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初めての伊那市女性農業者の集い
農業経営の実質的担い手となっている女性農業者の情報交換の場として22日、第1回伊那市女性農業者の集いが市役所で開かれました。
この集いは、農業振興センターが開いたもので、農業に携わっている20人ほどの女性が参加しました。
はじめに上伊那農業改良普及センターの地域生活係長、中口光子さんから魅力ある農業経営、家族の生活をするために約束ごとを取り決める「家族経営協定」についての話を聞きました。
3つのグループに分かれての情報交換会では、農業の楽しい面、厳しい面などについて様々な意見が交わされていました。
「燃料や飼料の高騰できびしいが家族で仲良くわきあいあいとして生活している」「仕事をやめて生きがいづくりのために農業に携わった。自分が育てたものを他人が買ってくれる充実感を味わっている」などの意見が聞かれる一方で、「米は給料、野菜はボーナスと考えているが思うようにいかない」「夫婦2人でやっているが忙しい親の姿を見ている子どもは、絶対に農業はいやだと話している」などと厳しい現状を話す女性農業者もいました。
農業振興センターでは、今後も年2回ほどのペースで、女性農業者の集いを開催し女性農業者の外部との接点としていきたい考えです。
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大芝高原、オリジナル切手発行
南箕輪郵便局は、明日の大芝高原祭りにあわせて、大芝高原の四季を図柄にしたオリジナル切手を発行します。
切手は、80円切手が10枚セットになったフレーム切手と呼ばれているもので、1セット1,200円で今日から販売が始まりました。
明日の祭りで南箕輪郵便局は、高原内の温泉スタンド近くに臨時出張所を出して販売を予定しています。
このフレーム切手は2,000部作成され、売り切れれば終了となります。
郵便局では、切手の販売開始を記念して、今日唐木一直南箕輪村長にこの切手が贈呈されました。
唐木村長は、「大芝高原は、村だけでなく上伊那の高原として親しまれている。今回の切手でさらに日本中にアピールできる。」と喜んでいました。
このフレーム切手は、南箕輪郵便局のほかに、北は塩尻の北小野郵便局から南は伊那市の西箕輪郵便局までの局で買い求めることができます。
郵便局では、「こうした地域に密着したサービスを今後も展開していきたい」としています。
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千葉市の子供たち 長谷に農山村留学
千葉市の子どもたちが自然の中で過ごす、農山村留学が22日から始まり、伊那市長谷で入村式が行われました。千葉市の2つの小学校の6年生121人が、伊那市長谷の入野谷に到着しました。
千葉市では、6年生を対象に夏休みを利用して、人や自然と触れ合う体験事業を行っていて、長野県内18ヵ所に希望者およそ千人が訪れています。
開村式で、伊那市長谷総合支所の中山晶計支所長は、「自然や動物、地域の人が長谷の宝物。多くのものと触れ合って、楽しい思い出を作ってください」と歓迎しました。
子どもたちは、早速川に入り、長谷の自然を満喫していました。
子どもたちは、長谷地域の民家に宿泊したり、長谷小学校の児童と交流するなどして、4泊5日を過ごします。
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伊那市役所で打ち水大作戦
暑さが峠を越す頃とされる処暑の前日、22日に、伊那市役所では、打ち水大作戦が行なわれました。
打ち水大作戦は、日本の夏の習慣、うち水を復活させ、ヒートアイランドを少しでも押さえていこうと全国的に2003年から始まりました。
伊那市役所でも2004年から初めています。
打ち水で涼を呼びエアコンの使用を控えることで、CO2削減にも貢献します。
打ち水は、全国的に24節季の大暑から処暑までの間に行なうことになっていて、伊那市は今日市役所庁舎玄関前で実施しました。
