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唐木村長、定額給付金考え示す
南箕輪村の唐木一直村長は15日、国の定額給付金の支給方法について、口座降り込みにしたい考えを示した。
この考えは、村議会一般質問の中で示したもの。
唐木村長は、定額給付金自体については、生活支援という面からは一定の効果があるとした。
しかし、所得制限については「事務手続きが煩雑になる」として制限は設けない方針。
村では、庁舎内の体制を整え、口座を持っていない人の対応など具体的な給付方法を検討していく事になっている。 -
しめ縄作りを楽しむ会
伊那市荒井区民対象のしめ縄教室が14日、開かれた。区民を中心に40人が参加。悪戦苦闘しながらしめ縄を作り上げた。
教室は毎年開かれており、楽しみにしている人も多いという。
荒井区の伊藤忠一さんが指導し、一人一つずつ玄関飾りを作成。ワラを上手になうには慣れが必要で、年1回の作業に悪戦苦闘する姿が見られた。
初めて参加したという女性は「家に飾るものくらいは、作ってみようと参加した。なうのに力がいるので、手が痛くなった。」と話していた。 -
唐木村長立候補表明
南箕輪村の唐木一直村長は15日、任期満了に伴い来年4月に行われる村長選挙に立候補する事を表明した。
唐木村長は1期目を振り返り、1期目の公約の、『子育て福祉教育に優しい安全安心な村づくり』に向けた取り組みは、ほぼ手をつける事ができ多くの種をまいたとして、「その芽を育てる事が私の2期目の責任である」と語った。
唐木村長は、昭和21年5月14日生まれで現在60歳。昭和42年に村職員となり、産業課長、総務課長、助役などを歴任し、H17年、2005年に南箕輪村長に初当選した。
村では他に、立候補者を模索する動きがあるが、今のところ候補者擁立にはいたっていない。
南箕輪村長選挙は、来年4月7日告示、12日投開票の予定。 -
年賀状受付始まる
新年まであと半月となり15日から、各地の郵便局で年賀状の受付が始まった。伊那市の伊那郵便局では年賀状用の特設ポストが設置され、年賀状を持参した人たちが、はがきを投函した。
年賀状の販売、配達などを行っている郵便事業株式会社伊那支店によると、辰野町から宮田村の郵便局で15日現在までに販売された年賀状の総数は約5万枚。
すでに昨年の73万枚を上回っている。
若者を中心に年賀状離れが進む傾向にあるが、年代の高い人ほど、1年の節目として年賀状を出す人も多いという。
例年、年末の数日間に年賀状の投函が殺到するため、郵便局では早めの投函を呼びかけている。
今月25日(木)までに出した年賀状は、来年1月1日に届けられる。
年賀状の受付は来年1月7日(木)まで。 -
箕輪町で子育て応援カード発行式
箕輪町に暮らす、15歳以下の子供を持つ世帯に配られる、子育て応援カードの発行式が15日、箕輪町役場であった。
この日は利用者を代表して、林みどりさん、愛花ちゃん親子、有賀美津子さん、泰徳くん親子にカードや協賛事業所マップ、記念品などが贈呈された。
箕輪町子育て応援カード事業は、町内の協賛する店で、買い物をする時に、カードを提示すると、割引などのサービスを受けられるもの。町では、15歳以下の子供を持つ世帯はおよそ2400世帯にカードを配布し、転入や子供を出産した場合には、役場で手続きをするとカードを発行する。
協賛事業所は、現在49社で、食料品店や雑貨店、理容・美容室、自動車販売会社、給油所など様々な業種が入っている。
平澤豊満町長は「49の事業者が協賛して頂いた。子供が健やかに育つ、応援の輪を広げていきたい」と語った。
町では今後も、町内の事業所に協力を呼びかけ、協賛事業所を増やしていきたいとしている。 -
南箕輪、来年度から小学校5・6年生の授業に英語授業導入
南箕輪村は来年度から、小学校5・6年生を対象に英語の授業を始める。
教育指導要領の改訂に伴い、H23年度から小学校5・6年生のカリキュラムに英語の授業が組み込まれることになっている。
