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春近大橋に歩行帯を確保
伊那建設事務所は8月上旬までに、伊那市の春近大橋両側の路肩(歩行帯)を広げる。梅雨前線の影響で、殿島橋(歩行者専用)の橋脚が一部落下したことに伴う対応。
天竜川にかかる春近大橋は、91(平成3)年に建設。殿島橋から200縲・00メートル上流部にある。長さ300メートル、幅員8メートル。
車道を3・3縲・・4メートルを2・75メートルに狭め、路肩60センチを1・25メートルに広げ、橋の両側にそれぞれ歩行帯を確保する。歩行帯をグリーンで塗り、車道と路肩を区別する白線を引き直す。
春近大橋の西側は国道153号とつながり、十字路になっている。信号機があるものの、歩行者用の信号機や横断歩道はない。伊那署によると、新たに設置するという。
殿島橋は春富中学校に通う生徒も使っていたが、橋脚の落下で、市がマイクロバスで移送。春近大橋は交通量が多いことから、通学について検討している。 -
上伊那サッカー協会設立総会
上伊那地域のサッカーの指導者らが連携し選手強化を図っていこうと23日、シニアからキッズまでのチーム代表者や指導者らが上伊那サッカー協会を設立した。伊那市のセミナーハウス伊那で開いた総会で、役員を選出し定款を決めた。
これまで上伊那全体での連携や交流は少なく、04年から上伊那の指導者交流会やフォーラムなどを開く中で、すべての指導者が今後の上伊那のサッカーを考え、縦の連携を図り、サッカー人口の増加と選手強化の第1歩として、種別や年代を超えて自分達で上伊那を変えよう-と、協会の設立に至った。長野県サッカー協会に加盟し、県内で17地区目になる。
協会には53チームが加盟。今後、ホームページを立ち上げ、各カテゴリーの試合結果を掲載する。
役員は、会長は宮下一郎衆議院議員、副会長は向山公人県議、理事長は杉本雅史さん(トップストーン)。理事15人、顧問1人、事務局1人。
設立記念事業で8月10日、元Jリーガーでスポーツジャーナリストの中西哲生さんをコーチに迎えるサッカークリニックを伊那市陸上競技場で開く。 -
箕輪町災害支援ボランティアセンター設置
箕輪町社会福祉協議会は24日、災害支援ボランティアセンターを沢のニューライフカタクラ跡地に設置した。ボランティアの事前登録を受け付けている。
ボランティアの作業場所は、土石流災害のあった北小河内中村地区が中心。作業内容は土砂の片付け、土砂が入った屋内の片付け、食事の用意、避難者の話し相手などの予定。ボランティアは手弁当、無報酬。町の避難勧告解除後に活動を始める。
事前登録は24日までに個人8人、企業や市民団体など6団体が登録している。
ボランティアセンターには、NPOや県社会福祉協議会、量販店などから町社協に送られた支援物資を運び込んだ。物資は飲料水のほか作業に使うスコップ、水切りモップ、デッキブラシ、ホース、ジョウロ、長靴、タオルなど。
ボランティア登録を受け付けるのは町内の人で、受付期間は8月11日まで。受付時間は午前9時縲恁゚後4時。ファックスは毎日24時間受け付ける。登録の連絡先はTEL090・2149・3551、FAX79・6770へ。総務はTEL090・4011・6157、ボランティアのニーズはTEL090・5753・7530へ。 -
北小河内久保南部竹の腰地区住民に避難勧告
箕輪町は24日午前7時、雨により土砂災害の危険があるとして、新たに北小河内久保南部竹の腰地区に避難勧告を出した。8世帯29人。午前10時、復旧作業をしていた中村地区と竹の腰地区の住民に避難を呼びかけ、南小河内公民館に避難した。午後3時、南小河内公民館を閉鎖し、北小河内公民館のみ開設している。
