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記者室
先日、地震に遭うという悪夢を見て、1日中なんとなく不安。そんな折、友人からブラジルの的中率90%の予言者、ジュセリーノ予言集「未来からの警告」を借りた。彼は予知夢で、9・11テロ、ダイアナ妃事故死、スマトラ沖大地震など天災や大事件を予言したといわれる▼その彼は2011年に新しい戦争が起こると予言し「人類が07年12月までに過ちに気付き、温暖化や環境問題に真剣に取り組まねば、翌年から、大地震や病気が発生し、多くの人が亡くなるなど取り返しのつかない状況になる」と警告▼私自身は予言には半信半疑だったが、昨今の世界的な天変地異、末世を思わせる親族殺し事件の続発を見聞きするにつけ、運命の12月、彼の予言が気になりだした(大口国江)
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歴史シンポジウム
「高遠石工」伊那市の歴史シンポジウムが25日、高遠町の高遠閣であった。高遠石工に培われた貴重な文化遺産を掘り起こし高遠石工の魅力を再発見しようと、まほら伊那市民大学講座として開き、約150人が「高遠石工」をテーマにした研究発表を熱心に聴講した。
日本石仏協会常任理事で日本石工調査所の小松光衛さんは、「日本の石工と高遠石工」を話した。石工は石の加工技術者で墓石の技術から発展したこと、日本の石工分布では江戸・京・大阪で活躍した名工ぞろいの三都石工などを紹介し、「日本の石の文化は決して低くないが、石工を取り巻く状況は弱い。もっと支えないといけない」と話した。
高遠石工については「旅稼ぎ石工」という特質を挙げ、北は青森県から南は山口県までの足跡を示した。江戸期の名石仏師・守屋貞治については、「大方は地蔵と観音の作者で、旅稼ぎ石工の範ちゅうの外の人と思っている。守屋貞治の石仏を国の文化財指定までもっていってほしい」とした。
石工資料全般について、「地元から資料を出し公開してもらわないと、長野県史で終わってはもったいない。今からでも資料探しや伝わっている話を聞くなどしてほしい」と語った。
日本石仏協会理事の伊戸寛さんによる「高遠石工の足跡と伊豆型の道祖神について」の研究発表もあった。 -
かんてんぱぱホールで「ペアーレ伊那」のパッチワークキルト講座を受講する40人による「パッチワークキルト作品展」
伊那市にある社会保険健康センター「ペアーレ伊那」のパッチワークキルト講座を受講する40人による「パッチワークキルト作品展」が28日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。約1年をかけて仕上げたベッドカバーやコタツかけなどの大作からバッグ、ポーチなどといった小物まで、会員一人ひとりがさまざまな思いを込めた作品約100点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
磯千恵子さんがペアーレ伊那で教えている教室受講者による作品展は10年ぶり。今回は14年のベテランから、始めてまだ半年の初心者までの40人が作品を出品しており、40人一人ひとりが大きさ、模様を統一して制作したパッチワークを並べた作品「フレンドシップキルト」も並んでいる。
色とりどりの布を組み合わせて縫い込まれた美しいタペストリーのほか、玄関マットやソファーカバーなど、実用的な作品も多く、家事の合間に作品制作に取り組む会員もいるという。
磯さんは「パッチワークは家にある布を使え、お金もかからないのが魅力。どなたにもできる楽しい手芸で、気分転換にもなるので、作品展を見て『始めてみたい』と興味を持っていただければ」と話していた。
入場無料。午前10時縲恁゚後5時(最終日は午後4時まで)。 -
駒ケ根市保健補導員35周年、保健あすなろ会20周年
駒ケ根市の保健補導員会と、2年の任期を終えた補導員の有志でつくる保健あすなろ会は発足からそれぞれ35周年、20周年を迎えたのを記念して27日、記念式典と講演会を市文化会館で開いた。式典には会員など約120人が出席し、これまでの活動の歩みを懐かしく振り返った。健康体操の時間には、あすなろ会はオリジナル曲に合わせた「今日も元気にがんばろう」を、補導員会は商標登録されている「フリフリグッパー体操」をそれぞれ披露。参加者全員がリズムに乗って楽しく体を動かした=写真。
