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地域いきいき実践塾が開講
長野県地域いきいき実践塾の開講式が20日、伊那市の県伊那合同庁舎であった。
同講座は、社会活動に参加するきっかけにしてもらおうと50歳以上を対象に県が実施しているもので、開講式には50歳から84歳までの男女30人が参加した。
受講生代表の二階堂正智さんは「これからの人生を明るい街づくり、住みやすい街づくりのために役立てたい」とあいさつした。
いきいき実践塾は、地域指導者養成講座として平成元年にはじまり、これまでの卒業者は上伊那で597人、県全体で5878人となっている。
今後は年間で15回の講座を計画しており、地域活動に関するワークショップや福祉施設の入所者との交流などに取り組む。 -
リトミック教室が開講
箕輪町の子育て支援講座の一つ、リトミック教室が20日開講し、人気を集めている。
この日は、24組の親子が参加。
リトミック教室は入園前、1歳縲・歳の子どもとその保護を対象に実施しているもので、、全8回開講する。
参加者は講師の玉田恵美子さん動きに合わせ、体を動かしてた。
鈴やカスタネットを使い、音楽に合わせて体を動かしすリトミックは、子どものリズム感を育てるという。
町のリトミック教室はこれまで、公民館講座として開講してきたが、本年度からは子育て支援講座の一つとして開かれている。
毎年人気で、すでに前期教室は定員。10月から始まる後期講座は、わずかにあきがある。 -
信濃グランセローズの地域貢献マネージャー木田さん来伊
北信越BCリーグ「信濃グランセローズ」の前監督で、現在球団の地域貢献マネージャーを務める木田勇さんが20日、伊那市を訪れた。伊那商工会議所の向山公人会頭を訪問し、今月27日に伊那市で開かれる公式戦での必勝を誓った。
伊那県営球場での公式戦は、今月6日に予定されていたが、雨で27日に延期となった。
木田さんは「応援してくれる多くのファンや地元企業のおかげで野球ができることをありがたく思う」と感謝していた。
また、向山会頭は公式戦がある伊那県営球場について「ネットや電光掲示板の設置など、球場の改修を県に要望している」と話し、選手が良い環境で試合ができるよう努力していくことを約束した。
27日は午後1時プレイボール。対戦相手は新潟アルビレックスとなっている。 -
「い~な伊那プレミアム商品券」 30日発売
伊那商工会議所と伊那市商工会、JA上伊那の登録参加店519店舗で使える「い縲怩ネ伊那プレミアム商品券」が30日、販売開始となる。
10%のプレミアムがつくこの商品券は、千円券11枚つづり。1万1千円分の商品券を、1万円で購入できる。
発行総額は3億3千万円で、商品券を使える店舗は519店舗。内訳は伊那商工会議所加盟店が388店舗、伊那市商工会が96店舗、JA上伊那が35店舗となっている。
商品券が使える店舗は、新聞広告やチラシで周知するほか、各店舗にポスターを貼る。
また商品券購入者には使える店舗の一覧を渡す。
プレミアム商品券は1人上限20万円まで購入でき、有効期限は今年の10月31日まで。売り切れ次第販売終了となる。
販売場所は伊那商工会議所のほか、伊那市商工会本所、西春近支所、長谷支所、またJA上伊那本所、西箕輪支所、美篶手良支所、東部支所。
販売開始となる30、31日には、いなっせ屋外広場に特設会場を設ける。 -
パートナーシップ南みのわ総会
会長に纐纈泰治さん
男女共同参画を推進する「パートナーシップ南みのわ」の総会が19日夜、南箕輪村民センターであり、任期満了に伴う役員の改選では、田畑の纐纈泰治さんが会長に選ばれた。
纐纈さんは「パートナーシップの活動が充実したものになるよう頑張っていきたい」とあいさつした。
議事では、前年度の活動や決算報告があったほか、新年度事業、予算案などが承認された。
総会の後には伊那市の西箕輪公民館の前館長でお笑い療法士2級の白鳥茂美さんが講演。
白鳥さんは最近の話題を歌にして会場を盛り上げた。
白鳥さんは「男だけの社会が競争を生んできた。情緒や愛のある女性の力が社会には必要」と話していた。 -
南部小の5年生が田植え
