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駒ケ根市内小学校終業式
駒ケ根市内の5小学校で25日、1学期の終業式がそれぞれ行われた。子どもたちが待ちに待った長い夏休み竏秩B始まりは一斉だが終わりはさまざまで、最も短い赤穂南小が8月18日まで、赤穂東は同20日、赤穂21日、中沢、東伊那は22日までとなっている。
赤穂南小学校(下平達朗校長)では全校児童を前に1・3・5年生が学習の成果などを発表した。1年生は鍵盤ハーモニカで『かえるの歌』を演奏したり、南幼稚園との交流の思い出などを大きな声で発表したりした。3年2組は総合的な学習の時間で「地域の昔を探検しよう」をテーマに取り組んだ味噌作りやカイコの飼育などについて発表したほか、初めて習ったというリコーダーの演奏を披露=写真。5年2組は1学期に頑張ったことについて「漢字をたくさん練習して100点が取れるようになった」「金管バンドの練習をして曲が吹けるようになった」などと一人ずつ発表した。下平校長は「1学期はみんなそれぞれ頑張った。夏休みは火遊びをしない、けがをしない、うそをつかない竏窒轤チて良い休みにしてください。2学期の始業式には元気な顔で会いましょう」と呼び掛けた。 -
ながた自然公園利用中止続く
箕輪町のながた自然公園は、長雨による被害でテニスコート西の法面崩落やマレットゴルフ場の自然公園コースの出水などの被害を受け、利用できない状態が続いている。
利用できないのはキャビン、ツリーハウス、テントサイト、焼肉、アスレチック、マレットゴルフ場、テニスコート。
最も被害の大きいマレットゴルフ場自然公園コースは、一時は川のような状態になり、地面が崩れてトイレが落ちた。旧管理棟の小屋は地面の崩れが進行したため移動した。出水は現在も続いている。長田コースは大きな被害はないが、土砂が入り込んでいる。
公園を管理するみのわ振興公社は、危険個所にロープをはって立ち入り禁止措置をしたほか、水抜き作業などの対応をしている。
ながた荘、ながたの湯は通常通り営業している。 -
箕輪町松島北島地区の避難勧告解除
箕輪町は25日午前10時、天竜川堤防決壊により松島北島地区の一部に出していた避難勧告を解除した。これにより松島地区の避難はすべて解除になった。
北小河内の中村地区と久保南部竹の腰地区周辺の避難勧告は続いている。
中村地区と竹の腰地区の住民に対し午前8時、雨のため土砂災害の危険があるとして町が避難を呼びかけ、40世帯63人が北小河内公民館に避難した。中村地区の集落を通る町道は一時、5、6センチの水かさの土混じりの水が川のように流れたという。午前10時30分には帰宅を許可した。町保健福祉課は同日午後、中村地区に初めて消毒作業に入った。
町によると、19日未明に中村地区で発生した土石流は全長1300メートル、幅20メートル、3縲・万立法メートルの規模だったという。
土石流や崩落の被害があった上古田地区は25日午前10時現在、正全寺北の山の崩落危険個所は24日から変化はない。正全寺南の滝の沢は県が土のう積みを手配、上古田グラウンド北の山の田は県の手配で土のう積み作業をした。
これまでの町内の住宅被害(25日午後2時30分まとめ)は、一部損壊2件(中村地区)、床上浸水8件(中村地区)、床下浸水34件(北小河内、下古田、沢、富田、長岡、木下)の合計44件。このほか中村集会所が床上浸水、空家と工場兼住宅で床下浸水4件があった。 -
大芝高原まつりポスターなど図案表彰式
南箕輪村の第21回大芝高原まつりのポスター、うちわ、パンフレットの図案表彰式が24日、村民センターであった。唐木一直村長が一人ひとりに賞状と副賞を手渡した。
南箕輪中学校の美術わくわくクラブ員と希望者から18点の応募があり、6月の選考会でまつり実行委員長、顧問、実行委員会事務局の産業課長ら8人が選定し、最優秀賞3点、優秀賞4点、佳作11点を決めた。
