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冬至 伊那東小学校でかぼちゃ給食
冬至にちなんで22日、伊那市の伊那東小学校ではかぼちゃ給食が提供されました。 かぼちゃは3年梅組の35人が育てたもので味噌汁に入れて全ての児童に出されました。 かぼちゃの栽培は学校近くの畑を借りて行われたということで草取りなど班ごとに取り組み大小20個ほどを収穫したということです。 3年梅組では「自分たちが育てたかぼちゃを先生や学校のみんなに食べてもらえてうれしかった。」と話していました。
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東京農業大学の女子学生が漆戸醸造で実習
東京農業大学の女子学生2人は、11日から伊那市西町の漆戸醸造で酒造りについて学ぶ実習を行っています。 実習で訪れているのは、東京農業大学応用生物科学部醸造科学科3年の、菊地遥さんと鈴木莉加さんです。 2人は、今月11日から泊まり込みで漆戸醸造で実習しています。 この日は、蒸した米や麹などを混ぜる櫂入れを行いました。 タンクの中の温度や成分が均一になるように行う作業で、日が経つにつれて重くなるため力が必要です。 また、年末年始に店頭に並ぶ予定の日本酒の成分を調べる作業も行いました。 実習の受け入れは、漆戸醸造の社長、漆戸正彦さんが東農大の卒業生であることが縁で毎年行われています。 2人は22日まで実習を行い、日本酒が完成するまでの全ての工程を学ぶことになっています。
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伊那弥生ケ丘高校と伊那中学校 戌の大絵馬を奉納
伊那市の伊那弥生ケ丘高校と伊那中学校の生徒が描いた来年の干支、戌の大絵馬が学校近くの春日神社に20日奉納されました。 伊那弥生ケ丘高校の美術部は、紅白の紐をつけた2匹の犬神と初日の出をイメージした太陽を描きました。 多くの人の願いが叶うようにと書道部の生徒が「大願成就」の文字を添えました。 伊那中学校美術部は見てくれた人の健康を願い羽をつけた犬神を力強く描いています。 この日は春日神社で生徒らが参加して大絵馬を奉納する神事が行われました。 大絵馬の製作は初詣に訪れる人たちに見てもらおうと春日神社が生徒に依頼したものです。 申年の時から毎年行っていて今年で3年目になります。 生徒が描いた大絵馬は12月31日の2年参りから1年間本殿の前に飾られる事になっています。 伊藤光森神主は「大絵馬を見てくれた地域の人たちに、生徒の思いが届いて欲しい」と話していました。
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中学生模擬議会 6年ぶりに開催
南箕輪中学校の3年生が、議会を体験しながら日頃の疑問を村長に聞く模擬議会が19日に役場で開かれました。 この日は、中学生7人が、「あいさつの響く村づくり」や「交流の場づくり」などについて質問しました。 このうち、野村明日香さんは、福祉施設の充実や職員数の増加、職場の待遇の改善について対策があるか質問しました。 唐木一直村長は「村だけで増やすことは難しいが、上伊那福祉協会や民間の施設などと連携して、全ての人が住み慣れた場所で暮らしていける地域づくりをしていきたい。みなさんも協力をお願いします」と答えていました。 模擬議会は、キャリア教育の一環で村政に興味を持ってもらうとともに、議会運営に中学生の意見を取り入れていこうと6年ぶりに開かれました。
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伊那市内合唱団体一同に い~な音楽祭2017
伊那市内の合唱団体が一同に集まって歌声を披露する「い~な音楽祭2017」が16日、駒ヶ根市の駒ヶ根市文化会館で行われました。 音楽祭には、伊那市内の合唱サークルや高校の合唱部など、21団体、延べ500人が出演しました。 クリスマス前ということもあり、サンタクロースの帽子やトナカイの角の飾りを身に付けて歌う団体もみられました。 最後は伊澤修二記念音楽祭合唱団の「第九」で締めくくりました。 音楽祭は、市内の合唱団体同士の交流の輪を広げようと毎年開かれています。 今年は、伊那文化会館が改装工事で利用できないため、駒ヶ根市文化会館で開催されました。 音楽祭の模様は、2018年1月1日~伊那ケーブルテレビ121チャンネルで放送します。
