-
中尾歌舞伎春季公演
伊那市長谷の伝統芸能、中尾歌舞伎の春季定期公演が29日、長谷の中尾座で開かれ、「人情噺 文七元結」が上演された。
中尾歌舞伎は江戸時代から伝わる農村歌舞伎で、太平洋戦争で一時途絶えたが、昭和61年に地域の若者達の手により復活した。
現在は、春と秋の年2回定期公演が開かれ、伊那市の無形文化財に指定されている。
今回は、江戸時代の下町を舞台にした「人情噺 文七元結」を上演した。
主人公は、博打と酒が好きな左官職人の長兵衛。
娘のお久は、長兵衛の借金を返すために、自ら吉原に身売りをした。しかし長兵衛は、娘の作った金を、川に身投げしようとする見ず知らずの男に渡してしまう。
涙あり、笑いありの舞台に、観客席からは大きな声援と、おひねりが飛んでいた。 -
西箕輪南部保育園の園児が里びき
n 伊那市の西箕輪にある「第六天西山神社」の御柱を前に、神社の地元にある西箕輪南部保育園の園児が27日、里曳きを体験した。
27日は、南部保育園の園児約60人が、法被を着たり、ねじり鉢巻きをして、長さ約4メートルの柱を引っ張った。
これは、南部保育園の近くにある第六天西山神社で7年に1度行われている御柱祭に合わせて企画したもの。
木は保護者会が協力して用意した。
園児たちは、重さが100キロほどある丸太を、力を合わせて引っ張り、保育園の庭を一周した。
小名木(おなき)伸枝園長は、「地域の伝統を学びながら、力を合わせて何かを成し遂げることの大切さを学んでほしい」と話していた。
第六天西山神社の里曳きは、来月5日に行われる予定。 -
美篶世代間交流施設でお年寄りと園児が初交流
今月完成した、伊那市の美篶世代間交流施設の利用者と美篶保育園の園児との初めての交流が27日行われた。
27日はお年寄り達が保育園に招待され手遊びなどをして交流した。
高齢者と子どもが日常的に交流を行う事ができる美篶世代間交流施設は美篶保育園と廊下をつなぎ、いつでも交流できるようになった。
完成後、初めての交流会で5人のお年寄りが保育園に招かれた。
27日はリズム室に約150人の園児が集まり4月生まれの園児の誕生日会が行われた。
子ども達はこの交流を楽しみにしていたという事で、全員で歌を発表していた。
また、お年寄り達が歌のプレゼントをしたり、一緒に手遊びをして楽しい交流の時間を過ごしていた。
来月は、草餅づくりで交流する予定。 -
高遠町歴史博物館特別展「高遠城~城郭の歴史と日常~」
高遠城の当時の構造や生活の様子を知ることができる特別展「高遠城縲恟驫sの歴史と日常縲怐vが、伊那市立高遠町歴史博物館で開かれている。
特別展では高遠城の歴史や、古文書、城内の発掘調査により出土した陶磁器など約200点が展示されている。
このうち陣太鼓は、織田軍による高遠城攻めの際に遠照寺に寄進された物といわれ、伊那市有形民俗民族文化財に指定されている。
城内の発掘調査で出土した陶磁器類は生産地が瀬戸美濃産、肥前産の物が多く、流通が盛んに行われていたことが分かる。
「信州高遠絵図」は、1931(昭和6)年に旧藩士の実話に基づいて作成された高遠城一帯の絵図で幕末の城内の様子が描かれている。
特別展は6月20日まで。 -
津野祐次さん「桜と花の美風景」
伊那市の長谷アルプスフォトギャラリーで、「桜と花の美風景」と題した津野祐次さんの写真展が開かれている。
会場には高遠城址公園を中心に県内外の桜などの写真、30点が並んでいる。
津野さんは山岳写真家として活動していますが、この時期は日本各地の桜の名所をまわり、写真におさめている。
津野さんは、桜が満開の時ではなく、8分咲きの時が最も色が濃く出るとして、その時期をねらって写真を撮るという。
また、日本各地の桜の名所をまわってみて、同じ標高、同じ種類、同じ色の桜が一斉に咲く高遠城址公園の壮観さを感じたと話していました。
津野祐次さんの写真展「桜と花の美風景」は6月27日まで長谷アルプスフォトギャラリーで開かれている。