実行委員長の和田佳代子さんはあいさつで「『自分たちの健康は自分たちでつくり上げる』の目標に向け、これからも力を合わせて頑張っていこう」と呼び掛けた。
記念講演会には早稲田大人間学学術院教授の竹中晃二を講師に招き「健康づくりの習慣づけ 三日坊主克服法」と題した講演を聴いた。 -
ニシザワ文芸コンク 表彰式
ニシザワ(本社・伊那市、荒木康雄社長)の第4回文芸コンクール表彰式が24日夕、伊那市駅前ビルいなっせであった。小、中学生両部門の優秀賞以上にそれぞれ、荒木社長が表彰状と副賞の図書カードを手渡した。
コンクールは04年、同社が書店として創業してから80周年を迎えたことを記念して始めたもので、今回集まったのは753点(小学生の部481点、中学生の部272点)。小中学校の教諭らが審査員となり、小学生の部で最優秀賞3点、優秀賞19点、佳作45点、中学生の部で最優秀賞2点、優秀賞6点、佳作33点を選んだ。
表彰式であいさつに立った荒木社長は「読書には、その年齢でしか感じれない感動がある。そのチャンスを逃さないで。今後も本を読んで心豊かな大人に育って」とあいさつした。
入賞者は次の通り。
【小学生の部】▼最優秀賞=小池さや(赤穂東3)佐々木友花(赤穂南2)平沢奈津美(伊那東6)▼優秀賞=唐沢真里南、中山莉佳子(以上赤穂1)米山大智(赤穂2)白崎莉玖(赤穂3)大久保菜美(赤穂東5)白鳥奨、溝上博子、橋詰怜奈、坂下真奈美(以上伊那東6)正木あゆみ(新山6)矢野もも恵(西箕輪3)小池みなみ(南箕輪2)倉田早希(南箕輪6)丸山綾音、白鳥菜都(箕輪中部3)川久保淳史、市川紗貴(以上箕輪中部6)垣内夕(箕輪西4)北野沙世(箕輪南5)▼佳作=はっとりたいが、小原あきほ、上の天ゆう(以上赤穂2)下沢大地、高沢渉平(以上赤穂4)上谷海(赤穂6)西村愛美、遠藤龍吾、福沢沙紀、小沢友哉、奥村知佳、小出智生、北原灯(以上赤穂東5)中城しずか(赤穂東3)長橋舞、小沢春(以上赤穂東6)かすがたけひろ(宮田1)宮下結里香(宮田5)桐山彩織(宮田6)田中ふみ(伊那6)佐久間美沙、有馬優衣、六波羅理子、宮下順奈、平沢壮太郎、唐沢侑子、掛川鈴月、滝沢佳歩(以上伊那東6)みやしたなつみ(西春近南1)白鳥満帆(美篶5)羽場碧(新山6)小池友理、からさわ真な(以上西箕輪3)重盛綾音、伊藤ももな(以上西箕輪6)菅野翔(高遠5)小林千づる(箕輪中部2)中坪紗英、鈴木楓(以上箕輪中部6)小池梨央(箕輪中部3)鈴木泰地(箕輪東4)おおやゆき、おぎはらせいか(以上箕輪南2)儀保ユリ(箕輪南5)小野由梨花(辰野西6)
【中学生の部】▼最優秀賞=鈴木壮一郎(西箕輪1)吉田遼(高遠1)▼優秀賞=石倉みほ(宮田3)宮原永津子、伊藤優香(高遠1)伊藤孝亮(高遠3)板山香純(伊那東部3)三ツ井彩乃(伊那2)▼佳作=小池巧(赤穂)服部勇飛(赤穂1)野村美結(赤穂)名子修平(赤穂2)鳴沢あゆみ(赤穂)土橋美紗子(赤穂3)倉田桃子(赤穂2)白鳥綾菜、阪口寛(赤穂1)森川大樹(赤穂3)後藤佑梨(宮田3)竹俣有沙、新井春香(以上宮田1)中塚亜美(宮田2)久保村英、平林梨子、伊藤翼、笠原美咲、米山陽子、宮下真美、冨永優子、下井しおり、浦野勝平(以上宮田3)世良優佳(宮田1)唐沢純香、唐沢慎二(以上西箕輪3)、唐沢志帆(西箕輪2)荒川遥菜(西箕輪1)鎌倉美月(高遠3)中村瑞穂、将田綾子(伊那東部3)金子美穂(伊那2)矢ノ口真実(伊那3)
最優秀賞の受賞(小学生の部) -
箕輪町猟友会安全狩猟キジそば会
箕輪町猟友会(62人、小林弘人会長)は24日、恒例の安全狩猟キジそば会を松島コミュニティセンターで開いた。15日に猟期が始まり、来年2月15日までの猟期中の安全を願い、関係者を招いてキジそばなどをふるまった。
町、町議会、県議会、伊那警察署、上伊那農協などの関係者を招待した。会員が仕留めたキジ、イノシシ、シカを調理。“そば打ち名人”の副会長がそばを打ち、キジのつゆと辛つゆを用意した。シカの刺身、キジのお吸い物、イノシシ鍋もふるまった。
