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ブラジル移民百周年展
日系人の歩み伝えるブラジル移民百周年記念「日系人の歩み展」が13日から、伊那市のいなっせ2階の展示ギャラリーで始まった。14日午後1時まで。
展示は、日本人が南米の国ブラジルに移住してから百周年を迎える今年、伊那でも何かできることはないかと、在日ブラジル人交流協会などが開いた。
会場には会員が持ち寄った写真や、日系ブラジル人の子ども達が描いた絵など、およそ100点が並んでいる。
会場の中央には、日系ブラジル人で、日本への留学を機に伊那に移住した小池美樹ルシアさんの家族が過ごしてきた歴史が、写真で紹介されている。
小池さんは、「伊那にも多くのブラジル人がいるが、交流は少ない。こういった展示会をきっかけに、少しでも距離を縮められたらうれしい」と話していた。 -
南箕輪長寿者訪問
大泉の毛利不二雄さん アコーディオンの腕前披露15日の敬老の日にあわせ12日、南箕輪村で村長らによる長寿者訪問が行なわれた。
唐木一直村長をはじめとする村の理事者が、88歳以上の長寿者を訪問した。
対象となるのは211人で、そのうちの191軒をまわり、長寿を祝った。
このうち、14日に満100歳の誕生日を迎える大泉の毛利不二雄さん宅では、県からの感謝状も贈呈。唐木村長は、「いつまでもお元気で」と声をかけていた。
毛利さんは、趣味で毎日弾いているというアコーディオンの腕前を披露。力強い音色を響かせていた。
9月1日現在の村の65歳以上の高齢者人口は、2,738人で、高齢化率は、18.81パーセントと県下市町村で最も低くなっている。 -
西箕輪地区戦没者追悼式
伊那市西箕輪地区の戦没者追悼式が12日、仲仙寺で行なわれ、参加者らは、平和への誓いを新たにしていた。
本堂脇の招魂碑前で行なわれた式展には、遺族9人を含む40人ほどが参加した。
西箕輪社会福祉協議会の倉田隆会長は、「平和を維持することこそが戦争犠牲者の霊の慰めとなる」と式辞を述べた。
また伊那市遺族会の矢島荘司会長は、「絶対戦争を起こさないことを誓う」、伊藤幸明西箕輪地区区長会長は「戦争の悲惨さを後世に伝えていかなくてはならない」と追悼の辞を述べていた。
この戦没者追悼式は、日清戦争から太平洋戦争までの戦死者を追悼するもの。
市内全域では、およそ1800人、西箕輪地区では、150人が戦争で命を落としているという。
遺族を代表して、唐澤健一さんが「子どもたちに勉強してもらい、戦争の悲惨さを残していきたい」と謝辞をのべていた。 -
上伊那花卉品評会
飯島町の那須野明さんが長野県知事賞地元生産者が栽培技術を競う上伊那花卉品評会が12日、伊那市役所で開かれた。
この品評会は栽培技術の向上と花の消費拡大などを目的として毎年開かれている。
今年も上伊那各地の生産者からカーネーションやトルコギキョウ、アルスロトメリアなど257点が集まり、審査会の後、一般公開された。
夏の暑さや日照不足などの影響で今年は全体的に花にボリュームが少なく、出品も少なかったというが、審査では、スタイルの良さなどが高く評価された飯島町の那須野明さんが育てたカーネーションが最優秀賞の長野県知事賞に選ばれた。
展示された花は一般公開の後、販売され、来場者はお気に入りの花を買い求めていた。 -
高遠高校生 老人ホームにメッセージ届ける
高遠高校福祉コースの生徒が12日、敬老の日を前に、日頃お世話になっている、伊那市高遠町の特別養護老人ホーム「さくらの里」にメッセージを届けた。
代表の黒田愛里さんと下島瞳さんが、1年生の福祉コース21人分のメッセージを届けた。
1年生は6月にお年寄りと交流していて、メッセージにはその思い出や健康について書かれていた。
お年寄りは、「うれしいね。涙が出る」と話していた。
1年生は今後、施設の運動会に参加したり、卒業まで何度か実習に訪れるという。 -
