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地域交流センターみのわ・箕輪消防署新庁舎開所式
箕輪町が国の都市再生整備まちづくり交付金事業を活用して建設した地域交流センターみのわ・箕輪消防署の開所式が1日あった。消防署は同日から新庁舎で業務を始めた。
既存の町文化センターを中心とした地域交流施設の整備で、交流広場・地域交流センターの整備により子どもからお年寄りまでが集う地域内交流の拠点として活性化させ、箕輪消防署の整備で「災害に強いまちづくり」「消防・救急・救助体制の強化」につなげる。
施設は地上1階、地下1階。「地域交流センターみのわ」は地下1階で交流室、多目的交流ルーム、研修室、調理室、倉庫、トイレを備える。多目的交流ルームと交流室は可動式の壁をなくして広く利用することも可能で、万一の災害時などの避難所としての利用もできる。
箕輪消防署は老朽化に伴う建替えで、町道6号線から直接出入りする。事務所、車庫、仮眠室、出動準備室、屋内訓練室、消防団本部室、食堂、倉庫、訓練棟などを備え、施設地下には300トンの水槽も整備している。
訓練棟は高さが主塔19メートル、副塔13・9メートル。煙体験、ロッククライミング、応用登搬、ロープ登搬、引き上げ救助、ロープブリッジ救出、ヘリコプターからの降下訓練、マンホール救出など多様な訓練に対応でき、より実践的な消防訓練、消防救助大会に向けた訓練が可能になった。
敷地面積2986・73平方メートル。建物は鉄筋コンクリート造・一部鉄骨造。延床面積は交流センター約681平方メートル、消防署約1009平方メートル、屋上約7平方メートル。主総事業費4億4872万8千円。
開所式で平沢豊満町長は、「町の守りにふさわしい消防署ができた。署員一人ひとりが住民の生命、財産を守る気持ちを忘れず、日々鍛錬を重ねてほしい。交流センターは、万一のときのセンター機能を果たせる設備になる。安全、安心なまちづくりにまい進したい」とあいさつした。
交流センターは10日から利用受付を開始。町文化センター(TEL70・6601)で受け付ける。それまでは平日昼間に限り自由に見学できる。交流センターと消防署の一般見学会は12、13日の午前10時から午後3時まで。 -
伊那 - 木曽連絡バス「ごんべえ号」運行開始
伊那市と木曽郡木曽町は1日、伊那竏猪リ曽連絡バス「ごんべえ号」の運行を開始した。伊那側は始発便から地域住民らが乗り込み、木曽へ向かった。1年間は試行期間で、利用状況を検証して本格運行に結びつける。
06年2月の権兵衛トンネル開通に伴い、路線バスを新設。1日4往復で、運行は両地域のバス会社3社に委託した。生活圏や地域間交流の拡大、高速バスや特急への乗り換え、観光などの利用を見込む。
伊那バスターミナルでの出発式で、小坂市長は「権兵衛トンネル開通後、予想を超える交通量がある。伊那市駅と木曽福島駅、伊那中央病院と木曽病院などを結び、いろんな面で活用できる」と述べ、多くの利用を呼びかけた。
始発便の伊那バスターミナルから地域住民ら22人が乗り込み、小坂市長らがテープカットやくす玉開きをしてバスが発車。
市内富県の女性(69)は「小学校3年の孫が春休みで、自動車と違ったバスの旅を楽しめるかなと思って乗ることにした。木曽でゆっくりしたい」と話した。
「ごんべえ号」は伊那バス本社前竏猪リ曽病院(運行距離43キロ)で、伊那中央病院、伊那インターチェンジ前、みはらしファーム、日義木曽駒高原、木曽福島駅など11停留所に止まる。車内では権兵衛トンネル開通の経過や概要、伊那・木曽の観光案内が流れるという。
伊那バス本社前の発車時刻は午前6時55分、8時55分、午後1時25分、7時10分で、終点までの所要時間は1時間16分。運賃は150縲恊迚~。 -
12人の新議員に当選証書、重責かみしめ課題へ
先月末の宮田村議選で選ばれた12人は1日、役場での当選証書授与式に臨んだ。議席を獲得した新人3人、現職9人が顔を揃え、改めて議員としての重責をかみしめた。水面下では議長、副議長、委員長などのポストを巡って駆け引きも始まっているが、前回に続いてさらに若返りを果たした議会がどのように対応してかじを取っていくか注目は移ってきている。