小林会長は、「最近はシカが増えて作物被害もあり、有害鳥獣駆除に協力している。猟期になり、無事故無違反、安全狩猟で楽しくやりたい」と話した。
猟友会は有害鳥獣駆除、広域のシカ狩り、カワウ駆除、カモシカの個体調整などに協力。クリーン作戦でごみ拾いもした。
今年は新たな取り組みで、上伊那広域捕獲隊を30人編成で結成し、箕輪町からは4人が登録。有害鳥獣被害が発生したときなどの広域的な応援体制を整えたほか、今後市町村と災害協定も結ぶ。 -
姫宮神社で新嘗祭
宮田村南割の姫宮神社で25日、厳かに新嘗(にいなめ)祭が行われた。氏子総代や村、商工会、関係6区の区長ら20人余が参列し、収穫を感謝し、来年の豊作を祈った。
拝殿前に集まった参加者は花畑宮司からお払いを受け、昇殿。氏子総代が手渡しで、野菜や穀類、果物など村の産物を供える「献さんの儀」を行った。
続いて、花畑宮司が感謝の祝詞を奉上、代表者が玉ぐしを奉てんした。
姫宮神社には日本武尊の后、宮簀(みやず)姫や、伊耶那岐(いざなぎ)命が合祀されている。 -
防犯活動の一環でパネル制作 橋爪まんぷさん
社会貢献を目的に活動する「満月の会」の会員で漫画家の橋爪まんぷさん=伊那市境南=が、年末年始の防犯啓発運動の一環として、漫画調の啓発パネルを制作した。このほど、市駅前ビルいなっせ1階エレベーター前に飾った。
年末特別警戒(11縲・1日)と「110番の日」(1月10日)の運動に併せた啓発パネル2枚で、それぞれ縦60センチ、横40センチほど。「年の暮れみんなでつくろう安心の街」との標語や警官が窃盗犯を追いかけている様子を描いている。
「いなっせ管理組合」の協力で啓発パネルを設置する橋爪さん(左) -
初冬の空に、四季桜さく
駒ケ根市の総合駒ケ根文化センター内すずらん公園に植えられた四季桜がちらほらと咲いている。
95年に5本植栽した約4メートルほどの若木。花は11月初旬から咲き始めた。
ほんのりピンクの一重の花は、透き通った初冬の空に映え、散歩の市民は「珍しいね、桜が咲いている」と見上げている。 -
清水富美さん 「染付のうつわ展」
軽井沢町の陶芸家清水富美さん(32)の個展「染付のうつわ展」は27日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている。コーヒーカップや茶碗などの日常使いの磁器、半磁器を展示販売している=写真。
同ホールでは2年ぶり3回目。唐草文や梅花文などの伝統的な絵柄のほか、「旅行」をテーマとした飛行機やヘリコプター、トランクなどのオリジナル絵柄がある。白地の磁器に青色の絵柄が鮮やかな作品が来場者の目を引いている。
清水さんは東京の短大で陶芸を学び96年、地元・軽井沢町に築窯。現在は、県内を中心に個展を開く。「染付けのジャンルの中でもち密な絵から肩の力を抜けるような絵までと、幅が広いところを見てほしい」と来場を呼びかけている。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。 -
小田切さん井月の木像奉納 ゆかりの清水庵に
漂泊の俳人井上井月の木像を制作した伊那市西春近の木彫家、小田切恵子さん(59)が24日、井月のゆかりの場所である同市手良の清水庵(小池隆禅庵主)に像を奉納した。呼びかけ人となった地元の「井月を偲ぶ会」や「清水庵保存会」の有志ら15人が集まり、奉納式を開いた。
小田切さんが作った像は、高さ65センチで楠(クスノキ)の丸太から彫り出した。風呂敷包を乗せた竹行李を担ぎ、杖をついて前屈みに歩く井月の姿は、俳人で医者の下島空谷の絵「井月の面影」を基に作ったという。
3年前、知人から「井月を彫って見ないか」と空谷の絵を渡され昨年12月から制作してきた。完成品は井月が詠んだ句額がある同庵にぜひ奉納したいとし、庵を保存する地元住民らに思いを伝え、安置してもらうことが決まった。
奉納式で小田切さんは「これからも井月さんがみなさんの中で大切にされることを期待する」とあいさつ。式に出席した俳人で信州井月会代表の春日愚良子さん(79)=同市美篶=は「没年120年目にして、やっと漂泊の俳人も安住する庵を見つけることができた」と話していた。
清水庵で奉納式を開いた関係者たち -
クリスマス飾りクラフト講座
