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伊那市を美しくする推進会議
伊那市内の河川一斉清掃などを行う伊那市を美しくする推進会議の総会が5日開かれ、去年の清掃の実績が報告された。
報告によると、去年1年間で、河川一斉清掃では、軽トラックや2t以上のトラック757台分のゴミが集まり、前年に比べ30台分増加した。
また道路、水路、公園などで行ったゴミの拾い集めでは、空き缶が約2万7千個、空きビンが約6千本、ペットボトルが1万本と、例年並みの量となった。
推進会議では、減少しない空き缶などのポイ捨てを無くしていくため、市報などを通じて啓発活動を行っていくという。
また、今年の事業についても話し合い、河川一斉清掃やアレチウリなどの一斉駆除など例年並みの事業を行うことを決めた。 -
南箕輪村福祉計画策定懇話会
南箕輪村の今後3年間の福祉計画について審議する懇話会が6日、南箕輪村役場で開かれた。
懇話会は、委嘱された村内の福祉関係団体などの16人が委員を務め、来年度から3年間の村の福祉計画について審議する。
懇話会の会長が選出され、南箕輪村区長会代表の池上忠人さんを選んだ。
会では、障がい者の生活支援や介護保険制度などについて審議する。
介護保険制度については、懇話会での審議を経て、前回3年前の見直しで介護保険料が基準額で1240円値上がりしたが、今回はごくわずかな値上げという案が示されている。
村では懇話会での審議を受け、年度内に計画を策定する。 -
伊那商工会議所 新年会
伊那商工会議所の会員交流パーティーが2日夜、伊那商工会館で開かれ、会員同士が交流を深めた。
これは、互いの情報交換や親睦を深めようと伊那商工会議所が初めて開いたもので、およそ140人が参加した。
伊那商工会議所の向山公人会頭は、「アメリカの金融危機、円高などで私たちの地域も深刻な事態を迎えている。地元の事業所の皆さんにはこの窮地を乗り切っていただきたい」とあいさつした。
会場には、ローメンやソースかつ丼、手作り餃子などが用意され、会員達は会話をはずませながら料理を味わっていた。
ある出席者は、「会員が集まって交流できることはすごく良い。不況だからこそみんなで力を合わせて頑張っていきたい」と話していた。
伊那商工会議所では、会員になっても交流する機会が少ないことから、今後はイベントを通じて情報交換の場を提供していくことにしている。 -
立春朝搾りの出荷作業
立春の4日、早朝に搾った日本酒「立春朝搾り」の出荷作業が、伊那市荒井区の宮島酒店で行われた。
作業は、まだ陽が昇る前、朝5時過ぎから始まった。
県内外の酒販店11件から、およそ20人が集まり、ビンにラベルを貼る作業などをした。
立春朝搾りは、全国の蔵元や酒販店でつくる日本名門酒会が、春の訪れを日本酒で祝ってもらおうと企画している。
この酒は縁起が良い酒として知られ、注文した人にはラベルに家族などの写真や無病息災を願う文字が印刷される。
使われた米は無農薬栽培の「美山錦」で酒販店も栽培から酒づくりまで関わってきた。
宮島酒店によると、今年の酒の出来は「酸味が抑えられ、スッキリした味わいに仕上がった」という。
出荷に先立ち、新酒ができたことを知らせる杉玉が吊るされた店の前で神事も行われた。
日本名門酒会によると、この日、全国34都道府県にある39の蔵元で作業が行われ、720ミリリットル分の立春朝搾り14万本が出荷されたという。
宮島酒店の出荷はおよそ4千本で、注文先には酒販店を通じて4日中に届けられたという。 -
南箕輪緊急雇用創出事業開始
南箕輪村が緊急経済対策の一環として採用した臨時職員2人が3日から、大芝高原みんなの森で作業を始めている。
臨時職員として採用されたのは、村内に住む60歳の男性2人。
南箕輪村は、不況で職を失った人や就職先が見つからない人に働く場を提供しようと、臨時職員の求人を行っている。
一般事務2人、現場軽作業員4人を募集したところ、4人の申し込みがあり採用が決まった。