正午すぎの気温は、28度、100人の職員が一斉に打ち水をしたところ2度下がって26度になりました。水は、市役所南側のせせらぎ水路の水を汲んで使いました。伊那市では、今年これまでに伊那まつり会場や市立伊那図書館、高遠町総合支所でも行なっていて、今日は市役所のほか、保育園や長谷総合支所でも実施されました。
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大芝まつりステージ練習に熱
8月23日土曜日の大芝高原まつりステージ発表に出演する保育園児が南箕輪村大芝高原の大芝湖上に設置された特設ステージで練習に励んでいます。
22日は中部保育園の年長児が鳴り物を手に本番に向け、練習していました。
練習で園児らはステージの広さや並ぶ順番、立ち位置などを確認していました。
ステージ発表は大芝高原まつりのイベントのひとつで今年は、キッズダンスや太鼓演奏など28団体が出演します。
当日は南箕輪村内を中心に、上伊那地域のほか、木曽や、塩尻からの参加もあります。
ステージは午前10時から午後7時半までおこなわれ、南箕輪村最大のイベント、大芝高原祭りを盛り上げます。 -
旧井澤家住宅で和紙ちぎり絵作品展
和紙ちぎり絵 しゅんこう伊那教室の作品展が、伊那市の旧井澤家住宅で開かれています。
会場には、伊那教室に通う生徒16人の作品30点が展示されています。
しゅんこう伊那教室は、伊那市の中村早恵子(さえこ)さんが開く3つの教室の1つで、旧井澤家住宅での展示は、今回が2回目です。
教室では、手すきの和紙を素材にしていて、ちぎる、そぐ、貼るといった手法で作品を仕上げていきます。
和紙の魅力もあって、初心者でも見栄えのする作品を制作できるということですが、和紙を薄く剥がす事で濃淡を生み出し、遠近感を表現できるようには時間がかかるという事です。
中村さんは、「ちぎり絵の一番の魅力は、絵がかけない人でも作品を作れるということ。井澤家住宅の雰囲気と一緒に楽しんで欲しい」と話していました。
このしゅんこう伊那教室和紙ちぎり絵作品展は、25日(月)まで、旧井澤家住宅で開かれています。
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ニシザワ、県とレジ袋削減で協定締結
伊那市に本社のあるスーパーニシザワと長野県は、レジ袋削減のため10月に協定を結ぶことが決まりました。
ごみの排出抑制などを目的としたもので、ニシザワのほか、県内17の事業所が協定を結びます。
協定ではレジ袋削減のため、マイバッグを持って買い物する人の数を全体の60%とすることなどを目標としています。
県では今回の協定を県民スクラム運動として位置づけ消費者団体とも連携しながらレジ袋削減に取り組んでいくとしています。
ニシザワでは、ごみを出さないという意識が大切。ひとつひとつできることから実践していきたい。と話しています。
協定の締結式は各事業所の代表と村井知事、消費者団体が出席し、10月1日に県庁でおこなわれる予定です。 -
箕輪西小が酪農体験
箕輪町の箕輪西小学校の児童は今日、牛の乳しぼりなど、酪農を体験しました。箕輪西小の4年生、15人が、箕輪町農業者クラブの会員から教わりながら乳しぼりをしました。
食育学習の一環で、子ども達に乳製品がどのようにできているかを体験して学んでもらおうと、農業者クラブが開きました。
子ども達は乳のしぼり方を教わると、実際にひとりずつ乳しぼりを体験しました。
初めて触るしぼりたての牛乳に、子ども達は「あったかい」「ぬるぬるする」など声をあげていました。
農業者クラブのある会員は、「体験を通して、牛乳がどのようにできるのか、どんな苦労があるのか、学んでほしい。」と話していました。
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ルナフローラ伊那川北教室の20周年記念展、21日から
花クラフトの教室、ルナフローラ伊那川北教室の20周年記念展が、今日から伊那市のかんてんぱぱホールで始まりました。
ルナフローラは、ねんどで花を作る、花クラフトの愛好家で結成されている会で、伊那川北教室には現在25人の会員がいます。
