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ひき逃げ 男性死亡
20日未明、伊那市山寺の市道で、ひき逃げ事件があり、被害者の男性は、市内の病院に運ばれましたが、午前7時頃死亡した。
伊那警察署の発表によると、死亡したのは、伊那中央病院の外科医 飯島智さん46歳。飯島さんは、搬送先の病院で治療を受けていたが、午前7時頃、死亡した。
警察によると、20日、午前4時頃、車で通りかかった通行人から「道路に男性が倒れている」と通報があり警察が現場へ向かった。現場は、伊那北駅から上伊那農業高校方面へ続く市道で、見通しの良い、緩やかな坂道。
警察では、ヘリコプターを使い、逃走車両等の目撃情報について広く市民に提供を呼びかけた。また、この事件の捜査本部を設置し、交通指導課や鑑識等の応援を得て、70人態勢で捜査を進めている。 -
養殖したカワニナ放流
ホタルの舞う地域づくりのためカワニナを養殖している伊那東小学校教諭の野口輝雄さんは20日、伊那市高遠町の弘妙寺で、田中勲雄住職立会のもと、カワニナ400匹を境内の池などに放流した。
野口さんは、ホタルのエサとなるカワニナの養殖を4年ほど前から始めていて、今年は養殖ボランティアを募るなど活動の幅を広げている。
8月から野口さんや伊那東小学校、ボランティアが養殖してきたカワニナ1万2千匹を、上伊那14カ所に放流した。
弘妙寺では夏になると何匹かホタルが舞うということで、田中住職がもっとたくさん舞ってほしいと願い、今回放流を依頼した。
カワニナは冬を越し、春から夏にかけて水温が15度以上ないと交尾をしないということで、野口さんは、標高が千メートル以上ある弘妙寺での結果を今後の活動に生かしたい竏窒ニいう。 -
手良の八幡山に東屋完成
伊那市手良野口区の住民は20日、公園化を進めている区内の八幡山に東屋を完成させた。
区民およそ20人が参加し、東屋の屋根張りや、ベンチ設置などの作業に汗を流した。
野口区では今年度、県が行なっている「地域発 元気づくり支援金」約150万円を受け、八幡山の公園化事業を進めている。
これまでに100本のツツジの植樹や、八幡神社へ続く遊歩道の切り開き作業をしてきた。
東屋の建設も公園化事業の一環。
東屋を造る木材は、この周辺を整備した時に出たヒノキを利用している。
区長の蟹澤豊治さんは「区民みんなの協力で完成した。八幡山からの眺望はすばらしいので、多くの人に利用してもらいたい」と話していた。 -
井澤通治さん叙勲祝賀会
前箕輪町長で、11月に旭日小綬章と箕輪町の功労者表彰を受けた井澤通治さんの祝賀会が20日、町の伊那プリンスホテルで開かれた。会場には上伊那の市町村長や県議会議員など約320人が集まって受章を祝った。
井澤さんは、町議会議員を4期15年務めた後、箕輪町長を3期12年勤めた。
農業集落排水の整備や文化センターの建設、箕輪ダムの建設推進など、町の発展に貢献したことなどが評価された。
箕輪町の平沢豊満町長は、「さまざまな面で町に貢献いただいたことが現在の発展につながっている。今後も指導をいただきながら、よりよい町をつくっていきたい」と祝辞を述べた。
井澤さんは、「一生懸命がんばってきたが、表彰を受けたのは多くの人の協力のおかげ。本当にありがとうございます」とあいさつした。 -
スマイル山車クラブが山車完成
箕輪町木下の南宮神社で、来年1月の初祭りに飾るため小学生が制作を進めてきた山車飾りが、20日に完成した。
この日は山車飾りを作った箕輪町木下の小学生が、人形を舞台に設置して山車飾りを完成させた。
南宮神社の初祭りでは毎年、木下山車飾保存会が、歴史や昔話を題材にした山車飾を展示している。
02年に子どもたちだけでつくる「スマイル山車クラブ」が発足し、地域の小学生も一緒になって山車づくりをしている。
今年子どもたちが制作したのは昔話「かさじぞう」を題材にしたもので、6人目のお地蔵さんに自分の手ぬぐいをかぶせようとする場面が表現されている。
子どもたちは先月から毎週土曜日に集まり、制作を進めてきた。
クラブの子どもたちは「顔を作るのが大変だったけれど、お地蔵さん一体一体に違った表情や個性が出せてよかった」と話していた。
