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中日川相選手が子どもたちを指導
宮田村商工会青年部40周年記念事業の少年野球教室は4日、プロ野球中日ドラゴンズの川相昌弘選手を村内に招いて開き、約80人の小中学生を熱血指導した。犠打世界記録を持つ名選手の気さくな一面にもふれた子どもたち。基本の大切さを肌で感じていた。
村内にある2つの少年野球チームと、宮田中学校野球部員らが参加。川相選手は輪に入って、一人ひとりに声をかけた。
ランニングや柔軟体操、ボールの握り方まで「正しい姿勢で行なうことが重要」と指導。一緒にキャッチボールするなど、子どもたちは球界を代表する名選手と心を通わせた。
前日には川相選手の講演会が村民会館であったが、そこでも基本となる日ごろの練習や生活態度の大切さを説いていた。 -
「本とあそぼう全国訪問おはなし隊」が箕輪町図書館に
講談社の「本とあそぼう全国訪問おはなし隊」がこのほど、箕輪町図書館にやってきた。松島保育園の年長園児らがキャラバンカーの絵本を読んだり、読み聞かせを楽しんだ。
園児は2グループに分かれ、キャラバンカーの見学と本の読み聞かせを交代に楽しんだ。キャラバンカーにはたくさんの絵本があり、子どもたちは一人1冊ずつ好きな絵本を選び、キャラバンカーの前に敷いたじゅうたんの上で自由に絵本を読んだ。
保育士に読んでもらったり、平仮名を大きな声で読んだり、それぞれに絵本を楽しみ、読み終わると「次の本借りる」とキャラバンカーに戻り、何度も何度も借りて絵本に親しんだ。 -
【記者室】「早めに」
突然の雪に、あせった。といっても、天気予報で雪が降ると言っていたから、予報通りなのだが…。自宅周辺は雪から雨へと変わり、積もることはなかったが、上伊那の北のほうでは軽く雪かきをしたと話す人もいた▼これはまずいと思い、タイヤ交換のため、ガソリンスタンドへ。車がずらりと並び、置く場所もないほど。聞けば、4時間待ちという。「まだ大丈夫」は甘かった▼各地域で年賀状作りの講習会があったり、門松を飾りつけたりと新年準備が着々と進んでいる。12月は何かと慌しく、やらなければならないことが山積み。気ばかりあせるものの、なかなか手につかない。何ごとも「早めに」にこしたことはない。そう自分自身に言い聞かせる。(湯沢記者)
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絵本の魅力お父さんにも
高遠町図書館と高遠町公民館による「心を育てる絵本講座」が4日、町文化センターであった。町出身で、北原こどもクリニック(伊那市)院長の北原文徳さんの「お父さんにも伝えたい絵本の魅力」と題した講演に、親子や地域住民約50人が耳を傾けた。
北原さんは昨年4月、伊那市在住の父親5人で立ち上げた「パパS‘絵本プロジェクト伊那」の活動を紹介。保育園を訪れ、読み聞かせをしている様子をビデオで流し、「2歳までの子どもは絵本を耳で楽しむ傾向があり、動物の鳴き声や車が動く音などを迫力ある読み方をすると喜ぶ」と子どもの特徴を話した。
自身の経験からも、「お父さんがつまらなそうに読むと、子どもはもっとつまらないから気をつけて」と指摘し、「お母さんが絵本を読む家庭がほとんどだとは思うが、お父さんにも絵本の楽しみ方を知ってほしい」と呼びかけた。
読み聞かせの大切さや絵本のいろいろな楽しみ方も話し、数冊の絵本を取り出して読み聞かせをすると、北原さんの愉快な読み方に子どもたちも大はしゃぎだった。 -
活動の成果堂々と
