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模様入りデザインアップル
上農生が収穫南箕輪村の上伊那農業高校で26日、模様入りのリンゴ“デザインアップル”の収穫と箱詰め作業が行われた。
デザインアップルは、日光を当てない部分にシールははってリンゴの表面に模様をつけたもの。
このリンゴを育ててきた園芸科学科食用植物コースの2年生12人が、収穫したリンゴを箱詰めした。
デザインアップルは贈答用に作られたもので、毎年上農高校で農作業を通した交流をしている東京都の武蔵野市立第3中学校に贈る。
この日は100キロほどを収穫し、大きさや模様など一つひとつ確認しながら丁寧に並べて箱に詰めた。
このリンゴは今年5月、摘果作業を第3中学校の生徒と一緒に行ったもので、交流した時の写真や手紙を添えて送るという。
なお2年生は来月、沖縄県への修学旅行を予定していて、現地で交流する高校生にも、このリンゴをお土産としてプレゼントするという。 -
ふるさと芸能祭
県伊那文化会館の開館20周年記念事業「ふるさと芸能祭」が23日に開かれた。
芸能祭には、伊那市を拠点に活動している3つの団体が出演し、躍動感あふれる太鼓演奏や地域に古くから伝わる伝統芸能を披露した。
創作和太鼓集団「大太」は、さまざまな種類の太鼓の共演で観客を魅了。迫力ある太鼓の音色と躍動感あふれるパフォーマンスで、見せ場になると会場からは、大きな拍手や歓声が送られていた。
また、ひもを結んだ玉で大太鼓を鳴らすユーモラスな演出でも会場を沸かせていた。
芸能祭では、伝統ある笠原の獅子舞や山寺の義士踊りも披露され、観客たちは照明や背景にも工夫されたステージを楽しんだ。 -
信大農学部でブータン記念シンポジウム
ヒマラヤ山麓に位置するブータン王国の山菜の調査をしてきた信州大学の研究グループが22日、成果をまとめた図鑑の刊行を記念したシンポジウムを開いた。
同学部では、長野県と似た自然環境を持つブータン王国について2005年から調査を開始。ブータン王国はヒマラヤ山麓にあり、国土は九州ほどの広さ。約67万人が暮らしている。
「持続的な森林との共生 ブータン王国における野生植物の利用」をテーマとしたシンポジウムでは、ブータン王国農業省アール・エヌ・アール研究所の キレン・ツェリンさんが講演。
「人口の3分の1が貧困状態にあり、森林に自生する山菜を食料としているばかりで無く、医薬品や香料などの生活に利用してきた。しかし、急速な近代化により、森林と共生する生活が失われつつある」とし、長期的かつ持続的に自然資源を守る為の管理が必要と語った。
信州大学農学部の食と緑の資料館「ゆりの木」では28日まで、刊行した図鑑や、ブータン王国についての特別展を開いている。 -
箕輪町でやまなみコーラス演奏会
箕輪町の主婦らでつくる「やまなみコーラス」の、発足50周年記念演奏会が22日、箕輪町文化センターであった。
「やまなみコーラス」は、昭和34年に町公民館の同好会として発足。名前には、“どこまでも続く山並みのように”と願いを込めた。50年の間に約130人が所属し、歌や交流を楽しんできた。
この日は50年の歩みを振る返えり、初めてコンクールに出場した時の曲など31曲を披露。会場には、美しいハーモニーが響きわたり、訪れた人たちは懐かしそうに歌声に聞き入っていた。 -
長谷の秋葉街道、開通
その昔、信仰の道、塩の道として栄えた古道、秋葉街道が22日、住民有志でつくる「秋葉街道道普請隊」の手で開通した。
この整備事業は、静岡県の秋葉神社へと続く古(いにしえ)の街道を歴史や観光の観点から再生しようと昨年春から県の補助を受け、地域住民らがボランティアで行ってきたもの。約2年の歳月をかけ、長谷地域内で開通に至った。
この日はメンバー15人が長谷から大鹿村に抜ける分杭峠で作業。長谷の中尾地区から大鹿村境の峠まで10キロの山道が開通した。
道普請隊では、今後も継続的に草刈をするなど街道の整備を続けていく。
活動の輪は、隣の大鹿村まで広がっており、分杭峠から南側の整備もスタートする見込み。 -
東春近小学校4年生がリンゴ収穫体験
