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箕輪町・上古田公民館にイルミネーション設置
西部花街道をつくる会上古田支部は10日、箕輪町の上古田公民館横に高さ約13メートルのツリー型イルミネーションを設置した。点灯時刻の午後5時にはイルミネーションを楽しみにする地元住民がツリーの周りに集まり、幻想的に映し出された光の輝きを楽しんだ。
地域活性化と青少年の健全育成を目的とした初めての取り組み。5月に設置したこいのぼりに引き続き第2弾となる。
ツリーのテーマは「星の輝くページェントin花街道。地域の人から提供してもらったヒノキを公民館横の畑にたて、赤や青、緑などに光る発光ダイオードの電飾3200個を飾った。
「ツリーにお願いごとしなきゃ」と願いをかける子どもの姿もあった。 -
伊那市マレットゴルフクラブ納会
伊那市マレットゴルフクラブ(62人、伊坂安男会長)は11日、05年度納会を開いた。皆勤者、精勤者に賞品を贈り、鍋を囲んで和気あいあいと1年の活動を振り返った。
クラブは、マレットパークはびろ、榛原河川敷公園の2カ所でプレーしている。今年は1月30日の新春初打ち大会をスタートに例会、大会合わせ31試合あった。皆勤賞は白沢当志子さん。精勤賞は5人。年間成績(得点制)の1位は網野さだ子さん。
06年は1月4日、榛原河川敷公園で初打ちをする。新年度会員を募集している。入会希望者は事務局の根津さん(TEL73・3917)へ。
精勤賞、年間成績は次の通り(敬称略)。
◇精勤賞 根津昌行、清水松男、下平明夫、登内保雄、平松一
◇年間成績 (1)網野さだ子102(2)清水松男91(3)根津昌行78(4)白沢永司72(5)鈴木光子72(6)登内保雄70(7)内藤智里70(8)下平明夫64(9)平松一63(10)酒井平八60 -
ガールスカウト長野26団がフリーマーケット
ガールスカウト長野26団(40人、木部則子団委員長)は11日、ピースパックプロジェクトの資金集めのため、フリーマーケットを伊那市総合福祉センターで開いた。
ガールスカウト日本連盟は94年から10年間、平和提唱事業で、難民高等弁務官事務所の協力のもと、アフガニスタン難民の子どもたちにピースパック(文房具)を送った。今年度から、タイ国内にあるミャンマー難民キャンプの子どもたちにピースパックを送る。
26団は、ピースパック30袋、靴2箱を送る予定で、文房具購入や輸送にかかる資金を集めるため、家庭から提供した衣類などのほか、スカウトが手作りしたクッキー、ポップコーン、小物入れ、飾り物などを販売した。
木部団委員長は「世界市民としての、世界の平和のための活動。知らない国のことを知ることの取り掛かりでもあり、自分達が平和であることをあらためて自覚する活動でもある」という。
来年1月に袋詰め作業をして発送。各地から集まるピースパックは春にミャンマーに届ける予定。 -
第9回弥勒新そば祭り
高遠町弥勒の有志でつくる「弥勒そばの会」(27人、池上裕敏会長)は11日、第9回新そば祭りを弥勒多目的集会施設で開いた。地区内外から切れ間なく町民が訪れ、手打ちの新そばを味わった。
そばの会は94年に発足。0・8ヘクタールの休耕田を利用してソバを栽培している。当初は会だけで祭りをしていたが、97年から地区住民への感謝の気持ちを込めて現在の形になった。
午後3時の祭り開始に向け、会員は朝9時から準備し600食のそばを打った。祭りには次々と人が訪れ、会場は満席。「やっぱりうまいねぇ」とうなづきあいながら、新そばをたん能していた。
恒例のそば打ち体験も人気で、会員の指導を受けて、慣れない手付きながらも練る、伸ばすなどの作業を楽しんでいた。 -
ミサワ燃料のパン教室