村選挙管理委員会の加藤清人委員長は「村民が期待できる進むべき方向を示し、訴えた公約を実現してください」と激励。一人ひとりに証書を手渡した。
緊張もにじませながら式を終えた新人3氏は「自立の原点に立ち戻って取り組む」「訴えたことを初志貫徹する」「村をもっと元気にするため多くの人に力を頂きたい」など、改めて想いを語った。
同村議の平均年齢は今回の選挙結果により52・8歳。今までより7・5歳下がった。
ベテラン議員のひとりは「若い感覚や意見も反映されるよう全員の想いをだしあっていかなくては」と話す。
7日に予定される臨時議会で委員会構成など決まるが、協働のむらづくりの課題のほか議会本体の改革なども引き続き抱えており、新たな議長、副議長には若い議会を束ねる調整力も問われそうだ。 -
宮田村公民館長に細田博人さん(大久保区)を新任
宮田村教育委員会は1日、村公民館長に細田博人さん(65)=大久保区=、教育相談員兼心身障害児就学指導委員会調査相談員に竹前進さん(64)=伊那市坂下=を新任した。ともに元小学校長で各分野の経験も豊富。地域の生涯学習や子どもたちの支援充実に取り組む。
細田さんは教職を退いた後に岡谷市の社会教育指導員も務め、大久保区長として地域活動の実績もある。
「村の公民館活動は生涯学習の拠点で、盛りだくさんの事業がある。地域の皆さんが生きがいを感じられる活動を続けていきたい」と話した。
竹前さんは小中学校のほか養護学校での経験も豊か。「子どもたちの個々の状況に応じた対応に努めたい」と述べた。
細田さんの任期は2年、竹前さんは前任者の残任期間で1年。 -
宮田村辞令交付式
宮田村は1日、同日付け人事異動の辞令交付と年度始め式を開いた。2年ぶりとなる正規新入職員を3人迎え、清水靖夫村長は「まず率先して職員が行動し、村民も巻き込んでむらづくりの力を」と訓示した。
村長は職員に問題意識と即座に対応する能力の醸成を要望。
「職員みずからが協働を足元から見つめ直し、認識を深めて他にさきがけるような施策を」とも呼びかけた。
辞令は課長級に昇格した清水敏美会計管理者、春日良夫教育次長をはじめ、事務職1人、保育士2人の新入職員も先輩に交じって受けた。 -
駒ケ根市退職者送別式
31日、駒ケ根市は同日付で退職する市職員16人の送別式を市役所で開いた。退職者を代表して清水亀千代総務部長は「今日までの道のりは決して平坦ではなかったが、何とか乗り越えてきた。今後は一市民として、市が進める協働のまちづくりの一翼を担っていきたい」とあいさつした。
杉本幸治市長は一人ひとりの経歴や人柄などを詳しく紹介し「皆さんは市のために全身全霊で尽くしてくれた。その働きに感謝する。明日からはそれぞれが培った力で新たな地で活躍してほしい」と激励した。
退職者は職員の拍手に送られ、長い年月を過ごした庁舎を静かに後にした=写真。
退職者は次の皆さん。
▽一般行政=清水亀千代(総務部長)福沢利彦(昭和伊南総合病院事務長)柴政男(まちづくり推進部長)中城正昭(民生部長)笹谷志げ子(子ども課長)下島正富(福祉企業センター所長)小木曽節子(経塚保育園長)北沢みえ子(生涯学習課男女共同参画推進室長)小松由美子(市社会福祉協議会庶務係長)片桐郁子(子ども課幼児教育係長)織井清子(庶務課給与福利担当幹)下島広子(秘書広報課秘書係長)宮脇和子(飯坂保育園主任保育士)北沢香代(農林課主査)佐藤貴博(建設課主任)▽技能労務職員=塩沢寿美子(赤穂学校給食センター次長) -
宮田村議選12人の新村議決まる
任期満了に伴う30日投開票の宮田村議選。現職は組織力を背景に議席を守ったが、独自の戦いで挑んだ新人は下位に沈み、1人が涙を飲んだ。少年サッカーを指導する関係から若い保護者世代に浸透する清水正康氏(33)=大田切区=が地盤も手堅く固め、前回に続いてトップ当選。投票率が4年前よりも7ポイント低迷するなか、出馬した現職9人のうち7人は前回よりも得票を伸ばしており、組織選挙からの脱却を目指した新人は当初から苦戦とされた・ス下馬評・スを覆せなかった。
4年前に29歳の若さも売りにして大量得票を果たした清水氏は前回よりも30票ほど減らしたが、700票をうかがう得票。
今回も20代から2人の新人が出馬したが、「若さ」の新鮮味も薄れて清水氏のような知名度がないなかで、地区型の候補に左右されない若者や女性を中心にした浮動票層を切り崩せなかった。