伊那市東春近小学校の4年生は20日、リンゴの収穫体験をした。
東春近小学校の子供達は、春から花摘み、摘果などを通して、リンゴ栽培について学んできた。
20日は、いよいよ収穫。子供達は、丁寧に、手の届く範囲のリンゴをもぎ取っていた。
この学習は、東春近田原のリンゴ農家、伊藤一路さん・豊子さん夫妻の申し出をきっかけに16年前から始まった。
毎年4年生が、果樹栽培の様子や農家の苦労について学習している。
伊藤さんは、「リンゴ栽培は苦しい事もあるけれど、収穫は楽しい。毎年、子供達から元気をもらっているし、喜んでもらえるとうれしい」と話していた。
東春近小学校の4年生は、来年2月に学習のまとめを発表し、伊藤さんを招いて、お世話になったお礼の会を開くという。 -
高遠高校でゴルフ実習
授業でゴルフを学んでいる高遠高校の3年生12人は18日、伊那市福島のゴルフ練習場西部グリーンパークでゴルフ実習をした。
高遠高校では、3年生の体育の選択授業の一環でゴルフを取り入れている。
これまで学校のグラウンドで素振りや、実際にボールを打ったりして練習をしてきた。
この日は、その総仕上げとしてプロのインストラクターによるレッスンを受けた。
講師を務めたのは公認のインストラクター夏野元樹さん。夏野さんは生徒たちに、「最初は大きなスイングをしないこと。手を止めて肩・腰という順に体でゴルフをすることが大事」とアドバイスしていた。
生徒たちは、練習場でフォームを確認しながらクラブを振った。その後、班ごとに練習場内のショートコースに出て実践的なゴルフを楽しんでいた。 -
高校卒業予定者内定状況
県は18日、高校卒業予定の生徒の就職内定状況について発表し、南信地区は、県内で最も内定率が高いことが分かった。
発表によると、10月末現在、南信地区の就職内定率は83.5%。他の3地域に比べ、10縲・0%高くなっている。男女別に見ると、男子が84.6%、女子が81.7%-。いずれも他の地域に比べ高い。
県全体では、前の年の同じ時期に比べ、男子の内定率が0.2%下がっているが、女子の内定率は、1.2%上昇している。
県の担当は「女子は販売業を希望する人が多く、製造業などに比べ求人が落ち込んでいないので、良い結果になっていると思う。最終的には、県全体で例年並みの90%台の内定率に落ち着くのではないか」としている。
今後県では、経済団体への働きかけを継続し、各学校へは丁寧な進路指導と地元企業との連携を密にすることなどを呼びかけていくという。 -
伊那市の教育を考える懇談会
学校関係者や保護者が伊那市の教育について考える懇談会が17日、伊那市役所で開かれた。
今年度3回目となった懇談会では、不登校児童への対応について話し合った。
メンバーからは、「家庭でのコミュニケーションをはかるため、親子が一緒になってできる活動を何か考えるべき」といった意見や、「学校では、教師が子供の悩みの相談に乗れるよう、専門的な研修を行ってはどうか」といった意見があった。
今年度最後の懇談会は来年2月を予定していて、1年間のまとめが行われる。 -
落ち葉たきコンサート
小学生らの歌声響く伊那市内の小学生などの合同演奏会「落ち葉たきコンサート」が16日、伊那市のいなっせで開かれた。
5つの小学校の合唱団と、いな少年少女合唱団が歌を披露した。
このコンサートは、合唱団同士の交流を目的に毎年開かれている。
子どもたちは、合唱曲やわらべうたなどを歌い、元気な歌声を響かせていた。
また、後半のステージでは、県伊那文化会館附属ジュニア・オーケストラが、大人顔負けの演奏を披露した。 -
碓井伍一さん作品展
伊那市在住の画家、碓井伍一さん(73)の作品展が、伊那市のはら美術で開かれている。
会場には、人物画や静物画など約60点が並んでいる。
高校生の頃から絵が好きだったという碓井さんは、美術の教員などを経て退職後から本格的に制作を始めたという。
パリで開かれている美術展で6年連続入選を果たしたほか、カンヌ国際芸術展で最優秀賞を受賞するなど、フランスでも高い評価を受けている。
碓井さんは、「物だけでなく音や色など感じたままを描いている。絵を見て何かを感じ取ってもらえたら嬉しい」と話していた。
作品展は18日まで。 -
