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【記者室】ケータイで投票率アップ?
駒ケ根市長選の投票日がいよいよ明日に迫った。市民の関心の高まりはどれほどか取材しようと街頭で十数人に話を聞いたのだが、その中で気になったのは「関心? マジないっすよ」「投票なんかぜってえ(絶対)行かね」などのコメント▼いずれも20歳代の男性だが理由は「別にい縲怐v「興味ねえって」。言うまでもなく、投票率は高いほど真の民意に近い結果となる。1票差の選挙も実際にあるのだから「行っても結果なんて変わんねーし」とは言い切れないのだが…▼この際、ケータイを使った電子投票でも導入すれば面白いかもしれない。20歳代ならまず全員が持っているし、気軽さも手伝って投票率が劇的に上がる竏窒ゥな? 当選した市長に検討してもらおう。(白鳥文男)
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信濃グランセローズに南箕輪村出身の松沢俊充選手が入団
後援会発足へ準備南箕輪村田畑出身の松本大学4年生・松沢俊充さんが、プロ野球独立リーグ、北信越BCリーグの信濃グランセローズに入団することが決まった。村からプロ野球選手誕生の喜ばしいニュースに、有志が「松沢俊充選手後援会準備会」を立ち上げ、後援会発足の準備を進めている。
松沢選手は、小学生から野球を始め、小学生時代は南小ドラゴンズ、中学生時代は伊那ファイターズ、上伊那農業高校野球部に所属。松本大学では硬式野球部に所属し、4年生の昨季はキャプテンを務め活躍した。右投げ、右打ち、内野手。
信濃グランセローズは今年も3月20日から4月3日まで大芝高原で春季キャンプをするが、後援会準備会の有志は「球団に新風を吹き込んでくれるに違いない」と期待を寄せる。
後援会は、松沢選手を後援することで南箕輪村の活性化とスポーツの振興を図り、あわせて会員相互の親ぼくを深めることを目的とする。趣旨に賛同する会員を募っている。会費は年額千円。
後援会設立総会は2月23日午後6時から大芝荘で開く。併せて松沢選手激励会、懇親会をする。会費5千円(当日集金)。
問い合わせは後援会準備会代表の加藤忠秋さん(事務局・原浩さんTEL78・6121)へ。 -
日本語ボランティア養成講座
外国人に日本語を教えるボランティアを養成する講座(全5回)が16日夜、駒ケ根市の駒ケ根駅前ビル・アルパで開講した。地域に住む外国人の支援と交流を目的に06年に設立された民間ボランティア団体「地球人ネットワークinこまがね」(清水敏晴代表)と駒ケ根市社会福祉協議会の共催で、昨年に続き2回目の開催。駒ケ根市や伊那市など上伊那各地区のほか、遠く諏訪市や塩尻市などから約20人が参加し、日本語を外国人に分かりやすく教える方法を学んだ。昨年は昼間の開催だったが、受講者の要望を受けて今年は夜の開催にした。
講師は同ネットワークの唐沢隆子さん。日本に滞在する留学生などの外国人向けの日本語講師を約10年間務めてきたと言う唐沢さんは「皆さんにとって日本語は母国語なので日常無意識に使っているが、言葉の分からない外国人に教えようとすると意外に難しいもの。分かりやすく教えるためには、日本語がどんな言葉なのか改めて意識する必要がある」と話した。参加者は真剣な表情で講義に聴き入っていた=写真。
講座は2月13日まで週1回ずつ開かれる。 -
上伊那岳風会初吟会
日本詩吟学院岳風会傘下の上伊那岳風会(堀内岳茂会長)は13日、新春を祝う初吟会を駒ケ根市の赤穂公民館で開いた。駒ケ根市、宮田村の27の教室から約100人が参加し、日ごろのけいこの成果を堂々と披露し合った。出演者は緊張した面持ちで代わる代わる舞台に登場し、それぞれ得意の漢詩や和歌などを独吟、合吟、連吟などで朗々と吟じたほか、吟に乗せて華やかな扇舞も披露された=写真。吟じ終わってつかの間の緊張から開放された出演者には会場からは温かい拍手が送られていた。
同会は伊那地区の初吟会を2月3日に伊那市のJA本所で開くことにしている。 -
環境美化推進連合組合長会
