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赤ソバ刈り取り始まる
箕輪町上古田金原地区の「赤そばの里」で13日、町の委託を受け管理している上古田地区住民有志の「古田の里赤そばの会」の耕作部(唐沢幸道部長)が赤ソバの刈り取り作業を始めた。
赤そばの里は昨年から同会が管理。8月に4・2ヘクタールの畑に赤ソバ「高嶺ルビー」の種150キロをまき、草刈り、遊歩道整備のほか、木製ベンチを増設するなどして管理、整備してきた。
刈り取りは雨のため当初の予定より数日遅れての作業となったが、昨年よりは1週間早い。初日は会員3人がコンバインで刈り取った。全て刈り取るには3日間ほどかかる見込みで、実は農協の育苗ハウスで乾燥させた後、町に納める。
今年は9月20日に里開きしたが、開花が遅く10月初旬に見ごろとなり20日ころまで楽しめた。10月8日までは里の入り口で新鮮な地元産の果物や野菜などの販売もした。 -
みのりんぐ箕輪ねっと
「生しぼり えごま油」販売開始箕輪町、南箕輪村、伊那市西箕輪で地域通貨を通した地域経済の活性化を図る「みのりんぐ箕輪ねっと」(20人、寺平秀行代表)は14日、活動の一環で栽培したエゴマの商品「生しぼり えごま油」の一般向け販売を始めた。今年は従来の黒いエゴマと新たに栽培した白いエゴマのブレンド油で限定400本を売る。
03年8月に発足。05年度から、遊休農地解消と地域商店街活性化のためエゴマの栽培・商品化に取り組み、本年度は新商品「玉ねぎドレッシング」を販売したほか、県開発の信州産小麦の栽培も始めた。会員には労働に対し地域通貨「みのり」を発行し、「みのり」に応じてエゴマ油を分配している。
これまで油に適した黒いエゴマを栽培していたが、長野県在来品種で油に適した白いエゴマを知り、今年は2種類育てた。栽培面積は43アール。6月に種をまき、7月に苗を移植。10月20日に刈り取り300キロ収穫した。10アールあたりの収量は昨年の50キロから70キロに増えた。
搾油業の免許がある駒ヶ根市の寺沢肇さんに依頼し200キロを搾油し、150ミリリットルビンで400本できる見込み。「今年は香りが強い」という。1本1980円(税込み)。取り扱い店は箕輪町内かしわや、立石、金星、南箕輪村ファーマーズマーケットあじ縲怩ネ。
同組織が搾油機を所有していることから、エゴマを栽培する個人から搾油の請負も始めるなど新事業も展開。「来年は一般にもエゴマ栽培を広め、いずれは地域通貨のやり取りを目指したい」と話している。
問い合わせは寺平代表(TEL70・5728)へ。 -
恩徳寺にあるイチョウの大木、黄葉が見ごろ
南箕輪村沢尻にある恩徳寺の境内で、村指定の天然記念物であるイチョウの黄葉が、見ごろを迎えている=写真。
高さ約20メートル、幹の直径約3・5メートルのイチョウの推定樹齢は約400年。境内を覆うように広がった枝には、鮮やかに色付いた葉とともに熟したギンナンが実っている。
冷え込むと葉は一気に落ちてしまうため、黄葉は今が見ごろ。静かな境内を鮮やかに彩るイチョウを写真に収めようとするアマチュアカメラマンなどの姿も見られるという。
一方ギンナンは「風が吹くなどしなければなかなか落ちないんです」と住職。
例年ギンナンは、2月の節分で豆まきの豆に混ぜてまいており、今年集めたギンナンも12月の最初の日曜日に1日がかりで中身を取り出し、来年に備える。 -
KOA伊那事業所で避難訓練 AED取り扱い学ぶ
伊那市荒井区のKOA(本社=箕輪町・向山孝一社長)伊那事業所で14日、秋の火災予防運動(9縲・5日)に併せた避難訓練があった。同事業所職員ら約60人が参加し、伊那消防署員による指導で自動体外式除細動器(AED)の使用方法などについて学んだ。
