りをしました。
火を起こす係、野菜を切る係など役割り分担をして、作業を進めていました。
1時間程すると完成し、子供たちは木漏れ日がさす中、カレーを味わっていました。
また、今日はこのほかに、伊那市振興公社の桜守、稲辺謙次郎さんが、森や山の動物や植物について話をしました。
稲辺さんは「人間も自然界の中で生きている動物の中の一つの種類。森や山を守っていくには、そこに咲く花や草、住んでいる動物を大切にすることが大事です」と子供たちに呼びかけていました。 -
伊那中央ロータリークラブ 創立25周年記念例会
昭和62年に発足した、伊那中央ロータリークラブの創立25周年記念例会が、17日、伊那市内で開かれました。
伊那中央ロータリークラブは、昭和62年1987年の5月に発足し
今年で25年になります。
毎週1回例会を開いていて、今回で1,173回を数えました。
清水吉治会長は、「初心の気持ちを忘れず、知恵と工夫と努力を持ち寄り、よりよい環境づくりを進めたい」と挨拶しました。
記念例会では、記念奉仕事業として、信州大学農学部の留学生支援を行っている、財団法人信州農林科学振興会に支援金42万円が贈られました。
伊那中央ロータリークラブは、平成5年から毎年振興会の支援を行っていて、今回で20回目となりました。 -
シナノコザクラ見ごろ
伊那市長谷の南アルプス林道沿いでは、県の絶滅危惧種に指定されているシナノコザクラが見ごろを迎えています。
シナノコザクラは石灰岩地帯に生息する多年草で、長野県版のレットデーターブックで絶滅危惧種に指定されています。
シナノコザクラは南アルプス林道バスの歌宿から5キロほど下った標高1400メートル付近で、1キロ余りにわたって見られます。
22日は、東京の観光客がシナノコザクラを写真におさめたり、虫眼鏡を使って観察していました。
南アルプス林道バス営業所によると、例年なら連休中が見ごろということですが今年は4月の気温が低かったため1週間ほど遅れているということです。
花が一斉に咲くのも珍しく今年は色も濃いということです。
シナノコザクラの他にも林道沿いではピンク色のホテイランがひっそりと咲き始めています。
花は、どちらも今月いっぱいは楽しめるということです。 -
台湾の高校生と上農生が農業体験で交流
南箕輪村の上伊那農業高校の生徒は22日、教育旅行で訪れた台湾の高校生と農業体験などをして交流しました。
上伊那農業高校を訪れた台湾の高校生の生徒達28人です
22日は、班に分かれて上農の生徒達が授業で行っている活動を台湾の生徒たちに紹介しました。
このうち、園芸科学科では、余分な実をつみとる西洋ナシの摘果体験を行いました。
台湾の高校生たちは、上農生たちに教えてもらいながらハサミを使って摘果作業をしていました。
言葉が通じないため、身振り手振りで会話をする姿も見られました。
この他にも、そば打ちや郷土食を味わってもらおうと五平もちづくりも行われ、台湾の高校生たちはこの地域に伝わる食文化を学んでいました。
五平餅づくりを体験した台湾の高校生は「初めて見るものばかりで新鮮でした。食べるのが楽しみです」と話していました。
台湾の高校生の生徒たちは、ホームステイなどをして26日まで日本に滞在するということです。 -
楽しみながら体を動かす
伊那市総合型地域スポーツクラブの、ダンスや体操などの教室を体験するイベントが20日、伊那市高遠町の高遠スポーツ公園文化体育館で開かれました。
伊那市総合型地域スポーツクラブでは、ダンスや体操など76教室があります。
今回、教室をPRしようと、楽々エンジョイ運動塾と題した体験イベントが開かれました。
参加者は、簡単に出来る体操やダンスなど12の教室のレッスンを15分ずつ体験しました。
このうち、楽しみながら運動をするコミュニケーション体操では、参加者たちが手をつないで体を動かしたり、ハイタッチをしたりして汗をながしていていました。
ある参加は、「たくさん教室があることがわかりました。とても良い運動になりました。」と話していました。
伊那市総合型地域スポーツクラブでは今後もこうしたイベントを開き、活動をPRしていきたいとしています。 -
金環日食 世紀の天文ショーに歓声
太陽が月に隠れ、光の環ができる現象、金環日食が21日、上伊那地域でも見ることができ、小学校などで観察会が開かれました。
