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分杭峠シャトルバス 連休中平均1000人以上が利用
伊那市長谷の分杭峠へ向かうシャトルバスの、5月の連休中の利用者は、1日平均で1014人になったことが分かった。
28日夜開かれた長谷地域自治区地域協議会で示された。
伊那市観光(株)では、「ゼロ磁場」として人気が高まっている分杭峠周辺の渋滞緩和を目的に、今年の3月から長谷市ノ瀬から分杭峠へ向かうシャトルバスを運行している。
報告によると、運行を開始した3月20日から今月27日までに、1万8978人がシャトルバスを利用していて、一日の平均は275人だった。
中でも、今月1日から5日までの連休中は、5日間で5070人が利用し、1日の平均は1014人となった。
最も利用者が多かった4日は、1470人がシャトルバスを利用した。
協議会では、委員から「多い時は駐車場に車が入れず、道に止められていた。対策を考えてほしい」「駐車場や分杭峠の上に飲食ができる場所を設けてほしい」などの意見が出されていた。 -
日影区「絆の楽農園」開園
伊那市日影区に、区民同士の絆を深める「絆の楽農園(らくのうえん)」が29日、開園し、住民が落花生の種まきをした。
29日は、日影区の区民約50人が集まり、公民館の近くの畑に落花生の種をまいた。
農作業を通じて絆を深め、交流を楽しんでもらおうという試みで、畑には「絆の楽農園」と名付けた。
これは、伊那公民館日影分館が今年初めて企画した。
伊那市の地域づくり活動支援金事業にも採択されている。
、ほとんどの子供が、落花生がどう育つか知らなかったため落花生を選んだ。
今後は、草取りなどの作業を行っていく予定。 -
マレットゴルフまっくん大会
南箕輪村の大芝高原で、第7回信州大芝高原マレットゴルフまっくん大会が29日開かれた。
大会には、上伊那地域をはじめ、愛知県豊田市や木曽地域から150人が参加した。
開会式には、唐木一直村長らもかけつけ、「交流と親睦を深めてください」と参加者に呼びかけていた。
大会は、赤松コースとヒノキコースの36ホール、パー144で行なわれ、澄み切った肌寒い空気の中、参加者たちが小気味良いスティックの音を響かせていた。
結果は、総合優勝が南箕輪村の藤沢巻臣さん、男子1位は、南箕輪村の高木芳直さん、女子1位は、南箕輪村の大槻キサエさんだった。 -
伊那ビデオクラブ コンクール審査会
ビデオ愛好家のグループ伊那ビデオクラブの作品コンクールが29日、伊那市のいなっせで開かれた。
今年で13回目となるコンクールにはクラブのメンバー15人から29の作品が寄せられた。
コンクールでは伊那市出身の映画監督、後藤俊夫さんらが審査にあたった。
伊那ビデオクラブの飯島尚美会長は、「第1回のコンクールから合計すると300本以上の作品が出品されている。地域の伝統行事や文化、ここに暮らす人たちを映像に残していきたい。」とあいさつした。
出品された作品は、地域の行事や旅行先で撮影したもの、また、ドキュメンタリーなど様々でメンバーの力作が揃った。
コンクールの審査結果は来月13日に高遠さくらホテルで開かれる表彰式で発表される。 -
あいなちゃんの着ぐるみ お披露目
伊那市社会福祉協議会のイメージキャラクター「あいなちゃん」のきぐるみが完成した。
28日、社会福祉協議会の関係者や施設利用者にお披露目された。 -
はらぺこで2歳児保育スタート
伊那市東春近の自由保育所、山の遊び舎はらぺこで23日、2歳児保育がスタートした。
2歳児保育の開始式が行われ、伊那市と箕輪町の2人の2歳児が入園した。
山の遊び舎はらぺこは、「自然の中でのびのびと子ども達を育みたい」という保護者の希望があり、6年前に開園した。
年齢ごとにクラス分けせず、全園児が一緒に野外活動や食事をするほか、園の運営や保育は保護者が行っている。
今回、保護者から未満児保育をしてほしいとの強い要望があり、2歳児2人が入園することになった。
式には在園児や保護者約60人が参加し、歌を歌うなどして2人の入園を祝った。
2歳児保育は、火曜日から木曜日の午前9時から午後1時30分の日程で行われる。 -
新富県保育園で園児と小学生交流
