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まなびピア箕輪2007
図書館まつり始まる箕輪町の生涯学習フェスティバルまなびピア箕輪2007のイベントの一つ、町図書館主催の「図書館まつり」が16日始まり、リサイクル本プレゼントに多くの町民が訪れている。
リサイクル本プレゼントは、保管期限の切れた雑誌をはじめ絵本、児童書、推理小説などがある。今回はプレゼント冊数に制限がなく、訪れた人は趣味の雑誌の本や子どもの絵本などを真剣に選び、抱えるようにして持ち帰った。
21日までのまつり期間中は、「ちびっこ集まれ図書館クイズ」もある。クイズに答えた子どもにお土産がある。「図書館まつり・おはなしのへや」は21日午前10時から松島コミュニティセンター。大型絵本、腹話術、カーテンシアター、楽しいマジックなど。入場無料。駐車場は役場駐車場を利用。下足袋を持参する。 -
おひさまクラブ 秋の油彩画展
伊那市を中心とした油絵愛好者でつくる「おひさまクラブ」(17人)の油絵展は19日まで、同市中央区の中部電力伊那営業所ギャラリーで開いている。メンバー9人が一人1、2点の計19点を出品している=写真。入場無料。
会社員や主婦、定年退職者などの30縲・0代の幅広い年代のメンバーが集まり、中央アルプスの西駒ケ岳やバラ、ツバキの花などを描いている。それぞれが風景や人物、静物などの題材を目の前に感じたままをキャンバスに向かって表現している。
おひさまクラブは、市駅前ビルいなっせで開いていた油絵教室の卒業生らが集まり、04年に発足。造形画家の碓井伍一さん=伊那市山寺区=を講師に、月2回の教室で学んでいる。同ギャラリーでの展示は、今回で5回目となる。
平沢孝一会長(64)=同市西春近=は「それぞれが自由な表現でやっているので、楽しみながら描いている。自分でも描いてみたいなと、少しでも思ってもらえるとうれしい」と来場を呼びかけている。
午前8時30分縲恁゚後5時10分。 -
戸草ダム建設 事業促進を三峰川総合開発事業対策協議会が要望へ
伊那市三峰川総合開発事業対策協議会(会長・小坂樫男伊那市長)は近々、1988年の事業建設着手から本格着手が遅れている戸草ダム建設事業の促進を望む要望書を、事業に取り組む国土交通省三峰川総合開発工事事務所などに提出することを決めた。17日、協議会の市議会や区長会ら15人が提出する内容を確認した。
要望書によると、同ダム建設事業を含む三峰川総合開発事業の一つで、事業を先行していた美和ダム再開発事業が一通り完了したとし、「水源地域住民らの悲願であった本格的着手」を願う内容。具体的に、戸草ダム建設を国が策定する天竜川河川整備基本方針及び河川整備計画へ位置付けること、ダム周辺環境整備構想を具体化すること竏窒ネどを上げている。
また、同協議会では、01年、元県知事の「脱ダム宣言」に伴い戸草ダム建設の利水事業を撤退した県に対し、事業の復活を呼びかけていくことも決めた。
市三峰川総合開発事業対策協議会は戸草ダム建設などにかかわる問題を国と地域が協議し、事業を円滑に進める。協議会はこれまで、旧高遠町と長谷村にそれぞれあり、新市誕生を契機に本年3月、新たに構成。ダム建設事業の促進についての要望は旧長谷村時代から話し合われてきていた。 -
地域に育まれた名木たちに光を、郷土研究会が本出版
宮田村の宮田郷土研究会(小田切須賀雄会長、28人)は5年の歳月をかけて調査した村内の古木、名木を本にまとめ、11月初旬に「くらしの中で育つみやだの古木・名木」を発刊する。写真や絵図をふんだんに用いて、149本の木の歴史的ないわれ、由来なども掲載。長い年月による環境変化にも耐えて現存する名木を後世に伝える貴重な資料となりそうだ。
同研究会が古木、名木の調査に着手したのは2003年。
地区ごとに責任者を決めて全員で村内をめぐり、出会った木は200本以上にのぼる。
その中から樹齢140年を超える古木や直径2・5メートル以上の巨木、珍しい種類や歴史的意義のある名木の149本に厳選した。
樹齢450年の北割区のカヤの木をはじめ、姫宮神社のサワラ、上の宮のクリなど、地域や住民とともに育まれた名木たち。