南宮神社の初祭りは来年1月10日、11日に行われ、保存会の作品も併せて6つの山車が展示されることになっている。 -
飲酒運転防止パトロール
飲酒運転を無くそうと19日夜、伊那市内で飲酒運転防止パトロールが行われた。
このパトロールは、交通安全運動期間に合わせ年2回行われ、この日は市が委嘱した交通安全指導員や伊那警察署の署員など20人が、飲酒運転根絶を呼びかけた。
メンバーは4グループに分かれ、市街地周辺の駐車場にある車両や、飲食店に対して飲酒運転防止を呼びかけるチラシを配布した。
伊那警察署によると、11月末までの管内での飲酒運転の検挙は19件で、去年に比べ29件減少しているという。
警察では「この時期、酒を飲む機会も増えるが、飲む予定なら車で出掛けない事。飲んだ人は、運転しないように周りも注意しほしい」と話していた。 -
2008年いも焼酎みのわ完成
箕輪町のサツマイモを使った「いも焼酎みのわ」の新酒が完成し、今週から販売が開始されている。
いも焼酎みのわは、農家などで作る「いも焼酎を愛する会」がサツマイモを栽培し、県内の酒造メーカーの協力を得て4年前から造っている地元産の焼酎。
栽培しているのは、焼酎用のサツマイモ黄金千貫と紅あずまで、今年はおよそ3万5千キロを収穫している。
今年のイモのできは平年並みで、焼酎の味はまろやかで飲みやすいという。
今後、いも焼酎を愛する会や町ではPR活動を行い、焼酎の認知度を上げていきたい竏窒ニしている。
なお、いも焼酎みのわは1本720ミリリットル入り1250円で、箕輪町の酒屋などで販売されている。 -
青空教室 今年度最後はそば打ち体験
伊那市美篶の子どもたちを対象とした「青空教室」の今年度最後の教室が20日開かれ、小学生がそば打ちを体験した。
青空教室は、02年からの学校週5日制をきっかけに地区の青少年育成会や公民館、JAが共同で開いているもので、今年で7年目となる。
毎月1回の教室では、農作業や地域の歴史学習などを行ってきた。
今年度最後の教室となったこの日は、美篶そばの会のメンバーからそば打ちを教わった。
そば粉は、今年8月みんなで種をまき、10月に収穫したもの。子どもたちは慣れない手つきだったが、そばの会のメンバーや保護者に教わりながら作業を進めていた。
美篶青少年育成会の畑房雄さんは「この1年、子どもたちはさまざまな体験を通してふるさとの良さや友人同士協力することの大切さを学ぶことができたと思う」と話していた。
今後、1年間の活動を作文にまとめ文集を作るという。 -
上農高でAED講習
上伊那農業高校で17日、AEDの操作方法についての講習会が開かれた。
園芸科学科の1年生42人が、伊那中央病院の職員から講習を受けた。
上農高校は2003年に中央病院と連携協定を結んでいて、生徒が病院で庭の手入れや野菜の販売をしている。
この講習会はその一環で、毎年1年生を対象に行われる。
生徒たちは、「電気ショックを与えるまでは、心臓マッサージを止めないこと」「周りに何人か人がいる時はそれぞれの役割を明確にすること」などの指導を受けながら操作方法を学んでいた。
上農高校には、体育館と正面玄関にAEDが設置されている。
西村清利教頭は、「いつでも職員が一緒にいるとは限らないので、生徒しかいない時でも協力して救命措置が出来るよう知識や技術を身につけて欲しい」と話していた。 -
まつぶさわいんお披露目会
今年の「まつぶさわいん」の完成お披露目会が18日夜、箕輪町の伊那プリンスホテルで開かれた。
ワインの原料となる「マツブサ」を栽培する「箕輪町まつぶさ会」のメンバーなどが集まり、今年のワインの出来を確かめた。
「まつぶさわいん」は、10年ほど前から箕輪町の特産品として売り出している。
もともと野生の植物だったマツブサを、人工的に栽培できるようになるまでには苦労もあったというが、去年あたりから収穫量も安定してきて、今年は約840キロから900本のワインができたという。
まつぶさわいんは20日から、町内の酒屋や、ながた荘などで販売する。価格は1本500ミリリットル入りで1850円、販売数は限定800本。 -
箕輪町ふるさと大使の中島赳さん
園児に菓子をプレゼント箕輪町のふるさと大使中島赳さんが19日、サンタクロースに扮して、町内の園児にお菓子をプレゼントした。