AEDの取り扱いでは、機械(講習用)の音声ガイダンスに従いながら手順を学んだ。署員は「AEDは心臓突然死を防ぐための機械。胸骨圧迫と人工呼吸に併せて使用することで救命率が上がる」などとし、心肺蘇生法の講習の重要性も説明した。
訓練では救護班による救助や消火器の扱い方の学習もあった。総括で署員は「冷静できびきびと迅速な対応ができていたが、災害はいつ起こるか分からないので、日ごろから心構えをしてほしい」と呼びかけた。
KOAは年一回この時期、各事業拠点ごと避難訓練を実施している。
AEDの取り扱い方を学ぶKOA社員 -
アルプス中央信用金庫高遠支店で書道展
伊那市高遠町のアルプス中央信用金庫高遠支店のロビーで12日、書道展が始まった。
展示されているのは、高遠町在住の小岩井俊子さんが開いている書道教室「銀河会小岩井教室」の小学生から高校生までの作品。明治神宮参集殿で開かれている「銀河会書道作品展」に出品した作品で全25点を、2回に分けて展示する(12月初旬に入れ替え、12月中旬まで展示)。小学生の大きく伸び伸びとした文字から、高校生の流麗な小さな文字がびっしりと書かれた作品など、訪れた人の目を楽しませていた。
小岩井さんは、「高校生の作品は、小中学生の目標」と語った。
午前9時縲恁゚後3時。土・日曜日祝日は休み。
アルプス中央信用金庫高遠支店では、ロビー展を随時募集している。問い合わせは、同店(TEL94・2133)へ。 -
第22回信金杯ゲートボール大会
南箕輪村のアルプス中央信用金庫南箕輪支店は14日、「信金杯ゲートボール大会」を同村大芝屋内運動場で開いた。南箕輪村ゲートボール連盟8チーム約50人が参加し、技を競い合った。
毎年11月に開いている同大会は今回で22回目。2つのコートを使ってリーグ戦を行い、勝数、得失点差、得点率により、3位までを表彰。審判は控えのチームがした。
思い通りのコースにボールが転がり、歓声を上げたり、勢いの良すぎるボールに残念そうな顔をする参加者の姿が見られた。
結果は次の通り。
(1)久保A(2)御子柴(3)北殿A -
専攻建築士登録認証交付式
長野県建築士会上伊那支部は13日、専攻建築士登録認証交付式を伊那市駅前ビル「いなっせ」で開いた。21人の専攻建築士が認定された。今年度認定された人数では県内で最も多い。
専攻建築士は、消費者保護の視点に立ち、高度化・多様化する社会ニーズに応えるために、建築士の専攻領域および専門分野を表示して建築士の責任の明確化を図るために、日本建築士会連合会が独自に運営している任意の制度。「まちづくり」「設計」「構造」「環境整備」「生産」「棟梁」「法令」「教育・研究」の8専攻領域がある。申請対象にはそれぞれの分野別に定められた実務経歴年数、責任ある立場での3件以上の実績経験、研修などで取得するCPD単位が必要。
長野県建築士会上伊那支部の坪木澄人支部長は、「専攻建築士制度を通して自分たちの品位を高めていきたい」とあいさつした。
坪木支部長から一人ひとりに認定書が手渡され、最後には坪木支部長自身も認定書を受け取った。 -
美篶小で給食交流会
伊那市の美篶小学校で13日、給食週間(13縲・9日)に合わせ、給食にかかわる人たちとの交流会があった。児童たちは野菜生産者らと給食を食べたり、給食ができるまでを学んだりした。
体育館に全児童が集まり、生産者や業者、給食技師など12人がそれぞれの立場で「農薬や化学肥料を使わない野菜作りをしている。虫に食べられないようにするのは難しい」「給食は残さずに食べてほしい」など苦労していることや給食に込めた思いなどを話した。地域振興として栽培される雑穀アマランサスの説明もあった。
児童の一人は「給食ができるまでに、たくさんの人が協力している。好き嫌いなく食べたい」と感謝した。