その一本一本を実地調査により培った見聞で文章にまとめ、誰にでも分かりやすい内容に仕上げた。
同様の古木の調査書は近隣では伊那市や飯島町、辰野町で発刊済みだが、各自治体の教育委員会が中心になり刊行する例が大半。
同研究会の本は村の補助を受けてはいるが、全て自主的な独自調査によるもの。地域や暮らしとの関係から見つめたあたたかな視点が、内容を奥深いものにしている。
カラー刷り70ページで予定価格は2千円。村教委で販売取り扱いを予定している。 -
コカリナコンサート ながた自然公園で野外演奏
箕輪町のながた自然公園で14日、「みのわ森のコンサート縲怎Rカリナといっしょに縲怐vが開かれた。野外特設ステージで、県内外のコカリナサークルやプロのコカリナ奏者、黒坂黒太郎さんの演奏を繰り広げ、集まった約150人をその音色で魅了した=写真。
06年、箕輪北小学校の新体育館建設のため伐採されたメタセコイアの木で、当時の5年1組(現6年1組)の児童が「自分たちを見守り続けてくれた樹をよみがえらせたい」とコカリナを作り、新体育館しゅん工式で音色を披露。その想いを次代につなげるため有志で実行委員会を組織し、コンサートを開いた。KOA森林塾など協賛。伊那毎日新聞社など後援。
伊那市や飯田市、愛知県豊橋市から7サークルが参加し、長さ8センチの木の円筒に6個の指穴が開いたコカリナのほか、電子ピアノやギターなどを使って「カッコー」や「旅愁」などを披露。黒坂さんは歌とオートハープの矢口周美さんとともに約10曲を演奏し、野外ステージを盛り上げた。 -
独特の辛つゆで舌鼓 にぎやか「行者そば祭り」
伊那市の荒井区は14日、内の萱スポーツ公園で「第21回行者そば祭り」を開いた。訪れた県内外の多くの家族客らは、こだわりの手打ちそばに舌鼓を打った=写真。
「伊那市そば打ち名人会」や区民が地元のそば粉で作った2千食を用意。大釜で休むことなくそばをゆで、調理や受付など総勢100人以上のスタッフでもてなした。来場者は、焼きみそと大根おろしを混ぜた独特の「辛つゆ」でのどごしを味わった。
行者そばは、1300年の昔、駒ケ岳へ修行に向かう行者の役小角(えんのおずぬ)が、内の萱で一夜のもてなしを受け、その礼に置いていったそばの種を育ててきた竏窒ニ今に伝わる。 -
伊那谷断層帯の評価の改訂版を公表
地震調査研究推進本部は15日、一部改訂した伊那谷断層帯の評価を公表した。前回評価に比べ、平均活動間隔は約3千縲・万年から約5200縲・400年と幅が狭まった。今後、30年以内の地震発生確率は断層帯主部がほぼ0縲・%からほぼ0%とした。
評価についての地元説明会は22日午後1時半から、伊那合同庁舎で開く。
伊那谷断層帯の長期評価は02年7月に公表。05年度に文部科学省から委託を受け、産業技術総合研究所が補完調査し、一部を見直した。
断層は、これまでの「境界断層」と「前縁断層」を1つの活動区間とした「断層帯主部」に加え、新たな起震断層に「断層帯南東部」を設けた。
断層帯主部は辰野町縲怏コ伊那郡平谷村の延長79キロ。断層帯南東部は飯田市縲怏コ伊那郡売木村の32キロ。いずれも北北東縲恣・・シ方向に延びる。
断層帯主部で予想される地震規模はマグニチュード8・0程度。前回の評価と変わりなかった。最新活動時期は14世紀以後縲・8世紀以前と推定。マグニチュード8クラスの地震が発生したと判断できる記録は知られておらず、この時期に活動しなかった区間が一部残っている可能性は否定できない。マグニチュード8程度より小さな地震が発生する可能性はある。 -
南箕輪村消防団秋季演習
南箕輪村消防団(宮島忠夫団長)の秋季演習が14日、大芝公園陸上競技場であった。5分団120人の団員が集まり、日ごろの訓練を確認するとともに、団結を強めた=写真。
南箕輪村消防団では技術の高揚を図りながら団員相互の結束を強めることを目的として全体演習を春と秋に行っている。
宮島団長は「全体で集まるのは年に2回しかない。一層真剣に取り組んでほしい」とあいさつ。