唐木村長は、「大芝高原まつりを盛り上げてもらっている。すばらしい作品の応募をありがとう。今年は大芝高原音頭NEWヴァージョンができた。皆さんもぜひ参加してほしい」とあいさつした。
最優秀賞は全員が美術わくわくクラブ員の3年生。最優秀ポスター賞の的野真由美さん(14)は2年連続の受賞。「色が偏らないように工夫した。選ばれないと思っていたので意外だった」。最優秀うちわ賞の竹沢藍さん(14)は1年生の時にも同賞を受賞。「うれしかった。背景をいろいろ描きたかった。1年の時よりよくなったと思う」。最優秀パンフレット賞の北原麻衣さん(14)は初受賞。「最後なので選ばれてうれしかった。影をつけたり、お祭り、夏らしさ、大芝のシンボルを入れた」と話した。
ポスターとうちわは完成。ポスター200枚は村内の公共施設、飲食店、企業などに掲示。うちわ6千本は村内全戸に1本ずつ配る。パンフレットは今月末の完成予定。 -
中学生カナダホームステイ&語学研修の旅
南箕輪村で壮行会南箕輪は24日、カナダホームステイ&語学研修の旅に参加する南箕輪中学校の生徒8人の壮行会を村民センターで開いた。
研修はカナダのレスブリッジに滞在し、ホームステイしながら語学研修や校外活動をする。カナディアンロッキー見学やバンフ市内観光もある。31日から8月12日までの13日間。
上伊那地区の参加は旧伊那市10人、旧高遠町・長谷村6人、宮田村1人、箕輪町6人、南箕輪村8人の計31人。
村は、人材育成村民国外派遣研修事業で、中学2、3年生対象の参加希望者を募った。16人の応募があり、抽選で派遣枠の8人を決めた。
唐木一直村長は「参加できなかった皆さんの分まで勉強し、日本と違う文化、習慣を学んでほしい。長い人生できっと役に立つ。体に気をつけて元気に行ってきて」とあいさつ。伊藤修教育長、南箕輪中学校の堀田実校長も激励した。
中学生は、「外国人とのコミュニケーション、接し方を勉強してきたい」「自分に積極性を身に付けたい」「語学をたくさん学びたい」など、一人ずつ抱負を語った。 -
伊那市・川北町交差点の信号機止まる
25日午後、伊那市荒井区の国道361号線と県道伊那箕輪線が交わる、川北町交差点の信号機が停電のため一時停止した。運転手らが落ち着いて、左右を確認しながら通行したため、事故は起きなかった。
交差点に設置してあるすべての信号機が、午後3時20分ごろから停止。利用者からの通報で、伊那署員が現場に急行、約20分後に自然復旧した。
伊那署によると信号機の停電は、近くで電気工事などがある場合などに、一時的に起きることがあるという。この日は、電力配給元の中部電力からの、いつもの事前連絡もなく、信号機近くにある制御装置にも異常は確認されなかった。
中電伊那営業所では、周辺の住宅で停電もなく、電気工事もしていないとのこと。同署は「停電としか考えられないが、原因は不明」とし、捜査を進めている。
先日、阿南署管内でも同様の・ス異常・スが発生しているという。 -
少年2人が中学男子生徒を恐喝
伊那署は25日早朝、恐喝未遂の疑いで、伊那市内に住む未成年2人を逮捕した。容疑者は同市上牧の無職少年(17)と、土木作業員少年(15)。2人は市内の中学男子生徒(14)に因縁をつけ、現金5万円を要求した疑い。
調べによると、2人は共謀のうえ、24日午後6時30分ごろ、市内の団地で、男子生徒に因縁をつけ、持っていた学生カバンを取り上げるなどして「家まで金を取りに行って来い」「来るまでカバンを預かる」などと脅し、5万円余りを要求した。
自宅に現金を取りに戻った生徒の様子に気がついた家族が届け出をし、警官が付近にいた少年に任意同行を求めた結果、犯行が判明したため逮捕した。 -
伊那朗読の会が集い 平和の願いを語る
伊那市の朗読愛好者でつくる伊那公民館サークル「伊那朗読の会」(小林豊子会長)は22日夜、市内の飲食店・シャルマンで「平和を願う朗読の集い」と題した朗読会を開いた=写真。伊那市、箕輪町などから約30人の観客が集まり、「戦争と平和」をテーマとした朗読に耳を傾けた。
