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共同作業の家が年賀はがき販売
箕輪町地域活動支援センター箕輪町共同作業の家などは、今年から利用者が書いたイラストが描かれた年賀ハガキを販売する。
作業所の売り上げアップにつなげようと、伊那市、箕輪町、南箕輪村の共同作業の家でオリジナルの年賀ハガキを販売することにした。
利用者が書いた絵は来年の干支にちなんだ物やお正月の風物詩など10点。このうちの7点を箕輪町共同作業の家の利用者が書いている。
値段は、インクジェットハガキを持ち込めば1枚50円。ハガキとセットが100円。
年賀状に印刷される絵は、先月から制作にあたってきたという。
これまでにも利用者の絵が書かれたポストカードなども販売している。
申込み締め切りは来月24日まで。 -
伊那市の教育を考える懇談会
学校関係者や保護者が伊那市の教育について考える懇談会が17日、伊那市役所で開かれた。
今年度3回目となった懇談会では、不登校児童への対応について話し合った。
メンバーからは、「家庭でのコミュニケーションをはかるため、親子が一緒になってできる活動を何か考えるべき」といった意見や、「学校では、教師が子供の悩みの相談に乗れるよう、専門的な研修を行ってはどうか」といった意見があった。
今年度最後の懇談会は来年2月を予定していて、1年間のまとめが行われる。 -
保育園でサッカー教室
伊那市の竜南保育園で17日、サッカー教室が開かれた。
サッカー教室を開いたのは、保護者の前沢晋さん。前沢さんは普段、小学生サッカーチームのコーチをしている。
この日は、幼い子供たちにもサッカーに興味を持ってもらいたい竏窒ニ、サッカー教室を企画した。
子供たちは体をめいっぱい使ってボール追いかけ、寒さにも負けずサッカーを楽しんでいた。 -
県縦断駅伝 上伊那3位
県縦断駅伝の2日目が16日行われ、上伊那は11時間54分9秒で2年連続の3位となった。
伊那市山寺の国道153号沿いに設けられた中継点では、飯田下伊那がまずトップでたすきをつないだ。
上伊那は辰野町の会社員、池田大作が伊那市から宮田村までの17区10キロを走った。
総合2位でタスキを受け取った池田は力走をみせた。
しかし上位との差は縮まらず上伊那は総合3位で3年ぶりの優勝奪回はできなかった。
結果は飯田下伊那が51年ぶりに優勝した。 -
落ち葉たきコンサート
小学生らの歌声響く伊那市内の小学生などの合同演奏会「落ち葉たきコンサート」が16日、伊那市のいなっせで開かれた。
5つの小学校の合唱団と、いな少年少女合唱団が歌を披露した。
このコンサートは、合唱団同士の交流を目的に毎年開かれている。
子どもたちは、合唱曲やわらべうたなどを歌い、元気な歌声を響かせていた。
また、後半のステージでは、県伊那文化会館附属ジュニア・オーケストラが、大人顔負けの演奏を披露した。 -
西春近商工祭にぎやかに
地域の事業所を紹介し交流を深める西春近商工祭が16日、西春近商工会館などで開かれた。家族連れなどが集まり、さまざまなイベントを楽しんだ。
このうちサカイ匠建の酒井卓実社長は、パワーショベルを巧みに操り、習字を披露した。
酒井さんは、力強いパワーショベルも繊細な技術が必要になることを知ってもらいたかったという。
訪れた人たちは、パワーショベルによる鮮やかな筆さばきに見入り、寿という字が書き上がると拍手が起こっていた。
また、唐木屋石材工芸の唐木一平社長が巨大な石を割って来年の運勢を占うパフォーマンスを披露した。
この石は重さ3トンの御影石で、まず唐木社長がドリルで数カ所穴を開け、続いて訪れた人たちが順番に穴に先のとがった金属の棒を入れ、金づちで打ち込んでいた。
最後に唐木社長が金づちを打つと、石は見事に真っ二つに割れ、集まった人たちは歓声を上げて割れた石を覗き込んでいた。
訪れた人たちは楽しいイベントを通じて交流を深めていた。 -
伊那市ママさんバレーリーグ戦