長谷村の第27回文化祭が3、4日、村公民館であった。小中学生や公民館サークルなどによる作品展示やステージ発表があり、多くの村民でにぎわった。
展示は小中学生の書道、絵画、各サークルや個人で出品した洋画、水墨画、盆栽、デイサービスセンター「やすらぎ」の利用者によるクリスマスリースなど力作約300点が並び、来場者も足を止めて見入っていた。
長谷太鼓や大正琴の演奏、手話ダンス、民謡、熱田神社にまつわる紙芝居など全16演目を繰り広げたステージ発表では、出演者が日ごろの練習の成果を発揮し、会場から拍手を集めた。
村が村内に分散して保存していた文化財などを一括収蔵するため、公民館に増築した生涯学習活動施設の工事により、例年より1カ月遅れだったが、村民は前日に開館したばかりの施設内も見学し、関心を寄せていた。
伝統文化の継承と健全育成を目的に、村青少年育成協議会(伊藤善明会長)は初日の3日、恒例の「親子しめ飾り教室」を併せて開いた。
12組約30人の親子が参加。初めて体験する保護者も多く、縄が緩かったり、ほどけたりと、手のひらをこすり合わせるようにしてわらを編んでいく作業にてこずる姿が目立った。
しめ縄の形が整うと、おかめやエビなどの演技物を付け、正月に向けて立派なしめ飾りを作った。 -
笑顔で伸び伸びと
伊那市を中心に活動する新体操クラブ「伊那ポーラ☆スター」(橋爪みすず代表)の第14回発表会が4日、伊那市の県伊那勤労者福祉センターであった。「宇宙(そら)縲恂ウ限の可能性縲怐vをテーマに、幼児から高校生まで約100人のメンバーが華麗な演技を次々と披露し、詰めかけた観衆を魅了した。
「瞳の中の宇宙」「宇宙の果てに輝きを重ねる時」「スターを夢見て」など、小テーマごとの演技と競技種目を織り交ぜた5部構成。1部「星の誕生」は、幼児から小学6年生までが学年ごとに発表した。フープやステッキ、クラブなどの手具を音楽に合わせて自在に操り、堂々と熱演。ギャラリーからも大きな拍手がわき起こった。
橋爪代表は「全員仕上がりがよく、笑顔で伸び伸びと最高の演技を見せてくれた」と講評していた。
塩尻市の「塩尻ポーラ☆スター」、安曇野市の「SWANあづみ野RG」など4団体も賛助出演し、舞台に華をそえた。 -
中川村駅伝「走れ目艫鬆」が優勝
第13回中川村駅伝大会は4日、8チームが参加して6区間14・7キロでタスキをつないだ。中川中学校陸上部でつくる「走れ!目艫鬆」が54分47秒で優勝した。
今回事情により、天竜川河川敷のコースを初めて採用。前回までとは違って起伏のない平坦なコースだったが、各選手とも力走した。
優勝した中学生チームは1区の片桐和佳奈選手が、2位以下を大きくつき離して独走。
3区で猛追してきた「伊藤家とゆかいな仲間達」に逆転を許したが、5区中塚渓滋選手と最終6区の中嶋康晴選手がともに区間賞の走りで再逆転した。
3位、4位も中学校陸上部チームが入った。成績は次の通り。(中川ランナーズクラブはオープン参加で順位なし)。
(1)走れ目艫鬆(片桐、宮崎、小林、矮松、中塚、中嶋)(2)伊藤家とゆかいな仲間達ちゃんこ食べよう(伊藤、宮沢、玉垣、小池、中平、伊藤)(3)他力本願(清水、倉田、瀧澤、斉藤、石垣、桃澤)(4)ド根性ガエル(白澤、下平、米山、小塩、小島、千原)(5)Mr・K(小澤、湯澤、片桐、上村、上村、小澤)(6)牛カルBee(市瀬、宮下、倉田、小澤、森本、荒井)(7)マンホール(宮崎、喜多野、南沢、宮崎、桃沢、下平) -
西部花街道をつくる会が憲章つくる
