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雑穀もちきびの種まき
伊那市長谷の障害者社会就労センターさくらの家の通所者は8日、近くの畑に雑穀もちきびの種をまいた。
農作業を通して地域の人達と交流し障害施設への理解を深めてもらおうと行われたもので、さくらの家の通所者をはじめ伊那ライオンズクラブのメンバーなど40人が参加した。
さくらの家では去年から近くの6アールの畑で雑穀もちきびの栽培をしている。
地元ボランティアの春日孝徳さんが指導にあたった。
去年は、40キロの収穫を見込んでいたが、始めてということもあって4キロしか収穫出来なかった。
今年は、収穫量を増やそうと雑穀の種まき専用の機械を使ってまいた。
雑穀もちきびは、タンパク質を多く含みカルシウムやマグネシウムなどのミネラルも多いという。
通所者達は、順番に機械を使って1メートル間隔で種をまいていった。
また、今年はお手玉の中に入れる数珠玉の種を試験的にまいた。
今後は、草取りなどの作業を行い、秋にもちきびを収穫して実をご飯に混ぜて味わうという。 -
新しいコミュニティづくり 中間答申
南箕輪村のむらづくり委員会は8日、隣組、未加入世帯の増加に伴い検討を進めてきた「住民参加による新しいコミュニティづくり」について中間答申をした。
役場でむらづくり委員会の新たなコミュニティ組織づくり検討部会が開かれ、唐澤俊男委員長が唐木一直村長に中間答申した。
コミュニティ部会では平成20年度から「住民参加による新しいコミュニティづくり」について20回にわたり部会を開き検討してきた。
中間答申書によると部会では核家族化やライフスタイルの変化などにより住民の地域への参加意識がうすくなっていると分析している。
平成21年12月1日現在、組組織の未加入世帯の割合は34%で今後さらに未加入世帯の割合が増加すると予測している。
こうした状況をふまえ、住民が利益を共有できるものの一つとして全ての住民が関わる「ごみ」をモデルとして取り上げた。
新たなコミュニティの組織はすべての住民が参加し協力して行い、全世帯から費用負担を求めるものとしている。
組未加入者に対しては、地区のゴミステーションを使用する為個別単位での班への加入費用負担を求めるとしている。
部会ではこのままでは区・組加入者への不公平感が増大しコミュニティの崩壊につながりかねない。取組姿勢を一本化し区長・住民への理解を求めていくことが必要不可欠と結論づけている。
今後は、各区などと組織づくりについて検討し、12月以降に最終答申する。
唐木村長は「みなさんの知恵をかりて実践できれば」と話した。 -
草もち作りで交流
伊那市高遠町の高遠第2第3保育園の園児は8日、地域のお年寄りと草もちを作って交流した。
交流会は、園児とお年寄りが共に楽しい時間を過ごす場にしようと開かれたもので今年度2回目。
高遠第2・3保育園の園児25人と御堂垣外の高齢者クラブの6人が草もちを作って交流した。
草もちに使ったヨモギは今年の春、園児達が散歩の中で摘んだもの。
米の粉に熱湯を入れてよくこねた後、園児達はつぶしたヨモギを混ぜ合わせる作業を手伝った。
子ども達は交代しながらすりこぎをつかって混ぜ合わせていた。
その後子ども達は、お年寄りに生地を小さくちぎってもらい手のひらでまるめた。
中には手のひらに草もちがひっついてしまい上手く丸めることが出来ない子どもの姿もあった。
子ども達は、きなこをつけて出来たての草もちを味わっていた。
高遠第2第3保育園では今年度お年寄りとの交流を6回計画していて次回は9月の保育園の運動会で交流するという。 -
バラづくり入門教室
伊那市通り町のバラ祭りイベントの一つ、バラづくり入門教室が6日、セントラルパークで開かれた。
通り町一丁目商店街では、「バラ咲く街角」をテーマにバラ祭りを開いている。