会場には樹脂ねんどで作られた作品、およそ300点が並んでいます。
花クラフトは使うねんどによっていろんな種類の作品ができるということで、会場には石けんねんどを使った良いにおいのするものや、特殊な液を塗って、陶器のようなツヤを出した作品などがあります。
教室の講師を務める赤羽ひろみさんは、「自分の好きな色にできて、半永久的に残っていくのが花クラフトの魅力。ぜひ会場に足を運んでください。」と来場を呼び掛けていました。
このルナフローラ伊那川北教室の20周年記念展は、25日月曜日まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。【伊那ケーブルテレビジョン】 -
北海道犬が児童の登校見守る
伊那市の野生動物追い払い事業で活躍が期待されている北海道犬が、子供達の安全確保にも一役買っています。
21日朝も、平沢地区から伊那西小学校へ通う子供達の集合場所には、北海道犬の姿が見られました。
伊那西小学校の周辺で、17日、18日と熊の目撃情報が相次いだ事から、小学校では、保護者に送り迎えしてもらうなどの対応をとっています。
北海道犬は、勇敢で、熊などをみると追いかける性質を持っていることから、子供達は、昨日から、北海道犬と通学しています。
同行しているのは、保護者の網野嘉彦さんと、メスで生後6ヶ月の北海道犬チョコです。
通 学路の中には、動物が食い散らしたトウモロコシ畑などもありました。
2・5キロの道のりを、およそ30分かけて学校に到着しました。
この北海道犬との登校は、今週いっぱい続けられるという事です。
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全国トイレシンポジウム、伊那市で開催へ
トイレの改善や、トイレを通して環境を考える、全国トイレシンポジウムが、11月に伊那市で開催されます。
21日は、伊那市や日本トイレ協会、各種団体の代表など21人が参加して、シンポジウムの実行委員会が設立されました。
実行委員会設立にあたり、小坂樫男市長は、「伊那市には、トイレを大切なものととらえ整備している企業もあり、開催地としての素地がある。是非、成功させたい」と話していました。
全国トイレシンポジウムは、トイレに関る問題を考える機会にしようと、日本トイレ協会が地元自治体と協力して毎年開いているもので、今回で24回目、県下では初の開催になります。
ふるさと大使で、旅ジャーナリスト会議代表の森田 芳夫(よしお)さんの縁で、今回、伊那市で開催されることに成りました。
毎年、いいトイレの日の11月10日近辺で開かれていて、今回は、11月7日、8日の2日間の日程で行われます。
シンポジウムでは、エベレストに世界で女性としては初めて登頂に成功した、登山家 田部井淳子さんによる基調講演や、高遠城址公園・山岳トイレについて考える分科会などが企画されています。
日本トイレ協会理事の上 幸雄さんは、「その時代時代、自治体によって、トイレについて抱える問題が異なる。トイレの問題が解決しないと、観光地にも成りえない」と話していました。
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施設園芸農家が省エネ暖房技術検討会
原油価格の高騰に対応するための、施設園芸農家などを対象にした省エネ暖房技術検討会が、21日、伊那市ウエストスポーツパーク管理センターで開かれました。
花卉栽培や野菜栽培など、暖房を必要とする施設を持つ農家を中心に、当初予定していた参加人数の倍近い80人ほどが参加しました。
原油価格の高騰に対応してもらおうと様々な技術を紹介する目的で、農業関係団体で組織する上伊那農業生産振興協議会が、初めて開いたものです。
検討会では、まず、長野県野菜花卉試験場の宮本賢二さんが、省エネルギー対策について報告しました。
宮本さんは、暖房ハウスの熱の80%が、ハウスを覆う膜から逃げてしまうとして、膜を二重にして空気を送り込み、空気による膜を張るのが効果的だと話していました。