このうち南箕輪村の南箕輪小学校では午前7時過ぎ専用のサングラス用意した児童が校庭に出て、金環日食を待ちました。
この日を前に南箕輪小学校では日食に関する学習をしてきたほか、目を傷めないための安全な観察方法について学んできたということです。
校庭には理科を教える星野正明教諭が用意した日食観察用の反射板も用意され、太陽が欠けていく様子が写し出されていました。
午前7時31分ころ、金環日食となり、光のリングが見えると児童たちからは、歓声があがっていました。
肉眼では、わかりづらい金環日食ですが、専用の反射板を通して見ると、はっきりと観察することができました。 -
出水期を前に河川の危険箇所巡視
梅雨や台風などの出水期を前に国や県などの関係機関は21日、河川の合同巡視を行いました。
合同巡視は、堤防の低い箇所や過去に漏水のあった場所の点検を行うもので、21日は消防や警察など関係者およそ30人が参加しました。
天竜川上流河川事務所の加藤博伊那出張所長が、現場を見ながら危険個所の説明をしました。
加藤さんは、「三峰川は100メートル進んで1メートル下る傾斜のきつい河川。水かさが増して堤防を超えるというよりも、水の勢いで堤防が削られる危険性のほうが高い」などと話しました。
上伊那地域での合同巡視は、24日木曜日まで行われるということです。
なお、関係団体でつくる天竜川上流水防連絡会では、平成13年以来となる大規模な水防演習を、来年5月を目処に行う計画です。 -
交通安全功労 前田さんに表彰状
長年交通安全啓発に尽力したとして、伊那市高遠町東高遠の前田茂さんに、表彰状が送られました。
前田さんは、交通安全功労者に贈られる関東管区警察局長、関東交通安全協会連合会会長の連名表彰を受けました。
高遠地区交通安全協会の副会長を4年、会長を6年務めるなど、交通安全啓発に努めてきたことが認められ表彰されました。
前田さんは、現在も会長を務めていて、去年秋には高齢者の交通事故防止として、反射材の着用などを呼び掛けるクッキーを作り配りました。
今年1月には、高遠町で交通死亡事故が起きたことから、住民決起大会を開き住民の交通事故に対する意識の高揚を図りました。
今回交通安全功労者連名表彰の受賞者は県内で16人いて、上伊那では前田さんのみとなっています。 -
わんぱくおやこ塾で農業体験
保育園入園前の子どもとその保護者が農業体験などをおこなう、わんぱくおやこ塾が21日開かれました。
わんぱくおやこ塾は、農業体験や野外学習を通して親子のふれあいを深めてもらおうと、西箕輪公民館が開いているものです。
21日は、およそ50人の親子が参加し、伊那市西箕輪の農業公園、みはらしファームにある畑でさつまいもの苗植えや、すいかの種まきなどを体験しました。
子どもたちは、母親に手伝ってもらいながら、苗を植えたり、種をまいたりしていました。
わんぱくおやこ塾は、月に1度開催され、みはらしファームにいる動物の見学や、水遊びなどをするほか、クリスマス会や、もちつき大会など季節の行事を行います。
畑は参加者が草取りや水やりをして管理することになっていて、8月にはスイカを収穫し、味わうほか10月には、やきいも大会を開くということです。 -
ジオパークガイド養成講座 開講
日本ジオパークに認定されている南アルプスのガイドを養成する講座が21日、伊那市の創造館で開かれました。
講座はガイドとして必要な知識と経験を積んでもらおうと南アルプスジオパーク協議会が開いたもので伊那市を中心に飯田市や大鹿村などからおよそ30人が参加しました。
講師は大鹿村、中央構造線博物館学芸員の河本和朗さんらが務めました。
河本さんは、「日本列島は、大陸プレートと海洋プレートがぶつかり合う場所で造られている。
その中でも南アルプスは内陸の火山帯と海溝の間で生じた過去から現在の様々な現象の跡がみられる場所だ」と説明しました。
ジオパークは地球活動の遺産を主な見どころとする自然の中の公園で南アルプスは平成20年に日本ジオパークに認定されています。
この講座は今年度7回開かれることになっていて、講座終了後、参加者には南アルプスジオパークガイドの認定を受けることになっています。 -
伊那市高齢者クラブ連合会 研修会