伊那市西春近のミサワ燃料は11日、パン教室を生涯学習センターいなっせで開いた。上伊那各地から15人が参加し、ハムロールなどパン作りを楽しんだ。
ケーキ、イタリア料理に次いで3回目の「楽しいお菓子・料理教室」。今回は、唐木グリーンパン教室の唐木芳子さん=西春近=が、ハムロールと、忙しい人のための1時発酵をしないテーブルロールの2種類を教えた。
唐木さんは、「おいしいパンを作るには、いい温度、いい時間で」と話し、こね上げ生地温度は27度から30度が理想で、夏は氷水、冬はぬるま湯、秋は水道水を使って温度を加減するなど、パンづくりのこつを教えた。
参加者は、生地につやが出るまで両手で包み込むようにこねたり、ハムロールの成型をしたりとパン作りを楽しんだ。焼きあがったパンを試食して発酵させたパンと発酵しないパンの違い、ガスオーブンと電気オーブンの違いなども学んだ。 -
町二区しめ縄づくり
宮田村の町二区青少年健全育成会(中原憲視会長)は11日、正月のしめ飾りをつくる講習会を町二区公民館で開いた。約20人の親子らが集まり、玄関を飾る伝統的なしめ縄をつくった=写真。
指導に当たった福村武さんは「最近は飾りがたくさん付いたきらびやかなしめ飾りが多いが、昔ながらの質素な物も落ち着きがあってとても良いものだ」と伝統的なしめ縄づくりの作り方を伝授した。福村さんの説明を聞いた参加者らは「買った方が早いけど、手づくりのしめ飾りの方が心がこもっていて正月を迎えるのにはふさわしい気がするね」などと話し合いながら、それぞれしめ縄づくりに取り組んでいた。 -
町一区しめ縄づくり
宮田村町一区の青少年健全育成会、分館、PTAは11日、年末恒例のしめ縄つくり講座を町一区公民館で開いた。親子ら約40人が参加し、正月に向けて輪締めやおやすなどを作った。
指導する木下文明さんは「普通の縄は右ないだが、正月飾りは左ないだからこれを間違えないように」と注意しながら作り方を説明した=写真。参加者らは「毎年作っているはずなのにこれがよく分からないんだ」などと笑い合いながらも「良い年を迎えられますように」と、懸命にしめ縄づくりに取り組んでいた。 -
介護フォーラム
介護保険法施行から6年がたち、法律の改正などによって制度の方向性が大きく変わろうとしていることから駒ケ根市は10日「第6回介護フォーラム竏窒ォずこうみんなでやさしい老後」を文化会館で開いた。約60人が参加し、意見発表や講演などを通じて介護についてあらためて考えた。
同市町二区の下澤弘美さんは意見発表で「母親の介護をしている時は自分の中で般若と菩薩の気持ちが入れ替わっていた」と介護の苦悩を吐露した。飯島町で宅幼老所「まんてん」を運営する与曽井学さんは「認知症のお年寄りの介護に当たる人の辛さは大変なもの。地域住民が互いに支え合うことが大切だ」と訴えた=写真。
講演「105歳を共に生きて竏酎c母小倉遊亀との日々」も行われ、文化勲章受章の日本画家小倉遊亀さんの孫、森寛子さんが祖母への思いと介護について語った。 -
年末交通安全人波作戦
年末交通安全運動(11日縲・1日)の実施に合わせ伊南交通安全協会駒ケ根支会(牛丸廉平支会長)は12日朝、駒ケ根市の広域農道北原交差点付近の道路で人波作戦を展開した。安協会員や駒ケ根警察署員ら約60人が参加し、出勤途中のドライバーらに事故防止を訴えた=写真。
早朝の厳しい冷え込みの中、歩道に一列に並んだ参加者らはかじかんだ手でそれぞれ「飲酒運転による交通事故防止」「シートベルト、チャイルドシート着用」などののぼり旗を掲げ、交通事故防止を懸命にアピールしていた。 -
しわすコンサート