みんなの森で仕事をする現場軽作業員は、枝打ちや下草刈りが主な業務。
定年退職し働き先を探していたという2人は、「まだまだ働く元気があるので家にいるわけにはいかない。職探しが難しい今、仕事があってありがたい」と話していた。
なお、一般事務2人も採用が決定しているが、現場軽作業員はまだ2人募集中で、定員になり次第締め切るという。 -
伊那西小訪問団 南大東島へ
伊那西小学校の訪問団が5日から、市民同士の交流が行われている沖縄県南大東島を訪れる。
同校で4日、南大東島訪問団を送る会が開かれた。
島を訪れるのは、4年生から6年生までの12人。
去年の秋、島の子どもたちと伊那市を訪れた南大東村教育委員会の宮城克行さんから、「伊那の子どもたちを島に招待したい」との提案があり、今回初めて子どもたちが訪問団として島を訪れることになった。
4日は、子どもたちの訪問を資金面で応援しようと発足した「西小学校児童の南大東島訪問を支援する会」の小林史麿会長が、市民にカンパを呼びかけ集めた34万円を池上眞澄校長に手渡した。
カンパは先月から24万円を目標に行われていたが、目標を上回る額が150人の市民から集まった。
子どもたちと同行する池上校長は、「皆さんの気持ちが大変ありがたい。しっかり勉強してきます」と感謝していた。
訪問団を代表して6年生の小池真理奈さんは、「多くの人との交流が楽しみ。島のいろいろなものを見てきたい」と話していた。
訪問団は5日、伊那市を出発し、3泊4日の日程で南大東小学校の児童と交流しながら、サトウキビの収穫や黒砂糖作りなどを体験する予定。 -
伊那市上新田で不審者情報
3日午後5時30分頃、伊那市上新田の路上で、後ろから来た男に抱きつかれたと、女子高校生が警察に被害を届け出た。高校生が抵抗したところ男はすぐに逃げ、ケガなどはなかった。
男の特徴は、年齢が10代後半から20代前半、身長160センチ位で中肉。黒髪で前髪を立て、ダボダボの服装をしていたという。
女子高校生が見知らぬ男に後ろから抱きつかれる事案は先月26日にも伊那市荒井で発生している。
伊那署では、防犯ブザーを持つこと、人通りの少ない場所は避け、一人で歩く場合は周囲に警戒するよう呼びかけている。 -
伊那市出身のソウルシンガー湯澤かよこさんCDデビュー
伊那市出身のソウルシンガー湯澤かよこさんが、ビクターからCDデビューした。
湯澤さんは伊那市東春近下殿島出身の23歳で、伊那北高校卒業後、黒人音楽のゴスペルを学ぶため、アメリカボストンにあるバークリー音楽大学に入学した。
ゴスペルとの出会いは高校生の時。進路に迷っていた湯沢さんは、ゴスペルの体験コースに応募し、歌にあるエネルギーや自由な表現方法に衝撃を受けたという。
留学して本格的にゴスペルを学び、天性の歌声は学内でも評判だったという。
3年前、日本に帰国してからライブなど本格的にアーティスト活動をはじめ、曲の制作も行ってきた。
湯澤さんはその迫力ある歌声が認められ、ビクターからファーストアルバム「カバーユーアップ」をリリースした。
湯澤さんは、アルバムのリリースをきっかけに国内をはじめ海外でも活動していきたい竏窒ニ話している。
アルバムはTSUTAYAなどCD販売店ほか、音楽のダウンロードサービス大手のiTunes Storeでも購入できる。 -
腰原副知事がユーエスアイを視察、県下最大の太陽光発電をはじめ徹底した環境配慮に関心寄せて
腰原愛正副知事は5日、宮田村のダンボール、金属加工業ユーエスアイ(浦野浩社長)を視察し、県下最大の太陽光発電設備をはじめ環境への配慮が散りばめられた同社工場を見学した。地球的規模の環境問題を企業として真剣にとらえ「二酸化炭素の排出量が世界で一番少ない工場」を目指す同社の取り組み。腰原副知事は「素晴らしいアイデア。我々も見習い、伝えていかなければ」と高い関心を寄せた。
同社は2006年に、太陽光発電設備と断熱効果などを組み合わせて環境に配慮した新工場を建設。さらに既存工場にも太陽光パネルを設置し、現在では500万円ほどの節電となる年間消費電力の25%を太陽光でまかなっている。