その後、部隊訓練や規律訓練を展開。また、今回は普段の訓練を応用した特別訓練を実施。操法や救護を応用した競技やラッパの曲当てなどといったゲーム方式の訓練を中隊ごとに行い、これまでに習得した動作などを確認した。 -
新しいざんざ節の曲名「ダンシングNewザンザ」に決定
第24回南アルプスふるさと祭りが14日、伊那市の長谷総合グラウンドであり、若者向けに考案した新しいざんざ節の曲名が「ダンシングNewザンザ」に決定したことを発表した。発表に合わせて、振り付けを担当した境じゅんこさん(長野市)の率いるダンスグループが新しい踊りを披露。訪れた人の目を楽しませた。
ふるさと祭り検討委員会では、若い人でも踊りアップテンポなざんざ節を竏窒ニ昨年2月から検討を重ねていたが、今年8月、その新しい振り付けを完成させ、曲名は一般から公募していた。28通の応募が寄せられたが、市内に住む宮下三律雄さんが考案した「ダンシングNewザンザ」を新しい曲のイメージにも合っているという理由で新たな振り付けの曲名に選んだ。
また、会場では現在学校で新しい振り付けを練習しているという長谷小学校の3年生も舞台の下で踊りを披露。来場者を驚かせた。
児童らは「難しいけど楽しい」と話していた。 -
みはらしトレッキングin羽広遊歩道が開催
羽広遊歩道を歩いてみよう竏窒ニ、伊那市西箕輪の農業公園「みはらしファーム」で14日、「みはらしトレッキングin羽広遊歩道」があった。家族連れなど約50人が集り、トレッキングを楽しみながら、秋の自然を満喫した=写真。
ファーム周辺にある羽広遊歩道は以前からある道だが、現在はあまり使われていないため、これをもっと活用していこう竏窒ニ、今回のイベントを企画。道中のインストラクターには西箕輪公民館長の城取茂美さんと伊那東小学校教諭で水生昆虫や野草などに詳しい野口輝雄さんを迎えた。
城取さんは「養蚕が盛んな時代は羽広地区も栄えていたが、養蚕の衰退とともに衰えた」と説明。また、農閑期には米を馬に積み、権兵衛峠を越えて木曽の方まで売りに行った当時の生活について語り、参加者も話に聞き入っていた。
トレッキングは24日にも開催する。雨天決行。参加費は小学生以上が一人2千円、小学生未満無料(ただし弁当、土産などはつかない)。
申し込み・問い合わせはみはらしファーム公園事務所(TEL74・1807)へ。 -
第58回南信医学会
第58回南信医学会(神山公秀会長)が13日、伊那市狐島のJA上伊那本所であった。会員発表のほか、県衛生部の渡辺庸子部長(=写真)による特別講演があり、南信地区医療の諸問題を中心として長野県医療の現状と将来について考えた。
同学会は南信地区にある5つの医師会で構成し、毎年各地区の持ち回りで開催している。上伊那医師会が担当となった今年は、医師不足が深刻となっている地域医療問題について理解を深めるため、県衛生部の渡辺部長による特別講演を企画。約60人が集まった。
渡辺部長は、現在の医師不足は急に浮上した問題ではなく、前々から内在していたことを説明。従来は町部の中核病院には一定の医師が確保されていたため、大きな問題にはなってこなかったが、現在はこうした病院でも医師確保が難しくなってきており、地域医療が崩壊しつつあることを示した。
また、深刻な問題となっている産科医の不足については、上伊那では診療所で分娩を扱っている病院が一つもないことから、「(病院と病院が連携する)「病病連携」を考えていかなかればならない状態」と指摘。また、院内助産院や助産師外来については「基本的に産科医がいなければ設置できず、産科医が一人しかいない状況で設置するのも難しい」と語り、医師と助産師の思いが合致したところから取り組みを促進していく考えであることを示した。 -
暴力・交通事故のない伊那市へ 市民安全大会
伊那市などは13日、「暴力追放・交通安全伊那市民安全大会」を中央区の市民会館で開いた。市消防団や市交通安全協会連合会などから約800人が参加し、暴力や交通事故のない、平和で住みよい社会を築く竏窒ニ大会宣言し、市内パレードをして啓発した=写真。
市民安全大会では、啓発アトラクションがあり、市安協連合会女性部の健康体操の実演や、市防協女性部の「借金の肩代わり返済」と題した寸劇を披露。そのほか、県暴力追放県民センター、伊那署交通課による講話があった。
