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観光物産展アンケート結果まとまる
伊那市観光協会が11月に名古屋市で行った観光物産展でのアンケート結果がまとまった。
観光物産展は、中京圏に伊那市をPRするために去年から行われていて、観光振興に役立てようとアンケートを行った。
26日は、アンケートに答えた人を対象にしたプレゼント抽選会が行われ、1等賞品・宿泊施設入野谷のペア宿泊券にちなみ、入野谷の白鳥博文支配人らが抽選を行った。
アンケートには477人が回答していて、全体のおよそ62%の290人ほどが伊那市を訪れたことがあると答えている。
伊那市の観光で知っているものについては、「高遠城址公園」が290人ほどで1番。次いで、112人の「ソースかつ丼」となっていて、食べ物は、ローメンの3倍の得票でソースかつ丼の知名度があるという結果になった。
また、伊那市近郊で行ってみたい場所については、駒ヶ根市や上高地、諏訪、木曽などが挙がっている。
観光協会では今後、広域的な連携をとった活動をしていきたい竏窒ニしていて、このアンケート結果を分析し、今後の観光振興に役立てていくという。 -
みはらしファームで〆の子飾り付け
伊那市の農業公園みはらしファームで26日、お正月飾りの〆の子、2009本が飾り付けられた。
この日は小雪の舞う寒い1日となったが、みはらしファームの関係者およそ50人が、白い息を吐きながら、年の瀬の作業に励んでいた。
みはらしファームでは毎年年末に、来年の西暦の数の〆の子を園内に飾り付けている。
今年は、一般の人やスタッフが「元気で健康に暮らせますように」「災害のない1年となりますように」などとそれぞれの願いを込め、2009本の〆の子を作った。
〆の子飾りには、大晦日の日に、天から降りてきた年神様が宿るとされていて、新年に行うどんど焼きで再び天へ送り返す。
〆の子に込めた願い事は、どんど焼きの際、年神様とともに天に届けられるといわれている。 -
振り込め詐欺防止であるしんに感謝状
振り込め詐欺の被害を未然防止したとして26日、伊那警察署がアルプス中央信用金庫に感謝状を贈った。
アルプス中央信用金庫本店営業部部長の酒井茂さんが、伊那警察署の篠田彦雄署長から感謝状を受け取った。
振り込め詐欺は、今月、箕輪町に住む女性が携帯電話のサイト料金として30万円ほどを振り込もうとしたもので、窓口で対応した職員が詐欺であることに気付き、未然に防止した。
アルプス中央信用金庫では、ロビーや窓口に振り込め詐欺についてのパンフレットを設置したり、大口の預金の解約や振込がある際は注意を呼びかけているという。
酒井さんは、「詐欺ではないかと声をかけると怒られることもあるが、お客様が被害に合わないようにこれからも取り組んでいきたい」と話していた。
なお、伊那警察署管内の11月までの振り込め詐欺の被害は9件およそ800万円。
伊那署では、現金を振り込ませるものだけでなく、キャッシュカードをだまし取るなど新たな手口も増えているとして、注意を呼び掛けている。 -
箕輪町の1年を振り返る
▼県の高校再編で箕輪工業高校が今年度から多部・単位制の箕輪進修高校として新たにスタートした。
箕輪進修高校の第一期生は、午前の部68人午後の部41人、夜間の部12人クリエイト工学科40人の合わせて161人。
多部・単位制となった箕輪進修高校は、午後の部、夜間の部の生徒も自由に講義を選択し単位を取得することができるなど、生徒に応じたカリキュラムが組めるようになっている。
▼箕輪町文化センターに隣接して建設された箕輪消防署と地域交流センターみのわが完成した。