給食では、地元産の小松菜や大根、アマランサスなどを使ったかきたま汁、サラダ、チキンカツ、郷土食の五平もちなどが並んだ。生産者らは各クラスに一人ずつ入り、児童と一緒に食べた。
小松菜などを栽培する上大島の男性(66)は安心な食材を提供するにはそれなりに気を使うと話しながら、給食を平らげる児童たちの姿に喜んだ。 -
宅幼老所わが家スタッフが高齢者擬似体験
宮田村町一区に宅幼老所「わが家」が開所して3年。家庭的な雰囲気と心で接する介護で地域に根づくが、より利用者の理解を深めようと、2日間かけてスタッフ講習会を開いた。特別な器具を装着して、体が不自由な高齢者の擬似体験も。視聴覚や体の動きが制限されるなかで、利用者の気持ちになって今後の介護のあり方を考えた。
視力が遮られるゴーグルや耳栓、腕や足首には重りが入った器具を装着し、スタッフが交替で体験。
トイレに入ったり、食事したり、散歩に出たりと、利用者の生活と同じ行程で体を動かした。
「本当に大変。ちょっとした段差でも怖くて」と感想も。
「自分たちが良かれと思ってやっていることが、本当は利用者の負担になっているのではないか」など考えをふくらませ、今後に向けて意見を交換した。
研修会は口腔ケアや車イスからイスやベッドへ移動させる訓練、血圧測定など医療的ケアの実技なども盛りこみ、ディスカッションは深夜にまで及んだ。
大石ひとみ代表は「この経験をもとに、より利用者に近づき次のステップへ進んでいきたい」と話した。 -
公民館子育て学級、自ら植えたさつまいもを焼きイモに
宮田村公民館子育て学級は8日、焼きイモを新田区のふれあい広場周辺で楽しんだ。今年は参加親子が、自ら植えて育ったサツマイモ。格別な味に・スホクホク・ス笑顔が広がった。
同学級は今年度サツマイモの植え付けに挑戦。地域有志や村公民館「われら、かかし隊」の協力もあり、すくすくと育った。
この日は、一個づつ丁寧に新聞紙に包み焼きイモに。1時間ほどでホクホクに焼きあがり、紅葉広がる園内で味わった。
「おいしいね。買ってきたみたい」など歓声も。子どもたちもパクリとたいらげていた。 -
壮連と村理事者の懇談会
宮田村の若手農業者でつくる壮年連盟(木下祐二委員長)は9日、清水靖夫村長ら村理事者との懇談会をJA宮田支所で開いた。農業問題を含め村の課題などについて意見を交わした。
木下委員長は、生産者価格の下落、原油高などが農業経営を圧迫していると指摘。国の施策についても不安感を強く示し、担い手不足などの現状を訴えた。
人口1万人構想について聞かれた清水村長は、農地保護の観点も考慮に入れたうえで面的な宅地開発も行いたい意向を示し、理解を求めた。
農地管理の地図情報システムや旧養魚場問題、さらに村の財政見通しまで話題を広げ、懇親を深めた。 -
上伊那郡身障協ふれあい広場
上伊那郡身体障害者福祉協会は10日、恒例の「ふれあい広場」を箕輪町のながた荘で開いた。100人余が集い、歌や踊りの演芸大会を楽しみ親ぼくを深めた。
定期総会と並んで多くの会員が集まる催しで、常日頃会えない人たちが顔を合わせ元気に過ごそうと、協会に所属する5町村を巡回し年1回開いている。
開会式で郡副会長の登内嘉夫さんは、「協会があってこそ、支えになり、励みになる。ふれあい広場を一つの契機に明日から互いに元気づけあっていきたい」とあいさつした。
アトラクションで、箕輪町に結成された「たそがれシーラクバンド」の演奏を楽しんだ後は、演芸大会。各協会から4、5人が出演し、剣舞や歌、詩吟、踊りなど多彩な芸を披露。食事をしながら演芸を楽しみ、1日のんびりと過ごしていた。 -
南箕輪村郷土館特別展
「大宗館文庫」の資料公開南箕輪村教育委員会は11日、村郷土館特別展で「大宗館文庫」の資料を公開した。
大宗館文庫は村南殿区の有賀家が所蔵していた古文書などを内容とする文庫。古文書類2777点、和書などの図書類1009点、錦絵34図、書画739点あり、多種類で点数も多い。著名人の書画や豊国、国貞、国芳、広重などの浮世絵もある。