観客と共に戦争について考え、見直すことを目的とした年一回、5回目の集い。葉祥明の「アンネのバラ」、はまみつをの「白いマフラー」など、戦争に関する詩集や絵本などを会員10人が気持ちを込めて朗読した。
観客は考え深げに目を閉じ、語り部の話に集中した。「戦争のことについて考え、平和を祈りたい」などと感想を述べ、戦争を振り返りながら、お互いが平和について、話し合う姿も見られた。
伊那朗読の会は伊那公民館で、毎月第3木曜日の午後7時30分から例会を開く。入会などに関する問い合わせは、事務局コマ書店内(TEL78・4030)へ。 -
大雨による上伊那の農業被害
梅雨前線の影響で記録的な大雨となった上伊那に、深刻な農作物被害が発生している。24日午後5時までに県が確認している上伊那(駒ヶ根市、箕輪町、飯島町を除く)の被害状況は86ヘクタール、2510万円。品目別では、水稲への被害が52ヘクタール1851万円で最も大きく、上伊那農業協同組合(JA上伊那)は、約96トンの減収を見込んでいる。次いでが野菜が、33ヘクタール531万円。スイートコーンの倒伏、ネギ、ブロッコリーなどの冠水が広い範囲で見られた。
市町村の被害金額は、伊那市1530万円、辰野町125万円、南箕輪村31万円、宮田村415万円、中川村407万円。現在も集計を進めている状況で、今後被害規模が拡大すると考えられる。
被害が大きかった伊那市の西箕輪地区は、スイートコーンの倒伏やネギの冠水などが広い範囲で見られたが、天候の回復と共に状況も回復すると見込み「出荷に影響がでないよう最大限の対策をとっていきたい」と、JA上伊那の担当者は話す。
一方、出荷に深刻な影響があるとされるのは土砂の流入があった西春近柳沢地区など。約1ヘクタールで土砂の流入があり、水稲、野菜共、本年度の収穫は見込めないため、対処策としても来年度を見越した措置しかとれないのが現状。今後は、流入した土砂の取り除き、破損した水路の修復を進めていく。 -
宮田小2年掘井さんの俳句、いとうせいこうさんも絶賛
コンクールで審査員賞に宮田村宮田小学校2年生の堀井ステファニーさんが、全国から166万余もの作品が集まった俳句コンクールで見事に入選。妹のことを真っ直ぐな視点でとらえた作品で、小説家のいとうせいこうさんが絶賛し、審査員賞に輝いた。
飲料メーカーの伊藤園が募集した「第17回おーいお茶俳句大賞」。2年2組の仲間とともに俳句に親しんでいる掘井さんは、妹が笑っている情景に「あかちゃんて わたしのこと しんじてる」と詠み、応募した
審査員賞に選んだいとうさんは「これほど邪念のない感情は確かになく、世界を浄化する力さえあると思った。現代社会に生きる私たちに反省を促すような重く、また明るい句です」と選評した。
「妹のことが本当にかわいい」と話す堀井さん。受賞も心から喜んでいた。 -
伊那市社会福祉協議会に災害ボランティア本部設置
大雨による土砂災害の大きかった地区の復興支援のため、伊那市社会福祉協議会は26日、災害ボランティア本部を設置する。市内や近隣市町村からボランディアを募り、現地のニーズに応じて個人宅での泥だしや家財の片付けなどに派遣する。現地の要望は社協職員が現地で調査するほか、直接社協に寄せてもらう。
深刻な土砂災害に見舞われた西春近柳沢地区などでは25日、県や市が土砂の運び出しをはじめている。しかし今回の大雨では、家屋内に土砂が流入した個人宅も多く、土砂の運び出し、家財の片付けなど、で人手を必要とする場面が想定され、広く人員を募ることを決めた。
ボランティアは長靴など、作業のできる支度でスコップ、飲料水などを持参する(一日がかりで参加する場合は昼食も持参)。作業に参加する前に市社協でボランティア登録をする。
受け付けは午前8時から。
問い合わせは伊那市社会福祉協議会(TEL73・2541)へ。 -
豪雨の影響で中ア駒ケ岳登山ルートの一部が利用困難に