美里会作品展
伊那市長谷溝口を中心に活動しているサークル・美里会(みさとかい)の手芸作品展が、伊那市長谷の美和郵便局で開かれている。約50点の作品が訪れた人の目を楽しませている。
同会は、昔の生活改善グループに所属していたお年寄りで作る手芸サークルで、30年ほど前から活動している。
会員は月に1回集まり、お茶を飲みながら作品づくりをしている。
今回は、春・夏・秋・冬を描いた、木目込みパッチワークを展示。柔らかい発泡スチロールの台に布をはめていくもので、この1年、それぞれの季節に合わせて制作を進めてきた。
ある会員は「ボケ防止も兼ねてやっている。みんなで集まるのも作るのも楽しく、元気なうちは続けていきます」と話していた。
作品展は18日(火)まで、伊那市長谷の美和郵便局で開かれてる。 -
南箕輪小学校でマラソン大会
南箕輪村の南箕輪小学校で14日、マラソン大会が開かれた。
同小学校では例年、寒い時期に体を動かし元気になろう-と、この時期にマラソン大会を開いている。
この日は低学年が1キロ、中学年が2キロ、高学年が3.5キロの距離で走行。
学校では大会前の期間をマラソン旬間として、朝授業が始まる前に校庭を走っており、授業の中でも、練習としてコースを走ったという。
走り終えた子どもたちは「練習よりも30位も早くゴールできた。」「諦めずに最後まで走り続けられた」と感想を話していた。 -
県教育委員会地域懇談会
箕輪進修高校で懇談長野県教育委員会が13日、今年度から多部単位制に移行した箕輪町の箕輪進修高校を訪れ、教職員や生徒と懇談した。
矢崎和広教育委員長など8人が箕輪進修高校を訪れ、生徒や教職員のほか、箕輪町、同窓会、箕輪中学校、地元企業も参加した。
懇談会では、「行政・地元・学校が一体となって日本一の多部単位制高校を目指している。スムーズに移行でき、学校が活気づいた」との報告や、「多部・単位制はよりきめ細かい教育が求められているので、教員の人数を増やして欲しい」という要望が出されていた。
また、箕輪中学校からの進学希望者が1・5倍に増えるなど魅力ある学校として中学生に認識されつつあること、中学時代に不登校だった生徒の休みも減り、退学する生徒が減ったなどの成果があることも報告された。
今年度入学の桐生宜侑君は、「快適な環境でクラスの雰囲気もよく、自分にあった学校と感じている」。定時制生徒会長の徳田優希君は「移行して明るい雰囲気になった」、全日制生徒会長の伊藤修君は「新しい校舎が出来てよかった」と印象を話した。
課題としては、1部2部3部とそれぞれ登校してくる時間帯が違うので、部活動や生徒会活動に支障があることが挙げられた。
高校では今後、カリキュラムの見直しを行い、全校生徒が参加できる形態を模索していきたい-としている。
矢崎教育委員長は、「地域・学校・行政が力を合わせて、多部・単位制のモデルとなる学校として長野県をリードしてもらいたい」と話していた。 -
美篶小学校の児童が手作りベンチの設置を市長に依頼
伊那市の美篶小学校2年1組の児童30人が11日、自分達の作ったベンチを三峰川の堤防に設置するよう、小坂樫男市長に要望した。
児童達はこれまで、総合学習の一環で先輩達が復活させた桜並木について学習してきた。そこで桜並木に1つもベンチが無いためことを発見。みんなが休めるよう、ベンチを置こうと計画した。
ベンチは2つあり、ヒノキなどが使われている。幅が160センチ高さが40センチ。児童の祖父に作り方を教わるなどして約4ヶ月かけてベンチを完成させた。
小坂市長は「すばらしいベンチをありがとう。ジョキングロードを通った人たちにも休んでもらえると思う」と話していた。
市では子供たちの要望を受け入れ、ベンチを12月中旬頃設置する予定です。 -
伊那フィル定期演奏会
伊那フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会が、9日、県伊那文化会館であり、訪れた人たちの耳を楽しませた。
伊那フィル交響楽団は、県伊那文化会館の建設を機に発足した、アマチュアオーケストラで、現在団員は市内を中心におよそ70人が所属している。
地域に密着した音楽活動に取り組み、定期演奏会は、今年で21回目となる。