この日は、設計に関する基本的なコンセプトを自ら立案して具現化した浦野勇会長と、長矢充功総務部長が副知事を出迎え、工場を案内。太陽光という新エネルギーを採用するだけでなく、社員一人ひとりの意識にも根づく省エネも融合させた先進的な企業風土を紹介した。
施設整備だけで環境配慮が終わらないのが同社の取り組み。切削機械から発生するオイルミストを自社開発の換気システムで回収し、再利用も始めている。「色々とモデル的に取り組み実績も残されている。あとに続く企業がたくさん出てくるように県としても考えていかねば」と腰原副知事は話した。
懇談では、環境変化に伴う有害鳥獣の問題や高山植物への影響などにも話しが及んだ。浦野会長は「できるだけ節約するなどムダを省きながら問題を考え、私たちもさらに取り組んでいきたい」と語った。 -
大芝の湯で切り絵展
南箕輪村大芝高原の日帰り温泉施設「大芝の湯」ロビーで、田畑在住の高橋修司さんによる切り絵の作品展が開かれている。
作品は、風景や大鹿歌舞伎などを題材にした9点。
切り絵は、小刀1本で黒い紙からミリ単位の細い線を丁寧に切り抜いて、人物や植物、建物などの絵を仕上げていくという。
高橋さんは、脊髄の障害で下半身不随となり、リハビリの一環で切り絵に取り組んでいて、「小刀1本で紙を切り抜いて、光や影、すべてが表現できることが魅力」と話している。
この切り絵習作展は28日まで。 -
木曽駒ケ岳の植生復元対策検討
中央アルプス木曽駒ケ岳の周辺で荒廃が進んでいる高山植物の植生を復元する対策事業の検討会が3日、伊那市の南信森林管理署で開かれた。
これは、中部森林管理局がボランティアと共に取り組んでいるもので、この日の検討会にはボランティア団体や有識者ら約20人が出席した。
検討会では今年度の取り組みが報告された。
復元作業は、荒廃が著しく緊急性の高い場所を選んで行われた。
風雨などにより土壌が流れないようにヤシなどの繊維でできたマットを地面に敷くほか、周辺から採取した種をまくなどする。
作業は4年目で、今年度は木曽駒ケ岳に向かう9合目付近の3カ所、およそ210平方メートルの範囲で、ボランティアなど31人が参加してマットの敷設などをした。
また、平成17年度から19年度までの作業範囲で、21の調査地点のうち9地点でイワツメクサなどの植物の分布量がわずかに増加したとの結果も報告された。
来年度以降の事業については、中岳から木曽駒ケ岳までの登山道沿いを対象に、およそ210平方メートルの範囲で復元作業を行う計画で、作業では、植物が今生えている状況を参考にしたマットの敷設方法なども研究する予定。
この植生復元対策事業は、5年目となる来年度に終了するが、マットの敷設作業や調査は継続していくことを決めた。 -
無量寺で豆まき
節分の3日、箕輪町北小河内の無量寺では、恒例の福豆まきが行われた。
境内では、裃を着けた年男・年女およそ30人が豆をまいた。
無量寺では、訪れた人に向けて豆をまくため、掛け声は「福は内」だけで、「鬼は外」の掛け声は使っていない。
訪れた90人ほどの人たちは、豆やお菓子、また一緒に投げられた景品の引換券を拾っていた。
豆まきが終わると、引換券を持った人たちは、景品と交換した。
ダルマが当たった人たちは、名前などを中川弘道住職に書き入れてもらっていた。
中川住職は、「不況で辛い時期だと思う。福を呼び込み力をつけ、1年頑張ってもらいたい」と話していた。 -
常福寺で福寿草見ごろ
伊那市長谷の常福寺では、春を告げる花、福寿草が見ごろを迎えている。
常福寺では、去年の12月上旬から、日当たりの良い所から花が咲きはじめ、現在は多くの花が開いている。
この福寿草は、元々自生していたもので、ここ10年ほどは温暖化で気温が高いせいか、花の数が急に増えてきているという。
福寿草は、一般的に旧暦の正月である2月に咲く花とされていて、そのため、福寿草のほかに、「元日草」「朔日草」といっためでたい名前で呼ばれることもある。
