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集団的自衛権の行使容認不採択を可決
伊那市議会は、国に対して集団的自衛権の行使を容認する閣議決定の撤回を求める請願陳情は、委員長の報告通り、不採択とすることを24日可決しました。 国に対して集団的自衛権の行使を容認する閣議決定の撤回を求める請願と陳情は、18日の市議会総務委員会で不採択となっていました。 この日の定例会最終日に委員長報告と採択が行われ、賛成11、反対9で、委員長の報告通り閣議決定の撤回を求める請願陳情は不採択となりました。 委員長の報告に賛成の議員からは「集団的自衛権の行使の決定は、あくまでも武力行使では無く、日本を守るための、防衛策だ」 反対の議員からは「法律を定めることで、いつでも戦争ができる国になってしまうのではないか」などの意見が出ました。 そのほか、市側から提出された35議案は全て原案通り可決し、閉会しました。
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箕輪町と南箕輪村で還付加算金未払い
箕輪町と南箕輪村は納めすぎた税金を払い戻す際の利子「還付加算金」の計算ミスで箕輪町は187人、南箕輪村は86人に未払いとなっていたことを22日発表しました。 これは、県の通知を受けて調査したものです。 箕輪町と南箕輪村は、還付加算金の対象となる期間を本来より短く解釈していたため、支払い不足となっていたということです。 箕輪町は、町県民税・国民健康保険税・介護保険料で、187人に、134万4,900円が未払いとなっています。 南箕輪村は、村県民税・国民健康保険税・介護保険料で、86人に65万5,300円が未払いとなっています。 箕輪町と南箕輪村は、過去5年間をさかのぼり再計算し、対象者に通知を送るとともに、速やかに支払いの手続きをするとしています。
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箕輪町人事異動内示 課長級2人
箕輪町は、10月1日付けの人事異動を19日、内示しました。 人事異動は58人の中規模で、課長級への昇格は2人です。 子ども未来課長に、総務課人事係長の北條治美さんが昇格します。 生涯学習課長に、生涯学習課生涯学習係長の、日野和政さんが昇格します。 また、危機管理・セーフコミュニティ推進室は、10月1日付けで、課に格上げとなります。
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市の体育施設 最適の量へ見直し
伊那市は、市の保有する体育施設の建物の、今後50年間の経費を、改修や建て替えなどで、およそ61億円と試算しました。 18日、伊那市役所で開かれた、伊那市議会総務委員会協議会で示されたものです。 平成18年の市町村合併後、大部分の施設が合併前とほぼ同じ状態で存続し、今後一斉に更新時期を迎え、多額な改修費用が発生することが予想されるとしています。 市は「伊那市体育施設あり方庁内検討委員会」を設置し報告書にまとめていて、今後「伊那市の体育施設あり方に関する基本方針」を策定するとしています。 現在、市の体育施設は49施設で、このうち67%が設置から20年以上で、33%が30年を経過しているということです。 5年後の平成30年には、54%が設置から30年以上となるとしています。 施設の利用者数は、ここ5年間はほぼ同じで35万人前後となっていて、今後は少子高齢化に伴い利用者が減少するとしています。 施設の経費については、年間およそ1億円で、3千万円は利用料収入で賄われていますが、7千万円は市が補填しています。 今後50年間の施設の建物を対象に30年で大規模改修、60年で建て替えとしてシミュレーションした場合、およそ61億円と推計されました。 市では、財政健全化プログラムや実施計画などとの整合性を図りながら、施設の継続や規模の縮小、用途変更、譲渡、廃止などを視野にいれ、施設のあり方を検討していくとしています。 また、県有の県伊那運動公園野球場と県勤労者福祉センターについては、改修を経た3年後に、市に移管されるとして、あわせてあり方を検討するとしています。
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リニアで地域振興 交通網整備確認