4月に富県小学校の隣に新設移転した伊那市の富県保育園の園児と児童が25日、今年度初めての交流した。
25日は、富県保育園の年中園児22人と富県小学校の2年生27人が新しい園舎で交流した。
富県保育園では、小学校との交流を積極的に行えるよう新しい園舎を学校の隣に移転した。
25日は、今年度初めての交流会が開かれ、2年生が園児に絵本を読み聞かせたり、それぞれ練習してきた歌を披露するなどした。
富県保育園の山崎 富子園長は、「色んな人と関わりながら、自分で考え、自分で行動できる力を身につけてほしい」と話していた。
今後は、ほかの学年同士の交流も行われる予定。 -
4月の有効求人倍率0.49倍
4月の上伊那の月間有効求人倍率は0.49倍となり、前の月の0.51倍より、0.02ポイント低下した。
ハローワーク伊那の発表によると、先月の上伊那の月間有効求人倍率は0.49倍で、前の月の0.51倍より0.02ポイント低下した。
内訳でみると、企業の新規求人数は968人で前の月の1046人より78人少なくなった。
また、仕事を探している新規求職者数は1207人で、前の月の1195人より12人増えた。
実際に職に就くことができた就職者数は324人で、2カ月連続で300人台となった。 -
大芝荘で女性限定のコース
南箕輪村の大芝荘は、温泉と部屋での食事がセットになった女性限定のサービスを始めた。
このサービスは女性の集客アップを図ろうと行われるもので、28日は試食会が開かれた。
サービスのうちコース料理は、海草サラダや五穀米など12品が味わえる。
サービスでは料理を食べられる個室が用意される他、大芝荘内の温泉にも入れる。
このサービスは7月20日までで女性5人からの受付となり予約が必要。
平日のみの1日限定30人で料金は税込み1人2,500円。時間は午前10時縲恁゚後2時半までとなっている。 -
劇団「歩」の「終の棲家」29日・30日公演
箕輪町文化センター付属、劇団「歩(あゆみ)」による公演「終(つい)の棲家」が、29日土曜日と30日日曜日に開かれる。
劇団「歩」では公演に向け、連日稽古に励んでいる。
「終の棲家」は、ひたすら働き、互いに支え合いながら生きてきた老夫婦が主人公の物語。老後を有意義に過ごそうと考えた2人は、高齢者用の高級マンションを購入しようとするが、互いの心に変化が生まれてくる。
演出家の飯島岱(たかし)さんは「舞台では夫婦間のガラスのようなあやうい関係を表現したい」と話していた。
劇団「歩」による公演、「終の棲家」は29日と30日の2日間、開かれ、29日は午後7時、30日は午後2時開演。場所は箕輪町文化センターで、入場料は大人1000円、高校生以下は500円となっている。 -
国道153号伊那バイパス促進期成同盟会総会
国道153号伊那バイパス促進期成同盟会の総会が28日伊那市役所で開かれ、伊那市青島までの工事の促進や青島から駒ヶ根市までの早期事業化を要望することなどを決議した。
総会には、関係する市町村や団体の代表者らが出席し153号バイパスの早期完成、早期事業化を国や県に求めていくことを確認した。
白鳥孝伊那市長は、「153号バイパスは、大変重要な生命線。平成5年のルート発表から15年以上経つが、完成のめどがたたず心配している。青島より南の事業化に向けても一体となって国や県に働きかけをしていきたい」とあいさつした。
総会では、箕輪町木下から伊那市青島までの伊那バイパス1期工事の促進と青島から駒ヶ根市までの2期工事の早期事業化、道路財源の確保を要望することを決議した。
伊那建設事務所によると、南箕輪村と伊那市を結ぶ新しい天竜橋は、10月19日に竣工予定で、23年度には、竜東線までが供用開始となる見込み。
28日の総会で出席者からは、新天竜橋の竣工で、市道西田河原線通称ふるさと農道への車の流入が多くなり、上牧の交差点で交通渋滞も予想されるとして、信号機の設置など対策を求める声もあった。 -
かな書道「香葉会」書展
創立30年になる、かな書道香葉会の第10回書展が28日から伊那市の伊那文化会館で始まった。
香葉会は、伊那公民館のかな講座の修了生で創立され、今年で30年になる。
伊那市日影の池上信子さんが30年間指導にあたってきた。
