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い~な音楽祭2011
23団体、680人が集うい縲怩ネ音楽祭が、18日伊那市の県伊那文化会館で開かれ、澄んだ歌声がホールに響きました。
2001年から始まったい縲怩ネ音楽祭は、今年で11年目になります。
今年は、小学校の合唱団から高校の合唱クラブ、公民館活動で楽しんでいるグループなど23団体、680人が出演し、日頃からの練習の成果を披露しました。
このうち、伊那女声コーラスは、アベマリアなど2曲を披露。
女性ならではの澄んだ歌声がホールに響いていました。
女声コーラスのメンバーのひとりは、「今年は震災があり、歌うことの喜びを感じた。心を込めて歌い、被災地支援につなげたい」と話していました。 -
第3回子守唄フォーラム
子守唄の重要性を再認識して歌い継いでいこうと第3回となる子守唄フォーラムが18日伊那市のいなっせで開かれました。
フォーラムでは、NPO法人日本子守唄協会代表の西舘好子さんや子育て中の若いお母さんたちが、子守唄の意義や最近の子育て事情について話しました。
活水女子大学教授で前の伊那保健所長、小林美智子さんは、「子育てしているお母さんを孤立させないよう、声をかけあえる地域に育てていってほしい」と話しました。
コンサートでは、参加者全員で子守唄をうたい会場は、そのやさしさや懐かしいメロディーに包まれていました。 -
高校生が選ぶ読書大賞 「都会のトム&ソーヤ1」に決定
上伊那の高校生が選ぶ読書大賞。「夢」をテーマにした今年は、はやみね かおるさんの「都会のトム&ソーヤ1」が選ばれました。
高校生の投票により今年の読書大賞に選ばれたのは「都会のトム&ソーヤ1」です。
読書大賞は、上伊那の公立高校の図書委員と学校司書らでつくる上伊那図書館協会高等学校図書館部会が開いているもので、今年で3回目です。
17日は、伊那市の創造館で読書大賞の会合が開かれ、上伊那の公立高校から27人が参加しました。
今年の読書大賞のテーマは「夢」です。
11作品の中から1次投票で選ばれた最終候補3作品について、生徒がグループに分かれて感想などを話し合いました。
5段階評価で最終投票が行われ、合計得点の平均点で大賞が決まりました。
上伊那図書館協会高等学校図書館部会では、大賞作品の著者に手紙を書き、大賞に選ばれたことを報告するということです。 -
い~な音楽祭
23団体、680人が集うい縲怩ネ音楽祭が、18日伊那市の県伊那文化会館で開かれ、澄んだ歌声がホールに響きました。
2001年から始まったい縲怩ネ音楽祭は、今年で11年目になります。
今年は、小学校の合唱団から高校の合唱クラブ、公民館活動で楽しんでいるグループなど23団体、680人が出演し、日頃からの練習の成果を披露しました。
このうち、伊那女声コーラスは、アベマリアなど2曲を披露。
女性ならではの澄んだ歌声がホールに響いていました。
女声コーラスのメンバーのひとりは、「震災を経験し、歌うことの喜びを感じた。心を込めて歌い、被災地支援につなげたい」と話していました。 -
信州伊那高遠の四季展応援作家展
来年7月から開かれる信州伊那高遠の四季展のPRと協賛金を募るための作品展示即売会が、15日から、伊那市のかんてんぱぱホールで始まりました。
会場には、63人の作家から出品された177点が展示されています。
信州伊那高遠の四季展は、伊那市が主催する全国公募展で、来年5回目を迎えます。
これまで入賞した作家のほか、近隣市町村の有名作家に協力を呼びかけ、作品を展示販売しています。
作品は、通常よりも求めやすい価格に設定されていて、訪れた人が、気に入った作品の購入を予約するなどしていました。
売り上げの一部は、四季展の運営に役立てられます。
この信州伊那高遠の四季展応援作家展は、19日まで、かんてんぱぱホールで、20日と21日には伊那市役所に会場を移して開かれます。 -
ニシザワ文芸コンクール表彰式
株式会社ニシザワが主催する文芸コンクールの表彰式が10日、伊那市創造館で行われました。
表彰式では、入賞者15人に、荒木康雄社長から表彰状が贈られました。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、小学生の部最優秀賞に箕輪東小学校3年の立松利稀くん、中学生の部最優秀賞に伊那東部中学校1年の伊藤舜くんが選ばれています。