上古田地区では23日午後7時から24日午前8時まで、長雨による地盤の緩みから送水管が破損する恐れがあるため、町が給水を止めた。対象は237世帯785人。町は水の汲み置きなどの協力を求めたほか仮給水所を設置。上古田水源とは別の箕輪ダムからの水源を引く対応で、実際に給水が止まった世帯は少なかったという。 -
りんごオーナー園開園祭
箕輪町りんごの木オーナー園が23日、開園した。オーナーは、町内4カ所の園で好きな木を選んで名札を取り付けた。
オーナーの申し込みは146人、187本。開園祭には67人のオーナーが家族と共に訪れた。
今年でオーナー3年目という岐阜県の家族5人は、実が多く着いている木を探して園内を歩き、気に入った木に名札を縛り付けた。「去年はものすごく収穫できた。みつが入っていてとてもおいしかった。今年も楽しみ。期待しています」と話していた。
園主によるとリンゴの生育具合は、「実の大小の差があって心配していたが、平年以上の出来になってきて今のところ順調。台風がなく、ずっと天候がよければ去年より期待できそう」という。
オーナーは梨選果場で、五平もち、トウモロコシ、ブルーベリーを味わって交流。ブルーベリー狩りの体験もした。収穫祭は11月19日を予定している。 -
第22回斉藤杯争奪囲碁大会
日本棋院上伊那支部は23日、第22回斉藤杯争奪囲碁大会を伊那市のサンライフ伊那で開いた。
年5回ある大会の1回。先着32人による斉藤杯のトーナメント戦と、変則リーグ戦による一般碁会で、小学2年生から一般までの39人が対局した。
結果は次の通り(敬称略)。
◇斉藤杯トーナメント戦=(1)北村俊郎8段(2)寺田昭一5段(3)辻耀4段(伊那東部中2年)(4)井坪光夫初段◇Aクラス(3段以上)=(1)福沢秀伸5段(2)熊谷悦朗4段(3)梁取孝雄7段◇Bクラス(2段以下)=(1)渡部光彦2段(2)山崎洸5段(南箕輪小6年)(3)荒井保美2段 -
ブルーベリー園開園
飯島町上の原のブルーベリーもぎ取り農園「ベリーヒル(市村茂園主)」が開園した=写真。8月20日ころまで開く。
ベリーヒルは50アールに、デキシーやエイトブルなど中晩生種を中心に1200株を栽培。 開園は午前9時から午後4時まで。入園料大人千円(250グラムパック付き)。中学生以下300円、3歳以下無料。
市村さんは「完熟のブルーべリーは、酸味がなく格別甘い。店頭ものとは一味違う」と来園を呼び掛けている。
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天竜川堤防決壊個所の応急復旧工事完了
堤防高さ確保の工事へ国土交通省天竜川上流工事事務所は、箕輪町松島の天竜川堤防決壊個所の応急復旧工事が、21日午後7時半に完了したと発表した。現場では引き続き、決壊前の堤防の高さなどを確保するための緊急復旧工事が進んでいる。
応急復旧工事は、河岸侵食の拡大を防ぐため、大型土のうや根固ブロックを投入した。今後も根固ブロック投入などの工事をする。 -
大雨に伴う農業経営者の相談窓口設置
上伊那地方事務所は20日、大雨の影響で被害を受けた農作物の対処方法を相談できる技術・経営相談窓口を伊那市の県伊那合同庁舎内の上伊那農業改良普及センターに設置した。
21日までに入った相談内容は、家庭菜園的なものが多いが、深刻な被害があると想定される場所には県の方から出向き、状況把握、技術アドバイスに努めている。特に深刻な被害を確認しているのは辰野町、箕輪町、伊那市など。土石流被害のあった伊那市柳沢地区などは、水田、畑とも土砂が流れ込んでしまったため、基盤整備から考えなければならないところもあるという。
