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伊北リトルシニアリーグ創立5周年で記念式典
箕輪町・南箕輪村・辰野町・岡谷市の中学生でつくる伊北リトルシニアリーグは19日、創立5周年記念式典を伊那市内で開いた。合わせて、子どもたちをサポートする「球心会」を立ち上げた。
式には、保護者ら約70人が出席。
赤羽武人会長は「信越連盟に伊北リーグありを見せてほしい」と述べた。
春日照海監督もリーグ創立の経過に触れ、健全な青少年を育てる決意を新たにした。
後援会組織となる「球心会」会長には、前監督の唐木正光さんが就いた。
また、創立5周年を節目に、記念誌「あゆみ」=A4判、20ページ=を60部作った。活動の様子、監督やコーチの言葉、1縲・期生の思い出などが写真入りでまとめられている。
伊北リーグは02年に創立し、リトルシニア野球協会信越連盟に所属。団員数は21人(3年生除く)で、辰野町のグラウンドで練習を積んでいる。 -
「信州」村サミットで地域ブランド考える
県内の村商工会青年部員が地域の枠を超えて交流する第1回「『信州』村サミット」が19日、南箕輪村商工会館であった。南信地区を中心に青年部員ら30人余が集まり、地域ブランドづくりを考えた。
このサミットは、規模や財政の面から商工業経営、青年部活動に限界がある「村」に絞り、それぞれが抱える課題を克服し、新たなビジネスチャンスのヒントになればと南箕輪村商工会青年部が呼びかけた。
「地域ブランドづくり」などをテーマにした分科会には下條村、喬木村、大鹿村などの各商工会青年部のほか、地元の農業関係者、唐木村長らも参加。カキの皮を使った商品づくりのコスト高、人を引き寄せる手段など悩みが挙がった。
地場産品の紹介・販売のアンテナショップを要望する若者農業者に対し、青年部員から「例えば、イチゴを旅館で使うなど今あるものを利用する発想ができるのではないか」という意見が出た。
また、商品ありきのブランドでなく、原風景や人とのコミュニケーションなどを売りにすることで、人を呼びたいとする村もあった。
参加者から豆乳石けん、鹿のくん製、地元産米を使った酒、ワインなど特産品も紹介され、いくつかを試飲食しながら意見を交わした。
分科会に先立ち、記念講演として、信州大学人文学教授で元信州ブランド戦略プロジェクト座長の中嶋聞多さんが地域ブランドの戦略のポイントなどを話した。 -
伊那ビデオクラブの作品コンクール表彰式
伊那ビデオクラブ(飯島尚美会長、32人)の第9回ビデオ作品コンクール表彰式が19日、伊那市生涯学習センターであった。クラブ員ら約40人が集まり、入賞者19人を表彰した。
コンクールは1年間の勉強した成果を発表する場。今回は、撮影会のあった飯田市上村下栗を題材にした風景やドキュメントなど33点の応募があった。事前に、クラブ員のほか、飯島町在住の映画監督・後藤俊夫さんら3人が特別審査員に加わり、5分以内にまとめた応募作の撮影技術や編集、音の使い方などを採点して入賞作を決めた。
表彰式で、飯島会長は「何を伝えたいのかを考え、熱意を持って作品を作るという後藤監督のアドバイスを基本に、映像を撮りたい」とあいさつ。
そのあと、入賞作を1点ずつ見て、それぞれ入賞者を表彰した。
クラブは映像を通した社会貢献として、昨年、クラブ員の撮った作品を福祉施設に寄贈、今後も継続したいとした。
入賞者は次の通り(敬称略)。