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ブックバンド作り募金活動
伝統行事「落穂拾い」が中止になった南箕輪中学校では米の代わりにブックバンドを作り募金活動を行っています。 15日は校舎入口で生徒会役員が募金活動を行いました。 南箕輪中学校では東日本大震災以降、被害を受けた東北の中学校に支援金を送っています。 募金をしてくれた人に落穂拾いで集めた米をお礼として渡していましたが今年は雨のため中止となりました。 生徒会では今年も支援金を送るためブックバンドを作りお礼として募金した保護者に渡していました。 ブックバンドはこれまでに図書週間などで作っていたということです。 去年は7万5,100円が集まったということで今年も多くの募金を呼びかけています。 この募金活動は19日まで行われるということです。
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信州総文祭 上田で美術・工芸部門プレ大会
県内から、高校生たちの個性あふれる美術・工芸作品が集う全国高等学校総合文化祭「美術・工芸部門プレ大会」が上田市のサントミューゼで開かれています。 細かい部分まで書き込んでいる作品に こちらは、扉を付け、内側もキャンバスにして仕上げました。 第42回「全国高等学校総合文化祭」美術・工芸部門プレ大会は、文化系の高校生たちの祭典総文祭を盛り上げようと開かれました。 来年8月サントミューゼを会場に開かれる総文祭には、全国から400点以上の美術・工芸作品が集まる予定です。 プレ大会でも、総文祭に並ぶ作品数を展示しようと県内80校から250点あまりの作品が集まりました。 会場では、最終日17日に交流会を予定しています。 リンゴの木に見立てて描かれたこちらの大作。 交流会に集まった高校生たちがリンゴにかたどった紙に平和への願いを書き込み、貼り付けて完成させます。 信州総文祭 美術・工芸部門プレ大会は17日(日)まで上田市のサントミューゼで開かれています。 <取材:上田ケーブルビジョン>
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伊那市で平山郁夫さんの作品展
伊那市の名誉市民で平成21年に亡くなった広島県出身の日本画家、平山郁夫さんの作品展が、14日から伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 会場には原画をもとに制作された版画40点が展示されています。 展示会は収益の一部を日本ユネスコ協会連盟が行っている東日本大震災子ども支援募金に寄付するチャリティー展として開かれました。 大阪府に本社を置く絵画展の企画会社が3年前から全国各地で行っているもので、これまで300万円ほどを寄付したという事です。 平山郁夫さんは、広島県出身の日本画家です。信州高遠の四季展で審査委員長を務めました。 日本文化の源流を求めてシルクロードを旅し、平和への祈りをテーマに制作を続けてきたという事です。 平山さんの作品のほかに東山魁夷などの作品30点も展示されています。 このチャリティー展は18日(月)まで、かんてんぱぱホールで開かれています。
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南箕輪村中部保育園もちつき
南箕輪村の中部保育園で、もちつきが14日行われました。 この日は、地域の人から提供してもらったもち米12キロを炊きました。 年長の園児57人が代わるがわる餅をついていました。 普段から交流している地元北殿・南殿の高齢者クラブのメンバーが訪れ、園児を手伝っていました。 中部保育園では、「最近では家で餅をつくことも少なくなった。子どもたちに日本の伝統を伝えたい」と話していました。 ついた餅は、あんこやきなこをまぶして昼食で味わいました。
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南箕輪村中部保育園もちつき