相談窓口は当分設置する予定で、7月中は緊急対応として土日も開設する。
開設時間は午前8時半縲恁゚後5時15分。来所、電話などで相談を受け付ける。
問い合わせは上伊那農業改良普及センター(TEL0265・76・6842)へ。 -
【記者室】豪雨竏樗ス省と教訓残せ
豪雨による災害で犠牲になった方々に心から哀悼の意を表したい。自然の猛威が過ぎ去ってみるとまるでうそのような平穏さだ。被害に遭った人にすれば、何事もなかったかのように動き始めた世の中と、以前と違ってしまった自分の暮らしの対比が一段とつらく悲しく感じられるのではないか▼この数日間というもの、国や県、各市町村の防災関係者らの苦労は大変なものだったろう。特に災害現場で対応に当たった多くの消防団員の働きは目立たないが大きかった。一息ついて英気を養ってもらいたい▼だが反省と教訓は残さなければならない。被害が起きるにはそれ相応の原因があるはずだ。今回経験した不安と緊張の気持ちを忘れず災害の予防に力を注いでほしい。(白鳥記者)
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豪雨被害調査中の村職員がクマと遭遇
豪雨被害の調査で山林に入っていた宮田村職員3人が22日正午過ぎ、子連れのクマと遭遇。数メートルの所まで接近したが、危うく難を逃れた。想定外の・ス二次災害・スに、「もうダメかと思った」と肝を冷やした。
村西側の林道を約2キロ入った地点。1人の職員が黒い物体を見つけ「あれクマじゃないの」と話した矢先、飛びかかってきた。
斜面上部に逃げた職員を親グマが追ったが、この職員はかつて県縦断駅伝にも出場した元陸上選手。
背後に迫るが何とか振りきり「もう足が動かない。へぇやられたと思った」と話した。
役場に戻った3人から話しを聞き、他の職員もビックリ。「彼じゃなかったら、逃げきれなかったかも。何事もなくて良かった」と、胸をなでおろしていた。
現場周辺に人家はない。 -
駒ケ岳ロープウェーに通じる県道週明けにも仮復旧へ
集中豪雨で大規模崩落した宮田村黒川平で22日、復旧作業が急ピッチで進み、寸断されている県道駒ケ岳公園線が仮設道路の設置で週明けにも仮復旧する見通しとなった。天候によっては遅れる可能性もあるが、中央アルプスの玄関口で夏の繁忙期を迎えており、関係者の努力が続いている。
22日午前までに、県道に流出していた川の流れを元に戻す作業が完了。午後からは流木などの片付けも始まり、道路復旧に着手した。
この日は雲の切れ間から青空も広がり、工事関係者は「天気が良いうちに、出来る限り進めたい」と作業に徹した。
県道は駒ケ岳ロープウェーへ通じる唯一の路線。寸断により接続するバスとともに運休し、周辺の宿泊施設はキャンセルが相次いでいる。
伊那建設事務所は「大雨注意報、雨量規制の解除も前提となるが、週明けには仮復旧でき、バスを通すことが可能になると思う」と話した。 -
宮田高原キャンプ場今季の営業断念
豪雨による林道の寸断で通行不能となった宮田村宮田高原キャンプ場は22日までに、今シーズンの営業再開を断念した。同高原の牧場には放牧牛が取り残されており、早期に下山させたい考えだが見通しは立っていない。
高原に通じる寺沢林道は、3カ所で道本体が崩れてなくなるなど、各所で寸断。週明けにも村は再び現地調査するが、復旧の見通しは全く立っていない。
同高原は標高1650メートルに位置し、村が7月から9月末までキャンプ場を営業。宿泊客だけでシーズン中に1500人ほどの利用がある。 -
早生(わせ)モモの出荷始まる