駒ケ根市は15日、08年第1回の環境美化推進連合組合長会を市役所で開いた。市内各区の新組合長16人が出席して市職員らと初顔合わせをし、中原正純市長から委嘱状を受けた=写真。出席者はそれぞれ自己紹介をした後、市の担当者から廃棄物の処理体制などについて詳しい説明を受けた。中原市長は「1年間、市民の先頭に立って環境美化、保全と行政とのパイプ役をお願いする。リーダーシップを発揮してほしい」と激励した。同組合長会の会長には中村文昭さん(東伊那)が選出された。
会議に先立ち、組合長らは市内の施設の視察を行ったほか、ごみ分別についての研修などを受けた。
環境美化推進連合組合長は次の皆さん。
◇赤穂▽南割=唐沢政幸▽中割=堀越昭洋▽北割二=倉田金幸▽北割一=小原晃一▽小町屋=池場保雄▽福岡=秋城正之▽市場割=小松俊三▽上赤須=中山由郎▽下平=宮沢幸一▽町一=山田賢二▽町二=吉沢茂一▽町三=北沢和人▽町四=松岡宅吉▽上穂町=野牧輝一▽中沢=小牧一雄▽東伊那=中村文昭 -
駒ヶ根市長選 明日投開票
任期満了に伴う駒ケ根市長選は20日、投票が行われる。立候補しているいずれも新人で無所属の、前市議会議長・北沢洋氏(56)=上赤須、元県教育次長・杉本幸治氏(58)=上穂町、元市議会議員・林高文氏(69)=中沢=の3候補は連日遊説に、街頭演説に、個人演説会にと精力的に市内を駆け巡り、「最後のお願い」に声をからしている。各陣営とも「厳しい選挙戦で、結果はまったく読めない」と危機感をあらわにし、戦局が最終盤を迎えても気を緩める気配はまったくみられない。遊説カーのスピーカーから流れる「どうか勝たせてください」の声に悲壮感さえにじんできている。
強力な組織を持つ北沢氏が圧倒的に有利竏窒ニささやかれる中で始まった1週間の選挙戦だが、地道な草の根的戦略が功を奏し、杉本氏が女性や若年層の支持を拡大しているとみられ、出馬表明が遅れたことで大きく水を開けられたかにみえた林氏も北沢、杉本両氏と一味違う政策を武器にじわじわと好感度を上げるなど、ともに先行する北沢氏を激しく追い上げているもよう。
投票率は、現新の一騎打ちで関心が高く、76・24%の高率だった4年前の前回選に比べて低くなると予想される。しかし52年ぶりとなる三つどもえの激しい戦いとなったこともあり、投票日が近づくにつれて市民の関心は急上昇。各陣営は投票率を70縲・5%と高めに設定し、それぞれ票の上積みに必死だ。
投票率が低いほど、組織票を持つ北沢氏が有利とみられるが、杉本陣営、林陣営とも十分承知している。少しでも率を上げようと、勝敗を左右すると考えられる浮動層へのアピールを強めていることから、情勢は最後の最後まで予断を許さない。
投票率を各派予想の平均の72縲・3%と仮定すると、投票総数は2万票となる。当落ラインは8500縲・千票か竏秩B
期日前投票は17日現在で1086票。前回同時期(856票)を大きく上回っていることからも、新市長誕生に寄せる市民の関心の高まりがうかがえる。
12日現在の選挙人名簿登録者数は2万7554人(男1万3381、女1万4173)。 -
中川中で百人一首大会、
中川村の中川中学校で17日、新年恒例の百人一首大会があった。
全校生徒は28班に分かれ、クラスマッチ方式で競った。
ルールはお手つきは1回休み、クラスの取り札を合計し、クラス平均で優勝、準優勝を決めた。
国語科教諭が読み手になって、上の句から読み上げると、取り札を囲んだ生徒たちは、札の上をすばやく視線を滑らし「ハイ!」と手を伸ばした。
目の前にありながら、遠くの人に取られてしまった生徒は、悔しそうな声を上げた。
お手つきにならないように、下の句まで聞いて、慎重に取るなど、それぞれのスタイルで百人一首を楽しみ、枚数が少なくなると、いよいよ競技は白熱。体は前のめりになり「バン!」と音を立てて、札を取り、勢い余って札も舞い上がった。 -
伊那市に日本画寄贈
伊那市の日本舞踊家でみどり会代表の花柳弥寿太郎(本名白鳥敏雄)さんが16日、伊那市役所を訪れ、日本画2枚を市に寄贈した。
日本画は花柳さんと50年来の付き合いのある箕輪町出身(現在兵庫県在住)の日本画家日野とき江さんが描いたもので、舞子を描いたものは縦176センチ横90センチ、櫛で髪をとかす女性を描いたものは縦85センチ横72センチと大きい。
小坂樫男市長は「よく相談して飾る場所を決めたい」と話していた。 -
07年伊那署管内で発生した交通事故