豪雨の影響による林道の決壊や増水などで、中央アルプス駒ケ岳の宮田村の沢すじ沿いの登山ルートの利用が困難になっている。運行を再開した駒ケ岳ロープウェーなどを利用して頂上へ向うルートは、崩落などの情報は入っていない。村など関係者は細心の注意を呼びかけつつ「風評被害」の拡大に頭を悩ませている。
「自然相手ですから、全てが大丈夫ですよとはお答えできません。十分注意して、状況判断を徹底してください」。
上伊那地方の観光の中核を担う中央アルプス駒ケ岳。玄関口にあたる宮田村役場の観光担当者は、問い合わせの電話に苦慮した。「観光は重要な産業。だからといって、簡単に安全と天秤にかけるわけにもいかない。何とコメントしたら良いか困っています」。
登山道の伊勢滝ルートは、寺沢林道の崩落で登山口となる宮田高原まで入れない状態。同ルートを経由して宝剣岳方面へ向う沢、八丁坂ルートも増水などの危険性があり、村は通行自粛を求めている。
接続する県道の決壊で運休になっていロープウェーも25日から本格的に再開。
終点の千畳敷から宝剣岳、頂上などへ向う登山ルートに支障などの報告は入っていないが、アルプスという自然が資源だけに、豪雨が与える風評被害は計り知れない。
「全国ニュースでも流れた。被災地というイメージがついてしまうことが一番こわい」と関係者の苦悩は続く。 -
豪雨により閉鎖の村マレットゴルフ場、再開は来週の見通し
豪雨による影響で、宮田村新田区の村マレットゴルフ場が閉鎖している。再整備して来週には営業を再開する見通しだ。
19日に決壊した黒川の水や土砂流入などで、入口駐車場の路面が所々で削られている状態。
さらに冠水により一部コースが荒れ、のり面の崩落などもあった。
村教育委員会は安全面の問題から、場内を立ち入り禁止にしている。
27日までに10数団体が予約を入れていたが、連絡を入れてキャンセルにした。その他の利用問い合わせも多いが、天候の回復を待って復旧作業に着手する。 -
伊那市・小中学校で1学期終業式
伊那市内の5小学校で25日、1学期の終業式があった。今週末までに市内の全小中学校が夏休みに入る。児童らは1学期を振り返り、休み中の目標を掲げた。
伊那小(北原和俊校長・756人)では1、4年の代表者3人が学期を振り返った。1年男児は「1年生になって一人で(朝)起きれるようになった。夏休みはプールでいっぱい泳ぎたい」と決意表明した。
北原校長は「地域では大雨で災害があったが、皆さんが誰一人としてけがもなく1学期を終えられたことを嬉しく思う。休み中は事故やけがに遭わないよう、2学期の始業式には元気よく登校してもらいたい」とあいさつした。
終業式では、児童会が夏休みの過し方を指導する寸劇を披露したほか、休み中にコンクールへ出場する合唱団の壮行会もあった。 -
村井仁候補駒ケ根で街頭演説
県知事選に立候補している無所属の村井仁候補(69)は25日、告示後初めて駒ケ根市を訪れ、集まった約130人の市民らを前に街頭演説を行った。村井候補は「田中県政をさらに4年続けさせることは絶対に許してはならない。投票日まで残された期間は短いが、口が上手なあの人に負けないよう頑張っていきたい。ぜひ皆さんの力を貸してください」などと支持を訴えた。
演説会場は駒ケ根駅前の広小路と銀座商店街の交差点付近。予定より約10分遅れて到着した村井候補は早速、集まっていた市民ら一人一人と握手=写真。親しみやすさをアピールした。マイクを手にした村井候補は「田中知事は言っていることをちっとも実現しない。抽象的な聞こえの良いことは言うが、大切な安全・安心対策は進んでいない」「確かに借金は減らしたが大事な仕事をしない。その結果経済は沈滞したままだ。知事の施策に誤りがあったと言わざるを得ない」などと激しい調子で現職を非難。その上で「私は経済・財政のプロとしての自負を持っている」「私が知事になったら、必ずや県に眠っている資産を生かし、多少借金は増えても有効に使う施策を講じる」などとして田中知事との考えの違いを鮮明に打ち出した。聴衆からは時折「いいぞ」「頑張れ」などの声が飛んでいた。
応援演説に立った中原正純駒ケ根市長は「田中県政にノーと言わなければならない。何としても村井さんを知事に送り出したい。市長としてお願いする」などと呼び掛けた。