飯島町上の原のJA上伊那飯島果実選果場で21日から、早生(わせ)モモの選果、出荷作業が始まった。初日は町内や中川村など20軒が1000キロを持ち込んだ。
モモは早生(わせ)系で実が大きく、着色のいい「山梨」。実は小さめだが、甘みが強い「たまき」。
目視でキズ、色、形で3ランクに分け、選別機で大きさで分けられ、5キロずつ箱詰され、徳島方面に出荷された。
共同選果は31日まで、月、水、金曜日の週3回、出荷のピークとなる2日以後は連日行われる。
「山梨」に続き、8月から「あかつき」が収穫され、20日ころまでに、1万1千ケースが選果、大阪や中京方面に出荷される。
JA上伊那果実課の吉川順平課長は「作柄平年並み。糖度も乗って、おいしい」と話していた。 -
KOMA夏!第4話「祭りだよ!全員集合」
駒ケ根市の夏を彩るKOMA夏!第4話&ゆかたまつり「祭りだよ!全員集合」は22日、市内中心商店街を舞台に開かれた。一般市民らによる20チーム・総勢約700人によるダンスパレードが歩行者天国となった広小路など中心商店街を舞台に華やかに繰り広げられたほか、光前寺の霊犬早太郎伝説から生まれた地元のヒーロー「スピード太郎」と敵役「ヒッヒー」の楽しいショーなどが多彩に催された=写真。
ダンスパレードではテーマソング『GO OVER』のリズムに乗せて各チームがそれぞれ趣向を凝らした振付やコスチュームのダンスを披露。沿道を埋めた市民は手拍子を取りながら個性あふれる踊りを楽しんでいた。
銀座通りやすずらん通りには多くの屋台が軒を並べ、繰り出した家族連れなどで夜遅くまでにぎわった。 -
花いっぱい推進協がサルビアなど植える
南箕輪村花いっぱい推進協議会は22日朝、大芝高原周辺の花壇でサルビアとマリーゴールドの苗を植える作業に精を出した。
みちくさの会、老人クラブ、商工会女性部・青年部、郵便局、信州大学農学部の学生、村の互助会などから約70人が参加した。広域農道沿い、屋内運動場駐車場近く、愛の鐘の3カ所の花壇で作業した。
花苗は上伊那農業高校の生徒が育てた赤色のサルビア3千本、マリーゴールド2千本。広域農道沿いの花壇には、穴を掘る、苗を配る、植えるなど作業を分担し、3列で道路側にサルビアを2列、残り1列にマリーゴールドを並べ、花が咲くのを楽しみに丁寧に植えた。 -
かんてんぱぱで笑顔を届ける絵手紙展
伊那市西春近のかんてんぱぱホールで22日から、ゆう絵画教室(坂本勇代表)の「笑顔を届ける絵手紙展」が開かれている。日常の出来事などをテーマとした163人の1080点が、訪れた人たちを楽しませている=写真。
これまでも、各教室ごと作品展をしてきたが、教室開始10年を迎え、箕輪町から駒ヶ根市にある16教室の合同展を決めた。これほど大規模なものは初めて。
受講者は40縲・0代の主婦が中心で、公民館で講師を務めるベテランから、はじめて半年の初心者までさまざま。はがきだけでなく、巻紙やカレンダー、扇面など身近なものに描いた作品が一堂に並んでいる。
テーマには、季節の訪れや孫の愛らしさなどを取り入れており、それぞれの思い入れが感じられる。
坂本さんは「一人ひとりの個性も出てきた。手紙としてだけではなく、こんな楽しみ方もあるんだということを見てほしい」と話していた。
入場無料。午前9時縲恁゚後6時(最終日は午後5時)。30日まで。 -
南箕輪わくわくクラブマレットゴルフ夏の大会
南箕輪わくわくクラブのマレットゴルフ夏の大会は22日、大芝高原マレットゴルフ場であった。
赤松・白樺コース27ホールで72人がプレー。コースを見ながら1打1打慎重に打ち、競技に熱中していた。
結果は次の通り(敬称略)。
▽男子 (1)池上辰夫89(2)池上智志90(3)清水喜代人、伊沢文雄、荻原文博、戸塚久雄91(4)高木芳直、永田博一92(5)林剛、羽生剛93(6)深見高、松本孝志94