駒ケ根市の中央商店街の加盟店などでつくる花いっぱい運動実行委員会は23日、クリスマス飾りクラフト講座を駒ケ根市中央のマルトシ旧店舗で開いた。市内の親子など約30人が参加し、群馬県のフラワー・アンド・グリーン・アドバイザー近藤まなみさんの指導でクリスマス用の飾りを作った。
参加者はモミの木やヒイラギの葉、ラグラスなど自然の素材を自由に使い、はさみで切ったりフラワーアレンジ用のオアシスに刺したりして立体的な作品作りに挑戦=写真。「ここにはこの葉を使ったらいいんじゃない」などと親子で楽しく話し合いながら、それぞれのセンスで個性的な飾りを仕上げていた。 -
みはらしファームで野沢菜まつり開催
伊那市西箕輪の農業公園「みはらしファーム」で24、25日、「野沢菜まつり」が開かれている。訪れた人たちは野沢菜や羽広かぶなどの収穫を、思い思いに楽しんでいる=写真。
消費者に直接畑で野沢菜や羽広かぶを収穫してもらおう竏窒ニいう取り組み。漬物を自宅でつくる地元住民などを中心に毎年多くの人でにぎわっている。
今年は野沢菜、羽広かぶをらしファーム近くの畑で育ててきた(各5アール)。施設スタッフによると、今年はかなり質が良いという。
夫婦で収穫に訪れた伊那市の春日美智子さん(60)は「毎年野沢菜を漬けてるが、今年は野沢菜まつりがあることを知ったので、初めて来た。こんなに素晴らしい菜は初めて。来年も来たい」と話していた。
25日は午前9時縲恁゚後3時。雨天決行。野沢菜は1キロ50円、羽広かぶは1キロ100円。収穫用の包丁、ひも、新聞紙などを持参する。会場では汁や漬物のサービスもしている。
また、25日午後1時からはみはらしファーム「漬物加工場」で野沢菜漬け講習会も開く。受講料300円。漬け込むたる、塩、野沢菜を持参する。受講希望者は事前に問い合わせる。
問い合わせはみはらしファーム公園事務所(TEL74・1807)へ。 -
伊那青年会議所が三峰川堤防にタカトオコヒガンザクラ7本を植樹
権兵衛トンネルから高遠までを桜でつなごう竏窒ニ、伊那青年会議所(斉藤明理事長)は24日、伊那市高遠町の三峰川大橋上流の左岸約60メートルに、タカトオコヒガンザクラの苗木7本を植樹した=写真。市、市民団体の関係者や、一般なども含め約30人が参加。桜がまちを彩る時に思いをはせながら、木の根元に土をかけた。
植樹は40周年記念事業の一環。昨年開催した市民参加で開いたワークショップ「つぶやきを形に」で、権兵衛トンネルから高遠城址までを桜でつなぐ「桜街道」の提案があった。その実現すべく今回、そのルートの一部に当たる三峰川左岸にタカトオコヒガンザクラの植樹を計画。植樹する苗木は市から提供を受けた。
斉藤理事長は「桜街道の一歩として、高遠、伊那市が発展することを願いたい」と語った。
このほかにも、先月は7月豪雨で被害を受けた箕輪町北島の天竜右岸にコヒガンザクラ6本を植樹。40周年記念事業はこれですべて完了とる。 -
桜のある風景修景事業で勝間のしだれ桜横ガードレールを木製ガードレールに
美しい桜のある風景を取り戻そう竏窒ニ「日本一の桜の里づくり」事業に取り組む伊那市は本年度、高遠町の勝間薬師堂にある「勝間のしだれ桜」前に設置されている鉄製の白いガードレールを、木製ガードレールに取り替える。取り組みは「桜のある風景」修景事業の一環で、この地に合った桜の風景を形成していこうという試み。今年度中に木製ガードレールへの取り替えを完了し、来年の桜の時期には間に合わせたいとしている。
高遠城址公園の高遠コヒガンザクラから1週間ほど遅れて見ごろを迎える勝間のしだれ桜は、山際の高台にある。桜の時期には、樹齢300年以上と言われる大ぶりな枝が見事な花を咲かせることから注目を集めており、近年は訪れる観光客、アマチュアカメラマンなども多い。
桜は北東の国道152号から望むこともできるが、手前に設置された鉄製の白いガードレールが風景の中に入り込み、写真を撮影する時にも邪魔になるため「どうにかならないか」などという声が出ていた。
そこで今回、周辺の景観に合った木製ガードレールへの取り替えを計画。県の地域発元気づくり支援金の採択を受けた。
取り替えるガードレールは国道152号から見える約120メートル。すでに地元住民の合意は得ており、現在この地に合った木製ガードレールの形態を検討している。
