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【カメラリポート】2006年7月豪雨災害から2年半
架け替えの新殿島橋完成間近2006(平成18)年7月豪雨により橋が傾いた伊那市の殿島橋。2年半に及ぶ架け替え工事で、新殿島橋がその姿を現している。
新殿島橋は延長232メートル、幅4メートル。自転車、歩行者専用の橋として架け替え工事が進められており、今年3月から利用が可能になる。
事業費は約7億円で、東春近側は旧殿島橋と同じ地点、西春近側は旧殿島橋より40メートルほど上流の地点を結ぶ。 -
養護老人ホームみすず寮改築へ
伊那市美篶の養護老人ホームみすず寮の改築工事が、来年度事業で行われることになった。これは7日開いた、みすず寮を運営する上伊那福祉協会の地域協議会で確認された。
養護老人ホームみすず寮は1972(昭和47)年に建設され築37年。
老朽化による雨漏りや、廊下が狭く歩行器を使ってのすれ違いができないなどの不都合な点があることから、建て替えが決まった。
上伊那福祉協会では、上伊那8市町村の代表などで組織する建設委員会を近く立ちあげ、施設の概要などを検討していく計画という。 -
剣道連盟上伊那支部初稽古
県剣道連盟上伊那支部の新春初稽古が4日、伊那市の伊那市民体育館で行われた。
初稽古には、上伊那の小学生から70代までの生徒や指導者約120人が集まった。
稽古は、基本となる素振りから始まり、年代別での打ち合いなどを行い、最後は大人から子どもまで年齢を分けずに稽古した。
参加したある小学生は、「最初は動きづらかったけれど、段々動けるようになった。今年は次の段を取れるように頑張りたいです」と話していた。 -
県中小企業融資制度資金に緊急借換対策枠
急激な経済情勢悪化をを受け長野県は2月1日から、県中小企業融資制度資金の中小企業振興資金の中に新たに別枠で「緊急借換対策枠」を設ける。3月末までの取り扱いで、貸付利率は年2・5%で期間は7年以内、限度額は3千万円。詳細は今後県のホームページなどで告知する。問い合わせは県商工労働部経営支援課026・235・7200。
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2008年交通事故・火災発生件数まとめ
2008年の交通事故と火災の発生件数がまとまった。伊那警察署管内の交通事故件数と、伊那市、箕輪町、南箕輪村の火災発生件数は、ともに前年の2007年より減少した。
伊那警察署によると、交通事故は3318件で、前年より30件減り、4年連続減少した。
このうち人身事故は472件で54件減少。死亡は5人、負傷は585人だった。
事故の発生場所は交差点が多く291件。
65歳以上の高齢者が関わる事故は235件あった。
伊那警察署では、「譲り合いの心を持ってほしい」と話している。
火災の発生件数は、伊那消防組合によると、伊那市は29件で前年より2件減少した。
内訳は建物火災が17件、枯草を焼くような火災が8件などで、主な原因は焚き火、たばこの不始末、コンロの消し忘れなど。
箕輪町の火災は7件で前年より2件減少した。内訳は建物火災が4件、車両火災が3件で、主な原因はコンロや風呂のかまどの消し忘れなど。
南箕輪村は6件で前年より4件減少した。内訳は建物火災4件、車両火災2件で、主な原因は焚き火やたばこの不始末。
火災による死者は南箕輪村で1人だった。
伊那消防組合では、空気が乾燥し火災が発生しやすい状態になっているため火災予防を呼びかけるとともに、「住宅用火災警報器を早めに設置してほしい」と話している。 -
7日は七草粥
ナズナなど店頭に並ぶ7日は無病息災などを願って七草粥を食べる日とされている。
伊那市の産直市場グリーンファームでは、春の七草、地元伊那産のナズナやセリを販売している。
この冬は雪が少なく比較的穏やかな気候のため、ナズナは例年より早く、昨年末から店頭に並んだという。
七草粥は、食べると邪気をはらい、無病息災、富を得られると伝えられていて、正月料理で疲れた胃を休める意味もある。
ナズナとセリは入荷量も安定して多く、雪が降らなければ春まで継続的に販売するという。 -
まゆ玉づくり
伊那市美篶笠原で6日、伝統のまゆ玉づくりが行われ、子どもたちが一足早い小正月の行事を楽しんだ。