演説会は約30分間行われた。会場には宮下一郎衆議院議員のほか、佐々木祥二元県議会議員、保守系の市議会議員数人などが顔を見せ、演説にじっと耳を傾けていた。 -
伊那の降雨量400ミリ超える
伊那市の定例記者会見が25日開かれ、小坂市長らが梅雨前線の影響による被害状況などを報告した。
小坂市長は「避難勧告や避難指示を出したが、幸い人身が1件もなかった。災害で感じたのは、避難所によってテレビやケーブルテレビがないところがあり、不安解消のため、避難者は情報がほしいだろうと思う」と述べた。反省材料に、災害場所を確認して指示を出す、国・県・市の役割を明確にするなどを挙げた。
また、自主的な避難で強制力のない避難勧告と、強制力がある避難指示の基準がなく、今後、住民に理解してもらう必要があるとした。
そのほか、土砂崩落のあった西春近沢渡柳沢、橋脚の一部が沈下した殿島橋、高遠町藤沢松倉など写真を示しながら現状を報告した。
避難勧告の対象者は3565世帯9900人、避難指示は2102世帯5412人だった。
浸水被害(24日現在)は、床上浸水が2、床下浸水が56、庭先のみ13。半数以上が山寺区だった。
農作物被害は調査中。
東春近にある伊那観測点(アメダス)の降水量は15縲・1日で416ミリ、15縲・4日で437ミリ。西春近は、これ以上降ったのではないかとみている。 -
伊那商工会議所が大雨災害対策特別相談室を設置
伊那商工会議所は25日、伊那地域大雨災害対策特別相談室を設置した。災害を受けた事業者の金融相談、経営相談の窓口となる。
伊那商議所関係の浸水被害は、把握分で21件。
主な支援内容は▽国民生活金融金庫=災害貸付・融資限度額3千万円、返済期間10年以内、年利率2・65%縲怐、長野県融資制度=経営健全化資金(災害対策)設備資金3千万円、期間10年、年利率1・8%▽経営相談助言事業=経営課題に対する専門家のアドバイス竏窒ネどがある。
相談時間は平日の午前8時半縲恁゚後5時15分。メールやファクスは24時間受け付けている。
問い合わせは、伊那商議所の無料直通電話(0120・72・7143、0120・72・7145)へ。 -
立候補届出手続き説明会に12派
中川村選挙管理委員会は25日、8月23日の任期満了に伴い、1日告示6日投開票で行なわれる中川村議会議員選挙の立候補届出関係書類の事前審査を役場で行なった。定数10に対し、予定の12派(現職8、新人4)が出席し、審査を受けた。
定数16から10に大幅削減されて初めての選挙、現在も態度を明確にしていない現職や、新人擁立を模索している地区もあることから流動的な部分を残している。
立候補予定者の地区別では、片桐地区では南田島3人、中央、田島が各1人、大草地区は美里、柏原が各2人、中組、沖町、三共が各2人となっている。 党派別では共産党2人で、後は無所属。 -
東伊那小児童会夏祭り
駒ケ根市の東伊那小学校(小川清美校長)児童会は24日、児童会夏祭りを開いた。全校児童が縦割りの10グループに分かれ、児童会の各委員会が趣向を凝らして用意したアトラクションやゲームなどを楽しんだ。
校内の各教室や体育館などには伝言ゲーム、音楽クイズ、ボール投げ、お手玉など、7つのコーナーが設けられ、児童らがグループごとに会場を回ってはそれぞれのゲームに挑戦した。みどり委員会の「お手玉何回まわせるかな?」は1分間に連続して投げたお手玉の回数に応じてチームに得点が与えられるゲーム。児童らは1回でも多く成功させようと真剣な表情でお手玉を投げ上げた=写真。中には70回以上成功させた児童もいて、グループの皆から「天才!」「さすが」などと祝福を受けていた。
児童会が夏祭りのテーマに掲げた「全校のみんながあいさつし合い、仲良く助け合って友達の輪を広げよう」の通り、1年生など低学年の児童を高学年児童が助けたり励ましたりしながら楽しくゲームに取り組む微笑ましい姿が校内のあちこちで見られた。 -