入場料は、大学生以上、1人100円となっている。 -
宮澤梅径社中三十周年記念書展
毎日書道展の審査会長などをつとめる書家、宮澤梅径さんの社中30周年を記念する書展が伊那文化会館で始まった。
会場には、宮澤さんが指導する3つの教室の生徒らの作品120点余りが飾られている。
木をのみで削って字を浮き出させたり、字を彫ったりする刻字作品が中心。
宮澤さんは、刻字の崇嶺会や書の硯水会、アルプス書人会を指導している。
崇嶺会と硯水会が30周年を迎えたことから、記念展が開かれた。
刻字は、主に桂の木をのみとつちを使って彫り、文字を浮き立たせる陽刻と文字自体を彫りこむ陰刻がある。浮き出た文字には金箔をはり仕上げる。
現代の書の中で刻字の分野は新しく、県内では、宮澤さんのみが指導にあたっている。
会場には、心をテーマにしたコーナーもあり、作者の思いが作品に表れている。
作品展は、25日まで、伊那市の伊那文化会館で開かれている。 -
坂本勇絵画展
伊那市美篶在住の画家、坂本勇(ゆう)さんの作品展が伊那市のかんてんぱぱホールで開かれている。
作品展にはパステル画や油絵など、大小さまざまな作品38点が出品されている。
地元での個展は7年ぶりで、身近な自然の風景を描いた作品が多く並んでいます。このうち「春を待つリンゴ園」は、木の強さと雪景色の美しさを表した作品。
坂本さんは、高校生の時に県展で初入選しました。現在は日本絵手紙協会公認講師などを務めている。
この作品展は今月25日(日)まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。 -
中尾歌舞伎春季公演にむけ稽古
中尾歌舞伎保存会による春季定期公演が今月29日に行われる。
本番を間近にひかえ会員らは稽古に熱が入っている。
20日の夜は伊那市長谷中尾の中尾座で、本番で着る衣装をまとっての稽古が行われた。
公演では「人情噺(にんじょうばなし) 文七元結(ぶんしちもっとい)」という演目が披露されることになっている。
この演目は、借金をかかえた無類のばくち好きの男、長兵衛と、その娘で借金を返すために身売りするお久など江戸時代の町民の気質と人情が表現されている。
中尾歌舞伎は江戸時代にはじまり地域の人たちにより伝えられていたが、太平洋戦争により途絶えてしまった。
しかし地元の若者が復活させ平成18年に伊那市無形民俗文化財に指定されている。
演技の指導にあたっているのは、戦前に役者として舞台に立ったこともある、西村 清典(きよのり)さん。本番を間近に控え、指導にも熱が入る。
中尾歌舞伎の春季定期公演は、今月29日木曜日、伊那市長谷中尾の中尾座で行われる。 -
新山小児童がシイタケの菌打ち
伊那市の新山小学校の児童が20日、キノコの菌打ちを体験した。
20日は、新山小学校の児童が、地元住民でつくる「新山保育園・小学校を考える会」の協力のもと、シイタケやナメタケなどの菌打ちを体験した。
これは、「新山の保育園・小学校を考える会」が、子供たちに地域の人との関わり合いの中で、地元の文化にふれてもらおうと企画した。
最初に上級生が菌を打ちつける木にドリルで穴をあけた。
その後、長さ1センチほどのキノコの菌を、かなづちで木に打ちつけた。
菌を打ちこんだキノコは、早いものは今年の秋にも収穫できるということで、収穫したキノコは、給食などに入れて味わうという。 -
全国学力テスト
小学6年生と中学3年生を対象とした全国学力テストが19日、実施された。
平成19年度に始まった全国学力テストは、小学6年生と中学3年生のすべてを対象に行われてきたが、今年からは国が学校を無作為に選んで行われることになり、伊那市では小学校5校、中学校1校が選ばれた。
県教育委員会によりますと、県内の公立小中学校では、小学校74校、中学校51校が選ばれたほか、自主的に小学校233校中学校99校でも実施された。