寺の関係者は、「今年はもう見られないと思うけれど、寒いうちに花が雪を被っている姿もいい。いろいろな表情が楽しめます」と話していた。
常福寺の福寿草は、3月下旬まで楽しめるという。 -
駒工でCGの授業
コンピューターグラフィックス技術を学ぶ授業が3日、駒ヶ根市の駒ヶ根工業高校であった。
外部の専門家を招いての特別授業が行われ、工業科の1年生119人がCGについて学んだ。
これは、CG分野の技術者としての心構えや仕事の進め方について知ろうと行われた。
講師は東京のCG制作会社トランジスタスタジオ社長の宮下義成さんが務めた。
テレビCMやゲームなどを制作している宮下さんは、自ら手がけた映像を写しながらCGが完成するまでの過程を説明した。
宮下さんは、「作品を完成させる上で見せたいところをどうアピールしていくかが重要。それには絵コンテをしっかりつくることが必要」とアドバイスしていた。
ある生徒は、「今日の講義で教えてもらったことを授業の中で生かしていきたい」と話していた。 -
小学生防火ポスターコンクール審査
火災予防を呼びかける小学生防火コンクールの審査が2日、伊那公民館で行われた。
このコンクールは子どもや住民に防火意識を高めてもらおうと伊那消防組合が毎年行っている。
コンクールは、辰野町から伊那市までの4市町村の小学生4年生から6年生を対象に募集し、ポスター231点、書道80点、作文116点が集まった。
審査は、市内の小学校教諭や消防署員など5人が行い、それぞれの部門から最優秀賞1点、優秀賞20点を選んだ。
ポスターを審査したある教諭は、「去年よりもレベルが高く、色が効果的で目を引く作品が多い」と話していた。
審査の結果最優秀賞にはポスターの部で伊那東小学校6年の小澤佳奈子さん、書道の部では同じく熊谷清香さんが選ばれた。
選ばれた作品は3月1日からの火災予防週間中、伊那市役所で飾られるほか、最優秀賞の作品はポスターとして伊那防火管理協会に加盟している事業所に配られることになっている。
なお、作文の審査結果については6日に発表される予定。 -
伊那市職員改善事例発表会
伊那市職員が業務改善のアイディアを発表する「改善事例発表会」が2日、伊那市役所で開かれた。
伊那市では、業務の無駄を省き効率化を図るために各部署の情報を共有しようと、毎年この発表会を開いている。
4回目となる今年は、着眼点に優れたもの、すぐに活用出来るものなど11の事例が発表された。
このうち、情報統計課は迷惑メールフィルターを活用した事務負担の軽減、社会福祉課は高齢者や身体障害者の交通手段確保のための福祉有償運送やボランティア移送の実施などを発表した。
審査の結果、最優秀賞のベストカイゼン賞には、生涯学習課が行った伊那図書館の勤務体制の見直しが選ばれた。
伊那図書館では職務内容をカウンター業務とその他の業務に分け、それぞれ勤務時間も変更した。これにより、利用者の多い時間は職員を多く配置し、利用者の少ない時間は本の整理など館内の環境整備に集中できるようになった。
また、職員が仕事の目的を明確に持てるようになったという。
市では、日頃の業務を見直し改善することで市民サービスの向上、行政改革を進めていく考え。 -
だるま市人形飾り準備
今月11日、伊那市高遠町でだるま市が開かれる。
これに合わせ、毎年訪れる人を楽しませている人形飾りの準備が進められている。
人形飾りが始まったのは1700年頃とされていて、毎年だるま市に合わせて高遠町内の各地区で作られている。
この日は、伊那市役所職員互助会の会員10人が伊那市高遠町総合支所内で人形を作った。
互助会では去年この人形飾りの審査会で初めて最優秀賞となる金賞を受賞した。
今年は、子どもたちに人気のあるキャラクターの人形を製作している。
作業は人形を引き立てるバックと人形づくりの2班に分かれて行われている。
人形は、発泡スチロールをやすりやノコギリで削ってキャラクラーの形を作り、水性のペンキで色を塗って完成させる。