上伊那の小中学校の音楽教師らが自由な演奏を発表する機会として7年前から毎年末に行っている「しわすコンサート」が10日、駒ケ根市の駒ケ根高原美術館別館VITA AMOR(ビタ・アモール)で開かれた。音楽教師や家族など約70人が集い、学校の授業とは違ったそれぞれの一面を披露し合って師走のひとときを楽しんだ。
約30人の出演者によるパーカッション演奏ではドラム缶、たらい、ポリタンク、ペットボトルをたたいて生み出す力強いリズムの響きが会場を満たし、圧倒的な迫力で聴衆の度肝を抜いた=写真。
ステージにはアコーディオンやリコーダー、筝、フルートや金管楽器など、それぞれが趣味で演奏している多彩な楽器を携えた出演者が代わる代わる登場し、クリスマス・ソングやポピュラー、ジャズなどのさまざまな曲を見事なアンサンブルで奏でた。 -
市民フォーラム「こころの扉をひらく」
統合失調症についての理解を深めてもらおうと県精神障害者家族会連合会は9日、市民フォーラム「こころの扉をひらく」を駒ケ根市の赤穂公民館で開いた。約120人の聴衆が集まり、県立駒ケ根病院院長の樋掛忠彦さんの講演「こころの扉をひらく竏駐搓㍽ク調症の理解、病気と薬について」を聞いたほか、音楽療法士北畑道子さんの話を聞いた。
樋掛さんは以前精神分裂病と呼ばれていた統合失調症について「遺伝性だという誤解や偏見があるがそんなことはなく、ストレスや神経過敏などの原因で誰にでも起こり得る病気だ」とした上で「幻聴などの症状が出るが薬物療法などで治すことができる。周囲の人が病気についてよく理解し、温かい気持ちで接することが大切」と訴えた=写真。 -
飯島小演劇クラブ公演『クリスマス・キャロル』
飯島町の飯島小学校演劇クラブは11日、公演『クリスマス・キャロル』を町文化館大ホールで開いた。12人の小さな女優たちは文化館の大きな舞台の上でも気後れすることなく、積み重ねてきたけいこの成果を十分に発揮してそれぞれの役を生き生きと演じ切った=写真。
『クリスマス・キャロル』は金のことしか頭にない強欲なスクルージがクリスマス・イブに現れた精霊の教えにより、愛の大切さに目覚めて改心する竏窒ニいう物語。児童らの迫真の演技や歌が舞台いっぱいに展開し、詰め掛けた保護者や同級生らは惜しみない大きな拍手を送っていた。 -
ザザ虫、台湾へ
伊那谷の名物珍味、はちのこ・ザザ虫・いなごが台湾に新設される昆虫博物館に陳列される。
信州大学農学部に留学経験のある台湾の国立嘉義大学生物資源系の張光勳副教授がこのほど、伊那市のグリーンファームを訪れ、新たに設置される昆虫博物館の「世界の昆虫食」のコーナーに陳列するために、調理したはちのこ・ザザ虫・いなごなどを購入して帰国した。
張副教授は同大のほか鳥樹林嘉大昆蟲生態教育館のスタッフも務めているが、展示内容の豊富さに驚いた関係者らが、「世界最大規模の昆虫博物館」を大学に併設することを提案。その一角で、世界中で人間がどんな昆虫を食べているかを扱うという。
張副教授は1983縲・5年に信大農学部に留学し、森本尚武前信大学長の下で昆虫学を学んだ。その間に、伊那の昆虫食に親しみ、度々グリーンファームを訪れて購入したという。
同教授は本紙の取材に「昆虫食といえばやはり伊那谷。はちのこ・ザザ虫は世界に紹介するべきものです」と答えた。 -
箕輪町議会一般質問
町長最終年度へ箕輪町の平沢豊満町長は12日、町議会12月定例会の一般質問で、就任以来3年間を振り返り「ほとんど休日もなく職務を遂行できたことは幸せだった」とし、最終年度の町政運営は「全力疾走で任期をまっとうしたい」と話した。浦野政男議員の質問に答えた。次期選挙についての質問には、「まだ1年残っているので、残された任期をラストスパートで最大限努力したい」と答えるに留まった。