特別展は村民文化祭に続いて開催。屏風や掛け軸などの書画、古文書に加え、錦絵全点を紹介し、島崎藤村の島崎家と深い関係があったことから残されている「夜明け前」の関係資料も展示した。
来館者は、村文化財専門委員の松沢英太郎さんの解説を聞きながら、興味深く資料を見ていた。 -
山寺収穫祭 地元農園で採れた野菜など販売
伊那市山寺区の伊那北地域活性化センターきたっせで11日、「山寺収穫祭」があった。区内にある農園で収穫した野菜の販売、空クジなしの福引抽選会などさまざまな催しを企画し、地域住民らでにぎわった。
昨年に続き2回目の収穫祭は、山寺区の文化祭と同時開催。文化祭に合わせ、入場者による10メートルの寿司作り体験「きたっせ巻き寿司」、商店による「テント市コーナー」などのイベントを繰り広げた。
「新そば打ち」では、農園で収穫したばかりのそば粉を使って住民がソバ打ち販売=写真。「引きたて、打ちたてのソバだから鮮度がいい」などとの呼び声に来場者が集まり、地元産の秋の味覚に舌鼓を打った。
文化祭は地元有志60人による写真や絵画、パッチワーク、絵手紙カレンダーなど159点が並んだ。 -
伊那市教 放課後子どもフォーラム開催
伊那市教育委員会などは8日夜、市役所で「放課後子どもフォーラム」を開いた。学校、育成会関係者ら約160人が出席。全国体験活動・ボランティア活動支援センターコーディネーターの木村清一さん=写真=が、放課後の子どもの居場所づくりについて話した。
木村さんは、子どもの放課後の遊び方の変化を「外ではなく家の中で、異年齢と大勢ではなく同年代と少人数で遊んでいる」と説明。少年期の過し方として正しいのかを考え、「さまざまな体験をさせるきっかけを大人がつくらなければ」とした。
また、亜細亜大学非常勤講師の木村さんは、大学生たちを「人間関係が希薄」と表現。「携帯電話で毎日、メールのやり取りをしていても人間関係は深まらない」とし、「(少年期の)自然体験、集団体験、社会貢献活動など各種体験活動を通じ、社会生活に必要な能力を習得してほしい」と話した。 -
伊那市保育園保護者連合会 子育て講演会
伊那市保育園保護者連合会は11日、市役所で子育てについて考える講演会を開いた。保護者ら約80人が集まり、市子育て支援ネットワーカーの今井くるみさん=写真=の「子供が守る自分の心とからだ縲恊eとしてのコミュニケーション術縲怐vと題した話を聴いた。
今井さんは、子どもたちを取り巻く暴力について「繰り返される外的抑圧は心の中に入り、内的抑圧となって悲しい心となる」と説明。「傷ついた気持ちを開放する作業を両親が手伝うためにも、幼いうちからコミュニケーションづくりが必要」と訴えた。
また、「川の流れを暴力とすると、柵を作って近寄らせないようにするのではなく、川の中で泳ぐことを教える必要がある」と今井さん。「どうやって子どもが自分自身の心と体を守るかを考えてほしい」とした。 -
第8回全日本少年フェンシング団体選手権大会
小学男子フルーレ
長野Jr.F・Cが初出場で優勝日本フェンシング協会主催の第8回全日本少年フェンシング団体選手権大会兼第38回東京都少年フェンシング団体選手権大会(10縲・1日、東京都・台東リバーサイドスポーツセンター体育館)で、小学男子フルーレ団体に初出場した長野Jr.F・Cが見事優勝した。箕輪町立箕輪北小学校の児童で構成するチームで、長野県フェンシング協会長の平沢豊満箕輪町長を12日訪問し、喜びの報告をした。
選手は4年の西藤俊哉君(10)、6年の河西翔平君(12)、馬場侃也君(12)、唐沢晃樹君(11)。長野県内からは同チームのみが出場した。