また「桜のある風景」修景事業は5カ年計画で、今後も市内各地で修景作業を行っていく。
現在勝間のしだれ桜前に設置されている白いガードレール -
伊那接客業者防犯協会 飲酒運転防止チラシ制作
伊那市の伊那接客業者防犯協会(鈴木一比古会長)はこのほど、本年9月から新たに施行された道路交通法に伴い、飲酒運転の防止を呼びかけるチラシを制作した。加盟する飲食店や旅館など約600店に配布し、店内に張ってもらう考えだ。
改正道路交通法により、飲酒運転及びこれを助長する行為に対する罰則が強化された。チラシは飲酒運転をする恐れのある人に酒類を与えない竏窒ニの内容で、社会貢献を目的とした「満月の会」の漫画家、橋爪まんぷさん=同市境南=が描いた。
酒類提供による飲酒運転ほう助行為の罰則は、酒酔い運転の場合、3年以下の懲役又は50万円以下の罰金となる。同協会事務局は「まだまだ認識していない店主も多い」とし、「忘年会シーズンを前に、飲酒運転根絶の意識を高めていきたい」と話している。
飲酒運転根絶を呼びかける鈴木会長 -
ベルシャイン伊那店など AED設置
ニシザワ(本社・伊那市、荒木康雄社長)は22日、同市日影のベルシャイン伊那店に自動体外式除細動器(AED)を設置し、同駒ヶ根店、伊北店、諏訪インター店の4店舗への整備を終えた。同社は「一人でも多くの人の救命に役立てば」としている。
AEDは、心室細動の正常化のため電気的除細動を施すための機器で1階サービスカウンターに設置、併せて売り場社員約20人が取り扱い方法を学習。「迅速な対応が救命率につながる」など参加者たちはメモを取るなどしながら、設置業者や講習用ビデオの説明を注意深く聴いた。
同社では来月、消防署員による救急救命講習を受講する予定だ。
AEDの取り扱い方法を説明する設置業者 -
AG「ミヤマ」で天野惣平さん個展
伊那市高遠町芝平の造形作家、天野惣平さん(54)の作品展は27日まで、同市旭町のアートギャラリー「ミヤマ」で開いている。銅版画を使った大型オブジェなど新作7点を出品。同ギャラリーでは前回に続き13回目の個展となる。入場無料。
メーン作品は、紙に印刷した銅版画を張りつけた、細長い発砲スチロール60メートル分をらせん状にして飾った。大きさは長さ2メートル20センチ、幅32センチ、高さ22センチ。さまざまな角度から異なる表情を見せる立体作品が来場者を楽しませている。
「頭の中で考えていることが実際、どんな形になるかを見たくて作った」と天野さん。作品には名前をつけず、来場者が自由な視点で、新鮮な気持ちで受けとってもらえるよう心がけているという。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後5時)。
メーンの立体作品 -
中坪の歩み研究会が地元、六道原の歴史についてまとめた紙芝居「六道原物語」が完成
伊那市手良中坪の地域住民らでつくるの「中坪歩み研究会」(山岸久男会長)はこのほど、手良地区、美篶地区の境にある六道原の歴史についてまとめた紙芝居「六道原物語」を完成した。六道原、中坪原、二つの呼ばれ方をする同地域のゆえんや、江戸時代は徳川の天下領だった手良地区の昔について語っており、山岸会長は「今は年をとった人でも昔の歴史は知らないことが多い。紙芝居を通して地域の人たちに伝えていければ」と完成の喜びを語る。
同委員会は、地域の歴史や情報を地域住民に伝えることを目的に10年ほど前から活動しており、その一環として地域の情報を掲載した広報紙『中坪の歩み』を月1回ずつ発行するなどといったことに取り組んでいる。
過去には同地区にある清水庵を取り上げた紙芝居「清水庵物語」を製作したこともあったが、しばらく紙芝居制作は途絶えていた。そんな中、2年ほど前から今回紙芝居制作を開始。これまで広報紙の中で取り上げてきた六道原の歴史などを踏まえながらストーリーを構成し、5年ぶりの復活となった。