鳩吹き公園に捨て犬
伊那市横山の鳩吹き公園で12日、捨て犬が発見された。
12日午前7時ころ、鳩吹き公園を散歩していた人から、公園を管理する伊那市振興公社の管理人に捨て犬がいると電話で連絡があった。
振興公社によると、犬はミニチュアダックスフントとみられ、鳩吹き公園内のベンチの足にビニールひもで縛られ、ドッグフードと水が置いてあったという。
管理人は、11日夜から12日朝までの間に捨てられたのではないかと話している。
鳩吹き公園での捨て犬は初めてということで、振興公社では伊那保健所に届け出た。
振興公社の職員は「最後まで面倒みてほしい。保健所に引き取りに行ってもらいたい」と呼びかけていた。 -
お役立ち文具フェア
OA機器や事務用品などを販売する伊那市西春近の株式会社小椋は、全国の有名文具メーカーを一堂に集めた文具フェアを13日まで、かんてんぱぱのくぬぎの杜カルチャーハウスで開いている。
お役立ち文具フェアのタイトルで開かれているこの催しは、小椋が、実際に見て触れて楽しんでもらおうと初めて開いたもので、県内でも珍しい企画。
会場には、一般や企業の事務担当者などが訪れ、興味深そうにそれぞれのブースで説明を受けていた。
会場には、筆記用具、ファイルやノート、手帳、ノベルティーグッズなど、色とりどり、バラエティー豊かな品々が所せましと並べられている。
事務用品も時代とともに様々なニーズが生まれている。
防災にまで踏み込んで事務用品を提案しているメーカーもあり、文具も今や、「ユニバーサルデザイン」「エコ」といった視点が必要とされているようだ。 -
上伊那地域観光戦略会議分科会
上伊那地域観光戦略会議の分科会が12日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれた。
この日開かれた食と健康の産業観光プロジェクト分科会は、観光振興を図ろうと県が呼びかけたもので、各市町村の商工観光関係者およそ10人が集まった。
この分科会は食品製造企業などが行っている工場見学や敷地解放などが、上伊那地域の観光の一端を担っていることから、取り組みをさらに拡大していこうと設けられた。
参加者からは「商工観光は企業のイメージアップが目的。小規模な事業所が会社をただ公開しても、マイナスにつながることがある」といった声や「伊那谷というものがインパクトに残るようなアイテムを作らなければ観光客の興味は惹けない」などの意見が出されていた。
また、観光全般では、公共交通機関の整備が整っていないことや、宿泊を目的とする観光が少ないことなどが課題として挙げられていた。
今後は、上伊那地区の観光事業者、商工団体、一般企業などが連絡を取りながらプロジェクトを進めていけるよう、情報連絡網の整備などを進めていくという。 -
天竜川でごみ拾い
長野県南部防災対策協議会に加入している建設会社の社員らは12日、天竜川河川敷のごみ拾いをした。
ごみ拾いをしたのは、国土交通省天竜川上流河川事務所管内の天竜川で、飯田、駒ヶ根、伊那の3つの地区に分かれて作業をした。
この取り組みは、ラブリバー天竜の日として、毎年行なわれていて、今回で18回目になる。
南部防災対策協議会副会長で、池田建設の池田幸平社長は「こうした取り組みを通して、一般の人たちに河川環境の重要性をアピールしていきたい」と話していた。
伊那地区で参加したのは、18社、30人で3つの班に分かれてごみを拾った。
半日のごみ拾いの結果、伊那地区では、燃やせないごみ42袋、燃やせるごみ14袋、タイヤ4本、はしご1脚、ブラウン管が1つだった。
協議会では、「年々減少傾向にあるとはいうものの、まだまだごみのポイ捨てはなくなっていない」として、今後も地道な取り組みでマナーの向上を訴えたいと話している。 -
県赤十字救急法競技大会
南箕輪村チームが優勝・準優勝今月7日に須坂市で行われた、県赤十字救急法競技大会で、南箕輪村のチームが初出場で、優勝・準優勝に輝いた。
