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「人権週間」で街頭啓発
4日から10日までの「人権週間」を前に1日、南箕輪村で街頭啓発が行われた。
この日は、南箕輪村のスーパーで、人権擁護委員など3人が人権差別のない社会づくりを呼びかけるチラシを買い物客に配った。
12月10日は国際連合が定めた「世界人権デー」。
4日から始まる人権週間では、高齢者や子供、障害者、HIV感染者などへの偏見や差別をなくし人権意識を高めようと、啓発活動が毎年行われている。
また、市町村ごとに相談窓口が設けられることになっていて、関係者は「多くの人に人権について考えてもらい、もし問題をかかえているなら、一人で悩まず相談に来て欲しい」と話していた。
街頭啓発は10日まで、上伊那の市町村ごとに実施されることになっている。 -
ファミリークッキングで料理楽しむ
親子で料理を楽しむ「ファミリークッキング」が30日、南箕輪村の保健センターで開かれた。9組の親子が集まり、スープカレーや水菜サラダなどを作った。
ファミリークッキングは、南箕輪村の食生活改善推進協議会が小学生の親子を対象に毎年企画している。
調理を通じて食への関心を深めてもらうことを目的としていて、リンゴをウサギの形に切る飾り包丁にも挑戦した。
子供たちは慣れない包丁に悪戦苦闘していたが、母親に協力してもらいながら慎重にリンゴに包丁を入れ、ウサギを完成させた。
南箕輪村食生活推進協議会の倉田和子会長は、「料理を楽しみながら、日ごろの食事に関心を持ってほしい」と話していた。 -
経営革新塾閉講、若い経営者の新たな力に
伊那商工会議所主催で4年目を迎えた「経営革新塾」は全9回の講義を終え、受講した若手経営者ら17人が修了した。マーケティングから現場改善まで幅広く生き残りの戦略を学習。同商議所は「厳しい状況下にあるが、学んだ経験と自社の強みをいかして企業発展してもらえれば」と話している。
約1カ月間の集中講座。著名な経営者ら多彩な講師陣を迎え、企業として体質を強化する術をあらゆる角度から学んだ。
最終回はコンサルタントの長野修三さんを講師に実践に向けた計画「アクションプラン」づくりに取り組み、自社の将来的な企業プランを実際に描いた。 -
制度資金に長期返済対応の借り換えメニュー、宮田村が中小企業の資金繰り支援で
宮田村は景況感悪化に伴う中小企業の資金繰り対策として、村商工業振興資金(制度資金)を利用している事業所の長期返済に対応する借り換えメニュー「特別経営安定対策資金」を設けた。最長7年の返済期間と今利用している制度資金からの借り換え一本化を可能にすることで、「月々の返済額を減らすこともでき、資金繰りに悩む企業の負担軽減を図りたい」と村産業建設課は説明する。
2007年3月以前に村の制度資金を借り入ていることが主な条件。同課によると200件ほどが対象になるとしている。借り換えにより実質的に返済期間を延長することで、経営の安定化を促していきたい考えだ。問い合わせは村産業建設課85・5864まで。 -
箕輪町議会12月定例会開会
箕輪町議会12月定例会が2日開会し、15議案が提出された。
一般会計の補正予算案は、5155万1000円を追加するもので、工場の設置などに対する補助金の増額およそ1238万円、箕輪ブランド開発商品化の補助金45万円など。
また、住基カードに図書館カード機能をもたせる機械の設置のため、ケーブル敷設工事費としておよそ34万円も盛り込んでいる。
箕輪町議会12月定例会は8日、9日に一般質問、15日に委員長報告、採決を行い閉会する予定。 -
箕輪西小学校展
箕輪西小学校の学校展が、箕輪町文化センターで開かれている。
毎年恒例の学校展だが、今年は箕輪中部小学校からの独立50周年の記念展になっている。
50周年記念式典のステージバックに使った作品は、児童全員が未来の自分を描いた。
記念行事の写真や記念誌の一部のほか、学年ごとに授業で作ったコルクボードやワイヤークラフトなど、児童の力作が並んでいる。
箕輪西小学校の展示は4日まで。 -