1階部分には交流室や多目的ルーム・研修室などがあり町民の交流に活用される。2階部分は消防署となっていて個人用の仮眠室や出動準備室などがある。
建物の屋根には太陽光発電のパネルが152枚設置されていて建物の照明などに使われている。
また11月には旧消防署跡地が地域交流広場に生まれ変わりオープニングセレモニーが行われた。
町では、これらの施設を防火の拠点として、また文化センターと共に世代を超えた交流や憩いの場にしたい竏窒ニしている。
▼町では、昨年から準備を進めていた子育て支援センターが4月1日に開所した。
子育て中の家庭を支援するために、子育て支援センターは松島の高齢者などの健康支援施設いきいきセンターに併設された。
保育園入園前の子供たちが同世代の友達と遊べるようにまた、母親らの交流の場として作られた。
この子育て支援センターを利用出来るのは未就園児とその保護者で、保育園に通園している兄弟がいる場合は一緒に利用できる。
また、町に暮らす15歳以下の子供を持つ世帯に配られる子育て応援カードの事業もスタートした。
町内の協賛する店で買い物をする時に、カードを提示すると割引などのサービスが受けられる。
協賛する事業所は現在49あり、町では町内の事業所に協力を呼びかけ協賛事業所を増やしていきたい考え。
▼箕輪町三日町にベルシャイン箕輪店を中心としたニシザワ箕輪ショッピングタウンがオープンした。
ベルシャイン箕輪店は、およそ5900平方メートルの敷地に建てられていて、ニシザワとしては3番目の広さ。ショッピングタウン全体では、ドラッグストアや中古車販売店もあり全体でおよそ2万平方メートル。
箕輪町の国道153号バイパス沿線には大型店が相次いで出店していて既存商店街の空洞化も懸念されている。 -
伊那ケーブルテレビが年末年始に上伊那の経済を考える特番放映
伊那ケーブルテレビジョンは、年末年始にかけて上伊那の経済を検証する特別番組2本を放送する。年末29日から31日まで放送するインタビュー番組「伊那谷の経済を振り返る」は、伊那食品工業の塚越寛会長やニシザワの荒木康雄社長、アルプス中央信用金庫の大澤一郎理事長、上伊那農協の春日州一常務理事らが登場。新入社員や新たに伊那市に進出してきた企業の経営者も出演する。新春1日から1月の週末に放送する「伊那谷経済展望」は小坂樫男伊那市長、向山公人伊那商工会議所会頭、滝沢亮八十二銀行伊那支店長が座談会形式で語り合った。製造業が多い伊那谷も急激な不況の波に飲み込まれ厳しい状況だが、だからこそ各企業が原点に立ち戻って自社の技術、サービス力を見返す時でもあると多くの出演者は声をそろえ、さらに一歩を踏み出すため異業種交流や人材育成などの歩みを止めてはならないと強調した。
「伊那谷経済展望」で小坂市長は輸出産業が円高などで厳しい局面に立たされていることも踏まえ、食品、環境、医療が今後の伊那谷の産業振興を図るキーワードになると指摘。滝沢支店長も同様の考え方を示し、今まで培ってきた地域の製造技術をどう活かしていくかもポイントになると挙げた。
そのうえで各企業の技術を持ち寄る必要性を示し、向山会頭も「各企業の得意分野を持ち寄れば世界に発信できる技術を掘り起こせる可能性も高い」と語り、地域にある資源、技術力を見直し連携も強めるなかで地域経済が停滞しない努力が必要と説いた。
工科短期大学校の誘致など人材育成や観光と産業の連携、リニアモーターカーへの期待など、厳しいながらも将来を見据えて熱く意見交換。厳しさを乗り越えた時に、次に進むための体制や条件などを今のうちに整備しておく必要性も指摘した。
「伊那谷の経済を振り返る」は29日午後11時、30日午前7時、午後2時、31日午後7時の計4回放送。
「伊那谷経済展望」は1日正午、午後10時半、4日午後9時と、4日以降の土曜日午後2時、同9時20分、日曜日正午に放映する。 -