パレードは、800人が参加し、「暴力に屈せぬ勇気、強い意思」「メールひと文字事故一生」などのプラカードを掲げて、消防団ラッパ隊を先頭に市民会館縲廱R伊那市駅までの1キロ余りを歩いた。 -
伊那青年会議所40周年記念公開例会で住民主役のまちづくり、協働のまちづくりについて考える
伊那青年会議所は12日夜、40周年記念事業公開例会を伊那市の生涯学習センターで開いた。「地域の未来は自分たちの手で創る」をテーマに、基調講演やパネルディスカッションを展開。約200人が集まり、住民主役のまちづくりや住民と行政との協働について考えた。
伊那青年会議所では過去3年にわたり、経営を通じたまちづくりについて考えてきたが、地域を良くしていくには住民の主体性が重要ではないかとの思いから、今回このテーマを選んだ。
基調講演では、岩手県滝沢村の前村長・柳村純一氏が、滝沢村における改革とその後の変化について講演=写真。
以前の滝沢村役場は、組織の使命が明確化されない中、無駄な残業、組織の壁、なんとなく仕事をやるといった状況にあったが、柳村氏は「行政は経営、住民は顧客」というポリシーに基づく役場内部の改革に着手。情報公開制度、行政経営理念制度、管理職員投票制度などを導入し、住民との協働でも、職員も率先して各地域の作業に参加させるなど、職員、住民とも「自分たちのことは自分たちでやる」と認識して取り組んでいくことの重要性を指摘。また、組織の改革を考えていくうえでは、肩書き、年齢などにこだわらず、自由に議論し合える環境を作り、まずは実行に移すことが重要であることを示した。
柳村さんは「“住民のための組織”という認識を同じにする中で、今やるべきこと、やれることを率先してやれるようになってきた。組織は明確に使命を共有すれば変わっていく」と語った。 -
かんてんぱぱホールで陶と織展
自然素材でつくる陶と織の作品展「陶と織展縲恟H色に囲まれてII」が21日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。天然の素材が持つ温かな風合いの湯のみや皿、スカーフや着物など約400点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
秋色をテーマとした陶と織の作品を一堂に集めた作品展で3年目。陶芸の湯沢千春さん(駒ケ根市)、草木染めの大熊純子さん(飯田市)に加え、今年は蚕糸から紡ぐ着物などを手がける米山妙子さん(飯島町)も作品を出展している。
それぞれが使用している土、釉薬、染料などはすべて天然の素材を原料としたものを使用。女性ならではのこまやかな手仕事で素材の柔らかさ、温かな色彩を十分に引き出した作品も多い。
湯沢さんは「すべて手づくりの仕事。触れてみて分かる味わいもあるので、ぜひ作品を手にとって楽しんでほしい」と話していた。
入場無料。午前10時縲恁゚後5時(最終日は午後3時まで)。 -
かんてんぱぱホールで小松華功作陶展
辰野町出身の作陶家・小松華功さん(57)=京都市=による「京都蕗窯 作陶展」が18日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。日常食器から懐石・割烹食器まで約120点が、訪れた人の目を楽しませている。
小松さんは京都で修行を積み、現在は京都広河原の工房を拠点として作陶活動を続けている。京都、東京、大阪、名古屋などの都市圏を中心として個展を開催してきたが、昨年、地元の辰野町で個展を開催。今回上伊那で2度目の個展を開くこととなった。
今回は地元である辰野や伊那の土で作った作品も並んでいるほか、京都迎賓館庭園に設置されている直径1メートル40センチもある大皿「桜絵大皿」の兄弟皿も展示している。
小松さんは「作品に共感し、見てくれる人がいるのが最も嬉しい。ぜひ多くの方に見ていただければ」と話していた。
入場無料。午前10時縲恁゚後5時(最終日は午後3時まで)。また、20日から22日には辰野町のたつのパークセンターふれあいでも作品展を開く。時間は午前10時縲恁゚後5時(最終日は午後3時まで)。 -