報告によると、ただ2重の膜を張っただけではほとんど効果がありませんが、空気膜を張ると、燃料使用料を40%近く削減できたということです。
また、中部電力や上伊那森林組合など5つの企業などが、石油燃料に変わる暖房技術を紹介しました。
会場の外には展示も設けられ、関係者が熱心に話を聞いていました。
振興協議会会長の佐藤光吉上伊那地方事務所農政課長は、「過去に無い危機的な状況で、一過性のものとも考えられず、小手先の対応では乗り切れない。新しい技術の導入を前向きに検討し、危機的状況をがんばって乗り切って欲しい」と挨拶しました。
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もっと休ませて! 南箕輪村で今年も奇祭「盆正月」
盆休みの延長を区長らに訴える、南箕輪村田畑区の伝統行事、盆正月が16日の深夜に行われました。
盆正月は、田畑区の伝統を守る会が毎年行っているもので、地区役員の家を一軒ずつまわり、玄関先にバリケードを作って盆休みの延長を訴えるものです。
区長らが寝静まった深夜12時頃、集まった会員たちが、作った正月飾りと一緒に、置きものや棚、ハシゴなど、家にあったものを玄関前に集め、外に出られないようバリケードを作りました。
最後に玄関前に「お正月」と書くと、会員たちは次の家へと向かいました。【伊那ケーブルテレビジョン】 -
「伝統行事大切だが、後片付けが大変」玄関封鎖の区長、語る
南箕輪村の奇祭「盆正月」で16日深夜、自宅を「封鎖」された田畑区の孕石区長は、翌17日朝6時、玄関先の様子を見て苦笑いをしていました。
ここでは区長が瓦職人ということもあり、玄関先に続く道路に、瓦がならべらられていました。
この朝区長は、各組の組長に電話を入れ、もう一日休みを取るよう伝えていました。
孕石区長は、「地区の伝統行事で守り伝えていくことは、大切だが、あとかたづけが大変です。」と話していました。【伊那ケーブルテレビジョン】 -
伊那市 大萱で百八灯
伊那市西箕輪の大萱地区で16日、108つの火の玉をつるす送り盆の伝統行事、百八灯が行われました。
この日は会場となった大萱グラウンドに多くの地区住民が集まり、盆踊りや振りまんどを楽しみました。
イベントが終わると、会場を囲むようにつるされていた布製の玉に火がつけられました。
百八灯は、盆の送り火として、また無病息災や害虫駆除を願って、除夜の鐘の数と同じ108つの玉に火をつけるものです。
会場はつるされた108つの火の玉によって、幻想的な雰囲気に包まれていました。 -
伊那市天竜川で 精霊流し
灯篭を流して霊を供養する、精霊流し大法要が16日、伊那市坂下区の天竜川沿いで行われました。
精霊流し大法要は、伊那仏教会が亡くなった人たちの霊を供養しようと、坂下区商工会と協力して毎年行っているものです。
この日は伊那市内の新盆の家族を中心に、先祖代々の霊や戦没者の霊を供養しようと、およそ250人が集まりました。
参加者らは法要を行ったあと、それぞれ思いを込めた灯篭を天竜川へと流しました。
流された灯篭は静かに川を下っていき、参加者らはその様子をずっと見つめていました。 -
箕輪町で無形文化財「おさんやり」
箕輪町の南小河内区に伝わるお盆の伝統行事で、町の無形民族文化財に指定されている「おさんやり」が、16日に行なわれました。
おさんやりは、区内を流れる、「大堰」(おおせぎ)が天竜川とは逆に流れている為、疫病や災いの原因とされ、その厄を払う目的で始まったといわれています。
夕方、白い服を身に纏った、地区の男達が、およそ600キロの舟を担ぎ上げると、お舟の巡航がはじまります。地区の災いを舟にのせ、地区外へ運び出すものとされ、2時間かけ地区内を練り歩きます。
日が沈み、暗くなると、おさんやりもクライマックスを迎えます。
男達は、広場に置かれた、舟を担ぎ上げると、木の回りを3周し、その後、左右に揺らしながら、舟を壊しました。
舟の破片は、玄関に飾ると、厄除けになると言われ、集まった人達は1年間の無事を祈りながら、破片を拾い集めていました。【伊那ケーブルテレビジョン】 -
遠州大念仏踊り、高遠町健福寺で