今回は一昨年、伊那市でコンサートを開いたプロのバイオリニスト、日下紗矢子さんとの協演も実現。
日下さんはベルリンの管弦楽団に所属し、世界各地で開かれる音楽祭への出演や、CDのリリースをする等、活躍している。 -
上伊那のカラオケ愛好者が自慢の喉を披露するソングフェスティバル開催
上伊那のカラオケ愛好者が自慢の喉を披露するソングフェスティバルが9日、伊那市のいなっせであった。
これは、日頃の練習の成果の発表の場にしよう竏窒ニ、伊那市のカラオケ喫茶「夢舞台*花」が初めて開いたもの。
伊那市や駒ヶ根市などから67人が出場した。
曲は演歌や懐メロが中心で、出場者は豪華な衣装に身を包み広い会場に自慢の歌声を響かせていた。
客席にはおよそ250人が訪れ大きな声援を送ってた。
主催者は「多くの人たちに参加していただいた。年に2回はこのような発表の場をつくっていきたい」と話していた。 -
箕輪中統合50周年記念式典
箕輪町の箕輪中学校が統合50周年を迎え、記念式典が8日、開かれた。
箕輪中学校は、昭和30年に統合し、32年に新校舎が完成してから50年が経った。
式典には生徒や保護者、地域住民らが参加して半世紀の節目を祝った。
記念事業実行委員会の平出正敏実行委員長は、「今日この日が新しい歴史づくりの第一歩となることを心から祈念します」とあいさつした。
北原秀樹校長は「生徒の夢の叶う学校として一層発展させてまいりたい」と話した。
生徒会長の寺平怜央君は、「皆さんの気持ちに応えるには、箕輪中をさらに良い学校にしていくことが大切だと思う」とあいさつした。
式典では、地域に募った寄付で購入したモニュメント時計付き放送機器やグランドピアノなどの記念品の目録も贈られた。 -
上農生が押花で入賞
南箕輪村の上伊那農業高校の生徒がこのほど、全国高校押し花コンテストで入賞し、7日、三井忠人校長から表彰状が手渡された。
今回のコンテストでは、園芸科学科鑑賞植物コース3年の宮坂光男君が優秀賞に、同じく3年生の山口弥倭さんが審査員特別賞に選ばれた。
このコンテストは、ワールド・プレスフラワー協会が全国の高校生を対象に行っているもので、今回は全国の21校から197点の作品が寄せられた。
優秀賞に選ばれた宮坂君の作品「美鳥」は、2匹のインコを描いた作品で、シクラメンやハイビスカスなどを用いている。
宮坂君は「自分が優秀賞になると思ってなかったので驚いた。羽を重ね合わせるのが難しかった」と話していた。
また、山口さんの作品「春物パンプス」は、パンプスの絵の周りに、さまざまな花や四つ葉のクローバーを散りばめた。
山口さんは「特別賞に選ばれて嬉しい。細かい部分は慎重に色を塗った」と話していた。
2人の作品は、12月12日に塩尻市のレザンホールで開かれる高校生作品展に出展する予定。 -
美篶地区文化祭
22年ぶりのステージ発表伊那市美篶地区文化祭が2日、美篶公民館「美篶きらめき館」であり、22年ぶりにステージ発表が行われた。
美篶地区文化祭は作品展示が中心で、ステージ発表は昭和61年を最後にマンネリ化や、旧公民館の老朽化により途絶えていた。
今年の文化祭では、新築した公民館の開館を記念し22年ぶりに発表が行われ、日本舞踊や剣舞、太鼓など20団体およそ150人が出演して日頃の練習の成果を披露した。
また、美篶上原の有志でつくる上原獅子舞クラブは、創作した舞「上原楽獅子」を演じた。
これは、百年の眠りについている獅子を、酔っ払った男が叩いて起こすストリーで、男性がおどけた仕草を見せると会場からは笑いが起きていた。
美篶公民館の赤羽仁分館長は、「ステージ発表をすることで多くの人に文化祭に来てもらい、地域の発展に繋がれば」と話していた。 -
中尾歌舞伎秋季公演
伊那市の無形民俗文化財に指定されている伊那市長谷の中尾歌舞伎の秋季公演が2日に行なわれ、熱の入った演技に会場からは、おひねりが盛んに飛んでいた。
今回の出し物は「神霊矢口渡 頓兵衛住家の段」。
鎌倉幕府滅亡後の新田家と足利家の権力争いを背景に、追っ手から逃れる武将に、褒美欲しさに殺害を企てる父の娘が恋に落ちるというストーリーで、しまいには娘がその父に切り殺されてしまう悲劇の人情もの。