ネクストエナジーが太陽光発電装置のレンタル開始
太陽光発電装置を販売・施工するネクストエナジー・アンド・リソース(駒ヶ根市、伊藤敦社長)は、イベントなどへの利用を見込んで太陽光発電装置のレンタルを始めた。短時間で容易に設営可能。環境への関心の高まりから要望も強く、既に諏訪郡原村のイルミネーション会場や県内の工事現場で使われている。同社は装置の中古販売なども手がけており、その独自性を生かしてレンタルに着目した。利用機会を増やすことで、太陽光発電の普及拡大にもつなげていきたい考えだ。
基本セットは、60ワットの太陽光発電パネル2枚とバッテリー、家庭用電源への変換インバーター、設置スタンドが一式。蓄電により100ワットの機器を約3時間使用可能で最大出力350ワットまで対応する。利用が見込まれる屋外イベントでのマイクやアンプの電源として「十分対応できる」と同社の南澤桂営業マネージャーは説明する。
コンセントに電源をつなげておけば、バッテリーに残量がなくなった場合にも自動的に通常の電力に切り替わるシステムも採用。
通常、同様の装置を購入した場合は4,50万円ほとかかるというが、同社のレンタル料金は基本セット4日間で4万9800円に設定し、さらに太陽光パネルなどを増やす時にはオプションで対応する。
問い合わせは同社0265・87・2070。 -
JR東海が村井知事にあいさつ
国土交通省がJR東海に対しリニア新幹線着工の前提となる需要やコストなど4項目の調査を指示したことを受け26日、松本正之社長が長野県庁を訪れ村井知事と会談した。
村井県知事とJR東海が会談するのは今回が初めて。
国土交通省がJR東海に輸送需要や技術開発、建設費、その他の4項目の調査を24日に指示。
これを受けJR東海は、2025年の東京竏猪シ古屋間の開業を目指し1都5県の沿線自治体などと調整を本格化させる。
この日は、JR東海の松本正之社長が村井知事を訪ね、冒頭部分を除いて非公開でおよそ20分会談した。
争点となっているルートの問題については、具体的にBルート・Cルートなどといったやりとりはなかったという。
松本社長は、村井知事との会談を終えるとその足で愛知県に向かった。
村井知事は、情報の共有化がまず第一という考えを示した。
リニア新幹線のルート問題は、県は上伊那を通るBルートを主張し、JR東海は南アルプス直下を貫く直線ルートのCルートを想定しており、調整は難航が予想される。 -
伊那市の一年を振り返る
今年も残すところあとわずか。今日から3日間、ICTエリア内3市町村の主な出来事を振り返る。初日は伊那市のこの1年。
▼上伊那の燃やせるごみを処理する新しいごみの中間処理施設の最終候補地が、伊那市富県の「桜井天伯水源付近」に決まった。
市民代表としての用地選定委員会の議論・手順を踏んでの結論で、候補地すべてを数値化し、最後は投票で決定した。
7月からは、地元桜井や北新との住民懇談会も始まり、市や広域連合は、地域住民の不安を解消しようと先進地視察などを行っている。ただ一部で反対する住民もあり、いかにしてコンセンサスを得、施設建設の前提となる環境アセスにいつ入るのかが注目される。
順調にいった場合5年後の平成26年には新しい施設が稼働する見通し。
▼今年は、合併により伊那市の財産となった南アルプスが各方面で注目された一年だった。
1月には、世界自然遺産登録に向けた学術調査検討委員会が発足。
8月には、貴重な高山植物の植生を復活させようと、シカの食害から花を守る防護策が設置された。その後の調査でこの柵は一定の効果があったと報告されている。
12月には、地質構造が貴重だとして、日本ジオパークに認定され、南アルプスの格がまた一つ上がった。