H21年度からは、その移行期間となっており、現在各市町 村で授業の実施時間や、方法が検討している。
そんな中、南箕輪村では、小学校5・6年生を対象に週1時間英語の時間を設け、歌や遊びを通して、楽しみながら英語に親しみ、中学校の授業につなげていく方針。
指導は原則担任が担うが、中学校の外国人英語教師や地域の英語が堪能な人にも協力してもらう。
なお、伊那市では、5.6年生の英語授業を来年度から実施する予定で、時間など具体的は方法は現在検討中、箕輪町はH15年から全学年を対象に行っている英語活動を引き続き行っていく。 -
年末特別警戒ATM集中警戒
伊那警察署は15日、防犯ボランティア団体「伊那エンジェル隊」と協力して、年末特別警戒の街頭啓発活動を実施した。 伊那署員や防犯ボランティア団体のメンバーなど、およそ40人が参加し、管内の郵便局や銀行の各支店6ヶ所に分かれ「振り込め詐欺を防ごう」と、注意を呼びかけた。
警察では、今月11日から31日までを年末特別警戒期間に定めており、年金支給日である偶数月の15日は、高齢者が詐欺に狙われやすい事から、ATM集中警戒を実施した。
そのうち箕輪町にある八十二銀行箕輪支店では、銀行を訪れる人達に、声をかけ、詐欺の手口を書いたチラシを配布した。
警察によると、全国の振り込め詐欺事件は、今年1月から8月までで分かっているだけで、1万5千件以上発生していて、被害額はおよそ214億円のぼると。また、今年、伊那署管内の振り込め詐欺の被害は、7件で、金額は800万円にのぼると言う。
伊那警察署では、手口も巧妙になっている事から、急な振り込みを要求する電話がかかってきた場合には、家族に一度相談するなど、落ち着いて行動してもらいたいと呼びかけている。 -
い~な音楽祭2008
伊那市内の合唱団が一堂に集うい縲怩ネ音楽祭2008が14日、伊那市の県伊那文化会館で開かれた。市内や木曽地域の22団体が参加し、歌を披露した。
伊那市民音楽祭から独立し、合唱だけの音楽祭として始まったい縲怩ネ音楽祭は今年で8年目。
権兵衛トンネルの開通を記念して、2005年から、木曽地域の合唱団も招待し、交流するようになっている。
このうち、伊那女性コーラスと、伊那西高校の合唱部は、合同で歌を披露。また、主婦などで作る伊那白雪(はくせつ)合唱団は、振りつきの趣向を凝らした演目を披露し、会場を沸かせていた。 -
県倫理法人会 総合役員会
企業の経営者が参加する、県倫理法人会の総合役員会が14日、伊那市の伊那商工会館で開かれた。県内各地の役員など約120人が参加した。
総合役員会は月1回松本で開かれているが、伊那で開かれるのは今回初めて。早起きを実践し自己意識を変えようと、この会のセミナーは早朝から行われており、この日も朝5時半に集まり、職場の朝礼について考える委員会などから活動報告があった。
県倫理法人会の安江高治会長は、「これからも、1人1人が倫理について考えを深めていってほしい」と総括した。 -
再就職支援セミナー、社会復帰考える女性たち熱心に
社会復帰を考える女性を対象に心構えなどをアドバイスする「再就職準備セミナー」が16日、伊那市役所で開かれた。財団法人21世紀職業財団長野事務所が主催。産業カウンセラーで人材開発関係の会社を営む伊藤かおるさん=松本市=が講義し、普段の日常生活の中から時間管理や気持ちを切り替える力を養っていくことが必要と指摘した。「再就職に一発逆転はない。未来の自分のために今、何が自分に必要か考え地道な積み重ねが大切。自分の未来、幸せは自分でつくるもの」と続け、参加した約20人は熱心に耳を傾けた。
自身も2人の子どもの母親として仕事と家事を両立してきた伊藤さん。経験も踏まえながら「自分を追い込んでしまう女性が多いが、何でも自分で背負いすぎないこと」と語り、気持ちの切り替えや割りきりなどが就職してからも重要になると繰り返した。