南箕輪村南部小学校の5年生が20日、学校近くの田んぼで田植えをした。
児童24人が、近所に住む農家池上智志さんに指導を受けながら田植えに挑戦。500平方メートルの田んぼにコシヒカリともち米のモチヒカリを半分ずつ植えた。
田植え体験は総合学習の一環で、普段食べている米がどのように作られるのか、また農家の苦労を児童らに知ってもらうことを目的としている。
児童らは、等間隔になるよう印に沿って4、5本ずつ苗を植えた。
担任の井口誠教諭は「体験を通して食べ物を食べられる喜びを感じてもらいたい」と話していた。
10月に収穫し、12月の収穫祭で米を味わう予定。 -
箕輪町経営研究会 総会
箕輪町経営研究会の総会が19日夜、伊那プリンスホテルであった。約50人が集まり、本年度事業などを承認した。
同会は、よりよい経営をしていくために、地域の経営者同士で勉強や情報交換をしていこうと結成された。
小河節郎会長は「厳しい状況はまだまだ続く。しっかり前を見据えてがんばっていこう」とあいさつした。
また、平澤豊満町長は「町を支える幅広い業種のみなさんに、横の連携を密にして不況を乗り切ってもらいたい」と話した。 -
伊那防犯協会連合会定期総会
伊那防犯協会連合会の定期総会が20日、伊那市役所であり、引き続き振り込め詐欺や車上狙いなどへの注意を促すため、適切な情報発信や啓発活動をしていくことを確認した。
総会では、防犯活動に貢献した個人や団体に表彰状が授与された。
受賞者を代表して伊那少年ボランティア協会の小坂勝信さんは「これからも真心で活動に励んでいきたい」と謝辞を述べた。
本年度は、振り込め詐欺や車上狙いなど街頭犯罪防止に向け、市町村と連携しながらHPや安心安全メールでの注意の呼びかけをさらに強化していく。
1月から4月末現在、 伊那警察署管内では、車上狙いが42件発生しており、去年同時期の2倍以上となっている。
伊那防犯協会連合会会長の小坂樫男市長は「安心安全な地域をつくるため、住民同士の連携による地道な努力を続けていきたい」と話した。 -
登内時計博物館のシャクヤク 見ごろ
伊那市西箕輪の登内時計博物館のシャクナゲが、見ごろを迎えている。
博物館には千本以上のシャクナゲが植えられており、博物館を囲むように白やピンクの花が一斉に咲いている。
花は今週末まで楽しめる。 -
箕輪町囲碁同好会35周年記念大会
箕輪町囲碁同好会の創立35周年記念囲碁大会が17日、箕輪町文化センターで開かれた。会員32人が参加して、その腕前を競った。
箕輪町囲碁同好会は、箕輪町に住む囲碁の愛好者が集まり、昭和49年に発足した。
現在、会員は箕輪町を中心に近隣市町村も含め55人。
碁の腕前を磨くとともに親睦を図ろうと、毎週日曜日と第2・第4水曜日の例会のほか、大会を年6回開くなど積極的に活動している。
35周年記念大会では、4つの組に分かれ、会員の段や級に応じたハンディーをつけてリーグ戦で競った。
会員は、真剣な眼差しで碁盤を見つめ、碁を打っていた。 -
伊那市高齢者クラブ連合会
今年度事業を確認
伊那市高齢者クラブ連合会の役員会が18日、伊那公民館で開かれ、市内47の高齢者クラブの役員が集まり、今年度の事業などを確認した。
連合会の有賀千篤会長は、「今年は、今まで休んでいたクラブが復活し、去年より4つ増えた。これから地域の状況に合わせた体制づくりをして、活動を盛り上げてほしい」とあいさつした。
今年度、伊那市は県老人クラブ連合会の事業「高齢者体力測定モデルクラブ」の指定を受けた。
自己の体力を知り、健康づくりに生かしてもらおうというもので、伊那市では御園、山寺、坂下の3地区で年に2回、握力測定や上体起こしなどの体力測定を行う。
役員会ではほかに、西春近小出島と長谷中尾のクラブが、それぞれの活動について発表し、互いのクラブの理解を深めていた。 -
箕輪写友会写真展
写真愛好家グループ「箕輪写友会」の作品展が、箕輪町文化センターで開かれている。
会場には、会員16人が撮影した写真約30点を展示している。
箕輪写友会は、月1回の例会で会員が写真を持ち寄って勉強し合うほか、年2回の展示会を開いている。
写真は風景が中心で、今回の展示会では桜の写真が多いのが特長という。