その厳しい中でも天野早人氏(29)=町二区=は経営する商店のつながりもいかし、さらに小、中学校の同級生の支援も受けながら浸透。
一方で落選した大石智之氏(25)=町三区=は障害者の立場から議会参加を訴えたが、個人的な戦いには限界があり明暗を分けた。
もうひとり新人で組織に頼らない選挙を戦った宮井訓氏(46)=大久保区=は仲間の支えもあり、大石氏と7票の僅差で滑り込んだ。
新人で最も遅く出馬を表明した城倉栄治氏(52)=南割区=は地区票を急速に固め、支持基盤を受け継ぐ格好となった引退する現職の前回票を上回った。
票を大きく伸ばした現職は、前回厳しい戦いとなった陣営が多く、危機感を前面に打ちだした地元や組織の引き締めが功を奏した格好となった。 -
宮田村議選新人に風吹かず、住民の関心低下課題に
任期満了に伴う宮田村議選は30日に投開票し、・ス草の根・ス的な支持の広がりに期待した新人3候補は票を伸ばせず、1人が落選する厳しい結果となった。投票率は1960年以降の同選挙で最低の75・87%。この辺りからも浮動票を頼みにした3氏に風が吹かなかったことが分かり、地域を軸にした組織型選挙の壁は厚く立ちはだかった。一方で公開討論会が村商工会青年部の主催で初めて開かれるなど、関心を寄せようとする住民の動きも一部に芽生えてきており、今後の議会、村政にどうつなげるか選ばれた村議の真価が問われる。
新人4人のうち天野早人氏(29)、宮井訓氏(46)、大石智之氏(25)の3人は地盤を持たない独自の選挙戦。「関心がなく、候補の顔も名前も知らない。そうなると自ずと地元の候補に流れるでしょ」。結果を予想通りと受け止め、30代の有権者はつぶやいた。
告示前に13候補全員が出席して開かれた公開討論会。準備が短かったことも重なったが、300人定員の会場は空席が目立った。
しかし、各候補の訴えを会場で聞いた複数の村民は新人の演説を評価し、中高年の人たちからも「考えが現職よりもまとまっている」と声が聞かれた。
270票を獲得し3氏の中では最も票を集めた天野氏は当選を決めた直後に「結果は厳しいが、組織に頼らない新人3人をあわせれば600近い得票。現状打破の期待票が確実にあり、当選した私たちがそれに報いていかねば」と話した。
「20代の候補が出馬したのに若者の関心が高まらない」とされた今回の選挙だが、結果的に年代問わず住民の関心を村政に引き寄せる難しさを改めて浮き彫りにした。複数の当選者は村政の情報公開、透明性を説くが、受け止める住民の意識形成なしに自立のむらづくりもおぼつかない。 -
小林修副村長退任、思い出多き役場をあとに
宮田村の小林修副村長(61)=北割区=は31日、4年間の任期を終えて36年余り奉職した村役場をあとにした。見送る職員らとガッチリ握手。「今後も心ひとつに清水村政を支えて」と、後輩たちにむらづくりを託した。
退任式で涙を浮かべて花束を受け取った小林さん。「説明する側の職員が三者三様ならば、住民の信頼を得ることはできない」と肝に命じできた役場生活を振り返った。
1970年に村職員となり、ほ場整備や下水道、大原団地の造成など、今の村の社会資本となる各種整備事業に尽力。村総務課長を経て04年に助役に就き、自治法改正により副村長となった。
故矢田義太郎前村長が突然の病に倒れ、村長職務代理者として苦心したことも。
走馬灯のように駆け巡る思い出をひもときながら「今後はひとりの住民として地域とともに歩み、経験を還元していきたい」と声を詰まらせた。
清水靖夫村長は「行政経験が乏しい未熟な私を大きく支えてくれた」と長年の労苦をねぎらった。 -
環状北線 待望の開通を祝う
伊那市の伊那インターチェンジと国道153号線を結ぶ環状北線(主要地方道伊那インター線)が29日、開通した。1998年の事業着手から約10年の歳月をかけて完成。市街地の交通渋滞の解消などを図る。
供用開始前の開通式には県・市関係者、地権者、地元区長ら100人のほか、500人を超える地域住民らが集まり、待望の開通を祝った。
交通安全祈願祭後、小坂市長は、観桜期を含めた高遠町・長谷への誘導がスムーズになるなど市街地の交通渋滞の緩和、交通の安全性や利便性、災害時の緊急輸送路の機能を果たし、市民生活の向上、地域経済の発展につながることを期待。