南箕輪村の中部保育園で、もちつきが14日行われました。 この日は、地域の人から提供してもらったもち米12キロを炊きました。 年長の園児57人が代わるがわる餅をついていました。 普段から交流している地元北殿・南殿の高齢者クラブのメンバーが訪れ、園児を手伝っていました。 中部保育園では、「最近では家で餅をつくことも少なくなった。子どもたちに日本の伝統を伝えたい」と話していました。 ついた餅は、あんこやきなこをまぶして昼食で味わいました。
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学びの改革実施方針策定に向け地域懇談会
県教育委員会は県立高校の第2期再編を含めた改革の実施方針策定に向けた地域懇談会を伊那市の伊那文化会館で12日、開きました。 地域懇談会は、今回が2回目で12日は、上伊那の旧第8通学区を対象に開かれ保護者や学校教諭などおよそ200人が参加しました。 懇談会では、県教育委員会が11月に示した実施方針のたたき台や今後のスケジュールについて説明しました。 都市部の普通校の伊那北・伊那弥生ケ丘・赤穂は生徒数が520人以下、都市部の専門校の上伊那農業・駒ヶ根工業の生徒数が280人以下がそれぞれ2年連続になった場合を再編基準としています。 中山間地の辰野・高遠については、生徒数が120人以下もしくは生徒数が160人以下で卒業生の半数以上が入学している中学校がない状況が2年連続した場合としています。 出席者からは様々な意見や要望が出されていました。 県教育委員会では2021年3月までに県全体の再編整備計画を確定し、再編に着手するとしています。 また、旧通学区ごとに市町村長や、教育長、産業界から選出された人達でつくる「高校の将来像を考える地域の協議会」が設置されることになっています。
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伊那市の橘博貴さん 独り芝居「老いのレッスン」本番にむけ稽古
伊那市上の原の橘博貴さんは、自身が脚本を手掛けた独り芝居「老いのレッスン」の公演を15日にいなっせで行います。 13日は、橘さんが西春近で借りている稽古場で制作スタッフと共に本番に向けての稽古を行いました。 橘さんは、酒場を営む女性「夢子」を演じます。 「人生を生ききる」をテーマに、2人の客とのやり取りの中で人生の最期をどう生きるかを伝える内容です。 脚本を手掛け、劇中の歌も自ら作詞しました。 橘さんは静岡県浜松市出身で、現在は伊那市上の原に住んでいます。若い頃から小説家を目指し、作詞活動も行っています。 独り芝居「老いのレッスン」は去年埼玉県で一度上演し、今回が2回目となります。 橘さんの独り芝居「老いのレッスン」は15日(金)午後7時30分から伊那市のいなっせで上演され、チケットは大人1,000円、中高生500円となっています。 問い合わせは事務局(電話)78-0115まで
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中学生書初め教室 高遠高校生徒が指導
伊那市内の中学校では冬休みを控え、12日から書初め教室が始まりました。 教室では、長野県内で唯一の書道専攻がある高遠高校の生徒が指導にあたりました。 この日は高遠高校書道専攻の生徒7人が伊那中学校で指導をしました。 中学3年生の冬休みの課題になっているのは「無限の可能性」です。 例年に比べて文字の画数が多いということで、中学生は大きさや、全体のバランスを見ながら書いていました。高校生は、赤い墨で直接書き込んで説明していました。 指導を受けた中学生は「どこがどんな風に悪いのかわかりやすく教えてくれた」「年も近いし説明がわかりやすかった」と話していました。 高遠高校では、地域の保育園や小中学校、公民館、文化施設などとの交流を通じて学びを地域に還元し、高校の魅力を発信しようと、2年前に「高遠学園構想」を立ち上げました。 高遠学園構想では様々な事業を行っていて、書初め教室もこの一環で行われました。 教室は高校生がより実践的な学習をする場にもなっています。 指導にあたった生徒は「考えながら教えるのが面白かったし、ためになった」「それぞれの癖と自分の癖を考えながら教えるので、自分のためになる」と話していました。 書道専攻の泉逸男教諭は「指導をすることで、違った角度から書道を見ることができるようになる。コミュニケーション能力の向上にもつながるし、学ぶことも多い」と話していました。 19日には長谷中学校、21日には高遠中学校でも高校生による書き初め教室が行われることになっています。