互助会では、「子どもたちに見て喜んでもらえる人形を作りたい。何が出来るか当日まで楽しみにしてほしい」と話している。
人形飾りは町内から6作品が出品され、9日に審査会が行われる。 -
まめやが立春に無農薬大豆の豆腐を販売
伊那市高遠町で豆腐作りをしている「まめや」は4日、伊那市のいたや酒店駐車場で、無農薬大豆を使った豆腐を販売した。
これは立春の日に無農薬大豆の豆腐を食べることで健康な1年を過ごしてもらおうと行われた。
販売開始の午前11時前から行列ができ、およそ120丁用意された豆腐は、またたくまに完売した。
使われた大豆は高遠町勝間の農家と提携して作ったもので、今回は1丁400円で販売した。
また50円でおからの袋詰め放題も人気を呼んでいた。
まめやの豆腐は1月に行われた長野県豆腐品評会で県豆腐商工業協同組合理事長賞を受賞するなど、その味には定評がある。
まめやでは豆腐づくりについて、「手仕事にこだわり地産地消を心がけていきたい」と話している。 -
集落営農組織「まっくんファーム」法人化検討
南箕輪村の集落営農組織「まっくんファーム」の法人化について研究する会議が4日、南箕輪村のフォレスト大芝で開かれ、まっくんファームの会員約70人が出席した。
会議では任意団体の現在の組織から法人化した場合、組織がどう変わるかについて説明があった。
説明によると法人化した場合、集落の農地を一括して計画的に利用し、労働力の軽減やコストを抑えることができ経営の発展につながるという。
また法人化は手段であり目的ではないとして、経営の発展、継続に向けたビジョンを持つことが重要だとしている。
南箕輪村ではモデル経営として野菜生産者を主体とした法人を設立することが決まっていて、600アールほどの畑でアスパラガスやスイートコーンを生産する計画。
まっくんファームでは法人化について研究を重ね平成23年度までに方針を決めることにしている。 -
新春経済講演会
今の不況を乗り切ろうと4日、長野県中小企業団体中央会上伊那支部が「倒産防止」について学ぶ講演会を開いた。
会員など約50人が集まり、事業再生コンサルタントの吉川博文さんを講師に迎えた。
吉川さんは、企業が倒産する理由には▽資産より負債が多くなる「債務超過」▽連続赤字▽資金繰りの悪化竏窒フ3つあることを説明し、3つを別々に整理する必要性を話した。
また、日ごろからリスクを分散させておくことの大切さも説明した。
吉川さんは、「どんなにピンチに陥っても悲観してはいけない。本業を第一に考え、マイペースでやることが大切。本業をおろそかにすると、どんどん悪循環に陥って世の中の流れが見えなくなる」と話していた。
上伊那支部の山田益支部長は、「厳しい状況だが、何とか地域を良くしていきたい」と話していた。 -
県豆腐品評会で上伊那から5点が入賞
第12回長野県豆腐品評会(県、県豆腐商工業協同組合主催)で、上伊那からは5点が入賞。4日に長野市で表彰式が開かれた。
4部門に県内外の30工場、100点の出品があり、上伊那からは7工場16点が参加し、1月15日に公開で審査が行われた。
入賞の上伊那関係ではもめん豆腐(県産大豆100%使用以外)の部で大西豆腐店=伊那市=の地釜とうふが審査長賞。
もめん豆腐(県産大豆100%使用)の部でマスダ宮田とうふ工房=宮田村=の信州宮田こだわりのもめんが全国豆腐油揚協同組合連合会長賞、豆腐工房まめや=伊那市=の木綿かためが県豆腐商工業協同組合理事長賞に輝いた。
その他多様豆腐の部では、みはらしとうふ工房=伊那市=のみはらしおぼろどうふが中部日本豆腐油揚協同組合連合会長賞、有賀屋豆腐店=同=のとろり木綿の味噌まぶしが県豆腐商工業協同組合理事長賞に選ばれた。 -
印刷、メディア業界の展示会PAGE2009に小松総合印刷が出展
3日間の開催期間中のべ7万人近くが訪れる印刷、メディア業界の展示会「PAGE2009」が4日、東京・池袋のサンシャインシティコンペティションセンターTOKYOで開幕し、中央の大手企業にまじって伊那市の小松総合印刷も出展している。コインでこするスクラッチと圧着ダイレクトメール(DM)はがきを組み合わせるなど、多彩な製品バリエーションを紹介。マーケティング理論でひもづけし、段階を追いながら一般消費者を顧客に育てる同社の販促支援事業は会場でも注目を浴びている。