07年に伊那署管内で発生した交通事故の死者数は前年と比べて5人減の3人だったことが、同署のまとめで分かった。このほか、人身事故は前年比4件減の526件、けが人は同6人増の670人だった。
3人の尊い命を失った交通死亡事故3件は、いずれも伊那市内で発生。車を運転していた死者2人のうち1人はシートベルトを非着用だった。飲酒運転事故はなかった。
人身事故の発生場所で依然として上位となるのが交差点内の事故。件数は前年比33件増の313件だった。一方、例年、目立っている高齢者の関係する事故は同6件減の153件、飲酒運転事故は同3件減の7件だった。
市町村別の人身事故の発生状況は、伊那市322件(前年比2件減)、箕輪町104件(同22件減)、南箕輪村100件(同20件増)だった。
車が横転し、出火した交通死亡事故の現場(07年9月11日・伊那市西春近) -
伊那西スケート場 一般開放はじまる
伊那市横山の伊那西スケート場が17日、一般開放された。暖冬の影響で南側の一部のみの開放となったが、早朝から地元住民や近くの小学生ら約100人が利用。初滑りを待ち望んでいた人の表情も笑顔であふれた。営業は2月11日まで。
約10センチの厚さの氷が張った南側のリンクで、市内の小学生を対象とした「ちびっこスケート教室」などは実施していたが一般開放は見合わせていた。しかし、市民からの要望もあり、同部分のみを開放。前年度と比べ4日遅いシーズン入りとなった。
市教育委員会ではこの日、市民体育祭スケート競技を予定していた19日に開くことを決定。一周約200メートルの南側の特設リンクを使い、大会には約50人が出場する予定だ。
スケート場の開場は午前7時縲恣ッ10時、午後6時縲恣ッ9時の一日2回。今季は一部開放のため入場料は無料。問い合わせは、伊那西スケート場(TEL78・7597)へ。
一般開放された伊那西スケート場 -
小型消防ポンプ入魂式 伊那市消防団
伊那市消防防災課は17日、伊那消防署で市消防団で使用する小型消防ポンプ(可搬)4台などのための入魂式を開いた。ポンプが導入される高遠分団第4部、三義分団、藤沢分団第4部、消防団本部などの関係者ら約30人が出席し、安全を祈願した。
それぞれの分団で15縲・4年間使用していた小型消防ポンプの老朽化に伴い、市が本年度事業で新しいポンプと装備品のホース、吸水管など4セットを購入。4台のうち1台のポンプは消防団の予備として団本部に設置される。装備品などを含め購入費は約600万円。
入魂式で田畑安彦団長が「ポンプの機能を熟知し、有事の際にポンプの性能を発揮できるよう訓練を十二分にしてほしい」とあいさつ。導入される分団を代表し、藤沢分団の北原友二分団長は「住民のため、無事故、無災害に努力したい」と話した。
新しく導入した小型消防ポンプに献酒する消防関係者 -
高遠小4年生 2分の1成人式
伊那市の高遠小学校で17日、20歳の半分、10歳を祝う「2分の1成人式」があった。4年生54人が将来の夢を発表。茶話会もあり、保護者らに感謝の気持ちを込めた。
児童たちは1人ずつ正面に立ち「救急救命士になって事故に遭った人を助けたい」「二酸化炭素(CO2)を少なくして、動物がすみやすい地球にやさしい車を造りたい」「パティシエになって、かわいいお菓子を作って買いに来てくれた人に喜んでもらいたい」など将来の夢を語った。
白鳥彰政校長は「人生とは今日1日のことである。10年間のうちに夢が変わるかもしれないが、夢を持つことを忘れず、努力し続けることが大事」とエールを送った。
保護者のほか、伊東義人高遠町総合支所長らも同席した。
茶話会で、児童たちは家族に向けた手紙と一緒にアルストロメリアの花束をプレゼント。
会場には、乳幼児期の写真付きで児童たちの生い立ちが紹介された。
2分の1成人式は、お世話になった人に感謝し、夢や希望を膨らませようと01年から開いている。20歳のとき、卒業時に埋めるタイムカプセルを開封する。 -
箕輪町観光協会HP運用開始
箕輪町観光協会(会員175人、平沢豊満会長)のホームページが完成し16日、運用を開始した。「箕輪町のこだわりが見えて、箕輪町の人の顔が見えるホームページ」をコンセプトに、町の観光を中心とした魅力を紹介している。