優勝したチームの3人と、準優勝チームのリーダーが10日、唐木一直村長のもとを訪れた。
この競技は、救急法を競うもので、出された課題について、その場で対処する。
この2チームは、救急員の資格を持たない人を対象にした部門に出場し、「腕にケガのある人の止血」と、「心肺蘇生」の課題にあたった。
メンバーは、夜遅くまで屯所などで繰り返し練習したという。
優勝チームの伊藤篤史さんは、「優勝は狙っていなかった。練習の成果が発揮できました」、準優勝の有賀寛さんは、「普段はポンプなどを管理する仕事をしている。素人ですが、指導を受けてここまでこれました」と感想を話していた。
唐木村長は、「みなさんのおかげで村が守られている。村民のためにこれからもよろしくお願いします」と話した。 -
「伊那市西箕輪景観育成特定地区」
表示板を授与県内で初めて景観育成特定地区に指定された伊那市西箕輪地区で11日、村井仁県知事から「伊那市西箕輪景観育成特定地区」を示す表示板の授与があった。
この日あった知事の上伊那北部地域視察の中で行われたもので、西箕輪ふるさと景観住民協定者会の小池知志会長に、知事が表示板を手渡した。
知事は、「住民の心をまとめられ、ご協力に感謝する。美しい景観を子々孫々まで受け継いでいってほしい。県内にはすばらしい景観が各所にある。ほかの地域でものこの動きに追随してもらえるとうれしい」と話した。
授与された表示板は縦25センチ、横35センチのステンレス製で、市役所西箕輪支所の庭に設置する予定という。 -
実業高校と測量設計業協会が意見交換会
長野県測量設計業協会と実業高校の教諭との意見交換会が11日、伊那市のいなっせで開かれた。
上伊那農業高校など中南信の実業高校4校から8人、県測量設計業協会の中南信の各支部の会員10人が参加して意見交換した。
測量設計業は現在、公共事業の削減などによる業界の二極化、淘汰が進んでいるのに加え、業界の高齢化も進み、このままでは技術の継承が難しい状況だという。
協会では優秀な人材の確保が急務だとして、今年から初めて高校教諭と意見交換を行っていて、今回は、8月に続いて2回目になる。
測量業者からは、「技術があっても資格がものをいう世界。資格を持った人材を雇いたいという気持ちはある」といった意見や、「情熱をもって仕事に直面してくれる人材が欲しい。すぐにやめてしまう大学生よりも一所懸命がんばる高校生を雇いたい」などの意見が出されていた。
高校教諭からは、「昔は、橋や道路などを作れる夢のある業界だとして進路に進めたが、現在は、ボタン一つでパソコンが設計してくれる時代でもある。夢がある業界とはすすめられない」「情熱を持っていても家庭の事情で進学できない子どもを雇って、学校に通わせるなどの支援を行って欲しい」といった意見が出されていた。
測量設計業協会では今後、北信や東信でも、この意見交換会を開いていきたいとしている。 -
村井知事が上伊那北部を視察
上伊那北部地域の取り組みや県事業の状況を見ようと村井仁知事が11日、視察に訪れた。上伊那森林組合のバイオマスエネルギー工場や西天竜幹線水路など伊那市から辰野町までの8カ所を視察した。
伊那市西箕輪のはびろ農業公園みはらしファームのみはらしいちご園では、木質ペレット燃料のボイラーを使ったハウス暖房の試験的な取り組みについて、みはらしいちご園の有賀正喜前組合長が案内した。
みはらしいちご園では、トマト栽培をしているハウスで、ペレット燃料のボイラーを使ったハウス暖房の試験をしている。
有賀前組合長によると、ペレット燃料ボイラーの試験では、120日間の暖房期間で使用料は54万円で重油と比べ安くなっているという。
ただ、ペレット暖房機の単価が高く、納入しきれない実情があり、「先進的な取り組みを少しでも支援してほしい」と知事に話していた。