マザーズ2連覇伊那市のママさんバレー、リーグ戦決勝戦が15日、勤労者福祉センター体育館で開かれ、マザーズが逆転勝利で優勝し、2連覇を達成した。
リーグ戦は、伊那市内のバレー愛好家の主婦などでつくる8チームが6月から試合を行ってきた。
決勝に勝ち進んだのはマザーズとコスモスで、5年連続同じ顔合わせとなった。
これまでの戦績はマザーズ2勝、コスモス2勝と五分の勝ち星で、マザーズは連覇をかけての試合となった。
試合は、両チームのエースの打ち合いとなり、両者一歩も譲らない展開となった。
両チーム1セットずつとっての3セット目、序盤コスモスがリードする展開となったが、マザーズのスパイクやブロックが立て続けに決まり、逆転でマザーズが優勝し、見事連覇を果たした。 -
イチゴ生産者が蜂供養
ハウスでイチゴの受粉のために働いたミツバチの供養が17日、伊那市西箕輪の仲仙寺で行われた。
蜂供養は、ミツバチに感謝しようと上伊那でイチゴを生産している9つの団体が参加し、毎年行われている。
伊那市で養蜂園を営む小松実治さんは、イチゴ栽培のために年間300万匹のミツバチを提供している。
小松さんによると、ハウスにいるミツバチは、外にいるハチが活動しないこの時期にハウス内で活動する事や、ハウス内の温度が外気温より高い事などにより、普通のものより寿命が短く、繁殖もあまりしないという。
伊那市西箕輪の羽広いちご生産組合の泉澤勝人組合長は、「蜂がいなかったらイチゴはできない。イチゴの生産ができるのはミツバチのおかげです」と感謝していた。 -
紙芝居で環境問題伝える
伊那商工会議所女性会が保育園で初の上演伊那商工会議所女性会のメンバー9人は17日、伊那市の美篶西部保育園で環境問題に関する紙芝居を上演した。
この紙芝居は、子供達にもリサイクルや、電気・水の節約に取り組んでもらおうと、長野県の地域発元気づくり支援金事業として60万円の補助を受け制作し、先月完成した。
この日は初めて保育園で上演し、リサクルによってペットボトルがボールペンに、牛乳パックがトイレットペーパーになる事などをわかりやすく説明していた。
伊那商工会議所女性会では、来年2月までに、伊那市内の保育園で順次この紙芝居を上演する計画で、「小さい頃から節約やゴミの分別を身につけ、家庭でも環境問題について考えるきっかけにしてもらいたい」と話していた。 -
箕輪町平成21年度予算編成方針説明会
一般財源減少で厳しい状況箕輪町は17日、課長や担当職員を対象にした平成21年度の予算編成方針説明会を開き、来年度一般財源が今年度に比べ約2億5千万円減少し、厳しい状況が予想される竏窒ニ報告した。
平澤豊満町長は職員を前に、「来年の町の財政は厳しい状況が予想されるが、この状況を体質強化するチャンスとし、将来に向かい盤石の態勢を築いてほしい」とあいさつし、過去にとらわれず必要な事業は継続し、メリハリを付けた予算編成にするよう職員に指示した。
箕輪町によると来年度は、景気の減退や地方交付税の削減により、町の一般財源収入額は今年度に比べおよそ2億5千万円の減少となる見通し。
歳出も、社会保障費の自然増や特別会計への繰出し金の増加などが見込まれ、歳入不足が予想されるという。
町では、来年度取り組む重要施策として▽福祉や教育の充実▽環境にやさしい町づくりの推進▽協働のまちづくり推進竏窒フためにおよそ6千万円の事業費を確保する事を挙げている。 -
もみじコンサート
美術館で合唱披露地元の合唱団が歌声を披露する、もみじコンサートが15日、伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれた。会場にはおよそ300人が集まり、美術館に響く歌声を楽しんでいた。
コンサートは、地元の小中学生のほか、高校や一般など9団体が参加した。
高遠の合唱団、高遠やますそコーラスは、50代から70代と幅広い年齢のメンバーが、詩に曲をつけた歌を混声合唱で披露した。
また高遠小学校の5、6年生は、アカペラでわらべうたなどを披露した。