箕輪町の県道与地辰野線(通称西県道)沿いの住民有志でつくる「西部花街道をつくる会」(40人、唐沢弘三会長)が、住んで良かった・住みたいまちづくりのため会の憲章を作り、「さらに協働のまちづくり、地域づくりを進めたい」と気持ちを新たにしている。
憲章は、▽花桃を育て伊那の名所となるようなすばらしい花街道をつくる▽花街道づくりを通じ西部地区住民が人間味あふれ、心が通い合う人間関係をつくる▽美しい花とすばらしい住民のハーモニーにより住んでいて良かった・住んでみたいすばらしい地域をつくる-。
西県道を花街道にしたい、ボランティアで地域の活性化のために-と今年2月に発足。5月に西県道に花桃の苗木350本を植え、草刈りや水やりなどの管理をしてきた。来春、花桃650本の植樹を計画している。
唐沢会長は、「これから楽しみもあり、苦しみもあるが、西部地区がきれいになるように皆の気持ちを一つにして取り組みたい」と話している。 -
年末警戒をアピール
伊南防犯女性部(片桐明子部長)と駒ケ根署は2日、年末特別警戒体制をアピールする啓発活動を駒ケ根市のベルシャイン駒ケ根店で行った。店の出入り口など数カ所に分かれた女性部員と警察官らは、店を訪れた買い物客らにチラシなどを手渡しながら「年末特別警戒中です。犯罪や交通事故に気をつけてください」と注意を呼び掛けていた=写真。
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イルミネーションで街明るく
高遠町の本町実業団(嶋村正登団長)は3日、クリスマスに向けて国道361号沿いにイルミネーションを設置した。
町総合福祉センター前から本町交差点までの約100メートル間の道路両側の街灯に、雪の結晶型をしたイルミネーションを7基飾り付けた。同日夜から2月の中旬までともし、「商店街が少しでもにぎやかくなれば」と話している。
仲町などの実業団も近く取り付ける予定で、商店街の冬の夜が彩られる。 -
消費生活大学
飯田消費生活センターと駒ケ根市が開いている05年度消費生活大学の第3回講座が2日、駒ケ根市の駅前ビル・アルパで開かれた。上下伊那の生徒約40人が出席し、飯田ゆめみらいICTカレッジの伊藤康彦さんによる講義「インターネットと消費生活」を聞いた。
伊藤さんはインターネットや電子メールの仕組みや問題点などについて説明し「トラブルを防ぐには正しい知識が必要」と呼び掛けた=写真。生徒は多くが60歳代以上とあって伊藤さんの説明に時折首をかしげながらも、熱心に講義に聞き入っていた。
同大学は1月27日まで毎月2回、公開講座を含む全6回の講座を開き、保健所職員や司法書士、警察官などを講師に招いて、生活にかかわるトラブルを防止する知識などについて学んでいく。 -
高齢者クラブ連合会交通安全教室
駒ケ根市高齢者クラブ連合会(池上重雄会長)は2日、交通安全教室を駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた。会員約70人が参加して駒ケ根署員の講話を聞き、映画『高齢者のための安全ドライブガイド』を見て交通安全への意識を新たにした=写真。
池上会長はあいさつで「老人憲章で自分の安全は自分で守ろうとうたい、20年間死亡事故はなかったが、今年初めて会員が交通事故で亡くなった。これ以上事故を起こさないようしっかり勉強してほしい」と述べた。
駒ケ根署交通課の山本潔巡査部長は「暗くなったら夜光たすきなどの反射材を必ず身に付け、自転車に乗る時はライトを点灯すること。75歳以上のドライバーはもみじマークを付けてほしい。強制ではないが事故防止の助けになる」などと呼び掛けた。 -
【記者室】タイヤ替えた?