これまで観光協会独自のホームページはなく、箕輪町のホームページ中の観光コーナーから情報を得る形になっていた。独自のホームページを作ることで観光PR、誘客および箕輪ブランドの確立につなげると同時に会員のPRをする目的で、06年にプロポーザルで請負業者に信州アルプスを選定し作成を進めてきた。請負金額は58万9050円。
従来のホームページに見られる「見る」「食べる」というような区分けではなく、季節や時間帯、モデルコース、箕輪を知る-などの区分けにし、「ホームページを訪れた人が箕輪町を擬似体験でき行ってみたくなる」ことを目指して構成したという。
現在はまだ骨組みの段階で、随時更新し、会員ページも取材と掲載を進め「こだわり」を伝えるページ作りをするなど内容の充実を図る。また、花や紅葉などリアルタイムの情報も提供していきたいという。
ホームページアドレスはhttp://www.minowa-town.jp/kankou/
問い合わせは観光協会事務局の町役場産業振興課商工観光係(TEL79・3111内線157)へ。 -
箕輪中部小3年4組が石けん作り
箕輪町立箕輪中部小学校の3年4組(34人、気賀沢千鶴子教諭)は17日、廃油石けん作りに挑戦した。
総合的な学習で「交流」をテーマに取り組んでいる3年4組は、昨年11月に町生涯学習フェスティバルまなびピア箕輪の「マナビィランド」でバザーをした。販売品を持ち寄った際に1人の児童が廃油石けんを持ってきたことがきっかけで、学校が取り組む「ものづくり学習」も兼ねて石けん作りをすることになった。
来年度のマナビィランドでの販売が目標で、今回が石けん作り1回目。廃油石けんを年1回作っているJA上伊那箕輪町地区生活部会の会員に教わった。
薬品を使うため児童はマスク、ゴム手袋を着用。米のとぎ汁に苛性ソーダを溶かし、給食室でもらった廃油を加え、木の棒で交代によくかき混ぜた。「キャラメルみたい」「卵にしょう油をかけた色」と話しながら、液体がとろりと重くなるまで休むことなく混ぜ続け、梨を箱詰めにするときに使う梨パックに液を流し込んだ。
数日、廊下で乾かした後、資料室に保管してしっかり固まるまで乾燥させる。1人3個ずつの石けんが出来上がる見込みで、「石けんで洗うと靴下が真っ白になるって」「うまく固まるかな」と楽しそうに話していた。
次回は、好きな型を作り、着色もするなどオリジナル石けんを作る計画という。 -
伊那市用地選定委員会、小グループで評価方法を具体化するための検討
上伊那広域連合の新ごみ中間処理施設の建設地を検討する伊那市の用地選定委員会が17日、伊那市役所であった。前回までに小委員会が検討してきた用地選定にかかる評価方法を、より具体化するために3グループに分かれて検討。次回24日に開く小委員会で3グループの検討結果を持ち寄り、より具体化した評価方法をまとめることになった。また同日、活断層や地盤の強弱などをどう評価すればいいか、専門家の意見を聞くための勉強会も開く。
候補地の適正を判断する評価基準の判断方法については、委員の一部を選出した小委員会が検討してきたが、前回全体会に示した評価方法には具体化されていない部分も多かったことから、全体会を3つに分けた小グループの中で各委員から意見を出してもらい、それを参考に再度小委員会が評価方法をまとめることになっていた。
今回3グループで検討したのは▽小委員会で点数評価を行わないとした項目の具体的な評価方法▽点数評価すると決定した項目の中で、定義が具体化されていない部分(住宅群の定義、距離など)の定義付け▽評価方法そのもの竏窒ネど。
第2グループでは、点数評価する項目の中で用地取得費、造成費など、建設コストに関する項目のみ、建設金額によって極端に点数差が出てしまう現在の評価の方法につき「コストだけこんなに開きが出るのは公平性に欠ける」といった意見が出て、ほかの項目と同じ方法で評価することなどを提案する声もあった。
また、現在「近隣住民の理解度」「景観」などといった項目については点数評価はしないが、何らかの形で評価するということになっているが、「点数評価しない項目はどうやって評価の中に織り込んでいくのか」などといった質問も出た。 -
輝く!経営者~新たな挑戦~ 共進住建 松沢一弘社長(63)
有限会社 共進住建
◆箕輪町中箕輪7892-1