伊那市高齢者クラブ連合会は、新しい役員の顔合わせと研修会を18日伊那公民館で開きました。
連合会には、今年度、去年より4クラブ多い54クラブが加盟しています。
新しく高遠町地区の2団体と休会していた長谷地区と手良地区の2団体が加わりました。
今日は、54のクラブの役員120人が出席しました。
会員数は、2,500人余りとなります。
池上弘祥連合会会長は、「日本文化の伝統を古いシワの中に秘めているみなさんの力に期待したい」とあいさつしました。
役員会では、今年度の事業計画などを決めました。
伊那市高齢者クラブ連合会は、クラブ同士の横の連携で活性化を図ろうと年に2回こうした集まりを持っています。
秋には、活動発表や演芸、作品展などで親睦を深めています。 -
第2回伊那市民吹奏楽団スプリングコンサート
伊那市を中心に活動するアマチュア吹奏楽団、伊那市民吹奏楽団によるスプリングコンサートが20日伊那市のいなっせで開かれました。
コンサートでは、アニメソングや、地域の中高生との合同演奏などが披露されました。
会場にはおよそ250人が訪れ、演奏に聞き入っていました。 -
鈴木福くんに子ども大使委嘱状
テレビなどで活躍中の人気子どもタレント、鈴木福君が20日、伊那市役所を訪れ白鳥孝伊那市長から子ども大使の委嘱状を受け取りました。
福君は、今年2月に伊那市の子ども大使に任命されています。
福君が20日、伊那市を訪れる機会があったため市役所で委嘱式が行われました。
伊那市では、市にゆかりがあり、各界で活躍している著名な人たちに伊那市の魅力を積極的に発信してもらおうと伊那市特命大使を設置しています。
福君は、母方の祖母が伊那市に住んでいて、今でも年に3、4回祖母の家を訪れているということです。
伊那市の印象について福君は「山がきれいで、スキーもできていい所がたくさんあります」と話していました。
委嘱状の他に、白鳥市長から高遠城址公園の風景などが入った子ども大使の名刺や伊那市のイメージキャラクターのイーナちゃんのグッズが手渡されました。
福君は、多くの人たちに名刺を配りたいと話し、委嘱式の後、福君はさっそく報道陣に子ども大使の名刺を配っていました。
子ども大使の任期は2014年3月31日まででとなっています。 -
西春近 法正寺で晋山式
伊那市西春近諏訪形の曹洞宗法正寺の一之瀬謙光住職が正式な住職となるための儀式「晋山式」が20日行われました。
この日は法正寺で晋山式が行われ、檀家に見守られる中、一之瀬謙光さんが正式に住職になりました。
法正寺は、曹洞宗の寺として、永禄4年、1561年に開山しました。
武田信玄から寄進を受けたほか、高遠藩主保科正之に税金を免除された歴史があり、俳人・井上井月も寺に立ち寄り句を詠むなど、歴史的人物に愛された寺でもあります。
晋山式では謙光住職が、正式な住職として寺に認めてもらうよう仏前を、挨拶をしてまわりました。
一之瀬住職は「檀家や地域のみなさんのおかげで素晴らしい式になった。これからもしっかり壇務を務めていきたい」と話していました。
晋山式は先代の義法住職の時以来26年ぶりで、謙光住職は21代目の住職となりました。 -
伊那交通安全協会 交通安全を呼びかける看板設置
伊那交通安全協会などは、交通安全を呼びかける看板を16日、伊那市荒井に設置しました。
看板は、岐阜県に本社を置く東海西濃運輸から寄せられた寄付金で制作したものです。
東海西濃運輸労働組合では、毎年、地域の交通安全運動に役立ててもらおうと、従業員が中心となって募金活動をしています。
今年は28万円を伊那交通安全協会に贈り、伊那安協では、その寄付金を活用して交通安全を呼びかける看板を設置しました。
この場所は、2年前に横断中の歩行者が車にはねられ死亡する事故が起きています。
伊那交通安全協会の堀内四郎会長は、「これからも一層、交通安全に努めていきたい」と話していました。
看板は、全部で40枚制作され、伊那市、箕輪町、南箕輪村の交差点や横断歩道付近などの交通危険箇所に順次設置していくという事です。 -
金環日食を前に天文学習会
21日の金環日食を前に、観察方法を学ぶ天文学習会が19日、伊那市の手良公民館で開かれました。
この日は、地区住民など13人が会場を訪れ、元理科教諭の神林つとむ公民館長の説明を聞きました。
