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障害者福祉施設の製品販売会
3日から9日までは障害者週間です。
それにあわせ3日から、障害者福祉施設の製品販売会が伊那合同庁舎で開かれています。
会場には、上伊那の障害者福祉施設の利用者が出店する、食品や手作りの小物の店が並んでいます。
販売会は、障害者週間に合わせ、障害者の社会参加を支援しようと伊那保健福祉事務所が開いているもので、今年で3回目です。
長野県は、平成19年度から5年間を工賃倍増計画期間とし、障害者の工賃アップに取り組んでいます。
会場では、庁舎に訪れた人などが商品を買い求めていました。
販売会は、9日まで伊那合同庁舎2階で開かれていて、管内の10の施設が入れ替わりで出店する予定です。 -
伊那市観光株式会社 障害者の入浴料金の割引サービス
伊那市観光株式会社は、障害者週間にあわせ今年初めて障害者の入浴料金の割引サービスを行っています。
サービスは3日から9日までの期間です。
割引サービスが受けられるのは、伊那市観光株式会社が経営する、みはらしの湯、さくらの湯、高遠さくらホテル、仙流荘、入野谷の5施設です。
対象者は、身心に障害のある人で入浴料金の50パーセントが割り引きされます。
このサービスは、伊那市以外の人も対象になります。
伊那市観光株式会社は、障害者の福祉に対し貢献していこうと、今回初めて割引サービスを行います。
春日庄一事務局長は「体が不自由な方は入浴施設へ足が遠くなりがちなので、この機会に利用してほしい」と話していました。 -
藤沢精機が新くくり罠を開発
伊那市美篶の機械機器製造業藤沢精機は、シカやイノシシなどの有害鳥獣捕獲用として、従来のものに比べ設置が簡単なくくり罠「アニマルヒット」を開発しました。
藤沢精機が開発したくくり罠は、3種類で、使用する人の熟練度などにより使い分けます。
くくり罠は、一般的にバネを含んでいる本体部分と、動物の足をつかむワイヤーを固定しておく仕掛け部とに分かれていて、罠を踏んだ動物がワイヤーにかかり身動きできなくなるしかけです。
藤沢精機は、12年間、捕獲用のオリを製造販売してきましたが、くくり罠が注目され、ニーズが高まってきたことから、猟友会のメンバーからの助言や要望を取り入れて今年の初めから開発に着手し、製品化に成功しました。
今回藤沢精機が開発したくくり罠は、あらかじめ別の場所でバネを圧縮しておけるプリセット機能が本体部分にとりつけられている点、仕掛け部が薄型で、地面を深く掘らなくても設置ができる点の2点が改良されています。
藤沢精機では、特許庁に実用新案登録し、すでに県外からの問い合わせもあるということです。
高遠町猟友会の伊藤功一さん。
新しいくくり罠の開発に一役買いました。
掘らずに設置できる点は、土が凍る冬場で特に有効だと話します。
高遠町猟友会では、約30人の会員がいますが、現在9割以上がくくり罠による捕獲を行っています。
高齢化が進む中、安全で効率的な捕獲の方法が求められています。
簡単に設置できるくくり罠を開発した藤沢精機の保科社長は、「従来のくくり罠を研究し、さらに安全で簡単なものが開発できた」と話しています。
この新型のくくり罠「アニマルヒット」は、すべてのタイプが8,000円で販売されます。 -
唐木村長 「共生の村づくり職員の英知結集で」
南箕輪村の唐木一直村長は、来年度予算編成方針について、「前年度の踏襲はやめ、共生の村づくりを目指すため、職員の英知結集を」と指示しました。
3日、唐木村長は、村役場で職員に対し来年度の予算編成方針を説明し、「来年度の財政見通しは、引き続き厳しい状況となるものと見込まれる。前年度の踏襲はやめ、共生の村づくりを目指すため、3か年実施計画を基本として、職員の英知を結集させて欲しい」と指示しました。
村の3か年計画は、25年度オープン予定の療育施設建設や南箕輪小学校体育館の補修工事、中学校音楽室の改修、すべての小中学校の和式トイレから洋式トイレへの改修、大芝高原の間伐などで、共生の村づくりとしては、時代に対応したコミュニティづくり、障害者福祉などに力を入れるとしています。