香葉会の書展は、3年に1回開催していて、今回が節目の10回目となる。
会場には、70人の会員が書いた130点余りの作品が並んでいる。
また、会場の一角は、池上信子さんのここ20年間の作品が並べられている。
池上さんの原点となる漢字の作品から、ライフワークとなっている井月の俳句などがあり、訪れた人が足を止め作品に見入っていた。
池上さんは、かな文字の伝承のほか、はがきの表書きなど、実用的な書の指導にもあたっていきたい竏窒ニ今後の抱負を話していた。 -
第40回 伊那まつり改革プロジェクト会議
2012年の第40回伊那まつりに向け、方向性などについて検討している伊那まつり改革プロジェクト会議は、具体的な内容の検討に入った。
27日夜、伊那市役所で7回目の会議が開かれ、伊那まつりの事業内容について、3つの班に分かれて検討した。
伊那まつり改革プロジェクト会議は、去年7月に発足し、これまでに6回の会合を開いて、まつりの目的や合併後の一体感づくりなどについて検討を進めてきた。
委員は、まつりを構成する各種団体の代表者15人がつとめ、座長は、伊那公民館の武田登公民館長がつとめている。
会議では、踊りと花火、遊ingビレッジは、祭りの核となるのではずせないとする意見が多くあった。
その他、シャトルバスや臨時バスの増便、中心商店街の空き店舗を利用したまつりの活性化などのアイディアも多数出されていた。
プロジェクト会議では、今後おどりや運営形態、担い手、まつりの名称について検討を進め、11月をめどに市長に答申したい考え。
なお、プロジェクト会議では、一般市民や中学生、踊り連の参加者に参加を呼びかけ、6月28日に40回の伊那まつりに向けた意見交換会も計画している。 -
伊那市音楽協会が市に寄付
今年3月に解散した伊那市音楽協会から24日、生涯学習に役立ててほしいと25万円が伊那市に寄付された。
伊那市音楽協会会長を務めていた所沢(しょざわ)千秀(ちひで)さんが、白鳥孝市長に協会の基金25万円を手渡した。
伊那市音楽協会は生のクラシック音楽を市民に届けようと昭和25年に発足した。
NHK交響楽団をはじめ世界各地から有名な楽団などを招き、オーケストラやオペラなどを開催してきた。
これまでの60年間で189回の音楽会が開かれた。
しかし、会員の減少や高齢化により今年3月に解散し、60年の活動に幕を閉じた。
白鳥市長は、「60年の歴史を大事にして音楽活動が継続できるようにしたい」と話していた。 -
長谷小児童がJICAと交流
伊那市の長谷小学校に今日、国際協力機構JICAのボランティアが訪れ、児童が外国の文化について学んだ。
24日はJICAのボランティア16人が長谷小学校を訪れた。
この交流は今年で2年目で、児童達は学年ごとに分かれ、それぞれ知りたい国の文化について学んだ。
1、2年生はバングラディッシュやパナマで使われている現地の言葉で、ジェスチャーゲームや歌などを歌った。
3年生は、ウズベキスタンやボリビアの教科書と日本の教科書を見比べてみて、日本との違いや国の特徴などを教わった。
6年生はネパールやモルディブについて各自で調べたことを発表したり、ダンスを踊った。
長谷小学校では、「子ども達が世界を知る事で日本を知ることにもなる。自分たちがどれだけ恵まれているかを知って、1人1人考えてほしい」と話していた。 -
事業仕分けの対象で年会費値上げ
シルバー事業が、政府の行政刷新会議の事業仕分けの対象となり、国の補助金が縮減されたことなどから、伊那広域シルバー人材センターの正会員の年会費が、1000円から2000円へと値上げされることになった。
27日に伊那広域シルバー人材センターの今年度の総会が伊那市民会館で開かれ、約500人が参加した。
政府の行政刷新会議で、シルバー事業が仕分けの対象となり、国庫補助金が縮減される事になった。
それに伴い、上伊那の市町村からの補助金も減額が見込まれ、センターの事業運営が厳しくなることから、年会費が値上げについての議案が、総会に出された。
値上げは、年会費1000円を2000円とするもので、総会で可決された。伊那広域シルバー人材センターの昨年度の契約金額の実績は、4億1000万円で、前の年の4億7000万円に比べ、12.1%の減収となった。