県道仮復旧、ロープウェー再開も雨で再び運休
豪雨で決壊した宮田村黒川平の県道駒ケ根駒ケ岳公園線が仮復旧。24日朝の始発から県道を通る路線バスと、接続する駒ケ岳ロープウェーは1週間ぶりに運行を再開したが、再び降り始めた雨による通行規制で同日午前9時半に再び終日運休した。規制前に4人の客がロープウェー終着の千畳敷にいたが、1人は下山、3人は駒ケ岳宝剣山荘へ向った。
運行する中央アルプス観光によると、同日午前7時駒ケ根駅発のバス、同8時からロープウェーを再開。午前9時半までにそれぞれ5便を運行したが、乗客は4人のみだった。
25日以降は天候が回復し、県のパトロールが終了次第、運行を再開する予定。
ロープウェー、バスは17日から雨量規制で運休になり、19日には黒川平の土砂崩落で県道が寸断。しかし、南側のヘリポートを迂回路にする仮復旧が整い、バス運行の再開が可能になった。
県道はロープウェーに通じる唯一の路線。夏の繁忙期を迎えている周辺観光の生命線ともいえ、長引く運休は地域経済の痛手にもなっている。 -
中沢が総合優勝
駒ヶ根市体育協会などが主催する第34回駒ヶ根市民総合体育大会が23日開かれ、16(区対抗13、個人3)種目が21会場で行われ、区の名誉をかけて、競い合い、さわやかな汗を流した。市内最大のスポーツの祭典に選手、役員など2000人の市民が参加、白熱したプレーが展開し、ギャラリーの声援が大会を盛り上げた。結果は野球、ソフトボール、マレットゴルフ、ゴルフの4種目で優勝、陸上駅伝、ゲートボール、綱引などで準優勝した中沢が総合優勝した。
結果は次の通り
◇総合優勝=中沢(2)東伊那区(3)福岡区(4)北割2区(5)町2区(6)下平▽特別賞=上赤須
◇陸上駅伝(1)東伊那(2)
中沢(3)北割1区◇野球(1)北割2区、中沢(2)町1区、町2区◇ソフトボール(1)南割、中沢(2)下平、東伊那◇バレーボール男子(1)北割2区(2)福岡(3)上赤須、東伊那◇同・女子(1)北割2区、東伊那(2)下平、北割1区◇卓球(1)福岡(2)町2区(3)市場割・中南割◇バドミントン(1)市場割上赤須合同(2)東伊那(3)町2区、下平◇バスケットボール(1)市場割上赤須合同(2)東伊那(3)小町屋、上穂◇女子バスケット(オープン)(1)福岡(2)中沢(3)北割2区◇弓道(1)東伊那(2)福岡(3)小町屋◇テニス(1)福岡(2)町4区(3)町2区、上穂◇ゲートボール(1)下平(2)中沢(3)市場割◇マレットゴルフ(1)中沢(2)上穂(3)福岡◇綱引(1)北割1(2)中沢(3)北割2区・東伊那◇ゴルフ(1)中沢(2)中割(3)町4区
◇個人・アーチェリー(1)菊沢章吾(2)浦野裕之(3)後藤真偉人◇弓道(1)外園公毅(2)高仲成人(3)小沢剛志◇ソフトテニス男子(1)原勇輝・下村洋祐(2)中山弘樹・島崎力斗(2)増沢良雄・山岸朋博◇女子(1)増沢愛子・小鍛冶輝子(2)北沢由依・登内夏実(3)平沢明子・山岸弘子◇剣道・小学4年以下・男子(1)気賀沢仁哉(2)酒井健一郎(3)馬場信介・松村青◇同・女子(1)森岡里奈◇同・小学5年以上男子(1)唐木瞭(2)下平勇斗(3)岩本拓也、石沢宇志◇同・女子(1)春日ともえ(2)田畑野乃夏(3)真木史奈、竹沢萩野◇同・中学生男子(1)竹入省吾(2)倉田廉(3)宮沢圭太朗、寺平達◇同・女子(1)下井雪乃(2)宮沢夢美(3)(3)竹沢穂波、熊沢洋乃◇同・高校一般・男子(1)伊藤直広(2)熊沢竜作(3)米山弘、御子柴誉幸◇同・女子(1)春日敏子(2)気賀沢紀穂 -
「カイコを育ててみよう」教室
カイコって、かわいいね-。駒ケ根市東伊那のシルクミュージアムで23日、小学生を対象にした「カイコを育ててみよう」教室があり、郡内の3組約10人の親子が参加した。
ミニシアター「カイコの不思議」で、カイコの一生や絹製品について学んだあと、宮崎久美学芸員からカイコの飼い方の説明を受けた。
この中で、宮崎さんは「カイコには朝、昼、晩と夜の4回新鮮なクワを与える。途中で、クワが無くなったら追加する。クワは冷蔵庫の野菜室に保存する」と説明した。