このところの朝晩の冷え込みの厳しさにいつ雪が降るかと心配になり、少し早いような気もしたがタイヤをスタッドレスに替えた。場所によっては凍結している路面もある。自損事故ならともかく、他人様を傷つけるような事故だけはごめん被りたい▼そんなことを考えながらふと窓の外を見ると白いものがチラチラ…。駒ケ根市内では初めての雪だ。気象庁によるとこの冬の降水量は「平年並みか多い」そうだが、交通への影響を考えると雪はなるべく降ってほしくない▼今年も残り4週間となった。年の瀬に向けて世間の雰囲気は何かと気ぜわしくなり、イライラも募りやすい。この暮れにきて大きな交通事故など起こさないよう、車の運転はくれぐれも慎重にどうぞ。(白鳥記者)
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権兵衛開通に向け
期待と不安、交錯「米の道は夢の道になる」「伊那竏猪リ曽一体となった観光客誘致が必要」「通勤圏の拡大は歓迎だが、木曽の過疎化の進行が心配」竏柱兵衛トンネル開通を3カ月後に控えた3日、伊那側と木曽側の行政と商工団体の代表が期待と不安を語った。
伊那ケーブルテレビジョンの番組「開通前夜特別対談」の収録。参加者は、伊那側が、小坂樫男上伊那広域連合長(伊那市長)と向山公人伊那商工会議所会頭。木曽側が栗屋徳也木曽広域連合代表副連合長(木祖村長)と磯尾武木曽中部商工会会長。収録後、参加者は記者会見した。
伊那側・木曽側双方が最も期待するのは「生活圏・通勤圏の拡大による広域での地域経済の活性化」。開通によって伊那縲恂リ曽間が約30分で結ばれることから、産業・経済・生活面に総じてプラスの結果が予想されるとの共通認識だった。特に、木曽側は中央道伊那インターチェンジへのアクセスが可能になり、伊那側は木曽だけでなく高山や上高地などへの連絡も良くなることから、広域での観光客誘致などには大きな期待が寄せられた。
だが、伊那側は「木曽の優秀な人材の雇用」や「商客の来伊」に期待を寄せるが、木曽側は「人口流出と地元商店街の沈滞」による「木曽のいっそうの過疎化」を懸念。一方、木曽側が期待を寄せる「混雑の激しい国道19号の迂回路確保」に、伊那側は「伊那の交通混雑」の不安を抱くなど、期待と不安が交錯。こうした問題を解決していくためにも、行政・商工業団体レベルでの連携強化の必要性が確認された。
対談番組は伊那ケーブルテレビジョンで、年末29日から3日間にわたり放送される。 -
とれたて大根いかがですか
伊那市の伊那東小学校2年蘭組(下田智美教諭、32人)は1日、自分たちで栽培した秋ダイコンを校内で販売した。参観日で訪れた保護者が大勢集まり、あっという間に売れていく様子を児童たちは喜んだ。
生活科の授業で野菜作りに取り組む蘭組は、「ダイコンをおでんにして食べたい」と、9月から栽培。夏にはジャガイモ、ニンジン、トマトなども育て、カレーライスやコロッケに調理して収穫を祝っている。
販売したダイコンは京野菜の「聖護院」40本と、通常の形をしたアキヅマリ100本で、早朝、収穫したばかりの取れ立て。聖護院は直径20センチほどで円形、苦味や辛味がなく、ほんのりと甘いのが特徴。軟らかいのに煮崩れしにくく、ふろふき大根やおでんなどの煮物や漬け物に適しているという。
小出可純ちゃんは「固かったり、柔らかかったり、途中で折れたり、いろいろだったけど、大きなダイコンが獲れてよかった」と喜んでいた。
売り上げ金は、おでんの調理実習費などに役立てる予定だ。 -
きょうまで 市民芸術文化祭
第2回伊那市民芸術文化祭(伊那芸術文化協会主催)が3日、伊那市生涯学習センターで始まった。伊那市に活動拠点を置く団体や個人が作品展示、舞台発表で日ごろの活動成果を披露した。4日まで。