唐木村長は、予算編成にあたり、あらゆる事務事業を原点に戻り検証し、徹底した歳出削減を図ることを職員に求めています。 -
ガラス工芸家、江副行昭さん制作本格化
伊那市長谷のガラス工芸家江副行昭さんの工房では制作作業が本格化しています。
江副さんは、土とガラスを混ぜたものを、およそ1500度の窯の中で溶かし、花器などの作品を作ります。
11月中旬に窯に火を入れて以来、連日作品づくりに取り組んでいます。
3日は土を混ぜず、明治から大正時代につくられたというガラスを溶かし、花器を作っていました。
作業は、弟子の江口智子さんと共同で行い、溶かしたガラスを棒にまきつけるようにして、窯に入れます。
次に江副さんが、形を整えていきます。
作業は12月中頃まで続き、期間中におよそ100個の花器を作る予定です。 -
長野県がノロウイルス食中毒注意報を発令
長野県は、ノロウイルスの食中毒注意報を今日発令しました。
長野県内で、感染性の胃腸炎患者が増加している事や、全国的に集団感染が多発しているとして、
県では、石鹸でよく手を洗う、加熱調理では十分に火を通すことなど注意を呼びかけています。 -
クリスマスツリー飾り付け
南箕輪村の中部保育園で2日、園児がクリスマスツリーの飾り付けをしました。
リズム室のステージにツリーが置かれ、園児が順番に飾りを付けていました。
中部保育園では24日にクリスマス会を開くということです。 -
南箕輪村食育推進計画 諮問
南箕輪村は、来年度から5年間の村の食育推進計画の策定について1日、審議会に諮問しました。
この日は、加藤久樹副村長が、今年設置された「農と食の審議会」の三澤澄子会長に計画案を諮問しました。
食育推進計画は、子供から高齢者まで村民が生涯にわたって健康で暮らせるよう、関係機関が一体となって食育を推進していくためのもので、来年度から5年間の指針が示されます。
審議会では、案をもとに計画を検討し、来年1月末までに答申する事になっています。 -
箕輪町議会基本条例制定
箕輪町は、議会や議員の活動などを定めた箕輪町議会基本条例を制定します。長野県内の町としては、箕輪町が初めての制定となります。
2日開会した箕輪町議会に議会側から条例案が提出され、可決されました。
条例制定については、町議会が去年の6月から小委員会を設け検討してきました。
条例は、議会と議員の責務や活動など取り組んでいる内容を10項目にまとめています。
このうち、町民との懇談会や模擬議会、議員が政策などを勉強する毎月の議員定例協議会の開催に今後力を入れていきたいとしています。
議会基本条例は、長野市、松本市、大町市がすでに定めているということです。
同日開かれた町議会には、一般会計補正予算案など14議案が提出されました。
一般会計補正予算案は、およそ1億8千万円を追加するものです。
主なものは、グリーンツーリズムの施設設置を前倒しして行う費用およそ1800万円、温泉スタンドの移設費およそ1700万円、保育園、学童クラブ、子育て支援センターに置く小児用AED13台の整備費およそ600万円となっています。
箕輪町議会は9日、10日に一般質問、17日に委員長報告・採決が行われる予定です。 -
竜東保育園で木製おもちゃ お披露目
木をつかった教育「木育」の一環で、伊那市が委託して作ったオリジナルのおもちゃが、2日竜東保育園でお披露目されました。
竜東保育園でお披露目されたのはこの木製のツリーです。
木の玉を転がして遊ぶ事ができ、園児たちは歓声を上げていました。
ツリーは、木を転がして遊ぶほか、クリスマスツリーとして活用したり、子どもたちの作品を飾る事ができます。
伊那市に委託され、おもちゃを製作したのは、ますみヶ丘の木工房・KUSAKABE代表の日下部 良也さんです。
ブナでつくられたおもちゃは枝を抜き差しする事で、形を変えることができます。
伊那市では、今年度、ツリーの製作や、おもちゃの購入などを試験的に行っていて、事業費は60万円です。
地元の木材の活用にもつなげたい考えで、市内の木工職人や建具組合などに製作を委託しています。
伊那市では、子ども達がおもちゃに興味を示したか、能力の発達につながったかなどを検証していきたいとしています。 -
伊那市 民生児童委員委嘱式