関係者がテープカットやくす玉開きをしたあと、伊那市消防団音楽隊を先頭に、出席者らは吹奏楽の演奏が響く中、信号機「伊那インター入り口」東側から国道153号線に向かってパレードした。
開通した環状北線は延長520メートル、幅員(4車線)28メートル。高低差13メートルの段丘、JR飯田線を越す橋りょう部(延長184メートル)の大規模工事となり、事業費52億6千万円を投じた。
会場では、先着500人の地域住民に開通記念の紅白まんじゅうを手渡した。 -
【記者室】副市長問題 苦悩する杉本市長
駒ケ根市の前副市長が退任してちょうど1カ月になるが、後任はいまだ決まらないままだ。人事案は3月市議会で杉本市長が提案するはずだったが、引き受ける人がなく、結局見送られてしまった。民間人の登用を選挙公約に挙げた市長の立場は苦しいものになっている。
反杉本派は「それ見たことか。思い通りになるほど甘くはないぞ」と手をたたき、杉本派は「ここまできたなら仕方ない。慌てずにじっくりと選べばよい」と見守っているが…。
能力さえあれば、民間人か市職員かはさして問題ではない。だが、杉本市長にとっては重い選択だ。あくまで公約を貫き通すか、現実的な選択肢の中で妥協するか竏秩B深いジレンマに陥った市長はどんな決断をするだろうか。(白鳥文男) -
伊北環境行政組合議会
08年度会計予算を可決伊北環境行政組合議会3月定例会は26日、箕輪町役場で開き、08年度会計予算案など3議案を原案通り可決した。予算には最終処分場調査点検委託料や地元住民らの研修視察費用などを盛っている。
予算総額は歳入歳出各2億7327万3千円。最終処分場調査点検委託料は303万円。箕輪町のクリーンセンター八乙女の最終処分場が93年の建設から年数が経過しているため、遮水シートやガス抜き管などの機能や状況を点検し、地元に報告する。研修費は議員や地元八乙女区の住民対象で108万円。
クリーンセンター八乙女の07年度のごみ搬入総量は、08年2月分までで2537トン。前年比で137トン減少した。内訳は不燃・粗大ごみ1467トン、缶・びん・ペットボトル473トン、資源プラスチック597トン。 -
宮田村議選 予断許さず最終盤
任期満了に伴う宮田村議選は30日、投票があり、即日開票される。定数12を現職9、新人4の計13人で争う少数激戦となっている。地区を基礎に組織力がある候補は優位に展開するが、地域や組織に頼らない複数の新人は浸透が未知数。候補者を決めかねている浮動票層にどれだけ訴えが届くかが当落を左右しそうで、投票率も結果に影響を及ぼしそうだ。
選対組織も持たない複数の新人候補は、訴えや戦い方にも独自色を出して追い上げ、組織を持つ新人は地盤固めに力を入れる。
5人と最も多い1期目の各候補は「期待から評価に変わる2回目の選挙が一番難しい」と引き締めを図るが、批判票などが新人へ流出することも懸念する。
2期以上の多選候補も前回厳しい戦いだったり、票を減らした陣営もあり、危機感は強く、戦況は予断を許さない状況だ。
有権者数は23日現在で7148人(男3460、女3688)。前回の投票率は82・59%だが、組織力を持たない新人は浮動票からの集票がより見込めるため、投票率が高いほうが有利な展開だ。
前回は14人が立候補して300票が当落ライン。400票に届かない候補が8人いた。今回は13人の戦いで状況も違うが、その前後の数字が今回も一つの目安にはなりそう。
地域に頼らない新人が出馬する大久保区、町二区、町三区、候補者不在となった大原区などの票が、どの候補に流れるかも影響を与えそう。現職でも地元票に限りがある候補は、その辺りも考慮に入れながら最終盤を迎えている。 -
西部ふれあいサロン・西部診療所完成
箕輪町上古田の町直営西部診療所の老朽化に伴い新築した西部ふれあいサロン・西部診療所が完成した。
西部診療所は64年12月建設。町は、高齢者が歩いて自主的に集まり趣味の活動などを広げる拠点となっていることに着目し、診療所と未使用の医師住宅部分を取り壊し、高齢者ふれあいサロンとして新築した。高齢者のサロン機能の充実を図るとともに、小学生も訪れることのできる広場を整備し、世代間交流の機会をさらに広げることをねらう。