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初めての着付け講座 着物で街歩き
11月から全5回の講座が開かれてきた箕輪町公民館の着付け講座の最終講座となった10日、受講生が自分で着つけた着物で街を歩きました。 この日は、受講生が着物姿で箕輪町内を歩きました。 12人が受講し、5回の講座で、自分で着つけることができるようになったということです。 町内の飲食店まで歩き、着物姿で昼食を味わいました。 講座は、初心者向けに箕輪町公民館が開きました。
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伊那北小学校の児童が炭の窯出し
伊那市の伊那北小学校の6年2組の児童は、総合的な学習の一環で作った炭の窯出しを、5日に行いました。 この日は、できた炭の窯出しを行いました。 里山にあった広葉樹や竹を使い、先月14日に火入れをし、およそ3週間かけて燃やして作りました。 伊那北小6年2組の児童36人は、総合的な学習の時間に、上牧の住民グループが整備している里山について学んでいます。 今回は、初めて炭づくりに挑戦しました。 缶の中にまつぼっくりや栗、どんぐりなどを入れて原型のまま炭にする「花炭」も作りました。 缶から取り出すと、きれいな形のまま出てきました。 児童たちは5年生の時から上牧の里山について学んでいて、ピザ窯でピザを焼いたり、自然を調査する活動を行ってきました。 上牧里山づくりでは「努力のおかげで良い炭ができました。実際に体験することの大切さを学んでもらえたと思う。」と話していました。 完成した炭は、学校で行うバーべーキューで使うということです。
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県立歴史館 「KOAの日」で無料開放
電子部品の開発・製造を行うKOA㈱が協賛して、千曲市の長野県立歴史館を無料開放する「県立歴史館・KOAの日」が12月16日に行われます。 企業などの協賛を受け、通常大人300円の入館料を無料にして、多くの人に足を運んでもらおうと、県立歴史館が初めて企画したものです。 初回の16日は、KOAが協賛することになりました。 日本初の昆虫標本作りに奔走した飯田市出身の田中芳男の展示や、遺物収蔵庫・文献資料書庫をめぐるバックヤード探検が企画されています。 6日には記者会見が開かれ笹本正治館長が内容を説明しました。 笹本正治館長は「来館者の中心は東北信の人。中南信の人にも目を向けてもらいたいという想いもありKOAさんに協力をしてもらっている部分もある」と話していました。 KOAでは「素晴らしい施設だということを中南信の人たちにも知ってもらいたいと思い協力することにした。地域の次世代を担ってくれる子ども達の育成につながればうれしい」と話しています。 当日は、会場でKOAの製品展示も行われるということです。 県立歴史館では今後、公募で協賛団体を募集し、無料開放を行っていくということです。
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長谷中生徒が伊那市長と語る
伊那市の長谷中学校の生徒と白鳥孝市長が、長谷の魅力や課題について語り合う「市長と語りたいな」が7日行われました。 長谷中の3年生は、内藤とうがらしの栽培に取り組んできた成果を報告しました。 地域の人に苗を配ったほか、ラー油を作って販売しました。 1100本作りましたが、すべて売り切れたということです。 そこで、生徒たちは、市長に「内藤とうがらしの特産化」を提案しました。 また、生徒たちが、内藤とうがらしの売り上げや寄付を募って集めた10万円を長谷の活性化に役立ててほしいと寄付しようとすると、白鳥市長は気持ちだけいただくとして受け取らず、「ラー油は大ヒットする可能性がある。皆さんの活動をさらに広げるために活用してほしい」と激励していました。
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エコポスターコンク 最優秀賞に南中稲村さん