長岡保育園では全園児60人ほどが、サンタクロース姿の中島さんから、一人一人お菓子をもらった。
中島さんは名古屋市に住んでいて、戦時中箕輪町に疎開していた。
名古屋でお菓子の製造メーカーを経営していた中島さんは、子どもたちに夢を与えたいと10年以上、毎年町内の保育園にお菓子をプレゼントしている。
お菓子は、全保育園の園児860人分で、この日は4か所を回り、直接プレゼントした。
お菓子をもらった園児たちは、そのお礼に歌をプレゼントした。
中島さんは、「すばらしい歌をありがとう。先生の言うことをよく聞いてね」と子どもたちに話しかけていた。 -
箕輪町で歌声喫茶
箕輪町大出の喫茶店で18日夜、うたごえ喫茶が開かれ、参加者がクリスマスにちなんだ歌を歌って楽しんだ。
この喫茶店「樹林庵」では、毎月1回うたごえ喫茶の例会が開かれていて、特別な申し込みなどは必要なく、参加できる。
この日開催されたのはクリスマスの特別例会で、県内各地から60人ほどが集まり、喫茶店の中は満員となった。
参加者は、クリスマスや冬にちなんだ童謡唱歌を歌っていた。
特別例会ということで、キャンドルサービスも行われ、参加者らはロウソクの光を見つめながら健康や平和を願っていた。 -
09年度の米の生産目標決まる
上伊那水田農業推進協議会が19日、伊那合同庁舎で開かれ、上伊那8市町村で来年度生産する米の生産目標を決定した。
協議会は、来年度の市町村別の米の生産目標などを決めるために開かれたもので、この日は各市町村や農業関係団体などおよそ30人が集まった。
来年度米の生産目標は、伊那市が1万3274トン、箕輪町が2714トン、南箕輪村が1767トンで、上伊那全体では3万1770トンとなっている。
県の協議会では、上伊那で来年度生産できる米の配分を上伊那の目標値より1032トン少ない3万738トンとしている。
しかし、上伊那では優良農地の保全などを目的に前年よりも生産量を減らさないよう取り組んでいて、県の配分枠を超える1032トン分は、生産調整の対象とならない加工用の米を栽培したり、上伊那以外の地域と配分枠の調整を行い、対応する方針。 -
伊那市営の山小屋業務委託へ
伊那市は、市営の南アルプス仙丈小屋や中央アルプスの西駒山荘などの山小屋を民間事業者に指定管理者制度で業務委託していく考えを19日開かれた市議会全員協議会で示した。
唐木好美産業振興部長は、議会全員協議会で、「指定管理者制度で業務委託するよう準備を進めていく予定。サービスの向上などの点で民間経営が本来の姿」と報告した。
民間への業務委託については、山小屋のあり方検討委員会が先月市長にその旨を答申している。
現在市営の山小屋は、仙丈小屋、西駒山荘、長衛荘、塩見荘の4つの施設で、公募にするのか指名にするのかも含め検討を進め、今年度内には指定管理者を決定する方針。 -
災害教訓伝承
伊那小授業で体験を聞く過去の災害における教訓を後世に伝えていこうと19日、伊那小学校で災害を体験した人から話を聞く授業が行われた。
授業は5年秋組であり、過去の災害の体験を、前伊那市高遠町総合支所長の伊東義人さんと、三峰川みらい会議代表の織井秀夫さんが話した。
これは、国土交通省天竜川上流河川事務所が災害の教訓を後世に的確に伝える手法をまとめようと組織している検討会の実験的な取組みで、3回の授業で子どもたちの意識がどのように変わるかを検証する。
授業ではアンケートをとり、学習前と後でどのような変化があったかを調べる。
始めに36災害や平成18年豪雨災害の説明があり、その後伊東さんと織井さんが過去の災害の体験談や、三峰川の歴史などについて話した。
児童たちからは、「豪雨災害で水位はどの位上がったのか」「伝統的な河川工法の中聖牛はどうして牛なのか」などといった質問が次々と投げかけられていた。
天竜川上流河川事務所では、年度末までに効果的な伝承手法をまとめ、関係機関などに提案していきたいとしている。 -
伊那LCがたかずやの里にDVD寄贈
伊那ライオンズクラブが、児童養護施設たかずやの里にDVDレコーダー2台を寄贈した。
奉仕活動の一環で、16日に伊那市内で開かれた交流合同クリスマス会の中で、吉澤文男会長が白鳥始施設長にDVDレコーダーを渡した。