文化祭はプロ・アマを問わず、総合的な芸術文化の祭典で、美術展と舞台発表の2部門を設けた。
美術展(200区画)には、来年のえとである犬を描いたトールペインティング、南福地の御柱や田で遊ぶカルガモのつがいなどを題材にした写真、パッチワーク、書道、絵画、押し花など力作が並んだ。来場者は作品に顔を近づけながら、見入っていた。
舞台発表は10団体が出演。朗読劇やダンス、邦楽、舞踊などを繰り広げ、会場から拍手を集めた。
主催者は「レベルの高い作品がそろった。作品のジャンル、出品者の年齢層が幅広く、楽しめる。参加者同士の刺激にもなる」と話した。
4日は美術展(2・5階)が午前9時縲恁゚後4時、舞台発表(6階)が午前10時縲恁゚後3時半。茶席や飲食コーナーもある。 -
高遠町で発見した砲弾 伊那署が現地調査
2日、高遠町原勝間の三峰川沿いの工事現場斜面で作業員が砲弾1個を発見した件で、伊那署は3日、工事発注側の三峰川総合開発工事事務所と、受注側の工事業者の合計約10人とともに、現地を調査し、他に砲弾がないことを確認した。
砲弾が発見された美和ダムの洪水バイパストンネル出口上部では、周囲を署員らが午前10時30分ころから約1時間調査した。畳(たたみ)、空き缶、鉄パイプなどの廃棄物が同じ地表からは見つかったが、砲弾はなかった。
署員は「廃棄物が散乱している様子から、砲弾も投げ捨てた可能性がある。ごみも全体的に古く、廃棄物処理及び清掃に関する法律の制定(1970年)の前に捨てたと思われる」と説明した。前日の午後6時30分ころに設置した立ち入り禁止ロープは、午後11時30分ころ除去。工事再開は5日からとなったが、「発見したらそのままにして、通報してほしい」と注意を呼びかけた。
砲弾は2日午後2時30分ころ、作業員が斜面から頭を半分出していた状態を発見した。伊那署が写真を撮影し、陸上自衛隊朝霞駐屯所の爆発物処理隊に照会し、「爆発する可能性はない」とされため、防爆マットで梱包し同署で保管。全長は約28センチ、直径は約7・5センチ、旧ロシア製と見られ、全体がさびていた。
作業員の一人は「場所が竹やぶだっただけに、最初は竹の子かと思った。目盛があったのでダム工事の検査機械かと思って届けたが、砲弾と分かりびっくり。まさかこんな場所に」と話した。
砲弾は来週、同駐屯所に引き渡し処理する予定だ。 -
パソコンの年賀状作り相談
箕輪町の「パソコンで年賀状作りお悩み相談」が2日、町情報通信センターであった。住民が動物写真などを持ち込み、オリジナル年賀状を仕上げた。
「パソコンで、どうやって年賀状を作っていいかわからない」という悩みを持つ住民の相談に応じようと町、町公民館、町商工会の共催で初めて企画。町職員、パソコンインストラクターらが指導に当たった。
年賀状を書く時期とあり、年配者らが参加。相談内容は、年賀状に写真やインターネット上のデザインを使いたい、住所を登録したいなどさまざまで、指導者は一人ひとりにパソコン操作を指導した。
松島の大蔵せつ子さん(65)は「絵を入れることができなかったので参加した。文章と絵のバランスも難しい」と話し、アドバイスを受けながら工夫を凝らして年賀状を作っていた。 -
ベル伊那で日本画家・高崎昇平さん展示即売会 6日まで
東京都大田区在住の日本画家・高崎昇平さん(37)の展示即売会「静かな時の流れ」は6日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている=写真。
高崎さんは1968年、東京生まれ。1995年に東京芸術大学大学院を卒業後、00年の「第1回信州高遠の四季展」で大賞を受賞するなど、伊那谷とゆかりのある若手実力画家。同店での展示会は3回目となる。