小学男子フルーレは11チーム出場。1チーム3人の45本リレー方式で競技した。初めて経験する団体戦で、初戦は緊張から硬さがあったが、初戦に勝ったことで気持ちが落ち着き、勢いに乗ったという。決勝戦は昨年の優勝チーム「秋田市Jrフェンサーズ」と対戦。9試合のうち6試合までは相手にリードされていたが、最後3試合でリードし45点先取して優勝を決めた。
西藤繁監督は、「1試合ごとに3人がまとまった」ことが勝因とし、「1戦1戦、現地で成長したような感じ。よく動けて今までで一番いい試合だった」と話した。
馬場君は「決勝の最後で皆がリードしてくれて、そのまま勝てたのでよかった」、河西君は「初の団体戦で優勝できてよかった」、西藤君は「3人で優勝してこれてうれしかった」と喜びを語った。
平沢町長は、「何でもやればできる。自信がついたと思う。おめでとう」と祝った。 -
伊南消防が一人暮し高齢者宅防火点検
秋の全国火災予防運動(11月9縲・5日)に合わせ、伊南行政組合消防本部(竹上俊隆消防長)北消防署は駒ケ根市内に住む65歳以上の一人暮し高齢者宅の防火点検を行っている。初日の12日は署員と地元消防団員、民生児童委員が3人一組で北割、中割、南割の11世帯を訪問。署員らはまず台所を点検し「コンロのすぐそばにカーテンがあって大変危険。防炎の物に取り替えては」とアドバイス=写真。消火器が物陰に置かれているのを見て「いざという時に使えなければ意味がない。できるだけ火の気の近くに置いて」などと、細かい点までチェックして親切に助言していた。
点検は16日まで市内約30世帯を対象に行われる。 -
かんてんぱぱホールで第2回登窯“阿南窯”窯出新作展と阿南町ゆかりの工芸作家展
「第2回“阿南窯”窯出新作展と阿南町ゆかりの工芸作家展」が18日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。登窯「阿南窯」の新作陶器や、色とりどりに描かれた漆彩画、草木染めのストールなど約400点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
阿南町にゆかりのある工芸作家6人による作品展は昨年に続き2年目。陶芸では、今年10月末に阿南窯から窯出ししたばかりの皿や器を出展。陶芸作家の中には阿南町陶芸体験館の職員もおり、今回は同館で創作体験ができるとんぼ玉なども展示している。
また、漆の独特の質感と色彩とを組み合わせた「漆彩」という手法で手がけられた壁絵、天然の素材にこだわって染め上げた草木染め作品など、それぞれの作家がこだわって製作した作品が並んでいる。
陶芸作家の水野雅史さん(41)は「昨年好評をいただき、今年も開催できる運びとなった。登窯の焼き上げ、草木染め、漆彩など、自然の素材の持つ強さや良さを感じながらご覧いただければ」と話していた。
入場無料。午前10時縲恁゚後5時(最終日は午後3時まで)。 -
税を考える週間
箕輪町小・中学生書道・標語入賞作品展示「税を考える週間」(11日縲・7日)に合わせ箕輪町は16日まで、町内小・中学生の書道と標語の入賞作品を役場庁舎玄関ホールに展示している。
作品は、4年生から6年生までの小学生対象の書道は町内5校から693点、中学生対象の標語は箕輪中学校2、3年生から190点、作文は4点応募があった。
書道、標語の入賞者は次の皆さん。
【書道】◇金賞=今井南貴(中部小6年)唐沢桜(北小6年)釜屋良美(西小5年)中谷昭太郎(南小6年)柴知世(東小5年)◇銀賞=濱中愛美(中部小4年)中村美夏(中部小5年)大沼尚平(同)北條隆祐(同)山崎久樹(北小4年)児玉貴之(北小5年)小島穂乃花(西小4年)渡辺優太(南小4年)原すずか(東小4年)◇箕輪町長賞=内藤千恵(中部小4年)水嵜奈那(北小5年)唐沢彩佳(西小6年)◇町教育委員会賞=戸田あかね(東小4年)荻原奈央(南小5年)渡辺幸穂(中部小6年)◇町商工会長賞=小林真緒(西小4年)伊藤公介(中部小5年)小木曽真理(東小6年)◇町納税貯蓄組合長賞=大槻夏歩(北小4年)白鳥海斗(西小5年)田村真智子(北小6年)◇町青色申告会長賞=高野つぐみ(南小4年)平出美夏(東小5年)田中悠佳(南小6年)