住民の生活に関する相談や地域で社会福祉活動などを行なう民生児童委員の委嘱式が2日、伊那市役所で行われました。
2日は、新任99人と、再任71人の、合わせて170人が民生児童委員に委嘱されました。
各地区を代表して13人に酒井茂副市長から委嘱書が手渡されました。
民生児童委員は、厚生労働大臣が委嘱するもので、地域の社会福祉活動などを行います。
そのうち、区域を越えて、児童福祉について活動する主任児童委員には16人が委嘱されました。
酒井副市長は、「地域福祉を取り巻く環境は厳しく皆さんに寄せられる期待は大きい。地域による助け合いにご尽力いただきたい」と挨拶しました。
民生児童委員・主任児童委員の任期は、3年間となっています。 -
郵便事業(株)がりんご出荷に対応 専門センター設置
郵便事業(株)伊那支店は、最盛期となっているりんごの出荷に対応しようと、信越支社管内で初めて専用のセンターを開設しました。
南箕輪村塩ノ井のホームセンターの跡地に、郵便事業(株)の発送作業を行うセンターがあります。
贈答用のりんごの出荷がピークとなる11月中旬から 今月20日まで、このセンターが開設されます。
センターには、南信地区の農家などから集荷された荷物が集まってきます。
これまでは、松本市で南信地区のりんごの発送作業が行われていましたが、より顧客のニーズに答えるために、今年初めてセンターが設置されました。
これにより、集荷から発送まで地元で行えるため品質の確保につながるほか、集荷に対応できる時間が延長しました。
センターの設置にあわせて業務の見直しも行い、荷物をできる限り人の手で扱うなど、きめ細やかなサービスを心がけているということです。
このセンターは、今月20日まで設置されていて、期間中、およそ20万個の荷物を発送する予定です。 -
上伊那森林組合がツリー用の木を販売
上伊那森林組合・中部支所では、クリスマスツリーとして活用してもらおうと、トウヒの販売を行います。
販売するトウヒは、間伐で切り出したもので、限定30本です。
森林組合では、以前も販売を行っていましたが、トウヒは標高が高いところに生えることなどから搬出にコストがかかり、販売をやめていました。
しかし、要望が寄せられたことや、トウヒを伐採する作業のタイミングがあった事などから、今年、販売を再開することにしました。
森林組合では、「人工の木ではなく本物の木を使って
クリスマスを楽しんでもらいたい」と話しています。
トウヒは、ドイツトウヒで、1本3000円です。
トウヒは2メートルほどありますが、好みに応じて切断してくれるということです。
上伊那森林組合中部支所 電話94竏・800 -
クリスマスフェア
伊那市西町のギャラリー ハルヒポタリースタジオで、クリスマス用の手作りの贈り物を集めたクリスマスフェアが行われています。
ギャラリーでは、手作りのカップや携帯ストラップ、小物などのクリスマスギフトが展示されています。
クリスマスフェアは5日(日)まで開かれています。 -
高齢者交通安全体験講習会
高齢者を対象にした体験型交通安全講習会が30日、箕輪町役場で開かれました。
講習会は、若い時より身体能力が低下していることを高齢者に知ってもらい、交通安全意識を高めてもらおうと箕輪町交通安全協会が企画したものです。
この日は、判断力や視覚能力など、運転に必要な能力を測定できる装置を搭載した交通安全教育車が役場駐車場に置かれ、訪れた高齢者が体験テストに挑戦しました。
光のついたボタンにタッチして、判断力や瞬間的な記憶力などを測るテストでは、指導員のアドバイスを受けながら、テストに挑戦していました。
今年、伊那警察署管内では、11月30日までに7件の交通死亡事故が発生していて、そのうち6件が高齢者が関わる事故となっています。 -
美篶小学校資料館 鍛冶屋の実演
伊那市の美篶小学校資料館の企画展の一環で1日、鍛冶屋の実演が行われました。
企画展は、美篶小学校の開校記念日に合わせて毎年開かれています。
今回は、資料館に、昔鍛冶屋で使われていた「ふいご」と呼ばれる道具が去年寄贈されたことから、これを有効利用しようと鍛冶屋の実演が行われ、美篶小児童が見学しました。
「ふいご」は、火を強めるために手で風を送る道具で、昭和30年頃まで使われていたという事です。