近作を中心に、0竏・00号サイズの25点を出品。題材は風景画が多く、高遠町のコヒガンザクラ、勝間のしだれ桜のほか、母親の実家がある岩手県の北上川などを描いている。
自然の中で流れる時間に身を置き感じた思いを絵にしている竏窒ニいう作品は、自然の移り変わりを優しいタッチで表わし、見る人に安らぎを与えている。
また、手ごろな値段でミニ色紙も販売している。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。 -
図書館知って親しんで
高遠町図書館で3日、「としょかんまつり」が始まった。今年で開館20周年を迎え、歴史をたどる「20年のあゆみ展」、体験講座、古本・雑誌市などを繰り広げている。4日まで。
恒例の古本・雑誌市では、図書館や町民から寄せられた廃棄図書約500冊を無料配布している。教養書や文学書、雑誌などさまざまで、子どもからお年寄りまで、人気のコーナーとなっている。
「20年のあゆみ展」では、図書館の年間の利用状況や行事、所蔵している古文書の紹介などが記され、毎年発行している「図書館だより」や、これまでの図書館での出来事を写した写真などを並べている。
「押し花教室」と、年賀状に描く「つぶやき画講座」もあった。押し花教室は約10人が参加し、来年の干支(えと)にちなんで犬の写真に、ムラサキハナナやビオラ、ロベリアなどの押し花を飾り付けたしおりを作った。
4日午前10時30分からは「心を育てる絵本講座」がある。北原こどもクリニック(伊那市)の北原文徳院長が「お父さんにも伝えたい絵本の魅力」と題し、絵本の楽しみ方などについて語る。
絵本の複製原画展、本を借りた人に手作りのコースターも贈っている。
鈴木岬館長は「20年間やってこれたのも町民の協力があったからこそ。感謝を込めてやらせてもらっている。まつりを通してさらに図書館に親しみをもってもらいたい」と話している。 -
みはらしいちご園でイチゴの出荷始まる
クリスマスに向けて3日、伊那市西箕輪のみはらしいちご園で、イチゴの出荷が本格的に始まった。
出荷時期を迎えているのは「章姫」と「紅ほっぺ」。紅ほっぺはここ数年で特に人気が上がり、酸味と甘味のバランスがよく、贈答用にも向いている。1日の出荷量は約20ケースで、日々増加していく。最盛期は年明け。
羽広いちご生産組合の有賀正喜組合長は「今年は天候が良く、糖度の高いものができた。イチゴ狩りも期待してもらっていい」と話していた。
現在は農業公園みはらしファームの直売所、日帰り温泉施設「みはらしの湯」で販売し、今後は南箕輪村のファーマーズあじーなでも販売する。
イチゴ狩りの開始は例年通り06年1月1日の午前0時から。元旦は要予約先着300人。 -
南箕輪村営農センター、中部保育園へリンゴのプレゼント
地元農産物の良さを子どもたちに知ってもらおう竏窒ニ南箕輪村営農センターは1日、中部保育園の園児210人にリンゴをプレゼントした。
昨年まで上伊那農業協同組合(JA上伊那)がしていた取り組みを、本年度は同センターの地産地消事業とした。村のブランド「ふじりんご」を一人ひとりにプレゼントするため、センター職員や生産者代表などが来園した。
生産者代表の藤澤久人さんは「昔は村でリンゴをつくる人もたくさんいたが、今は30戸になってしまった。一生懸命つくったリンゴをおいしく食べてほしい」と話し、職員や生産者が1つ1つリンゴを手渡した。園児らは「ありがとう」と、リンゴを落とさないよう、しっかりと両手で受け取った。
本年度同センターは、村内5園の670人にリンゴをプレゼントし、小中学校に対しては、学校給食用にリンゴ1500個と白ネギ100キロを贈呈する。 -
伊那市社会福祉大会