紙芝居は全12場面で構成。孫の太郎が以前から疑問に思っていた六道原についておじいさんに尋ねる会話を通じて、六道原の歴史を振り返る物語で、現在美篶区に属する六道原はもともと畑地だったこと、それが46年ほど前に水田に基盤整備され、手良地区がその一部を買い取ったことで「中坪原」と呼ばれるようになったこと、各地に大きな被害を与えた三六災害が、その新たな水田を潤したことなどを紹介しており、最後「こんなに美しい手良を大切にしていってほしい」とおじいさんが太郎に語り、幕を閉じる。
絵は同委員会の委員で現在箕輪工業高校の美術教師である向山恵一さんが担当。登場人物の声は委員やボランティアが練習を重ね、23日には同地区で開かれた集落営農祭でその紙芝居を初披露。
大人も子どもも真剣に見入り、これまで身近でありながら知らなかった地域の歴史に関心していた。 -
手良中坪地区で集落営農祭り開催
今年採れたばかりの農産物で作った料理が並ぶ「集落営農祭り」が伊那市手良区の中坪公民館であった。地域住民ら約120人が集まり、新そばや新米で作った五平もち、収穫したばかりの農産物でつくったちゃんこ鍋を楽しんだ。
同イベントは収穫したばかり農産物を使った料理を地元の人たちに楽しんでもらおう竏窒ニ、中坪地区の集落営農実践委員会が毎年開催しているもので、例年手良地区全体から住民が集まる。
今年もテーブルの上には地元農産物で作った料理がずらりと並んだほか、この地域で昔から食べられてきた郷土料理「ちゃんこ鍋」も振る舞われ、訪れた地域住民を楽ませた。
また、今年は中坪の歩み研究会(山岸久男会長)による紙芝居「六道原物語」の披露もあり、訪れた人たちを楽しませていた。 -
研修のインドネシア青年送別会
開発途上国の将来を担う青年を日本に招いて研修や交流を行うJICA(国際協力機構)青年技術研修事業で駒ケ根市を訪れていたインドネシアの青年18人が18日間の研修を終えた。受け入れの窓口となった駒ケ根青年会議所(北原和明理事長)が中心となって20日夜、心づくしの送別会を市内のアイ・パルいなんで開いた。北原理事長は「もっと交流したかったが仕方がない。次は私たちがインドネシアに行って再会したい」とあいさつ。代表の医師フェリー・アドリアンさんは「大変世話になった。駒ケ根でのさまざまな経験を国に持ち帰り、地域医療の発展に役立てたい。別れてもこの友情はきっと続く」と滞在中のもてなしに感謝を述べた。青年らはきらびやかな民俗衣装を着て登場し、記念写真を撮るなどして名残を惜しんでいた=写真。
青年らは医師、薬剤師、看護師など、保健医療に携わる専門家。研修では県看護大、特別養護老人ホーム観成園、市の施設や業務などを視察したほか、中沢小学校の児童との交流も楽しんだ。 -
箕輪町の赤羽稔章さん
台北国際書法展で入賞箕輪町松島の赤羽稔章さん(74)が、中国台湾であった日本書道協会主催の2007年台北国際書法展で、国際芸術奨励賞を受賞した。
2年に1回開く書の国際行事「第12回日華書道交流研修会」(10月25日縲・9日、台北・国立国父紀念館)と同時開催した展覧会。中国書法学会などが後援。
展覧会には500点を超える作品が集まり、赤羽さんは2回目の出品。秋のきれいな湖水に舟を浮かべてきれいな水、紅葉、流れる雲を見ているという内容の漢詩の七言句を書いた。
元中学校の国語教諭で授業やクラブで習字の指導をしていたが、本格的に書の勉強を始めたのは70歳を過ぎてから。1作品仕上げるのに100枚近く書くが、なかなか納得のいく作品は書けないという。
9月末に入賞報告があり、先日、表彰状と作品が自宅に届いた。「いくら書いてもうまくならないから、よく賞が取れたなとびっくりしたけど、これからの励みになる」と喜んでいる。 -
花ろまん29、冬薔薇(ふゆそうび)
枝の先端に1輪残った薔薇(ばら)、冬薔薇(ふゆそうび)は生と滅びの象徴。16世紀のフランスのバラの詩人、ピエール・ド・ロンサールは「あはれ、見よ、かくも疾く、恋びとよ、はやここに、散れし、ああ、花薔薇!、げに、心なき自然、美しき この花の命はも、いちにちか」。冬薔薇、今日紅に咲いたとて、明日は花を散らす木枯らしが吹く。、つぼみを落す雪も降る。「心なき自然よ」。寒さに震えつつ、精いっぱい、最後の力を振り絞って咲く、冬薔薇、愛おしさ、ひとしお、最後の花を咲かせる伊那市高遠のしんわの丘ローズガーデンと、初冬の庭のかわいらしいオーナメント、ローズヒップ(バラの実)が魅力の中川村の平宮一恵さん、駒ケ根市の中城澄子さんのガーデンを訪問した(大口国江)