これは、世界的な経済危機による景気後退の影響を受けたもので、2年連続の減収。 -
特殊伐採チームが伐採訓練
上伊那森林組合の特殊伐採チームは、今日、南箕輪村の大芝高原味工房近くで、伐採訓練を行った。
味工房近くに、3本の松があり
ロープを使って松にのぼり、枯れた枝などを落とす訓練を行った。
特殊伐採チームには現在4人が所属している。
個人の庭や神社・仏閣、公園など、森林内ではない場所が、活動場所となっている。
日本古来の林業では、命綱をつけずに木に上り作業をすることが一般的でしたが、上伊那森林組合では、安全に重点をおいたヨーロッパの高所伐採の技術・アーボリカルチャーを導入している。
アーボリカルチャーを特殊伐採に活用しているのは、全国的にも珍しい取り組みだという。
大芝高原味工房がオープンしたことに伴い、敷地内の樹木の整備を森林組合が受託した事をきっかけに、訓練をこの場所で行うことになった。
組合員らは、声を掛け合いながら、訓練を行っていた。
特殊伐採チームは、年間400件ほどの伐採を行っているという。 -
事故防止策を検討
5月に入り、10日間で3件の交通死亡事故が上伊那で発生し、既に去年の3人を上回る5人が死亡していることから、事故防止策を検討する緊急対策合同会議が、27日伊那合同庁舎で開かれた。
会議には、県や警察、市町村、各地の安全協会から40人ほどが参加した。
市川武二上伊那地方事務所長は、「例年より早いペースで死亡事故が発生していて、県をあげて事故抑制を強化する必要がある。上伊那地域が安全で住みよい環境となるよう尽力いただきたい」と挨拶した。
死亡事故は、2月に駒ヶ根市で、3月に伊那市荒井で、5月に入ってからは、6日に箕輪町、10日に南箕輪村、15日に伊那市長谷と、今年すでに5件発生している。
いずれも70歳以上の高齢者が亡くなっていて、5件のうち3件が、夜間、道路の横断中に発生している。
事故防止対策として、県は、広報車や各種集会などで広報活動を行なっていくこと、警察は、事故の発生しやすい夕暮れ時の取り締まりを強化することなどが報告され、それぞれが、事故防止に向け取り組んでいくとしている。
会議では、「活動を報告するだけではなく、事故の危険性のある地点の安全対策について具体的に検討するほうが重要ではないか。」などといった意見も出されていた。 -
白毛餅の苗植え
白毛餅づくりに初挑戦する伊那市の富県保育園の園児が27日、保育園近くの田んぼで田植えをした。
農作業を通して園児が農業に親しむチャイルドファーム21事業で、JA上伊那青壮年部富県支部が行った。
富県保育園では初の取り組み。
白毛餅を栽培している富県支部の部員の田んぼ、およそ10アールのうちの1アールで、年長園児22人が苗を手植えした。
園児は田んぼに一列に並び、部員に教わりながら苗を3本位ずつ植えていた。
白毛餅は減農薬で部員が育て、約60キロの収穫を見込んでいる。
青壮年部富県支部では、「1年を通して子どもたちとふれあっていきたい」と話していた。
園児は今後、かかし作りや稲刈り、餅つきをするという。 -
JA総代会中期計画承認
JA上伊那の通常総代会が27日開かれ、農産物販売額年間180億円を目指すことなどを盛り込んだ中期計画が承認された。
中期計画は今年度から平成24年度までの3年計画。
計画では、年間の農業生産販売額を180億円とすることを掲げている。
平成21年度の生産販売額は約154億円で、平成24年度までに180億円にする計画。
計画実現のため、生産拡大に取り組むほか、農家の労力や出荷コスト低減のため、直売所などで販売する野菜や果物をパッケージするセンター建設の検討を進める。
このほか、米の販売拡大と品質の高い米の安定供給のため、来年度には、南箕輪ライスセンターを、米の貯蔵ができるカントリーエレベーターにする計画。
また今年度、現在4つある営農資材の配送センターを本所配送センター1つに統合し、経費削減を図る。
宮下勝義代表理事組合長は、あいさつの中で、宮崎県での牛などの口蹄疫の発生に触れ、「国の支援を強く望む。JA上伊那としても出来る支援をしていく」と話した。 -
第55回伊那北高校吹奏楽部定演