第44回伊那市社会福祉大会が3日、伊那市の県伊那文化会館であった。大会要望事項を採択し、地域福祉向上に貢献してきた個人や団体を表彰。助け合い活動の拡大、地域ぐるみでの子育て支援などを掲げた大会宣言を、約500人の参加者が承認した。市社会福祉協議会が主催。
要望事項は▽男性ボランティアの人材バンク創設▽地区循環バスの範囲拡大と停留所の増設竏窒ネど。
伊那中学校生徒による福祉体験発表もあり「障害は“かわいそう”と思われがちだが、生きていくうえで不便なことが増えるだけだと思った」「ありがとうと言ってもらえた時のうれしさや胸の高まりはたくさんの人からもらったプレゼント」と施設での活動から学んだことを話した。
受賞者は次のみなさん。
◇長年にわたる在宅介護者=田畑由美子、吉田里美、平澤道央、伊澤昭子、伊藤昭代、上島一二三、登内悦子、荒井美佐子、阿部たつ子、池上君子、吉原清子、池上龍子、六波羅美代、竹澤あい子、埋橋あや子、春日安江、林末子、伊藤千歳、橋爪保寿、白鳥千明、北沢忠雄
◇地域社協役員経験者=岡山容子、橋爪久男、前澤やえ子、羽場峯夫
◇ボランティア(個人)=竹内荘一、春日明正、小澤つね子
◇ボランティア団体=すこやか会、新山もえぎ会、あいの会、上原獅子舞クラブ、アッシー友の会、くちなしの会
◇10年以上にわたり、または多額の金品を寄付=伊藤正子、東條やす子子供一同 -
障害者自立支援法説明会開催
県はこのほど、来年4月1日から施行される障害者自立支援法の周知を目的とした説明会を県伊那合同庁舎で開いた。
障害者の自立と共生に重点を置く新法は、障害種別だったサービスを一元化し、安定的な財源を確保するために国の費用負担責任を一部で義務化。一方で低所得者への軽減措置を設けつつ、サービス利用に対して定率1割負担を求めていく。また、施設での食費も自己負担となる。自立支援に向けては、就労支援事業などを創設していく。
定率負担は上限額を設定し、低所得者には更なる配慮をしているが、低所得でない利用者の費用負担の増額は大きく、場合によっては現在よりも3万円近く負担が重くなる例も示された。また、施設利用が多い重度障害者の負担が大きくなる問題もある。
県も利用者負担の重さが与える影響の大きさを懸念し、国に対して改善要望を出している。
障害者の自立・共生を掲げる一方、負担増により、一層社会から遠ざかってしまうのでは竏窒ニ懸念する参加者もいた。 -
みはらしの湯でチェーンソーアートの実演
丸太をチェーンソーで切り出してさまざまな彫刻をつくるチェーンソーアートの実演が3日、伊那市西箕輪の日帰り温泉施設「みはらしの湯」であり、入浴客らの目を楽しませた。
実演したのはますみヶ丘のチェーンソーカーバー・小野沢武生さん。小野沢さんはますみヶ丘平地林の間伐材を使った彫刻作品を製作し、全国各地で実演会もしているが、伊那市では初めて。
今月、施設のロビーには、小野沢さんがますみヶ丘平地林やそこに住む小動物のイメージした作品を展示。来年度以降、本格的に遊歩道整備が進む平地林に、関心を持ってもらおう竏窒ニ企画した。
小野沢さんは、来年度のえと・戌(いぬ)をテーマに、40分程度で1作品を鮮やかに仕上げた。
実演は4日も正午からと午後2時からの2回ある。 -
いいちゃんまちづくりがパキスタンに義援金
飯島町のいいちゃんまちづくり連絡協議会(宮沢真智子会長、12団体23個人)は29日、役場に訪れ、パキスタン地震義援金7万8千円を町に委託した。
パキスタン・ムルフン村からリンゴ栽培の研修生を受け入れた、国際協力会が同会の構成団体だったことから、パキスタン地震災害に関心が高く、いいちゃん文化祭の映画会「星になった少年」の収益金の1部を寄付したほか、映画会場や田切文化祭でも浄財を募った。
役場には宮沢会長ら役員3人が訪れ、趣旨を説明して、義援金を高坂町長に手渡した。 高坂町長は「ムルフン村は、直接地震被害が無かったと聞き、安堵している。みなさんの尊い気持ちが必ず、被災地に届くようにします」と感謝した。 -