新築面積は既存の診療所とほぼ同規模で133・32平方メートル。ふれあいサロン101平方メートル、診療所32平方メートル。木造平屋建で診療室、処置室、カーペット敷きの「ふれあい広場」、畳で掘りごたつがある「ふれあいサロン」、事務室、トイレ、ミニキッチンなどがある。
地域介護・福祉空間等整備事業で総事業費は約2813万円(国の補助金2040万円)。診療所部分は町一般財源で改築した。
西部診療所は工事期間中、上古田公民館に仮設診療所を設けていたが、4月3日の開所式から新施設で診療する。診療日は月・木曜日。3月31日は休診。 -
箕輪町まちづくり事例報告会
箕輪町は24日夜、まちづくり事例報告会を役場で開いた。07年度まちづくり住民提案事業の17団体のうち新規の6団体が活動内容や今後の課題などを報告した。
まちづくり住民提案事業は、町民と町の協働によるまちづくりを進めるため、住民自らが創意工夫し企画したまちづくり事業を公募し、審査で選考した事業に補助金を交付する。06年度に始まり2年目。
今回の報告団体は、ぷち・どぅClub、箕輪手話サークル、松北実業団、みみずくの会、サークルつばさ、みのわ手筒会。
ぷち・どぅClubは、将来的に「ハンドメイドタウンみのわ」を目指し、ハンドメイドフェスタを開催。展示、販売のほか講習会も開き117人もの受講があった。安易で効果的な告知方法を課題に挙げた。
サークルつばさは、知的発達障がい者のアスリートがスペシャル・オリンピックスの競技トレーニングプログラムや競技会に参加し、家族やアスリート、地域の人と乃技術や友情を分かち合う機会を提供することで知的発達障がい者に理解を深めてもらおうと、フロアホッケーの大会参加などをした。課題として、知的発達障がい者は就労の場が限られ自らの生計を立てることも難しいため、スポーツ活動に参加する費用捻出が困難であることを話した。 -
高遠町で誕生証書授与式
伊那市の高遠町総合支所は27日、今年度2回目の誕生証書授与式を高遠町保健センターで開いた。昨年7月縲・2月に生まれた子どもと、昨年10月の授与式に出られなかった子ども合わせて27人に生後1縲・カ月時に取った手形足形が載った誕生証書と出生祝金(1人目3万円、2人目5万円、3人目7万円、4人目以降10万円)と絵本が贈られた。
誕生証書授与式は、高遠町が伊那市との合併以前から定住促進と子育て支援の一環として取り組んできた事業で、今回で113回目となる。合併時の取り決めにより、09年までは同事業を継続する。
今回の授与式は証書の授与や記念写真の撮影、市の保健士による子育て講座など、人数を考慮して2回に分けて行われた。
伊那市高遠町の07年度の出生者数は42人(06年度54人)だった。 -
宮田村議選期日前投票始まる
任期満了に伴う宮田村議選(30日投開票)の期日前投票が26日に始まり、この日だけで99人が投票した。前回4年前は初日に87人、4日間合計でで793人が投票している。
役場に設けられた投票所に現れた75歳の会社員男性は「地元の候補を選んだ」と一票を投じた。
30歳の会社員女性は「近所の方が立候補されたので投票した。若い人が出馬されているのはとても良いことだと思う」と話した。
期日前投票は29日までで、時間はいずれも午前8時半から午後8時。 -
副市長空席のまま駒ケ根市議会3月定例会閉会
駒ケ根市議会3月定例会は最終日の26日、本会議を開き、08年度一般会計予算、同特別会計予算など各委員会に付託されていた議案について委員長報告、質疑、討論、採決を行い、追加議案を含む32議案すべてを原案通り可決して閉会した。
3月1日から空席となっている副市長の人事案について杉本幸治市長は「熟慮中。会期中に提案したい」としていたが、結局提出されないまま会期末を迎えた。杉本市長は閉会のあいさつで「提案できなかったことは申し訳なかった」と陳謝し「できるだけ早期に適任者を選任したい」と述べるにとどまった。
取材に対し杉本市長は「庁外、庁内含めて数人に打診したが、苦慮している」と話し、人選が難航していることを認めた。会期中に人事案を提案できなかったことで、副市長問題はしばらく持ち越しとならざるを得ず、杉本市政の片肺飛行は当面続くとみられる。 -
伊那市観光協会が新しい名刺台紙作成