伊那北高校吹奏楽部の第55回定期演奏会が23日、伊那文化会館で開かれた。会場には約200人が訪れ、生徒達が奏でる音楽に耳を傾けていた。
伊那北高校吹奏楽部は、今年新たに20人が入部し、部員63人になった。
今回の定期演奏会に向け、合宿をするなどして練習に取り組んできたという。
7月に開かれる吹奏楽コンクールで課題曲になっている「オーディナリー・マーチ」など13曲を演奏した。
顧問の西山高志教諭は「これまで一生懸命練習してきた生徒達の熱意が伝わればうれしい」と話していた。 -
手良保育園の園児が田植え
手良保育園の園児が26日、伊那市手良の田んぼで田植えを体験した。
園児に田植えを体験してもらうことで、農業や農産物に親しんでもらおうとJA青壮年手良支部が行った。
チャイルドファーム21と名づけられたこの取り組みは今年で3年目を迎え、米のほか、ミニトマトやピーマンなど野菜の栽培も行っている。
手良保育園の年長と年中園児約50人が田んぼに入り、手で苗を植えていた。
田んぼは広さ約6アールで園児らは一列に並び、15センチほどの間隔で苗を植えていった。
水の入った田んぼはぬかるんでいて、泥に足をとられた園児は尻もちをついていた。
JA青壮年手良支部では「体験を通してお米が食卓にあがるまでについて考えるきっかけにしてもらいたい」と話していた。
秋には園児が鎌を使って稲を刈り取る収穫体験も計画されている。 -
元オリンピック選手野口京子さん講演会
ロサンゼルスオリンピック女子バレーボール銅メダリストの野口京子さんの講演会が25日、箕輪町で開かれた。
講演会は、上伊那の企業でつくる社団法人伊那法人会が開いた。
講演したのは、1984年のロサンゼルスオリンピック女子バレーボールの銅メダリスト野口京子さん、旧姓石田京子さん。
現在は長野大学准教授で、女子バレーボル部監督を務めている。
野口さんは、オリンピック出場後、スポーツを通して社会に通じる人材を育てようと37歳で信大教育学部に入学した。
家族に迷惑をかけないことを約束し、2人の子供を育てながら学業に励んだという。
野口さんはこれまでを振り返り「不可能なことはなく、自分が動くことで全ては実現していく。自分に自信を持ち失敗を恐れない、活力ある学生を育てたい」と話していた。 -
オーストラリア人箕輪町で研修
オーストラリアの介護福祉施設の職員が25日、箕輪町の社会福祉施設サン・ビジョン「グレイスフル箕輪」を訪れ、日本の介護を見学した。
オーストラリアの介護施設の職員4人が訪れ、デイサービス利用者の陶芸の様子などを見学した。
研修は、互いの介護の現場を知り、よりよいケアをしていこうと行われた。
グレイスフル箕輪を運営する社会福祉法人サン・ビジョンでは、日本から職員を派遣し、オーストラリアで研修する取り組みを数年前から行ってきた。
今回は、オーストラリアの職員が日本の現場を初めて訪れた。
参加者らは、施設の利用者と一緒に陶芸を楽しむなどしていた。 -
長野県次世代工業化農業研究会 本格始動
次世代を担う工業的な農業のあり方を研究する長野県次世代工業化農業研究会は26日、本格的な活動をスタートさせた。
研究会の総会が南箕輪村の信州大学農学部で開かれ、60人ほどが参加した。
研究会は、上伊那を中心に、製造業や商工団体、自治体、農業者など30団体ほどで組織されている。
研究会の会長を務める茅野市の東洋バルブ・環境事業推進部長の仲田一秀さんは、「世界に冠たる日本の工業の管理技術やものづくりの技術を活かし、世界にリードできる農業を模索したい」とあいさつした。
総会では、本年度の事業として3つの部会を組織し研究を行っていくことなどが確認された。
部会は、堆肥の循環や栽培ユニットなどを研究する栽培系部会、人工の光を含めた照明に関する研究を行う照明系部会、機器機材、空調管理などを行う制御計測部会の3つが設置される。
また水耕栽培によりレタスなどの葉物を工場生産している千葉県の企業、みらいの嶋村茂治社長が講演した。
みらいでは、室内で人工の光を使い、レタスやハーブなどを生産している。
嶋村さんは、工場で生産した野菜を参加者に見せながら、「植物工場では、田畑まで移動する時間的なロスがなく、農薬を使用しないので野菜を洗う必要がない。また、芯を除けば全てが食べられるので、廃棄物が格段に少なくてすむ」と話していた。