なかよし祭り飯島小児童会
飯島小学校児童会は30日、体育館でにぎやかになかよし祭を行った。学年や学級の枠を外し、児童会役員が企画した仲間つくりゲームや、綱引で連帯感を高めた。
まずは仲間づくりゲーム。3人組になり、2人が「木」に、残る1人が「リス」になって、「きこりが来たぞ竏秩vで、3人組のうち「リス」がほかの組と入れ替わり、「嵐(あらし)が来たぞー」で新しい3人組を作るゲーム。子どもたちは近くにいた者同士、すばやく組になった。中には、相手が見つからず、うろうろする子どももいた。
続いて、干支(えと)のカードを使った「ビンゴゲーム」。最後は1年・6年合同のクラス対抗、2年・5年合同のクラス対抗などの綱引で盛り上がった。 -
トリムバレー開幕
##(見出し(1))
中川村トリムバレーリーグ戦ウインターカップ2005開幕
##(見出し(2))
中川村公民館などが主催するトリムバレーボールリーグ戦ウィンターカップ2005が1日夜、社会体育館で開幕した。
住民相互の親ぼくを目的に、在住、在勤の46チーム、約340人が参戦。1部、2部に分かれ、来年2月まで熱戦を繰り広げる。
1部リーグは毎週木曜日、2部リーグは毎週火曜日。
初日は1部リーグ23チームが1縲・試合を楽しんだ。
トリムバレーはトリムボールを使い、バドミントンのコートで、簡単なルールでバレーを楽しむスポーツ。
参加者はサーブはアンダーサーブのみ、ブロックなし、強いアタックもないとあって、真剣な中にも、和やかにラリーを続け、相互の交流を深めた。
##(写真)
トリムバレーボールリーグウインターカップが開幕 -
山ぶどうワイン祭り
宮田村の特産品山ぶどうワインの新酒解禁を祝う「中央アルプス山ぶどうワイン祭り」が3日、新田区の本坊酒造信州工場で開かれた。この日発売のヌーボータイプ「紫輝(しき)」が無料で振る舞われ、来場者は出来たての新酒を堪能。豊かな風味を評価する声が聞かれた。
村内外から数多くの人が訪れ、場内あふれんばかりの盛況ぶり。マスのくんせいやおやきなど、村民有志が用意したおつまみを食べながら、新酒を心ゆくまで味わった。
祭りは、村内14戸の栽培農家や村、醸造元の本坊酒造などでつくる「山ぶどうの里づくり推進会議」が主催。発売6年目となった「紫輝」の解禁にあわせて毎年開いている。
会場に足を運んだ日本ソムリエ協会常務理事の高野豊さんは「今年のワインは宮田村の女性のよう。強そうにみえるけど、本当はやさしい。トゲトゲしい苦味がない」と絶賛。
本坊酒造の橘勝士顧問も「発酵のバランスが良く、キレイなワインに仕上がった」と試飲した。
村内から訪れた女性は「昨年よりも味がやわらかで飲みやすい」、箕輪町の男性は「山ぶどう独特の酸味が利いていて、とても美味しい」と話していた。
「紫輝」は上伊那を中心に約7500本出荷。酒販店で1本1890円(720ミリリットル)で販売している。
問い合わせは本坊酒造85・4633、村産業建設課85・5864まで。 -
宮田小5年生が収獲祭
宮田村宮田小学校の5年生は3日、自分たちの手で育てたコメで餅つきし、みんなで味わう「収獲祭」を開いた。水田の管理など手伝ってくれた地域住民らを招待。作業の苦労を振り返りながら、天の恵みに感謝した。
近くの学校田で春先から稲作を体験。地域や保護者の協力も得ながら180キロに及ぶもち米を収穫した。
この日は、保護者も参加して餅つき。不慣れな子どもたちだったが、昔ながらに臼と杵を使って汗を流した。
つきあがったアッツアツの餅に、きな粉、ゴマ、アンコをまぶして出来あがり。児童は手製の豚汁を加えて会食し、農作業の大変さや食べ物の尊さを改めて感じていた。