調査は、義務教育の水準向上のため学力、学習状況の把握をしようと文部科学省が実施した。学力テストの結果は8月下旬にまとまる予定。 -
信大インターンシップ発表会
企業での長期インターンシップを体験した信州大学大学院農学研究科の大学院生が15日、成果を発表した。
信州大学大学院農学研究科では、産学連携による実践型の人材育成事業、長期インターンシップ・プログラム開発を平成18年度から行っている。
昨年度は、新たな研修先として4社が加わり、8社で大学院生9人が体験した。
この日は、昨年度インターンシップを行った5人が、成果を発表した。
岐阜県に本社を置き、野菜を工場生産しているサラダコスモに研修にいった河村篤紀さんは、野菜の新芽「スプラウト」の商品開発に取り組んだ。
調理の手間を省き、使いきれる量だけ購入できるネギのスプラウト商品を考えた。
河村さんは、「体験を通して企業で働くとはどんなことかイメージを持つことができた」とまとめていた。
信州大学によると、このインターンシップで院生が開発した商品が実際に販売され、人気を呼んだ例もあるという。
信州大学農学部では、この事業を通じて、高度な専門技術だけでなく、経営感覚を身につけた実践的な人材を育成したい竏窒ニしている。 -
翔の会洋画展
上伊那の元陽展出品作家でつくる翔の会は、初めての洋画展をいなっせで開いている。
いなっせ2階ギャラリーには、80号から100号の大作20点が飾られている。
翔の会は、上伊那地域の元陽展出品作家10人が加盟していて、自然の法則の美を追求している油絵研究グループ。
会場には、自然の色の調和やコントラスト、造形美をそれぞれの視点から描いた作品が並ぶ。
代表の須澤重雄さんは、「詩情豊かなロマンの表現を多くの人に見てもらいたい」と話している。
翔の会洋画展は20日まで。 -
伊那ビジネス専門学校入学式
伊那市狐島の伊那ビジネス専門学校で16日、入学式が行われた。
本年度は新入生男子3人と女子3人の合わせて6人が、情報経理学科2年制に入学した。
新入生を代表して伊那市の宮澤優志さんは、「本校の学生としての誇りをもって校則を守り、学業に専念することを誓います」と宣誓した。
また三澤岩視理事長は、「取れる資格をたくさんとって新しい道に進んでいってもらいたい」と式辞を述べた。
新入生は今後、コンピューター操作や簿記会計を学び、簿記検定2級や日商PC検定などの資格取得を目指す。 -
高遠高校3年生と大学生がアンケート調査
高遠の魅力を再発見しようと、伊那市の高遠高校の生徒と愛知県の日本福祉大学経済学部の学生が17日、花見客でにぎわう高遠城址公園でアンケート調査を実施した。
17日は、高遠高校の情報ビジネスコースの3年生と、日本福祉大学経済学部の学生が、高遠城址公園を訪れた花見客に、アンケート調査を実施した。
高遠高校と日本福祉大学は、互いに連携して課題に取り組んでいて、去年から高遠町地区の活性化などをテーマに調査、研究を行っている。
今年度は、「高遠の魅力を再発見する」をテーマに掲げていて、その第1歩として、観光客にアンケートを行い、高遠の何が魅力か知ろうと考えた。
今後は、アンケートの回答を参考にして、高遠の魅力について考える予定。 -
700年前の遺跡「蟻塚城跡」 竣工式
およそ700年前、伊那市美篶にあったとされる蟻塚城(ありづかじょう)の跡地に、城跡の碑が建てられ、17日竣工式が行われた。
17日は地区住民や関係者など約40人が参加して、竣工を祝った。
蟻塚城は、およそ700年前、鎌倉時代から室町時代にかけて存在した城で、笠原地区の豪族、笠原氏が治めていたとされている。
笠原地区では、地域に残る貴重な歴史遺産を後世に伝えていこうと、去年5月に蟻塚城跡保存会を設置し、17日まで整備をしてきた。
蟻塚城は、7段のひな壇型に形成された山城で、現在御射山大社がある2段目部分から、頂上に当たる本丸部分に階段がかけられた。