リニア中央新幹線整備を地域振興に活かすための検討会議、伊那谷自治体会議が17日、飯田市の飯田合同庁舎で開かれました。 会議は、上下伊那の市町村長や、県、国などで組織し、リニア新幹線整備で地域の活性化を図る為、課題解決に向けた政策の立案を行います。 今回は長野県庁と飯田合同庁舎をインターネット回線で結び、阿部守一長野県知事も参加しました。 会議では、牧野光朗飯田市長が、「リニア駅周辺整備基本構想」について、飯田市の取り組みを紹介しました。 また、地域振興や広域交通の拠点となるリニア駅について、意見交換が行われました。 白鳥孝伊那市長は、「乗降客を増やすために、政策を各地区ではなく、伊那谷をひとつとして考えて取り組む必要がある。それには、交通網の整備が不可欠」と話しました。 平澤豊満箕輪町長は、「地域振興で観光や産業を考える前に、まずは国道153号のリニア駅へのアクセスが最優先」などと話しました。 阿部知事は、「JR、高速道路、アクセス道路など、駅への連結という課題が見えた。県としては伊那谷が目指す具体的な方向性がまとまれば、積極的に取り組みたい」と課題も投げかけました。 リニア中央新幹線は2027年に東京、名古屋間での開業を目指しています。
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サン工業200万円伊那市に寄付
伊那市西箕輪に本社がある金属表面処理加工業サン工業株式会社は教育振興に役立ててもらおうと16日、伊那市に200万円を寄付しました。 16日は、サン工業株式会社の川上健夫社長ら4人が伊那市役所を訪れました。 サン工業では、地域貢献を目的に、一昨年は児童養護施設たかずやの里に、去年は南アルプスの山岳振興に、それぞれ100万円を寄付しています。 川上社長は「素晴らしい環境の中で仕事をさせていただいている。教育振興に役立てて欲しい」と話していました。 伊那市では今後、情報機器端末を市内の小中学校に導入する計画で、白鳥孝市長は「様々な面で支援していだだきありがたい。教育振興に使わせていただきたい」と感謝していました。
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戦後70年へ 白鳥市長「啓発しっかり」
来年戦後70年を迎えるにあたり、伊那市の白鳥孝市長は、「市として平和を維持していくための啓発活動をしっかりと行っていきたい」との考えを示しました。 12日の市議会一般質問で、議員の質問に答えました。 また記念式典などの考えはあるかとの問いに対しては、「行政として特別な記念行事は予定していないが、市民や民間の団体の草の根的な運動には、側面的に支援していきたい」と述べました。 白鳥市長は、「伊那の地で戦争の記憶が消えていくことは、残念なこと。戦争の悲惨さを正しく後世に伝えていきたい」と答えていました。
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箕輪町長選挙告示まであと2か月
任期満了に伴う箕輪町長選挙の告示まであと2か月となりました。 これまでに新人2人が出馬を表明していて町長選は12年ぶりに選挙戦となる見通しです。 出馬表明している2人を表明順に紹介します。 無所属新人の清水洋さん 61歳 松島です。清水さんは、元県議で「優しい町政と対話を基本としたまちづくりを進める」としています。 無所属新人の白鳥政徳さん60歳 福与です。白鳥さんは、元県職員で「県とスクラムを組みブランド力のある箕輪を目指す」としています。 3期目の平澤豊満町長は引退する考えを明らかにしていて、箕輪町長選挙は、新人による選挙戦となる見通しです。 箕輪町長選挙は11月11日告示、16日投開票となっています。
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合併10年節目に市民検証憲章したい
伊那市の白鳥孝市長は、平成28年3月に、合併して10周年を迎えるにあたり市民憲章の制定を検討したい考えを示しました。 これは、11日に開かれた市議会一般質問で議員の質問に答えたものです。 平成18年の合併から、平成28年には10周年を迎えます。 合併の効果については、「最大の効果は職員数を適正化でき、財政の健全化が進められたこと。 長谷からは自然の恩恵をうけ、高遠町は、歴史のつながりにより新宿区や会津若松との交流が広がり、感謝している。」と話しました。 市民の一体感を醸成するため市民憲章を制定してはどうかとの問いには「憲章は市民から制定を望む機運の高まりが必要で、現段階では未定。 10周年の節目の時期にむけ制定について検討したい」と答えました。