ある関係者は、「多くの団体に参加してもらい、音楽を通して交流ができたと思うので良かった」と話していた。 -
上伊那地域景観協議会
住民協定者会同士の新組織発足を承認上伊那地域景観協議会が17日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれ、上伊那地区にある27の住民協定者会同士でつくる新たな組織を発足させることを承認した。
協議会は、上伊那地域のよりよい景観づくりを進めていくためのもので、県や市町村、関係団体などで組織している。
17日は今年度から来年度にかけて実施する事業計画案を検討し、その一つとして、住民協定者会の代表者でつくる組織を発足させ、連携強化を進めていくことを確認した。
住民協定は、自分たちの地区の景観を守るために住民同士が任意に結んでいる協定。
上伊那地区では現在、27地区で協定が結ばれていて、そのほかの7地区でも住民協定の締結を目指し活動を進めている。
協定者会の会長は、その地区の区長がなることがほとんどだが、区長の任期が1年で継続的な活動が難しいなどの問題点があった。
新組織は、各地区の住民協定者会同士で情報を共有することで、こうした問題などを解消しようとするもの。
取り組みとしては、各協定者会が継続的な活動をスムーズに行えるように支援するほか、情報の共有化、新たに協定を結ぼうとする地区への支援などを見込んでいる。
新組織は、今年度中に発足させる予定。 -
農水省の地産地消献立コンテストで、駒ヶ根市の赤穂学校給食センター第二調理場が局長賞
農林水産省は17日、都道府県推薦により全国から144メニューがエントリーした「地産地消給食等メニューコンテスト」の審査結果を発表し、駒ヶ根市の赤穂学校給食センター第二調理場が農水省生産局長賞に選ばれた。受賞メニューは、同市内の新たな特産品として農家が生産に取り組むゴマを使った豚肉のゴマ焼きをはじめとして赤穂小学校に提供した「発見!地域食材がいっぱい 駒ヶ根の新しい味 体験メニュー」。地元農産物の活用を通して、生産者への感謝や食の大切さを児童や保護者、地域住民に伝える同調理場の取り組みが高く評価された。
同調理場は、学校の給食時間帯に地元農産物の良さなどを紹介。調理職員が「食のミニ授業」も行い、食の大切さも児童に教えている。
地元食材の使用率は確保が難しい冬期間含めても年間4割に達し、給食で出た生ゴミの堆肥化や揚げ油のリサイクルなどにも取り組んでいる。
同コンテストは地産地消の取り組み推進を目的に、メニュー内容だけでなく、食育や地域農業へのの理解度なども含めて審査。表彰式は12月15日に開く。 -
エチオピアに青年海外協力隊として派遣されていた織井さんが帰国報告
エチオピアに青年海外協力隊として派遣されていた織井潤さん=伊那市=が18日、伊那市役所を訪れ、帰国報告をした。
織井さんは、東京で幼稚園の教諭をしていた経験を生かし、平成18年9月から今年9月までの2年間、エチオピアの首都アジス・アベバで活動。現地で国立の教育大学で幼稚園教諭を目指す学生に美術や工作などを指導してきた。
貧富の差が激しいエチオピアでは、日本以上の学歴社会で、幼稚園でも国語、算数、英語などを学んでいるという。
そのため織井さんは、学習に教材や歌などを取り入れ楽しく勉強できるような指導方法の検討もしてきた。
織井さんは「指導方法を実践した先生から、『子どもが楽しんで集中してくれた』という感想を聞いた。子どもたちがもっと楽しく過ごせる幼稚園になってくれるといいです」と語った。 -
絵本作家スズキコージさんが講演
絵本作家スズキコージさんの講演会が16日、伊那市の伊那図書館で開かれた。
講演会は子どもたちに本に親しむ機会にしてもらおうと伊那図書館が開いたもので、会場には約100人の親子が訪れた。
スズキさんは東京在住の絵本作家で現在60歳。
これまで絵本で数々の賞を受賞しているほか中南米など外国でも活動している。