◆創立1976(昭和51)年
◆資本金300万円
◆従業員3人
◆TEL0265・79・8774、FAX0265・79・8875
◆シックハウス無料相談室0120・79・8774
◆URL http://www.kyousin-j.com/
[抗酸化工法普及へ]
シックハウス対策の一つとして「いきいき健康・環境回復住宅・抗酸化工法」を取り入れた抗酸化工法代理店で、シックハウス対策室を設けている共進住建。松沢一弘社長は07年6月から、長野抗酸化工法Gハウス会の会長を務めている。
GハウスのGは英語のグッドの頭文字。地球環境保全や、抗酸化溶液の利活用法を研究し、抗酸化工法による「いきいき健康回復 環境回復 運動」に取り組む事業所18社で組織する。長野Gハウス会の本部が共進住建に移り、併せて抗酸化溶液を活用した万能粉石けんなどの抗酸化溶液活用製品を取り扱う長野県の総代理店にもなっている。
抗酸化工法は、抗酸化溶液を使い活性酸素と化学物質を抑制するシックハウス対策の工法をいう。抗酸化溶液は北海道在住の一級建築士・会田伸一さんが開発した発酵型微生物を培養して作る特殊酵素(液体)。建材に噴霧するなどの処理を施すが、特別な工具や技術を必要とせず、建築後の施工も対応できる。効果として、化学物質の分解除去、調湿・悪臭分解、帯電防止・ハウスダスト抑制、害虫忌避、省エネルギー、メンテナンスコスト半減などがあるという。
「抗酸化工法は目に見えないナノテクの世界。家族にアトピーや喘息に苦しむ人がいると真剣に考えるが、家中が健康なお客さんは勧めても難しい」。一般住宅だけでなく公共施設も手がけてきた共進住建だが、「引き合いはあるけど、まだまだ浸透まではいかない」のが現実で、広告で宣伝したり講演会を開くなど地道な取り組みを続ける。
03年の本紙登場以降、SBCラジオの番組にも出演し抗酸化工法を紹介。今月19日は5回目のラジオ出演で、番組「武田徹のつれづれ散歩道」の中で「いきいき健康回復住宅」について話す予定という。
抗酸化工法は、「何かわからないけど何かある。面白い。そこに魅力がある。とにかく1部屋でも抗酸化工法を試してほしい。ほかの部屋と比べてもらえばその効果がわかる」と松沢社長。「化学物質過敏症の人も住める住宅を提供したい」との強い信念で、顧客拡大に努めている。
[抗酸化溶液活用製品取り扱い]
抗酸化溶液活用製品は、抗酸化溶液を開発した会田伸一さんが代表取締役会長を務める会田総合研究所の設立(07年8月1日)に伴い、新しくなった。旧製品を全面的に見直し、抗酸化溶液の培養法もより精度が高まり純化したという。製品名も新しくなり、パッケージも黄色を基調にするなど変わった。
製品の一例を挙げると、万能粉石けん「えみな」、化粧石けん「ぽぽ」、ボディクリーム「痛快」、化粧水「光のしずく」、不思議なバケツ「いきいきペール」、インソール「元気」、ベッドパッド「もこもこパッド」などがある。
県内だけでも顧客は220件あり、共進住建には地元の人が直接購入に訪れる。「まず試していただきたい。楽しみながら、あぁ効果があったというようにユーザーさんが関心を持ってもらえればと思う」。製品から抗酸化工法の住宅施工へと結びつけていくため、製品販売にも力を注ぐ。
[陶板浴施設を建設]
05年10月、会社敷地内に建設した還元復活低温陶板浴施設「虎杖(こじょう)」は、口コミで評判が広まり、体験に訪れる人が増えている。
北海道で研究開発された還元復活低温陶板浴。「虎杖」は木造建築で、床に特殊な抗酸化のセラミックタイルを敷き詰めている。室温38縲・2度、湿度5縲・0%、床の温度49縲・1度。完全予約制で1回の利用は1時間20分。パジャマなどの浴衣を着用し、床に敷いたバスタオルの上に仰向けに寝る。
低温なので幼児から高齢者まで利用できるのが特徴。「還元エネルギーを受け取ることで健康な体を維持できる」という。
「木の香りと抗酸化工法によるきれいな空気。マイホームに癒しの空間を造れば毎日が楽しく快適に過ごすことができる」と、陶板浴施設の注文も受け付けている。 -
総合計画の進ちょくを検証、村の活性化に意見も