【標語】◇伊那地区納税貯蓄組合連合会長賞▽金賞=金子玲那(3年)◇伊那税務署長賞▽最優秀=沢井真(2年)▽優秀=川村竜馬(2年)◇上伊那地方事務所長賞=西藤智咲(2年)◇関東信越税理士会伊那支部長賞=戸田愛美(3年)◇箕輪町長賞=中村翔也(2年)◇町教育委員会賞=山口夕貴(2年)◇町商工会長賞=鈴島大貴(2年)◇町納税貯蓄組合長賞=田中萌乃(2年)◇伊那法人会箕輪支部長=小林祥史(2年)◇町青色申告会長賞=大槻大地(2年) -
親山海クラブ
山の幸、海の幸を楽しむ「親山海(しんざんかい)クラブ」(伯耆原尊理事長)は、辰野町から伊那市までを中心に50歳代以上の仲間30人が集まっている。
20年ほど前、野草を取って食べてみよう-と8人の仲間がつくった「山野草食わらん会」がはじまりで、2カ月に1回の例会は「早く言えば飲み会」。互いに勉強しようと野草を各自で調べ1人1品持ち寄る約束で、時にはとんでもない草を持ってくることもあったが、野草に詳しい教員に教わりながら、食べられる野草は調理して味わい楽しんできた。
「たらの芽、フキ、ワラビなど昔から食べてるものはおいしい。新しく食べてみると、何だこりゃというのもある」。試しておいしかったのは、ホタルブクロの花の肉詰め、月見草の花の酢の物など。反対に「苦いんだよ。アクを抜いてもおいしくない」のはスベリヒユ。「次は持ってくるなよ」と不評だったという。
伯耆原理事長は海が好きで、魚釣りにも頻繁に出かける。20人ほどに増えた仲間の中にも釣り好きがいて、「海の魚も食おうじゃないか」と、5年前に会の名前を海と山に親しむという意味で「親山海クラブ」に改名した。
例会という名の飲み会に加え、3年前からは30アールの畑でワサビも栽培。午前中だけの作業で、出られる人が参加するようになっている。
今年は、委託を受けて箕輪町の萱野高原にある「信州かやの山荘」の管理も始めた。4月末の山開き前から準備し、会員4人で取り組んだ。
これまでの例会で身に付けた知識を生かして山野草の案内や、キノコ狩りを案内。キノコ狩りは400人近く案内し、皆喜んでキノコを持ち帰ったという。海にも親しむクラブならではの企画で、山の上で「マグロの解体ショー」もした。
「山小屋だから友達としての接待しかできない。皆仲間だという雰囲気を作り、楽しんでほしいという気持ちでもてなした」
人間味のあるもてなしが評判となり、2度、3度と訪れた人もいる。「びっくりしたのはお土産をもってきてくれたこと。こっちもキノコをお土産に持たせた」。お礼状が届いたり、東京の客から手作りみそが届くなど、心の通った付き合いも生まれた。
11月10日で今季の営業が終了。来年に向け新たなイベントも考えている。高齢者も来られるように「福祉の日」を設けたり、写真展や絵手紙教室を開く計画で、今年好評だったマグロ解体ショーやキャンプファイヤーも予定する。
「我々の年になって他人様と話ができるのは若返り、ボケ防止にいい。いろんな人と話ができて楽しい。これが最高の収穫だったと思う」
山荘の片付けが終わると、今度はワサビ。これから出荷作業が始まる。(村上裕子) -
飯島町長に高坂氏再選
任期満了(29日)に伴う飯島町長選挙は13日告示され、現職の高坂宗昭氏(65)=七久保=が無投票で再選を果たした。