##(中見出し)
「冬は一生懸命咲く花を見に来て」
高遠しんわの丘ローズガーデン
108種類4380本が互いに競い合って、咲き誇った夏の日:。今、再び、初冬の庭に訪れれば、見る人とてなく、振興公社の職員が黙々と冬の準備をしていた。4季咲きの大輪は最後の花を咲かせ、中小輪の修景バラは月末ころまで楽しめそうだ。
振興公社の矢沢雄一さんは夏は白、秋になるとピンクに変わるアスピリンローズの手入れをしながら「夏は元気な花を、秋は花の色の変化を、冬薔薇は一生懸命咲く姿を見に来て」と話していた。
」
##(中見出し)
「ローズヒップは庭のオーナメント」中川村平宮一恵さん
冬枯れの庭に、灯りを点したようなバラの赤い実が見える。平宮さんは今年は夏咲いた修景バラの花を実らせた。
「夏の実は大きく、色づきもいい。今月末には切り取り、クリスマスリースのオーナメントに使いたい」。
「秋、冬のバラは香と色を凝縮し、人を引き寄せる」駒ケ根市、中城澄子さん
百種類150本のバラで華やかに彩られた夏のガーデン。今は20種類の花、赤やオレンジ、扁平なもの、長細いものなど様々なローズヒップが存在をアピールする。
「夏の大輪の花もいいが、ひとひら、ひとひら、ゆっくりと咲く、冬の花はもっとすてき。ローズヒップも1つ1つ特徴があって、見て楽しい」。 -
親山海クラブ
ワサビ収穫に向け作業山と海の幸を楽しむ仲間でつくる「親山海クラブ」(30人、伯耆原尊理事長)が、箕輪町内のワサビ畑で初の収穫に向け作業に精を出している。
放置されていたワサビ畑30アールを借り、栽培を始めて3年目。会員皆が栽培経験がなく、草取りや畝立てなど畑作りから始まり、育て方を調べて手探りで取り組んできた。毎年収穫できるように年ごとに実生苗を植え付けてあり、4月から10月までは水の流れの調節、草取り、水苔取りをしてきた。ワサビは3年目で収穫できるため、今年待望の収穫を迎える。
今月16日から本格的に作業を始め、畑に積もった落ち葉の片付けに追われている。正月用に12月に少し収穫し、年明けに残りを収穫。4月までに実生苗も植え付けるという。
会員向けに楽しみに育てているが、今年から委託を受け萱野高原の信州かやの山荘を管理していることから、「萱野のお客さんにワサビをお土産に持たせてやりたい」と収穫に期待を寄せている。 -
ホームズ彗星満月大に 天文ボラ野口さん確認
伊那天文ボランティアサークル代表の野口輝雄さん=伊那市西箕輪=が、国立天文台の予想通り、大増光したホームズ彗星が満月大まで大きくなっているのを望遠鏡などを使って確認した。
ホームズ彗星は10月23日(世界時)、約17等の明るさで観測されたが24日午後10時12分(日本時)には約3・5等に増光。何らかの原因で、一時的に通常よりも大量のガスやちりを吹き出して光を増した。
同彗星は、放出された物質が拡散され、太陽光の反射で輝く様子が日に日に大きく見えている。野口さんは3日から彗星の写真撮影を続けていて、17日の彗星と、同じカメラ、望遠鏡を使い(拡大率同じ)撮影した18日の月の大きさを比較して見て、分かったという。
彗星は現在、北東のペルセウス座のα星のそばに位置。今後はだんだんと暗くなり、遠ざかって見えなくなっていくという。野口さんは「彗星が一気に明るくなるなんて、今まで見たことがない。貴重な体験となった」と話している。
満月大まで大きくなったホームズ彗星(17日・(右))と上弦の月(18日・(左))=野口さん撮影 -
「イルミネーションフェスタ☆みのわ」12月1日から
箕輪町の中心商店街を電飾で彩る「イルミネーションフェスタ☆みのわ」が12月1日から始まる。2年目の今年は、『地球と生命PARTII「天竜川伝説・水と命」』をテーマにしたイルミネーションを展示する。中心市街地活性化に取り組む「みのわTMOネットワーク2004」、箕輪町商工会の主催。
会期は12月1日から08年1月26日まで。点灯時間午後5時縲・0時。場所は町道6号線、センターパークまつしまを中心に伊那松島駅前、駅前通り、国道153号線沿道、木ノ下駅前。
12月1日午後4時半からセンターパークまつしまで点灯式。イルミネーションは太陽、銀河、諏訪湖と山々、暴れ天竜を泳ぐ恐竜親子、光と風、砂浜のアカウミガメと卵、山の自然と動物などを演出する。