実演は、美篶で鍛冶屋を営む現役の職人北原廣人さんが行いまた。
北原さんは、現在78歳、17歳の時から鍛冶屋をしているベテランで、「鉄は暖め過ぎると壊れるし、冷たいままだと形が変わらないので、火の加減が重要」と説明していました。
美篶資料館では、「昔から伝わる技術を実際に見てもらう事で、地域に伝えていきたい」と話していました。 -
学童クラブ 情報交換
学童クラブの情報交換を行う交流会が1日、伊那合同庁舎で開かれました。
交流会には、上伊那の学童クラブの指導員や行政担当者など53人が参加しました。
学童クラブは、仕事などで昼間保護者が家庭にいない小学生を、放課後や夏休みなどの長期休暇中にあずかります。
交流会では、4つのグループに分かれ、子供との接し方などのテーマに沿って情報交換しました。
子どもの褒め方、しかり方についてのテーマでは「同じ事を何度言っても伝わらない時はどうしたらいいか」などの質問や、「小さなことでもできた時には褒めるよう心がけている」などの意見が出ていました。
また、人気のあるレクリエーションをテーマにしたグループは、ジャンケンを使った遊びを紹介していました。
交流会を開いた伊那保健福祉事務所では、運営や指導に役立つ情報を共有する事で、指導員全体のスキルアップにつなげていきたい考えです。 -
農家アンケートの中間報告
南箕輪村と信大農学部が共同で実施した農家アンケートの中間報告が1日に行われました。
この日は、農業委員などが出席し、信大農学部食料生産科学科の加藤光一教授がアンケート結果を報告しました。
アンケートは、今年8月から村の全農家960世帯を対象に行い、回収率は79.1%でした。
アンケートによりますと、農家の世帯主の年齢は、60代と70代が最も多く27%、次いで80代が19%、50代が17%となっています。
また、今後の地域農業についての質問で、「まっくんファーム中心の一村一農場制に期待している」が58.3%、「まっくんファームに参加している」が66.7%でいずれも過半数をしめました。
これらから加藤教授は、南箕輪村の農業について、高齢化零細農家が多いこと、まっくんファームへの期待が大きいが、担い手の中心は中高年で若い世代が活躍できる場を考えていく事が課題だとしました。
アンケートの結果はさらに詳しい分析を行い、来年1月に文章を添えた報告書を提出する事になっています。 -
INA☆GO FIVEが優秀賞受賞
10月に富山県で開かれた全国スポーツ・レクリエーション祭のエアロビック競技に出場した伊那市のチーム、「INA☆GO FIVE」が優秀賞を受賞しました。
30日に「INA☆GO FIVE」のメンバーが伊那市役所を訪れ白鳥孝伊那市長に優秀賞受賞の報告をしました。
全国スポーツ・レクリエーション祭のエアロビック競技は、創作的な振り付けや、チームワークの良さなどを競うもので、全国から39チームが出場しました。
長野県代表で、伊那市のスイミングクラブ「アファス伊那」の所属チーム「INA☆GO FIVE」は
この競技で準優勝にあたる、優秀賞を受賞しました。
チーム代表の福澤一利さんは、「チームワークの良さが、優秀賞につながった。楽しみながら自分たちの演技ができたと思う。」と話していました -
伊那市民生児童委員らが退任
地域福祉の中心的な役割を担う、伊那市民生児童委員の退任式が30日、伊那市役所で開かれました。
式ではまず、委員らが民生委員の歌を斉唱しました。
式では退任するおよそ100人の委員に感謝状が渡されました。
民生児童委員は、高齢者や生活に困っている人など地区内で援助を必要とする人の生活実態を把握し、相談に乗るなどの活動を行っています。
委員を15年間務めた古旗功さんは退任にあたり「地域に根差した、おもいやりのある活動を実践し、この日を迎えることができた。これからは、これまでの経験を活かし社会福祉の進展に寄与していきたい。」と話していました -
ザザムシ漁 解禁
天竜川の冬の風物詩、ザザムシ漁が1日、解禁となり、愛好者が漁を楽しみました。
箕輪町の天竜川では、町内に住む、小森一男さんが、漁を楽しんでいました。
小森さんはザザムシ漁を始めて今年で6年目。