3年間の総括は、「“活力ある住みよいまちづくり”の実現のため民意を町政の表舞台に上げ、尊重しながらやっていくスタンスできた。公約はある程度はできたかなと思う。形、方向付けはできてきた。これからは中身」とし、「変化の激しい時代に成功するには変わり続けることを前提にやっていきたい」とした。
行財政改革では、「助役2人制は変動の激しい行政の中で大成功だった」と評価。公共事業見直しは、有機センターとベゴニア園を中止。入札制度は受注希望型を導入し「全体で20%の効率化できた」。今後は「公共事業をオープンにし、町民益を追及したい」とした。
福祉は「トップ集団にいると認識」、教育は保育園の運動あそび導入、小学校の国際交流員派遣などの体制づくりを評価した。 -
創立20周年記念伊那フィルハーモニー交響楽団定期演奏会
創立20周年を迎えた伊那フィルハーモニー交響楽団は11日、記念の第18回定期演奏会を伊那市の県伊那文化会館で開いた。20年の歴史を感じさせる深みのある素晴らしい演奏で観客を魅了した。
今回ヴァイオリン独奏に、第1回演奏会に出演したNHK交響楽団の大林修子さんを迎えた。曲目は、ベートーヴェンの序曲「レオノーレ」第3番作品72b、メンデルスゾーンの「ヴァイオリン協奏曲」ホ短調作品64。最後はとても難しいというブラームスの「交響曲第1番」ハ短調作品68を演奏。会場を埋めた観客は惜しみない拍手を送った。
伊那フィルは、同会館の建設が始まったのを機に、「伊那谷にオーケストラを」と創立。春のファミリーコンサート、秋の定期演奏会をメーンに、「第九」「メサイヤ」「レクイエム」など、音楽愛好家と一緒に地域に密着した活動に取り組んでいる。 -
伊那市指定文化財に5件
伊那市教育委員会はこのほど、同市西箕輪の小正月の伝統行事「羽広の獅子舞」や狐島の神明社荒神社合殿のケヤキなど5件を市指定文化財に決めた。内訳は天然記念物3、有形民俗文化財1、無形民俗文化財1件。
2年振りの指定で計55件となった。狐島のケヤキは7本を一括指定。そのうち6本は樹齢200縲・50年で、天竜川のはんらん地域にありながら残る巨樹だ。伊那では珍しいマツハダ(富県南福地)、樹齢400縲・00年のサワラ(富県上新山)も、それぞれ天然記念物に指定した。
西箕輪仲仙寺の絵馬は、木曽の馬地主・千村勘兵衛が奉納した「千匹馬図」(1862年)など馬絵の7点、算額2点、武者絵、相撲など合計13点を有形民俗文化財に指定。400年の伝統があり、区を挙げて保存に取り組む羽広の獅子舞を無形民俗文化財に指定した。 -
昔なつかしのすいとん汁に舌鼓
寒さに負けず心も体もあったかに‐。宮田村町2区の地域ボランティアグループ・ともいきの会は10日、「すいとん汁」をつくり、高齢者らをもてなした。昔懐かしい味にみんな大喜び。会話も食欲も弾んだ。
村の福祉交流施設なごみ家に地域の有志が集まり調理。小麦粉を水に溶き、ニンジンや玉ネギなど野菜がふんだんの汁のなかに入れた。
ポッポと湯気が立ちあがる出来立てを全員で会食。訪れたお年寄りたちは「戦時中は、すいとんがごちそうだったもんさ」と懐かしがり、あったまった。
汁のほかにも、大根やカボチャの煮つけ、おにぎりや漬物など、心尽くしの料理の数々がテーブルに。いずれも住民が食材を持ち寄って調理したもので、ワイワイにぎやかに舌鼓を打った。
同会は今春発足し、住民がふれあうことで地域の支え合いを広めようと活動。メンバーを固定するのではなく、高齢者を含め全区民に参加を呼びかけて毎月開いている。 -
有害図書自販機設置
##(見出し(1))
有害図書自動販売機撤去は住民総意で
##(見出し(2))
飯島町の高坂町長と大沢教育長は12日の議会本会議一般質問で、広域農道沿い田切春日平地籍に設置された有害図書自動販売機について「住民総意で早期撤去を図るべき。14日に安全対策会議を開き検討する」-などの考えを示した。内山淳司議員の質問に答えた。