午後6時30分過ぎ、高坂氏が選挙結果報告会の会場に姿を見せると、集まった200人余の支持者から期せずして、大きな歓声と拍手が起きた。高坂氏は「2期目当選という栄誉をいただき、感謝感激、身も心も引き締まる思い」と心境。「自立したまちづくりに向け、いろいろな種をまいたが、まいた責任は重いぞという叱咤激励の結果では」と無投票について触れ「公約に掲げた3つの約束、持続可能なまちづくり、人口増、活力あるメリハリのある行政運営、行財政改革の推進のために、渾身の力で行政運営を進めたい」と、支持者に感謝し、2期目への決意を新たにした。
宮下衆院議員や向山県議、伊南行政組合を代表し、清水宮田村長、議会議長らがお祝の言葉を送った。
高坂氏は町議会9月定例会最終日に「まいた種を町民とともに育て、実り多き飯島の収穫を迎えることが私の責務、町民本位の明るく活力ある飯島町の建設に一層努力したい」と出馬を表明。
具体的な施策に▽伊南バイパス-堂前線アクセス間の開通▽新エネルギービジョンの策定▽地域医療の確立▽乳幼児医療無料化は中学生まで引き上げ▽各種検診の拡大▽地域の魅力を生かした産業振興竏窒ネどを掲げた。
一方、革新系住民グループは「無投票は避けるべき」と新人候補の擁立に向け、告示直前まで調整を続け、選挙戦突入か否か微妙だったが、「今回は対立軸がはっきりせず、町民を二分する争点もない」ことや、独自アンケートでの町民の意向を踏まえ、擁立を断念したという。
◆高坂宗昭氏(65)無現飯島町長1期目、町土地開発公社理事長、町振興公社理事長、伊南行政組合副組合長、上伊那農業高校卒。 -
友好都市の両市村議会が交流
宮田村議会(小林茂議長)は12日、村が友好都市提携を結ぶ愛知県田原市の市議会(安田幸雄議長)を村内に迎え交流した。工場見学のほか、リンゴの収獲を一緒に楽しむなど懇親も深めた。
両議会の交流は1年ごと相互に訪問する形で実施。この日は田原市議会の全20人が訪れた。
同市議会のオーナー木がある駒ケ原の善積純子さんのほ場でリンゴ収獲体験。
リンゴの収獲に慣れない市議にアドバイスする村議の姿も。語らいながら和やかに汗を流し、善積さんが振る舞ったリンゴジュースでのどを潤した。
小林、安田両議長は「それぞれの土地に良さがある。色々と刺激しあいながら、ますます市民レベルの輪も広がっていけば」と話した。
日本発条の工場を見学したほか、観光ホテルで会食。両市村の友好が一層深まるよう、意見を交わした。 -
友好都市の行政マンが野球で交流
友好都市の宮田村、愛知県田原市の両役場野球部の交流戦は10日、宮田村つつじが丘グラウンドで開いた。延長にもつれ込む熱戦を心ゆくまで楽しみ、プレーを通じて親睦を深めた。
両チームとも自軍にやじを飛ばすなど、和やかな雰囲気で試合は展開。結果は宮田が3‐4で敗れたが、野球部OBも含め総勢18人全てが出場して、田原との戦いを満喫した。
相互に遠征する交流戦は年1回。通算成績は3勝3敗1分けの互角となったが、宮田の鈴木仁監督、城倉淳志主将は「もう来年の対戦日程も決まった。お互い楽しみにしており、このような交流を続けていければ」と話した。 -
宮田村の果汁100%ジュース近く発売
今秋収獲した山ぶどうを配合した宮田村の特産品種ヤマソービニオンを用いた果汁100%ジュースが完成し今月中旬、同村新田区の本坊酒造信州工場売店のほか、周辺の取り扱い酒販店で発売を開始する。
同品種を醸造して12月に発売する新酒の赤ワインに先駆けての発売。ラベルは従来のものを一新し、ワインと同じ銘柄である「紫輝」を強く打ち出した。
濃厚な味わいが気軽に楽しめるが、毎年売りきれ必至の人気商品。価格は5百ミリリットル入りボトル1050円で1800本余りを出荷する。 -
宮田中に伊那税務署長が感謝状
宮田村の宮田中学校は租税教育の推進が評価され13日、伊那税務署長から感謝状を受けた。本年度管内唯一の受賞で、帯刀昇校長は「見落としがちな大切な税金の役割について、今後も生徒たちが目を向けられるよう取り組んでいきたい」と話した。