伊那市西箕輪の伊那インター工業団地内にあるサン工業の視察では、川上健夫社長が工場内などを案内した。
サン工業は、主に自動車やコンピューター、事務機器部品などのメッキ処理などをしている。
知事は、メッキの種類や会社の沿革、社員教育などについて説明を受け、工場3施設などを視察した。
西箕輪地域での視察を終えた知事は、「美しい眺望が楽しめる自然と最先端の技術、環境にやさしい農業の取り組みなど素晴らしい産業が融合している」と話していた。 -
伊那スキーリゾート撤退
伊那市が存続を模索伊那市の小坂樫男市長は11日、経営企業が事業撤退の方針を示したことから存続の危機にある伊那市西春近の伊那スキーリゾートに関して、市としては存続に向け、さまざまな方法を模索していることを明らかにした。伊那市議会9月定例会の一般質問の答弁で示した。
スキー場を経営する駒ヶ根市のヤマウラは去年の12月、地元住民や市に事業撤退を検討していることを示し、現在までに地元地権者との協議を重ねている。
小坂市長はこの協議に市も立会人として参加していることを示し、「今後もできれば存続してほしいとのお願いをしているが、民間企業なので赤字をしょってまでやる必要はないと考えている」と自身の考えを示した。
一方で伊那市としては存続させるために話し合いを進めていきたいとする立場を明らかにし、「現在の企業に存続して経営してもらうか事業譲渡できるほかの企業がいないかを模索していきたい」と話した。
また酒井茂副市長は、「どのような形であれ、地元のみなさんに不利益になることがあってはならない。今後も3者が真摯な態度で話し合いを進めていくべきだと考えている」と話した。 -
箕輪町消防団
小型動力ポンプ付積載車入魂式箕輪町消防団第1分団に導入する小型動力ポンプ付積載車の入魂式が11日、箕輪消防署で行われた。
今回の新車両の導入は、これまで配備していた積載車が17年を経過し老朽化したため、更新した。
新しい積載車は、自動吸水機能の付いた最新式の小型ポンプを積載していて、購入金額はおよそ490万円。
入魂式には、箕輪町の理事者、町議会、町消防委員会、町消防団第1分団など関係者が参加し、神事を行った。
平沢豊満箕輪町長は、「団員の皆さんは地域の守りを十二分に徹底してほしい」とあいさつした。
入魂式に続いて、第1分団の団員が新しい小型ポンプで実際に放水をして使い初めをした。
箕輪町消防団に配備している小型ポンプ付積載車は、第2、第6分団の各1台、合計2台を今後2年かけて更新すると、すべての車両が新しくなるという。 -
JA上伊那年金友の会がゲートボール大会
JA上伊那年金友の会のゲートボール大会が11日、南箕輪村の大芝総合グラウンドで開かれた。辰野町から中川村までの28チーム、およそ170人が参加して、ゲートボールを楽しんだ。
これは、大会を通じて会員同士の親睦を深めてもらうと共に、身体を動かして健康を維持してもらおうと、毎年開いている。
今回の大会では、出場者の最高年齢が93歳。参加した会員たちは年齢を感じさせない元気なプレーを見せていた。
会長の高橋重太郎さんは、「ゲートボールは幅広い年齢層が楽しめるスポーツ。身体を動かして長生きできるようにこれからも続けていきたい」と話していた。
大会結果は次の通り。
▽優勝=しんでん(飯島町)▽準優勝=ながみやま(駒ケ根市)▽3位=笠原(伊那市美篶) -
伊那谷住宅建築展
こだわりの居住空間伊那市在住の建築家7人による居住空間へのこだわりを伝える伊那谷住宅建築展が11日、伊那市立伊那図書館で始まった。
この展示は、空間づくりやものづくりの楽しさを多くの人に知ってもらおうと、今回初めて開いた。
会場には7人の建築家が作ったこだわりの住宅の写真や、設計技法のサンプルが展示されている。
土壁や陶器の洗面台など、日本独特の文化を取り入れながら、居住空間を楽しんでもらえる工夫が提案されている。