バラづくり教室は3年目で、40人ほどが参加した。
講師を務めたのはアルプスバラ会代表の春日千定さん。春日さんは、バラの鉢植えの方法や病気、害虫の対処方法などについて話した。
病気は、剪定ばさみなどの道具からうつる場合があるため、道具は常に清潔にして使うようにアドバイスした。
また、病気も害虫も早めに対処すれば拡大を防げるとして、「注意深く観察して育ててほしい」と話していた。
参加したある女性は、「知らないことが多かったので参考になりました」と話していた。
通り町バラ祭りは15日まで。バラの紅茶サービスのほか、10日と12日にプリザーブドフラワーのアレンジ講習会が開かれる。 -
ゼロ磁場どら焼き 発売
伊那市観光株式会社は、分杭峠のゼロ磁場の新商品、気の里の水を使用したどら焼きを発売した。
6日、発売されたのは、気の里のどらやき。その名も「氣どら」。
気の里の水、国産小麦など、こだわりの原料を使用していて、伊那市観光株式会社が委託し、高遠町の菓子店が製造している。
陰と陽を表す太極図(たいきょくず)が、焼印で押されている。
どら焼きは、ゼロ磁場の宿・入野谷と、シャトルバス乗り場で販売されている。
入野谷では、分杭峠を訪れた観光客が、早速どら焼きを買い求めていた。
分杭峠は、日本最大級の断層「中央構造線」の上にあり、地表面のずれにゼロ磁場があるとされている。
ゼロ磁場は、免疫の機能や、自然治癒力を高める効果があると口コミで広がり、全国各地から多くの観光客が訪れている。
6日も、多くの観光客が訪れ、休んだり、体をさすったりしていた。
入野谷も、分杭峠への観光客の増加に伴い、去年に比べ、倍近く人の入りがあるという。
ゼロ磁場の商品で、食べ物を扱うのは今回が初めてで、どら焼きで気の里のパワーをつけて欲しいとしている。
どら焼きは1個150円で、入野谷とシャトルバス乗り場限定で販売されている。 -
山村うたごえの輪8周年
毎月1度集まって童謡や唱歌などを歌う会、「山村(さんそん)うたごえの輪」の活動が8周年を迎えた。
5日の夜には、8周年を記念したコンサートが開かれた。
山村うたごえの輪は、毎月第一土曜の夜、南箕輪村民センターで開かれている。
歌の好きな人達が自由に集まり、童謡や唱歌、懐メロなどを歌う。
平成14年に発足し、8年目を迎えた。
普段の例会では、ピアノを使って歌っているが、記念の例会では、他の楽器演奏者を招いて、コンサートを行っている。
この日は、ギター教室に通い、福祉施設などで慰問演奏を行なっている4人組、もみじっこドルチェがギターを演奏した。
記念例会には、村内外から35人ほどが参加し、ギターの演奏に合わせて歌を歌った。
山村うたごえの輪を開いている南箕輪村の倉田加代子さんは、「近所の目を気にすることもなく大きな声で歌えるし、声をあわせて歌うと楽しい時間が共有できる」と話していた。
この山村うたごえの輪は、毎月第1土曜の夜7時から、南箕輪村民センターで開かれている。
歌集代として500円必要で、だれでも自由に参加できる。 -
箕輪写友会第14回写真展
写真愛好家グループ箕輪写友会の写真展が、箕輪町の文化センターで開かれている。
会場には、会員16人の作品30点が並んでいる。
箕輪写友会は月1回の例会で写真の技術を学び合い、写真展を年2回開いている。
展示写真は、会員がそれぞれの自信作を持ち寄った。
県内で撮影された写真が多く、秋から春にかけての風景が中心となっている。
箕輪写友会では、「一作品ずつじっくりと見て、撮影者の思いを感じてほしい」と話していた。
写真展は13日。 -
井月句碑巡りマップ完成
伊那市美原のイトウ酒店が、俳人・井上井月の句碑を巡るマップを手作りした。
今回作られたのは「イトウ酒店おすすめ井月句碑巡りマップ」。
これは、イトウ酒店専務の伊藤伸さんが手作りしたもので、7日、お披露目された。