伊那市美篶笠原の北村では、北村シルバークラブのメンバーらが昔からの生活文化を伝えて行こうと、地区の子どもたちにまゆ玉作りを教えている。
この日は40人が参加してまゆ玉作りに挑戦した。
子どもたちは、水と食紅を混ぜ合わせてこねあげた白とピンクの2色の米の粉を手のひらでまるめて、まゆの形に作り上げていった。
出来上がった100個以上のまゆ玉は、用意されたそよぎに飾られた。
カラフルに仕上がった飾りは、10日まで廣徳館に置かれ、11日に笠原で行われるどんど焼きで、作ったまゆ玉を焼いて食べるという。 -
伊那三曲協会がデイで演奏
お年寄りたちに邦楽の演奏を楽しんでもらおうと6日、伊那市のデイサービスセンターみその園で琴や尺八の演奏会が行われた。
演奏を行ったのは上伊那を中心に活動する伊那三曲協会のメンバー。
伊那三曲協会は、地域の小学校で邦楽教室を開くなど、日本古来の音楽の普及活動も行っている。
みその園での演奏会は8年目。この日はメンバー6人が、お正月にちなんだ8曲を演奏した。
会場には、琴や尺八の音色が響き、お年寄りたちは手拍子をしたり、歌を歌ったりして楽しい一時を過ごしていた。
みその園の平沢恵美子所長は、「生の演奏を聞く機会がないのでお年寄りたちも喜んでいる」と話していた。
伊那三曲協会は、9日と15日にもみその園で演奏会を予定している。 -
晴れの成人式
平成生まれが大人の仲間入り2009年を迎え、上伊那各地では成人式が行われ、新成人たちが志を新たにした。
今年は1988(昭和63)年の4月2日から1989(平成元)年の4月2日までに生まれた人たちが、新たに大人の仲間入りをする。
〈伊那市長谷〉
長谷地区では1日、成人式が行われ、男性16人、女性13人が成人を迎えた。
式典では、中学校時代の恩師小松淳さんが「みなさんには長谷という故郷があり、温かい思い出がある。厳しい世の中だからこそ、自分に与えられた使命を着実に果たし、一歩一歩進んでほしい」と新成人を激励した。
新成人を代表して中山康利さんが、「これからは責任ある行動が求められる。自分のことだけでなく、広い視野を持って行動できるようになりたい」と決意を述べた。
式が終了した後、小学校へ移動し、小学6年生の時に埋めたタイムカプセルを掘り起こした。
タイムカプセルが姿を現すと歓声が上がり、中からは、当時使っていたノートやテスト、20歳になった自分を想像して描いた自画像などが出てきて、新成人たちは、当時の思い出話に花を咲かせていた。 -
初日の出に合格祈願
新年の幕明けを初日の出とともに迎えようと1日、箕輪町の萱野高原では、初日の出を見るイベントが行われた。
早朝からおよそ150人が萱野高原に集まり、日の出を待った。
初日の出に合格祈願をしようと、箕輪町の学習塾、松進学院の受験生およそ50人もイベントに参加した。
受験生たちは、日の出時刻の少し前に展望台へ移動し、日の出を待った。
山頂から光が差し太陽が昇り始めると、志望校合格を願い、一斉に手を合わせていた。 -
二年参りにぎわう
大みそかの31日夜から元旦にかけ、各地のお寺や神社では、二年参りに訪れる人たちで賑わいを見せた。
南箕輪村の恩徳寺は、家族や友人とともに参拝する人で賑わった。
訪れた人たちは手を合わせたり、除夜の鐘を付くなどして、今年1年の家族の健康などを願っていた。
家族と一緒に訪れたある女性は「不景気だが、明るく仲良く暮らせる年にしたい」と話していた。 -
元旦からイチゴ狩り
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームでは大みそかの深夜から、公園で年越しをしようとする人々で賑わった。
新年を迎えるカウントダウンに続いて、みはらしファーム収穫体験年間パスポートや紅白餅などの新春宝投げが行われた。
みはらしファーム内の各施設も特別営業し、元旦の午前0時に開園したみはらしいちご園では、家族連れが真赤に実ったイチゴの味を楽しんでいた。 -
新年初打ちダルマ大会
伊那市マレットゴルフ協会の新年初打ちダルマ大会が4日、伊那市美篶の南割河川敷マレットゴルフ場で開かれた。
今年の初打ちとなる大会には、50代から80代の80人ほどが参加した。
この大会は、一年間健康でマレットを楽しもうと開かれているもので、20年ほど続いている。
参加者は4人1組になり、27ホールをまわった。