伊那市観光協会はこのほど、「パノラマ伊那市」を広くPRするため新名刺台紙を作成した。
名刺台紙にはA・B・Cの3パターンがあり、A・Bのパターンは左側に市内の風景写真(10種類)、右側は伊那市の位置を印した長野県の地図が描かれている(A・Bでは裏面の構図が異なる)。 Cパターンは両端に中央アルプスと南アルプスの写真をそれぞれ配し、その間に「パノラマ伊那市」の文字と伊那市の位置を印した長野県の地図が描かれている。
伊那市役所3階観光課内伊那市観光協会にて販売。100枚300円(印刷代別途)。
問い合わせは、伊那市役所観光課内伊那市観光協会(TEL78・4111)へ。 -
伊那市消防団に新車両配備
伊那市は26日、伊那市消防団に消防ポンプ自動車(CD‐1型)と小型動力消防ポンプ積載車を1台ずつ配備した。いずれも老朽化に伴う更新。伊那市役所車両棟前で引き渡し式があり、小坂樫男伊那市長をはじめ消防団関係者およそ20人が参加した。
伊那分団第1部(管轄区域・御園、山寺、坂下)へ配備される消防ポンプ自動車は、ディーゼルエンジン4009cc、四輪駆動、乗車定員8人。主な特長は最新式の大型無給油式真空ポンプを2基搭載し、優れた揚水能力を確保。水深5センチ程度の浅い水利でも揚水ができる。購入金額は1281万円。
三義分団第1部(管轄区域・三義全域)へ配備される小型動力消防ポンプ積載車は、ディーゼルエンジン3000cc、四輪駆動、乗車定員7人。主な特長は積載荷室に収納ボックスの設置や多くの装備を固定できる構造。別途購入した小型動力消防ポンプの積載が安全にできるよう電動油圧昇降装置も備える。購入金額は598万5千円。
伊那分団の網野郁夫分団長は「大切に使わせていただき、地域住民の安全と安心を守っていきたい」と謝辞を述べた。 -
伊那中央病院の看護師確保へ奨学金を貸与
伊那中央行政組合は08年度、伊那中央病院(伊那市)の看護師を確保するため、奨学金を貸与する制度を新設する。伊那中病事業会計予算に600万円を盛った。
対象は、看護学校に在籍する学生で、申請時から卒業までの間、月額5万円を貸し付ける。居住地は問わない。
申請者に対し、面接などをして決定する。
学校卒業後、伊那中病に勤務した場合、返済は免除される。 -
大芝高原利活用等審議会
大芝高原味工房・足湯について第1次答申南箕輪村大芝高原利活用等審議会(伊藤幸雄会長)は25日、唐木一直村長から諮問を受け審議を進めている「信州大芝高原総合利用計画」の改正のうち、08年度事業の大芝高原味工房と足湯の建設について、「ユニバーサルデザインに配慮した施設が望ましい」などとする第1次の答申をした。
大芝高原味工房は、08年度の着工、完成を目指しリニューアル計画を進めている。
答申は▽大芝高原の自然との調和を十分に考慮し、現段階で可能な限りのユニバーサルデザインに配慮した施設▽味工房は通年営業が望ましい。足湯も通年営業できるよう安全面、衛生面、冬場の防寒対策などに配慮した施設にする必要がある-としている。ただし、通年営業が望ましいが費用対効果の面で十分な研究を求めた。
審議の中の主な意見として、民間感覚の利益追求の検討、足湯の有料化検討、リピーター確保のための大芝ブランドの研究・開発も付け加えた。
唐木村長は、「ご意見を事務段階で検討し、できる限り尊重したい」とし、経営については「村が責任を持ちながら赤字にならないようにと考えている」と答えた。冬場の営業については「難しい」との考えを示した。 -
宮田村議選 少数激戦の舌戦に
任期満了に伴う宮田村議選(定数12)は25日告示され、予想された現職9人、新人4人の計13人が立候補し、前回4年前に続いて選挙戦に突入した。定数を1上回る少数激戦で、30日の投票に向けて舌戦を繰り広げる。
午前8時半からの立候補手続きを済ませた各陣営は、選挙事務所や自宅前で第一声。村内の遊説に出発した。
複数の新人が地域や組織に頼らない選挙を展開。この動きに現職は「未知数の力を秘めている」と警戒感を強めており、いまだに候補者を決めていない浮動票の行方が当落を左右しそうだ。
23日現在の有権者数は7148人(男3460、女3688)。 -
駒ケ根市副市長人事提案延期へ
駒ケ根市の杉本幸治市長が選挙公約に挙げた民間からの副市長登用に黄信号?