福祉施設への寄贈は毎年行われている。
今年は、たかずやの里の子どもたちのために、DVDレコーダーを贈り、クリスマス会の食事にも招待した。
白鳥施設長は、「たかずやの里に目を向けてくれたことに本当に感謝しています」と喜んでいた。 -
伊那市幹線道路網整備計検討委員会発足
国・県・市と関係団体が伊那市の道路網について検討する伊那市幹線道路網整備計画検討委員会が18日、発足した。国土交通省や長野県建設部、市内の各種団体の代表など15人が集まり、小坂樫男市長を委員長に選任した。
小坂市長は「天竜川を挟んだ東西の交通をどう進めて
いくかが重要。権兵衛トンネルを抜けて大型トラックが市街地を通り、すれ違いもできない状況が発生していて早急に検討しなければならない」と語った。
委員会では、伊那市役所内のプロジェクトチームが独自にまとめた整備計画案のたたき台が示された。
たたき台では、20年以上前からある伊那市の内側と外側を循環する道路「環状網構想」や、高遠町、長谷地区とつなぐ「新市一体構想」、他市町村と結ぶ「広域連絡道路網」の3つを軸とする案が示された。
環状網構想については、国道361号の迂回路としての重要性も高まっていることから、市街地を通らず主要幹線へとつなぐ意味で、概ね5年以内での整備が必要としている。
今回のたたき台には、5年、10年、10年以上と、優先順位が付けられていて、こうした目標が示されたのは今回が初めて。地元からは「東西をつなぐ道路はなんとしても必要だ」として、アクセス道路からの環状北線を竜東線までつなぐ道路や、ナイスロードから広域農道方面へ抜ける環状南線の早期実現の必要性が挙げられている。
国や県からは「道路財源が非常に厳しい中、集中と選択が必要」として、「最優先すべき道路を話し合うことが大切」とする意見が出された。
今後は、委員会の下部組織である幹事会で詳細について検討し、委員会で方針を決めていく。
伊那市では、平成21年中に意見をまとめ、平成22年度からの伊那市の都市整備計画審議会に提出したいとしている。 -
家庭でできる西洋料理教室
伊那市生涯学習センター主催の家庭でも作れる西洋料理教室が18日、伊那市のいなっせで開かれた。伊那市などから18人が参加し、子牛のカツレツ、赤カブを使ったスープなどクリスマスを意識したメニューに挑戦した。
この日講師を務めた伊那市高遠町の高遠さくらホテルの総料理長、丸山拓さんは「カツレツには、薄力粉ではなく強力粉を使ったほうが生地がべたつかずきれいに仕上がる」などとアドバイスした。
サラダは、キュウリを薄く切り、舟形にして、中に野菜を盛り付けた。
丸山さんは「難しいと思われがちな西洋料理だが、挑戦すれば誰でも作れると思う」と話していた。
ある参加者は「料理教室にはあれこれ参加してきたが、今回の教室は本格的だと思う。さっそく作って孫を驚かせたい」と話していた。
この教室は連続講座で、来年1月まで計3回開かれる予定。 -
伊那まつりやる気会議廃止へ
来年の伊那まつりの第1回企画会議が17日夜、伊那市役所であり、市民サイドからさまざまな提言をしてきた「伊那まつりやる気会議」を廃止することを決めた。
この日は、伊那市が声をかけた各種団体の代表など30人が集まり、来年の伊那まつりをどのような祭りにしていくかを検討。その中で、これまで企画会議のメンバーと公募の市民により組織してきたやる気会議の存続についても話し合った。
やる気会議はこれまで、ローメン横丁や手作りあんどんの設置、打ち水大作戦などを提案、実現してきた。
しかし、公募のメンバーが集まらなくなったことや、マンネリ化していることなどから廃止することになった。
会では「やる気会議は一定の役割を果した」「必要があればまた同じような組織を立ち上げればよい」といった意見が出た。
伊那まつり企画会議では、次回、来年の祭りのテーマやキャッチフレーズなどについて話し合う。なお伊那まつりは、来年8月1日、2日に実施される予定。 -
大芝の湯200万人達成
南箕輪村大芝高原の大芝の湯は17日夜、入場者200万人を達成した。
200万人目となったのは、南箕輪村田畑の中島真由美さん。前後の199万9999人目は辰野町の伊与田智仁さん、200万1人目は伊那市の中城路子さんだった。