また、今回の展示では空間づくりの魅力を知ってもらうために、じゅうたんの会場に畳が敷き詰められ、畳独特の香りや手触りを感じられるようになっている。
建築家の一人、丸山幸弘さんは、「においや手触りなど、見るだけではわからない部分を感じ取ってほしい」と話していた。
伊那谷住宅建築展は21日まで開いている。 -
伊那市西春近で死亡事故
11日午前10時55分ころ、伊那市西春近の下島駅近くで、女性が車の下敷きになる事故があった。女性は伊那市内の病院に運ばれが、午後4時半に死亡が確認された。
伊那警察署の発表によると、亡くなったのは宮田村の無職、中島君子さん(56)。中島さんが坂道に車を止め外に出たところ、車が動き出したため、自分で止めようとして下敷きになった。中島さんは伊那市内の病院に運ばれたが、胸などを強く打ち亡くなった。
現在、事故の詳しい原因について伊那署が調べを進めている。 -
ネット上にひぼう中傷
伊那市議会一般質問で調査報告伊那市の中学校で、インターネット上の書き込みサイトに中学生に対するひぼう中傷が書き込まれた事例が3件あったことが10日、分かった。伊那市議会9月定例会の一般質問の中で、北原明教育長が明らかにした。
ネット上の問題についての議員の質問に答えたもので、市議会に、ひぼう中傷の書き込み件数の報告があったのは今回が初めて。
北原教育長の説明によると、伊那市教育委員会が8月、市内の小中学校を対象に実施したインターネットなどについての調査で、中学生の個人に対するひぼう中傷が、学校の公式サイトとは別の裏サイトに書き込まれた事例が今年度3件あり、そのうち1件が不登校につながった報告があったという。
この調査では、出会い系サイトの利用も報告されている。
学校裏サイトは、市内4中学校で教職員が内容を確認している報告があったが、今後の対応について北原教育長は、「ひぼう中傷の確認は、地域に呼びかけ、ボランティアの利用も考えたい」と話した。 -
鹿嶺高原で魅力再発見ツアー
魅力再発見ツアーが10日、伊那市長谷の鹿嶺高原であり、参加者はスケッチを通じて地元の自然に親しんだ。
このツアーは地域の良さを地元住民に改めて知ってもらおうと市観光協会が昨年から実施している。
到着した参加者は、高原を散策した後、高台から望む山並みのスケッチに挑戦した。
今回ボランティアガイドとして参加者の指導にあたったのは、絵画サークルの講師などをしている奥村憲さん。
これまで奥村さんは一般参加者の一人だったが、参加者にスケッチを通じて地元の素晴らしさを知ってもらいたいーと今回初めてボランティアガイドを引き受けた。
市観光協会では今後、ボランティアガイドの育成をさらに進めていきたい竏窒ニ考えており、ツアー参加者の中からも協力者を求めていきたいとしている。 -
電話応対コンクール
上位4人が信越大会へ企業で電話応対にあたっている人がその技能を競うコンクールが10日、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれた。
電話応対コンクールは、そのマナーや技能の向上を図ろうと、日本電信電話ユーザ協会が開いている。
伊那、駒ヶ根地区から10社33人が参加し1人3分の持ち時間で、商品についてや、店までの道順などを説明していた。
大会の結果、上位4位に入賞した、トヨタUグループの秋田克則さん、伊那食品工業の篠原美樹さん、同じく伊那食品工業の辰野郁子さん、ルビコンの羽柴広恵さんが、10月に新潟県で行われる信越大会に出場する。 -
はらぺこ保育園で命のお話
命について学ぼうと伊那市富県の自由保育所はらぺこの園児たちが10日、出産の話を聞いた。
これは子どもたちに命の存在を身近に感じてもらいたいとの願いから企画したもので、今回で2回目になる。
園児たちに話をしたのは、この8月に自宅出産した細田章子さんと、助産師の鹿野恵美さん。