講演会では絵本の楽しみ方について話したほか、会場と一体となった読み聞かせも行われた。
折り紙を使った切り絵も紹介され、集まった親子はいろいろな形の切り絵を万国旗のように飾りつけていた。
他には絵本をもとにしたビデオも上映され、参加者はスズキさんが繰り広げる不思議でユーモラスな世界を楽しんでいた。 -
チューリップの球根植え
花いっぱい運動に園児参加南箕輪村西部保育園の園児約20人が12日、大芝高原にチューリップの球根を植えた。
大芝高原周辺では、老人クラブや企業などでつくる、花いっぱい推進協議会が花壇の整備などをしていて、この日はその一環として作業した。
屋内運動場近くの花壇には、老人クラブ連合会の会員が約2千個の球根を並べていて、園児たちは、「とがった頭を上にして、優しく土をかけて」などと教えてもらい、土をかけていた。
このチューリップは、来年の4月に咲くということで、ある園児は「赤や黄色のきれいな花が咲いてほしい。1年生になったら見に来たい」と話していた。 -
碓井伍一さん作品展
伊那市在住の画家、碓井伍一さん(73)の作品展が、伊那市のはら美術で開かれている。
会場には、人物画や静物画など約60点が並んでいる。
高校生の頃から絵が好きだったという碓井さんは、美術の教員などを経て退職後から本格的に制作を始めたという。
パリで開かれている美術展で6年連続入選を果たしたほか、カンヌ国際芸術展で最優秀賞を受賞するなど、フランスでも高い評価を受けている。
碓井さんは、「物だけでなく音や色など感じたままを描いている。絵を見て何かを感じ取ってもらえたら嬉しい」と話していた。
作品展は18日まで。 -
大芝マレット親交会が松くい虫対策寄付
松くい虫対策に役立ててもらおうと信州大芝高原マレットゴルフ親交会が14日、会員から集めた募金を南箕輪村に寄付した。
例会の開催に合わせ、今年集まった寄付金4万円を唐木一直村長に手渡した。
唐木村長は「貴重な寄付をいただいた。村の松を守るために大切に使わせていただきたい」と感謝した。
親交会の荻原文博会長は、「最近松くい虫被害が北上しているが、ここの松が枯れたら忍びない。金額は少ないが役立ててもらいたい」と話していた。
この寄付は、5年前から毎年この時期に行っている。
普段、大芝高原のマレットゴルフ場でプレーしている親交会では、このマレット場の松くい虫対策に役立ててもらうため会員から寄付金を募っている。
南箕輪村では3年前から、松くい虫対策として大芝高原の赤松に薬を注入している。
上伊那全体では、松くい虫被害が拡大しているが、南箕輪村と辰野町では、今のところ被害の報告はないという。 -
七五三 子どもの成長祝う
七五三の日の15日、各地の神社などでは、晴れ着姿の子どもたちが親に手を引かれてお参りする姿が目立った。
伊那市の坂下神社でも、子どもの健やかな成長を祝おうと、親子連れが参拝に訪れていた。
着物や羽織袴などの正装をした子どもたちは、神主の祈祷を受けて深々と頭を下げたり、おはらいを受けていた。
境内では、家族で写真に納まったり、両親や祖父母が子どもの晴れ姿を撮影していた。
坂下神社には、上伊那各地から七五三の祈祷に訪れるそうで、この日は午前中だけでもおよそ40組が訪れたという。 -
りんごオーナー園収穫祭
JA上伊那のりんごオーナー園で15日、県内外のオーナーが訪れてリンゴを収穫した。
15日は、南箕輪村の8つのオーナー園で収穫祭があった。
家族で訪れたオーナーは、自分の名札の付いた木を探し、赤く実ったリンゴを次々ともぎ取っていた。
子どもたちもリンゴをケースに運んだり、はしごに登ってもぎとるなどして楽しんでいた。
伊那市と南箕輪村の中部地区りんごオーナー園では今年、県内のほか関東、関西、中部地域の850人が1030本の申し込みをしている。
リンゴの種類は「ふじ」で、農園によると、今年は台風の影響もなく平年並みの出来具合という。
静岡県から訪れた家族は、「リンゴがたくさん実っていてとてもよかった」と話していた。 -
温泉のお菜洗い場 利用始まる