▼今年は、見送り、休止、廃止の年でもあった。
3月にヤマウラの伊那スキーリゾートからの経営撤退が表面化し、11月に今シーズンの営業休止が決定した。
6月、長谷地域に国が建設を計画していた戸草ダムの建設見送りが報じられ、地域住民らは、美和ダム上流域の治水対策の必要性を訴えた。
小坂市長や県議会議員らは、7月に戸草ダム建設推進を求め県に対し要望した。
国からは、これまでに具体的な代替案は示されていない。
権兵衛峠開通をきっかけに試験的な運行を開始した伊那と木曽を結ぶ定期バス、権兵衛号が来年3月をもって廃止されることになった。
運行時間を変更するなど試行錯誤を試みたが、乗車人数は期待に反して伸びず、一便あたりの平均は3人以下だった。
▼伊那インターチェンジへのアクセス道路と国道153号を結ぶ環状北線が10年の歳月と52億の巨費を投じて3月に完成した。
伊那建設事務所によると、伊那インター方面からの車の半数以上が直進して環状北線を利用しているという。
▼高遠ゆかりの名君、保科正之公をNHKの大河ドラマに採用してもらおうと、活動が大きく前進した。
2月には全国組織が発足し、7月には県議会議員の会が、12月には市町村議員の会が設立され、署名は30万人を突破した。
全国組織の会長を務める小坂市長は、「大きくはずみがついた」と手応えを感じているようだった。
年明け早々にNHKに署名を提出し、再度ドラマ化を働きかけることにしている。 -
伊那西スケート場がオープン
伊那市にある唯一の天然リンク、伊那西スケート場で25日、シーズン中の安全を願う祈願祭があった。薄氷が張ったスケートリンクを前に、市教育委員会の関係者などが神事をした。
25日の午前9時の気温は1度で、、リンクの中央はまだ水の状態だった。
北原明教育長は「子どものため、大人のため、コンディションのいいスケート場として管理をお願いします。立派に結氷できますよう祈念します」とあいさつした。
伊那西スケート場は昨年度、廃止か存続かで検討が行われましたが、当面の存続が決まっている。
昨年度は22日間の営業で、1473人が利用した。本年度の開場予定期間は来年2月15日までで、時間は午前7時から10時まで、午後6時から9時までとなっている。
利用料は1人1回200円。
関係者は年内の滑走は難しいと見ているが、今後の冷え込みに期待している。 -
伊那市が来年3月に開く春の高校伊那駅伝駅伝のコースを変更
伊那市は25日、来年3月に開く「春の高校伊那駅伝」の男子のコースを、環状北線を活用し、高遠商店街を折り返すルートに変更することを示した。
これまで男子のコースは、南箕輪村の神子柴で折り返すようになっていたが、今回示したルートでは、今年3月に開通した環状北線を活用。それに伴い、これまで高遠町の小原で折り返していたものを高遠町商店街まで延長した。
コース変更により、第2中継所は、これまでのアルプス中央信用金庫ナイスロード店から、美篶中県に変更する。
なお春の高校伊那駅伝は来年3月22日に予定している。 -
信大農学部生が栽培した大豆寄付
信州大学農学部の学生が、自分で育てた大豆を地域で使ってもらおうと25日、南箕輪村に寄付した。
大豆を届けたのは駒ケ根市在住で信大農学部3年の水上積善さん。
水上さんは今年、地域の酪農家から借りた牧草地およそ30アールで、ギンレイという品種の大豆を栽培した。
栽培期間中は無農薬で育て、サークル仲間にも手伝ってもらいながら、草取りや刈り取りなどすべて手作業で行い、およそ200キロ収穫したという。
今回、収穫した全体のおよそ半分、100キロを村役場に届け、「地域のために使ってください」と話した。