宮田村は16日、2006年度から10年度まで5年間の「村第4次総合計画後期基本計画」の実施進ちょく状況を村総合計画審議会(前林善一会長)に示した。計画がどのように村政に反映されているか検証。意見交換は福祉から産業まで多角的に及んだが、各種の活性化が統一した歩調になるよう、村に一定の指導力を求める声もあがった。
村は、昨年12月末現在までの進ちょく実績を資料にまとめて説明。この日は意見や要望を出しあった。
ある委員は駅前開発や観光、交通対策などを例に挙げ「村の活性化で住民も参加した組織がいくつも立ちあがっているが、それぞれの方向をむいて議論しているように思う。早急に連携ができるような方策を」と指摘。
別の委員も「村もある程度主導権を持って・ス交通整理・スし、組みたてることも必要では」と提言した。
総合計画は村の長期的な行政運営の指針。従来は進ちょく状況のチェックなどは行われなかったが、後期基本計画から策定に携わった審議会が年度ごとに検証する方式を採用している。 -
園児が防火、防災意識高めて、東保育園で訓練
阪神大震災からちょうど13年を迎えた17日、宮田村東保育園は火災を想定した避難訓練を行った。園児たちは防火、防災に関するアニメ映画も鑑賞し、意識を高めた。
迅速に園外へ避難した子どもたち。人気のちびまる子ちゃんが登場する啓発映画も鑑賞し、防災を身近なこととして考えた。
訓練に立ち会った伊南消防北消防署の署員は、改めて火災のおそろしさを伝え「ライターなどが家にあってもいじらないで」と呼びかけた。
東保育園を含め村内3つの保育園は毎月、地震や火災を想定した避難訓練を定期的に実施。北消防署の署員は「繰り返し学ぶことは、いざという時に有効。幼いうちに、危ないことを危ないと認識することも大切では」と説明する。 -
西保育園で紙飛行機とばし大会
宮田村の西保育園は17日、新春恒例の紙飛行機とばし大会を開いた。全園児がオリジナルの機体を手づくり。「良い年になりますように」と願いを込めて、力強く舞い上げた。
年長は年少の園児を手伝うなど、思いおもいに紙を折り飛行機に。日常的に折り紙を楽しんでいる年中園児も手際良く仕上げた。
ペンで絵や名前を描いて完成。さっそくクラスごと、遠くへ飛ぶか競い合った。
「がんばれ」と歓声も。上手に飛んでも失速してもみんなの笑顔が広がり、優勝者にはメダルのプレゼントもあった。 -
長野県溶接技術コンクール
伊那技術専門校で16日、南信で初めて長野県溶接技術コンクールが開かれた。日本溶接協会長野県支部など主催。県内で溶接作業に従事する50人が参加し、溶接の技術を競い合った。
同大会は今回で47回目となる。「被覆アーク溶接」と「炭酸ガスアーク半自動溶接」の2部門があり、それぞれ薄板(厚さ3・2ミリ)と中板(厚さ9ミリ)の試験片2枚ずつ、計4枚を溶接する。競技時間は試験片の準備加工に25分間、溶接作業に55分間が与えられる。審査は試験片をレントゲン撮影し接合状態を調べたり、試験片を曲げ、現れる傷やひずみなどにより採点する。審査は2月中旬ごろに終わる予定。
それぞれの部門の最優秀者は10月に福井県で開かれる全国溶接技術競技会へ出場できる。
出場者たちは限られた時間を無駄なく使うため、テキパキと作業を進めていった。全力を出し尽くし、晴れ晴れとした顔をした出場者もいれば、「あまり、うまくできなかった。実力を出しきれなかった」と嘆く出場者の姿もあった。 -
伊南バイパスで労災事故 死亡
18日午後4時39分ごろ、駒ケ根市赤穂福岡の国道153号線伊南バイパスの道路工事現場で、作業に当たっていた同市赤穂市場割の建設会社社員竹村貴文さん(27)が4トンダンプカーの荷台とフレームの間に挟まれているのを、近くで作業していた勤務先の会社の社長(31)が発見。通報を受けた消防が市内の病院に収容したが、午後6時前に死亡を確認した。
駒ケ根署の調べによると、竹村さんはバイパスの側道工事で土砂をダンプカーに乗せるなどの作業を1人でしていた。同署は事故の原因を調べている。 -
ニューイヤーコンサート
NPO法人クラシックワールド主催の地元出身アーティストを迎えた「ニューイヤーコンサート」が14日、伊那市生涯学習センターホールであった。会場を埋めた観客は、イタリア歌曲や日本歌曲などの世界をたん能した。
出演は伊那市出身の飯島達也さん(テノール)、駒ヶ根市出身の堀尾諭委さん(ソプラノ)、井沢久美子さん(ピアノ)。