文芸コンクールは、読書を通じて考える力を養ってもらおうと(株)ニシザワが毎年行っているもので、今年で8回目になります。
7月から9月にかけて上伊那地域の小中学生を対象に読書感想文を募集し、今年は千230点の応募がありました。
荒木社長は「主人公や作者の気持ちになって書けている。本からいろんな感動を得て成長してほしい」と話していました。 -
南箕輪村食生活改善推進協議会 食についての寸劇披露
南箕輪村の食生活改善推進協議会は、子ども達に食の大切さを知ってもらおうと5日、南原保育園で寸劇を披露しました。
寸劇を披露したのは、食生活改善推進協議会の推進委員5人です。
協議会では、園児達に食育について学んでもらおうと、年に1回村内の保育園で寸劇などを披露しています。
5日は、園児達にも分かりやすいよう推進委員が戦隊もののヒーローに扮し、「朝ご飯は1日を元気に過ごせる力を持っているのでしっかり食べましょう」などと呼び掛けました。
松崎由紀子園長は「小さいうちから食育について学ぶ事で好き嫌いせずに、何でも挑戦して食べるようになってもらいたい」と話していました。 -
恩徳寺 銀杏種取り作業
南箕輪村の恩徳寺で4日、落ちたイチョウの実から銀杏を取り出す作業が行われました
恩徳寺では毎年、境内にある樹齢およそ380年の大イチョウから実が落ちるこの時期に作業を行っています。
この日は、地元住民など、およそ10人が集まり、作業をしました。
銀杏は、最初に足で実を踏み、銀杏と実を分け選別を行います。
その後、水洗いし、10日ほど天日干しをします。
参加したある女性は「同じ姿勢で作業をするのは大変だが、毎年この銀杏取りをすると、年の瀬を実感する」と話していました。
取り出した銀杏は来年2月の節分の豆めきで大豆と一緒にまかれるということです。 -
第16回書晋展始まる
伊那市在住の書道家による第16回書晋展が8日から、かんてんぱぱホールで始まりました。
会場には多彩な書の作品およそ80点が並んでいます。
書晋展は、上伊那書道協会の委員を務める伊那市の書道家が毎年開いています。
今年の出品者は14人で、作品は漢字、かな、てん刻など多彩な書がそろっています。
会場の中で最も大きな作品は、東日本大震災の発生を受け、人間の力が及ばない自然の力を感じて書いたという「地霊」という言葉の書です。
また350年ほど前に今の上伊那に暮らした女性3人が源氏物語を読んだ感想を短歌にした作品を読みやすく書いた作品もあります。
会では、「バラエティーにとんだ作品を楽しんでほしい」と話しています。
この書晋展は11日(日)まで、かんてんぱぱホールで開かれています。 -
大坊浅間神社遷座式
伊那市西町大坊の浅間神社で、ご神体を仮の社殿から、本殿へ移す遷座式が3日に行われました。
午後9時、神社に宮司や改築委員会の役員が集まりました。
大坊の浅間神社は、築後およそ300年の歴史を持つ神社です。
本殿を雨、風から守る、覆殿の老朽化が進んでいたことから、地区住民でつくる氏子らは、10月から改築工事を進めてきました。
昨夜は、月明かりが照らす中、工事の間、ご神体が安置されていた、仮社殿から、本殿に移す遷座式を行いました。
ご神体を移す遷座の儀式に入ると、境内を照らしていたライトは消され、暗がりの中、ご神体は、本殿へと運び込まれました。
改築された、覆殿の大きさは、間口、奥行き共に、およそ3.6メートル、高さは、3メートル。
総工費は、330万円で地区の人達の寄付により作られたということです。 -
南宮神社宝刀手入れ初公開
箕輪町の箕輪南宮神社が所有する、宝物の刀や槍などの手入れが、4日、木下公民館で行われ、初めて一般に公開されました。
南宮神社では、古くは、室町時代末期に作られたと推測される、刀などを宝物として所蔵しています。
現在、神社所有の宝刀7点は、保管状況がより良い、箕輪町郷土博物館に預けられ、年2回、氏子総代など関係者の立会いのもと、手入れが行われいました。
見学会は、多くの地区住民に、宝刀を身近に感じてもらい、神社の歴史を理解してもらおうと初めて開かれました。
この日は、下諏訪町の研師、岩村茂孝さんが宝刀を箱から取り出し状態を確認しながら古くなった油をとり、新しい油を刀を塗っていました。
岩村さんは、手入れの途中、「竜の絵や、魔よけの文字が刃に刻まれている。これは、神事の舞などのときに使われたと推測される」、「昔は、使う人の体格に合わせ刀を短くした」などの解説を交え作業をしていました。 -