久々に回り舞台が活躍する演目で、随所にちりばめられた見せ場がくると、会場からは、拍手やおひねりが飛び交っていた。
中尾歌舞伎は、江戸時代から伝わる伝統芸能で、太平洋戦争と共に自然消滅したが、昭和61年に復活。現在は保存会が師匠の指導を受けながら伝統を守り続けていて、近いうちにヨーロッパでの公演も計画されている。 -
ティービーエム、春日さん、・ス田さんに村長表彰
宮田村の村長表彰式は4日開き、多額の善意で教育文化振興に寄与した発電用タービンブレードなど製造のティービーエム(山田益社長)に感謝状、前村教育委員長の春日親夫さん(78)=新田区=、前村教育相談員の・ス田収藏さん(75)=町一区=に表彰状を贈った。
ティービーエムは本社がある宮田村へ100万円を教育文化振興にと寄付。村はその善意で宮田小学校と村民会館にプロジェクター各1台を導入した。
清水村長は表彰式で「欠かすことのできない備品で、末永く使わせて頂く」と話し、日ごろから地域への貢献活動に熱心な同社の企業姿勢に改めて感謝した。
唐澤副社長は「特殊な産業分野で歩むことができたのも地域あってこそ」とあいさつ。より一層地域に貢献できる企業として飛躍することを誓った。
多年にわたり教育行政推進に手腕を発揮した春日さんは「宮田村には素晴らしい子どもたちと家庭文化がある」と語り、発達障害児や不登校児の相談にあたってきた・ス田さんは「子どもや保護者に教えられたことばかりで反省のほうが大きい」と振り返りつつ、2人は今後とも村の教育発展に協力していきたいと抱負を述べた。 -
南箕輪村民文化祭開催
11月3日の文化の日に合わせ、各地で文化祭が行われている。
南箕輪村の村民センターでは1日から、村民文化祭が始まった。
文化祭は、文化団体の発表の場として毎年開いており、会場には小中学生やサークルなどから寄せられた書道や水彩画、陶芸品などのさまざまな分野の作品450点が並べられている。
また、抹茶を振る舞うコーナーでは、小学生や中学生が作法に習い、訪れた友達や家族にお茶を点てていた。
子どもたちは、緊張した表情を見せ、一つ一つの動作を確認しながら、お茶を点てていた。
子どもたちを指導する表千家の沖村直次さんは「日本人の心となる伝統文化を大切にし、絶えること無く継承してほしい」と話していた。
2日はダンスや太鼓グループによるステージ発表がある。 -
高遠北小学校で開校30周年記念式典
伊那市高遠町の高遠北小学校で1日、開校30周年の記念式典が行われた。
児童や来賓、地域住民などが出席して、30年の節目を祝った。
高遠北小学校は、昭和54年に長藤小学校、三義小学校、藤沢小学校の3校が統合し開校した。
現在、全校児童は66人と減少傾向だが、縦割り班で構成しての授業など全体での活動もしている。
田中茂校長は、「人数は減ってきているが、地域の方々からの協力は変わっていない。30年の節目を祝うとともに、これからも学校と地域が一緒になって良い学校にしていきたい」とあいさつした。
なお、高遠北小では30周年を記念して長藤、三義、藤沢の3小学校の写真などを来週いっぱい展示していて、一般の人でも見ることができる。 -
中尾歌舞伎秋季公演 稽古に熱
11月2日に伊那市長谷で行われる中尾歌舞伎の公演を目前に控え、稽古に熱が入っている。
中尾歌舞伎は、伊那市長谷の中尾地区で江戸時代から行われている。太平洋戦争で中断したが昭和61年に復活し、現在は中尾歌舞伎保存会が受け継いでいる。
今回は、追っ手を逃れて旅をする2人と、途中で一泊する家の娘の悲恋の物語を描いた「神霊矢口渡 頓兵衛住家の段」。
稽古は2ヶ月前に始まり、現在は毎晩通し稽古が行われている。
出演者は、台詞の言い回しや手の動きなどを確認しながら稽古していた。
関係者は、「娘の悲しい恋の物語ですが、脇を固める役のひょうきんな動きにも注目して欲しい。観客と演者の両方が楽しめるものにしたい」と話していた。 -
西箕輪小児童と信大留学生交流
文化の違いを学ぼうと伊那市の西箕輪小学校の児童が29日、南箕輪村の信州大学農学部の留学生と交流した。
バングラデシュ、中国、インドネシア出身の留学生4人が西箕輪小学校を訪れた。