同社は印刷の枠を超え携帯電話やインターネットなどとも連動した販促支援事業に乗り出し、5年ほど前から同展示会に出展。顧客ごとのDMを実現するバリアブル印刷などは最近急激に注目を集め始めており、他社に先行する同社の取り組みに会場を訪れたメディア関係者も熱視線を送っていた。
22回目を迎える今年のPAGEには157社が参加。最終日の6日まで午前10時から午後5時まで開場する。小松総合印刷は展示ホールD(文化会館2階)19番ブースに出展している。。 -
みはらしファームで節分会
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームで1日、節分にちなんだ豆まきイベントがあり、家族連れなど500人以上の来場者で賑わった。
みはらしファーム運営協議会の泉沢勝人議長は「今年は、不況風を吹き飛ばし、良い年にしましょう」とあいさつした。
この日登場したのは、「不況鬼」や「汚染米鬼」、「毒ギョーザ鬼」などで、周囲を囲んだ人たちは、みはらしファームでとれた大豆を思いきりぶつけていた。
最後は、年男、年女が舞台に上り、鬼たちをやっつけた。
また、福豆まきでは、いちご狩り入園券などの豪華景品がお菓子とともにまかれ、周囲を取り囲んだ人たちは、我先にと手をのばしていた。 -
住基カード図書館で利用可能に
飯島町を除く上伊那7市町村の公立図書館で1日から、住民基本台帳カードが図書館カードとして使用可能になった。このうち伊那市立伊那図書館では、運用開始のセレモニーがあり、小坂樫男市長が住基カードを使って6冊の本を借りた。
すでに住基カードを持っている人は、「図書館利用」を追加登録すれば、図書館カードとして使えるようになり、本が借りられる。
上伊那全体の住基カードの発行枚数は、昨年度末現在で2万4952枚。伊那市では、1万3485枚となっている。
現在住基カードは無料交付しており、小坂市長は「交付は簡単なので、確定申告の待ち時間の間にでも作っていただきたい」と呼びかけていた。 -
第2回昭和伊南病院運営審議会 - 救急救命センターは存続の方針 -
昭和伊南総合病院の経営改革プランを検討する審議会は1日夜、2回目の会合を開いた。救命救急センターについては「存続を前提に県などと協議していく」方向を確認した。
救命救急センターの今後についての項目では、前回までは「センターの役割の維持は困難な状況」とした文言が含まれていた。
しかし、今回の素案ではその文言を削除。存続を前提に「早急に県の責任で検討するべき」としている。
これは、前回の会議で委員から「救命センター返上を前提に改革プランは議論できない」「組合長の杉本市長が死守すると言っていたが簡単に手放す計画だ」などの意見を反映させたもので、伊南行政組合では「センター維持に前向きな内容になった」としている。
県との連携についてこの日の会議では「これまでの経過の中で県に対する信頼関係が崩れている。信頼関係の回復がない以上、上伊那の医療を県にゆだねるのは危険だ」とする意見も出た。
また、辰野、伊那中央、昭和伊南の経営統合に関する質問に対し、杉本市長は「統合すると中核病院以外は、診療所化してしまう。今すぐ経営統合は考えていない」と答え、公立3病院の経営統合に関して否定的な姿勢を示した。
次回の審議会は11日に開かれる予定で、経営改革プランが固まる見込み。 -
高遠町でふるさと講座「保科正之と信州高遠、幸松を育てた女性達と保科家」
伊那市高遠町で1日、保科正之に関する講演会があり、独学で地域の歴史を研究している矢沢章一さん(80)=東高遠=が、「保科正之と信州高遠、幸松を育てた女性達と保科家」を演題に、保科正之を育てた女性たちの素性・生い立ちをひも解いた。