伊藤さんは、井上井月という素晴らしい俳人を知ってもらい、さらに家族で句碑を巡って地域の自然の豊かさを発見してほしいと、マップを作った。
マップは、美篶と手良にある井月の墓や句碑など7カ所を紹介している。
伊藤さんが撮影した句碑の写真と、手書きの地図に解説が添えられている。
マップの裏面には、井月の紹介なども記されている。
句碑巡りは約12キロのコースで、自動車や自転車で巡ってほしいという。
マップは100部作り、7日からイトウ酒店で希望者に配っている。 -
荒井区キックベース大会
伊那市の荒井区少年少女球技大会が5日、伊那小学校のグラウンドで開かれ、子ども達がキックベースで汗を流した。
地区内の小学生約180人が参加し、部落ごとチームに分かれて試合を行った。
荒井区の球技大会は、子ども達の健全育成や学年を越えた交流を目的に毎年行われていて、今年で33回目になる。
全員が試合に参加できるルールになっていて、子ども達は男女、学年関係なく試合を楽しんでいた。
荒井区の久保村友保区長は「同じ年齢の気の知れた友達だけで遊ぶことが増えている。大会を通じて学年を越えて友達の輪を広げてもらいたい」と話していた。 -
伊那市肉付け予算案発表
伊那市は7日、平成22年度一般会計の肉付け予算となる補正予算案を発表した。
一般会計補正予算案の総額は17億5千万円。
伊那市では、4月に市長選挙が行われたため、当初予算は骨格予算だった。このため、肉付けとなる新規事業などを盛り込んだ一般会計補正予算案を発表した。
主なものとしては、介護予防拠点施設を市内5カ所に整備する事業に2億3千万円、本年度から4年計画で行われる東部中学校耐震整備事業の本年度分1億3千万円など。
また、75歳以上を対象に配布する高齢者福祉入浴券については、本年度から地区社協を通じて配布する予定だったが、個人配布に変更し、数も1枚増やして年間4枚にする。
このほか、将来を見据えた農業や山岳観光の企画を行う専門職員の配置や、中学生までの入院費無料化、園児が木を使ったおもちゃに親しむ木育推進事業、緑ヶ丘幼稚園で未満児保育を行うための整備費の補助などが盛り込まれている。
平成22年度一般会計当初予算の総額は280億円で、補正予算案と合わせると297億円となり、前年と比べ4億7千万円、率にして1・6%の増額となっている。
一般会計補正予算案は今月開会する伊那市議会6月定例会に提出される。 -
ローズガーデン バラ祭り始まる
伊那市高遠町の高台にあるバラ園、しんわの丘ローズガーデンのバラ祭りが6日から始まった。
6日は、バラ祭り開催を祝うオープニングイベントが行われた。
イベントでは、高遠中学校の吹奏楽部による演奏や、バラの苗木が当たる抽選会などが行なわれた。
イベントの中で白鳥 孝伊那市長は、「花は観光客をひきつける。城址公園の桜にバラと、様々な花で通年観光につなげていきたい」と挨拶した。
また、去年の6月、ガーデンで挙式をあげたカップルの結婚1年目を記念した植樹も行われた。
去年結婚したマシアス・マイケルさん、山岸 理恵さんカップルの山岸さん側の両親が、パパメイヤンと呼ばれる品種の黒バラを植樹した。
伊那市によると、ローズガーデンには、去年4万人の観光客が訪れ、おととしの2万人から倍増している。
今年は、バラ祭り期間中の土日、バラ園と、さくらホテルや高遠商店街を結ぶ周遊バスを運行する予定。
バラ祭りは、20日(日)までで、期間中は、バラの苗木や、バラにちなんだ商品の販売、ガーデンでの挙式などが予定されている。 -
手づくりの演奏会「スターバト・マーテル」
市民による手づくりの演奏会が6日、伊那市の伊那文化会館で開かれ、ドヴォルザーク作曲の「スターバト・マーテル」が長野県内で初めて演奏された。
演奏会は、ソリスト4人を迎え、今回のために結成した市民による合唱団と、伊那フィルハーモニー交響楽団によって行われた。