新井宏署長が同校を訪れ、帯刀校長に感謝状を手渡し。「子どもたちにとって税はなじみが薄いかもしれませんが、コンクールをはじめ協力して頂きありがたい」とあいさつした。
同校は租税教室を開いたり、税に関する各種コンクールに積極的。今年も標語部門に3年生全員が作品を寄せた。
感謝状は関東信越国税局管内でも選ばれた学校にしか贈られることがなく、新井署長は「我々大人でも難しい税金について、少しでも関心を寄せてもらうきっかけにもなれば」と話していた。 -
フィリピン料理で交流
フィリピンを祖国とする駒ケ根市や宮田村在住の4人の女性を講師にした同国の料理教室が11日、駒ケ根市総合文化センターであった。国際交流に取り組む「地球人ネットワークinこまがね」が主催して約30人が参加。現地の手作り料理を体験しながら、同じ地域に暮らす市民として相互の理解も深めた。
同ネットワークは今までもブラジルやスリランカなど、・ス食・スを通じて在住外国人らと市民の交流を企画。
この日は、中島メイさん、登内アウロラさん、木村ブレンダさん=以上駒ケ根市=、新井メルビンさん=宮田村=のフィリピン出身4人が講師に。
魚を入れたシニガンスープと、角煮にも煮た肉料理・アドボの2品を教えた。
数人の班に分かれて会話しながら調理。新井さんは「互いに情報も交換できて、輪も広がりますね」と話した。 -
上伊那最高齢の平沢さんが死去
上伊那管内最高齢109歳で宮田村町三区の平沢由子さんが11日午後12時38分、駒ケ根市内の特別養護老人ホームで死去した。4日前までは食事も欠かさず、最期は家族らにも見守られ眠るような大往生だったという。
伊那市殿島の生まれで結婚して宮田村に住んだ。早くに夫を亡くしたが、家族の大黒柱として男ばかり4人の子どもたちを育てた。
「怒った顔を見たことがない。いつも笑顔のおばあちゃんでした」と孫の幸弘さん。
2年ほど前からは言葉を話すのが難しくなったが、体は健康で食欲も旺盛。野球と相撲が好きで、テレビ観戦もしていたという。
葬儀は15日正午から同村町二区の白心寺で喪主は幸弘さん。 -
保健補導員上伊那支部研修会
県保健補導員連絡協議会上伊那支部研修会は11日、駒ケ根市文化会館で開いた。上伊那各市町村の補導員や住民らが参加。箕輪町、駒ケ根市の両補導員が活動発表。FM長野の人気番組「346GROOVE FRIDAY!」でもおなじみ食文化研究家の永山久夫さんの講演もあった。
寸劇を通じて生活習慣の改善を地域に呼びかけようと、6月に劇団を結成した箕輪町保健補導員。
この日も劇を上演して、食生活などが乱れ健康を害した子どもが立ち直っていく過程を分かりやすく伝えた。
駒ケ根市保健補導員連合会は、転倒や腰痛予防、脳の刺激にも効果がある「フリフリグッパー体操」を行った。
永山さんの講演はラジオと同様に笑いを誘いながら展開。健康と笑いを絶やさないことが密接な関係にあることを爆笑トークで伝えた。 -
南部小学校サツマイモ収穫祭
南箕輪村の南部小学校は13日、サツマイモの収穫祭を同校で開いた。1縲・年生の児童83人と、南原保育園児約90人が参加し、ともに作り収穫したサツマイモを味わった。
南部小学校と南原保育園は、毎年合同でサツマイモを作っており、同収穫祭も恒例の行事となっている。他にも小学校の運動会や音楽会に園児たちが訪れるなど、交流が厚い。園児たちもお兄さんやお姉さんに会えるのを楽しみにしているとのこと。
収穫祭での料理は10月下旬に収穫したサツマイモを使っての焼きいもとさつま汁。焼きいも作りは南部小2年生が、さつま汁は3年生が担当、1年生は園児と校庭で遊んだ。料理ができると、小学生と園児たちは仲良く手をつないで芝生に移動した。
「いただきます」の唱和の後、ほお張った焼いも。味の方はというと「甘い縲怐v「おいしい」とのこと。
青空の下で、焼きいもを片手に子どもたちは交流を深めた。