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グリーンツーリズムのウォーキングロード調査報告
「健康増進の効果期待できる」グリーンツーリズム事業の一環として箕輪町の東部地域に設定されるウォーキングロードで、体への効果を調査した信州大学の寺沢宏次教授は、「ウォーキングにより、住民の健康を増進させる効果が期待できる」と結果を報告した。
町は今年度から「農業・食・健康」をキーワードとしたグリーンツーリズム事業に取り組んでいて、ウォーキングロードの設定もその一つとして検討してきた。
今年の7月に行われた調査では、実際に町の職員7人が予定区間の5.5キロを歩き、歩く前と歩いた後の体の変化を調べた。
寺沢教授によると、ウォーキング中は脳が活性化するため認知症の予防に有効で、免疫力も上がるため病気にかかりにくくなる竏窒ニいう。
そのほかにも、生活習慣病予防などへの効果が期待できる竏窒ニしている。
設定場所も、現在検討している場所は「距離的にも景観、環境面から見ても適当」としていて、多くの人が利用しやすいよう、コースの修復などを進める必要がある竏窒ニしている。
これを受けて町では、今年度中に整備計画を立て、コースの改修工事やトイレ、休憩場所の整備を行い、来年秋ころまでに完成させたい竏窒ニしている。
また、より多くの町民に親しんでもらうため、コースのエリアを広げる予定。 -
忘年囲碁大会
日本棋院上伊那支部の今年最後をしめくくる「忘年囲碁大会」が7日、伊那市西春近のサンライフ伊那で開かれた。
日本棋院上伊那支部は毎週土曜日に教室を開き、囲碁の腕を磨いている。
大会は、会員同士の交流と、日頃磨いてきた腕前を披露する場として年に5回開かれている。
今年最後の大会となったこの日は、上伊那の会員を中心に32人が参加し、3段以上と2段以下のクラスごとにリーグ戦を行った。
参加した人達は、真剣な表情で相手の先をよみ、一手一手考えながら碁を打っていた。
会では、小中学生への囲碁の普及も進めていきたい考えで、「テレビゲームとは違い、生身の人間を相手にする事で、一対一で向き合い考える力を養って欲しい」と話していた。 -
手良小でお弁当給食
伊那市の手良小学校5年生は8日、お昼の時間に自分で作ったお弁当を楽しんだ。
手良小学校では食に関心を持ってもらおうと、給食ではなく自分で作ったお弁当を食べる「お弁当給食の日」を高学年を対象に年に3回設けている。
この日は5年生にとって初めてのお弁当給食の日で、
子どもたちは、友達どうし見比べながら味わっていた。
手良小学校では、去年からこの取り組みを行っていて、自分だけで料理ができるよう、5年生は調理実習を早めに実施した。
管理栄養士の早川佳代さんは、「まずは、お弁当を作る楽しさを知ってもらい、いずれは栄養バランス、詰め合わせ、色どりなどを一人で考えられるようになってもらいたい」と話していた。 -
泉沢常会のイルミネーション今年も
箕輪町木下の泉沢常会の住民有志が行うイルミネーションが今年も行われている。
7日は泉沢常会の住民が参加して点灯式が行われた。
泉沢常会では、毎年この時期にイルミネーションを行っていて、今年で4年目になる。
箕輪進修高校の通学路になっている事から学生達にも楽しんでもらおうと、最初は2、3軒で始まったが、年々参加する家庭が増えているという。
イルミネーションは、サンタクロースや雪だるまなど各家庭で工夫されている。
すべての家で点灯が終わった後、毎年恒例の親睦会が開かれ、住民達はイルミネーションを眺めながらトン汁などを味わった。
実行委員長の荻原省三さんは、「泉沢のイルミネーションは一軒一軒が主役。皆さんの協力で今年も素晴らしいものになった」と話していた。
泉沢常会のイルミネーションは、今月31日まで毎日点灯され、時間は午後5時半から9時まで。 -
ごみ減量へ
大型生ゴミ処理機貸出モデル事業 大萱団地で開始ごみの減量を目的に、伊那市が大型の生ゴミ処理機を地区に貸し出す県内でもめずらしい取り組みが、モデル事業として伊那市西箕輪の大萱団地で始まった。