▽女子 (1)小松みさえ84(2)小沢かほる90(3)武村八千江、北沢ヒデ子92(4)伊藤久子、原幹子、伊藤茂美、大槻キサエ93(5)松崎久子95(6)根橋栄、深見フサエ、松田洋子、池上保子96
▽ホールインワン 池上辰夫、小沢かほる -
北小河内中村地区
住民とボランティアが土砂の除去作業土石流災害のあった箕輪町北小河内中村地区で22日、ボランティア約250人が住民と共に土砂などの除去作業に取り組んだ。
ボランティアは、北小河内区民200人余と、県が災害支援のため派遣した県職員40人。竹の腰グラウンドの200メートル手前までしか重機が入れず、生活道路約500メートルの間で作業した。
個々の住宅敷地内に入り込んだ土砂をスコップ、くわ、バケツなどでボランティアが道路までかき出したり、水路にたまった土砂を引き上げ、町建設業協会の重機でトラックに積んで北小河内神社脇に運び出した。布団や畳、屋内や庭のごみなどは空き地に運んで分別した。
被災した施主を心配してかけつけた工務店も、急ぎ社員や外注業者を集め20人余が土砂除去作業に協力した。
区役員は、「土砂で家に入れない人もいた。土砂があるだけでも滅入ってしまう。ボランティアの協力で少しでも元の生活に戻れるようになれば」と話した。
住民の男性(67)は、「日にちと時間の感覚がなくなってしまった。今は、開き直って後のことは考えないようにしている。避難所で食事のお世話をしてもらって、区の方も手伝ってくれて申し訳ない」と話していた。
北小河内公民館では18世帯54人が避難生活を続けている。23日は、町消防団第6分団が作業する。 -
ヘリコプターで被災状況を確認
箕輪町は22日、町内の被災状況を自衛隊のヘリコプターで上空から確認した。
平沢豊満町長、福島朝雄消防署長、防災、林務、広報の各担当職員の計5人が搭乗。箕輪中学校グラウンドから離陸し、約30分間の飛行で、土石流が発生した北小河内中村地区をはじめ桑沢川、深沢川、箕輪ダム、林道日影入線、林道中樽線などを確認した。
町によると中村地区は、竹の腰公園東側の山で中の沢から土石流が発生。もう一つの沢からも土石流が中の沢に入り込み、同じルートで公園に向かって流れた。箕輪ダム近くや林道日影入線と日向入線の合流点近く、大出深沢線などでも崩落個所があったという。 -
伊那市高遠町藤沢 御堂垣外に避難指示解除 松倉は避難勧告に切り替え
伊那市は22日午後1時、高遠町藤沢の御堂垣外地区(91世帯225人)に出していた避難指示を解除した。松倉地区(40世帯117人)は避難勧告に切り替え、避難場所を藤沢多目的集会施設から松倉生活センターに変更した。
県は松倉川上流に土石流感知センサーを設置する方向。国交省は上流部に照明車2台・衛生通信車を配備して映像で監視し、消防団・行政などが現場に詰めている。今後、雨の降り方、監視の状態を見ながら、必要な対応策をとる。
午前中、信州大学農学部森林化学科の北原曜教授らが松倉川沿いの危険個所2カ所を調査。
崩落が懸念される下流部に問題は見られなかったが、松倉地区から1・1キロほど離れた上流部では、松倉川の斜面を数百メートル上がったところに、クラック(割れ)が2本あった。クラックは長さ50縲・0メートル、最大落差2メートルで、地盤がずり落ちた感じという。
北原教授は、川のこう配が緩く、広いたい積地があるため、それほど大きな被害は発生しないと予測するが、大雨で崩れる危険性はあるとした。
松倉地区でも松倉川の水面から高さ10メートル以下は危険だが、高台にあるところは問題ないという。