静岡県の無形民俗文化財に指定されている遠州大念仏が、15日、伊那市高遠町の建福寺で行われました。
遠州大念仏は、静岡県浜松市周辺でお盆に行われる伝統行事です。
浜松市出身で、高遠町に移り住み、去年11月に亡くなった阿部清子さんを弔(とむら)おうと浜松市在住の親族が、保存会を招きました。
清子さんの夫、武雄さんが13年前になくなったとき、この大念仏を招いていて、清子さんは、自分のときも大念仏で弔って欲しいと遺言を残していたということです。
保存会のメンバー40人は、清子さんの遺影の前で念仏踊りを披露しました。
遠州大念仏は、広範囲に広く分布している事が最大の特徴で、70団体ほどが、その踊りを伝えています。
この日招かれたのは、根(ね)堅(がた)保存会です。
メンバーは、笛や太鼓に、歌い手などに分かれて、大念仏を講じていました。
清子さんの娘の太田和子さんは、「高遠の人たちにも保存会の人たちにも好意的に協力してもらいありがたかった。大切に育ててくれた両親の願いを叶えられてよかった」と話していました。 -
伊那市成人式に旧伊那市地区の507人
伊那市成人式が15日、県伊那文化会館で開かれました。
伊那市の成人式は、旧伊那市時代の昭和46年から、お盆の帰省に合わせて毎年この時期に実施しています。
会場では、スーツやドレス姿の新成人が、久々に再開する友人達と、近況報告や昔話などの会話を楽しんでいました。
また、夏休みを利用し、インドでボランティア活動をした、松島由佳(ユカ)さんは、インドの民族衣装「サリー」を着て出席していました。
今年成人を迎えたのは、昭和62年4月2日から翌年4月1日までに生まれた、799人です。式典には、対象のおよそ6割、507人が出席しました。
小坂樫男伊那市長は、「生まれ育った故郷を忘れずに、創造力と行動力を持ち、世界に目を向け、充実した人生を歩んでください」と祝いの言葉を贈りました。
新成人を代表して、西箕輪の春日健太朗さんは、「これからは、広い視野を持ち、社会の一員として役目を果たしていきたい」と誓いの言葉を述べました。
伊那市では、合併3年目となる今年度までは、成人式を旧市町村単位で実施する事にしていて、来年度以降の開催方法については、今後の教育委員会等で検討していくと言う事です。【伊那ケーブルテレビジョン】 -
美篶三峰川で水生生物調査
川の生き物を通して水質を調べる水生生物調査が17日伊那市美篶の三峰川で行われました。
これは子どもたちに、水環境に関心を持ってもらおうと、川の環境保護活動などに取り組む、三峰川みらい会議が行ったものです。
17日は市内の子どもたちやその保護者などおよそ40人が集まり川にはいって、そこに住む生き物をつかまえていました。
子どもたちは網を使って生き物をつかまえると、きれいな水に住むもの、少しきたない水に住むものなど4種類に分けていました。
調査の結果、ヒラタカゲロウやヘビトンボなど、きれいな水に住む生き物が多くみつかり、三峰川はきれいな水ということが確認されていました。
この調査は、三峰川のほか天竜川やその支流でもおこなわれていて、国土交通省が結果を冊子にまとめる予定です。
三峰川みらい会議では、秋には魚のつかみ取りなどをおこなうことにしていて、子どもたちに、川に親しんでもらうことにしています。 -
伊那市で助産婦呼び子育て相談会
伊那市の竜南子育て支援センターで今日、助産師による子育て相談が行われました。
市内5つの子育て支援センターでは、今年に入って定期的に助産師による子育て講座を開いています。
今日は竜南保育園に、伊那市富県の助産師 鹿野(しかの)恵美(えみ)さんが訪れ、3人の母親から子育てに関する相談を受けました。
「なかなか離乳食に切りかえられない」との相談に鹿野さんは、「おやつでも、オニギリやパンをあげると自然に食べるようになる」とアドバイスしていました。
ある母親は、「近くに相談できる両親がいないので、とても参考になる。本には書いてない事もたくさんあるのでびっくりした」と話していました。
次回、助産師による相談は 10月23日(木)富県子育て支援センターで行われる事になっています。 -
箕輪町沢上出店のベイシア農地転用許可