唐木一直村長は、「安全な大豆でありがたい。味噌に加工して、学校や保育園、福祉施設で使用させていただく」と感謝した。
村では来年2月頃、新しくできる大芝高原味工房の施設で、第1号味噌として今回の大豆で味噌を造りたい竏窒ニしていて、水上さんたち信大生も一緒に味噌加工を体験する予定。 -
新山保育園 休園決定
伊那市は、園児数が基準に達しないとの理由から、新山保育園を来年度休園する考えを示した。
25日開かれた定例記者会見で小坂樫男市長は、「やむを得ないが休園にする」と話した。
新山保育園の園児数は、定員40人に対し現在11人。来年度の園児数が20人に満たない場合は休園する考えを示していた。
来年度の入園希望者の集計をしたところ、新山保育園を希望する園児数は10人だった。
伊那市では、地元から存続を求める声が上がる中、市内全域から園児を募集するなどの対応をしてきたが、20人に達しなかったため休園を決めた。
休園の理由として、少人数では、集団生活での社会性を身につけることが困難なこと、効率的な保育園運営が難しいことなどが挙げられている。
伊那市では、新山保育園を希望していた園児の保護者に対しては、ほかの保育園を紹介し、休園についてほぼ全員から了承が得られた竏窒ニしている。
なお、新山保育園の来年度以降については、入園希望者が20人に達すれば復活させ運営する考えを示している。 -
サーチが車椅子寄贈
パチンコ店などを経営する伊那市の株式会社サーチが24日、車椅子3台を伊那市に寄贈した。
役員の天野博夫さんら二人が小坂樫男市長のもとを訪れ、車いすを届けた。
地域の福祉に役立ててもらおうと、サーチでは今年3月から、車いすの購入を目的に各店舗や従業員の家庭で出るアルミ缶を集めてきた。
その結果、12月中旬までにおよそ13万円分のアルミ缶を回収し、車いす2台を購入した。
もう一台は会社が費用を負担して3台の車いすを寄贈することにした。
天野さんは「一人の力は知れているが、積み重ねることで大きなことができると実感した。今後もこうした取り組みを続けていきたい」と話した。
車いすは福祉まちづくりセンターで利用されるという。 -
保育園児がさくらの里で歌披露
クリスマスイブの24日、伊那市の高遠第一保育園園児が、特別養護老人ホームさくらの里を訪れ、歌のプレゼントをした。
年長園児がさくらの里を訪れ、施設利用者にクリスマスにちなんだ歌を披露した。
お年寄りは歌に合わせ、手拍子をしたり、一緒に口ずさんだりして、園児からのプレンゼントを喜んでいた。 -
新体操クラブチーム「ポーラ☆スター」発表会
新体操のクラブチーム「ポーラ☆スター」の発表会が21日、伊那市の勤労者福祉センター体育館で開かれた。幼児から高校生までのメンバーら約250人が練習の成果を披露した。
競技種目の一つでリボンなどの道具を使わない徒手団体では、小学生のメンバーが息のあった演技を見せていた。
ポーラ☆スターは、新体操の普及発展と長野県の技術力向上を目的に平成3年に発足した。
現在は、伊那と塩尻の2教室あり、子どもたちはほぼ毎日練習しているという。
代表の橋爪みすずさんは、「発表会では練習の成果を出し、楽しんで演技をしてほしい」と話していた。 -
箕輪町有形文化財「延命地蔵尊」の移転工事開眼・完成
箕輪町の有形文化財「延命地蔵尊」の移転工事開眼・完成祝賀会が21日、長岡の長松寺で開かれた。
延命地蔵尊は、高遠石工守屋貞治の作で、1827(文政10)年に作られた。
これまで延命地蔵は山門の横にあったが、堂宇が老朽化したことから、長松寺の境内を管理する長松寺地蔵尊保存会が、新しい堂宇の建設と移転を行った。
堂宇の建設と移転費用は約230万円で、檀家などの寄付のほか町から110万円の補助を受けている。