22日現在で、避難勧告が出ているのは松倉地区のほか、高遠駅付近の2世帯4人。 -
床上・床下浸水住宅の消毒始まる
箕輪町は22日、床上・床下浸水被害のあった住宅に、病原菌などへの対応のため消毒作業をした。
浸水被害のあった家屋は、赤痢などの感染病の発生を防ぐため、消毒が必要になる。山から流れた水は、山中には動物の死骸などがあり病原菌の心配があるという。
区を通しての取りまとめと、町広報の呼びかけで申し込みがあったのは19件。
町保健福祉課職員が下古田地区から作業を開始。住宅の周りに噴霧器で消毒液を散布し、その上から石灰をまいた。沢、長岡、木下、富田地区でも作業した。 -
中央道、杖突峠など通行止め解除
梅雨前線の影響で、一部区間で通行止めとなっていた中央自動車道、長野自動車道が22日午前6時半、解除された。一部で車線の規制があるため、注意を促している。また、国道152号(杖突峠)は解除になっているが、雨量によって規制がかかる。
上伊那の交通情報は次の通り。
【通行止め】
◇国道▽153号(辰野宮所)▽152号(分杭峠)
◇県道▽中山松倉線▽車屋大久保線▽高遠芝平線(宮下縲恍C尾)▽伊那駒ケ岳線(ねずみ平のバス停縲恣烽フ萱バス停)
◇市町村道▽沢渡北丘線(西春近郵便局西側)▽稲持大松河原線▽三峰川線▽黒河内線▽女沢線▽棚沢川南線(伊那北保育園北側)▽吹上大泉新田河原線(清水工業前)▽白沢9号(小出三区集落センター前)
◇橋▽殿島橋▽小屋敷橋
【JR飯田線】
◇伊那新町縲怏ェ谷間運休 -
パステル画・油絵サークル「楽画喜の会」作品展
洋画家の坂本勇さん(61)=伊那市美篶=が講師を務めるパステル画、油絵サークル「楽画喜(らくがき)の会の展示会は25日まで、同市駅前ビルいなっせ2階ギャラリーで開いている=写真。心を和ませる優しい色合いのパステル画が多く並び、来場者の注目を集めている。
坂本さんが駒ヶ根市縲恂・輪町の16カ所で開く絵画教室の中で、パステル画、油絵を専攻する受講生でつくる集まり。展示は、いなっせでは初めてとなり、今回で6回目を迎える。
講師を含めた14人が、一人3縲・点の合計54点を出品。鮮やかな赤色が映える紅葉や、画面いっぱいのヒマワリの花などの風景、静物画がある。
それぞれ自分のテーマを追求した作品ばかりで、受講生が「一生懸命に描いた深みのある絵が集まる」(坂本さん)。「おのおのが楽しく描いている様子を思い浮かべて見てもらえれば」と来場を呼び掛けている。
本年は坂本さんが絵画教室を始めて10周年記念の年。伊那市西春近のかんてんぱぱホールでは絵画教室内の絵手紙の作品展が22縲・0日、同時開催している。
入場無料。午前9時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。 -
久しぶりの晴れ間 市民プールに水しぶき
梅雨前線が南海上へ下がり、強い日差しが戻った22日、伊那市民プールに子どもたちの笑顔が帰っていき=写真。子ども連れの親子など314人が久しぶりの晴れ間を見て、プールに足を運んだ。
市民プールは梅雨前線などの影響で16竏・9日、21日を閉場し、20日は営業したが、利用者はいなかった。
この日は最高気温27・4度と平年並みの気温。利用者はボールや大きな浮き輪を使って水遊びをする児童らの姿が広がった。
伊那市上新田の30代主婦は長女(10)、二女(8)を連れてプール遊び。「外に出れなかったので開放感を感じている。天竜川の増水で水の怖さを知りつつも、プールは良い学習の場になる」と我が子の笑顔に目を細めた。
飯田測候所によると、今後も早々には晴れ間は臨めそうにない。 -
1学期終業式
中川村の中川東小学校(久保村和子校長)は24日、1学期の終業式を行い、27日間の夏休みに入った。