同自販機は先月末、県外業者が春日平直売所の隣に3基設置した。
内山議員は「自販機の設置で環境が汚染された。撤去は住民運動が1番効果的、有害図書自販機ゼロ宣言、署名活動など撤去に向けた対策は」と質問。高坂町長は「有害図書の自販機は住民総意で早期撤去を図るべき。昨年12月に制定した『安全で住み良い町条例』に基き、14日、約150人規模の安全対策会議を召集した。早期、撤退を検討したい」とし、大沢教育長も「すでに、地元春日平地区では対策集会を開いた。住民運動を基本に進めたい」と答えた。
設置された有害図書自販機 -
筝曲入門講座開講
飯島町中央公民館の筝曲入門講座は2日から来年2月24日まで全10回で始まった。
筝曲は9人、三弦には6人が参加、篠田早祐梨さんから、手ほどきを受けた。
初回は楽器の名称やもち方、邦楽の歴史、洋楽と邦楽の違いについて理解を深めた。
この中で、篠田さんは「宮城道雄らが中心になって、大正から昭和初期にかけて、筝曲の伝統の上に洋楽の要素を取り入れた新しい日本の音楽が作曲、演奏されるようになった。日本人にとって邦楽は自分の国の音楽でありながら、生で触れる機会が少ない。琴や三弦を習うことで、歴史と伝統の培われた邦楽に一層の理解を」と話した。
この後、バチを構えて、三弦の音合わせをしたり、琴爪をはめて、琴柱を移動させながら、音階を確認した。 -
町2区の役員忘年会
宮田村町2区の組長役員忘年会はこのほど、区公民館で開いた。師走の忙しさをひととき忘れて、1年間の地域活動を振り返った。
区役員と隣組の組長約50人が出席。小木曽光明区長は「皆さんのおかげで、今年1年間円滑に行政運営ができた。年末に向けて防犯、防災に気をつけ、良い新年を迎えたい」と、一人ひとりの労をねぎらった。
美味しい料理と酒を酌み交わし、より一層の地域連携を確認。新年からはまた新たな役員体制で臨む。 -
箕輪町前教育長大槻武治さん
小説「小さな独裁者」出版箕輪町の前教育長、大槻武治さん=松島=が、高校を舞台に、独裁者誕生のシステムを根底に描いた小説「小さな独裁者」を出版した。今、世の中でいわれる「改革」の中身と仕方をもう一度考える必要性を問い掛ける。
物語は、高校の生徒会が中心となり「学校改革」を目指すが、連続殺人事件という不幸な結果につながった一連の事件のいきさつを、加害者となった高校生の担任教諭の友人が、聞き取り調査を基にまとめたという設定。プロローグには、「『改革』を口実にして台頭しつつある新しい形の独裁体制に警告を発するつもりであった。…独裁もまた忘れた頃に足音を立てずに忍び寄ってくるものである」とある。
文中には、「世の中は刻一刻と変化している。流れをとどめることはできないが、人の力でその流れを早めることもできない」という意味の、儒学者・佐藤一斎の言葉を引用。「このことは大事。無理な力を加えて一挙に変えようとすると独裁になる」と大槻さんは言う。
「国政レベルでも行き詰まっている、そういう時代は『改革』という言葉がクローズアップされる。しかし、ヒトラーが登場したときも、経済的閉塞感の中から『改革』を掲げた。『改革』の中身、仕方に問題がある。それを考える必要性、本当の中身から変わっていかないといけないというメッセージを込めた」と話している。
316ページ。1300円+税。東京図書出版会発行、リフレ出版発売。全国の書店で販売している。 -
バレー全国大会出場激励会
9人制バレーボールの全国大会「第4回スーパー9・オールスターズ・フェスティバル」(15縲・8日、福岡県)に県男子代表チームとして出場する駒ケ根クラブの激励会が8日、駒ケ根市役所で行われた。中原稲雄教育長らが監督の北林昌彦さんに激励金を手渡し、大会での健闘を期待した=写真。北林監督は「今年最後の大会。少しでも上に勝ち上がって今後につながる成績を収めたい」、セッターの松沢成善さんは「楽しんで1つでも多く試合ができるよう頑張ってきたい」とそれぞれ決意を述べた。