天竜川漁業協同組合から取得した「虫踏み許可証」をつけ、川の中の石をひっくり返すため、足の裏には、ガンジキを付けます。
ザザムシは石の裏に多くいて、小森さんは、水中に流したザザムシを四つで網で捕まえていました。
ザザムシはカワゲラやトビケラなどの総称で古くは貴重なタンパク源として、今は珍味として
佃煮などにして食べます。
天竜川漁協によりますと、漁解禁日の1日、許可証を取得した人は15人だということです。
ザザムシ漁は2月末までで、年末から年始にかけて水温が下がると身がひきしまり、味もよくなるということです。 -
ロシア軍が掲げた『白旗』を展示
日露戦争で休戦協定を結んだ際、ロシア軍が掲げたとされる、白旗が伊那市創造館で展示されています。
この白旗は明治38年、1905年に日本とロシアが休戦協定を結んだ際にロシア軍が掲げたものとされています。
サイズは縦91センチ、横59センチで生地はその光沢から絹ではないかとみられています。
白旗などを飾った展示、創造館逸品展では、この白旗に関する、写真や資料が並べられています。
休戦協定は当時の満州で結ばれ、日露双方の軍の上層部が白旗を中心に集まっている様子を写した写真も展示されています。
この時の白旗は松本市出身の軍人福島安正さんが持ち帰り、のちに日本画家の荒木十畝が入手しますが、その経緯はわかっていません。
その後、旧上伊那図書館創設の功労者、武井覚太郎が荒木からゆずり受けこれを寄贈。これまで保管されていました。
日露戦争にスポットをあてた創造館逸品展「白旗」は、伊那市創造館で27日月曜日まで開かれています。 -
有害鳥獣被害防止特区 伊那市が実施見合わせ
伊那市は、導入を検討してきた有害鳥獣被害防止特区(わな免許特区)の実施を見合わせることを30日、発表しました。
有害鳥獣被害防止特区は、わな免許を持っていない人が免許所持者の指導を受けてわな設置に携わるというものです。
伊那市は、市議会9月定例会後に導入を検討し、10月上旬に内閣府に申請しました。
内閣府から30日付けで認可予定との連絡がありましたが、市は実施を見合わせるということです。
理由として、特区導入を市内猟友会などと検討した結果、狩猟免許取得に意欲のある人が免許を取らなくなるなど、結果として有害鳥獣対策が衰退する心配があり、まだ検討すべきことが多いことを挙げています。
また、環境省でわな免許特区の全国的な展開を検討しているとの情報も入っていることから、市では今後、国などの動きを注視していきたいとしています。 -
蜜ロウ干支づくり始まる
来年の干支「ウサギ」の置物づくりが、伊那市の小松
作業所には、色とりどりのウサギの置物が並べられています。
これらは、すべて蜂の巣からできる「蜜ロウ」で作られたものです。
この日は、毎年置物をプレゼントしている障害者社会就労センター「ゆめわーく」のメンバーが小松養蜂園を訪れ、小松実治さんから置物の作り方などを教わりました。
小松養蜂園では、毎年この時期に来年の干支の置物作りをしていて、作った置物は、ゆめわーくの利用者にプレゼントしています。
今年は、蜂の巣の台の上にウサギがのっている「干支ウサギ」のほかに、招き猫のような「招きウサギ」や、耳の部分にキャンドルの芯が入っている「キャンドルウサギ」などを200個ほど制作する計画です。
出来上がったウサギは、ゆめわーくの利用者にプレゼントします。
ゆめわーくでは、これを日頃お世話になっている人たちのもとへもっていくほか、購入希望者がいれば販売する予定です。 -
高校新卒者内定状況
ハローワーク伊那は、来年3月卒業の高校新卒者の10月末現在の就職内定状況などを発表しました。
それによりますと、10月末現在の就職内定者数は236人で、前の年の同じ時期より45人多くなっています。
内定率は73.5%で、前の年の同じ時期を1.7ポイント上回りました。
求人数は、前の年の同じ時期を50人上回る277人で、22パーセントの増となっています。
求職者数は、321人で前の年の同じ時期を55人、20.7パーセント上回っています。
求人倍率は、0.86倍で、前の年の同じ時期を0.01ポイント上回っています。
ハローワーク伊那では、「内定者数、内定率とも今のところ前の年を上回っているが、今後もこの状況続くかは不透明。生徒が就職できるよう、支援していきたい」としています。 -