この日は、檀家や工事関係者など15人が参加し、移転工事のために魂を抜いた地蔵に再び魂を込める開眼式や、完成した堂宇の清めなどの儀式が行われた。
長松寺の山崎義芳住職は、「立派な建物に延命地蔵を移すことが出来うれしい。これからも地域をしっかり見守ってもらいたい」と話していた。 -
東京の演歌歌手らが保科正之をテーマとした歌のCDを寄贈
東京を中心に活動する作詞家の岩田道之輔さんや演歌歌手の今井イワオさんらが24日、伊那市役所を訪れ、「保科正之公の大河ドラマをつくる会」会長の小坂樫男市長に、保科正之をテーマとした歌を収録したCD100枚を手わたした。
詩を書いた岩田さんは、知人から保科正之の大河ドラマ化を応援してほしいと依頼を受け、音楽仲間とともに、今回の歌を作詞した。曲のタイトルは「名君保科正之公、武士の花道」。この日は、その曲も披露された。
市では、このCDを保科正之公の大河ドラマ化に向け、活用していく。 -
伊那中央病院の19年度決算、およそ4億5千800万円の赤字
伊那中央行政組合議会の12月定例会が24日、あり、伊那中央病院の平成19年度事業決算が約4億5千800万円の赤字決算となったことを示された。赤字額は前年度より約9千万円減少した。
報告によると、診療や入院などといった病院事業による収益は約87億800万円で、前年度比3.8%の増加。
収益が増加した半面、支出額も増加しており、前年度比2.6%増の約91億6千万円となっている。
支出が増加した要因としては、医師、看護師の増員に伴う人件費の増加、病棟の改築費などを挙げている。
決算審査を行った監査委員は「経営の資金繰りの目安となる流動比率などが高く、赤字にも関わらず比較的良好な経営状況」と総評したが、今年度の赤字を含む、繰越欠損金は24億5千万円になり、平成20年度も赤字決算が見込まれることから、開院当初からの目標である、平成22年度までに黒字となるよう、経営改善を求めている。
伊那中央病院の小川秋實院長は「中央病院の経営改革プランの中では、平成22年度に黒字となるよう見込みを立てて取り組んでいくことになっている。経営的にはぎりぎりだが、黒字化に努めていきたい」と語った。
また、中央病院の分娩料値上げについても、今日の議会に提出され、賛成多数で可決した。 -
上伊那地方事務所が県営住宅の緊急相談窓口を設置
上伊那地方事務所は24日、解雇などで住居を失った人のための緊急相談窓口を県伊那合同庁舎2階の建築課内に設置した。
これは、今年10月1日以降に解雇され、来年1月末までに住む場所がなくなってしまう人に対し、県営住宅の一次使用を認めるもの。窓口では、解雇により、社員寮や社宅から退去せざるを得ない人や住宅手当が貰えず、家賃が支払えない人などを対象に相談を受け付ける。
県営住宅は駒ヶ根市や飯島町、宮田村など5つの団地の7世帯分が充てられる。
窓口は30日まで。
また、中小企業の資金融資に関する相談についても、年末休み期間中、伊那合同庁舎3階の商工観光課で受け付けている。
県営住宅の入居に関する相談、資金融資に関する相談の休み期間中の窓口設置は、27日から30日までで、時間は午前8時30分から午後3時15分までとなっている。 -
荒井区クリスマス会
子ども達が企画・運営する、伊那市荒井区のクリスマス会が23日、伊那中学校体育館であった。はおよそ300人の子ども達が集まり、マルバツゲームやビンゴなどを楽しんだ。
荒井区では例年、クリスマス会を自分たちで考えて実施してもらおうと、毎年地区の小学6年生に企画運営を任せている。会場では6年生30人が、司会進行や道具の準備など、それぞれ役割をこなした。
ある地区役員は、「子ども主体のクリスマス会は荒井区の伝統。楽しみながら自主性を学んでもらいたい。」と話していた。 -