芸術文化団体が成果披露
伊那市の芸術文化団体が日頃の成果を発表する、伊那市民芸術文化祭が3日と4日の2日間、伊那市のいなっせで開かれました。
伊那市民芸術文化祭はNPO法人伊那芸術文化協会が開いているもので、今年で8回目となります。
会場のいなっせ展示場には、生け花や写真、絵画など様々なジャンルの作品が並べられました。
またステージ発表ではクラッシックバレエなど2日間で18団体が出場し日頃の成果を披露していました。 -
伊那北高校英語ディベート部 全国大会へ
伊那北高校英語ディベート部は、11月に開かれた県大会で優勝し、全国大会出場を決めました。
英語ディベート部の5人が2日、伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に全国大会出場を報告しました。
高校生英語ディベート大会は、各高校が4人1チームで、政治的問題について英語で討論するものです。
テーマに対して自分達の意見を述べる立論、相手の意見を否定する反論、相手の反論をかわして意見をアピールする肯定、意見をまとめる総括の4つの役割でディベートを進めます。
伊那北高校は、11月の県大会で優勝し、3年連続全国大会出場を果たしました。
今回のテーマは「日本は死刑制度を廃止するべきかいなか」で、伊那北英語ディベート部では、表現力、チームワークで勝ち進みたいと話しています。
春日柚香部長は「楽しみながら頑張りたい」と話していました。
白鳥市長は「地元の高校が毎年出場するというのはうれしいこと。世界大会を目指して頑張ってください」と激励していました。
全国高校生英語ディベート大会は、17日から石川県金沢市で開かれることになっています。 -
伊那市坂下区の親子がしめ飾りづくり
伊那市坂下区の親子が3日、年の瀬を前にしめ飾りづくりをしました。
この日は地区の親子10人がしめ飾りを作りました。
伝統芸能を伝えていこうと毎年開かれているもので、子ども達は親に教わりながらしめ飾りを作っていました。
指導にあたった唐沢良二さんは「地区でしめ飾りを作れる人が年々少なくなっている。親の世代、子どもの世代に作り方を覚えてもらいたい」と話していました。
作られたしめ飾りは、参加した親子がそれぞれ持ち帰ったということです。 -
古田人形芝居定期公演 箕輪西小クラブ20周年記念
箕輪町の伝統芸能「古田人形芝居」の定期公演が3日、箕輪町文化センターで行われ、発足20周年を迎えた箕輪西小学校の古田人形クラブが公演しました。
毎年12月に行われる定期公演で、3日はおよそ250人が伝統の人形芝居を鑑賞しました。
今年は箕輪西小古田人形クラブ20周年記念として行われ、児童が「傾城阿波鳴門」縲恟・迚フの段縲怩笘Iしました。
クラブは平成4年に発足し、古田人形芝居保存会の会員が指導してきました。
今年のクラブ員は4年生から6年生までの20人で、毎週水曜日に練習をしています。
3日は、日頃の練習の成果を発揮し、人形を巧みに操っていました。
また、古田人形芝居保存会による「三番叟」なども上演され、訪れた人たちは舞台に見入っていました。 -
井月資料15点を展示
幕末から明治にかけて、伊那谷を放浪した漂白の俳人井上井月の資料が伊那市創造館で展示されています。
「ふる降とまで 人には見せて花ぐもり」晩年の代表作の一つです。
会場には、井月の短冊や掛け軸、屏風など個人や上伊那教育会が所蔵している15点が展示されています。
井月を題材にした映画「ほかいびと」の公開にあわせて、その人物像と俳句の魅力を広く知ってもらおうと開かれました。
展示初日の27日は、家族連れやファンが会場を訪れ、普段目にすることが出来ない貴重な資料に触れました。
この「げんじゅうあん幻住庵の記」は、井月が尊敬したとされる松尾芭蕉の俳文「さるみの猿蓑」の一節で、研究者から評価が高い明治前期の作です。
井月研究家の1人、美篶の春日愚良子さんが去年寄贈し、普段は、収蔵庫の重要古文書室に保存されています。
創造館によりますと、井月が残したこの幻住庵記は、上伊那地域に10点ほどあるといわれていますが、これだけ保存状態の良いものは、稀だということです。
この縦160センチ、横3メートル20センチの2曲一双の屏風は、映画ほかいびとの中でも使用されました。
この資料展は、来年1月9日まで開かれています。 -
ハーモニカ愛好者の集い演奏会