駒ケ根クラブは過去全国大会出場36回を誇る県内有数の強豪チームとして知られる。選手は駒ケ根市のほか塩尻市、伊那市、高遠町、飯島町、松川町などから精鋭が集まっている。 -
県縦駅伝優勝報告
11月に行われた第54回県縦断駅伝で3年ぶりに優勝した上伊那チームの代表者ら3人が8日、優勝旗やトロフィーなどを携えて駒ケ根市役所を訪れ、中原正純市長に勝利を報告した=写真。上伊那陸上競技協会の北沢秋司会長は「今年ほど総力で劣勢を挽回できたことはない。いいレースだった」と会心の優勝を振り返った。北小野竏鋳C野区間を走った松崎雄介さん(駒ケ根市役所)は「上伊那を走ったのは初めてだが、地元は応援が違う。すごく励みになった」と大声援に感謝した。
中原市長は「選手が駒ケ根市を通過する時点では(優勝を)あきらめている人もいたが、私は行ける竏窒ニ信じていた」と笑顔で話し「来年もぜひ頑張って優勝を」と激励した。 -
赤穂文化祭きょうまで
駒ケ根市で赤穂公民館文化団体協議会と赤穂公民館主催による赤穂文化祭が11日まで開かれている。陶芸、写真、絵画、書道、工芸など各種文化団体らによる作品展示のほか、囲碁、煎茶、料理講座などの無料ワンポイント体験コーナーが設けられた=写真。連れ立って訪れた市民らは展示作品を見て「大したもんだ」「よくできてるね」などと感心していた。
11日は午前10時から映画『米百俵』の無料鑑賞会が開かれるほか、午後1時からは歌や踊りなどのステージ発表が行われる。 -
長谷保育園生活発表会
今年がんばってきた取り組みを家族にも見てもらおう竏窒ニ10日、長谷保育園で「生活発表会」があった。各クラスごとダンスや合唱を披露したほか、保護者による発表もあり、園児らを楽しませた。
今年取り組んできた活動の集大成を見てもらうための発表で、11月ころから準備を進めてきた。
未満児・つぼみ組の園児たちは、10月の祖父母参観で好評だったダンス「おもちもちもち」を披露。園児たちのかわいらしい演技が、会場を和ませていた。
また、ばい菌に扮してダンス「虫歯建設株式会社」を披露した年長・きく組の保護者たちは、園児たちに「歯磨きをしましょう」と呼びかけ、会場の笑いを誘っていた。
ほかにも、この時期に合わせたクリスマスの歌やオペレッタが披露され、我が子の有志を収めようとする保護者らが、ビデオカメラを構えていた。 -
JA上伊那合併10周年生活部会「女性まつり」
上伊那農業協同組合生活部会などは10日、第10回女性まつりを伊那市の県伊那文化会館で開いた。約1400人の部会員が上伊那各地から訪れ、生活部会のこれまでの歩みを振り返ったり、今年のテーマ「やっぱり健康が一番縲怩艪ニりのある暮らしを」にちなんだ寸劇「やっぱり健康が一番」を楽しんだ。
生活部会は、JA上伊那と共に10年前に発足。高齢化社会の進行に伴い、農村に果たす女性の役割の重要性を認識し、女性が主体となって、食や健康に関する知識を広め、豊かな生活を実現するために活動を続けている。
生活部会本部役員は、畑で作った農作物のおいしさや、部会活動への若い女性の参加を呼びかける寸劇を披露。ユーモアたっぷりの演技には、会場から何度も笑いがおこった。
地域の発展・活性化などにも積極的に協力している女優・藤田弓子さんによる講演もあり、参加者を楽しませていた。 -
収穫した野菜でカレー会
箕輪町公民館のやきはた小学校は10日、産業会館で収穫祭「初代カレー会」を開いた。親子ら約30人が参加。自分たちが栽培した野菜を使って2品を作って試食し、収穫を喜び合った。