生ゴミ処理機は250万円で伊那市が購入し、県営住宅大萱団地に無料で貸し出す。
7日は、住民が参加して処理機の稼働式が行われた。
伊那市では、ごみの減量と循環を目的に、地域ごとに生ゴミ処理機を貸し出す事業を進めていて、大萱団地はこの事業の初めての対象地区となる。
処理機は、微生物によって生ゴミを分解するもので、できた堆肥は地区の畑や花壇の肥料として利用する。
団地の自治会では、利用時間や、ゴミの重さを量るために全員で同じ三角コーナーを利用するなどの決まりをつくり、管理、運用は地区で行っていく。
大萱団地は67世帯あり、1世帯が1日に出す生ゴミの量は約28キロ、1年間では10トンの計算で、この分の生ゴミが削減できる。
伊那市では、今年度末にどのくらいの生ゴミを処理したか統計をとり、今後の事業展開に活かしていくという。 -
箕輪町来年度予算80億円前後の見込み
箕輪町の平澤豊満町長は、来年度予算について、今年度よりおよそ4億円少なくなるとの見込みを示した。8日開かれた箕輪町議会12月定例会の一般質問で答えた。
平澤町長は、景気悪化などに伴い、来年度は歳入が減るとして、総額で80億前後になるとの見込みを示した。
その上で平澤町長は、「すべての事業をしゃにむにやるのではなく、収入に見合った事業推進をしていきたい」。また、「先送りにしなければならない事業も出てくると思う。将来を見越して堅実に運営をしていきたい」と述べた。 -
冬支度 雪吊り、雪囲い作業始まる
伊那市高遠町の満光寺で8日、庭の植木を雪から守る雪吊りや雪囲いの作業が始まった。
雪吊りは、木々の枝が雪の重みで折れないよう、保護するもの。
この日は、伊那広域シルバー人材センター東部地区高遠班のメンバー5人が作業にあたっていた。
作業は、長さ8メートルから12メートルの支柱を松に固定し、上から放射状にワラの縄を張り巡らせ、枝を吊る。
作業にあたった人達は、脚立などを使い、縄を下し、枝に結びつけていた。
この日作業した松は、樹齢が約500年の黒松で、武田信玄の弟、武田信廉が信玄の遺言により、この寺に植えたといわれている。
この松を一目見ると、極楽へ往生できると言う噂が広がり、極楽の松と呼ばれている。
庭のツツジなどには、雪よけのワラの帽子がかぶせられ、ボタンには雪囲いがされていた。
作業は10日頃に終わる予定という。 -
上伊那のレギュラーガソリン価格続落、前月比19.9円値下がり
上伊那地方の1リットルあたりレギュラーガソリンの価格は8日現在122.7円で、先月10日の調査に比べて19.9円値下がりしたことが県企画部の調査で分かった。前月は他地域と比べて下落値が鈍く全県平均とは6円ほどの価格差があったが今月は3.2円まで縮まった。灯油の店頭価格も18リットルあたりで前月に比べ355.5円安い1307.2円で、全県平均を10円ほど下回った。
レギュラーガソリンの県平均は119.5円で前月よりも16.9円値下がり。近隣地域では諏訪が116.8円(前月比14円減)、下伊那が124.7円(同16.1円減)だった。
県企画部は県内78店舗を対象に電話による聞き取りで石油製品の価格動向を調査。ガソリンとともに価格が上昇し続け、8月には18リットルあたり2300円台の価格をつけた灯油は、今回の調査で全県平均1317.9円にまで下落した。2007年初頭以来約2年前の水準にまで価格が戻った。
上伊那のハイオクガソリンの価格は134.5円(前月比19.1円減)、軽油は115.2円(前月比12.3円減)。 -
企業支援に最善尽くす考えアルプス中央信金理事長、伊那CATV年末特番収録で語る
アルプス中央信用金庫(伊那市)の大澤一郎理事長は9日、伊那ケーブルテレビ年末特番の収録に出演し、金融不安に端を発した世界同時不況について「ここ1、2年で解決する問題ではない。100年に一度の暴風雨」との見方を示した。上伊那でも主力の自動車、電子部品関係をはじめとして生産調整や人員整理の動きが強まっていると指摘する一方、企業の資金繰りに対する県内金融機関の貸し渋りなどはないとの認識を強調し「地域発展のため何としても企業を支えていく」と語った。収録の模様は29日午後11時から(初回)の特別番組「伊那谷の経済を振り返る」で放送される。