細田さんは助産師や夫に見守られる中、自宅出産に臨んだこと、生まれる時、なかなか赤ちゃんが出てこなくて大変だったことなどを説明し、「生まれたばかりの赤ちゃんにはへその緒がいっぱいついていたよ」「赤ちゃんって本当におぎゃーって泣くんだよ」と、子どもたちに語った。
また、鹿野さんは一人ひとりの名前にさまざまな願いが込められていることを話し、「みんなの名前にもお父さんやお母さんのいろんな思いが込められていると思うので、自分の名前がどうしてついたのか聞いてみてほしい」と語りかけていた。 -
ケガ回復のオオタカ放鳥
箕輪中部小児童見守る箕輪町の箕輪中部小学校で10日、ケガから回復したオオタカが自然に帰された。
県野生鳥獣救護ボランティアで、オオタカの治療にあたっていた、小口泰人さんが箕輪中部小学校を訪れ、子どもたちにその生態などについて説明した。
オオタカは先月20日に箕輪中部小の校庭で飛べずにいるところを発見された。
その後、学校から連絡を受けた県が小口さんに依頼し、治療を行ってきた。
小口さんによると、校舎にぶつかったことにより、脱臼したものとみられ、テーピングをおこない回復したことから今日、自然に帰されることになった。
オオタカは環境省から絶滅するおそれのある鳥に指定されていて、捕獲も禁止されている。
子どもたちは、オオタカが自然に帰されると手をたたきながら歓声をあげ、ケガからの回復を喜んでいた。 -
5歳児「いなっせ」転落事故
事故再発防止策示す伊那市は10日開かれた伊那市議会全員協議会で、6日にいなっせでおきた5歳の男児の転落事故を受け再発防止策を報告した。
この事故は伊那市日影の小林新拓君(5つ)が、いなっせ401会議室から転落したもので、高さはおよそ13メートルだった。
新拓君は、救急車で伊那中央病院に搬送されたが、意識不明の状態が続いている。
伊那市では、事故のあった当日に、全ての会議室に、子ども連れの利用者への注意文書を掲示している。
また窓の取っ手を固定したほか、警備員や職員による巡回頻度を増やすなどの対策をとっている。
当面の対応として、早急に事故と同じタイプの窓にストッパーを設置するほか、開閉幅の改修を実施することにしている。
ほかに子供連れの利用者への対応マニュアルをつくり、再発防止につとめていく。
保護者の話にもとづいた伊那市の報告によると、新拓君は、あごを複雑骨折していて、9日手術をしたという。また脳挫傷はあるものの奇跡的に軽く、脳へのダメージは少ないほか、左顔面から転落したため腕や足の骨折もなく内臓の損傷もないという。 -
高遠高校生がカヌー実習
高遠高校の生徒が9日、伊那市の高遠湖で、カヌーの実習をした。
3年生でスポーツを選択している生徒14人がカヌーを体験した。
この体験授業は、学校の近くにカヌーができる湖があることから、それを生かそうと毎年行っている。
生徒は学校のプールを使い、カヌーの乗り方や倒れた時の対処法などを学んできた。
この日はそのまとめとして、高遠湖で実習した。
様子を見ていた高遠高校の教諭は、「緊張しているのか、みんないつもよりおとなしい」と話していた。
少し慣れたところで、2キロほど三峰川を上った。どの生徒も転覆することなく順調に、20分ほどで目的地に到着した。 -
どうぞのいす 「シュタイナーの子育て」講座開催
子どもの落書きを通して、身体や心がどのように発達しているのかを理解する子育て講座が7日、伊那市立伊那図書館で開かれた。
この講座は、地域福祉事業所「どうぞのいす」が計画した。
講師は、安曇野市の野外保育所の保育士、神澤真江さんが務めた。
神澤さんは、オーストリアの哲学者、シュタイナーが提唱している能力開発や早期教育を行なわない子育て法を実践している。
神澤さんによると、子どもが気ままに描いた落書きには、世界共通のモチーフが現れるということで、単なる落書きと見るのではなく、心や身体の成長を理解するヒントになるという。