上伊那各地のほか、遠くは山口県や熊本県で撮影したものもある。
会員の一人は、「同じ撮影場所でも、ちょっとした角度で写真は変わる。仲間の写真を見ては、今度は負けないぞと思って撮影しています」と話していた。
写真展は24日まで。 -
遠照寺のボタン 見ごろ
“ぼたん寺”として知られる伊那市高遠町の遠照寺のボタンが、見ごろを迎えている。
遠照寺には160種類約2千株のボタンが植えられている。
今年は、18日の温かさで一気に咲き、例年より3日ほど早く開花。今年のボタンは例年以上に鮮やかな色が出たという。
遠照寺のボタンは20年以上前に、先代の住職の妻、松井智恵子さんが「先代の供養に」と3株植えたのが始まりで、今では2千株まで増えた。
19日は、多くの人が訪れ境内を散策したり、ボタンを撮影したりして咲き誇ったボタンを楽しんでいた。
ボタンは27日ごろまで楽しめる。
入場料は大人400円、高校生以下は無料。 -
南箕輪中学校の生徒が経ヶ岳強歩大会
南箕輪中学校の伝統行事の一つ、経ヶ岳強歩大会が19日が行われ、1年生から3年生までの448人がゴールを目指した。
伝統行事の経ヶ岳強歩大会は今年で57回目。ゴールは経ヶ岳の8合目で、コースの全長は9キロ、標高差は1300メートルとなっている。
生徒らは、午前7時に南箕輪村の大芝高原をスタート。2合目からは車の入れない登山道で、急斜面にさしかかると「疲れた」と言いながらも、ゴール目指し、力強く一歩一歩足を進めていた。
大会の結果、男子は1時間42分で3年生の宮下聖紘君が優勝。女子は1時間48分13秒で3年生の宮下優華さんが優勝し3連覇を果たしました。 -
南アルプス一帯でニホンジカの生息状況調査
南ア対策協が今年度から実施へ
関係市町村や県、南信森林管理署、信州大学などでつくる南アルプス食害対策協議会は今年度から、南アルプスの広範囲でニホンジカの生息状況などを調査する。
調査期間は今年度から5年間。南アルプスの広範囲で、ニホンジカの生息状況や植物の被害状況を把握するほか、対策を調査研究する。
具体的には、シカの行動を追跡調査するため、GPS発信機取り付けを現在の1頭から4頭に増やすほか、群れの大きさや出没頻度を調査するため、仙丈ケ岳の薮沢源流付近に赤外線センサーカメラを設置する。
調査は信州大学に委託する予定。今年度の事業費は580万円で、財源は林野庁からのモデル事業負担金を充てる。
会長の小坂樫男伊那市長は、「中山間地域の農業への被害が深刻化している。有効な対策手段が見つかるようお願いしたい」と話した。 -
南箕輪村プレミアム商品券発行へ
南箕輪村は、経済対策として20%お得なプレミアム商品券の発行を検討している。
19日開いた南箕輪村議会の全員協議会で村が説明した。
プレミアム商品券の発行は、住民の生活支援と村内経済の活性化を目的としている。
商品券は1セット1万2千円分を1万円で販売する。
発行は2千セットで、総額2400万円分となる。
取り扱い店舗は、村商工会の会員やJA上伊那の店舗のほか、参加を希望する村内の店舗を予定。
プレミアム上乗せ分の400万円と、商品券の印刷代などの事務費100万円の合計500万円は村が負担する。
参加店舗は、広告印刷代などを負担する予定。
村は今後、商工会や農協と協議を進め、6月の村議会に補正予算を計上したいとしている。
唐木一直村長は、「村の活性化になるので村から仕掛けて、最終的には商工会に主体になってもらいたい」と話していた。
今後、参加店舗を募集し、発売は6月下旬以降を予定している。 -
ローズガーデン結婚カップル決定
伊那市観光が募集を行ってきた高遠町のしんわの丘ローズガーデンで結婚式を挙げるカップルが決定し19日、2組が発表された。
伊那市観光社長の小坂樫男市長らがカップルを発表した。
結婚式の募集は、伊那市観光が、しんわの丘ローズガーデンを全国に発信していこうと今回初めて行った。
全国から募集したところ、11都県から55組の応募があり、選考の結果2組が決定した。
6月5日に結婚式を挙げるのは、三重県在住の恩田竜二さん、恩田美和さんのカップル。事故により車いす生活となった竜二さんが、妻の美和さんに感謝したいと応募した。