スターバト・マーテルは、十字架に架けられたわが子イエスの死を嘆く聖母マリアの詩から始まる。
全部で10楽章あり、すべてを演奏すると約1時間20分かかる。
今回、長野県内では初めて、全10楽章が演奏された。
合唱団の団員は、上伊那をはじめ中南信や県外から参加した約120人で、去年の2月から月2回の練習を重ね、今日のステージに立った。
演奏会では、聖母マリアの悲しみや祈りを歌い上げていた。 -
スーパーエンデューロ・イン天竜
オフロードバイクの2時間耐久レース「スーパーエンデューロ・イン天竜」が6日、伊那市の天竜川中州の特設コースで行われた。
県内や関東、関西からバイク90台がエントリーし、4つのクラス別でレースに挑んだ。
大会は、地元のバイク店有志でつくる実行委員会が毎年行っていて、今年で24回目。
レースは、カーブや坂道などがある1・4キロの周回コースを、2時間でどれだけ多く回れるかを競う。
ライダーは、30代から40代が中心で、中には小学生も。砂煙を上げながら勢いよく走り抜けるライダーもいれば、カーブでスピードが落ち、足で地面を蹴りながら進むライダーもいた。
炎天下でのレースだったが、ライダーたちは果敢にコースに挑んでいた。 -
大学ラグビー同志社vs早稲田
第14回伊那市大学ラグビー招待試合が、6日、伊那市陸上競技場で行われた。
今年の試合は、同志社大学と早稲田大学の、関西関東の伝統校同士のカードとなった。
会場には1700人が訪れ、選手達のプレーを楽しんだ。
えんじ色のストライプのユニフォーム早稲田が、前半から紺のユニフォームの同志社を攻める展開となった。
このイベントは、1996年に始まり今年で14回目。
試合の結果、前後半あわせ、13トライ、7ゴールを決めた早稲田が、79対14で同志社を破った。 -
紙ごみの減量化・資源化についてまとめる
伊那市ごみ減量化・資源化推進委員会は、紙ごみの減量化・資源化について市長に提言する内容をまとめた。
紙ごみの減量化・資源化の提言内容は、その他の紙の排出誘導について、資源物ステーションで、市民に対し、その他の紙を出す場所を誘導することや看板を作成すること、ちらしは全戸配布でなく回覧文書で広報すること、「その他の紙」の呼び名を積極的に住民にアピールすることなどが決まった。
提言には、ほかに、子どもを対象にした説明会の実施やごみ仕分け人、分別マイスターなどの制度をつくりエキスパートを養成していくことが盛り込まれている。
委員会では、今後リデュース、リユース、リサイクルの3Rについて提言内容をまとめ、11月に市長に提言する予定。
その他の紙は、可燃ごみの約10パーセントを占めるといわれている。 -
手良保育園でポニーの乗馬体験
伊那市の手良保育園で4日、園児達がポニーの乗馬体験をした。
4日は、手良保育園の園児84人が乗馬を体験した。
園児の保護者で、酪農を営んでいる酒井牧場の酒井 秀明(しゅうめい)さんが、子ども達に動物と触れ合う機会を与えてあげたい、と保育園に提案したことから始まった。
乗馬体験は今年で3回目で、前回までは園児が餌やりを体験できるよう牛も連れてきていたが、今年は宮崎県でおきた口蹄疫を考慮し、ポニーのみとなった。
園児達は2人ずつポニーにまたがると、園庭をまわった。
酒井さんは「今の時代、子ども達が動物に触れ合う機会がすくなくなってきている。地域でできることをしてあげたい」と話していた。 -
周産期医療部会初会合
上伊那地域医療再生事業の作業部会の一つ、周産期医療部会の初会合が4日夜、伊那市のいなっせで開かれた。
会議は冒頭のみ公開で行われ、上伊那8市町村、公立3病院、上伊那医師会から17人が出席した。
周産期医療部会で検討するのは、開業助産所への設備整備費補助の拡充と、小児後方支援機能の拡充の2事業。
助産所については、事業に該当する新規の開設や既存助産所での施設整備の予定が当面ない。