家族や人との日常的な接し方ひとつをとっても、就職する際に求められるコミュニケーションの基本的な技能になると説明。現状の生活のなかでさまざまな準備ができることを示し、意識を持つか否かが「後で大きな差になる」とも話した。
同事務所は今年、同様のセミナーを県内で10回開催。再就職のためのサポートプログラムなども用意し、社会復帰を考えている女性を支援している。問い合わせは同事務所026・223・4521へ。 -
南信労政事務所など21日に休日電話相談、景気悪化による雇用や条件など労働問題全般受け付け
南信労政事務所(伊那市県伊那合同庁舎内)は21日、業績悪化による解雇や退職勧奨、賃金、配置転換など労働問題全般について困っている人から相談を受ける休日電話相談窓口を開設する。午前8時半から午後5時15分まで。
急速に景気が悪化していることを受け県は1日から、県内4つの労政事務所と本庁の労働雇用課に緊急相談窓口を開設。今回、平日に利用できない労働者に配慮して日曜日に相談日を設ける。
相談費用は無料で秘密厳守。南信労政事務所の電話相談窓口は0265・76・6833。 -
新しい消防ポンプなど入魂式
伊那市は8日、新しく購入した小型動力消防ポンプとポンプを載せる積載車の入魂式を市役所で行った。
この日は、この小型ポンプや積載車が配備される伊那市消防団の藤沢分団と長谷分団の関係者が出席し、入魂式が行われた。
伊那市では毎年、古くなった小型ポンプや車の更新を行っていて、今回は購入から20年近く経った藤沢分団の積載車2台と、長谷分団の小型ポンプ3台を更新することにした。
伊藤仁団長は「今回更新した地域はいずれも山間地で、消防団は住民に頼りにされている。団員には機材に早く慣れ、どんな時も迅速に対応できるようにしてほしい」と話した。
今回購入した積載車は1台およそ180万円、小型ポンプはおよそ150万円で、総額およそ800万円。 -
子育て支援センターでクリスマスコンサート
親子で音楽を楽しんでもらおうと13日、伊那市の上の原保育園でクリスマスコンサートが開かれた。
市内に住む下平朋彦さん、玲夏さん夫妻と、その音楽仲間の山浦みずほさんが保育園を訪れ、クリスマスソングやクラシックの代表曲などを披露した。
コンサートは、上の原子育て支援センターが子育て講座の一環として開いた。
子育て講座の内容は毎月さまざまだが、今回はリクエストの声が多かったミニコンサートを、クリスマスに合わせて開いた。
歌やピアノを披露した下平冷夏さんは支援センターの利用者でもあり、「子連れだとなかなかコンサートに行くのは難しい。お子さんと一緒に、お父さんやお母さんにも気軽にコンサートを楽しんでもらいたい」と話していた。 -
クリスマスお楽しみ会
クリスマスまであと10日あまり。伊那市内では、クリスマス会やコンサートが開かれ、会場に集まった人達は、一足早くクリスマスムードを楽しんでいた。
伊那市の伊那市民会館では、子どもたちがアイデアを出した「クリスマス会」が開かれた。
このクリスマス会は、子どもたちの交流の場にしようと、ボーイスカウトやガールスカウト、小中学生を対象に活動体験をしているグループなどで作る実行委員会が開いたもので、今年で42回目となる。
会場には、地域住民およそ400人が訪れ、ゲームやリズム体操、劇などを楽しんだ。
このうち、ガールスカウトのメンバーらは、リズム体操を披露した。アニメ映画の主題歌が流れると、ガールスカウトのメンバーの振り付けに合わせ、会場の子どもたちも一緒に体を動かしていた。
実行委員長の丸山宏一さんは、「少子化などにより参加する子どもも少なくなりつつあるが、クリスマスのいい思い出にしてほしい」と話していた。 -
保科正之のNHK大河ドラマ化実現へ
上伊那地区議員連盟設立保科正之のNHK大河ドラマ化実現へ向け、上伊那の市町村議員有志で作る議員連盟が13日、発足した。
伊那市役所で開かれた上伊那地区保科正之公NHK大河ドラマ化実現議員連盟の設立総会には、上伊那8市町村の議員およそ80人が出席した。