この時間の気温はマイナス2度で、コースのほとんどが凍っていた。
参加者は、「地面が固くなっていて思うように転がらない。今日はさっぱりです」と話しつつも、初打ちを楽しんでいた。
大会が終わると、参加者全員に縁起物のダルマが配られた。
マレットゴルフ協会では、「絆を深め、輪を強め、ダルマのように目を開いてがんばって欲しい」と話していいた。 -
伊那市仕事始め式
伊那市役所で5日、各課の代表300人が出席して仕事始め式が行われた。
小坂樫男市長は今年の伊那市の課題として▽地元の合意を得て、新ごみ中間処理施設の環境アセスメントに着手すること▽リニア中央新幹線のBルート実現に向けた運動の展開▽戸草ダムの建設推進▽保科正之の大河ドラマ化▽伊那中央病院を含めた上伊那公立3病院それぞれの再構築竏窒フ5点を挙げ、「行政改革を目標に、工夫をこらしながら自分達の仕事のあり方を考えてほしい」と呼びかけた。
職員は最後に万歳三唱をし、新たな気持ちで1年の業務をスタートさせた。 -
小寒
上古田スケート場 全面結氷いつ?5日は二十四節季の一つ小寒。
一年の中で、最も寒い季節に入るころとされ、「寒の入り」とも呼ばれているが、今年は少し違うようだ。
10日にオープンを控えた箕輪町の天然リンク、上古田スケート場は、いまだにリンクの一部が凍っていない。
年明けに全体が凍っていないのは珍しいという。
訪れた職員は「今年は水も温かい。今後の冷え込みに期待したい」と話していた。
11日の親子スケート教室は中止となるが、スケート場自体は一部開放という形で予定通り10日にオープンするという。 -
戸草ダム見送りから建設へ
30年間建設見送りの方針が示されていた伊那市長谷の戸草ダムについて、建設する方向で調整が進められていることが4日分かった。これは、伊那市内で同日開かれた小坂樫男伊那市長の後援会の新年会で、宮下一郎衆議院議員が明らかにした。
宮下衆議院議員は、昨年末に国土交通省の関係者と会い、「整備計画案にダム建設を盛り込む方向でまとめていると聞いた」と話した。
5日、国土交通省天竜川上流河川事務所の北澤利実副所長は取材に対し、「現時点では調整中としか言えない」と内容を明らかにしないものの、否定はしなかった。
宮下衆議院議員によると、経済、社会情勢の変化で設計変更は伴うが、整備計画案には、見送るとする表現から、建設に向けた方向づけが明確に位置づけられる表現へと変更されるという。
昨年6月に建設見送りが発表された戸草ダムだが、180度方向性が変わり建設へと進むことになりそうだ。
これを受け、
戸草ダム整備も関係する天竜川河川整備計画は、当初昨年中に策定される計画だったが、作業はずれ込んでいる。 -
新春初売り お宝投げ
伊那市の通り町商店街が企画する新春初売りのイベント「お宝投げ」が2日、いなっせの北側広場で行われた。
朝から300人ほどの人が訪れ、電気敷き毛布やビールなどがあたるお宝券を拾っていた。
これは、新春の初売りイベントとして、通り町やいなっせの商店が行っているもので今年で3年目。
新春の商店街に賑わいを竏窒ニ行われていて、35店が参加している。
この日は、1200個の切り餅や商店のサービスが受けられるお宝券が用意された。
初売り実行委員会の松澤一男さんは、「通り町がかつての賑わいを取り戻せるように、2009年もがんばっていきたい」と話していた。 -
上伊那の有効求人倍率0・87倍に
昨年11月の上伊那の有効求人倍率は、前の月を0・12ポイント下回る0・87倍となり、依然として厳しい状況が続いている。
これは、伊那公共職業安定所がまとめたもので、職安によると、世界的な経済危機のあおりを受け、上伊那ではすべての職種で新規の求人が減っていて、前の年の同じ時期より4割ほど減少しているという。
一方、就職を希望する求職者の数は2割ほど増加していて、職安ではしばらくこうした状況が続くと見込んでいる。
有効求人倍率が0・87倍まで落ち込んだのは、2002(平成14)年の12月以来、実に6年ぶり。
派遣や契約の打ち切りを理由に失業した人の数は、昨年の倍以上となって、事業主の都合で解雇される失業者の数が増加傾向にあるという。
派遣、契約社員として働いていた外国人労働者の相談も増加しているという。 -
企業も仕事始め
多くの企業では5日が仕事始めとなった。