また、伊那市が一望できる頂上には丸太のベンチが置かれ、座りながら景色を楽しむことができる。
保存会では、今後ドウダンツツジや桜、楓などを植える他、あずまやを設置する予定。 -
桜奏会が高遠囃子
伊那市高遠町に古くから伝わる高遠囃子を保存継承している桜奏(おうそう)会は、15日夜夜満開の高遠城址公園で巡行した。
15日夜は、桜奏会のメンバー20人が、提灯を先頭に、太鼓や笛、三味線などを演奏しながら満開の桜のもと公園内を巡行した。
高遠囃子は、だるま市で有名な鉾持(ほこじ)神社の4月の例祭で、山車とともに囃し歩かれていたが、現在は、9月の燈籠祭りで演奏されている。
桜奏会では、花見客が大勢訪れるこの時期にも伝統の音色を楽しんでもらおうと10年ほど前から公園内での巡行を行っている。
高遠閣を発着点に桜雲橋を渡り公園を一周するコースで、往路はゆっくりとしたテンポの本囃子、復路は、テンポが速く賑やかなかえり囃子で巡行した。
桜奏会の北條良三会長は、「寒くて手がかじかんでしまうが、満開の桜の下で演奏するお囃子は独特の風情がある」と話していた。
高遠城址公園の桜の開花状況は、寒さも手伝って16日現在、まだ見頃となっている。 -
高遠焼 唐木米之助・浦野真吾作品展
高遠焼の第一人者で高遠在住の唐木米之助さんと孫の浦野真吾さんの作品展が伊那市高遠町の喫茶店、アイダッシュで開かれている。
会場には、桜の色をイメージしたという壷をはじめとする唐木さんの作品22点と孫の浦野さんの作品44点の合わせて66点が並んでいる。
高遠焼は、江戸時代に月蔵山から高遠城内に水を引くために、土管を焼いたのが始まりとされている。
一時途絶えていたが、昭和50年に復活し、平成7年には、勝間の白山に登り窯が完成した。
今回並んでいる作品は、その登り窯で去年窯だしした新作で、上薬と窯が独特の風合いをかもし出している。
孫の浦野さんの作品は、祖父で師匠の唐木さんの作品とはひと味違い、透明感が漂う。
浦野さんは、伝統を守るべく10年ほど前に焼物の道に入った。
唐木米之助・浦野真吾作品展は、5月5日まで、伊那市高遠町西高遠のカフェ&ギャラリー、アイダッシュで開かれている。 -
有賀殿夫さん日本画展
南箕輪村在住の有賀殿夫さんの日本画展が、伊那市坂下のはら美術で開かれている。
会場には、日本画42点が展示されている。
個展を開いている有賀殿夫さんは現在76歳。
はら美術での個展は5年ぶり、2度目になる。
有賀さんは、仕事をしながら趣味で日本画を描き続け、中央の展示会で数多く入選している。
日本美術院の院友で、研究会に参加して絵の勉強を続けている。
今回は、桜の作品をはじめ、山や花などを描いた作品を展示している。
有賀殿夫さんの日本画展は18日まで。 -
伊那北小で1年生を迎える会
伊那市の伊那北小学校で、14日、1年生を迎える会が開かれた。
5日に入学した1年生83人は、6年生に手を引かれながら、アーチをくぐって入場した。
1年生を迎える会は、児童会が企画し2週間ほど前から準備を進め、くす玉も手作りした。
児童を代表して6年生の濱 望(のぞみ)くんは「学校には、楽しい事が沢山あります。早く仲良くなって一緒に遊びましょう」と呼びかけた。
この後、6年生とペアになって座った1年生は、自己紹介をしたり、ゲームや○×クイズを楽しんだ。
伊那北小学校の1年生は、今週いっぱい午前中での下校となっているが、来週からは午後の授業も始まるという。 -
伊那市山寺の奇祭 やきもち踊り
伊那市山寺に伝わる奇祭で県無形民俗文化財に指定されている、やきもち踊りが11日、白山社八幡社合殿で行われた。
やきもち踊りは、江戸時代伊勢参りに行った人たちが習ってきてお宮の例祭で踊ったのが始まりとされている。
踊りの唄の中に「やきもちがはらんで」という歌詞があることから、やきもち踊りと呼ばれるようになったといわれている。