箕輪町のながたの湯近くの広場には、今年も野沢菜を洗う「お菜洗い場」が設置され、15日から利用が始まった。
オープン初日は、箕輪町松島の白鳥久吉さん・かよ子さん夫妻が、畑で収穫した野沢菜を洗っていた。
白鳥さんは毎年、自家製の野沢菜漬を作っていて、お菜洗いは50年続く夫婦の共同作業という。
久吉さんは、「お菜洗いをすると秋も終わり、いよいよ冬の訪れを感じる」。かよ子さんは、「昔は川で洗っていたが、今は暖かい温泉で洗えるので楽になった」と、会話を楽しみながら手を動かしていた。
洗い場は5カ所あり、蛇口からはおよそ45度のお湯が出て、腰をかがめることなく作業することができる。
町では「数が限られているので譲り合い、野菜くずなどは持ち帰り、マナーを守って利用してもらいたい」と呼びかけている。
この「お菜洗い場」は来月7日まで設置される。利用時間は午前8時から午後8時まで。利用料は無料。火曜日休み。 -
収穫の秋 大根など掘り取り体験
収穫の秋を迎え、箕輪町沢の畑で15日、大根や白菜の収穫体験が行われた。
このイベントは、箕輪町北部営農組合が、遊休農地を解消し町の農業振興や地域の活性化につなげようと開いたもので、今年で2年目。
この日は親子連れらが訪れ、およそ10アールの畑に植えられた大根や白菜の収穫体験をした。
今年は、天候に恵まれたことなどもあり、野菜の出来は上々で、参加者は採れたての野菜を市価の半額程で購入していた。
会場では、この畑で収穫したジャガイモやニンジンなどを使ったとん汁や焼き芋などが振る舞われ、訪れた人たちは秋の一日を楽しんでいた。 -
ドラッグストア強盗
逃走に使った車発見12日に伊那市のファミリードラッグ竜東店で発生した強盗事件で、犯人が奪い逃走に使った軽自動車が発見された。
警察では、捜査上の理由から、車が発見された場所や詳しい状況等は明らかにしていない。
事件は12日午後8時頃、伊那市中央のファミリードラッグ竜東店で、店員2人が店じまいをしていたところ男が押し入り、現金40万円ほどを奪って逃走したもの。
犯人は中年の男で身長が170センチくらい、中肉で、犯行時の服装は灰色系のジャンバーに黒のズボンと黒のニット帽を着用していたという。
警察では、捜査を進めると共に、情報提供を呼びかけている。 -
パノラマ信州麺街道フェスタ開催
麺を通じて地域活性化へ国道361号を「麺街道」と位置づけ、地域活性化につなげていこうと、パノラマ信州麺街道フェスタ2008が15日から、伊那市高遠町の高遠城址公園で始まった。
麺街道フェスタは、麺を通じての情報発信や地域間での連携を深め、活性化につなげていこうと開かれたもので、第一弾として高遠藩ゆかりのそばが集った。
会場では、高遠藩主だった保科正之が「高遠そば」としてその名を広めたとされる福島県猪苗代町や山形県天童市などからブースが出ていて、県内外5カ所のそばを味わうことができる。
訪れた人たちは、麺やツユ、薬味の違いを味わっていた。
また高遠閣では、「信州そば発祥の地 高遠藩そば紀行」と題してシンポジウムも開かれた。
まず、そば打ち5段の腕前を持つ板倉敏和副知事と、伊那市そば打ち名人の会の三沢博人さんによるそば打ちの実演が行われた。
基調講演では、福島県でそばによる地域おこしのカリスマと呼ばれている唐橋宏さんが「温故知新の地域づくり」と題して講演し、そばを通じての地域活性化のあり方を自身の体験を交えて話した。
この信州麺街道フェスタは16日の午後3時まで。16日は引き続き各地のそばを味わうことができるほか、そば打ち講習会も計画されている。 -
福祉問題懇談会
市議会社会委員会が現場の声聞く伊那市議会の社会委員会と、市内の介護サービス事業所との懇談会が14日夜、市役所で開かれた。
会場には事業所の職員およそ50人が集まり、議員らと意見交換した。
懇談会は、市議会で福祉を所管する社会委員会が、現場の生の声を聞いて、現状を確認しようと初めて開いた。
通所サービスや施設サービスなど4つのグループに分かれて懇談した。