味工房のテナントに城山決まる
南箕輪村開発公社が募集していた大芝高原味工房内の喫茶軽食コーナーのテナントに、南箕輪村の株式会社城山が出店することが決まった。
地域食材の加工や販売をおこなっている味工房は現在、建て替え工事が進められている。味工房を運営する村開発公社ではこれに伴い、喫茶軽食コーナーを民間に業務委託することにし、業者を募集していた。
応募は城山1件で、公社の審査基準に合格したことから、出店が決まった。城山は主に県内外のイベント会場などで飲食コーナーを出店していたが、地元での募集ということと、これまでの経験を活かすことができるとの考えから、味工房での出店を決めた。
城山の小林和秀社長は「地元に根を張り、大芝高原のPRにも一役かいたい」と話している。 -
美篶小学校の児童が酒造会社「仙醸」を見学
伊那市の美篶小学校3年2組の児童22人が25日、高遠町の酒造会社「仙醸」を見学した。
3年2組の児童は今年、総合学習の取り組みでアマランサスについて学んでいる。仙醸では、アマランサスを使った甘酒づくりをしていることから、加工から完成までにの作業を学ぶため、今回の同社を訪問することを計画。
児童らは、伊藤好専務から説明を受けながら、加工工程を見学。
同社では、アマランサスの種子からごみを取り除いたり、ポップする作業を行っており、児童らは興味深そうにその様子に見入っていた。
児童たちからは「甘酒にはどのくらい種子が入っているのか」、「作るにはどのくらい時間がかかるのか」など、質問が出された。
仙醸の伊藤専務は「子ども達に地産地消など、食について学んでもらう良い機会になったと思う。」と話していた。
3年2組では、3学期に自分たちで収穫したアマランサスを食品に加工する予定。 -
伊那広域シルバー人材センター伊那地区の会員が伊那市に寄付
伊那広域シルバー人材センター伊那地区会員が25日、伊那市に約13万6千円を寄付した。
この日は、シルバー人材センター伊那地区の増田幸佑代表らが、市役所を訪れ、小坂樫男市長に寄付金を手渡した。
伊那広域シルバー人材センターは、伊那市、辰野町、箕輪町、南箕輪村の、60歳以上の人たちで組織し、各種の仕事を請け負っている。支え合い募金は、毎年この時期の実施しているもので、集まった募金は各市町村に寄付している。
増田さんは「地域の高齢者福祉に役立ててもらいたい」と話していた。 -
伊那市緊急経済年末相談窓口設置伊那市役所
伊那市は27日から、中小企業の融資に対する相談、解雇により住まいを失った市民の相談に応じる年末の相談窓口を設置する。
窓口では▽中小企業を対象にした緊急保障制度に関する認定▽市の制度資金の利用▽解雇により住まいを失った市民を対象に住宅や生活竏窒ネどについての相談に応じる。また、必要に応じて、ポルトガル語通訳の派遣もする。
市によると、これまでに解雇による居住の問題についての相談は寄せられていないという。
設置期間は30日までの4日間で、市役所3階の商工振興課で受け付けている。 -
南箕輪村ブランド芋焼酎「大芝の華」試飲会
南箕輪村ブランドの芋焼酎「大芝の華」の新酒が完成し、関係者らが出来を確かめた。
「大芝の華」は、地元で作った焼酎用のサツマイモ、黄金千貫を醸造して作る焼酎。
23日夜は南箕輪村の大芝荘で試飲会が開かれ、関係者などおよそ30人が新酒を味わった。
いも焼酎南箕輪会では、去年の焼酎の人気が高かったことなどから、栽培面積を広げ生産量を増やした。
今年は14トンのサツマイモを収穫していて、去年の倍となる2千6百本を造った。
南箕輪ブランドの焼酎「大芝の華」は、1本720ミリリットル入り1250円で、村内の酒屋などで販売される。 -
アルパコンサート開かれる