この後、子どもたちは5齢のカイコ10頭を分けてもらい、大切に持ち帰った。
小学1年の長男と参加した伊那市のお母さんは「息子は虫が好きで、参加した。自分もカイコを育てたことがないので、子どもと一緒に育ててみたい」と話していた。 -
リンゴオーナー630本を契約
宮田村とJA上伊那宮田支所は23日、りんごオーナー契約会を村ふれあい広場などで開いた。愛知県など県外から家族約千人が宮田村に訪れ、農園で実が6センチ前後に肥大したリンゴの木を品定めし、630本の契約が成立。
契約会は1昨年から果実の生育がわかる夏の時期に実施している。
また、近くのほ場ではジャガイモやトウモロコシなど野菜収穫体験もあり、訪れた家族連れは農村の休日を楽しんでいた。
愛知県愛知郡から家族4人で参加した竹内智武さんは「子どもたちがリンゴが大好きなどで参加した。収穫が楽しみ」と話していた。 -
小学生親子がブルーベリー狩りを楽しむ
JA上伊那宮田支所・村学校給食を育てる会は23日、駒ケ原ブルーベリー団地で小学生親子を対象に、夏の収穫体験を行った。
自然に触れ、自分で汗して、収穫した野菜や果物を味わう、初めての企画に15組、約40人が参加し、ブルーベリー狩りを楽しんだ。 ほ場では園主の小田切多門さんが「黒く完熟した実は触っただけでポロっと取れる」と説明。子どもたちは真っ黒に色づいた実を次々とほおばり「甘い!」「おいしい」と口に運んでいた。
また、お持ち帰り用もせっせと摘んだ。
長男、長女の3人で参加した向山雅恵さんは「とても甘い。店で買って食べたのとは全然違う」と話していた。
次回の収穫体験は30日、ジャガイモとスイートコーンを予定する。 -
マレットパークはびろ 一部ホール使用禁止
24日午前、伊那市西箕輪のマレットゴルフ場「マレットパークはびろ」のホール一部が、梅雨前線の影響で使用できなくなった。営業は継続しているが、天候が落ち着くまで全ホール使用の見通しはついていない。
24日朝、コースを管理する宿泊施設・羽広荘から市へ連絡があり判明。マレットゴルフ場の西側を流れる大清水川の増水で、斜面が崩れ落ちたため、隣接する「天竜コース」の12番ホールの使用が禁止になった。
市ではコース使用に支障はないが、危険個所へ近づくと危ないと判断し、12番ホールを封鎖。コースが接する河川側の木々にロープを張るなどの安全対策を講じた。
マレットパークはびろは「天竜」「仙丈」の2コースで、それぞれパー36。昨年の利用者は2万1530人だった。 -
伊那剣心館「「親子夏期レクリエーション合宿」
伊那剣心館(熊谷進会長)は22、23日、伊那市西町伊那部の長桂寺で恒例の「親子夏期レクリエーション合宿」を開いた。1泊2日の寺の生活を体験する中で、クラブ員らは親ぼくを深めた。
日本の古い武道を極めるため、禅を学び精神修行をする目的で始まった合宿で、23回目の恒例。今回は小学校1年生縲恍・w校3年生のクラブ員50人や保護者など計、約80人が参加した。
初日は、花火大会や保護者が調理したカレーライスを食べて満喫。座禅体験では、長桂寺の内藤英昭住職を講師に、クラブ員らは座禅の方法を学び、仏教についての講話に耳を傾けた。
座禅体験は約40分間続いた。内藤住職は座禅中「社会のルールを守らなければ本当の自由ではない。深い縁の中で生きているからこそ、勝手気ままには生きられない」などとクラブ員らの気を引き締めていた。
伊那剣心館は小学生縲恍・w生を対象とした剣道クラブ。子どもたちは、伊那市武道館を中心に週2回のけいこに励んでいる。 -
休耕田でハスを栽培 茅原英男さん(69)
伊那市山寺区前橋町のJR飯田線沿いに広がる、休耕田のハスの花が見ごろを迎えている。白や赤、ピンク色の直径20センチの大輪の花が咲く、8・2アールの肥よくな土地。花の香り漂う田んぼには、メダカやトンボもいて、見物人が集まる、街中の憩いの場になっている。