日食は、太陽と月が直線上に並び太陽が欠けて見えるものです。
神林館長によると、月と地球の距離で太陽の見え方が変わり、月が地球の遠くにあり小さく見える時は、太陽の中心が隠れる金環日食、月が近くにあり大きく見える時は、太陽が全て隠れる皆既日食になるということです。
この日は専用のサングラスで太陽がどのように見えるか、また当日どの方角に見えるかを神林館長から教わっていました。
参加したある男性は「リングが見えたらうれしい。あとは天気が良くなることを祈るだけ」と話していました。
また、この日は、6月6日の金星の日面通過についても説明がありました。
太陽の中に金星の影が見えるというもので、次に金環日食と日面通過が同じ年に観測できるのは、1万3千年後だということです。
神林館長は「今後生きているうちに見れるものではないので、安全に見て天文の素晴らしさに触れてもらいたい」と話していました。
神林館長によると、金環日食が見える時間は、伊那市では午前7時31分から、箕輪町と南箕輪村では午前7時32分から、それぞれ3分ほどだということです。 -
県内の医療従事者が情報交換
県内の医療従事者が知識を深める学術集会が19日、いなっせで開かれました。
学術集会には、長野支部に加盟する60の病院からおよそ340人が参加しました。
これは、県内各地の病院の情報を交換し、地域医療の質を高めようと開かれているものです。
学術集会では、講演や意見発表が行われました。
災害医療についての意見発表では、通院患者に対する災害教育や、災害対応訓練の実施などについて発表がありました。
このうち諏訪赤十字病院は、災害を受けて取り組んだ地域医療の連携づくりについて発表しました。
ある参加者は「日々忙しく、他の病院との交流は少ない。いろんな取り組みを知ることができ、参考になった」と話していました。 -
中条盆栽・山野草クラブ 展示会
伊那市西箕輪の中条盆栽山野草クラブの展示会が、19日から中条公民館で始まりました。
会場には、会員が丹精込めた山野草や盆栽、およそ300鉢が並んでいます。
中条盆栽山野草クラブでは、山野草の中でも特にアツモリソウの栽培に力を入れています。
アツモリソウは、寒冷地で育つ山野草で、ロシアや北海道の他、南アルプスや経ヶ岳などの亜高山帯が原産地となっています。
会では、袋状の花のサイズが大きいものを株分けして育てていて、花の大きいアツモリソウがこれだけ並ぶのは珍しいということです。
会場を訪れた人は「自分で育てているがなかなか花が咲かない。これだけきれいに咲きそろうのは素晴らしい」と話していました。
この他会場には、エビネや推定樹齢100年の松の盆栽などが並び、訪れた人たちの目を楽しませていました。
白鳥昭平会長は「気候の変動が厳しく見頃を合わせるのに苦労した。会員が丹精込めて育てた山野草や盆栽を多くの人に見てもらいたい」と話していました。
中条盆栽山野草クラブの展示会は20日も午前7時から午後4時まで中条公民館で開かれ、会場では即売会も行われます -
西春近北小 若葉給食
伊那市の西春近北小学校の児童らは18日、新緑の下で給食を味わいました。
西春近北小学校では、この時期の恒例行事となっています。
18日は、全校児童およそ180人が20人ほどの縦割りの班を作り給食を味わいました。
五平餅などこの日にあわせ特別な献立が用意され、会話を楽しみながら食べていました。 -
彫刻家 中村喜平展始まる
伊那市を中心に上伊那地域の小中学校などに多くの作品を残した彫刻家、中村喜平の展示会が18日から、伊那市の創造館で始まりました。
会場には、中村喜平の代表作品およそ30点が並んでいます。
中村喜平は、大正2年に伊那市の坂下で生まれました。
大工の見習いだった中村は、創造館の前身の上伊那図書館で彫刻の手ほどきについて書かれた1冊の本に出合います。
この本で、彫刻の基礎を学んだ中村は、師匠を持たず独学で彫刻家の道を歩み始めました。
展示会のオープンを記念し、セレモニーが開かれ、総合学習で中心市街地の活性化に取り組んでいる伊那小学校5年正組の児童28人が、作品についての感想を発表しました。
児童らは「下校の時に見ていたがどんな人の作品か知らなかった」「力強い作品。僕たちのことを見守ってくれていると思う」などと話しました。