飯島さんによるヴェルディ作曲「乾杯」で開演。プッチーニ作曲オペラ「トスカ」より「星は光りぬ」や、日本歌曲「かやの木山」などを熱唱。堀尾さんはイタリア歌曲のほかドビュッシー作曲カンタータ「放蕩息子」より「来る年も来る年もむなしく」などのフランス歌曲も披露した。
最後はヴェルディ作曲オペラ「椿姫」より飯島さんと堀尾さんの二重唱で「パリを離れて」を熱唱。観客は惜しみない拍手を送った。 -
木下北保育園で収穫祭
箕輪町の木下北保育園は16日、野菜栽培でお世話になった人を招いて収穫祭をした。地域のお年寄りと交流する「ふれあい」も併せて開き、園児がダンスや歌を披露し、収穫した大根を使った給食を一緒に味わった。
毎年食育の一環として園近くの畑を借り、営農組合などの協力を得て野菜を作っている。今年はジャガイモ、サツマイモ、大根を栽培し収穫した。ピーナッツは鳥に食べられ失敗に終わったが、タマネギは6月ころの収穫に向け苗を植えてある。
園児は、昨年12月の生活発表会のプログラムの中から、ダンスや合奏、歌などを元気いっぱいに披露。お年寄りと園児が一緒に輪になって「ともだちがいっぱい」という歌のお遊戯もした。
昼食の献立は、収穫した大根と厚揚げの煮物、酢の物、黒蒸しパンなど。畑を提供している木下の井上武雄さんは、「毎年、収穫祭に呼んでもらっている。子どもたちは皆元気がいい。歌も踊りもよく覚えたと思う」と目を細め、年長・年中園児と一緒に食事を楽しんだ。 -
伊那西スケート場 きょう一般開放
今季限りで廃止を検討している伊那市横山の伊那西スケート場が17日、一般開放される。約10センチの厚さの氷が張った滑走可能な南側部分のみの開放。今シーズンは、一部開放のため入場料は無料となる。開場は2月11日までの予定。
同スケート場は今季、暖冬の影響で恒例の小学生を対象とした「ちびっこスケート教室」や伊那西小学校体育授業を日陰部分の南側で実施。市民からの要望もあり、見合わせてきた一般開放を同部分のみ、開始することを決めた。
06年度の営業日数は19日間(05年度は37日間)。利用者数は有料617人(同1114人)、無料555人(同322人)。市は利用者や滑走可能日数の減少などを理由に、今季の利用状況を見てから来年度、廃止するかを検討していく。
同スケート場の開場時間は午前7時縲恣ッ10時、午後6時縲恣ッ9時の1日2回。問い合わせは、伊那西スケート場(TEL78・7597)へ。 -
伊那小学校 「転んでも楽しい」スキー教室
伊那市の伊那小学校3、5年生(237人)は15日、同市西春近の中央道伊那スキーリゾートでスキー教室を楽しんだ。児童たちは晴天の下、笑い声を響かせながらゲレンデに繰り返しシュプールを描いた。
同校のスキー教室は3縲・年生が対象。4、6年生は10日に教室があり、5年生以上はスキーとスノーボードのいずれを選び、スキー場のインストラクターが指導した。この日は各学年ごと技術に応じ、10人ずつのグループに分かれて学んだ。
初心者はブーツの履き方や、何度も転びながらスキー板をハの字にして滑る「プルークボーゲン」を学習。半日も立つと全員がリフトに乗って、約1キロのゲレンデを滑り下りるほど上達した。
スノーボードに挑戦した5年生の金沢佳樹君、平沢竜也君、橋爪愛樹君(いずれも11)は「いっぱい転んでしまったがやっぱり楽しかった。来年もスキー教室が楽しみ」と笑顔で話した。
インストラクターの指導で見る見る上達する3年生たち -
『井上井月真筆集』を寄贈
井上井月顕彰会はこのほど出版した『井上井月真筆集』と『井上井月色紙集』各1冊を駒ケ根市に寄贈した。会員の下島大輔さん=駒ケ根市、細川伊佐夫さん=宮田村=と、出版社「新葉社」の北林昇社長らが市役所を訪れ、中原正純市長に手渡した=写真。下島さんは「井月は地域に伝えていかなければならない文化だ。今後、展示会や講演会を開いて本をアピールしていきたい」と述べた。中原市長は「私も作品を所蔵している。市としても市民に情報を発信し、井月の足跡を伝えていきたい」と述べた。
『井上井月真筆集』は作品約500点を収録、限定特価3万4650円(限定300部)。『井上井月色紙集』は色紙5枚入りで特別頒布価格1万7千円(限定100部)。 -
高齢者青色パトがスタート