大澤理事長は、今回の不況を取り巻く現状について「5割しか受注がないという現状も出てきており、減産により派遣社員やパートの解雇につながっている」と解説。「企業個々の頑張りでは難しい部分もある」とも指摘し、合併や業種転換に踏み切る企業が出てくる可能性もあるのではと分析した。
また、資金繰りなどで困っている企業について「早め早めの相談をお願いしたい」とも話した。
収録後の取材で大澤理事長は「アルプス中央信用金庫では再生支援の専門職員を資金繰りなどで困っている企業に配置しており、難関を乗り越えるためのお手伝いをしていく」と語った。 -
宮田村で山ぶどうワインまつり、08年産「紫輝」解禁で400人堪能
宮田村特産の山ぶどう配合種ヤマソービニオンでつくる2008年産赤ワイン「紫輝」を解禁するワイン祭りは7日、醸造する同村新田区の本坊酒造信州ファクトリーで開いた。関係者でつくる中央アルプス山ぶどうの里づくり推進会議の主催。、400人近くが訪れ、収穫から2カ月で仕込んだ新鮮な飲み口を堪能した。
村内農家が栽培するぶどうを使ったワイン生産は10年目。近年は県の原産地呼称管理制度に認定されるなど高い品質を毎年維持している。祭りで同ファクトリーの深水公明工場長は「1日、1日宮田のワインは成長している」と自信を示し、推進会議の会長を務める清水靖夫村長は「生産者の愛情で良いワインができる。多くの人に親しみ愛飲してもらえれば」と来場者に呼びかけた。
日本ソムリエ協会専務理事の高野豊さん=長野市=は以前から宮田村のワインを高く評価し、この日も会場で08年産の出来具合を講評。「特性が出ており、フランス的な格調高いワインに近づいている」とさらなる期待を寄せた。
今季は約28トンを収穫し、紫輝は720ミリリットルビン5200本分を上伊那の酒販店中心に出荷する。価格は1本1900円。定番の「信州駒ケ原」のほか新たな商品の販売も今後予定している。問い合わせは本坊酒造信州ファクトリー0265・85・4633、宮田村産業建設課0265・85・5864へ。 -
宮田村商工会が緊急経済対策求めて村長に要望書
金融不安による景況感の悪化を受けて宮田村商工会は8日、緊急経済対策を求める要望書を清水靖夫村長に提出した。村内企業の経営安定化と支援を円滑に進めるため対策本部の設置を求めたほか、制度資金の利率引下げや、優先発注による受注機会の確保など5項目を要望した。村側は早い時期に本部を設置する意向を明らかにし、前倒しが可能な公共工事なども洗い出して早期発注したい考えも示した。
毎年この時期に行っている商工会と村の両理事者らの懇談会の席上、前林善一会長が村長に要望書を手渡した。村産業建設課は制度資金の利率や条件緩和について、さらに金融機関と相談して新年度に向けても善処していくと説明。商工会側からは「新たな借り入れが難しい中で、企業個々の事情をかんがみて対応して」「村職員は各企業をまわって何が必要かニーズを把握し、厳しさを肌で感じてほしい」と注文も寄せた。 -
ニホンジカ広域捕獲
ニホンジカによる農作物や高山植物の被害を防ごうと、県や上伊那の市町村などでつく協議会は6日、伊那市高遠町の入笠牧場でシカの捕獲をした。
自治体の枠を超え、上伊那地区野生鳥獣保護管理対策協議会が捕獲を行うのは今年で5年目となる。
この日は、上伊那猟友会のメンバーら約100人が参加し、オス1頭、メス36頭を捕獲した。
上伊那地方事務所によると、昨年度、管内の野生鳥獣による農林業被害額は約2億1000万円。
そのうち、ニホンジカによる被害は約1億円と半分近くを占めている。
捕獲したニホンジカは、南アルプスの野生鳥獣被害について研究をしている信州大学農学部の竹田謙一准教授らが、大きさや体重を測定した後、解体し、栄養状態や妊娠しているかなどを調べていた。
また肉や血液は、県や国の調査機関に送られ、ジビエに適しているか、人体に影響のあるウィルスを保有しているかなどについて検査するという。