南箕輪中学校2年の稲村美琴(いなむらみこと)さんが描いたポスターが、abnエコポスターコンクール中学生の部で最優秀賞に選ばれました。 最優秀賞に選ばれた稲村さんの作品は「日本一!!ごみ量少ない長野県」を標語に、長野県の自然を表現しています。 県の鳥・ライチョウや、県の花リンドウが中央に、南アルプスをモデルにした山が背景に描かれています。 ポスターに長野県らしさが出るようこだわって製作したということです。 稲村さんは「このポスターを見て、少しでもみんながごみを減らそうという気持ちになればうれしい」と話していました。 南箕輪村民センターでは、現在、エコポスターの展示が行われています。 コンクールは、長野朝日放送が「地球を守ろうプロジェクト」の一環で毎年行っています。 今年は小学生の部に295作品、中学生の部に262作品の応募があり、稲村さんの他、努力賞には南箕輪中2年の日向彩瑛(ひゅうがあい)さんと三浦梨菜(みうらりな)さんの作品も選ばれています。 展示は、21日まで村民センターで行われています。
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伝統芸能継承 古田人形芝居
箕輪町上古田に伝わる伝統芸能古田人形芝居の定期公演が2日、箕輪町文化センターで開かれました。 定期公演では箕輪中学校古田人形部が恋人に会いたいと願う娘の物語、生写朝顔話宿屋の段を披露しました。 盲目の旅芸人となった娘が、恋人と偶然同じ宿に居合わせたことを後から知る場面では娘が激情する様子を表現していました。 古田人形芝居保存会は生写朝顔話の後半、大井川の段を演じました。 目の病に効くという薬を飲み娘の目が再び見えるようになる場面では巧みに人形を操り舞台を盛り上げていました。 古田人形芝居は約300年の歴史があり県選択無形民俗文化財に指定されています。 この伝統芸能を守り伝えようと後継者の育成にも力を入れていて公演では地元の箕輪西小学校古田人形クラブの児童も練習の成果を披露していました。 古田人形芝居保存会では「これまでの小中学校の経験者が活動の担い手となってきている。 伝統を受け継ぐ責任と誇りを持ち稽古を続けていきたい。」と話していました。
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伊那市民芸術文化祭 活動の成果を披露
文化、芸術団体がこの1年の活動の成果を発表する伊那市民芸術文化祭が、2日と3日の2日間、伊那市のいなっせで行われています。 いなっせ5階では生け花や絵画、書道など17の団体が作品を展示しています。 伊那市民芸術文化祭は市内で活動している団体の発表の場としてNPO法人伊那芸術文化協会が毎年行っているもので今年で14回目となります。 無料の体験コーナーもあり、煎茶道方円流の教室に通う生徒が作法に従って入れた煎茶を、訪れた人に振る舞っていました。 舞台部門には15団体が参加し、日本舞踊などを発表していました。 伊那市民芸術文化祭は3日も午前10時から行われステージ発表は午後1時からとなっています。
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上伊那ハーモニカ愛好者の集い演奏会
上伊那で活動しているハーモニカグループによる演奏会が伊那市の伊那文化会館で2日に開かれました。 上伊那ハーモニカ愛好者の集い演奏会は、平成23年に始まり今年で7回目となります。 この日は、のべ150人が出演し日ごろの練習の成果を発表しました。 このうち伊那市高遠町で活動している高遠ハーモニカクラブは9人で「勘太郎月夜唄」を演奏していました。
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美篶小児童が篶竹細工学ぶ
伊那市の美篶小学校の児童が1日地元に伝わる竹細工の技術を学びました。 これは美篶小学校開校116周年記念事業として行われたものです。 美篶地区に伝わる県指定の伝統工芸、篶竹細工の技術を継承している上川手竹細工クラブのメンバーが講師を務めました。 篶竹細工は竹を使ってびくなどを作るもので江戸時代の農家の収入源の一つだったということです。 クラブによりますと昭和23年頃には4万個ほど作られていましたが時代とともに衰退してきたということです。 児童らは竹でびくが作られていく行程を興味深げに見ながら地域に伝わる伝統工芸に触れていました。 この事業を企画した美篶小学校資料館運営委員会では「地元のお年寄りと子どもたちの交流を通して歴史や文化を伝えていきたい。」と話していました。