長谷黒河内で子どもみこし復活
まつり行事を復活し、地域の元気を取り戻そう竏窒ニ伊那市長谷黒河内地区で13日、同地区にある「八幡社」の祭りに合わせて30年以上行われていなかった子どもみこしが復活した。地区内の保育園児から小学生まで約10人が参加。昔ながらのたるみこしを担ぎながら「わっしょい」と元気の良い掛け声を出し、地域住民を楽しませた=写真。
黒川内は70戸ほどの小さな集落。一昔前までは地区の神社「八幡社」の祭りに合わせて祭り行事を行っていたが、過疎化、少子化の影響や合併前の旧長谷村で村内全体を対象とした大きな祭りをするようになったことなどもあり、祭り行事は次第に行われなくなっていた。
しかし今回同地区では、地域活性化を目的として子どもみこしと宵の祭り演芸を復活。子どもみこしが地区内3つの集落を順番に訪れると、地域住民も笑顔を見せ、活気があふれた。
市ノ羽晧区長(64)は「地域は過疎化で大変だと言われるが、それで元気を失ってしまうのではなく、元気な地域を作っていきたい」と話していた。 -
高遠町女団連30周年記念式典
伊那市の高遠町女性団体連絡協議会の発足30周年記念式典が13日、町総合福祉センター「やますそ」であった。女団連を構成する12団体、歴代会長ら約200人が集まり、30年の節目を喜び合った。
山崎美和子会長は「地域に根ざした組織。名を消すことなく、地域が寂れないように仲間作りをして発展させていきたい」とあいさつ。
来賓の伊東義人高遠町総合支所長は「女性が地域の会合に出ても発言できなかった30年前に比べ、皆さんの努力、粘り強さで、女性を取り巻く環境が変化し、地位向上につながったと思う。明るい子どもと女性の元気が伊那市の元気」と述べ、今後の活躍に期待した。
宣言文で▽地球規模で叫ばれる環境問題に、できることから実践する▽男女共同参画・住みよい町づくりのため、積極的に参画する竏窒ヌみ上げた。
定期研修会として、前信州高遠美術館長の堀井英雄さんの講演「家族のきずな」、大型紙芝居「孝行猿」などもあった。
また、30年の節目を記念し、初めて記念誌「女団連30年のあゆみ」=A4判、46ページ=を発行。歴代会長らで実行委員会を組織し、30年間の活動内容や思い出などをまとめた。300部作り、希望者に販売した。
女団連は78(昭和53)年、婦人のつどいとして18団体で発足。99(平成11)年に女団連に名称を切り替えた。年1回、講演会などを開いたり、女性の立場から意見を行政に提言したりしている。 -
「Beauty」の完成記念イベント
伊那市教育委員会は11月4日、中尾歌舞伎(市無形文化財指定)の秋季公演と合わせ、伊那市出身の後藤俊夫監督がメガホンを取った長編劇映画「Beauty竏窒、つくしいもの」の完成記念イベントを企画した。
映画は、農村歌舞伎が題材で、上伊那の各所で撮影した。長谷の中尾歌舞伎保存会も協力。映画の完成を機に、地芝居のことを知ってもらおうと文化伝承施設「中尾座」でイベントをする。
公開対談、中尾歌舞伎公演など3部構成で、正午に開場。
公開対談「地芝居の魅力と継承」は午後1時10分からで、後藤監督、中尾歌舞伎保存会の西村篝会長、市教育委員会の松田泰俊委員長の3人が、映画で伝えたいこと、保存会活動、伝統芸能の素晴らしさなどを語る。
午後2時から中尾歌舞伎公演。演題は「義経千本桜 鮨(すし)屋の段」。
終了後、まわり舞台や奈落底など舞台裏見学会、大見得講習会、役者との記念撮影会(当日受け付け、抽選で5組)がある。
問い合わせはビューティー製作・上映を成功させる会長谷支部事務局の市教委長谷教育振興課(TEL98・2009)へ。 -
伊南消防北署防火ポスター審査
伊南行政組合消防本部北消防署(米山覚署長)は10日、管内の小中学生を対象にした07年度防火ポスターコンクールの審査を同署で行った。寄せられた376点の作品を竹上俊隆消防長ら署の幹部が審査し、学年ごとに金・銀・銅賞を選んだ。 入賞者は次の皆さん。