中原正純前市長の退任に伴って2月末に辞職した原寛恒前副市長の後任人事について杉本市長は現在開会中の3月定例市議会で人事案を追加提案したい竏窒ニしていたが、議会最終日が翌日に迫った25日になっても議案上程の手続きをとっていない。今議会はこのまま閉会する見通しで、副市長の空席はしばらく続くことになりそうだ。
杉本市長は今議会中の一般質問で「議会冒頭に人事案を提案できなかったことは申し訳なかった」と陳謝した上で「今議会中に提案するよう最善を尽くす」と答弁。「政策実現の視点に立てば、マニフェスト堅持にとらわれず、民間からの登用以外の選択肢でも市民の理解は得られると思う」として、選挙公約に掲げた民間人登用ではなく、市職員から選任する可能性もあることを示唆していた。 -
脱地区型選挙で混迷の宮田村議選、新人の浸透計りきれず
現職9人、新人4人が出馬した宮田村議選。村内では「盛りあがりに欠ける」と声も聞くが、各陣営は「今までとは違う。本当に告示後の戦い方が重要になる」と引き締める。複数の新人が地域や組織に頼らず独自の戦いを挑んでおり、多くの現職各派は浮動票や現職批判票の受け皿として票流出の可能性もあると危機感を強める。
告示直後の出陣式である現職陣営は「厳しい戦い。地元の候補として負けることのないよう、みんなでがんばろう」と、支持者を前に引き締め直した。
独自の戦いを展開するある新人は、ひとりで街頭に立ち「地盤、看板、カバンに頼らない市民派議員の誕生を」と訴えた。
新人のうち20代は2人いるが、前回29歳の新人が当選を果たしており、「若さ」に対する新鮮度がどれだけ有権者の意識にあるか未知数。2人はともに「若さ」を強調する戦略ではなく、自身の考えを強く訴える戦いに終始している。
「訴えを有権者に分かりやすく」という傾向は、候補者全般の流れにも。遊説車から名前を連呼することが多かった従来のスタイルから、街頭演説などに時間をさこうとする動きも目立つ。
21日に立候補者全員がそろって行われた公開討論会。終了後ある現職は「新人の皆さんは堂々と考えを語っていた。有権者の見方にも影響を及ぼすかもしれない」と話した。
今一歩といわれる有権者の関心に、どう浸透するかそれぞれの選挙戦は30日に審判が下る。 -
箕輪町人事異動内示
組織機能充実を図る箕輪町は24日、4月1日付の人事異動を内示した。今回の異動で、「一味ちがう箕輪の子ども育成事業」「グリーンツーリズム事業」「まちづくり事業(都市計画・中心市街地活性化・土地利用計画)」「健康づくり推進事業」など、町の行政経営戦略に基づく重点施策の全面展開に向けて組織機能の充実を図った-とする。
係長8人(うち昇任2人)、係員50人の異動。課長異動は昨年10月に実施している。退職は6人。新規採用2人。派遣受け入れは4人が終了し、新たな受け入れは1人。
人材育成のため国、県、東京都豊島区などほかの自治体や県内一部事務組合への派遣研修に伴う異動も増えている。 -
宮田村議選きょう告示
任期満了に伴う宮田村議選(定数12)は25日、告示する。現職9人、新人4人の13人が出馬を表明しており、前回に続いて選挙戦になる見通しだ。
全員男性。年齢構成をみると、50代が5人で最も多く、次いで60代が3人、20代、40代が各2人、30代が1人となる。党派別では共産1人で、ほかは無所属。
23日現在の有権者数は7148人(男3460、女3688)。前回4年前に比べ157人増えている。
前回は29歳の新人が700票余の大量得票でトップ当選を果たすなど世代交代を意識した・ス新旧・ス勢力の争いが対立軸ともなったが、今回は独自の切り口で浸透を図りたい新人候補が既存の組織や地域票に頼らず、どこまで票を伸ばせるかが焦点となる。合併せず自立を決めた直後の4年前とは取り巻く状況も変化しているが、現職も地盤を固めながら、候補者不在区などへ支持拡大を図る。