矢沢さんは、2代将軍・徳川秀忠の側室、お静との間に生まれた幸松(後の保科正之)は、正妻お江与の嫉妬を避けるため、隠されて育てられたことを説明。
「武田信玄の次女見性院は、7歳まで幸松を育て、いずれは幸松に武田の跡を継がせたいと考えていました」と語った。
矢沢さんは「保科正之の大出世を見る前に高遠でなくなった母お静は、さぞ無念だったろう」と講演を締めくくった。 -
箕輪町まちづくり同友会がチャリティーオークションを開催
箕輪町の住民有志でつくる「箕輪まちづくり同友会」は1日、会の発足20周年を記念したチャリティーオークションを伊那プリンスホテルで開いた。会場には、電気自動車や自転車などの大物から日用雑貨品、おもちゃなど、会員が知人らに協力を求めて集めた150点が並び、多くの人で賑わいを見せた。
オークションは、訪れた人たちに購入希望額を提示してもらい、最高額で希望した人が落札する入札方式で行われ、夕方からは、買い手が希望価格を言い合う競りも行われた。
最低価格が示された後に購入を希望する人が100円単位で価格を上乗せし、ラジコンや簡易冷蔵庫などが次々と落札されていった。
収益金は町社会福祉協議会に寄付される予定。 -
保育園で節分豆まき
節分を前に2日、伊那市の西箕輪南部保育園では、信州大学の学生が鬼になり、豆まきが行われた。
同園では、園児らに心と体の健康を節分の行事を通して知ってもらおうと、毎年豆まきを行っている。
園児らはで鬼と豆を投げる役を交代し合いながら「鬼はそと・福うち」と言い、いった大豆や新聞紙を丸めた豆を鬼にぶつけていた。
途中、信大生がふんした大きな赤鬼と青鬼が登場。
突然の登場に、最初はびっくりした園児もいたが、しばらくするとみんなで鬼に向け豆を投げていた。
中には、鬼が怖くて保育士に寄り添い、ずっと泣いている園児もいた。
西箕輪南部保育園と信州大学農学部の学生との交流は、保育園側の呼びかけに応じて本年度から行われており、年間のさまざまな行事を通じて、交流を深めている。
塚本晶子園長は「男性が来ると、体を使い遊んでくれるので、子供達も喜んでいる。来年は畑やプール等、交流する機会を作りたい」と話していた。 -
定額給付金の支給対応に向け、準備進む
定額給付金の支給に対応するため2日、上伊那8市町村の担当者会議が伊那市の上伊那情報センターであった。
会議は、給付金の関連法案が来月中旬に国会で成立する見通しが立ったことを受け、統一した準備を進めようと開かれた。
上伊那8市町村では、支給データの基礎となる住民登録や外国人登録などを共同電算処理しており、定額給付金支給に向け、統一したデータ処理や事務処理を行う。
この日の会議では▽23日までに給付対象者へ送付する申請書類を作成し、各市町村の担当部署へ届ける▽定額給付金の支給日に定期的な締切を設ける▽自治体が任意で毎月10日・20日・月末の中から設定する竏窒アとなどが決まった。 -
福祉有償運送開業
障害者の交通手段となる福祉有償運送事業の開業式が2日、伊那市の福祉まちづくりセンターで行われた。
事業を行うNPO法人伊那市身体障害者福祉協会の会員など40人が参加して開業式を行い、運転手に委嘱書を手渡した。
福祉有償運送事業は、伊那市社会福祉協議会が昨年度まで行っていたが、デイサービスの送迎が優先されるため運行時間が限定され、利用者の要望に十分応えきれないことから廃止となった。
この廃止を受け、協会では障害者の交通手段を確保しようと去年NPO法人を立ち上げ、2日から事業を開始した。
車両は会員の乗用車4台が使用され、運転は専門の講習を受けた6人が担当する。
利用するには、協会の会員になることが必要で、年会費が2千円、利用料金は5キロまでが500円、5キロ以上は2キロごとに100円が加算される。
伊那市身体障害者福祉協会の竹松猛会長は、「会員一人一人が責任と自覚を持ち、お互い助け合いながら障害者の社会参加の一助としたい」と話していた。
NPO法人が福祉有償運送事業を行うのは市内ではこれが3例目で、伊那市では来年度以降、利用頻度に応じて一定額を補助する予定。