インディアンハープ・アルパのコンサートが23日、伊那市のいなっせで開かれた。
伊那市のアルパ奏者、エレナ冨岡さんが、南米パラグアイの音楽祭で2位に輝いた腕前を披露した。
会場にはおよそ300人が集まり、アルパの奏でる音楽を楽しんだ。
アルパはハープの一種で、南米パラグアイで生まれた楽器。
冨岡さんは、地元を中心に海外などでも演奏活動をしていて、アルパの普及活動に努めている。
先月パラグアイで開かれた音楽祭のアルパコンクールでは、見事2位に輝いた。
この日は、コンクールで演奏したラテン音楽「カスカーダ」など10曲を披露した。
冨岡さんは、「多くの人に来てもらいありがたい。アルパの良さを感じてもらいたい」と話していた。
演奏を聴いていたある男性は、「引き込まれるような気持の良い音色だった。アルパがもっと普及したらいいと思う」と話していた。
なおコンサートでは、長野県出身で全国的にも活躍するアルパ奏者、上松美香さんの演奏もあった。 -
雇用維持と安定に緊急メッセージ
急激な景気悪化に伴う雇用不安に対し24日、長野県と労働局、経済、労働団体は共同で雇用安定に向けた緊急メッセージを発表した。村井仁県知事、小池國光長野労働局長、安川英昭和県経営者協会長、近藤光連合長野会長の4者連名。県内企業に雇用維持と安定に向けて最善の努力を求めた。
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伊那技術専門校見学会
南箕輪村にある伊那技術専門校で、来年度の入学希望者を対象にした学校見学会が21日、開かれた。
この見学会は、入学前に学校の雰囲気や訓練内容について理解を深めてもらおうと、毎月開催されている。
伊那技術専門校によると、景気の後退もあり、最近は入校についての問い合わせも増えているという。
この日は、20代縲・0代の男女13人が参加し、職員の話に耳を傾けていた。
参加したある女性は、「技術が無いと仕事が無い時代。入校してパソコンの技術を身につけたい」と話していた。
見学会では、担当の職員が最初に「伊那技専に入るのが目的では無く、ここで努力し技術を身につけるという自覚を持つことが大切」と話し、訓練内容や取得できる資格のほか入校条件などを説明した。
次回の見学会は、来年1月11日に開催される予定。 -
西春近の鈴木康夫さんが絵画寄贈
伊那市西春近山本に住む鈴木康夫さんは24日、西春近公民館に自作の絵画を寄贈した。
寄贈したのは、フラメンコの練習の様子を描いた100号の油絵。
鈴木さんは12年ほど前から絵を始め、今回寄贈した作品は実際にスペインを訪れたときの様子を描いたという。
情熱的な踊りに魅かれたということで、フラメンコをテーマにした作品はこれが4作目となる。
「踊っている人の躍動感を表現するのが難しかった。この絵を見た人が元気になってもらえれば」と話している。
この作品は西春近公民館のホールに飾られるという。 -
高遠小で母親たちが大型紙芝居上演会
伊那市の高遠小学校で24日、親子文庫の母親たちが手作り紙芝居などを披露した。
親子文庫の母親たち20人ほどが、日本の昔話「カエルの雨乞い」と「ことろのばんば」を上演した。
「カエルの雨乞い」では、物語に登場するカエルの格好をして登場し、子どもたちと一緒にカエルの鳴き声で雨乞いをしたり、雨音を鳴らしたりした。
もう一つの物語「ことろのばんば」では、母親たちが10月くらいから制作してきた大型紙芝居を披露した。
「ことろのばんば」は、子どもを捕まえる老婆「ばんば」に捕まった男の子を助け出すため、女の子がばんばのもとへ向かい、つぼを割って男の子や一緒に捕まっていた子どもたちを助け出すという物語。
母親たちの迫力ある紙芝居に、子どもたちは熱心に聞き入っていた。