協議会では、伊那市長谷や高遠、中川村であと3回、個体調整を行い、約200頭のニホンジカを捕獲する計画。 -
しめ縄づくり教室
12月に入り、年末年始を迎えるための準備が始まっている。
長谷公民館では6日、しめ縄作りの教室が開かれた。
このしめ縄教室は、長谷地区の青少年育成会が毎年この時期に開いているもので、初心者17人が参加した。
講師は、しめ縄名人の伊東耕平さん。
「手の平の上でわらをころがすように」と手取り足取り指導していた。
伊東さんは、「わらをなう経験をしておくことが大切。万が一の時、木のつるをロープ変わりにすることもできる」と話していた。 -
古田人形芝居定期公演
箕輪中古田人形部30周年記念箕輪町の箕輪中学校古田人形部の創部30周年を記念した古田人形芝居定期公演が6日、箕輪町文化センターで開かれた。
箕輪中学校の古田人形部は、浄瑠璃「生写 朝顔話 竏衷h屋の段」を上演した。
箕輪中学校の古田人形部は、昭和54(1979)年に発足し、今年で30周年を迎えた。
今年度の部員は19人で、古田人形芝居保存会の柴登巳夫さんや部の卒業生の指導を受けて練習している。
今回上演した「生写 朝顔話」は、目の見えない娘と武士の切ない恋物語。
生徒たちは人形を巧みに操り、気持ちを込めて上演していた。
この定期公演は、今年の締めくくりの公演でもあり、古田人形芝居保存会が数年ぶりに「絵本太功記」を上演したほか、箕輪西小学校と箕輪中部小学校の古田人形クラブも発表した。 -
芸大生が中学生に吹奏楽の演奏指導
伊澤修二の縁で伊那市と交流のある東京芸術大学の学生が6日、伊那市内の中学校で吹奏楽の演奏指導をした。
市内3つの中学校で指導が行われ、東部中学校には芸大の学生9人が訪れ、楽器ごとに指導した。
この演奏指導は、伊那市高遠町出身の伊澤修二が、東京芸術大学の初代校長だったことが縁で毎年行われている。
サックスのグループでは、「弱い音を出す時でも、息を残さないように吹ききって、次の音につながるように」と指導していた。
また打楽器のグループでは、「楽器が遠くにあると強い音が出せない」など、楽器を置く場所から指導していた。
東部中吹奏楽部顧問の吉瀬幸雄教諭は、「楽器ごとに専門の学生から指導を受けることができるので、大変勉強になる」と話していた。 -
箕輪町ボランティアセンターがオープン
箕輪町の新しいボランティア拠点施設「みのわふれ愛センター」が、7日オープンする。
6日は、記念式典が行われ、参加者が施設のオープンを祝った。
みのわふれ愛センターは、箕輪町福祉総合センターの一階部分を改築した。
これまで社会福祉協議会の事務所として使われていた場所をリフォームして、多くの人が談話できる広いスペースや調理室などを設けた。
この日は、施設の愛称の応募の中から、上位3作品の表彰も行われた。
箕輪町社会福祉協議会の柴財埜会長は、「元気のある町づくりにつながるよう、施設を有効に利用していってもらいたい」と話していた。
この後、参加者らが施設の使い初めとして交流会を開き、もちつきなどをして楽しんだ。 -
年賀状の参考に
郵便事業伊那支店が絵手紙教室年賀状づくりの参考にしてもらおうと、絵手紙教室が6日、伊那市の坂下公会堂で開かれた。
教室は、郵便事業株式会社伊那支店が、プリンターや市販の印刷された年賀状が増える中、オリジナルの年賀状を書いてもらおうと6年振りに開いた。
会場には、親子や友達づれなどおよそ10人が参加し、絵手紙に挑戦していた。
講師は、飯田市で絵手紙の教室を開いている秋山公子さんが務め、一人一人の作品を見てはアドバイスをしていた。
秋山さんは「絵画とは違うので、感じたように手を動かし、自由に書いてください」と呼びかけていた。
参加者らは、シクラメンや南天、ダルマなどを題材に、筆や割りばし、麺棒など様々な道具を使い、絵を描いていた。
市内から参加した田中春子さんは、「ほとんど挨拶文だけの年賀状だったが、今年は絵を添えてみたいです」と話していた。
年賀状の受け付けは今月15日から始まる。郵便事業株式会社では、年賀状の投函は25日までに済ませてほしい竏窒ニ呼びかけている。 -
伊那市民芸術文化祭始まる