3人には、唐木一直村長から、大芝の湯回数券やボディソープ、大芝高原味工房の商品セットが贈られた。
中島さんは、大芝の湯を週3回利用していて、特にサウナが気に入っているという。
唐木村長は「今後も大勢の方に利用してもらえるよう、職員一同気持ちよくお迎えしたい」と話した。
大芝の湯は、1日平均951人の利用があり、2002年5月1日のオープンから6年9カ月で200万人を達成した。 -
南箕輪村南部保育園で古代米もちつき
南箕輪村南部保育園の園児は18日、地域から寄付してもらった古代米のもち米を使って、もちつきをした。
年長、年中のおよそ50人が、10キロのもち米をついた。
使ったもち米は、南箕輪村南殿の唐木義秋さんから寄付された緑米と呼ばれる古代米の品種で、一般的なもち米に比べ白く、柔らかいもちになるという。
子ども達は二人ずつ杵を持って、保育士のかけ声に合わせてもちをついていた。
つきあがると子どもたちは、招待した唐木さんの家族や、日ごろお世話になっている地域の人たちと一緒に、きなこやあんこなどをまぶしたもちを味わった。
義秋さんの妻、妙子さんは、「食の安全が心配される時代。子ども達に地元産の安心・安全なもちを食べてもらいたい」と話していた。 -
まっくんバス ルート変更へ
南箕輪村巡回バス「まっくんバス」が、来年4月からルート変更することが、18日開いた南箕輪村地域公共交通会議で決まった。
まっくんバスは、平成15年から運行されている地域循環バスで、4便が設けられている。
今回のルート変更は、バスを利用して伊那市の伊那養護学校に通う村内の児童の保護者から、学校近くに停留所を設置してほしいとの要望があり、検討が進められてきた。
現在、最寄のバス停から養護学校までは、およそ900メートルあり、児童はそのバス停から歩いて通学している。
ルート変更は、児童の通学に利用される1便と4便のみで、現在大芝高原前の伊那西部広域農道を直進しているルートを、大芝高原の信号で曲がり、村道113号線沿いにある伊那養護学校前に停まる。
また変更に伴って、伊那市の西箕輪郵便局前に新しくバス停が設置されることも決まった。
会長の唐木村長は、「地域の足として利用者の声に答え、利便性の向上に努めていきたい」と話した。
南箕輪では今後、今回決まったルート変更を北陸信越運輸局に申請し、来年4月から運行を開始したい考え。 -
イエメンに旅立つ青年海外協力隊員の村田愛美さん表敬訪問
来年1月に中東のイエメンへ青年海外協力隊の体育指導員として派遣される伊那市出身の村田愛美さんが15日、伊那市の小坂樫男市長を表敬訪問した。
村田さんが派遣されるイエメンでは、宗教上の理由から女性への体育教育が十分に行われてこなかった。
そのため、村田さんは現地で女性への体育教育普及に取り組む。
村田さんは、「ずっとバスケットボールをしてきたので、イエメンでもバスケットボールをしたい。文化の違いなどもあると思うが、いろいろな経験を積んで、それを帰国してからの活動に反映させていきたい」と話していた。
村田さんは来年1月5日にイエメンへと出発し、2年間、現地で活動する予定。 -
元気づくり支援金説明会
地域づくりを支援する長野県の「元気づくり支援金」の説明会が19日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれた。
この日は来年度、支援金を活用しようと考えている団体や市町村関係者などおよそ70人が集まった。
元気づくり支援金は、各地域が独自で取り組む自主的な地域づくり事業に、県が事業費の一部を補助するもので、地域の活性化などを目的としている。
今年度上伊那では74事業が採択され、すでに実施された事業分も含め総額で約9600万円が支給される予定になっている。
全体的な傾向として、民間の団体などが行う活動への支給が増えているという。
来年度、上伊那では、行政と住民などが協働で取り組む事業や子育て少子化対策に向けた事業など5項目に関する事業を優先的に採択する方針。
募集期間は来年1月5日(月)から2月4日(水)まで。
来年度元気づくり支援金の予算枠などは、来年2月の長野県議会2月定例会で正式決定する予定。 -