箕輪町沢上に出店を計画している大型の総合スーパーマーケット、ベイシアの出店予定地が19日、農地から建設可能な土地として許可されました。
18日に長野市で開かれた県の農業会議で話し合われた結果を受け、箕輪町農業委員会が決定したものです。
ベイシアは群馬県を拠点とする大型スーパーで、県内でも11店舗出店しています。
計画では、箕輪町沢上の県道伊那・箕輪線沿いに、面積およそ6千280平方メートルの店舗を出店することになっています。
今回の農地転用許可について箕輪町の平沢豊満町長は、「反対などあったが、ここまできたら事業者、地権者が協力して、地元住民が納得する店を作ってほしい。」と話しています。 -
箕輪町と2企業、工場拡大で調印
箕輪町は19日、(有)コジマエンジニアリングと、(有)信州精機製作所の2社と土地売買契約に関わる調印を取り交わしました。
箕輪町役場の調印式には、2社の代表取締役社長と平沢豊満町長が出席しました。
(有)コジマエンジニアリングは、レンズを磨く機械の製造や、ソフトウェア開発などを行っている会社です。
ソフトウェア開発に力を入れていく中で、現在の土地では手狭になったため、箕輪町の中原区におよそ2千3百平方メートルの土地を購入しました。
小嶋ひでお社長は、「新しい土地を利用して、会社の発展とともに、町の発展にも協力していきたい。」と話していました。
また、(有)信州精機製作所は、圧縮機の部品など金属部品加工を行っている会社です。
部品の生産力強化を目的に、大出区の現在の社屋横に、およそ千平方メートルの土地を購入しました。
山田ひろゆき社長は、「景気は厳しいが、技術を磨いて町と協力しながら頑張っていきたい。」と話していました。
箕輪町では、効率的に土地利用をしてもらうため、土地開発公社と協力して、要望にあった土地の提供を行っていて、企業の誘致や育成に力を入れていくということです。 -
メディカルリブ(株)と伊那市が工業立地の覚え書き
医療器具の開発製造している岡谷市のメディカルリブ(株)が、18日、伊那市と工場立地について調印を行ないました。
メディカルリブは、医療機器を開発・製造し、岡谷市に本部を置くリバー精工のグループ会社です。
今回、消化器や循環器系の内視鏡などを製造する新しい会社「メディカルリブ(株)」を立ち上げ、工場を建設するため伊那市から用地取得を計画しました。
今日は、西村幸(みゆき)会長と誠(まこと)社長、小坂樫男伊那市長が、工場立地に関する覚書を取り交わしました。
工場は、伊那市が工業団地として新たに整備を計画している伊那インターチェンジ隣の大萱産業適地に取得・建設する予定で、面積はおよそ5400平方メートルです。
調印式の中で、小坂樫男市長は、「伊那市には新しい病院もあり、医薬品の試験なども盛んに行なわれている。伊那の地で大きく羽ばたいて欲しい」と挨拶しました。
メディカルリブ(株)の西村社長は「培った技術やノウハウで全国のドクターに器具を提供したい。日々努力していくので温かく見守って欲しい」と話していました。
工場建設の総事業費は5億円ほどを見込んでいて、メディカル(株)では、大萱産業適地の造成が終了する来年3月を待って、4月から工場建設をはじめ、秋ごろには完成させたいとしています。 -
伊那市の小学校、2学期始業式
伊那市の小学校で19日、2学期の終業式が行われ、学校に元気な子供達の姿が戻ってきました。
伊那東小学校では、日焼けした 人の児童が体育館に集まり始業式が行われました。
式の中で山本かずお校長は、勉強など毎日コツコツと取り組み実りのある2学期にしましょうと児童たちに呼びかけました。
また、2年生と5年生の児童が2学期の目標を発表しました。
2年の中村恵さんは今年、漢字検定があるので国語の時間にしっかり覚えて合格したい。
5年生のふりはたゆいさんは、授業中は先生の話を聞き、目標を持って2学期を楽しく過ごしたいと発表していました。
教室に戻った子供達は休み中の課題を提出したり、夏休み中の思い出を話し合っていました。 -
原久夫元伊那市長の葬儀、しめやかに
今月14日に亡くなった元伊那市長の原久夫さんの葬儀が19日、伊那市でしめやかに行われました。89歳でした。