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南箕輪 子育て教育支援相談室体制強化へ
南箕輪村の唐木一直村長は、年々増加する子育てに関する相談に対応するため相談室を現在の職員3人体制から増員しさらに強化したい考えを示しました。 これは10日開かれた村議会定例会の中で議員の質問に答えたものです。 南箕輪子育て教育支援相談室は、子供に関する相談の窓口を一元化しようと、2010年に村公民館に設置されました。 2013年度の相談件数は279件で毎年、100件づつ増加し昨年度の述べ相談件数は849件で虐待に関するものは46件でした。 唐木村長は、「子育てや教育に関する相談は、きめ細やかに対応する事が大切。現在の3人体制では、これ以上の対応は不可能」と答え相談室の職員を増員し体制を強化する考えを示しました。
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伊那市子育て支援事業計画 素案示す
伊那市は国の施策に伴う、伊那市子ども・子育て支援事業計画の素案を9日示しました。 9日は、伊那市役所で伊那市子ども・子育て審議会が開かれ、市側が素案を示したものです。 計画の目標は、「子どもの笑顔があふれ、安心して子育てできるまち いなし」とし、子育て支援の充実や、安心して子どもを産み育てられるまちづくりに取り組むとしています。 基本方針は、3つの柱で構成されています。 「子どもが健やかに育つ子育て支援」 「乳幼児保育と幼児教育の充実」 「青少年の健全育成」です。 「子どもが健やかに育つ子育て支援」は、若年妊婦や家庭環境に不安のある妊婦への支援の充実などです。 「乳幼児保育と幼児教育の充実」は、母親の就労率の上昇などにより、0歳児からの保育園入園希望が増えているため、保育サービスの充実を図るものです。 「青少年の健全育成」は、学童クラブの施設整備や、支援者の質の向上を図るとしています。 委員からは、「支援の充実だけでなく、土台となる、明確なカリキュラムを示したほうが良い」などの意見が出されました。 伊那市は、年内に意見をまとめ、来年度からの実施を目指す考えです。
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新ごみ施設 都市計画案閲覧
上伊那広域連合が進めている新しいごみ中間処理施設建設に伴う都市計画案の閲覧が5日から始まりました。 都市計画ごみ焼却場の決定案は、伊那市役所2階の建設部都市整備課で閲覧することができます。 期間は、20日までで、20日は、午前10時から5階の会議室で公聴会が開かれます。 公聴会に出席して意見を述べる場合は、公述の概要を記載して提出する必要があります。 申出期間は、12日金曜日までです。 公聴会当日の申し込みはできません。 公述する人がいない場合、公聴会は中止となります。
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早稲田大学大学院北川教授 表敬訪問
27日から開かれる、日本ジオパーク全国大会にコメンテーターとして出席する、早稲田大学大学院の北川正恭教授が8日、伊那市役所を訪れ白鳥孝市長に挨拶しました。 この日は、北川正恭教授ら3人が白鳥孝市長と酒井茂副市長を表敬訪問しました。 27日から伊那市で開かれるジオパーク全国大会の、首長セッションのコメンテーターを北川さんが務めることになっています。 北川さんは、国会議員や三重県知事を経て、現在、早稲田大学大学院の教授をつとめています。 2004年にマニフェスト研究所を立ち上げ、地方分権に関する取り組みを主に行い、情報番組のコメンテーターもつとめています。 北川さんは、第5回となるジオ大会に向け、「日本の真ん中で開かれる全国大会、市が主体となり循環型ジオパークを全面に押し出し、集客3,000人を目指しましょう」と話していました。 白鳥市長は「南アルプスに眠る豊富な宝を上手に使い、大会を盛り上げます」と答えていました。 日本ジオパーク全国大会は、27日から4日間伊那市をメイン会場に開かれます。
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9割近くが村に定住希望