議員連盟は、保科正之の功績を称え、大河ドラマ化実現により上伊那地域の活性化を図る目的で、市町村議会の全議員114人が名を連ねている。
設立総会では役員の選出が行なわれ、原浩伊那市議会議員が会長に選ばれた。
原会長は、「議員連盟の果たす役割は一部だが、テレビから映像が流れる夢を追い、実現に向け協力し活動していきたい」とあいさつした。
議員連盟では、保科正之生誕400年にあたる2011年のドラマ化実現に向け、伊那市観光協会などと協力し、署名活動やNHKへの要請活動を行う計画。 -
秋葉街道全線踏破へ
道普請隊メンバーが秋葉神社目指し出発13日から3日間かけて、静岡県まで続く秋葉街道を全線踏破しようと、秋葉街道道普請隊のメンバーらが午前5時、伊那市長谷の分杭峠を出発した。
一行は午前8時半に大鹿村役場に到着すると、メンバー代表の伊那市長谷の中山晶計地域自治区長が、小坂樫男市長から預かった秋葉街道の復興と、沿線地区としての交流振興を呼びかける親書を大鹿村の中川豊村長に手渡した。
静岡県浜松市の秋葉神社まで続く秋葉街道は、江戸時代に参拝の道として、また塩の輸送路として盛んに使われていた道で、全長およそ140キロある。
その昔、長谷地域の人たちは12月15日から開かれる秋葉神社の火祭りにあわせ、秋葉街道を歩き、参拝したと言われている。
今回の秋葉街道全線踏破は、街道の長谷部分が先月開通したことから、その火祭りに合わせて行われた。
沿線の自治体に街道の復興を呼びかけながら、3日間かけて秋葉神社へと向かう。
3日間で歩く距離はおよそ120キロで、一行は15日に秋葉神社に到着し、火祭りに参加する予定。 -
金融機能強化法を学ぶ
世界的な金融危機が続くなか、中小企業を支援するため策定された金融機能強化法について学ぶ講演会が13日、伊那市役所で開かれた。
会場には地元の金融機関の職員や中小企業経営者など、およそ170人が集まった。
この講演会は、不安定な日本経済のあおりを受けている中小企業や地方の金融機関に苦しい状況を打開してもらおうと、伊那商工会議所などが開いた。
金融庁総務企画局信用制度参事官の小野尚さんが、新しく示された金融機能強化法の改訂案について説明した。
金融機能強化法は、国が地域の金融機関の資本を増強して中小企業などの経営体質を改善してもらおうと、平成16年に策定し、今年3月までの期間で施行された特別措置法。
今回、厳しい状況に直面している中小企業や地域経済を支援しようと、期間を平成24年3月まで延長する改訂案が示されている。
小野さんによると、今回の改訂で国が支援する資本金の額が増え、中小企業を重要視した条件が設けられたという。
また、金融機関の経営責任を緩和することで、借り入れがしやすい環境になったという。
参加した人たちは、真剣な表情で説明を聞いていた。
なお講演会では、地元選出の宮下一郎代議士から、国の情勢に関する説明もあった。 -
西箕輪新保育園建設用地視察
伊那市西箕輪地区の住民でつくる「保育園あり方検討委員会」は13日、新しい保育園の建設用地視察会を開いた。
小学校や保育園の保護者などおよそ40人が集まり、建設予定地である西箕輪小学校西側の学校林を見学した。
視察会は、地域の人たちに建設予定地を見てもらい、意見を聞こうと企画した。
視察では、西箕輪南部保育園の保護者から「新保育園の建設地は南部保育園に近く、南部の園児が少なくなると不安を感じている保護者も多い。新保育園の建設はやむをえないが、2園体制は守ってほしい」とする意見が出た。
これに対し、検討委員会の赤沼利光委員長は「南部保育園の充実を図り、2園体制を堅持していきたい」と話した。
また市も、新保育園の定員数を制限するなどして、南部の園児数を確保したい竏窒ニしている。
西箕輪地区はこれまで、地区内にある3つの保育園のあり方を検討してきた。
その結果、園舎の痛みが激しい大萱保育園と、園児数が少ない北部保育園を統合し、定員数を満たしている南部保育園は残す形で統廃合する方針を了承し、1年かけて新保育園の建設場所を検討してきた。