このため、助産師会と駒ヶ根市にある長野県看護大学が現在検討している、胎児の画像などを助産所から病院に転送するネットワーク構築について、部会でも協議してほしいとの要望があり、これを含めて検討していくことが確認された。
もう一つの事業、小児後方支援は、昭和伊南総合病院に、出生後に保育器が必要な低体重児などに対応する新たな施設を整備する。
これについては、昭和伊南総合病院に常勤の小児科医が1人しかいないため、対応は難しいとして、まず病院に医師確保の努力をしてもらったうえで内容を検討していくことになった。
周産期医療部会は、7月中旬までに2回目の会合を開く予定。 -
入笠山で開山式
標高1955メートル、南アルプスや富士山を一望できる入笠山で5日、開山式が行われた。
開山式は、伊那市と富士見町で作る「入笠山観光連絡協議会」が毎年この時期に行っている。
伊那市と富士見町の境にある入笠山登山口で、関係者や登山者らが1年間の無事を祈願した。
今年は御柱の年ということで、富士見町木遣保存会による安全祈願が行われた他、諏訪アルプホルンクラブによる演奏が行われた。
式が終わると登山者達は、仲間と話しながら頂上を目指して歩いた。
頂上では、目の前に広がる景色を眺めながら写真を撮ったり、仲間達と弁当を広げていた。
入笠山では、これから秋にかけて季節ごとの景色や花が楽しめる。 -
箕輪町消防団懇親会にゲテモノ料理
箕輪町消防団の懇親会「赤魚会」が5日、箕輪町役場の駐車場で開かれ、ドジョウやサワガニなど、恒例となっている一味変わった料理が振る舞われた。
消防団員が調理しているのは、町内で団員が捕まえたイモリ。
一味変わった料理の中でも特に変わった一品。
この日は消防団の正副分団長会のメンバーが、平沢豊満町長や消防署幹部などに振る舞う料理を調理した。
赤魚会は、ご祝儀をもらうために団員が地元の食材を使い料理を振る舞ったのが始まりで、現在でも続いている。
ほかでは味わえない料理が毎年振る舞われていて、今年はイモリのほか、サワガニやカワエビ、ドジョウなどが用意された。
赤魚会が始まると、町長らは分団長会が調理したイモリやサワガニを味わっていた。
赤魚会を通じて消防団と町、消防署との交流は深まっていて、消防団活動を行っていく上での大切なイベントとなっている。 -
塩の道「秋葉街道」を歩く
信仰の道、塩の道として知られる「秋葉街道」を歩くイベントが、5日行われた。
市内外から約50人が参加し、初夏の秋葉街道を歩いた。
イベントは、秋葉街道の整備などをボランティアで行っている道普請隊が、街道の魅力を知ってもらおうと毎年行っているもので、今年で3年目。
今回は、伊那市の高遠城址公園から長谷の入野谷グラウンドまでの約13キロを、道普請隊の案内で歩いた。
秋葉街道は、その昔、塩の輸送路として、また静岡県浜松市にある秋葉神社への参拝の道として栄えた古道。
1740年頃に岩の上に安置されたと言われる白衣観音の前では、参加者が「なぜ岩の上から落ちないのか」などと道普請隊のメンバーに質問していた。
道普請隊隊長の高坂英雄さんは「秋葉街道に興味を持ってくれる人が少しずつ増えてきた。多くの人に魅力を知ってもらいたい」と話していた。 -
伊那美術展6日から
伊那美術協会による伊那美術展が6日から、伊那市の伊那文化会館で始まる。
伊那美術展は、上伊那地区の高校生以上を対象に毎年開かれている公募展で、今年で86回目。
5日は、伊那文化会館で、作品の審査会と展示準備が行われた。
最高賞の伊那美術協会賞に選ばれたのは、伊那市出身で東京都在住の北原恵子さんの洋画「アンビリカル・コード」。
2番目の賞となる伊那市長賞には、伊那市の小林洋子さんの染色の作品「未来(つぎ)の空へ」が選ばれた。
伊那美術展は日本画、洋画、彫刻、工芸の4部門で、会員作品139点と、一般・ジュニアの入選作品69点の合計208点が展示される。