伊那市内の芸術文化団体が一堂に集まる伊那市民芸術文化祭が6日から、いなっせで始まった。
芸術文化祭は、地域で活動する人達に活動の成果を披露してもらおうと、NPO法人伊那芸術文化協会が毎年開いている。
会場となったいなっせでは、6階ホールでステージ発表、2階と5階、6階のホワイエで作品展示が行われ、多くの人でにぎわった。
ステージ発表では、ダンスや日本舞踊など、幅広い年齢層の人たちが練習の成果を発表した。
また展示会場には、水墨画や水彩画、陶芸など、多種多彩な作品が並んでいる。
ある関係者は、「年齢、ジャンルに関係なく多くの人が集まっているので、交流の場にもなればうれしい」と話していた。
伊那市民芸術文化祭は7日まで。 -
年末特別警戒キャンペーン
南箕輪村防犯協会は6日、村内のスーパーなど2カ所で、年末特別警戒啓発キャンペーンを行った。
12月の年末特別警戒月間に合わせた活動で、街頭啓発は今年初めて取り組んだ。
参加したのは、村防犯協会と地区防犯部女性部のメンバー、警察署員など15人。
生産者直売所ファーマーズあじ縲怩ネの駐車場では、防犯のチラシと啓発グッズを買い物客に配り、振り込め詐欺や車上ねらいなどへの注意を呼び掛けていた。
村防犯協会では、「犯罪防止のため、この街頭啓発活動を定着させたい」と話していた。 -
子育て学級でクリスマス会
伊那市の富県公民館が主催する入園前の親子を対象とした子育て学級「トムキャロット」は3日、一足早いクリスマス会を開いた。
23組の親子が富県ふるさと館に集まり、工作やマジックショーを楽しんだ。
工作では、色紙を使ったクリスマスツリー作りに挑戦し、完成したツリーを本物のツリーに飾りつけた。
今回初めて企画したマジックショーでは、伊那市の伊藤光博さんが、親子の前でマジックを披露した。
親子は、次々に繰り出されるマジックに歓声をあげ、伊藤さんのショーを楽しんでいた。
また、最後にはサンタクロースが登場。子供たちはサンタクロースからプレゼントを受け取り、笑顔を見せていた。 -
保科正之ドラマ化署名30万人突破
高遠ゆかりの保科正之のNHK大河ドラマ化実現を目指して行なわれている署名が5日、30万人を突破した。
5日昼過ぎに駒ヶ根市の堀尾寛子さんが伊那市役所で署名をして30万人目となった。
30万人突破を記念して市役所では、記念のセレモニーが行なわれた。
29万9999人目は長谷の伊藤美恵子さん、30万1人目は西町の小林幸江さんだった。
3人には、大河ドラマをつくる会会長の小坂樫男伊那市長から保科正之についての本や、みはらしいちご園の入園権が贈られた。
保科正之大河ドラマ化に向けた署名活動は、旧高遠町時代の平成16年10月から100万人を目指してスタートし、4年2ヶ月で30万人を突破した。
これまでに全国組織が結成されるなど活動も広がりを見せている。大河ドラマをつくる会では、年明け早々にもNHKを訪れ、30万人突破を報告するとともに再度ドラマ化を要請したい竏窒ニしている。 -
感染症等防止研修会
高齢者などが利用する社会福祉施設での感染症などの防止方法を学ぶ研修会が5日、伊那市役所で開かれた。上伊那の社会福祉施設の職員など100人ほどが参加した。
これは、インフルエンザや食中毒などが流行る時期になり、抵抗力の弱い高齢者などがいる施設で蔓延しないようにと、上伊那地方事務所などが開いた。
冬場に多く発生している「ノロウィルス」は、昔はカキなどの2枚貝が感染の主な原因だったが、去年の状況などを見ると、調理や嘔吐物の処理をした人を介しての感染が多いという。
そのため、感染を防ぐには日頃からこまめに手を洗うことが重要だ竏窒ニ説明していた。
また、発生が心配されている新型インフルエンザについては、県が試算した患者数などの数字が示された。
それによると、もし新型インフルエンザが発生した場合、上伊那では医療機関を受診する患者は2万6千人ほどとされ、そのうち200人ほどが死に至る可能性があるとされている。
新型インフルエンザについては詳しく分かっていないが、予防方法については消毒やマスクなど普通のインフルエンザと同じ対応が有効ではないか竏窒ニされている。