今後は、来年6月ころまでに建設委員会を発足し、具体的にどんな保育園にするかを検討していく。
新保育園の運営開始目標年度は、3年後の平成23年度となっている。 -
JA上伊那女性まつり
JA上伊那女性まつりが13日、伊那市の県伊那文化会館で開かれ、参加者が交流を深めた。
JA上伊那生活部会のメンバーなど、およそ1200人が参加した。
女性まつりは、各地区にある生活部会の情報交換や交流の場として毎年開かれている。
ステージ発表では、各地区の役員が参加しての沖縄舞踊が披露された。
またメンバーが、食と農について考える主婦たちを寸劇で演じ、会場を盛り上げていた。
ある参加者は、「みんなで集まって、さまざまな発表をするので、連体感も生まれ、今後の交流のきっかけにもなると思う」と話していた。 -
原田コレクションと伊那谷ゆかりの作家展
伊那市高遠町出身の作品収集家、故原田政雄さんのコレクションなどが並ぶ作品展が、信州高遠美術館で開かれている。
会場には、原田さんのコレクションなど、およそ60点が並んでいる。
原田さんは戦後、生活の苦しかった芸術家の面倒を見るなど交遊が広く、付き合いのあった芸術家の作品など、およそ660点をコレクションしている。
集めた作品のほとんどは旧高遠町に寄贈されていて、美術館で管理しているため、定期的に作品を入れ替えながら展示をしている。
高遠美術館の竹内徹館長は、「著名な画家の作品が多く、原田さんの交友の広さが感じられる。素晴しい作品がたくさん並んでいるのでぜひ見に来てください」と来場を呼びかけている。
この作品展は来年の2月22日まで開かれていて、会場には伊那谷ゆかりの作家の作品も併せて展示されている。 -
箕輪交番に支援物資贈呈
箕輪町警部交番連絡協議会は10日、栄養ドリンクやカップ麺などを箕輪町警部交番に贈った。
これは犯罪が増える年末を前に交番所員を激励しようと行われた。
小林紀玄会長から倉田千明所長に栄養ドリンクやカップ麺のほか切り餅が手渡された。
協議会では会が発足した13年前から毎年夏と冬に激励の品を贈っている。
倉田所長は「心遣いに感謝します。年末にかけて犯罪や事故が増えてくるが住民の安全を守るため、警戒を強化していきます」とあいさつした。
窃盗など箕輪町内での犯罪は11月末現在で154件発生していて、去年の同じ時期と比べ3件増加している。
また人身事故は95件で2件増加し、それに伴うケガ人は118人で8人減少している。 -
変わり雛 岩月人形センターに登場
その年の世相を反映する変わり雛6点が、南箕輪村の岩月人形センターに登場した。
猛暑に参った様子のサラリーマンと強風で身動きのとれない女性を表現した異常気象雛。
メタボ体型の男女が運動に励むメタボ追放雛。今年4月からメタボリックシンドロームの健診が義務化されました。
責任を追及されうなだれるブッシュ大統領と相次ぐ値上げに困惑する主婦を表現した世界経済危機雛。
麻生首相と秋葉原のシンボルとして知られるメイド姿の女性を表現した政局混乱雛。
金メダルを獲得した水泳北島選手と女子ソフトボール上野選手の北京五輪金メダル雛。
タレント羞恥心・つるの剛士とスザンヌを表現したおばかキャラ雛。
今年1年の世相を反映したこの変わり雛は、年明けまで南箕輪村の岩月人形センターで展示されている。 -
伊那小学校2年勇組がクルミのリース販売
伊那小学校2年勇組の児童が12日、伊那市内のJR伊那北駅前と、いなっせの2カ所で、クルミで作ったリース飾りを販売した。
リースは子供たちの手作りで、クルミのほか、南天の実や柊の葉などが飾ってある。
勇組は、総合学習で1年生のときからクルミについて勉強していて、これまでにクルミを使ったおはぎや五平餅を作ったり、殻でカスタネットなどを作った。
このリースもその活動の一環で作ったもので、1つ300円で販売した。
伊那北駅前には、近くの竜北保育園の園児も見学に来るなど次々に人が訪れ、賑わっていた。