伊那市に本店のあるアルプス中央信用金庫でも5日が仕事始めとなり、窓口を担当する本店営業部では、開店前に朝礼が行われた。
本店営業部の酒井茂部長は職員を前に、「今年は景気の後退など厳しい年と予想される」と話し、「こういう時こそ地域密着型の金融機関として、どういうことが出来るか提案し、着実に前進していくことが大切」と話していた。
あるしんによると、大手企業の生産調整などにより、受注が半分以下に減っている所もあり、昨年からの景気の後退はまだ底が見えていない状況ということで、去年にもまして厳しいことが予想される。 -
年越しそば準備始まる
伊那市中央のそば店こやぶでは、年越しそばの準備が始まっている。
こやぶでは、北海道から九州までの地方発送分と、お店で販売する分とを合わせ約4500食を用意する。
そばを練る、打つの分業で5人でそば打ちをする予定で、発送は明日から始まり、29日から作業はピークを迎える。
そば打ちと箱詰め作業など15人体制で準備するという。 -
わら細工で干支の「丑」づくり
箕輪町の大槻博一さんが、わら細工で来年の干支の牛作りに励んでいる。
大槻さんは毎年、干支の置物を作っていて、今年は近所の人や友達などおよそ50人に贈る予定という。
材料のわらを地域の人が提供してくれるため、「感謝でいっぱい」と話す大槻さん。「ネズミから牛へ、いいことをバトンタッチして、幸せないい年になるよう願って作っています」と話していました。 -
県内丑年生まれの人口17万7400人
長野県は、丑年生まれの年男・年女の人口をまとめた。
それによると年男・年女は17万7400人で、総人口に占める割合は8・2パーセント。十二支の中では8番目。
内訳では、昭和24年生まれの60歳が最も多く、ついで昭和48年生まれの36歳となっている。
ちなみに十二支で一番人口が多いのは子年、一番少ないのは酉年となっている。 -
国際ソロプチミスト伊那が寄付
国際ソロプチミスト伊那は24日、福祉に役立ててもらおうと伊那市に5万円を寄付した。伊藤静子会長ら3人が伊那市役所を訪れ、小坂樫男市長に5万円を手渡した。
国際ソロプチミスト伊那は、女性の地位向上などを目的に社会奉仕活動を行っている。
今月開いた例会で、会員対象のチャリティーオークションを行い、その時の売上金で伊那市に5万円、駒ヶ根市に3万円、箕輪町に2万円を寄付した。
伊藤会長は、「ささやかな気持ちですが、継続していくことが目標。会員が楽しみながら笑顔で奉仕できることが一番うれしい」と話していた。 -
箕輪町保育料審議委員会答申
保育料などを検討してきた箕輪町保育料審議委員会が26日、3人目の保育料を無料化することなどを盛り込んだ審議の結果を平澤豊満町長に答申した。
この日は審議委員会の加藤壽一郎委員長が平澤町長のもとを訪れ、答申書を手渡した。
1カ月前、白紙諮問を受けた審議会では、町の保育料体系のあり方などを検討してきた。
その結果、この日の答申では、保護者が負担する保育料の割合が保育園運営費のおおむね30%程度に設定するよう求めた。
また平成19年の税制改正後、保育料が上がっている世帯の保育料を調整するため、保育料徴収金額表の改正を行うこととしている。
現在町では、3人目の子供が保育園に入った場合、3人目の保育料を通常の10分の1に減額しているが、これを無料化することも盛り込まれている。
答申を受けた平澤町長は、「できるだけ来年度予算で意見を反映させていきたい。保育の中身の充実にも努めたい」と話した。 -
秋葉街道復興キャラバン報告
今月13日から3日間かけて秋葉街道を通り、伊那市長谷から静岡県まで歩いたメンバーが26日、小坂樫男市長に活動報告をした。
この日は、秋葉街道復興キャラバン隊隊長の中山晶計長谷総合支所長ら実際に街道を歩いたメンバーが市役所を訪れた。
秋葉街道は、静岡県浜松市の秋葉神社まで続いていて、昔は秋葉神社の火祭にあわせ街道を歩いたと言われている。
今回の静岡県までの街道踏破も、この火祭に合わせたもので、沿線の大鹿村や飯田市、静岡県浜松市などに街道の復興を呼び掛けながら、秋葉神社まで歩いた。
道のりは約133キロで、1日平均40キロを歩いたという。
参加したメンバーは、「大鹿村など街道整備に積極的なところもあり嬉しかった。沿線の自治体で情報発信しあいながら交流していきたい」と話していた。 -
南箕輪村の1年を振り返る
▼8月に環境問題をテーマにしたキッズエコロジーコンサートが開かれた。