財政健全化プログラム
来年度から5か年計画で伊那市が実施する財政健全化プログラムがまとまり30日、伊那市議会全員協議会で示されました。
財政健全化プログラムは酒井茂副市長をリーダーに職員8人のチームが9月から具体的な取り組みについて検討を行ってきました。
プログラムは、歳入確保や歳出削減など項目別に主な取り組みや実施時期、目標額が96項目にわたり示されています。
歳入の確保では5年間の目標額を1億円としていて、未収金の解消や公共施設の命名権の導入、体育施設など公共施設の使用料の見直しなどをアクションプランとしてあげています。
歳出の削減では5年間の目標を17億円としています。
主にはハード事業の見直しで、今後5年間の建設事業は優先度の高い事業を厳選して行うとしています。
保育園の統合については竜東地区を再編整備し、伊那西部保育園の在り方を検討するとしています。
小中学校給食施設についてはブロックごとに統合を進め西部地区から着手し、随時給食センターの整備を進めるとしています。
財政健全化プログラムの実施による効果額は歳入歳出合わせて5年間でおよそ18億円になる見込みです。
伊那市では計画を確実に実施することで財政運営の改善が図れるとし、来年度予算から反映させていきたいとしています。 -
10月有効求人倍率0.66倍
上伊那の10月の月間有効求人倍率は0.66倍
となり、前の月の0.63倍を0.03ポイント上回りました。
ハローワーク伊那の発表によりますと10月の上伊那の月間有効求人倍率は0.66倍となり、県平均の0.63倍、全国平均の0.56倍をともに上回りました。
月間有効求人倍率が増加するのは5か月連続となりますが、1倍を下回るのは平成20年の10月以降、25か月連続で、依然として厳しい状況が続いています。
企業の新規求人数は1054人で、前の月の1043人を11人上回りました。
一方、新たに仕事を探している新規求職者数は866人で、前の月の907人より41人減少しました。
就職状況は、全数で336人となり、9か月連続で増加していますが、およそ半数は非正規雇用となっていて、正規雇用の割合は低い状況です。
ハローワーク伊那では「雇用情勢は改善の動きがみられるものの、依然として厳しい状況にある」と分析しています。 -
イチゴの出荷が出遅れ
南箕輪村の大芝水耕生産組合ではこの時期、イチゴの出荷が始まりますが、今年は例年より1か月ほど生育が遅れています。
大芝水耕生産組合では毎年、11月の中旬からイチゴの出荷がはじまりますが、現在はまだ実が出始めたところです。
イチゴの栽培は今年で10年目。8棟のハウスを使って栽培しています。
武村組合長によりますと、1か月生育が遅れた年はこれまでにないということです。
出荷は、例年より1月程遅くなる見込みで、量も前の年に比べ7割程になる見込みです。
JA上伊那によりますと今年は夏の暑さで花の出が遅く、上伊那全体をみても出荷は遅れているということです。 -
伊那市議会12月定例会 開会
伊那市議会12月定例会が30日開会し、一般会計補正予算案など19議案が提出されました。
一般会計補正予算案は、3億9千万円を追加するもので、市内の保育園などに備え付けるAEDの購入費に1100万円、一般住宅向けの太陽光発電設置補助に800万円などとなっています。
また、今議会では、伊那市民会館条例を廃止する条例案も提出されています。
伊那市議会12月定例会は、8日、9日、10日に一般質問17日に委員長報告、採決を行い閉会する予定です。 -
分杭峠3月下旬まで閉鎖
伊那市長谷のパワースポットとして知られる分杭峠は12月1日から来年3月下旬まで閉鎖となります。
分杭峠はパワースポットとして、テレビなどで紹介され県内外から多くの人が訪れました
去年、峠付近で交通渋滞があったため今年3月20日からシャトルバスの運行を始めました。
シャトルバスの利用者は、3月20日から11月29日までに10万740人となっています。
1日から、峠駐車場からパワースポットの歩道に手すりやベンチなどを設置する環境整備工事が行われます。
また、シャトルバスも明日から運休となります。