訪れた人たちは、作り方を聞いたり、「かわいいね」と声をかけながら買っていった。
売り上げは、これからの活動費用としてクルミ料理の材料費などにするという。 -
上農生が地産地消型の流通や伊那谷の食文化学ぶ
上伊那農業高校の生徒は12日、地産地消型の流通や伊那谷の食文化について学んだ。
講座には、生産環境科の3年生40人ほどが参加した。
これは、高校独自の取り組みを支援する県の「魅力ある活動支援事業」で行われている講座の1つ。
この日は、伊那市の産直市場グリーンファーム代表の小林史麿さんを講師に迎え、地産地消型の流通と伊那谷の食文化について学んだ。
小林さんは、地産地消に関わる直売所の良い点として、流通費用がかからないこと、生産者が自分で値段をつけることができる点を挙げた。
エピソードとして、昔は農家自身が値段をつけて売ることがなかったため、グリーンファームができたころは、農家は恥ずかしがり、客が来る前に生産品に値段をつけ、急いで帰っていったという話も紹介した。
小林さんは、「生産品の流通には、コストもかかるし、車などの二酸化炭素の排出もある。環境面などから見ても、地産地消を進めることが、一番効率的だと思う」と話した。
講義を聞いたあと、食文化を実際に学ぼうとそば打ちをした。
そば粉は、自分たちで種をまいたものを使った。
生徒たちは、粉の乾燥具合で水の量を変えるなどの説明を受け、作業を進めていた。 -
産業観光の振興へ先進企業の事例に学ぶ
地域観光の振興を目指す上伊那地域観光戦略会議の分科会は、企業活動を通しての産業観光に向けた取り組みを始めている。
12日、県内外から観光客が工場見学に訪れる伊那食品工業から産業観光について学ぼうと、メンバーが現地を訪れた。
この分科会は、県の呼びかけで開かれているもので、商工会議所や商工会の関係者のほか、今回、活動に賛同した上伊那の18企業が会員に加わった。
この日は、企業が集まる初めての勉強会で、伊那食品工業秘書広報室取締役室長の丸山勝治さんが、産業観光の取り組みについて話した。
丸山さんは、「美しいところには人が集まり、人が集まるところは栄える。まず、きれいにすることから始まる」と話し、整理、整頓などの5Sの大切さを強調した。
また、初めからもうけようとすると失敗すること、知名度を上げるために力を注ぐことなどをアドバイスしていた。
参加者からは、「情報発信をして知名度を上げたい」「産業観光のしかけを楽しんで作れたらと思う」などの意見が出ていた。
分科会では今後、ほかの企業も訪問して取り組みを学ぶ勉強会を開くと同時に、参加企業を紹介するホームページを作り、今年度中に情報発信をしていきたいとしている。 -
仲仙寺名誉住職師田賢説さん講演
「戦争と人間の命」語る「戦争と人間の命」テーマにした講演会が12日、伊那市の西箕輪公民館で開かれた。
講師は、伊那市西箕輪羽広にある仲仙寺の名誉住職、師田賢説さんが務め、自身の戦争体験などについて話した。
師田さんは現在90歳。昭和16年22歳の時に小学校の教諭をしていたが、兵役により旧日本軍に入隊した。
翌年の昭和17年には、任務でベトナムへ行き、その後、太平洋南部に位置するニューギニア島で終戦を迎えた。
ニューギニア島で食糧がなくオタマジャクシを食べたことや、終戦から3日後に戦争の終わりを知ったことなどを話した。
また師田さんは、殺人事件や虐待、いじめなど最近、命が粗末にされている事について、「自分の考えを通す気持ちが強くなり、助け合う気持ちが薄らいでいる。理解し認め合う事から平和が生まれる」と話していた。
訪れた人たちは、師田さんの話に耳を傾けていた。 -
赤そばの里育成に寄付
箕輪町で開かれているイルミネーションフェスタみのわ2008の関係者が12日、開幕の日に募った赤そばの里育成の募金を箕輪町に届けた。
イルミネーションフェスタイベント委員長の山口元樹さん、辰野青年会議所の漆戸豊徳理事長ら4人が町役場を訪れ、山口委員長が平澤豊満町長に募金を手渡した。