説明した職員は、「新型インフルエンザは同時多発的に起こるだろう。外部からの応援が来ないものとして、各施設で対応策を話し合って欲しい」と呼びかけていた。 -
上農生が園芸作物販売
南箕輪村の上伊那農業高校の生徒が5日、伊那中央病院の玄関前で、授業で育てたシクラメンや野菜を販売した。
販売したのは園芸科学科の3年生17人。シクラメンやネギ、キャベツ、白菜、リンゴを安く提供した。
販売体験は授業の一環で、生徒たちは野菜などを買い求めにきた地域の人たちに笑顔で応対していた。
上伊那農業高校は、伊那中央病院とボランティア活動や、栽培した作物の販売場所を提供してもらうなどの連携をしていて、病院祭のほか、毎年この時期にも販売をしている。
ある生徒は、「上農の味を知ってもらういい機会だと思う」と話した。
販売コーナーには次々と人が訪れていて、シクラメンを2鉢購入したある女性は、「生徒さんの育てたきれいなシクラメンが安く買えてうれしい」と話していた。 -
信州ボタニカルアート同好会展示
植物の花や葉などを緻密に描くボタニカルアートの作品展が、伊那市の伊那図書館で開かれている。
会場には、会員14人の作品40点ほどが並んでいる。
ボタニカルアートは、植物を題材に、正確に形や美しさを表現するもので、図鑑に使われるような絵。
辰野町の豊南短大の公開講座がきっかけで集まった信州ボタニカルアート同好会上伊那支部が作品展を開いた。
会員は、家事や仕事の合間に作品を作っていて、植物の質感など見たままを表現することを日々勉強している。
色づけは、水彩絵の具の中でも透明感があるものを使っていて、塗り重ねて下の色を透かせることで、色の深みを出している。
ある会員は、「絵を描いてみると、普段見ているようで、きちんと植物を見ていなかったと気付いた。新たな発見もあり楽しいです」と話していた。
この作品展は7日(日)まで。 -
明かり楽しむ陶灯展
趣味で陶芸に親しんでいる南箕輪村の男性2人が、大芝の湯で陶器のランプシェード作品展を開いている。
展示をしているのは、南原の飯島英之さんと大泉の清水信衛さん。2人は村の公民館講座で陶芸を学んだ仲間で、それぞれ自分の陶房を構えて作品づくりを楽しんでいる。
陶の灯り「陶灯展」は今年で6回目を迎えた。
作品はフクロウやトンボ、花火などさまざまな模様になるように穴を開けて焼き上げた陶器のランプシェードで、中に電球を入れて明かりをともしている。
今回は、およそ30点展示していて、「穴からもれる明かり、壁に映る光の模様など幻想的な光を楽しんでほしい」と話している。
作品展は28日まで。 -
いなし出会いサポートセンター利用好調
11月4日から業務を開始した「いなし出会いサポートセンター」。この1カ月で新規利用者が88人、相談件数は延べ108件と順調な滑り出しをみせている。
親しみやすい口調で電話応対しているのは、伊那市社会福祉課の職員で、出会いサポートセンターの八幡善弘さん。
市町村が主体となって結婚推進事業を展開するのは県内では2例目。
伊那市は、進行する少子化に歯止めをかけようと結婚推進事業を重要な施策に位置づけた。
今年11月、いなっせ5階に結婚相談の総合窓口となるいなし出会いサポートセンターを開設。市内在住者や伊那市に勤務する20歳以上の独身者を対象に、結婚相談や出会いのきっかけづくりなどの縁結びを支援している。
事業開始から1カ月、新規利用者数は88人、相談件数は男性72件、女性36件の合わせて108件にのぼった。
1カ月を過ぎ、課題も浮き彫りになってきた。
市が主体となっているため、広域的な対応が難しく、相談があっても断る場合が数多くあるという。
こうした市町村や関係する団体の要望にこたえていこうと、県も動き出している。
5日は、伊那合同庁舎で上伊那を単位とした出会いイベントのプロジェクト会議が行われた。
県職員や伊那商工会議所、辰野町の社会福祉協議会職員が出席し、来年1月から2月にかけて行なわれるイベントの打ち合わせをした。
6日に伊那商工会議所青年部が主催する出会いイベント「ウィンターパーティー」は、男性・女性とも募集を上回る状況だという。