原久夫さんは1974年から旧西箕輪村役場に勤務。町村合併後1970年7月伊那市収入役・翌年は助役を勤めました。昭和61年2月から平成6年2月までの2期8年市長を勤めました。
在任中は、市役所新庁舎開庁・市内の下水道整備・権兵衛トンネルの道路計画開始から建設への道筋をつくるなど市の発展に尽力しました。
19日は、伊那市の平安祭典伊那斎場で葬儀が行われ市役所や友人知人など180人が参列しました。
会場にはメモリアルコーナーが設けられ当時の写真などが飾られていました。
小坂樫男伊那市長は「あなたの生前の数々の功績と高い人徳に経緯と感謝の意を表し、ひたすらご冥福を祈るばかり。偉大なるあなたの業績をついで今後とも伊那市の発展に全力を尽くす事を誓います」と弔辞を述べた。
参列者は、祭壇のまえで手を合わせていました。 -
南箕輪で、村の民話おはなし会
南箕輪村図書館で20日、村の民話、童話のおはなし会が開かれました。
これは南箕輪村の図書館に新設された世代間交流施設の有効活用を図ろうと、村教育委員会と図書館が開いたものです。
村内のおはなしボランティアグループがスライドを使って村に伝わる、昔話を読みました。
話しを聞いたのは村公民館活動の高齢者学級のメンバーで昔話をなつかしそうに聞いていました。
図書館は世代間交流施設建設工事事業として、およそ100平方メートルを増設し、今年、7月にリニューアルオープンしています。
おはなし会を企画した村図書館では本や読書会などを通して高齢者同士や親子が交流できる場所として活用し、地域文化の拠点にしていきたいと話しています。【伊那ケーブルテレビジョン】 -
伊那市高遠総合支所で打ち水大作戦
ヒートアイランドをおさえようと20日、伊那市高遠町総合支所で打ち水大作戦がおこなわれました。
打ち水大作戦は環境問題への意識を高めようとおこなわれたもので、職員およそ15人が参加しました。
今日は支所近くの井戸から汲んできた水、およそ370リットルを支所前の駐車場に手分けしてまいていました。
打ち水は3分ほどおこなわれ、しばらくすると水でぬれたアスファルトから涼しい空気が流れてきました。
打ち水の結果、始める前は31度あった気温が3度下がり、28度になりました。
この打ち水大作戦は22日にも伊那市役所でおこなわれるということです。
市民ならびに市職員の環境意識向上につながるか、関心が寄せられるところです。【伊那ケーブルテレビジョン】 -
天山の末裔伊賀焼寄贈
高遠藩士、阪本天山の末裔で陶芸家の坂本としひとさんが20日、伊那市に伊賀焼きの壺を寄贈しました。坂本さんが伊那市役所を訪れ北原明教育長に壺を手渡しました。
坂本さんは高遠藩士、阪本天山の7代目にあたります。
三重県に生まれ伊賀焼きの3代目として県展にも入選するなど陶芸家として活躍しています。
今回、阪本天山の縁で、「伊賀耳つき花いれ」を伊那市に寄贈しました。
坂本さんによりますと、伊賀焼きは「歪みの美」また「ひずみの美」といわれているほか、作品に耳をつけ全体のバランスを整えるところが特徴だということです。
伊賀焼きは一次途絶えていたということですが、坂本さんのおじいさんが復活させ、受け継いでいます。
坂本さんはあすから、伊那市のベルシャイン伊那店で作陶展を開くということで、伊賀焼きの素晴らしさを、多くの人に知ってもらう機会にしたいと話しています。
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箕輪町で長寿者訪問始まる
9月15日の敬老の日を前に、箕輪町では長寿を祝う長寿者訪問が、20日から始まりました。
20日は、箕輪町木下の渕井明(ふちいあきら)さん宅を平沢豊満町長が訪れ、長寿を祝いました。
長寿者訪問は、今年度88歳以上となるお年寄りを対象に毎年行われていて、米寿を迎える88歳の人には記念にヒノキのお椀が贈られます。
渕井さんは、大正9年8月11日生まれの88歳、健康の秘訣は、沢山たべて、気楽に過ごす事だという事です。
箕輪町の長寿者訪問は、来月4日まで、約300人を対象に行われる事になっています。