交流はさまざまな文化や考え方を子どもたちに知ってもらうため、毎年行っている。
顔合わせ式では、全校生徒が留学生の前で合唱を披露し、その後、3年生から6年生までの児童がそれぞれの教室で個別に交流を深めた。
そのうちインドネシア出身のヘリ・クリニアンタさんは、6年ひのき組と交流し、あいさつや数字などの簡単なインドネシア語を子どもたちに紹介した。
子どもたちは、なじみのないインドネシア語に最初は戸惑い気味だったが、ヘリさんがインドネシア語で質問すると、少し恥ずかしそうに習ったばかりのインドネシア語で答えていた。
子どもたちが「日本に来て、最初に困ったことは何ですか」と質問すると、ヘリさんは「最初は料理がまったく食べられなくて困った。インドネシアは温かい国なので、冬の寒さは今でも苦手」などと笑顔で答えていた。 -
美篶青島「千社参り」を伊那市無形民俗文化財に指定
伊那市美篶青島の伝統行事「千社参り」が29日、伊那市の無形民俗文化財に指定される事が決まった。
青島に伝わる「千社参り」は、毎年7月20日の土用の入りに、千枚の札を市内各地の神社やお寺、道祖神などに貼って回り、1年間の無事と農作物の豊作を願うもので、市内で行っているのは青島のみ。
いつから始まったか定かではないが、三峰川の洪水を鎮めようと、江戸時代に区民一体となって千社参りを考えつき、明治の初めから行事化したという。
青島では現在でも毎年行われ、1年の中の行事でも重視されている。
「青島の千社参り」の文化財指定は、29日に開いた伊那市教育員会10月定例会で決定した。
決定を受け青島区の堀内利男区長は「歴史の重みを感じる行事。これからも区民で伝え残していきたい」と話している。
千社参りの指定で、伊那市の無形民俗文化財は、長谷の中尾歌舞伎、羽広の獅子舞、美篶・富県のさんよりこよりなど含め8つになった。
伊那市教育員会は、準備が整い次第告示をし正式に指定する。 -
みどりの少年団枝打ち
伊那市の西春近北小学校の「みどりの少年団」が28日、春近共有林で枝打ち作業に取り組んだ。
5、6年生の児童およそ70人が、ヒノキの枝を切る作業を体験した。
枝打ち作業は学校の伝統行事で、体験を通してふるさとの自然を愛し守る心を育てる願いがある。
作業したのは、8年前にヒノキを植えたおよそ2・5ヘクタールの一帯。児童は、西春近財産区の議員に教わりながら、手持ちのこぎりや高い枝を切るのこぎりを交代に使って枝打ちしていた。
児童は、「枝打ちは楽しい」「森を大切にしたい」と話していた。 -
南大東島の子どもが来伊
沖縄県南大東島の小学生が伊那市を訪れ28日、伊那西小学校の児童と交流した。
伊那に来たいという南大東小学校の児童が多いため、今回は抽選で5人が伊那を訪れ、伊那西小学校でゲームや飯ごう炊さんをした。
伊那西小学校と南大東小学校は、伊那市の青パパイヤの会が島と交流を始めたことがきっかけで、おととしから交流が始まり、毎年、南大東島の児童が数人伊那市を訪れ、ホームステイしながら稲刈り体験やコンサートで交流してきた。
この日は、いろいろな種類の葉っぱを集めるゲームをしました。
南大東島の子どもたちは、葉っぱの名前を聞いたりしながら、林の中を歩き回っていた。
その後、飯ごう炊さんをして、お昼を作った。ご飯を炊いたり、伊那西小の児童が林で採ったナメコ、クリタケ、シイタケが入ったきのこ汁も作った。
出来上がると校庭でお昼を食べた。
子どもたちは秋の味覚を味わいながら、交流を深めていた。
南大東島の子どもたちは29日、ロープウェイで駒ケ岳に登る予定で、30日まで滞在する。 -
伊那市御園区民祭
地域で秋の収穫を祝う御園区民祭が、26日行われた。
会場の御園公民館には、雨にも関わらず、この日1日で600人が訪れた。
御園区民祭で毎年人気なのが,だいこんの煮こごりと餅のサービス。材料は、区の農家が提供し、訪れた人全員に配られた。
また、公民館の教室や一般の区民による作品展も行われ、盆栽や写真、パッチワークなど様々な作品が並んだ。
宮下重雄区長は「区民祭は、運動会と並んで大きな行事の一つ。みんなで集まりコミュニケーションを図る事で、いつでも協力し合える地域づくりをしていきたい」と話した。