フェスティバルでは、開幕の日に無料で赤そばなどをふるまった。
上古田地区の有志による信州みのわそば打ち会が赤そばを400食、辰野青年会議所が赤そばのすいとん200食を用意した。
そばの材料として町から赤そばの実40キロを無料提供してもらったことから、赤そばの里育成のために会場で募金を呼びかけたという。
山口委員長は「皆さんからの募金を役立ててほしい」と話し、漆戸理事長は「地域の一助になればうれしい」と話していた。 -
エコ倶楽部がクリスマス飾り教室
宮田村町二区の梅が里ギャラリー手づくり屋に集まる主婦を中心にしたグループ「エコ倶楽部」はこのほど、クリスマス飾り教室を開いた。北割区の小田切嫩子さんを講師に、参加者はてづくりの良さを楽しんだ。
エコ倶楽部は身近なところから環境問題について考えようと廃油石鹸作りから始めた集まりだが、多くの人にも参加してもらおうと季節の楽しみも取り入れながら各種教室を開いている。
さらに手づくり家ではクリスマスキャンペーンを実施中。来店者にもれなく会員手づくりのクリスマスツリーかざり、2000円以上購入した人には特製のクリスマスツリービーズストラップをそれぞれプレゼント。まつぼっくりのクリスマスツリーづくりの無料体験もある。
14日午後1時からは山ぶどうのリースづくり教室を開催。南割区の三浦木工に集合し、剪定した山ぶどうの枝でリースをつくる。参加費は無料、雨天中止。硬いつるが切れるはさみ、軍手を持参する。
21日午前10時からは山ぶどうのつるで一輪挿しをつくる教室も。講師は塩尻市の田中のり子さんで、材料費2千円。要予約で定員は10人、会場は手づくり屋。
詳しくは手づくり屋の三浦さん090・3142・3691へ。 -
金融庁参事官が改正金融機能強化法を事業者や金融機関などに解説、中小企業支援に軸足と強調
伊那、駒ヶ根両商工会議所などは13日、金融庁の職員を講師に迎え、中小企業向け融資の円滑化を定めた改正金融機能強化法などに関する説明会を伊那市役所で開いた。管内金融機関のほか、事業者、行政など約150人が出席。12日に成立したばかりの同法は、公的資本注入により金融機関の経営基盤を安定させ、中小企業への貸し渋りなどを防ぐねらいがある。金融危機の不透明な状況下で貸し出しにつながるか懸念も指摘されるが、同庁総務企画局の小野尚信用制度参事官は「決して金融機関を救済するものではない。中小企業への貸し出しを明確にして資本注入のための審査基準としている」と強調した。
「中小企業に重きの軸を置いているのがポイント」と繰り返し、金融検査マニュアルの改訂により中小企業向け融資の貸し出し条件緩和措置も行っていると解説した。
計画を立てて経営改善の見込みがあれば不良債権にならない取り扱いを拡充したとふれ「決して分厚い計画書などが必要なわけではない」と説明。会場に出席した金融機関に対しても「借り入れている企業と2人3脚でつくりあげてほしい」と協力を求めた。
また、大臣目安箱なども設けて金融円滑化の監視を強化しているとも説明。保険会社の保険金不払い事件も投書から発覚したと例にあげたうえで、貸し渋りなどがあった場合などの情報提供を求めた。 -
みろくそば祭り
伊那市高遠町の弥勒で7日、そば祭りが行われ、多くの人が打ちたてのそばを味わった。
この日は約500食のそばが用意され、家族づれなど多くの人が、今年の新そばを味わった。
このそば祭りは、地域で使われなくなった畑や田んぼを有効利用するためソバを育てている「みろくそばの会」が開いた。
会では今年8月に種をまき、草刈りなどを協力して行って10月に収穫をした。台風などの被害もなく、今年は出来が良いという。
そばを打つのも会員同士で教え合い、そば祭りでは、1食500円でふるまった。
12年前から毎年行っていて、年々訪れる人も増えているという。
みろくそばの会会長の池上裕敏さんは、「口コミの影響もあって毎年好評を頂いている。来年以降も変わらずに続けていきたい」と話していた。