歩行者天国は1日午後4時縲・時、センターパークまつしま、町道6号線。豚の丸焼きショーは午後4時から無料試食会(先着500人)。スモークサーモン販売、ながた温泉の足湯、提供する品と並んでいる好きな品と交換できる物々交換市(食品除く)、大ボウリング大会は午後4時から道路をボウリング場にし、倒したピンの数だけ賞品がもらえる(先着500人)。チャレンジショップは飲料、焼きそば、焼いも、イルミフェスタ限定ケーキ、饅頭、団子、おもちゃなど販売。
期間中、「ギャラリー月の光」で1月20日まで住民の作品展示。会場は雑貨店ぷち・らぱん隣りの「ぷち・らぱん どぅ」。12月25日まで子どもが描いたイルミネーションの絵を募集し「月の光」に展示する。用紙、画材は自由、応募はぷち・らぱんへ。応募者にプレゼントがある。
チャレンジショップ「キ・ラ・ラ」として1月19日までの毎週金、土曜日にセンターパークまつしまで店も開く。時間は午後5時縲・0時。買い物をすると5千円の商品券が当たる応募用紙を渡す。抽選は最終日にある。 -
戸草ダム建設予定地視察 高遠町、長谷の対策協
伊那市三峰川総合開発事業対策協議会の高遠町、長谷の両地域対策協議会は21日、三峰川上流に設ける戸草ダム建設予定地などを現地視察した。協議会委員ら約50人が集まり、事業に取り組む国土交通省三峰川総合開発工事事務所(長谷)の説明で計画の概要などを確認した。
伊那市三峰川総合開発事業対策協議会の地域対策協議会として11月上旬に発足した高遠町地域対策協議会の企画。本格着手が遅れている戸草ダムに対し、委員の関心を高めるため長谷地域協議会と合同で現地視察した。
三峰川総合開発工事事務所は、工事が遅れている現状などを報告。03年度の事業評価監視委員会で戸草ダム建設は今後、「天竜川流域委員会」の審議結果を踏まえて対応することになっている竏窒ネどと説明した。
戸草ダム建設予定地を視察する委員ら -
宮田村でえびす講青空市
宮田村商工会、仲町商栄会は18日、えびす講青空市を津島神社境内で開いた。朝からあいにくの雨模様となったが、73年ぶりの大改修が成ったばかりの社殿の前には五平もちやおやき、フランクフルトなどの屋台が立ち並び、バナナ・ミカンの叩き売りや宝投げなどが行われて、訪れた家族連れなどで終日にぎわった。
呼び物の宝投げには約100人が詰め掛けた。威勢の良い掛け声とともにもちや景品引き換え券などがばら撒かれると、待ち構えた人たちは争うようにして取り合っていた=写真。
会場ではお札くじ引きやポイントシールの交換会なども行われたほか、豚汁やわたあめなどが無料で振る舞われた。 -
父と子の冒険隊すいとん作り
飯島町の飯島町中央公民館が5月に開講した「父と子の冒険隊」は18日、第4回講座を町文化館で開いた。父子20人が参加し、初めてのすいとんとサツマイモのサラダ作りに挑戦した。参加した父親らはエプロン姿もりりしく、意外にも慣れた手つきで要領よく調理にかかった。子どもたちは普段あまり見たことのない父親の姿にびっくりしたり感心したりしながら、一緒に作業を楽しんだ。=写真。
12月16日の第5回講座では、母親へのクリスマス・プレゼントにしよう竏窒ニピザを作ることにしている。 -
西箕輪南部保育園の園児らが秋の味覚、サンマの炭火焼きを味わう
秋の味覚を炭火で味わおう竏窒ニ伊那市の西箕輪南部保育園(塚本晶子園長)の園児らが19日、サンマの炭火焼きを味わった。
旬の食材を知り、骨のある魚のほぐし方、食べ方を身につけてもらうことを目的とした今回のイベントでは、炭火焼の様子や香りなどを実際に体験しよう竏窒ニ、園庭での炭火焼を企画。この日のために園児の保護者が用意したU字型の炭火焼き器を用い、園児らは網の上で焼かれていくサンマの様子を見学=写真。香ばしい香りが漂い始めると「ぱちぱち音がする」「いいにおいがする」と歓声を挙げた。
衛生面への配慮から、炭火で焼いたサンマは一口ずつしか食べられなかったが、給食には調理室で焼いたサンマが並び、はしで骨を取り除きながら旬の味を楽しんだ。
塚本園長は「旬の食材のおいしい食べ方を見て、ひと味ずつ味わう中で『おいしいね』と感じてもらえれば」と話していた。