6月13日に挙式を挙げるのは、埼玉県のマイク マシアスさん、長野県の山岸理恵さんのカップル。留学先でマイクさんと出会った山岸さんが、祖母のいる高遠での挙式を望んだという。
小坂社長は、「景色の良い場所で印象に残る挙式にしてほしい」と話していた。 -
美篶地域探検隊クラブ活動開始
伊那市美篶小学校の美篶地域探検隊クラブは18日、今年度初めての活動を学校隣りの資料館で行った。
探検隊クラブには、4年生から6年生までの11人が参加している。
活動初日の18日は、地域の歴史に詳しい青島の矢島信之さんから、昔と今を比べての地域の変化や模型を使って地理を学んだ。
児童たちは、昭和16年に当時の教師が作成した美篶地区の地図で自分の家の場所を確認した。
子どもたちは、当時と変わらない学校や六道の堤の位置をヒントに地図にふせんを貼っていた。
矢島さんが、「戦争中には、上の原に飛行場があった」と説明すると児童たちからは、驚きの声が上がっていた。
6年生でクラブ長の橋本祥暢君は、「地域の歴史を知らないので、楽しんで学んでいきたい」と話していた。
クラブでは、今年1年をかけ地域の祭りや行事などを学んでいくという。 -
ケアセンターふれあい広場開所式
箕輪町木下にある介護予防拠点施設「ふれあいの里」の敷地内に、交流や研修などを行うふれあい広場が完成した。
開所式が17日行われ、約40人が完成を祝った。
ふれあい広場は、介護予防拠点施設を経営するふれあいの里が建設した。
建物は木造平屋建てで、トレーニングルームと研修室がある。
会議や料理教室などのレンタルスペースとして貸し出すほか、介護技術や介護予防体操などの講座も開くという。
延べ床面積は約170平方メートル、事業費は約3400万円。
ふれあいの里の宮坂道廣社長は、「地域の方々、地元の小中学校との交流の場として活用していただきたい」とあいさつした。 -
拉致について飯塚繁雄さん講演
北朝鮮によって拉致された田口八重子さんの兄で、拉致被害者家族連絡会代表の飯塚繁雄さんが17日、伊那市のいなっせで講演した。
講演会は、伊那ライオンズクラブの公開例会として開いた。
飯塚さんの妹、田口八重子さんは、1978(昭和53)年に東京で拉致された。
飯塚さんは田口さんの息子を自分の子どもとして育てたこと、また田口さんから北朝鮮で教育を受けた金賢姫元死刑囚と今年3月に面会したときのことなどを話した。
また、「日本政府に欲しいのは取り戻すという意気込みだ」と話し、「その後押しには世論が大事だ」と訴えた。
講演会の後、伊那ライオンズクラブは飯塚さんに、拉致被害者救出活動のための支援金を贈った。 -
ドリームジャンボ発売
1等・前後賞合わせて3億円のドリームジャンボ宝くじの販売が18日から全国で始まった。
ジャスコ箕輪店にある宝くじ売り場では、販売開始とともに次々に人が訪れ、宝くじを購入していた。
ドリームジャンボ宝くじは、1等と前後賞合わせて3億円が当たり、1等は27本。
また、1等100万円が9千本あるミリオンドリーム宝くじも同時に売り出され、人気を集めていた。
ジャスコ箕輪店の宝くじ売り場では、平成17年の年末ジャンボで1等前後賞合わせての3億円や、去年のミリオンドリームでも1等が4本出ている。
ある女性は、「一度も当たったことはないが、抽選日まで当たった夢が見られます」と話していた。
ドリームジャンボ宝くじ、ミリオンドリーム宝くじの発売は6月5日、抽選は6月16日。 -
新型インフルエンザ感染拡大で対策会議
国内での新型インフルエンザ感染の広がりを受け、伊那市や箕輪町、南箕輪村では18日、緊急の対策会議を開き、連絡体制などを確認した。
このうち南箕輪村は、役場で、理事者や各課の課長ら14人が出席し、今後の対応などを確認した。
会議の冒頭で対策本部長の唐木一直村長は、「今は関西地域での発生に留まっている。もし、全国へ感染が拡大した場合、村としてどう対応するか、迅速かつ冷静な判断が必要とされている」とあいさつした。
村では当面の対応として▽役場や村民センター、学校など公共施設の玄関に手洗い用消毒薬を設置▽メールや広報などを活用した住民への情報提供▽医療用や抗ウイルスマスク、防護服などの備蓄竏窒ネどを確認した。