◇小学5年▽金=白鳥悠斗(赤穂)▽銀=藤沢ひなの(宮田)▽銅=二ツ木航(赤穂)◇小学6年▽金=宮下亜未(宮田)▽銀=石口雅人(赤穂)▽銅=桐野一真(宮田)◇中学1年▽金=夏目玲(宮田)▽銀=松井早希(赤穂)▽銅=伊東諒(駒ケ根東)◇中学2年▽金=松尾暢晃(赤穂)▽銀=田口瑠莉(宮田)▽銅=中村夕貴(赤穂)◇中学3年▽金=小山愛維▽銀=下平悠真▽銅=羽生翔太(以上赤穂) -
地域安全運動チラシ配布
全国地域安全運動(11縲・0日)初日の11日、駒ケ根市、伊南防犯連合会、駒ケ根警察署は住民に防犯を呼び掛ける街頭啓発活動を駒ケ根市内の大型店2カ所で行った。伊南防犯連合会役員、市職員、警察署員など約10人が参加し、店を訪れた買い物客らにチラシや啓発グッズを配布して犯罪の未然防止を呼び掛けた=写真。駒ケ根署生活安全刑事課の長沼秀治課長は「防犯活動が地域の人たちに浸透することで、犯罪の発生が少ない社会になってほしい」と話している。
飯島町、宮田村、中川村の3カ所の店舗でもチラシを配布した。 -
駒ケ根の園児千人が影絵鑑賞
駒ケ根市内の全13幼稚園・保育園の園児を対象にした影絵の鑑賞会が12日、駒ケ根市の市文化会館で開かれた。東京の人形劇専門劇団「角笛」の楽しい影絵が上演され、約千人の園児がテレビや映画とは違う幻想的なシルエットの美しさを楽しんだ=写真。
上演された演目は『やさしいライオン』『つのぶえのうた』『こぶたのマーチ』の3本。会場を埋めた子どもたちは席を立ったり騒いだりすることもなく、夢中になってスクリーンに映る影絵に見入っていた。
劇団角笛は子どもたちに夢と希望を与えようと1963年創立以来、年間160回の公演を行っている。 -
「南箕輪村民の歌」CD完成
南箕輪村教育委員会が本年度事業で進めていた「南箕輪村民の歌」のCDが完成した。広く住民に親しんでほしいと、60枚を一般販売する。
「南箕輪村民の歌」(加藤明治作詞、遠藤温子作曲)は1961年に村の歌として条例に定め、式典や成人式、役場の年度始め式、文化祭などで歌い、親しんできた。
村教委が保存する音源が当時のレコードのみのため、今回CD化した。公募により歌は村出身の滝沢明由美さんが担当。作詞した加藤明治さんの孫にあたる。ピアノは村内で音楽教室を主宰する倉田香恵さん。CDは1番から3番までの歌唱付とピアノ伴奏のみの2曲入り。
100枚製作し、村内の保育園、小・中学校、上伊那農業高校、信州大学農学部、村商工会に配った。
販売は11月1日から。1枚千円。村教委では「地区行事などでも歌って親しんでほしい」と話している。
問い合わせは村公民館事務局(村民センター内TEL76・7007)へ。 -
「信州ゆかりの作家展」 ベル伊那で
「信州ゆかりの作家展縲恂Yれてはならない作家たち縲怐vは16日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている。宮田村出身の物故作家、平沢喜之助の油彩などを中心に洋画、彫刻など約40点を展示販売している=写真。
平沢喜之助の作品は油彩やパステル画の約20点を出品。代表作である「道化」や「裸婦」のほか、「白山錦愁」などの風景画も会場に並ぶ。
そのほか、辰野町出身の中川紀元の「信州風景」や飯田市の須山計一の「秋果」、文化勲章作家で小諸市で生まれた小山敬三の作品などを出品。彫刻は松本市の細川宗英のブロンズ像「裸婦」や諏訪市の宮坂房衛の彫金「驚きと不思議」などもある。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。 -
コスモスコンテスト表彰式
伊那市高遠町のコスモスコンテストの表彰式が11日、町文化体育館であった。伊東義人高遠町総合支所長が最優秀賞の「水上長生会」をはじめ、入賞した7団体にそれぞれ表彰状を手渡した。
コンテストは花によるまちづくりの一環として、1988(昭和63)年から始まった。町内の高齢者クラブが対象で、本年は9団体から10カ所の応募があった。10月初旬、高齢者クラブ正副会長、農業関係者、市担当課職員ら8人が各花壇を回り、管理、花つき、景観などを基準に審査した。
「水上長生会」は、長藤の国道152号線沿いの延長47メートルに、コスモスが2列にわたって咲く。病害虫予防の消毒、草取り、コスモスが転ばないための土寄せなど班長を中心に、作業をこなした。夏場に水を与えるのが特に苦労したという。