野沢菜収穫
南箕輪村大泉の畑で29日、野沢菜の収穫体験が行われた。
この収穫体験は、大泉営農組合が毎年開いている。
野沢菜は無農薬で栽培していて、今年は天候に恵まれ大きく育ち、出来はいいという。
体験に訪れた人たちは、次々と野沢菜を引き抜いて、株を切り落としていた。
1束およそ5キロずつの販売で、2束から3束収穫していく人が目立った。
訪れたある女性は、「とてもいいお菜でうれしい」と話していた。 -
イワナ発眼卵埋設放流
天竜川漁業協同組合は2日、伊那市の小沢川など天竜川の支流にイワナの発眼卵を埋設放流した。
イワナの卵は直径およそ4ミリ。天竜川漁協では、毎年11月の下旬にアマゴ、12月の初めにイワナの卵を川底に埋める埋設放流をしている。
これは渓流魚の増殖を目的に行われていて、今年は辰野町から中川までの天竜川の支流にイワナの卵15万粒が放された。
このうち、伊那市と南箕輪村の第3区支部では5人のメンバーが藤沢川や小沢川などの13ヶ所に2万4千粒を放した。
埋設放流は、川の流れがゆるやかな所に穴を掘って周りを石で囲み、その中に石を散らばせ、その影に卵を入れて砂利をかぶせる。
メンバー達は、湧水の場所を選び穴を掘って作業にあたっていた。
天竜川水系のイワナは河川工事や釣り人の増加などにより年々数も減ってきているという。
天竜川漁協共同組合によると、この日放流した卵は30日から40日くらいで孵化し、成魚になるには3、4年はかかるという。 -
緊急労働相談窓口を開設
長野県は、景気悪化に伴い雇用や賃金などについての緊急労働相談窓口を県内7ヶ所に設置し無料相談を始めた。
このうち伊那合同庁舎5階の南信労政事務所にも相談窓口が設けられている。
県によると、今年度4月から9月までに去年とほぼ同じ718件の相談があった。
金融危機の影響もあって10月と11月には前の年に比べ15%増の257件の相談があったという。
こうしたことから県では、労働事務所など7ヶ所に無料の相談窓口を設置した。
窓口は、平日の午前8時30分から午後5時15分まで。相談内容は、解雇や賃金に関すること。
県では休日も窓口の開設を検討している。 -
新ごみ施設に対し美篶地区が要望書提出
伊那市富県に建設候補地が決まった新しいごみ中間処理施設について、富県と隣り合っている美篶地区の区長会が2日、市に要望書を提出した。
美篶地区の区長や地元市議会議員など13人が市役所を訪れ、美篶地区区長会の春日純雄会長が、小坂樫男市長に要望書を手渡した。
要望では、美篶地区住民の不安の声に配慮して欲しい竏窒ニしていて▽美篶を環境影響調査の対象区域とし、住民に分かりやすく早期に説明すること▽住民が先進的なごみ処理施設の視察ができるような措置をとること竏窒フ2点を求めている。
小坂市長は、「環境影響調査は地域を限定していない。先進的施設についても、実際に見てもらえる機会を作りたい」と話した。
伊那市によると、環境影響調査は、実際に調査を行う専門家が方法などを決定後に、調査距離を決めるため、現時点ではどの範囲までが調査対象になるのか分からないという。
先進地の視察については、上伊那広域連合の事業として予算計上されており、希望する団体があれば視察の補助を受けることができるという。 -
かんてんぱぱ小学生の絵画コンクール審査
9日に審査結果発表ふるさとの自然をテーマにした、小学生の絵画コンクールの審査が2日、伊那市のかんてんぱぱホールで行われた。
この絵画コンクールは、伊那市の伊那食品工業株式会社が毎年行っているもので、今年は去年より263点多い958点が市内の小学校から集まった。
テーマは「美しいふるさとの自然」で、伊那食品工業の塚越寛会長や伊那市の北原明教育長など4人が審査した。
審査は、自然をよく見て素直な感動を描いているか竏窒|イントに行われた。
審査員は、「のびのび描けていておもしろい。作品を見るのがとても楽しい」と話していた。
審査結果は9日に発表され、来年1月に表彰式と応募の全作品の展示が行われる。 -
美篶小で開校記念式典
伊那市の美篶小学校で1日、毎年恒例の開校記念式典が行われ、学校には保護者や地域の人などが大勢訪れた。