11日は保存会会員31人が羽織、袴、白足袋姿で足を高く上げ、飛び跳ねるユーモラスな踊りを披露していた。
踊りは前踊り、中踊り、後踊りの三つに分かれていて、踊りと踊りの合間には酒盛りが行われ、アユの串焼きを肴に、どぶろくを飲んだり、キセルで刻みタバコを吸ったりしていた。
後踊りが終わると踊り手たちは一斉に鳥居の外に駆け出す。
逃げ遅れると厄病にかかるといわれていて、下駄もはかずに一目散に駆け出していた。 -
伊那節まつり
伊那市中央区の伊那公園内伊那東大社で11日、51回目の伊那節まつりが開かれた。
このまつりは、伊那節を後世に唄い継ごうと、伊那商工会議所などが開いた。
まつりには商工会や市関係者ら約50人が参加した。
伊那公園には1960(昭和35)年に伊那節発祥之地の石碑が建立されていて、毎年桜の時期に合わせてまつりを開いている。
例年は石碑の前で行われるが、今年は雨のため、園内の伊那東大社の中で伊那節保存会会員が、三味線や唄に合わせて踊りを披露していた。
伊那節は、古くは「おんたけやま」と呼ばれ江戸時代に権兵衛峠を行き来するときに唄われた馬子唄。
保存会では「伝統ある伊那節を唄い継ぎ、後世に伝えていきたい」と話している。 -
伊那市の春日愚良子さん本出版へ
漂泊の俳人井上井月の研究家、春日愚良子さんが、俳人、小林一茶と井上井月の違いについて論評した本を出版する。
8日は長野市の出版社が春日さん宅を訪れ、本の原稿を受け取り、内容に目を通していた。
出版する本のタイトルは「信州二人の放浪俳人、一茶と井月」。内容は二人とも同じ放浪俳人でありながら、その句や人生観が全く違う一茶と井月を比較しそれぞれの句や人がらについて論評している。
春日さんは、「江戸時代を代表する俳人一茶と、伊那の地で埋もれていった井月を比較したものは、これまでにない。新しい視点でそれぞれの俳句を見直したもので興味深い内容となっている。」と話している。
この「信州二人の放浪俳人、一茶と井月」は7月頃の出版を予定している。 -
竜南保園児とお年寄りがヨモギ摘み
伊那市の竜南保育園の園児と地元のお年寄りたちが9日、保育園の近くの畑でヨモギ摘みをした。
9日は、竜南保育園の園児70人が保育園の近くにある畑を訪れ、祖父母や地元のお年寄りから、ヨモギがどの草かなどを教わりながらヨモギ摘みをした。
核家族化で祖父母と一緒に暮らさない園児が多くなっている中、竜南保育園では、年間を通じて地元の高齢者と交流している。
ヨモギ摘みもその一環で、今年で3年目になる。
子どもたちは、自分でヨモギが分かるようになると、畑を走りまわってヨモギを探していた。
5月には、9日摘んだヨモギでヨモギ餅作りに挑戦するという。 -
伊那技術専門校入校式
伊那技術専門校で8日、入校式が行われ試験に合格した 42人の入校生が出席した。
今年度は、訓練期間が2年間のメカトロニクス科に11人、情報システム科に10人、訓練期間が半年の機械科に12人、パソコン活用科に9人の、合わせて42人が入校した。
式の中で遠藤昌之校長は「規律を守り、誠実で安全であるという校訓を守り、職業人としてふさわしい人格形成に努めてほしい」と話した。
また、入校生を代表して箕輪町の桑沢孝夫さんは「目標とする知能と技術を身につけ、社会で活躍できるよう努力します」と誓った。
伊那技専では、今年度から 木工科がなくなった影響もあり、入校応募者数は、去年の130人から73人へと大幅に減少した。73人が受験し、48人が合格。6人が辞退した為、42人が入校した。
入校した生徒は、資格取得や企業での実習などを通して、働くために必要な技術を学んでいく。 -
新山小1年生が桜の植樹
伊那市の新山小学校で8日、1年生の入学を祝って、コヒガンザクラの記念植樹が行われた。
新山小学校に今年入学した1年生は4人で、コヒガンザクラの木と一緒に子どもたちが大きく育つようにと願いを込めて植樹をした。