高橋七郎会長(73)は「みんなが頑張った成果。車を止め、コスモスの前で写真を撮る家族連れもいた。喜んでもらうと活動の励みになる」と話した。
最優秀賞を除く入賞団体は次の通り。
▽優秀賞=荒町長生会、北原長生会▽努力賞=弥勒老人会、片倉長生会、三栄老人会、芝平さくら会 -
第31回ジャパン・ピアノコンクール
中級2Bクラス全国1位
伊那東小6年・六波羅理子さん第31回ジャパン・ピアノコンクールの全国大会(8日、東京都江戸川区タワーホール舟堀)で、伊那東小学校6年の六波羅理子さん(11)=伊那市上の原=が、中級2Bクラスで1位に輝いた。「1位になれるとは思っていなくてびっくりした。すごくうれしい」と喜びを噛み締めている。
松本市での地区予選で最優秀賞になり全国大会に進んだ。課題曲はクレメンティ「ソナチネOp36-No.5第1楽章」。同クラスは72人が出場した。
昨年に続き2度目の全国大会。本番は「優しい曲なので優しい感じに、人がいい気持ちになれるように意識して弾いた。緊張がなくて、いつも通りに間違いなく弾けた」と振り返る。「1位をもらったことで、審査員の方がいい演奏だと思ってくれたと思うので、これからも、この人のピアノを聴きたいと思ってもらえるようになりたい」という。
ピアノを始めたのは4歳。南箕輪村の望月音楽教室(主宰・望月玲子さん)に通う。
今年はジャパン・ピアノコンクールと県ピアノコンクールの開催時期が重なり、課題曲4曲を8月から2カ月間で仕上げるという厳しいスケジュール。満足のいく練習はできなかったというが、「光の音を出せるように」という先生の教えを意識し、1日平均2、3時間の練習を重ねた。
全国大会の副賞として、各クラスの上位3人が出場する入賞者コンサートが来年3月に予定されている。「入賞して呼ばれたコンサートなので楽しみです」と笑顔で話した。 -
第58回南信医学会
第58回南信医学会(神山公秀会長)が13日、伊那市狐島のJA上伊那本所であった。会員発表のほか、県衛生部の渡辺庸子部長(=写真)による特別講演があり、南信地区医療の諸問題を中心として長野県医療の現状と将来について考えた。
同学会は南信地区にある5つの医師会で構成し、毎年各地区の持ち回りで開催している。上伊那医師会が担当となった今年は、医師不足が深刻となっている地域医療問題について理解を深めるため、県衛生部の渡辺部長による特別講演を企画。約60人が集まった。
渡辺部長は、現在の医師不足は急に浮上した問題ではなく、前々から内在していたことを説明。従来は町部の中核病院には一定の医師が確保されていたため、大きな問題にはなってこなかったが、現在はこうした病院でも医師確保が難しくなってきており、地域医療が崩壊しつつあることを示した。
また、深刻な問題となっている産科医の不足については、上伊那では診療所で分娩を扱っている病院が一つもないことから、「(病院と病院が連携する)「病病連携」を考えていかなかればならない状態」と指摘。また、院内助産院や助産師外来については「基本的に産科医がいなければ設置できず、産科医が一人しかいない状況で設置するのも難しい」と語り、医師と助産師の思いが合致したところから取り組みを促進していく考えであることを示した。 -
高校生とともに自転車盗の街頭啓発
「街頭犯罪等抑止総合対策月間」活動の一環として伊那署は10日朝、上伊那遊技場組合と協力し、JR伊那市駅前で自転車盗への注意を促すための街頭啓発活動をした。関係者や伊那弥生ヶ丘高校の生徒12人が参加し、自転車の防犯施錠(ワイヤーロック)100個や啓発チラシを通学中の高校生に配った。
防犯施錠は、自転車盗の被害が多い竏窒ニし、県遊技業協同組合から県下9地区の遊技場組合を通じて寄贈のあった一部。寄贈は県内全体で3600個あり、伊那署には上伊那遊技場組合を通じて250個が送られた。
同署によると、同署管内の自転車盗発生件数(9月末現在)は前年同期比と同じ91件で、以前として減らない状況。特に高校生の被害が中心で、盗まれる自転車の多くは未施錠だという。また、侵入窃盗の空巣が前年と比べて16件増の50件発生しているとして、注意を呼びかけている。