同校では、開校した明治34(1902)年の翌年から、毎年12月1日に開校式典を行っている。
これは、地域の人に学校の様子や子供たちの活動について理解を深めてもらうと共に、子供たちに学校が地域の人達に支えられていることを感じてもらおうと毎年開いていて、今年で107年目。
この日は、保護者や地域の人など多くの人が学校を訪れ、校内を見学していた。
このうち体育館では、子供たちがクラスごとに総合学習で取り組んできた成果を発表した。
2年1組は、地域を流れる三峰川沿いの桜並木を訪れる人達のためにベンチを作り設置するなどの活動について、ベンチのデザインや置く場所の決定、伊那市長へ設置をお願いするまでの過程を発表した。
発表の最後に、ある児童は「話し合いを通して、自分の考えをはっきり言えるようになった」と話していた。 -
伊那市総合型地域スポーツクラブで発表会
伊那市総合型地域スポーツクラブの発表会が30日、市民体育館で開かれた。
この日は、総合型地域スポーツクラブの中で、器械体操やキッズビクスなどをしている子供たちが、保護者の前で日頃の成果を披露した。
そのうち、親子で活動しているグループ「ファミリーチア」は、音楽に合わせてチアリーディングを披露した。
また、基礎的な運動能力をつけるために行っている「柳沢運動プログラム」を実践してきた保育園児たちは、跳び箱やマット運動などを行い、その成果を披露した。
会場に訪れた保護者は子供たちの成長ぶりに笑顔を見せ、ビデオカメラなどでその姿を撮影していた。
去年まで伊那市内には4つの総合型地域スポーツクラブがあったが、今年から1つに統合している。 -
技能検定合格者に賞状伝達
南箕輪村の伊那技術専門校で2日、国家資格の技能検定の合格者に賞状が伝達された。
伊那技術専門校では、今年度技能検定に17人が合格した。
この日は、遠藤昌之校長から合格者に賞状が伝達された。
検定では普通旋盤作業・電気系保全作業3級など5種目で長野県の上位を伊那技専の学生が占めた。
伊那技専は企業のニーズに応えるため国家試験の技能検定をカリキュラムに取り入れている。
2年生のメカトロニクス科では普通旋盤作業、数値制業旋盤作業、電気系保全作業の3種目の受験を必修としている。
また、それ以外の検定の希望者にも放課後や土・日曜日に特別授業を行っている。
遠藤校長は、「若年の技術者が必要となる時代。資格を取る事が地域の企業の評価につながる」と話していた。
また伊那技術専門学校では、12月21日に求職者を対象とした見学会を開く予定。 -
県内製造業の業況DI悪化、2002年当初以来の低水準に
長野県は10月分の景気動向調査を発表した。前年同期と比べて業況が「好転」したとする企業の割合から「悪化」とした企業を引いた業況DIは、マイナス76.3ポイント。前回7月の調査に比べて23.5ポイント悪化し、2002年当初以来の低水準となった。今後の見通しについても「好転」とする企業は全体の1.5%にとどまり、75%が「悪化」と予測するなど厳しい状況下にありそうだ。
県内製造業330社を調査し、業況DIは06年10月から落ち込みが続いている。輸出割合の高い電機・電子、一般機械、精密、自動車部品と主力産業が軒並み低調。受注引き合いが減少するなかで、資金繰りなどに苦しさを感じている企業も増えている。 -
信州大学農学部で就職面接セミナー
金融不安による景況感の悪化で売り手市場から一転、氷河期の再来とも危ぐされる学卒者の就職。2010年3月卒業予定者の就職活動は既に始まっているが、南箕輪村の信州大学農学部は1日、就職希望の学生を対象に面接対策のセミナーを開いた。年明け早々にも面接を含めた就職試験をスタートさせる企業は多く、学生たちは本番さながらに模擬面接などを受けてスキルアップにつなげた。
個人と集団で行った模擬面接。面接官は学生たちに「自分の強み」「学業で得たもの」「最近気になっているニュース」など質問した。