また、感染が県内や近隣市町村に拡大した場合には▽保育園や小中学校を休校にするなどの措置を取る▽海外の流行の状況によっては、夏休みを利用して行っている中学生のニュージランドへのホームステイを中止する竏窒ニいう。
村では、インフルエンザの感染の拡大に備え、各課の対応や仕事の優先順位などを決めたマニュアルの作成を早急に進めることにしている。
また、県庁や県内の保健福祉事務所に設置された電話相談窓口は、16日の国内感染の広がりを受け、相談時間を午前9時から午後5時までだったものを午後9時までに延長した。
また、17日の相談件数は175件と開設以来最も多かったという。
県では、不要な外出は行わないこと、外出する場合にはマスクを着用し、戻ったら手洗い、うがいをするなど予防を徹底してほしいと呼びかけている。 -
新宿区の児童が間伐体験
伊那市と友好提携している新宿区の小学生が18日、伊那市ますみが丘平地林で森林体験学習をした。
新宿区の小学6年生が行っている、泊りがけで集団生活を学びながら、さまざまな体験をする移動教室の一環で、新宿区の愛日小学校の6年生26人が伊那市を訪れた。
市の職員をはじめNPO法人伊那谷森と人を結ぶ協議会のメンバーらが子どもたちの講師を務めた。
最初に、協議会の藤原祥雄さんによるデモンストレーションが行われ、高さ25mほどの赤松が切り倒された。
藤原さんは、「木を切ることは森の循環に必要なこと」と子どもたちに説明していた。
この後、子どもたちはグループに分かれ、ノコギリを使ってヒノキの間伐作業をした。
なかなか思うようにノコギリが使えない子どももいたが、時間が経つにつれ慣れた手つきで作業していた。
愛日小学校の6年生は19日、伊那市美篶で田植えを体験する。
新宿区では今年度、4校の小学校が伊那市で稲作や林業体験の学習を行う。 -
長野地裁伊那支部・伊那税務署建て替え
県弁護士会など移設求める
県弁護士会などは18日、伊那市西町の長野地裁伊那支部と、その向かいに位置する伊那税務署の移転建て替えを求める市民集会を開き、集会宣言を採択した。
集会を開いたのは、県弁護士会のほか、納税関係団体など14団体でつくる「税務署・裁判所の明日を考える会」で、この日は関係者や市民ら約100人が集まった。
会では、現在伊那税務署と地裁伊那支部のある場所は道幅が狭くアクセスしづらいことや、双方の建物も敷地面積が狭く十分な駐車場が確保できていないことを挙げ、「市民の交通の安全などが十分に補償されていない」と主張している。
地裁伊那支部は、建設から今年で50年となることから今年度、庁舎の建て替えが予定されているが、事業の実施主体である東京高裁は、現地での建て替えを計画している。
これに対し、発起人の中村威彦弁護士は、「どうせ建て替えをするなら、利用者がアクセスしやすい、障害者などに優しい施設とするべき。これは皆さんにかかわること。市民の皆さんにも考えていただき、行動に移していただきたい」と訴えた。
こうした動きに対し東京高裁は、「伊那支部の庁舎建設はすでに予算措置がとられており、現時点では計画通りの建て替えを計画している」としている。
伊那支部の工事は本年度中に着工し、来年度完成の予定。
会では、今後も働きかけを続け、より利便性の高い場所へ双方の施設の移設を求めていくという。 -
南小ドラゴンズ 南信大会出場に向け合宿
南箕輪小学校の児童でつくる少年野球チーム「南小ドラゴンズ」は、今月開いた第28回長野県学童軟式野球上伊那地区大会で優勝し、南信大会に出場する。
今週末の南信大会に向け16、17日の2日間、村内で強化合宿をした。
南小ドラゴンズは現在2年生から6年生までの38人が加入していて、今月開いた上伊那大会で優勝を果たし、南信大会への切符を手にした。
参加した子どもたちは、野球漬けの二日間を送れるということで、いつもとは違った雰囲気で練習に臨んでいた。
練習が終わると宿舎で全員一緒に食事をしたり、学年ごと余興を発表したりしていた。
合宿はチーム強化のほか、子どもたちに集団生活の大切さを学んでもらうことも目的の一つ。