1、2年生は複式学級のため、2年生2人も植樹に協力した。
児童は、2メートルほどの大きさの桜を穴の中に入れ、スコップで土をかけていた。
新山小学校では、毎年入学の記念植樹を行っている。
唐澤たか子教諭は、「桜とともに育ち、やがて心の隅に植樹した思い出が残ってくれたらうれしい」と話していた。 -
県公衆衛生専門学校入学式
伊那市の長野県公衆衛生専門学校の入学式が7日行われ、歯科衛生士を目指す18人が入学した。
県内からの入学生18人が、入学許可を受けた。
中村好昭校長は、「高齢化社会が進み、歯科衛生の向上がますます重要になる。県民の健康増進のため活躍できる歯科衛生士を目指してほしい」と式辞を述べた。
新入生を代表して箕輪町の浦野彩香さんは、「皆で励まし合い、支え合いながら確かな技術を身に付けます」と誓った。
国の歯科衛生士養成所指定規則の改正により、今年度の入学生から修業年数が3年となっている。
18人は、これから歯科衛生士に必要な知識を学び、歯科医院での実習を行って3年後の国家試験を目指す。 -
西春近北小1年生 初めての給食
5日に入学した伊那市の西春近北小学校の1年生35人は7日、初めての給食を味わった。
給食当番が、慣れない手つきでおかずをとりわけ準備ができると、全員で「いただきます」のあいさつをした。
この日のメニューは、カレーと福神漬け、フルーツのヨーグルト合え。
食べ始めて10分ほどすると、「おかわりをしたい」とたくさんの手が挙がった。
1年生は今週いっぱい、鞄の入れ方やげた箱の使い方など、学校生活の基本を学び、来週から少しずつ国語や算数の授業を始めるという。 -
伊那西高校 入学式
伊那市の伊那西高校で6日、入学式が行われ、新入生178人が真新しい制服を着て入場した。
式では、新入生代表の三石 芙由(ふゆ)さんが、「勉学に部活に励み、一日も無駄に過ごすことのないようにしたい。高校生としての本分を果たすことを誓います」と、宣誓した。
また、吉川 英人学校長は、「人として生活していく上で大切な心を学んでほしい。みなさんの夢が実現することを願っています」と式辞を述べた。
今年度の伊那西高校の新入生は昨年度より38人多い178人で、上伊那を中心に諏訪や下伊那からも入学している。
上伊那にある公立高校8校でも、5日から7日まで入学式が行われていて、入学式のピークは6日となっている。 -
趣味の会発表会
詩吟や日本舞踊など様々な団体が参加する趣味の会発表会が4日、伊那市の西春近公民館で開かれた。
発表会は、西春近公民館が毎年開いているもので、今年で30回を数える。
今年は地元で活動する16団体が参加した。
ステージでは、詩吟や日本舞踊など26演目が行われ、出演者達は日頃の練習の成果を発表していた。
発表会の第1回目から出演している人は、「30回目の節目ということで感慨深いものがある。これからも一生懸命頑張っていきたい」と話していた。 -
伊那市内小中学校で入学式
伊那市内の小・中学校で5日、入学式が行われた。
このうち西春近南小学校では、男子12人、女子11人のあわせて23人が入学した。
1年生は、6年生に案内され入場した。
竹内実校長は、「冷たい冬を我慢すれば桜が咲くように、我慢をたくさんすれば、みなさんの心の中も桜でいっぱいになります。いっぱいになるよう一生懸命勉強しましょう」と式辞を述べた。
また児童会長の平澤健将君は、「分からないことがあったら、お兄さんお姉さんに聞いてください。仲良く過ごしましょう」と歓迎のあいさつをした。
式の中で1年生は元気に歌を歌った。
伊那市では同日、ほとんどの小・中学校で入学式が行われ、市内全体で小学生は686人、中学生は726人が新一年生となる。
箕輪町と南箕輪村では6日、全校で入学式が行われる予定で、箕輪町が小学生233人、中学生233人、南箕輪村では小学生147人、中学生159人が入学する。