南箕輪村が第5次総合計画策定に向け実施した住民アンケート調査によると、村に住み続けたいと希望している人は9割近くにのぼることが分かりました。 8日村役場で開かれた、村議会全員協議会で報告されました。 アンケート調査は5年ぶりで、平成28年度から5年間の第5次総合計画の策定や今後の村づくりに役立てようと、村が行いました。 村内在住の18歳以上の住民1400人を無作為に抽出し、回収率はおよそ41%の577人でした。 調査結果によると、定住を希望する人の割合は88.2%で前回の80.2%より8%増えました。 定住を希望する理由としては、「自然が豊かで潤いがある」、「田園風景などの景観が良い」、「下水道の整備が進んでいる」などが満足度上位になっています。 逆に不満足と回答があったものは、「買い物の便利さ」、「公共交通機関の利便性」、「働く場の確保」などとなっています。 また、今後の村の重要な点としてあげられたものは、「子どもにとって安全安心なむらづくり」、「交通事故防止対策の充実」、「防犯対策」などとなっています。 唐木一直村長は、「この結果を見て、これまでやって来た事は間違っていなかった。アンケートを分析し今後の村づくりに役立てていきたい」と話していました。 南箕輪村では、平成27年度中に計画案をまとめ、28年度から、実施していく考えです。 また、今回初めて村への愛着度についてのアンケートも行われ、78.8%が「愛着を感じている」と回答し、中でも高校生世代が、85%と高くなっています。
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町の新図書館建設 賛成65%
箕輪町の平澤豊満町長は新しい図書館建設を問うアンケートについて賛成が65.7%だったことを受け町民の意向だとして事業を進めていくとの考えを示しました。 これは8日箕輪町役場で開かれた町議会一般質問で平澤町長が明らかにしたものです。 アンケートは7月に、無作為で選ばれた15歳以上の町民1,500人を対象に行われ837人から回答がありました。 内容は図書館建設について、またJA上伊那箕輪町支所としている候補地や10億円の事業費などについて賛成か反対かを問うものです。 結果は賛成が65.7%、反対が16.8%、どちらとも言えないが17.5%で平澤町長はこの結果を町民の意向だとして事業を進めていくとの考えを示しました。 候補地は松島のJA上伊那箕輪町支所を中心とした場所で用地面積は5,000平方メートル。 図書館以外にJAや町商工会の事務所、レストランなども入れる計画です。 事業費はおよそ10億円で半分は国からの補助で賄うとしています。 町では今月中にも地主との交渉や設計構想に入り事業を進めていくとしています。
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伊那市議が公共交通の実態調査
伊那市議会の道路・交通対策特別委員会は、公共交通の実態を把握し、より利便性の高い運行形態を提案しようと5日地域循環路線バスに乗りました。 実態調査には、市議会の道路・交通対策特別委員会のメンバー6人と議長・副議長がオブザーバーとして参加しました。 市役所からは、午前8時6分発の市街地循環バスに乗り伊那営業所に行きます。 伊那営業所からは、富県・東春近方面、西箕輪方面、若宮・美原・手良・福島方面の3つの路線に別れます。 どの方面も乗り継ぎに30分ほどの時間がありました。 アイスクリームでひと息入れる柴満喜夫副議長。 平岩国幸委員長らは、富県・東春近方面の地区循環バスに乗り込みます。 停留所から乗ってくる地域の人に、バスの利用目的や利用頻度、利便性などを聞き取り調査していました。 地域内をくまなく走るバスは、行き違いができないほどのせまい道路も走ります。 冬は、雪で運転にも神経を使います。 伊那営業所を出発して1時間10分で、伊那営業所に戻ってきました。 各路線を乗った委員がここで再び集合。 市街地循環バスに乗り、市役所を目指します。 バスの中では早速情報交換が行われていました。 市役所には、午前10時46分着。 出発から2時間30分ほどで戻ってきました。 各委員からは、運賃や時刻などの情報が少ない、料金格差がある、バスの小型化の検討を、市街地循環バスの内回りの必要性などの意見や聞き取り調査の結果が報告されました。 委員会では、年度内に意見をまとめ、見直しが予定されている公共交通の計画に反映させたいとしています。
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宮下一郎氏 財務副大臣に