やきはた小では、トウモロコシや野沢菜、サツマイモなどの野菜づくりを体験。出来はよく、参加者が自宅へ持ち帰ったほか、収穫祭でカレーやさつま汁にして味わった。
昼食に合わせ、保護者らが大きめにジャガイモを切ったカレー、ダイコンやニンジン、ゴボウ、長ネギなど野菜たっぷりのさつま汁を用意。親子らは「おいしい」と平らげ、おかわりする人も目立った。
また「意外にうまい」という納豆カレー(生卵入り)の紹介もあり、名乗りを挙げた小学生の女の子1人が挑戦。納豆を混ぜたご飯の上にカレーをかけて「いただきます」。「一緒に食べるもんじゃない」という周囲の声をよそに「両方の味がして、うまいよ」と納豆の糸がひくカレーを口へ運んでいた。 -
ナンテン5500本を中川村から出荷
中川村の特産品、ナンテンの出荷を前にこのほど、美里集会所で中川花木研究会の査定会があった。ナンテン栽培農家11人が出席し、JA上伊那花き担当の織田指導員から、出荷規格の変更や水揚げ処理について説明を聞いた。
ナンテンは「難転」に通じ、枝物は正月の縁起物として生花に、実ナンテン(房)は仏花として人気がある。
中川村は15軒の農家が、11日から月末までに5500本をJAを通じて、関東、関西に出荷する。ピークは実ナンテンが12日以降、枝ナンテンは20日以降になる。
査定会では、従来のL、2L規格を長さの実数、120センチ、100センチ、80センチに変更。
水揚げは深水で12時間以上とし、箱詰は、緩衝材に新聞紙を入れ、落果など品質低下を防ぐとした。 -
小学生が「花咲じいさん」を題材に山車作り
来年1月の箕輪町木下の南宮神社初祭りに向け、子どもの山車(だし)クラブ「スマイル山車くらぶ」は、昔話「花咲じいさん」の制作に当たっている。
今回の題材は、えとの犬にちなんで、子どもたちが決めたもので「ここ掘れ、ワンワン」と犬がほえた場所をおじいさんが掘り、小判が出てきた一場面を表現する。
人形の頭は、発泡スチロールをやすりで削り、和紙をはってから色を塗る。胴体は、木の枠にワラを使って膨らみを持たせ、針金で留めてシートを巻き、衣装を着せて完成する。
参加は5、6年生を中心にした希望者11人。11月初旬から制作に取りかかり、毎週土曜日を活動日にあてている。
10日の作業には、小学生8人が参加。木下山車飾保存会員4人の指導を受けながら、くわや木に咲く花などの小物を作ったり、人形に衣装を着せたりした。
じいさんの頭づくりを担当した中部小学校6年生の荻原祐樹君は「やすりで形を作るのが難しかった。去年のほうがうまくいったかなと思うけど、まあまあの出来」と話していた。
小物作りや物語を簡単に説明したナレーションの入れ込みなどをし、来年1月10日の舞台セット完了を目指す。
「スマイル竏秩vは01年に発足。山車飾りは町無形文化財に指定されていることから、保存会の岡久幸副会長は「後継者として育ってくれれば」と期待を寄せる。
初祭りは来年1月15日、神社である。「犬の踊り子」「安寿と厨子王」など6点が奉納される予定。 -
高品質ナンテン出荷へ
中川村の特産品、ナンテン(南天)の出荷を前に、7日夜、美里集会所で、中川花木研究会の査定会があった。ナンテン栽培農家11人が出席、JA上伊那花き担当の織田指導員から、出荷規格の変更、水揚げ処理について説明があった。
ナンテンは「難転」に通じ、枝物は正月の縁起物として生花に、実ナンテン(房)は仏花として人気がある。
中川村では15軒の農家が11日から月末までに5500本をJAを通じて、関東、関西に出荷する。ピークは実ナンテンが12日以降、枝ナンテンは20日以降になる。
査定会では従来のL、2L規格を長さの実数、120センチ、100センチ、80センチに変更。
水揚げは深水で12時間以上とし、箱詰では、緩衝材に新聞紙を入れ、落果など品質低下を防ぐとした。