箕輪町職員改善提案 褒賞授与
箕輪町の職員から集まった業務の改善提案で、優れた提案に対し19日、褒賞金が贈られた。
業務の改善提案は去年から行っていて、今年は147件が提出された。
金賞には、母子手帳を数種類作り内容やデザインを選べるようにするというものと、住民からのクレームを共有しミスの低減や防止につなげるというものが選ばれた。
集まった改善提案は、実行できそうなものから形にしていくということで、去年は100件ほどの提案があり、そのうち半分が実行されている。
平澤豊満町長は、「少数精鋭で業務を行う時代がきている。みなさんが核となって改善を進めていってください」と呼びかけた。 -
アルゴルが画像処理装置を小型化、製造現場の声を反映して開発
画像処理装置開発のアルゴル(南箕輪村)は、電子部品などを画像検査する汎用装置GVシリーズで従来機種の57%にまで小型化した「GV-X」を来年1月から発売する。構造設計を見直し、故障の原因になりやすい可動部のファンを排除。「長期の使用に耐えるためリスクを減らし、より信頼性の高い装置を目指した」(開発担当者)という。価格は従来機よりも5万円安い70万円で、年間300台の受注を見込んでいる。
工場の限られた空間の製造ラインに数台の装置を設置したいというユーザー企業の強い要望も受け、開発を進めてきた。「製造現場では同じ能力ならばより小型をと求めており、画像装置の重要な製品要素にもなる」と今井博充社長は説明する。内蔵する拡張ボードを従来機の半分の3枚に絞り込み、重さは2キロ軽い5キロ、外形の幅と奥行きは約32センチ、高さは9センチと小型化を実現。カメラから送られる画像処理は毎分3千個以上で従来機の能力を保っている。
処理装置は製造ラインとともに常時稼動するため、高い耐久性も求められるが、同社は従来から故障リスクの大きい可動部を極力排除しながら装置を開発。GV-Xでは国産の産業用ファンレス電源を採用した。
装置に関する問い合わせなどはアルゴル0265・76・4422へ。 -
インフルエンザ県内流行の兆し
長野県の感染症情報によると、県内のインフルエンザ患者の届出が増え、流行の兆しが見られるという。
県では、今後さらに感染が広がると見ていて、手洗い、うがいなどの予防に努めるよう呼びかけている。 -
南箕輪村が経済対策本部設置
南箕輪村は悪化する経済状況に対応するため、19日に緊急経済対策本部を設置する方針を17日開いた南箕輪村議会で示した。
対策本部は村内企業の経営安定化や失業者の就労支援のため、役場産業課を窓口に設置される。
対策本部は融資制度の紹介や失業者への福祉面での支援などを行う。
村の緊急経済対策本部の設置は、18日の庁議で決定後、各部署が連携を図りながら対応していくことにしている。 -
国道県道夜間特別パトロール
道路に取り付けられている照明設備などを点検する夜間特別パトロールが16日、伊那市で行われた。
年末年始に向け交通量の増加が予想されることから、交通事故防止などを目的に伊那建設事務所が実施した。
この日は職員18人が3つのグループにわかれて、管内の国道153号など29路線、944カ所を点検した。
パトロールでは道路沿いの照明が切れていないか、また道路標識、反射板などの設置状況などを確認していた。
今回のパトロールで82個の照明が切れていることが確認されたため、伊那建設事務所では年内に電球の交換や修理を行うことにしている。 -
信大ワイン販売開始
南箕輪村の信州大学農学部で17日から、学生たちの栽培した山ぶどうで作ったワインの販売が始まった。
農学部ブランドの「山ぶどうワイン」は、毎年販売開始2日で売り切れる人気で、この日も販売開始を前にワインを買い求めようとする人たちの列ができた。
販売が始まると、訪れた人たちは学生たちにお目当てのワインを注文していた。
山ぶどうワインの販売は今年で4年目。
今年は天候が良く、ワインの味を左右するブドウの糖度が高かったため、ワインの味も良いという。
また、今年はブドウの収穫量も例年の1・5倍、およそ1600キロに増えたため、販売本数も増えている。
山ぶどうワインは通常サイズの720ミリリットルが1本2500円、360ミリリットルのハーフサイズが1500円。