上伊那地域のハーモニカ愛好者が一同に集う演奏会が2日伊那市の伊那文化会館で開かれ、参加者が日頃の練習の成果を発表しました。
演奏会には、上伊那地域で活動している16の団体と19の個人が参加しました。
日頃は、ボランティアで福祉施設で演奏したり、個人的に楽しんだりしている人たちの発表の場、交流の場として初めて開催されました。
演奏会は、2部構成で、童謡唱歌、ポップスなどをグループや個人で演奏しました。
実行委員長の山岸孝明さんは、「こういう舞台は、初めての人もいるが、楽しい集いにしたい。ハーモニカの魅力は、ポケットに入れて持ち歩け、どこでも吹くことができること。」と話していました。
気に入ったメロディーが飛び出すと、会場からは、それにあわせて口ずさむ歌声が聞こえました。
訪れた人たちは、ハーモニカが奏でる優しく美しい響きの音色を楽しんでいる様子でした。 -
美篶小 110周年記念日
伊那市の美篶小学校は、1日、110周年の開校記念日を迎えました。それを記念してPTAからブランコが寄贈されました。
美篶小学校では、毎年12月1日に開校記念式典を開いています。
望月 弘校長は、「美篶小学校は、今日110歳の誕生日を迎えました。学校へのプレゼントは、君達の大きな声の挨拶、そして健康で元気に学校に通う姿です」と挨拶しました。
式では110周年の記念としてPTAから贈られたブランコのテープカットが行なわれました。
以前この場所に、ブランコがありましたが、老朽化にともない、撤去されていました。
110周年記念に向けてPTAが積み立てたお金と、歴代PTA会長会の寄付金でブランコを購入しました。
PTA会長の三澤新一さんは、「子ども達に喜んでもらえるものをとブランコを送った。大切に使って欲しい」と話していました。 -
伊那北高校天文気象部3人が衛星設計コンテストで奨励賞
伊那市の伊那北高校天文気象部の2年生が、第19回衛星設計コンテストのジュニア部門で奨励賞を受賞しました。
1日、天文気象部2年生の北原茉那美さん、・ス橋勇人君、林将太君の3人が、松山敏彦校長に受賞を報告しました。
コンテストは、日本航空宇宙学会などが主催しているもので、小型衛星などの宇宙ミッションのアイデアを競うものです。
3人のアイデアは、月に情報局を設置し、LEDを使った可視光で地球と通信するというもので、月面情報局を設計しました。
夏ごろから研究を始め、通信するために必要なLEDの数や光を受ける望遠鏡の面積など、高校では習わない公式を使って計算に取り組んだということです。
今回のアイデアは、光を使うことで誰でも月からの情報を受信できることがポイントだということです。
コンテストのジュニア部門には10校の生徒が応募し、伊那北高校の3人のアイデアは先月東京で開かれた最終審査会で奨励賞に選ばれました。 -
新山小で地産地消のお弁当づくり
伊那市の新山小学校で、地域食材を使ったお弁当づくりが、1日行われました。
1日は、長野県産のえのき茸と豚肉などを使ったえのき茸とチーズの豚肉焼きに、全校児童30人ほどが挑戦しました。
講師は、長野市のホテル・メトロポリタン長野の総料理長・板花 芳博さんが務めました。
これは、長野県や、西洋料理のシェフらでつくる全日本司厨士協会などが主催する、地産地消の事業の一環で行われました。
作ったおかずと給食を、持参したお弁当箱につめて食べました。
司厨士協会では、「県の農業・食材の大切さなどについて理解する機会にしてほしい」と話していました。 -
南部小児童と信大農学部留学生が交流
南箕輪村の南部小学校の児童と信州大学農学部の留学生が30日、ゲームなどで交流しました。
30日は、中国やインドネシア、マレーシアなどから信大農学部に留学している8人が南部小学校を訪れました。
児童らは、全員で歌を歌い留学生を歓迎しました。
この交流は、児童に様々な国のことやそこの文化に触れてもらおうと開かれたものです。
児童会会長の米持希理子さんは、「交流を通して仲良くなりたいです。みなさんの国のことをたくさん教えてください。」とあいさつしました。
訪れた留学生は、日本語で自分の国を紹介したり、現在学んでいることなどについて、話しをしていました。
この日はほかに、児童会が企画したゲームも行われ、児童らは、楽しみながら留学生と交流を深めていました。 -
信州大学大学院 江田さん学会で奨励賞受賞