アルバイトや部活動など生活全般の実体験を通じて話題を展開する学生の姿も。面接官役を務めた信大就職相談員で県の若年者就業支援アドバイザーも務める中島常隆さんは「失敗も含め経験から学んだことを企業としては大いに知りたい部分。結論と理由を具体的に押さえて普段から話せるようにしておくことが大切」と説明した。
面接を終えた森林科学部3年の細川智博さん(21)は「時事問題を知らないので、もっと自己分析もしながら就職活動を進めていきたい」と話した。
同農学部では半数以上が大学院に進学するが、就職希望者には信大キャリアサポートセンターが行う各種支援プログラムのほか、学部独自でセミナーや合同企業説明会も開くなどしてバックアップしている
同センターの宇留賀勝義主査、光武聖子コーディネーターは「10年4月就職の学卒向け求人は現段階で企業の数は減っていないが、全体の求人数は絞り込まれる傾向にもある」と説明。その一方で依然として新卒採用を希望する企業の傾向は強いとみている。
「厳しさを感じて積極的に活動を始めている学生がいる反面、楽観的な人がいることも事実。自分のやりたい仕事、企業に近づけられるよう意識を高く持って臨んでほしい」と学生たちにエールを送る。 -
伊那市議会12月定例会開会
伊那市議会12月定例会が1日開会し、15議案が提出された。
一般会計補正予算案は、1億7千490万円を追加するもので、原油価格の高騰に伴う小中学校の燃料・光熱費の増額に2千850万円、美篶小学校グランドの借地となっている一部を買い取る費用に1700万円などとなっている。
伊那市議会12月定例会は、9日・10日・11日に一般質問、19日に委員長報告・採決を行い閉会する予定。 -
西春近南小5年が収穫祭
伊那市の西春近南小学校の5年生は29日、自分たちで収穫したもち米を使ってもちつきを行った。児童とその保護者など、およそ60人がもちつきを楽しんだ。
西春近南小では、毎年5年生が総合学習の一環で米を作っていて、栽培から収穫までを行っている。
今年はもち米およそ75キロ、うるち米およそ90キロを収穫した。
児童らは周りからの掛け声に合わせて、大きなきねを重そうに持ち上げていた。
ある児童は、「もちつきをしたことはあったが、自分たちで作ったもち米を使ってのもちつきは初めてなので嬉しかった」と話していた。
この後児童と保護者が、あんこやきなこ、ごまなどの味付けをして、つきたての餅を味わった。 -
恩徳寺で銀杏踏み
南箕輪村の恩徳寺で30日、落ちたイチョウの実から銀杏を取り出す作業が行われた。地元住民などが集まり、作業をした。
恩徳寺では毎年、境内にある樹齢およそ380年の大イチョウから実が落ちるこの時期に作業を行っていて、足で踏むこのやり方は、昔から行われている方法だという。
銀杏の実は独特の臭いがするため、参加した人たちは「臭いがなかったらいいのにね」「でも、この中にうんと美味しい銀杏が入っているんだよね」と話しながら、作業に励んでいた。
取り出した銀杏は来年2月の節分の豆めきで大豆と一緒にまく予定という。 -
世界エイズデー街頭啓発
エイズに対する関心と理解を高めてもらおうと30日、伊那市で街頭啓発活動が行われた。
伊那保健所職員3人が伊那市の大型店前で、啓発用のポケットティッシュを配った。
12月1日は「世界エイズデー」で、エイズ予防の啓発やエイズに対する偏見、差別のない社会づくりを進めるため、世界的に取り組みが行われている。
県によると、昭和59年からの累計で、県内のHIV感染者の届出数は248人となっている。そのうち日本人は98人。
また、エイズ患者の累計は155人で、うち日本人の数は100人となっている。 -
ごみ処理施設学習会
「ごみ焼却施設学習会」が30日、伊那市の富県ふるさと館で開かれ、環境アセスメントについて学んだ。
学習会は、新しいごみ処理施設の建設を前に、上伊那広域連合と伊那市が開いているもので、今回で3回目になる。
この日は、施設の建設が周辺の環境にどのような影響があるかを調べる「環境アセスメント」について学ぶため、東京農工大学の教授で全国の環境アセスメントに携わっている亀山章さんを講師に迎えた。