「尖った錐(きり)のような芽を伸ばすと、蕾(つぼみ)を膨らませる。季節を感じて花を咲かせる生物の生命力に元気をもらう」
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ハスの栽培に興味を持ったのは、1996(平成8)年元旦のことだった。茨城県土浦市の友人が毎年、送ってくるレンコンに舌鼓を打ちながら決意した。早速、友人から取り寄せたレンコンの苗8株を自宅東側のほ場の一角へ植えた。
2年後には、水田の生産調整対策によりすべてを休耕田に。再び、友人から取り寄せた苗に園芸品種などを加え、全面に栽培し始めた。
ハスの地下茎はレンコン。その繁殖力は驚くほど旺盛で、1年で田一面に広がった。花茎は2メートル近くまで伸び人の背丈を越え、深緑色の葉は直径50センチと顔を覆う大きさ。季節になると次々と花が咲く様子は毎年、感動するという。 -
児童ら 工夫こらして作陶に夢中
伊那市の西箕輪公民館事業の陶芸教室が22日、同公民館であった。恒例事業に本年も多くの小学生らが集まり、それぞれ趣向を凝らした作品づくりに取り組んでいる。
小学校の週休2日制対策として、6年目を迎える。毎年定員20人のところ、参加者の応募が上回る人気の教室。本年は園児から70歳以上の高齢者までの25人が受講している。
この日は本年2回目。粘土を練って、紐(ひも)状にして皿などをつくる技法「ひも作り」を、同公民館サークルの陶芸クラブ代表で辰野西小学校教諭の野口輝雄さん(54)=西箕輪大萱=から学んだ。
野口さんから「粘土を乾かさずに素早く巻く」ことを知った受講生らは、頭の中のイメージを膨らませ、皿や花瓶づくりに夢中。西箕輪小5年生の原朱花ちゃんは表面が滑らかな皿を製作し「自分でつくった料理を乗せたい」と喜んだ。
陶芸教室は月平均2回で、11月までの全7回。同教室で手掛けた作品は10月に素焼きし、11月に本焼をする。次回9月9日は「タタラ作り」による皿物をつくる予定となっている。 -
上空から土砂崩落現場などを視察
伊那市で23日、自衛隊のヘリコプターによる上空からの土砂崩落現場などの視察があった。地域住民に避難勧告が出ている高遠町藤沢松倉地区で、新たな崩落個所は見つからなかった。
ヘリには小坂市長をはじめ、消防や広報担当者らが搭乗。土砂流出があった西春近の前沢川、橋脚が一部落下した殿島橋、松倉地区などを約1時間かけて回った。
中央道下を横切って流れる前沢川は、中央道から上流約1キロにわたり、川沿いに細く土石流や流木があった。中央道で土石流を食い止めたことで、西春近柳沢地区への被害が大きくならなかった様子を確認した。
そのほか、犬田切川上流などでも小規模な崩落があった。長谷に被害はなかった。
小坂市長は「総体的に見て西春近の被害が甚大である。早急に対応しなければ、また崩れてしまう」と話した。
視察は、自衛隊の災害地における対策の一環。避難勧告などに役立ててもらうねらいで、上伊那3市町であった。 -
おはなしドキドキぱーくINみなみみのわ
南箕輪村の村民センターで23日、おはなしドキドキぱーくINみなみみのわがあった。子どもや親子が大勢訪れ、マジックショーを見たり、たくさんの絵本やお話にふれた。県教育委員会、県立長野図書館、南箕輪村教育委員会、村図書館などの主催。
「魔法使いアキット パフォーマンスショー」は、SBC「Uパレード」にレギュラー出演している橋本アキットさんが、最高7個までのボールでジャグリングをしたり、子どもを風船で作った剣などで剣士に変身させたり、マジックを披露するなど会場を楽しませた。魔法を教えるマジック講習会もあった。
「世界のおはなし会」は外国語で絵本を読み聞かせた。ポルトガル語は「赤いさる」、英語は「ガンピーさんのふなあそび」、中国語は「紅いカニ」。親子は、外国語で読まれるお話にじっと耳を傾けていた。
暗い部屋で「こわーいおはなし会」を聞いたり、インドネシアや南アフリカなど「世界のあそび」も体験。「おはなしパケット号」で1200冊もの絵本を自由に読むなどして楽しんだ。