長野5区選出の衆議院議員、宮下一郎さんは、4日の臨時閣議で、財務副大臣に決まりました。 副大臣室で自身で撮影してもらった抱負をご覧いただきます。 「現在の日本は、地方創生と経済再生、社会保障の安定化と財政再建など難しい課題に同時に取り組まなければならない状況にあるが、与えられた責務に全力で取り組んでいく覚悟です」と話しています。 宮下さんは、当選3回、町村派所属で、2007年8月には、第1次安倍内閣(改造)で財務政務官に就任し、約1年間務めています。 去年10月からは、自民党金融調査会の事務局長をつとめました。
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町長選出馬の白鳥氏政策発表
任期満了に伴う箕輪町長選挙に元県職員の白鳥政徳さん(無所属・新人)が3日正式に立候補を表明しました。 立候補にあたり白鳥さんは「町として個性や独自性のあるブランド化を進め情報の発信行う」など選挙に向けた政策を発表しました。 白鳥さんは「ふるさと箕輪町に新たな輝きを求め出馬することを決めた。これまでの行政経験を活かしながら、住民といっしょに力強い箕輪町を創っていきたい」と抱負をのべました。 白鳥さんは元長野県職員の60歳。 これまでに県立病院機構 本部事務局長や松本地方事務所長などを務めました。 主な政策としては、少子化・高齢化による人口減の対策として、結婚から子育てまでのサポートや、南箕輪村に新たに作られる県工科短大とのタイアップによる若者の雇用対策、空き家の管理や活用を含めた条例の設置を検討していきたいとしています。 この他に地域人材の育成や、バランスのとれた産業育成などを挙げています。 白鳥さんは、全ての施策を通して、町の個性や独自性を持つブランド力のある町をつくり、情報の発信力をつけていきたいとしています。 県職員として30年以上町外で生活していたため、住民の声を聴きながら、具体的な政策をたてていきたいとしています。 箕輪町長選挙には、新人で元県議会議員の清水洋さんが立候補を表明しています。 町長選挙は11月11日告示16日投開票となっています。
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町長選出馬の清水氏政策発表
任期満了に伴う箕輪町長選挙に元県議会議員で会社役員の清水洋さん(無所属・新人)が1日正式に立候補を表明しました。 立候補にあたり清水さんは「子育て世代に優しいまちづくりの推進」など選挙に向けた政策を発表しました。 清水さんは「目指すのは全ての人に優しい町政そして箕輪町。箕輪町が30年後もより輝き続けるために全ての人に優しくあること。これから箕輪に生まれるであろう子どもたち、これから箕輪に住むかもしれない人たち全ての人たちに優しい箕輪町をつくっていきたい。」と抱負を述べました。 清水さんは元県議会議員で会社役員の60歳。 県議会議員は平成15年に上伊那郡区で初当選し1期務めました。 政策では、子育てなら箕輪町と言われるまちづくりとして、町独自の奨学金制度の創設や長時間保育、学童保育の充実強化を挙げています。 また高齢者・障がい者に対応する社会として働き場所の拡充を進めるほか、まちづくりにその声を反映させるとしています。 農商工各産業の活性化として新しい産業の振興・誘致や活力ある農業政策を進めるとしています。 ほかに生活者の視線に立ったまちづくりとして防災減災の推進や市街地再開発、女性の社会活動のサポートを挙げ、30年後も輝き続けるまちづくりを進めるとしています。 町長選について現職の平澤豊満さんは立候補せず今期限りでの引退を表明しています。 一方新人で、8月31日付けで県職員を退職した前松本地方事務所長の白鳥政徳さんが立候補の意向を示しています。 箕輪町長選挙は11月11日告示16日投開票となっています。
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美篶の一部地域は上大島 上原 中県
上伊那広域連合が計画している新しいごみ中間処理施設について広域連合が今後環境保全協定の締結を想定している地域が1日明らかになりました。 協定締結を想定している地域は美篶の上大島、上原、中県の3区です。 これは1日伊那市役所で開かれた市議会全員協議会で明らかにされたものです。 環境保全協定の締結についてはこれまで地元区の北新区、桜井区、隣接区の上山田区と美篶地区の一部とされていました。 美篶の一部については上大島、上原、中県を想定しているとしています。 環境保全協定は法規制より厳しい自主基準値を設定し期間は建設期間の3年と稼働期間の30年を合わせた33年間となっています。 広域連合では施設について当初の予定通り平成30年度の稼働に向け手続きを進めていくとしています。