亀山さんは、環境アセスメントのほとんどが事業を行う事業者が実施していることに触れ「事業主体者が行っているからこそ、周りの信頼を得て行われなければならない」と話した。
また、アセスの結果、周辺に影響があるとされた場合「それを軽減する対策を考えることが重要」とし、「今は軽減対策がきちんと行われるようになってきた。どうしても影響がある場合、事業を変更することもありうる」と説明した。
学習会に参加した住民からは「環境アセスに住民が参加することができるのか」などの質問が出されていた。 -
住民基本台帳カードに「い~なちゃんカード」機能搭載
住民票などが発行できる住民基本台帳カードが1日から、加盟店で買い物をするとポイントがたまる「い縲怩ネちゃんカード」としても使えるようになった。
1日は、伊那市役所で関係者が出席して発行式を行った。
「い縲怩ネちゃんカード」は加盟店で買い物をするとポイントが貯まるもので、プリペード機能も備えられている。
今回、住基カードを「い縲怩ネちゃんカード」としても使えるようにすることで、カードの集約化や、「い縲怩ネちゃんカード」の発行費用がかからないなど、利便性が向上する。
11月末現在、伊那市の住基カード発行枚数は15,813枚、「い縲怩ネちゃんカード」は約5500枚となっている。
「い縲怩ネちゃんカード」を運営する伊那市コミュニティーカード協同組合の中村紘司理事長は、「公共機関でも使える市民カード的機能を備えることが、H8年の発行開始以来、目標のひとつ。カード利用者を増やすことで、地元商店の活性化につなげていきたい」と話していた。 -
南箕輪村09年度予算編成方針説明会
骨格予算「緊縮型」南箕輪村は1日、職員を対象とした来年度予算編成方針の説明会を開いた。
説明に先立ち、唐木一直村長は「世界的な経済恐慌とも言える景気の減速を受け、村でも法人村民税の大幅な減少が見込まれるなど、厳しい状況にある。徹底的に歳出の削減を進める一方、これまでの住民サービスを維持できるよう努めてほしい」と話した。
南箕輪村は、来年4月に村長選挙を控えているため、来年度当初予算は継続事業を中心とした骨格予算、基本的には「緊縮型」とする考え。
本格的な予算編成は村長選後に行う予定で、来年5月の臨時議会に提出される予定。 -
上伊那郡縦断駅伝競走大会
駒ヶ根市が2連覇駒ヶ根市役所から辰野町役場までの38・1キロをたすきで繋ぐ上伊那郡縦断駅伝競走大会が30日開かれ、駒ヶ根市が優勝した。
今年で56回を数える大会には、上伊那8市町村から15チームが参加した。
午前9時5分、スタートの合図と共に1区のランナーが駒ヶ根市役所を出発した。
序盤、伊那市チームがリードしレースを引っ張ったが、2区の火山峠で辰野町がトップに踊り出た。
その後レースは、後半に入り駒ヶ根市が逆転し、2年連続で優勝した。
また、伊那市民会館から箕輪町の卯の木公民館までの5・5キロを走る4区では、箕輪町の佐々木跡武さんが、区間新記録となる見事な走りを見せた。
佐々木さんは、これまでの記録を21秒縮め、区間新記録の17分21秒で走り、区間賞を取った。
大会の結果、優勝が駒ヶ根市、2位が辰野町、3位が伊那市、箕輪町は5位、南箕輪村は8位だった。 -
冬の風物詩「ザザムシ漁」解禁
伊那谷の冬の風物詩ザザムシ漁が、1日から解禁となった。
駒ヶ根市の天竜川では、近くに住む菅沼重真さんがザザムシ漁をしていた。
菅沼さんは、ザザムシ取りを始めて25年。シーズンが終わる来年2月28日まで、週に2回漁に出る。
菅沼さんは「これから寒さが増すにつれ、ザザムシの身もしまり、味も良くなる」と話していた。
菅沼さんの家では、ぬるま湯を使い、砂やゴミをしっかり取り、酒や醤油、砂糖で味付けし、近所や親戚に配るという。
伊那市内の天竜川では、平成18年の豪雨災害やそれに伴う護岸工事が行われているため、ザザムシ漁が出来ない。
天竜川漁業協同組合によると、漁の許可を取る人も平成6年の78人をピークに、今年は19人と約4分の1まで落ち込んでいるという。
漁協では、「漁をする人が少なくなっていることや高齢化が進んでいることなどから、後継者不足が心配」と話していた。 -