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新園舎完成で開園式
箕輪町沢に新しく建設された沢保育園の開園式が1日行われました。 開園式には園児のほか、建設業者、町関係者など約100人が出席しました。 式のなかで唐澤真弓園長は「子ども1人1人を大切にし地域に愛される園にしてきたい。」とあいさつしました。 また保護者を代表して西美保さんは「子どもたちはみんな楽しみにしていました。年長さんも新しい園に入る事ができたので良かったです。」と話していました。 新しい沢保育園は木造平屋建てで延床面積は約1,900平方メートル、建設費は7億7千万円となっています。 開園式の最後に園児が沢保育園の歌を合唱し感謝の気持ちを表していました。 沢保育園では2日と3日に旧園舎から荷物を移し4日から新保育園での生活が始まります。
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伊那市小学生総合的な学習発表交流会
伊那市内15の全ての小学校が参加する「伊那市総合的な学習発表交流会」が30日、高遠町の高遠スポーツ公園文化体育館で開かれました。 豊かなコミュニケーション能力を身につけ、新たな学びの意欲と仲間としての一体感を高めようと、伊那市教育委員会が開いたもので、今年で5回目です。 地域の人たちとの関わりを通して「富県の宝」を学んできた富県小学校の6年生は、地元に拠点を置く歌舞劇団田楽座から教わった「ぶちあわせ太鼓」を披露しました。 西春近南小学校の6年生は、「昔は伊那市も海だった」という新聞記事を見たことがきっかけで、もっと伊那市のことを知ろうと化石を採取したり地質を調べました。 児童らは「調べるうちに伊那のことに詳しい人がたくさんいることも分かった。何億年も続く地球の歴史に思いを馳せることができた。」とまとめていました。 この発表会の模様は、来年1月3日からご覧のチャンネルで放送する予定です。
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長谷小学校6年生 ふるさと祭りの収益で掛け時計を寄贈
伊那市長谷の長谷小学校6年生は南アルプスふるさと祭りで行った手作り品の販売での収益金で掛け時計を購入し、地元のデイサービスセンターに寄贈しました。 29日、長谷小学校6年生の児童13人がデイサービスセンターやすらぎを訪れ利用者に掛け時計を手渡しました。 6年生は10月に行われた南アルプスふるさと祭りで鹿の角を使ったアクセサリーや繭で作った指人形などを150円から800円ほどで販売しました。 児童らは普段からお世話になっている人達に恩返しをしたいと収益金を使って地元の福祉施設3か所に、絵の具セットや折り紙などを贈る事にしたという事です。 担任の三澤陽子教諭は「自分たちが周りの人たちの力になれる事を知り地域を愛する心を持ち続けてほしい」と話していました。 残りの収益金は卒業記念品の購入費に充てるという事です。
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箕輪北小学校2年3組 水生生物を展示「生きものかん」
箕輪町の箕輪北小学校の2年3組の児童は、生活科の授業で観察を続けてきた魚や水生生物を教室に展示する「生きものかん」を、28日に行いました。 教室には、18種類およそ60匹の生き物が入った水槽が並びます。 28日と29日は「生きものかん」として、町内の保育園児や地域の人、他の学年の児童を招待し、お披露目しました。 メダカやザリガニなどが入った水槽が並んでいて、子ども達が作った解説が掲示されている他、これまで学習してきた内容を訪れた人たちに紹介していました。 箕輪北小2年3組の児童26人は、1年生の時から学校近くの水辺で捕まえた水生生物などの観察をしてきました。 エサやりや水槽の水替えなどを分担して行い、生物たちの様子を記録してきたということです。 担任の日岐敏明教諭は「自分たちで考えて水槽の環境や生き物の特徴を知ることができた。企画力が身につく機会になった。」と話していました。
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箕輪町で長野県立歴史館出前講座 「伊那県」の歴史学ぶ