村は今年を環境元年と位置づけ、地域新エネルギービジョンの策定を進めている。
これは住民の環境問題への意識を高めるとともに、環境を守るための具体的な取り組みを行うもので、コンサートもその一環として開かれた。
コンサートでは村内外の子どもたちが歌や発表で自然保護を訴えた。
また連動企画として、大芝高原で「エコに親しむ展示会」も開かれた。
会場には風力や太陽光など自然エネルギーを使った発電装置が並べられ、訪れた人たちは楽しみながら、新しいエネルギーに触れていた。
▼12月に大芝の湯の累計の利用者が200万人を達成した。
達成当日にはセレモニーが開かれ、訪れた人たちに記念品が贈られた。
大芝の湯は、1日平均951人の利用があり、平成14年5月1日のオープンから6年9カ月で200万人を達成している。
▼7月には村図書館がリニューアルオープンした。
新しい図書館は世代間交流施設建設工事事業として約100平方メートルを増設した。
館内には高齢者や子どもなどが世代を越えた交流ができるようにフローリングのスペースが造られているほか、本を通して地域の伝統文化を伝える読み聞かせコーナーが設けられている。
▼10月には大芝高原でイルミネーションフェスティバルが開かれた。
これは村民有志が企画したもので、今年で3回目となる。
会場には恐竜や戦艦など趣向をこらした作品およそ200点が並び、幻想的な光が夜の高原を包んでいた。
▼任期満了に伴い行われる南箕輪村長選挙に現職の唐木一直村長が立候補することを表明した。
唐木村長は平成17年に初当選、1期4年を務め2期目を目指す。
南箕輪村長選挙は、来年4月7日告示、12日投開票の予定。 -
郵便局で仕分け作業ピーク
今年も残すところあとわずか。各地で新年の準備が進んでいる。
伊那郵便局では仕分け作業が本格化していて、27日から冬休みを迎えた高校生もアルバイトとして手伝い始めている。
郵便局によると、携帯電話の普及により、ここ数年若年層からの年賀状の投函がかなり減ってきているという。
また、不景気のあおりを受け、経費削減のため年賀状を出さないという企業も増えているという。
ある職員は、「年に1回、会うことの少ない人とも連絡がとれる良い機会。ぜひ多くの人に出してほしい」と話していた。
なお、この土日を利用して年賀状を作る人も多いということで、仕分けのピークは29日ごろになりそうだという。 -
各地に緊急経済対策相談窓口
厳しい経済状況が続く中、上伊那各地の行政機関では、年末年始の期間中、緊急経済対策相談窓口を設置している。
上伊那地方事務所の商工観光課には、中小企業の資金や経営を中心とした相談窓口が24日から設置されている。
これまでにあった相談は合計3件で、すべて企業経営に関する相談だったという。
商工観光課によると、上伊那地域の企業では今のところ倒産した企業はないということだが、金融機関が営業している30日までは予断を許さない状況だという。 -
西箕輪で交通事故
26日午後8時ころ、伊那市西箕輪大萱で、軽自動車が通行人をはねる事故があった。はねられた男性は、左足の骨を折るなどの重傷を負っている。
重傷を負ったのは、事故現場近くに住む薄田賢治さん(56)。
伊那警察署によると、26日午後8時ころ、伊那市西箕輪大萱の県道伊那インター西箕輪線で、38歳の女性が運転する軽自動車が伊那市内に向かって走っていたところ、歩いていた薄田さんをはねた。
薄田さんは一時意識不明となっていたが、現在意識は回復しているという。
伊那警察署では、詳しい原因について現在捜査を進めている。 -
各地の学校で2学期終業式
今年も残りわずかとなり、26日、各地の小中学校で2学期の終業式が行われた。
そのうち箕輪中部小学校では、午前中に終業式が行われ、笠原忠照校長は「今年は大きな事故もない良い年だった。楽しい新年を迎え、新学期を元気に迎えましょう」と話した。
その後、各クラスで、この1年を振り返ったり、片付けを行った。
そのうち4年1組は、机やロッカーの整理をした。子どもたちが一斉に整理を始めると、溜め込んだ工作作品やごみなどが、教室いっぱいに広がった。
かばんは持ち帰る荷物で大きく膨らみ、いくつもの手提げ袋を提げる子どもの姿も見られた。
最後は全校生徒が校庭に集まり、さようならのあいさつをし、同じ地区の子供同士で家へ帰って行った。