南信労政事務所など県機関に「緊急労働相談窓口」
景気後退に伴う業績悪化による解雇などで困っている労働者を対象に、長野県は「緊急労働相談窓口」を開設する。上伊那管内では南信労政事務所(伊那合同庁舎内)に窓口を設け、各種相談に応じる。
窓口は県内6ヵ所の労政事務所(分室、駐在含む)と、県労働雇用課に開設。受付時間は平日の午前8時半から午後5時15分まで。解雇や退職勧奨、賃金や勤務時間など労働条件、配置転換など雇用全般に関して、電話での相談にも応じる。(無料、秘密厳守)。
問い合わせなどは南信労政事務所0265-76-6833、県商工労働部労働雇用課026-235-7118まで。 -
山ぶどうワイン2008年産「紫輝」7日のワイン祭りで解禁
宮田村特産の山ぶどう交配種ヤマソービニオンでつくる2008年産赤ワイン「紫輝」のビン詰めなど出荷準備作業が、醸造する同村新田区の本坊酒造信州ファクトリーで行われている。収穫から2カ月で仕込んだワインは新鮮でまろやかな味わいに仕上がり、7日に同工場で開くワイン祭りで解禁する。
村内農家が栽培し、同工場でワインに醸造して10年。県の原産地呼称制度に認定されるなど高い評価も受けている。今季も「駒ヶ原」など味わいが異なる数種類を生産する予定だが、最も発売開始が早い紫輝は720ミリリットルビンで5200本分を地元上伊那中心に出荷する。
「糖度と酸味のバランスを良くして、フレッシュでまろやかな果実感をだした」と深水公明工場長。収穫前後に天候が不順となったが、成長期の夏には天候にも恵まれぶどう自体の品質も良好だったという。
ワイン祭りは生産者や村などでつくる「中央アルプス山ぶどうの里づくり推進会議」が主催し、7日午前11時から。今回から500円の入場料制となるが、できたてのワインを振る舞い完成を披露する。
当日は村内と会場を結ぶ送迎バスも運行。祭りに関する問い合わせは推進会議事務局の村産業建設課85・5864まで。 -
優良従業員表彰式
伊那市商工会による優良従業員表彰式が24日、伊那市のマリエール伊那で行われた。
事業所に長年勤める優良従業員を表彰するもので、今年度は9企業の20人が表彰された。
表彰されたのは勤続30年以上が1人、10年以上が13人、5年以上が6人。式には15人が出席した。
伊那市商工会の森本光洋会長は、「長年勤務している優秀な人がいることで、事業が継続できます。不景気な時代でますます大変になりますが、なにより健康に留意して頑張ってほしい」とあいさつした。
受賞者を代表して、勤続33年で全国商工会連合会会長表彰を受けた有限会社丸美屋建設の北原あゆ子さんは、「今日を契機に、なお一層の努力をしてまいる所存です」と謝辞を述べた。 -
大芝高原イチゴ収穫始まる
南箕輪村大芝区で作られている大芝高原イチゴの収穫作業が始まっている。
大芝高原イチゴは、章姫と呼ばれる大粒で糖度が高く、酸味の少ない品種。
29日は、大芝水耕生産組合の武村淳一組合長が摘み取り作業を行っていた。
作業は、毎年11月の終わり頃から始まり、7月中旬まで続けられる。
大芝高原イチゴは、通常ひとふさに40個ほどなるイチゴを摘果で7個ほどにして、養分を集中させるため、甘く、粒の大きいものができるという。
また、ハウス横の作業場ではパック詰めの作業も行われ、この日は60パックにイチゴが詰められた。
収穫されたイチゴは、その日のうちに地元の直売所やスーパーの店頭に並ぶという。 -
木下ふれあいそば祭り
打ちたてのそばを味わうことができる、ふれあいそば祭りが29日、箕輪町の木下公民館で開かれた。会場は打ちたてのそばを味わおうと多くの人たちでにぎわった。
そば祭りは、地区住民の有志でつくる木下ふれあいそばの会が毎年開いているもので、今年で9回目になる。
会では、そば作りを通して交流を深めようと休耕田を使ってそば作りをしていて、今回は収穫したそば、およそ100キロを使った。
訪れた人たちは、「打ちたてなのでとてもおいしい」とそばの味を楽しんでいた。
ふれあいそばの会の加藤正秀会長は、「日本の伝統食を通じて、にぎやかに交流することができて良かった」と話していた。