▽人の体から線が出て、先端に丸が描かれる様になると、人と交流したい気持ちが出てきた事を表す▽三角のモチーフは、歯の生え変わりの合図▽川に橋が渡って行き来できるようになると小学校にあがる準備が出来た竏窒ネどの意味があると話していた。
神澤さんは、「モチーフが現れる時期には目安があるが、自分の子どもの遅れを判断する目安とするものではない。心や身体の中で起きている変化を子ども達が表現していると理解して欲しい」と話していた。
会場には、母親や保育士など40人ほどが参加し、メモをとるなどして熱心に話を聞いていた。 -
「はたらくじどうしゃ博物館」オープン
ショベルカーやブルドーザーなどのおもちゃを展示した、「はたらくじどうしゃ博物館」が9日、伊那市荒井区にオープンした。
この博物館を作ったのは、市内で建設業を営む土田健一郎さん。土田さんの知人やおもちゃのコレクター仲間など30人が訪れ、博物館の開館を祝った。
博物館には、土田さんが物心ついた頃からコレクションしてきた、ショベルカーやブルドーザーなどの建設機械のミニカーやカタログなど約1万点が展示されている。
土田さんが重機に興味を持ち始めたのは30年以上前で、祖父に背負われ、中央道の建設現場をよく見に行った事がきっかけと当時を振り返っている。
コレクションは、小さい頃に買った物や、コマツや三菱重工など重機メーカーからプレゼントされた物などを保管し集めてきたという。
博物館の外には、50年前に製造されたショベルカーやブルドーザーも展示されていて、運転席に乗る事ができるという。
博物館の入場料は、一般が500円、中学生以下が無料で、予約が必要。問い合わせは電話78竏・141又は携帯090竏・740竏・857、受け付け時間は午後1時から午後9時。 -
高遠小児童が高遠ばやし練習に励む
伊那市立高遠小学校の児童は、今月23日に行われる燈籠祭りに向け、高遠ばやしの練習に励んでいる。
高遠小学校には高遠おはやしクラブがあり3年生から6年生まで合わせて31人が放課後、練習を行っている。
練習では毎回、高遠ばやし保存会のメンバー達が指導にあたっている。
高遠ばやしは、江戸時代から伝わる祭囃子で、高遠町の鉾持神社の例祭にお神輿のお供をして街中を行進するはやし。
メンバー達は、リズムの取り方や、三味線の引き方などを指導。子どもたちはパートごとに練習したり全体で合わせたりと、本番に向け息の合った音色を響かせていた。
燈籠祭りは、今月23日に伊那市の高遠町で行われる。子供達は午後から町内を練り歩く。 -
ゴミ処理施設説明会
伊那市の地域協議会の会長を対象にした新しいゴミ中間処理施設の説明会が8日夜、市役所で開かれた。伊那・美篶・西箕輪・西春近・高遠の地域協議会の会長5人が参加し、新しいゴミ中間処理施設の建設や施設の概要について説明を受けた。
この中で小坂樫男伊那市長は、「関係区・隣接区など、第1回目の説明会は一通り終わった。意見で一番多く心配されるのが健康被害。これから先進地の視察などをしてもらい安全性について理解を深めてもらいたい」と話した。
また、一刻も早く環境アセスメント調査を行っていきたい考えを示した。
説明会はスムーズに進行し、施設建設について反対する意見などはなかった。
伊那市と上伊那広域連合では今後、希望のあった区などを対象に説明会などの実施を計画している。 -
伊那まつり写真コンテスト審査
推薦は久保田昌宏さん伊那まつりの風景を写した写真コンテストの審査会が9日、伊那市役所で開かれた。最高賞の推薦には伊那市西箕輪の久保田昌宏さんが選ばれた。
今年は、26人から101点の応募があり、実行委員会や伊那市カメラ商組合員など8人が審査をした。
最高賞の推薦に選ばれたのは伊那市西箕輪の久保田昌宏さんの「大群集」。特選には伊那市日影の蜷川靖子さんの「まつりに華」が選ばれた。
この他にも準特選が3点、入選に20点が選ばれた。
入賞・入選作品は今月下旬から伊那市役所の一階ホールに展示する予定。