職員からは、「女性が多い職場だが力仕事も多く、男手の少なさを感じる」「自治体で請け負っている介護サービスは地域によって差がある」など、さまざまな意見が出ていた。
社会委員会の黒河内浩委員長は、「これまでやってきた視察ではわからないことや知らないことがたくさんあった。もっと交流する機会を作っていきたい」と話していた。
参加したある職員は、「これまでに無かった事で、福祉の実態を知ってもらうには良い機会。これからも続けていってほしい」と話していた。 -
県縦断駅伝上伊那好発進
長野県縦断駅伝の1日目が15日行われ、上伊那はトップのオール佐久と1分55秒差の2位でゴールし、総合優勝へ好位置につけている。
16日は、松本市から飯田市までを走る大会2日目が行われ、伊那市でのたすきリレーは午前10時半ごろの見込み。 -
美里会作品展
伊那市長谷溝口を中心に活動しているサークル・美里会(みさとかい)の手芸作品展が、伊那市長谷の美和郵便局で開かれている。約50点の作品が訪れた人の目を楽しませている。
同会は、昔の生活改善グループに所属していたお年寄りで作る手芸サークルで、30年ほど前から活動している。
会員は月に1回集まり、お茶を飲みながら作品づくりをしている。
今回は、春・夏・秋・冬を描いた、木目込みパッチワークを展示。柔らかい発泡スチロールの台に布をはめていくもので、この1年、それぞれの季節に合わせて制作を進めてきた。
ある会員は「ボケ防止も兼ねてやっている。みんなで集まるのも作るのも楽しく、元気なうちは続けていきます」と話していた。
作品展は18日(火)まで、伊那市長谷の美和郵便局で開かれてる。 -
箕輪町でイルミネーションフェスタ、イルミネーション準備進む
22日から箕輪町で開かれるイルミネーションフェスタの準備が進んでいる。
イルミネーションフェスタは、町の活性化をはかろうと、地元商店街の事業者や住民などでつくるみのわTMOネットワーク2004が開いているもので、今年で4年目。
今年も松島の町道6号線、センターパークまつしまを中心に飾り付けを行っている。
今年のテーマは「地球と生命パートIII縲怏F宙と龍神」。メーンは、高さ約5メートル、全長25メートルの龍となっている。
2008みのわイルミネーションフェスタは、今月22日から1月10日まで開催される。 -
伊那市土地利用計画審議会が計画案を答申
伊那市土地利用計画審議会は14日、今後10年の土地利用に関する方向をまとめた計画案を答申した。
市町村合併の後、計画の検討が行われたのは今回が初めてで、計画案には、利用目的別の規模目標も示されている。
それによると、農業用地は基準となる平成18年より173ヘクタール減少し、平成30年にはおよそ5200ヘクタールとなる見込み。農地保全の必要性は認識しているものの、担い手不足の現状から、優良農地の保全に務める一方で、そうでない農地は、土地利用の転換を進めるとしている。
一方、工業用地は、企業誘致に力を入れていることをから、平成30年の目標面積は平成18年より30ヘクタール広い295ヘクタールとなっている。
また、計画では、温暖化対策を考慮した土地利用が必要だとして、森林整備を進めたり、環境に優しい都市構造の形成に向け、適切な土地利用を図るとしてる。
今後、この計画案は12月議会に提案される予定。 -
仙流荘で猪鍋定食を販売
伊那市長谷の宿泊施設「仙流荘」は15日から、食事の新メニューとして猪鍋定食の販売を開始する。
猪鍋定食は冬の時期の集客につなげようとメニューに追加したもの。肉は味噌ベースのスープでやわらかく煮込まれていて、一つの鍋には約110グラムの猪肉が入っている。
他には、ご飯とみそ汁、小鉢のほか漬物がついて税込で900円。
猪鍋には肉のほか、地元産の白菜やしめじ、ごぼうなどの野菜が入っており、味をひきたてている。
仙流荘は火曜定休。食事時間は午前10時から午後5時まで。
冬季限定の猪鍋定食は明日から来年3月上旬ころまで提供されるということです。