長野県立歴史館の出前講座が、箕輪町地域交流センターで25日に開かれ幕末から明治初期にあった伊那県の歴史を学びました。 県立歴史館学芸部長の青木隆幸さんが講師を務め伊那県の歴史について話しました。 伊那県は飯島町に県庁を置き管轄地域は現在の長野県の広い範囲に及んでいました。 青木さんは明治3年に県民ぐるみの大きな不正とされた「伊那県商社事件」を紹介しました。 当時多く流通していたにせ金の回収に乗り出した政府は、にせ金100両に対し本物の金30両と交換するよう県に命じました。 しかし伊那県はこれに背き民衆のためにと、にせ金100両を本物の100両と交換し、その資金調達のため「伊那県商社」の設立に動きだします。 しかしうまく資金が調達できなかったため政府が禁止しているにも関わらずオランダの商人から借金をし、その返済に税金を流用したというものです。 なぜ伊那県がこのような政策に走ってしまったのかについて青木さんは「民衆を救うためという強烈な自負が背景にあり、そこに伊那県の栄光と悲惨があった」と話していました。 講座は県立歴史館の出前講座として開かれたもので、箕輪町で開かれるのは去年に続き2回目となります。
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ドライフラワーなどのアレンジメント作品展
クリスマスや正月にちなんだフラワーアレンジメントの作品展が伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 会場には、ドライフラワーなどを使った作品およそ200点が展示されています。 作品は、伊那市美篶の保科容子さんと、西春近の飯塚智子さんが作ったものです。 二人は、20年ほど前から趣味ではじめ、作品展はこれで8回目です。 今回は、リースなどクリスマス用の作品のほか、正月用の和風のものも展示されています。 飯塚さんは「特別な日だけではなく、日々の生活に花を取り入れて楽しんでほしい」と話していました。 この作品展は、29日(水)まで伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
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アセアン加盟国との交流事業で高遠中学校を訪問
東南アジアの10か国でつくるアセアン加盟国との交流事業の一環で、シンガポールなどの中学生が22日に伊那市の高遠中学校を訪れ3年生と一緒に和太鼓を演奏して交流しました。 高遠中学校を訪れたのは、シンガポール、マレーシア、ラオス人民民主共和国の中学1年生から3年生18人です。 この日は、高遠中3年生の太鼓の演奏を聴いたあと、一緒に演奏を体験しました。 独立行政法人国立青少年教育振興機構などがアセアン諸国との交流事業として毎年日本に中学生を招待していて、高遠中学校への訪問は4年目になります。 高遠中学校では、この交流会にむけて実行委員会をつくり歓迎会などの企画を自分たちで考えてきたという事です。 一行は、28日まで日本に滞在し24日には高遠町の歴史や文化を学ぶ散策を行ったという事です。
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「伊那谷の生んだ芸術家たち」
上伊那教育会が所蔵する上伊那ゆかりの先人の作品展「伊那谷の生んだ芸術家たち」が伊那市創造館で開かれています。 会場には、8人の作品22点が展示されています。 上伊那教育会郷土研究部美術委員会では、毎年教育会が所蔵する作品を展示していて、今年は「工芸」がテーマです。 1954年に63歳で亡くなった辰野町出身の陶芸家 大森光彦さんの作品は5点が展示されています。 大森さんは鮮やかな赤色をした「鶏血焼」の作品が特徴です。 鶏血焼は鉄や金を調合した釉薬を使用していて、焼き加減で色が変化するため、高い技術が必要だということです。 こちらは、1990年に65歳で亡くなった伊那市坂下の人形作家 原 淑子さんの作品です。 桐の木を削り生麩をつけて制作したものです。 また、2000年に60歳で亡くなった箕輪町出身の染色工芸作家小林一博さんの作品も展示されています。 蝋を溶かして模様を描く「ろうけつ染め」の技法が使われています。 この展示会は、12月3日まで伊那市創造館で開かれています。