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入札不落の工事 追加補正可決
入札が不落となっていた伊那北保育園の建て替え工事について伊那市は5千万円を追加する補正予算案を提出し1日市議会で可決されました。 伊那市では伊那北保育園の建て替え工事について当初予算を3億8千万円としていました。 7月の入札では機械設備工事、電気設備工事、建設地整備工事については落札されましたが、建築工事は予定価格を上回り不落となっていました。 不落の原因について市では設計価格積算時に比べ入札見積もり時の材料費、労務費の単価が高騰したためと説明しています。 これにより入園にあわせ来年の4月に予定していた完成は6月にずれ込む見通しです。 1日開会した市議会で5千万円を追加する補正予算案が提出され全会一致で可決されました。 これにより建て替え工事にかかる費用は当初予算比12.9%増の4億3千万円となっています。 議会での議決により市では2日入札の公告を行い今月中に再入札を実施するとしています。
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伊那谷九条の会 反戦さん歩
上伊那の住民有志でつくる伊那谷九条の会は、平和の大切さを訴える「反戦さん歩」を30日伊那市の中心商店街で行いました。 反戦さん歩には有志6人が参加し、商店街を練り歩きました。 伊那谷九条の会は、集団的自衛権の行使容認が閣議決定したことなどを受け、今年7月に発足しました。 「戦争反対」を合言葉に、特定の政党・団体との関係のない個人参加の市民の会としています。 30日は、反戦を訴えるチラシを配布したほか、角憲和代表が市民に呼びかけました。 伊那谷九条の会では、今後も街頭での活動を行う予定で、反戦さん歩も、月に1度っていくということです。
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新ごみ中間処理施設 事業者選定へ
新しいごみの中間処理施設を建設する上伊那広域連合は、地元区から建設の同意が得られたことから、事業者の選定に入ります。 29日伊那市役所で開かれた広域連合の8月定例会で、施設の建設や運営を行う事業者を選定する委員会を設置する条例案が全会一致で可決されました。 事業者は、公設民営方式による施設の建設と15年間の運営を行います。 委員会は、有識者や専門家などで組織され、落札者決定基準の検討や策定、提案書の審査や評価を行い、平成27年度内に事業者を選定します。 実施方針策定段階から入札実施段階、落札者選定段階など各段階に応じて8回程度開催される見通しです。 順調に進んだ場合、平成30年度には、新しいごみの中間処理施設が完成します。
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平澤箕輪町長 引退表明
箕輪町の平澤豊満町長は、11月の町長選挙には出馬せず、3期目の任期を満了し、引退することを29日表明しました。 平澤町長は、29日箕輪町役場で記者会見を開き、今期限りでの引退を表明しました。 後継者指名はしませんでしたが、次の町長は大きな組織を動かしてきた方がいいのではないかとのべました。 箕輪町長選挙は、11月11日告示、16日投開票で、現時点で新人2人が出馬の意向を示しています。
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伊那市未収金減少
平成24年度末で8億2千万円だった伊那市の未収金は平成25年度末で1億7千万円減り6億5千万円となっています。 伊那市では市税などの徴収率向上を目指し債権徴収プログラムを策定しています。 平成25年度の未収金は6億5千万円で平成17年度末の16億8千万円と比べ10億3千万円の減少。 平成24年度の8億2千万円と比べ1億7千万円の減少となっています。 これについて伊那市監査委員は意見書で税務課をはじめとする職員の努力の成果が表れたものとしたうえで、少子高齢化による生産年齢人口の減少などにより市税収入の増加を期待することは出来ない状況が続くとして徴収管理を確実に実行することで収入の確保に努めるよう求めています。
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実質公債費比率改善など財政健全化進む