しかし限られたエリアの中で結婚相手を探すのは限界があり、行政の枠を超えた連携体制の整備やそれぞれの機関の役割分担の明確化、また全県的なサポート体制の構築がこれから求められそうだ。 -
伊那ケーブルテレビ12月1ch座談会は「産学官連携による人材育成」テーマに
伊那ケーブルテレビの自主放送番組1ch座談会の12月放映号は「産学官連携での人材育成」をテーマに収録した。ハローワーク伊那(伊那公共職業安定所)の野口博文所長、箕輪進修高校の荒井和人校長、伊那市教育委員会の北原明教育長がゲスト。地域産業経済誌ゴーシュの毛賀沢明宏編集長が司会を務め、厳しい経済雇用情勢の中で働く意義、素晴らしさをどう次代につなげていくか現状の取り組みを交えて意見を交わした。6日午後2時を皮切りに、12月の毎週土、日に放送する。
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伊那市保健委員会連合会が寄付
伊那市保健委員会連合会は4日、11万6千2百円を伊那市に寄付した。連合会の役員有志5人が市役所を訪れ、小坂樫男市長に寄付金を手渡した。
保健委員会では、今年10月に開かれた「い縲怩ネちゃん広場」のフリーマーケットに参加していて、雑貨や古着などを販売した。
今回はその売上を伊那市に寄付した。
清水嘉子会長は、「みんなの協力があってこれだけの金額になった。有効に使ってほしい」と話していた。 -
「定額給付金」説明会
政府の追加経済対策「定額給付金」について県は4日、市町村の担当者を対象に説明会を開いた。
3日県庁で開かれた説明会に引き続き、4日は伊那市役所で説明会があり、35市町村から関係部署の職員80人ほどが参加した。
説明会では、県の市町村課から事務的な手続きについての概要が示された。
今回の概要はたたき台で、詳細が詰まっていない段階でもあり、説明会は市町村の意見を参考にする目的もある。
説明会後の質疑応答では、「交付対象者が亡くなった場合はどのようにしたらよいのか」「準備をすすめて、もしも定額給付金が支払われないことになったら、準備にかかった費用は国が負担してくれるのか」といった意見や質問が出されていた。
伊那市の職員は、「現金での支給ではなく、平成10年度の地域振興券のような商品券での交付はできないか」と質問した。
これに対し県は、「国は商品券の交付は想定しておらず、あくまでも現金での支給をお願いしたいとしている」とした。
伊那市の小坂樫男市長が、現金での支給より商品券のほうが地域振興には役立つとの考えを示していることや、市長会でも同様の意見が多かったとして、伊那市の職員は、「現金以外の交付も考えていただきたい」と要望していた。
説明会の後、伊那市の職員は、「今回の事務手続きは莫大で、市町村としてとまどいはある。粛々と進めなければならないが、市としての考えは要望していきたい」と話していた。 -
農業生産資材価格高騰対策
JA上伊那が総額2億8千万円の農家支援農業肥料や家畜飼料などが値上がりする中、JA上伊那は、総額で2億8千万円の農家支援を行っていく方針を示した。4日開いた記者会見で、宮下勝義代表理事組合長が明らかにした。
穀物価格の高騰や原油の値上がりの影響で、農家経営は今、過去にない厳しさとなっている。
こうした事態を受け、JA上伊那では、年度当初から支援策を行っているが、これから冬場となり、燃料費の増加などさらに負担が増えることから、さらに支援を充実させ農家を支援していくため、今回の対策を打ち出した。
具体的には、今年の7月から大幅に値上がりしている肥料や、段ボールなどの資材購入費の値引きなどをこれから新たに実施していく。
家畜飼料の購入に関しては、これまでも費用の一部補てんを行ってきたが、補てん額をさらに引き上げ、対応する。
重油や灯油などといった農業用燃料の購入についても購入費の一部を補助する。
今回の対策は来年2月まで行う予定で、これに充てる財源は、経営コストの節減やJAグループ全農の支援、JA上伊那独自の積立金の取り崩しなどで対応するという。