伊那美術展は13日まで。 -
みのわ祭り ポスター・うちわの構図決まる
7月31日のみのわ祭りを町内外にPRする、ポスターとうちわのデザインが4日決まった。
ポスターには、箕輪中学校2年の戸田宏美さんの作品、うちわには、箕輪北小学校6年の名越彩音さんの作品が選ばれた。
4日夜、役場で選考会が開かれ、みのわ祭り実行員会のメンバーが審査を行った。
今年は町内の小中学生などから97点の作品が寄せられた。
審査の結果、ポスターには、町のイメージキャラクターもみじちゃんが祭りを楽しんでいる様子を描いた、箕輪中学校2年の戸田さんの作品が選ばれた。 -
いも焼酎南箕輪会 いもの苗植え
南箕輪村の有志でつくるいも焼酎南箕輪会メンバーなど25人が、3日、田畑の転作田に、今年の焼酎用のサツマイモの苗を植えた。
3日用意されたのは、焼酎用のサツマイモ「コガネセンガン」の苗7200本。
全体では、72アールの畑に1万3000本の苗を植える。
南箕輪会は、自分達で育てたイモで焼酎を作ろうと、村内の有志が集まって活動している。
4年目となる今年は、去年より4千本多い2万本の焼酎が出来る見込み。
10月中旬に収穫を予定していて、12月下旬には、焼酎に加工され、村内の酒屋などで販売される予定。 -
三浦輝峰さん肖像画・風景画展
伊那市出身の画家、三浦輝峰さんの肖像画・風景画展が、坂下のはら美術で開かれている。
会場には朝の伊那谷を描いた風景画や、大小様々な肖像画などの油絵60点が並んでいる。
三浦さんは伊那市富県出身の68歳で、現在は佐久市に住んでいる。
伊那市での個展は2年ぶりで、はら美術では3回目となる。
20歳の頃から趣味で肖像画や風景画を描き始め、2003年には全日本肖像美術協会展で内閣総理大臣賞を受賞した。
この三浦さんの肖像画・風景画展は、8日火曜日まで伊那市坂下のはら美術で開かれている。 -
「救急医療部会」初会合
上伊那地域医療再生事業の作業部会の一つ、「救急医療部会」の初会合が3日夜、伊那市のいなっせで開かれた。
会議は冒頭のみ公開で行われ、上伊那8市町村や公立3病院の担当者、上伊那医師会から17人が集まった。
救急部会は、▼上伊那の救急医療体制の在り方▼救急医療機器の更新と充実について検討する。
上伊那の救急医療体制については、公立3病院が機能を分担し、連携による新たな体制づくりをめざす。
伊那中央病院は、高度な処置が必要な患者などに対応する3次救急医療の拠点として整備を進める。
手狭となっている「救急医療センター」を拡充するほか、集中治療室などのベッドを5床ほど増やし、救命救急センターとしての機能を持たせる。
現在、上伊那では昭和伊南総合病院が救命救急センターに指定されているが、部会では、全体の事業計画の中で示された「中病を救命救急センターに指定すること」を前提に検討を進めている。
昭和伊南総合病院と辰野総合病院は、2次救急から回復期の医療を維持・充実させる。
初期救急、2次救急、3次救急の対応を体系化し、それを一元的に管理する機能を中病にもたせる。
地域医療を伊那中央病院に一元化させるためのシステム等については、次回の部会で検討される予定。
事業費は、およそ4億8300万円を見込んでいる。
救急医療部会の会議は、次回は7月に開かれる予定。 -
箕輪町母親バレー リーグ戦開幕
箕輪町母親バレーボール部の今シーズンのリーグ戦が、3日夜、箕輪町社会体育館で開幕した。
開幕式では、部長の松本つぢさんが「心を1つにして女性のパワーでがんばりましょう」と挨拶した。
また選手を代表して小林まりさんが「スポーツマンとして恥ずかしくないよう正々堂々プレーします」と宣誓した。
箕輪町母親バレーボール部は、町内に在住または勤務している既婚の女性でつくられている。
チーム数は現在7チームで、前期と後期に分けて6試合ずつ、合計12試合を行う。