地域の安全に貢献しようと駒ケ根市高齢者クラブ連合会(高坂繁夫会長)は15日、青色回転灯装備車による市内巡回防犯パトロールをスタートさせた=写真。高齢者クラブによる活動としては県下初。パトロールは会員18人が数人で一組となり、児童、生徒の下校時間を中心に約1時間、私有車2台で学校周辺を巡回。月2、3回の割で実施していきたいとしている。
駒ケ根市役所前で行われた出発式で高坂会長は「日ごろ行政には世話になっているからその恩返しの意味もある。自分たちが動くことで地域の防犯意識が向上してくれればうれしい」と述べた。
中原正純市長は「行政と地域の団体がこうして連携を取り合い、力を合わせることで安全、安心の確保ができる」と感謝を述べ、今後の取り組みに期待した。 -
市民が公正な開票を申し入れ
駒ケ根市の無職山本正己さん(77)と自営業の男性(57)=いずれも町二区=ら市民3人は16日、市選挙管理委員会を訪れ、特定の候補の選挙運動に従事した市職員労働組合員が市長選の開票作業に関与しないことなどを求める要望書を今福清二委員長に手渡した。山本さんらによると、市職労は市長選に立候補しているある候補との間で賃金や職場環境の変更には双方の合意が必要竏窒ネどの取り決めを交わした上で11月28日、市職労として同候補の推薦を決めたなどとしている。山本さんらは「開票作業に公正さを欠く恐れがあり、市民として許せない」と強い調子で述べた=写真。要望書では、開票作業者名簿の公表なども要望している。今福委員長は「即答はできないが、現段階でその必要はないと考える。ただし、検討はする」と回答した。
山本さんらは同日、立候補している3候補の事務所を訪れ、同様の趣旨の申し入れをした。 -
緑ヶ丘敬愛、伊那緑ヶ丘幼稚園の年長園児が伊那署で表敬訪問鼓笛隊演奏
伊那市の緑ヶ丘敬愛、伊那緑ヶ丘幼稚園(宮原満生園長)の年長園児42人が16日、伊那警察署の小嶋惣逸署長のもとを表敬訪問し、鼓笛隊演奏を披露した=写真。
同園の園児らが伊那署を訪れるのは約6年ぶり。実際の警察署を訪れることで警察官の仕事を間近に感じ、興味を持ってもらうおう竏窒ニ、企画。それに合わせ、この春同園を卒園する年長園児がこれまで練習してきた鼓笛隊の成果を披露することにした。
園児らは「スカイ ハイ」「世界に一つだけの花」など5曲を演奏しながら、元気良くマーチングを披露。
小嶋署長は「お巡りさんもみなさんの元気をいただいたので、寒さに負けず、頑張っていきたい。みなさんはここで、心を一つにしてみんなで協力し合うことを学んだと思う。一年生になっても、それを大切にしてほしい」と語った。
その後園児らは、パトカーへの乗車も体験。
宮原園長(56)は「お巡りさんが普段どういうことをしているかを体験の中で知ってもらい、日ごろの安全が守られていることを身近に感じてもらいたい」と話していた。 -
伊那市のブラジル人学校で地震体験車を使った避難訓練
阪神淡路大震災から13年目を迎えるのに合わせて、伊那市西春近のブラジル人学校「コレージョ・デザフィーオ」(飯島ヨシムネ校長)で16日、地震体験車を用いた避難訓練があった。同校に通う5歳から高校1年生まで約50人が参加。関東地震と同じマグニチュード7・9程度の揺れを体験しながら、身の守り方や緊急時の連絡方法などを学んだ=写真。
伊那国際交流協会(若林敏明理事長)が呼びかけで実現したこの取り組みは、災害時に十分な情報が得られず、被災する危険性の高い外国人在住者に防災や避難の知識を習得してもらうことを目的としたもの。上伊那に在住する外国人の約6割が日系ブラジル人である一方、ブラジルではほとんど地震の発生がないことから、今回の避難訓練を企画した。ブラジル人学校で体験車を用いた訓練が行われるのは、県内でも例がないという(県国際交流推進協会)。
生徒らは、数人ずつに分かれて体験車に乗り込み、火のもとの消火、机の下にもぐるなどの訓練を実施。
実際に揺れを体験した斉藤フェリッペ君(14)は「かなり揺れた。実際の地震ではきちんと対応できるか分からないので、今日学んだことを生活の中で取り入れて今後に備えたい」と話していた。
同校では2年前から緊急時の避難訓練などを行っているが、飯島校長(40)は「いきなり本番を経験するのでなく、実体験の中で訓練ができて良かった」と話していた。