小林祐司監督は、「合宿を通して集団生活の大切さを学び、チームメイト同士の絆を深めてもらいたい」と話していた。
南小ドラゴンズは、スローガンの「チーム一丸となって全員野球で目指せ長野県一」を目標に、飯田市で開かれる南信大会に臨む。 -
はらぺこでみそ造り
伊那市東春近の保育園、山の遊び舎はらぺこの園児20人は13日、みそ造りに挑戦しした。
はらぺこでは、昔ながらの方法で作ったみそを味わおうと、毎年味噌を手造りしていて、今年で5年目。
これまでは電動式の機械で大豆をつぶしていたが、今年は保護者の家から借りた手押し式の機械ですりつぶすことにした。
子どもの力では少しハンドルが重いようで、周りからは応援の掛け声が上がっていた。
10キロの大豆を全てつぶすと麹と塩を混ぜ、みそ玉を作る。
このみそ玉はワラの上で1週間ほど寝かせた後、たるに入れ、10カ月ほど寝かせて完成する。
はらぺこでは来年の4月ころ、このみそを使ってみそ
汁などの料理を作る計画という。 -
伊那市商工会総会
会長に森本光洋さん再任
伊那市商工会の通常総会が14日、伊那市高遠町総合福祉センターで開かれ、任期満了に伴う役員改選で、森本光洋さんが会長に再任された。
再任された森本会長は、「中小企業はもはや自助努力による対応の限界を超えている。喫緊の課題となっている資金繰りについては、商工会として都道府県連、全国連のネットワークを活用し組織をあげて最大限の支援を行っていきたい」とあいさつした。
伊那市商工会は市町村合併に伴い平成19年に発足し会員数は、平成21年度3月31日現在455人となっている。 -
シニア大学入学式
高齢者の生きがいづくりや仲間づくりを目的とする長野県シニア大学伊那学部の入学式が14日、伊那市の伊那合同庁舎で行われた。
今年度入学する約120人が、入学式に参加した。
宮坂学部長は、「今日の入学を機に、これまでの経験に磨きをかけ、明るい社会の担い手になってほしい」と式辞を述べた。
また新入生を代表して、伊那市の下山啓一さんが、「今後の生き方の指針となるものを求め、仲間を作りながら2年間を学びたい」と話した。
シニア大学はおおむね60歳以上を対象に県が実施しているもので、受講期間は2年間。
今後、1カ月に2回ほどのペースで講座を開講し、伊那谷の歴史や健康づくりなどを学ぶ。
今年度の最年少者は58歳、最年長者は84歳となっている。 -
南箕輪村商工会総会
会長に田中秀明さん再任
南箕輪村商工会の通常総会が15日村商工会館で開かれ、任期満了に伴う役員改選で、田中秀明さんが会長に再任された。
田中会長は、「今まで培ってきたノウハウだけでどうにかできる状況ではない。これまで以上に会員同士力を合わせてそれぞれの企業を、また地域を活性化していかなくてはならない」と話した。
南箕輪村商工会では、不況による会員への負担軽減を図るため、今年限り、会費を20%削減することが決まっている。
現在会員は319人で、会費の削減に伴う減収は、全体で180万円ほどが見込まれる。 -
ヒメギフチョウ 住民と行政が保護へ
伊那市長谷の鹿嶺高原に生息する貴重なチョウ「ヒメギフチョウ」を住民と行政が協働で保護する活動が始まる。
春の訪れを知らせる蝶と呼ばれているヒメギフチョウは、環境省から絶滅の恐れのある生物に指定されている。
伊那市では3カ所で生息が確認されているが、いずれもその数は多くない。
生息地の一つ、伊那市長谷の鹿嶺高原でも年々その数は減ってきているという。
伊那市東春近の窪田勝好さんは、日本鱗翅学会会員で、16年前から鹿嶺高原でヒメギフチョウの生息調査を行っている。
窪田さんは、ヒメギフチョウを保護するためには、「幼虫の時のエサとなる植物ウスバサイシンを守ることが大切」と話す。
このウスバサイシンは、高原の開発に加え、シカなどの食害により減少してきている。
長年にわたり鹿嶺高原でヒメギフチョウの調査をしてきた窪田さんは、「この場所をヒメギフチョウが舞う貴重な生息地とし残していきたい」と話している。
伊那市では、ヒメギフチョウの幼虫のエサとなるウスバサイシンの分布調査を23日に、またシカなどの食害から守るための柵の設置作業を24日に計画していて、それぞれボランティアを募集している。