式では2年生が通称「すべり山」を中心に展開した生活科の学習を自作の歌を交えながら発表し「2学期はきっと、キノコいっぱい、生き物いっぱい、きれいなきれいなすべり山になっていると思います」とまとめた。
5年生は田植えや臨海学習、音楽会など各班ごと、思い出に残った楽しい行事の様子を寸劇で再現した。
久保村校長は「きちんと隅々までお掃除ができ、元気にあいさつもできようになった」と、児童の成長を喜び「休み中は交通事故や水の事故に遭わないように、夏休みでなければできないことをいろいろと体験して、21日は元気に登校して」と呼び掛けた。 -
駒ケ根市災害警戒本部引き続き継続
大雨による災害などに備えて駒ケ根市が設置している豪雨災害庁内警戒本部(本部長・原寛恒助役)は21日午後4時30分に会議を開き、雨はひとまず治まっているものの、上伊那地域に出されている大雨警報、洪水注意報はまだ解除されていないことや、土砂災害の発生する危険性が依然として残っていることなどから、引き続き警戒配備を継続することを決めた。
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上伊那遊技場組合、たかずやの里へ乗用車1台を寄贈
上伊那のパチンコ店でつくる上伊那遊技場組合(20ホール、川島正広組合長)は20日、伊那市富県の児童養護施設「たかずやの里」へ乗用車1台を寄贈した=写真。
地域貢献を目的とした取り組みで、これまでは老人福祉施設などに寄贈をしてきた。今回は、上伊那福祉協会要望があったたかずやの里への寄贈が実現した。
川島組合長は「パチンコ店は町中にあり、多くの人に身近に遊んでもらっている。そうしたことに感謝をこめ、楽しんでもらったお金の一部を社会に役立ててもらっている」と話した。
目録を受け取った竹内光理事長は「県などの補助で施設運営をしている。これまでも車が必要だと感じていたが、高額で手が回らなかった。大切に乗っていくようにしたい」と語った。
車両は5人乗り用の1500cc。今後は、児童の送り迎えや行事ごとなど、あらゆる場面で日常的に活用していくという。 -
1学期終業式
飯島町の七久保小学校(細川道子校長)は郡下のトップを切って21日、1学期の終業式を行い、30日間の夏休みに入った。
式では5年生が各班ごと寸劇仕立てで、6月の臨海学習について発表。「ジャンボエビフライおいしかった」「干物づくりは面白かった」。恒例の枕投げを披露し「みんなで泊まって楽しかった」゜ぬいぐるみを使ってイルカショーなど、各班が工夫を凝らした発表で、臨海学習の楽しさを伝えた。
細川校長は「あいさつや思いやりなど、目に見えない部分でたくさんの成長があった」と喜び「いよいよ、明日から夏休み、自分が自分の先生になって正しい生活をする。『早寝、早起き、朝ご飯』を実行し、21日は元気に登校して」と呼び掛けた。 -
モモの産地、中川村で収穫はじまる
モモの産地、中川村三共で21日から、モモの収穫作業が始まった。
早生系の「山梨白鳳」「たまき」、中生種「あかつき」の3種類約20アールを栽培するみなみ農園(中山晶行園主)では、青みが抜け、赤く色づいたモモを、ふんわりと包みこむように、丁寧に収穫した。
「やまなし」は実が大きく、色づきも良い。「たまき」は小玉だが、赤味と甘みが強い。8月から収穫が始まる「あかつき」は大玉で赤く、糖度十分。
早生系は3月下旬に摘蕾(てきらい)4月中旬に開花、5月から摘果作業を繰り返し、大きく育てた。
甘くて、新鮮なみなみ農園のモモはほとんどが贈答用。リピターが多いとか。
直売、全国発送もしている。詳細はみなみ農園(TEL88・2671)