嶋村さんは、「農業の工業化は、ソフトとハードのどちらもが重要である」と強調していた。 -
高遠城址公園桜まつり反省会
今年の高遠城址公園桜まつりの反省会が26日開かれ、伊那市や交通機関、商工会などが出席し、渋滞緩和策などについて意見を交わした。
今年の城址公園の桜まつり期間中の入園者は、昨年より2万7190人少ない24万9493人だった。
昨年特に問題となっていた交通渋滞については、今年試行した市役所からの無料シャトルバスの運行や、伊那インターの前後のインターの利用呼び掛けなどにより改善されたとする一方で、高遠市街地への人の流入が減ったため、観光客を呼び込む方策が必要とする意見が出された。
また、満開時の雪で桜の枝が折れたことについては、夜中でも大勢の職員で雪降ろしをする、それでも足りなければ地元消防団に依頼するなど、桜を守る危機管理体制の確立を求める声があった。
伊那市では、今回出された意見を来年の桜まつりに反映させていきたい竏窒ニしている。 -
ユネスコ・エコパーク登録推進へ
伊那市などが参加する南アルプス世界自然遺産登録長野県連絡協議会は26日、ユネスコ・エコパークへの登録推進など本年度の事業計画を決めた。
県連絡協議会に参加する伊那市、飯田市、富士見町、大鹿村の委員12人が大鹿村交流センターに集まり、本年度事業などについて協議した。
南アルプスの世界自然遺産登録に向けて本年度は、ユネスコ・エコパークへの登録推進活動に取り組んでいくことが了承された。
ユネスコ・エコパークは、国際的な生態系や生物の環境保護地区のことで、日本では志賀高原など4地域が指定されている。
またこの取り組みに伴い、10月に名古屋で開かれる生物の多様性について考える国際的な会議コップ10でブースを出展し、南アルプスをPRするとしている。
協議会では南アルプスがユネスコ・エコパークに登録されれば、世界自然遺産登録に弾みがつくとして、活動に力をいれていきたい竏窒ニしている。 -
アマランサス種まき
伊那商工会議所や信州大学農学部などでつくる伊那地域アマランサス研究会は22日、伊那市荒井の畑に雑穀アマランサスの種をまいた。
研究会は、アマランサスを活用した地域振興を目指す団体。
アマランサスはタンパク質や鉄分、カルシウムなどを多く含み栄養価が高く、伊那市の小中学校の給食などにも使われている。
この日は、栽培部会長の北原康弘さんら3人が30アールの畑に種をまいた。
この場所でアマランサスを栽培するのは今年で2年目。
昨年は、5種類の種をまいたが、アマランサスの需要が増えているため、今年は収穫量の多い1種類のみとなった。
研究会では、9月に収穫を予定していて、300キロの収穫を見込んでいるという。
また、おひたしなどにして味わうことができる葉を摘むイベントを6月に計画している。 -
ポレポレの丘で花と音楽の夕べ
アイリス祭りが開かれている伊那市高遠町のポレポレの丘で22日、花と音楽を楽しむコンサートが開かれた。
コンサートでは、演歌歌手の藤和也さんが、特設ステージで熱唱した。
ポレポレの丘は現在、ジャーマンアイリスが3分咲きとなり、アイリス祭りが開かれている。
花の中で音楽を楽しんでもらおうと、初めてコンサートが開かれた。
観客は、開放的な野外コンサートを楽しんでいた。
ポレポレの丘には、約6万株のアイリスが植えられている。
また、九輪草などの山野草も今が見ごろとなっている。
アイリス祭りは6月中旬まで開かれている。 -
伊那市医療政策審議会設置へ
伊那市の白鳥孝市長は、通院費の無料化や医療政策などについて検討する医療政策審議会を設置する考えを示した。
25日に開かれた定例記者会見で白鳥市長があきらかにした。
審議会は、通院費の無料化を含め、幅広く医療分野について議論し方向性を導きだそうというもの。
メンバーは、医師をはじめ保護者やPTAなどで構成し15人から20人程度を見込んでいる。
6月の定例市議会に審議会設置に関する補正予算を盛り込む考え。
白鳥市長は選挙公約として中学3年生までの入院費の無料化をかかげていてこれについても補正予算に反映させる考え。