18日は、中村喜平の長女阿竹晃子さんも駆けつけオープンを祝いました。
中村喜平展は7月29日まで、伊那市の創造館で開かれています。 -
伊那市西町 美術作品展
伊那市西町の住民による美術作品展が18日から、西町公民館で開かれています。
会場には、絵画や書など52人の作品92点が並べられています。
西町区では、住民同士の交流と作品の発表の場として、毎年作品展を開いていて今年で7回目です。
出品数が24点と最も多い絵画の他、工芸や刺繍などジャンルは様々です。
住民の要望を受け、今年から盆栽と山野草の展示も始めました。
ある住民は「発表の場があることで作品作りの張り合いになる」と話していました。
中心となって企画した中村昭章さんは「西町区には隠れた芸術家が沢山いる。区民のみならず多くの方に見てもらいたい」と来場を呼び掛けています。
美術作品展は、20日日曜日まで西町公民館で開かれています。 -
萱野高原シラネアオイ見頃
箕輪町の萱野高原で、長野県の絶滅危惧種にも指定されているシラネアオイが、見頃を迎えています。
シラネアオイは、かやの山荘を管理する親山海クラブが、4年前に2千株ほどを植えたものです。
鹿に食べられるなどの被害があり千株ほどに減り、花の少ない年もありましたが、今年は、ネットを張って、食害から花を守りました。
今年は、例年より10日ほど遅く開花したということで、現在200株ほどが見頃を迎えています。
この日は、開花の便りを聞きつけた人が高原を訪れ、清楚な花を楽しんでいました。
萱野高原のシラネアオイは、25日頃まで楽しめそうだということです。 -
介護センター花岡 箕輪町に車いす寄贈
福祉用品のレンタル、販売をしている介護センター花岡は創立10周年を記念し、車いす4台を15日箕輪町に寄贈しました。
下諏訪町に本社をおく介護センター花岡は平成13年に花岡家具センターから分社独立し、今年で10周年になります。
10周年を記念し、販売エリアとなっている長野県と山梨県の44市町村に合わせて127台の寄贈を計画し、そのうち箕輪町に4台を贈りました。
車いすはアルミ製で軽く、100キロの耐荷重で丈夫に使えるものだということです。
寄贈された車いすは町内の公共施設で使われることになっています。 -
箕輪西小学校5年生 田植え体験
箕輪西小学校の5年生は、16日、学校近くの田んぼで田植えをしました。
5年生23人は、今年、総合的な活動の時間を使って米づくりについて学んでいます。
今日は、学校近くの0.5aの田んぼで田植えをしました。
児童らは、2、3本束にしたもち米の苗を12センチ間隔で、手で植えていきました。
今後は、地元のお年寄りの指導を受けながら草とりなどをし、9月下旬に収穫を行います。
できた米は、もちつきをして味わい、ワラはしめ縄の材料にするという事です。 -
たかずやの里移転候補地「東春近」
上伊那唯一の児童養護施設たかずやの里の移転改築場所の候補地として、東春近地区の上段に絞り込まれた事が、15日富県ふるさと館で開かれた富県社会福祉協議会の総会の中で報告されました。
総会には、富県地区の各区長などおよそ60人が出席しました。
たかずやの里を運営する、たかずや福祉会の埋橋良和理事長は、「候補地として富県に近い東春近の上段の地域に絞りこまれた」と報告し、「今まで、富県の宝として、地元の人たちに守ってきて頂いたが、移転する可能性が出てきた。申しわけないが了承いただきたい」と理解を求めました。
たかずやの里の改築については、支援を決めている上伊那広域連合の整備検討委員会の中で協議が進められています。
14日の検討委員会では、移転先の候補地として、富県地区の3か所、東春近の1か所、あわせて4か所が提示されました。
富県地区の3か所については、用地面積が狭い事や、取得が困難などの理由から候補地から外され、東春近が移転先として絞り込まれました。
上伊那広域連合によりますと、たかずやの里の改築については、県の補助が受けられるよう、来年度の予算編成に間に合うよう8月までに、建設地や基本設計などを盛り込んだ整備計画まとめたいとしています。
また、14日には、上伊那広域連合長の白鳥孝伊那市長が長野市の県庁を訪れ、県に対し財政支援の要望をおこないました。