有権者数を地区別にみると=表参照=、現職、新人各1人が立候補を予定する町三区が最大票田。次いで同じく現新各1人が出馬予定の南割区が923人と続く。
限られた地域票を考えると、あわせて740人の有権者がいる候補者不在区の大原区、つつじが丘区へ浸透を図ろうと、各候補とも虎視眈々。引退する現職の地盤も切り崩しが激しい。
現職は独自の戦いで集票をねらう複数の新人候補の動きにも神経をとがらせており、引き締めにも躍起だ。
無投票が2回続いた後だった前回4年前のの投票率は82・5%。過去最低だったが、今回も「盛りあがりは今一歩」と多くの陣営はみており、今回の投票率も横ばいか下がると見込む。 -
伊那 - 木曽連絡バス「ごんべえ号」の試乗会
4月1日に運行を開始する伊那竏猪リ曽連絡バス「ごんべえ号」の試乗会が24日あり、両地域の商工関係者、地域公共交通協議会員ら約80人が乗車した。1年間は試行期間で、本格運行に結びつけるため、事業主体の伊那市と木曽郡木曽町は多くの利用を呼びかけた。
参加者はバス3台に分乗し、木曽病院から木曽福島駅、日義木曽駒高原、みはらしファーム、伊那中央病院などのコースを走った。
乗車後の記者会見で小坂樫男伊那市長は「1年間の試行で終わることのないように、通院や通学、買い物など利用をお願いしたい」と述べた。
「ごんべえ号」は伊那バス本社前竏猪リ曽病院(運行距離43キロ)を1日4往復する。車内では権兵衛トンネル開通の経過や概要、伊那・木曽の観光案内を流す。
伊那バス本社前の発車時刻は午前6時55分、8時55分、午後1時25分、7時10分で、終点までの所要時間は1時間16分。運賃は150縲恊迚~。高齢者らが乗降しやすいように低床ワンステップバスを使う。
運行は、両地域のバス会社3社に委託。経費は2600万円で、国土交通省「地域公共交通活性化・再生総合事業」の支援を受ける。
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伊那バスの藤沢秀敬社長は「採算を取るには1便当たり15人はほしい。運行時間の手直しや意見を聞きながら育っていけば」と話した。
06年2月に権兵衛トンネルが開通したことから、路線バスを新設。生活圏や地域間交流の拡大に期待するほか、高速バスや特急への乗り換え、観光などの利用を見込む。 -
伊那消防組合議会3月定例会
伊那市など4市町村でつくる伊那消防組合議会の3月定例会が24日、伊那市役所であった。伊那消防署の水槽付消防ポンプ自動車の事故に伴う専決処分の承認や、2008年度一般会計予算など計4議案を原案通り可決した。
同自動車を早急に修繕する必要性があるため07年度一般会計第4回補正予算(債務負担行為)を専決処分。修理見積額710万円を来年度一般会計予算の同消防署費「消防車両等管理の修繕料」に計上した。修理完了予定は5月の中旬。
事故は1月12日午前0時5分ごろ、伊那市西春近の中央自動車道下り線で発生。同車両が車両火災に出動した際、作業を終え走行車線から追い越し車線に出たとき、後方から走行してきた大型トラックが追突し、同車両は左前方に停止していたパトカーと衝突した。
事故の過失割合については現在、相手の保険会社と伊那消防署と協議中。安全管理対策として、「全職員で事故原因を究明し、事故防止について話し合いを行い、隊員一人ひとりが安全運転と安全確認を徹底し、事故防止に努める」と説明した。 -
中川村の人事異動
中川村は24日、4月1日付けの人事異動を内示した。課長、中堅職員などの退職対応で課長7人(うち昇格2人)、係長級10人(昇格3人)、一般職員4人、保育士3人、派遣等4人の異動総員28人と中規模となった。新規採用2人、退職7人。課長級の昇任では、保健福祉課長に宮下健彦氏が、教育委員会次長には玉垣章司氏が就く。
職員総数は前年度より5人減の82人。
曽我村長は「職員には専門的かつ量的増加に対応できる、スピード感と高度の水準が求められている。そのためのベストな布陣にした」と話している。