信州大学大学院 博士課程2年の江田慧子さんは、日本環境動物昆虫学会で学生では初となる、奨励賞を受賞しました。
28日は、江田さんと、指導する中村寛志教授が、中村宗一郎農学部長の元を訪れ、受賞の報告をしました。
江田さんは、修士課程の頃から環境省のレッドデータブック、絶滅危惧I類に指定されている、蝶のオオルリシジミの生態について研究をしています。
今回の受賞は、人口飼育したオオルリシジミの繁殖を阻害している原因を実験的に証明した事や、研究を行うと同時に、絶滅危惧種のチョウ類の保全・保護活動に積極的に参加した事などが評価されたと言うことです。
江田さんは「論文をまとめるのは大変だが、やりがいも感じる。今後も長野でしかできない、貴重な生物の研究を続けていきたい」と話していました。
中村学部長は、「学生での受賞は快挙で信州大学にとってもうれしい話。今後も、大学で研究を続けていってもらいたい」と話していました。 -
浅草雑芸団が大道芸披露
漂泊の俳人、井上井月を題材にした映画、「ほかいびと」に出演した、浅草雑芸団の公演が23日、伊那市の旭座で開かれました。
浅草雑芸団の公演は、映画「ほかいびと」の上映に合わせ特別舞台として開かれたものです。
舞台は上伊那郡誌に掲載されている、獅子舞や春駒など、伊那を訪れた放浪芸人を再現し行われました。
会場となった旭座にはおよそ200人が集まり、昔懐かしい大道芸を楽しんでいました。 -
松本盲学校の児童と生徒が展覧会を見学
松本市の松本盲学校の児童と生徒は、伊那文化会館で開催されている展覧会「遠き道 日本画の現在展」を22日、見学しました。
見学に訪れたのは、松本盲学校の小学部から高等部までの児童や生徒15人です。
見学は、展覧会の主催者が学校側に呼びかけたものです。
この展覧会では、目の不自由な人にも楽んでもらおうと、絵に関する解説が音声で聞けるようになっている他、絵の一部がレリーフになっていて、感触で楽しむことができます。
22日は、伊那市や箕輪町、辰野町のロータリークラブの会員の家族がボランティアで、生徒らに絵の形や大きさ、色使いなどを説明していました。
松本盲学校の教諭は「全盲の子もいるので、色々な工夫が施されていていい機会になった」と話していました。 -
手良小児童が大豆の脱穀作業
伊那市の手良小学校の2年生は、収穫した大豆の脱穀作業を18日、学校近くの畑で行いました。
手良小では、近くに住む宮原達明さんの指導を受け、6年前から毎年2年生が大豆の栽培から加工までを行っています。
18日は、2年生29人が作業にあたりました。
作業は、乾燥させた大豆を足で踏んだり木の棒で叩くなどして殻から豆を取り出し、穴の大きさの違う2種類のふるいにかけます。
ふるいにかけた物を、古くから脱穀の時に使われている唐箕を使って細かいゴミと大豆に分けていきました。
指導にあたった宮原さんは「生産から加工までを行うことで、食べ物の大切さを学んでほしい」と話していました。
大豆は、12月に味噌や豆腐などに加工するということです。 -
上農生徒 雑穀カレーを被災地へ
南箕輪村の上伊那農業高校の生徒は、学校で育てた雑穀を使って製品化した「雑穀カレー」を被災地に届けます。
25日は、東日本大震災の被災地、宮城県石巻市と名取市への訪問を前に結団式が行われました。
「雑穀カレー」は、去年から雑穀の活用について取り組んでいる生産環境科の作物班が作ったものです。
カレーには、もちきびやアマランサスなどの雑穀が使われています。
栄養価の高いカレーを被災地に届けたいという思いから、試食会や研究を重ね、先月レトルトカレーとして製品化しました。
販売会での売り上げ全てを今回のカレー代に充て、500食分用意しました。
27日と28日の2日間、作物班7人の他、保護者と教師の合わせて9人で宮城県の石巻北高校と宮城県農業高校を訪問します。
カレーの他に、全校生徒に呼びかけて作った寄せ書きと、試食のイベントの際に集めた義援金4万5,250円と同窓会の募金8万円も届けます。
上農高校では、訪問を通し現地で必要とされている支援や、今後の復興に向け取り組むべき課題について生徒自らが考える機会にしたいと話していました。 -
映画「いのちありて」上映
飯島町在住の映画監督、後藤俊夫さんの新作「いのちありて」が、地元飯島町文化館で23日上映されました。
後藤監督は、伊那谷の自然や伝統文化を題材に映画を撮り続けています。
上映会は、飯島町発足55周年記念として開かれたもので、多くの人たちが会場に足を運びました。