県警察署では同月間と全国地域安全運動(11縲・0日)に合わせ、県下の各警察で寄贈のあった防犯施錠を配っている。伊那署では、残りの150個を11、12、25日の3日間、伊那市や箕輪町の大型店前で伊那防犯協会連合会や伊那エンジェルス隊が配布。12、25の両日は県下一斉となる。
10日朝、JR伊那市駅前で自転車の防犯施錠を配布する高校生たち -
箕輪消防署消防士
箕輪町
押野大樹さん今年4月採用され、箕輪消防署の消防士になった。長野県消防学校(長野市篠ノ井)の初任科で6カ月間学び、10月3日の卒業式では成績優秀者として表彰された。50期生78人の内、優秀者はわずか3人。「うれしかった。教官たちにもいろいろ教えてもらったので、感謝の気持ちが大きい」と語る。
消防士を目指したのは、「人の役に立ちたい」という強い思いからだった。
箕輪中学校在学中、職場体験学習で選んだ先は箕輪消防署。消防士は、当時やってみたいと思っていた仕事の一つで、体験学習を通して「かっこいい仕事だな」と憧れを強くした。
高校卒業後、資格を持って消防署に入るほうがいいと考え、湘央学園(神奈川県)の救急救命士科で2年間学んだ。救急救命士の国家資格を取得し、「いろいろお世話になったから恩返しがしたい」と、地元で働くことを希望した。
4月、消防学校に入学し、学科に加え放水訓練、ロープの取り扱いなどの基礎から煙中訓練、建物進入、はしご救助、救助操法などさまざまな訓練をし、徒歩訓練で山登りもした。箕輪消防署での1週間の実務訓練では、訓練生として救急車に乗車したり、先輩の署員と救助訓練などにも取り組んだ。放課後は体力錬成で走ったり、筋力トレーニングにも励んだ。
「辛かったけど、今となっては、いい夏の思い出です」と話すのは、夏に防火着を着て酸素ボンベをつけて煙の中に入った煙中訓練。記憶に残る訓練の一つだという。
「厳しかった分、仲間とのきずなができた。一人ではできないことも、皆が一つになれば大きな力で何でもこなせることを学んだ」
筆記試験と実技試験を終え、卒業式当日には、総まとめの実科訓練で救助訓練のセーラー渡過や一斉放水など成果を披露した。
消防学校を卒業し、いよいよ中学時代に訪れた消防署での勤務が始まった。
「まだまだ足りないことばかり。体が一番資本だから走ることは続け、学んだことを生かし、少しでも早く一人前になれたらなと思う」。決意を新たに、力強く話した。(村上裕子) -
行者そば祭り 14日内の萱で
伊那市荒井区は14日、内の萱スポーツ公園で「第21回行者そば祭り」を開く。伊那市そば打ち名人会による手打ちそばや、五平もち、豚汁を販売。リンゴ、そばおやきなどの郷土土産品コーナーなどを設け、盛大に開催する。
行者そばは1300年前、駒ケ岳へ修行に向かった行者が内の萱で手厚い持て成しを受け、そのお礼にと「一握りのそばの種」を置いていった竏窒ニの言い伝えがはじまり。里人はこれを「行者そば」と名づけて守り育ててきたという。
祭りは午前10時縲恁゚後2時30分。雨天決行。 -
東春近の高齢者と園児が交流
伊那市の東春近公民館の高齢者学級メンバーと、東春近中央保育園の年長園児との交流会が10日、同園であった。ミニ運動会を企画し、子どもたちがお年よりの手を取りながらフォークダンスを踊ったり、玉入れやリレー競走を楽しんだりした。
触れ合いを目的としたイベントで、高齢者学級の年間講座の一つ。同学級では、地区内にある中央、南部の両園との交流会をそれぞれ年2回ずつのペースで昨年から始めた。中央保とは今年2回目で、お年より22人と園児38人が参加した。
ミニ運動会では、お年よりと園児を4グループに分け、2人一組になって新聞紙の上に乗せた紙の玉を運ぶ早さを争うリレーを満喫。子どもたちは、高齢者とともに元気よく園庭を駆け回っていた。
公民館関係者は「核家族化が進み、現代の子どもたちは高齢者との触れ合いが減ってきている。公民館にとっても保育園にとってもよい機会となった」と話した。参加したお年よりたちは元気を分けてもらったのか終始、笑顔だった。