毎週木曜日に試合を行い、11月18日が最終戦の予定。 -
伊那CATVの番組「ギャラクシー賞」受賞
NPO法人放送批評懇談会が優秀な番組などを表彰するギャラクシー賞に伊那ケーブルテレビジョン制作の番組が入賞した。
3日東京で入賞番組の発表と表彰式があった。
ギャラクシー賞は、日本の放送文化の質的向上を目的に、NPO法人放送批評懇談会が行っているもので今年で47回目となる。
表彰式では優秀と認められた番組や個人、団体に楯が贈られた。
このうち伊那ケーブルテレビジョン制作の番組「上伊那の戦争遺構シリーズ・語り継ぐ満州開拓」は報道活動部門で選奨を受賞した。
この番組は、満蒙開拓青少年義勇軍として旧満州に渡った若者の過酷な運命や、遺族などの悲しみ、また当時の信濃教育会が積極的に義勇軍を送りだしていたという事実を伝えている。
放送批評懇談会からは、この番組について「伊那に住む関係者の貴重な証言を集め、歴史の事実を記録した業績を高く評価する」との選評があった。
表彰式にはNHKや民放、ラジオの関係者が集まり情報交換なども行われた。
今回ギャラクシー賞に入賞した作品のうち、ケーブルテレビ局制作のものは「上伊那の戦争遺構シリーズ」が唯一で、ケーブルテレビ局の受賞は過去47回の歴史の中で3社目となる。 -
6月4日はローメンの日
6月4日は、蒸し麺のごろあわせでローメンの日。
伊那市内を中心としたローメンズクラブ加盟店では、一斉に割引サービスが行われた。
伊那市美篶にある萬楽でも普段一杯650円のローメンが400円で提供された。
昼時になると、常連客やこの日を楽しみにしていた人たちがどっと押し寄せ、店内はごった返していた。
ローメンは、戦後の混乱で食べるものがまだあまりなかった時代に、伊藤和弌さんと服部幸雄さんが編み出した食べ物で、蒸し麺に羊の肉が乗っている。
平成9年、日本記念日協会が6月4日をローメンの日に認定。伊那商工会議所がバックアップして、ローメンを提供している店舗などが加盟するローメンズクラブが誕生した。
初代会長の伊藤和弌さんは、2007年に亡くなりましたが、一番弟子だった萬楽の正木金内衛(かなえ)さんがその後を継ぎ、現在2代目の会長として伊那名物ローメンの普及に努めている。
昭和30年頃に誕生したとされるローメンは、半世紀以上にわたり、多くのファンに愛され続けている。 -
上伊那華道会いけばな展
上伊那華道会会員による「いけばな展」が、伊那市通り町のニシザワデパート4階で今日から始まった。
このいけばな展は、上伊那華道会会員286人のうち131人の作品を、前期と後期の2回にわけて展示している。
会員の発表の場として、毎年1回この時期に行っている。
上伊那華道会は10の流派があり、各流派の指導者が集まってつくられた。
会場には、空間を最大限に活用した物や、花を緑の葉で引きたてた作品など、流派ごとに違った印象の作品が並んでいる。
上伊那華道会の福澤 登美子会長は「昔と比べ生活環境が変わってきた中で、伝統の中にも新しい物を取り入れていきたい」と話していた。
このいけばな展はニシザワデパート4階で、5日まで前期の作品、6、7日に後期の作品を展示する。 -
「富県と良寛さん」講座開講
「富県と良寛さん」をテーマにした公民館講座が31日、伊那市の富県公民館で開かれた。
この講座は良寛について知りたいという地域住民の声を受け開かれたもので、14人が集まった。
講師は富県公民館の小原洋一館長が務め、良寛の生い立ちや出家した理由、富県との関わりなどについて話をした。
良寛は江戸時代後期の僧侶で、分かりやすい言葉によって庶民に仏法を説いた。
小原館長は、「良寛は全国の寺を行脚し富県にある金鳳寺にも訪れたと言われている。それを裏付ける掛け軸が中川村の常泉寺から見つかっている」と話していた。
富県公民館の講座「富県と良寛さん」は3月まで全6回の講座を予定している。