新作「いのちありて」は、伊那弥生ヶ丘高校の前身、伊那高等女学校の名古屋への勤労動員を題材にしたドキュメンタリー映画で、証言を交えながら戦争に翻弄され激動の時代を生き抜いた女学生の青春や当時の教師たちの苦悩を描いた作品です。
後藤監督は、「人の命の大切さや先人たちの声なき声を訴えた作品。今も平和の裏側には、いろいろな危険が押し寄せている。戦争を二度と繰り返さないためには、歴史を振り返って学ぶことが大切」と話しました。
上映を前に、名古屋に動員された同期会、三三会のメンバーから映画の題材に取り上げてもらったお礼にと花束が贈呈され、会場は大きな拍手に包まれていました。 -
伊那フィル定演「巨人」演奏
伊那フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会が20日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。
伊那フィルハーモニー交響楽団は、伊那文化会館の建設を機に発足したアマチュアオーケストラで、市内を中心におよそ80人が所属しています。
定期演奏会は、年に一回開かれていて、今年は、ウィーンで活躍した作曲家のグスタフ・マーラー没後100年を記念し、マーラーの代表曲でもある「巨人」に初めて挑戦しました。
この日は、団員のほか、飯田や岡谷の交響楽団や、早稲田大学フィルハーモニー管弦楽団から応援を得て、これまでで最も多い96人での演奏となりました。
指揮は、伊那市出身で東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の征矢健之介さんがつとめ、団員らは、熱の入った演奏を披露していました。
伊那フィルハーモニー交響楽団の第24回定期演奏会は、12月17日から伊那ケーブルテレビで放送します。 -
感触でも鑑賞できる作品展 遠き道-日本画の現在展
視覚に障害のある人にも作品を楽しんでもらおうという展覧会が19日から伊那文化会館で始まりました。
絵の横にあるレリーフは、手で触って描かれているものがわかるようにと日本画を元に作られたものです。
19日から伊那文化会館で始まった「遠き道竏駐坙{画の現在展」には、2006年の第91回院展で内閣総理大臣賞を受賞した故・小谷津雅美さんの作品「桜韻」など、国内を代表する日本画家の作品、37点が並んでいます。
展覧会は、視覚に障害のある人も楽しめる工夫をして4年前から全国各地で開かれていて、長野県での開催はこれが初めてです。
視覚に障害がある人でも楽しめるようにと会場にはラジオが用意され、ラジオを持って作品に近付くと、作品の紹介が流れるようになっています。
また、作者が日本画と同じ材質で作品の一部を作り、作品の質感を手で感じることができるものもあります。
展覧会実行委員会の森賢司代表は「健常者でも障害のある人でも誰でも楽しめるようにと工夫して展示しています。ぜひ多くの方に見に来ていただけたら」と多くの来場を呼び掛けていました。
「遠き道竏駐坙{画の現在展」は来月18日まで伊那文化会館で開かれています。
また今月26日には展示作品の作者を招いてのワークショップも予定されていて、関係者が多くの参加を呼びかけています。 -
ICTの作品 地方の時代映像祭で入賞
伊那ケーブルテレビジョンが制作した番組「伊那谷を襲った36災縲・0年を超えて語り継ぐ縲怐vが、第31回地方の時代映像祭2011ケーブルテレビ部門で、選奨を受賞しました。
19日には、大阪府の関西大学で贈賞式が行われました。
地方の時代映像祭は、NHKや日本民間放送連盟などが主催していて、地方からこの国を問うをテーマに、1980年から開催されています。
「伊那谷を襲った36災縲・0年を超えて語り継ぐ」は、南信地域に甚大な被害をもたらした昭和36年の梅雨前線豪雨・36災から50年という節目にあたり制作した番組で、今年の正月特番として放送しました。
災害の体験者の証言を軸に、災害の概要や発生のメカニズムなども盛り込み、スタジオに有識者らを招いて構成した番組です。
審査員からは、「東日本大震災が発生した今年、過去の災害を後世に伝える重要性が再認識される中で、記憶を伝えていく取り組みが評価できる」と講評されました。
グランプリには、NHK仙台放送局が制作した「NHKスペシャル果てなき苦闘 巨大津波 医師たちの記録」が選ばれています。