伊那市の白鳥孝市長は25日開かれた定例記者会見で財政指標となる実質公債費比率の改善など市の財政健全化プログラムが進んでいるとの考えを示しました。 市によりますと平成25年度の伊那市一般会計は実質収支およそ9億6千万円の黒字となっています。 標準財政規模に対する借金返済額の割合を示す実質公債費比率は14.2%で前の年度から0.9ポイント改善しています。 また標準財政規模に対し将来支払う借金の割合、将来負担比率は88.6%で前の年度から12.6ポイント改善しています。 市では第三セクター等改革推進債で20億円を計上していましたが、下水道事業の負担が減少したことや基金の積み増しにより財政健全化が進んでいるとしています。 白鳥市長はほかに伊那北保育園建設工事について5千万円を追加する補正予算案を9月議会で計上する考えを示しました。 伊那北保育園の建設については4つの事業者が参加し入札が行われましたが、いずれも予定価格を上回り不落となっていました。 今回の補正予算案が可決されれば9月に再入札が実施される予定です。
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ふるさとメッセンジャー任命
伊那市は情報発信力を活かし、自ら率先して伊那市のPR活動をする「ふるさとメッセンジャー」として、伊那市日影出身の高沖清乃さんを任命しました。 25日伊那市役所でふるさとメッセンジャー委嘱式が行われ、高沖清乃さんに白鳥孝伊那市長から委嘱状が手渡されました。 ふるさとメッセンジャーは、伊那市にゆかりがあり、自身の活動分野での情報発信を通じて伊那市の活性化につながる効果が期待できる人を委嘱するものです。 高沖さんはインターネットでレギュラーコラムなどを執筆していて、妊婦の3人に1人が利用するという国内最大級のマタニティメディアを運営しています。 現在、2歳と5歳の男の子を子育て中の高沖さんは、長男が小学校に入学するのを機に、伊那市に移住を考えているということです。
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箕輪町 平澤町長29日までに進退表明
任期満了に伴う11月の箕輪町長選について平澤豊満町長は、その進退を29日までに表明することを25日明らかにしました。 これはこの日箕輪町役場で開かれた、町と報道機関との定例懇談会の中で、平澤町長が明らかにしたものです。 平澤町長は現在73歳で、初当選は平成14年の11月、3期12年箕輪町の舵取りをしてきました。 箕輪町長選挙は、11月11日告示、16日投開票となっていて、既に新人2人が出馬の意向を示しています。
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人口増へ 9月に移住体験ツアーと相談会実施
伊那市は9月に高遠町で開かれる燈籠まつりに合わせて移住体験ツアーと相談会を実施します。 市ではこれら取り組みを人口増加につなげたいとしています。 これは25日伊那市役所で開かれた記者会見で白鳥孝市長が明らかにしたものです。 ツアーは伊那市への移住を考えている人たちを対象に行われるもので10組募集します。 9月22日と23日に予定されている高遠燈籠まつりに合わせてその雰囲気を楽しみながら移住について考えるもので移住者向けの物件の見学なども予定されています。 伊那市人口増推進室によりますと今年5月以降、全国から移住相談が毎月10件から20件あり、年齢層も若い人から定年退職した人など幅広いということです。 移住相談会は今回の企画後も伊那市内のほか東京などでも計画されていて市では人口増につなげていきたいとしています。
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箕輪中給食室工事現場から焼却残さ
箕輪中学校の中庭に建設が進められている新しい給食室の工事現場から30年前のものとみられる焼却残さが出ていた事が20日わかりました。 これは、20日開かれた箕輪町議会臨時会の中で議員の質問に対し町の教育委員会が明らかにしたものです。 教育委員会の説明によりますと、新しい給食室の工事は6月下旬から始まり現場を掘削する過程で焼却残さが出てきたという事です。 有害物質を含む産業廃棄物の恐れがある事から、県の指導を受け土壌検査を行っています。 検査の結果、重金属などの有害物質の成分は基準値以下で、ダイオキシン類については来月上旬に検査結果がでるという事です。 今回見つかった残さは、およそ30年前に現在の校舎を建てる際に出た物とみられています。 給食室の工事は、7月下旬から停止していて、検査結果に問題がなければ再開するという事です。