▽市長賞=北原正「一円玉の青春」南箕輪村▽監督賞=河野恒「火の若衆」池田町▽伊那ケーブルテレビジョン賞=赤羽伊三夫「神々をまつ山里の四季」伊那市▽市教育委員会賞(地域文化記録優秀)=飯島尚美「匠たちのかけ橋」同▽伊那毎日新聞社賞(取材優秀)=白鳥節夫「下栗を訪ねて」同▽中日新聞社賞(記録映像優秀)=平沢三千人「大阿原湿原保護と整備」南箕輪村▽信濃毎日新聞社賞(企画優秀)=吉江昌司「孝行猿のお話」辰野町▽長野日報社賞(生態記録優秀)=武田忠芳「毒針の代償」伊那市▽みのわ新聞社賞(映像優秀)=小山喜美子「こすもすまつり」同▽市有線放送賞(取材優秀)=赤羽仁「下栗の里を訪ねて」同▽上伊那教育会賞(撮影優秀)=小坂友信「越中おわら風の盆」同▽NHK長野ビデオクラブ会長賞(記録映像)=石川はつめ「キジバトの巣作り」同▽会長賞(映像優秀)=小島勇男「下栗の里の魅力」南箕輪村▽努力賞=久保田員人「みてござる地蔵」伊那市▽新人賞=城倉広夫「漓江下り」同▽奨励賞=北原厚「ど根性」伊那市、向山雄一「かやぶき屋根の家」箕輪町、平沢正憲「たった5分の初フライト」伊那市、鵜生川寿和「戸隠の春」辰野町 -
家庭婦人バレー上伊那大会に16チーム出場
上伊那家庭婦人バレーボール連盟は19日、箕輪町民体育館・社会体育館で第26回上伊那大会を開いた。上伊那の16チームが出場、総合優勝は飯島町の「どんぐり」が決めた。
競技(9人制)は4ブロックに分かれ、21点の3セットマッチ、変則リーグ戦で競った。
参加チームの中には、監督らで構成する混合チームが初出場。3セットにもつれ込む試合展開もあり、大会を盛り上げた。
各ブロックの優勝チームは次の通り。
(1)どんぐり(2)あすか(駒ケ根市)(3)かやの(箕輪町)(4)みやだ(宮田村) -
箕輪南小学校2年どらごん組
「やぁ!」
太鼓に向い、ばちを握り、格好良くポーズを決める「どらごん組」の12人。2学期から生活科の授業で太鼓演奏の活動をしてきた。
学校に太鼓があり、卒業生や上級生が太鼓をたたく姿を見て、「ぼくたちもたたきたい」「音楽会で発表したい」と始まった。
あいさつなど礼儀を大切にし、ばちの握り方、構え、基本打ちなど初歩からスタート。太くて軽いばちを小さい手に握っての練習は、手にまめができ、ばちが折れることもしばしば。一人で5本折れてしまった児童もいる。
10月の音楽会まで期間はわずか2カ月。週2縲・回、音楽会が近づくと毎日練習に励んだ。夏の暑いとき、体育館での練習は体力を消耗し、かなり疲れる。それでも、「楽しい!」「やりたい!」と頑張った。担任の稲垣恵子教諭も「暑い中、本当によく練習したと思う」と振り返る。
チーム名は「どらごん太鼓」。音楽会では“どらごん”にちなんだ曲「龍神太鼓」を、そろいのTシャツに鉢巻姿でパワフルに演奏した。
「気持ちがいい」「ばちを持ってたたくと気持ちが落ち着く」
上級生の演奏を見聞きする太鼓が、自らが演奏する太鼓に変わり、児童にとって太鼓は特別な存在になった。
12月に箕輪町であった学校太鼓交流会に出演。太鼓をやりたい-という箕輪北小学校2年1組が南小を訪れ、太鼓交流会もした。
11月、月を愛でる風流な宿泊学習「お月見」にも、お楽しみで太鼓を盛り込んだ。
日ごろの学習で季節を大事にしている2年生。「お月見」は、月について調べたことを保護者に発表し、地域のおばあちゃん達に教わって作ったお月見団子をふるまった。
保護者による本の読み聞かせに加え計画したのが、児童がお父さん、お母さんに太鼓を教える企画。「構えは足を開いて…」「ばちの持ち方は…」。とってもうれしそうに教える児童。保護者も子どもに教えてもらい楽しそうだったという。
力強く打つ上級生の太鼓は、2年生にとって憧れ。「一歩でも近づきたい」「もっと上手になりたい」。そんな熱い思いがある。
太鼓と同じくらい大好きな読書。学校の取り組み「朝の読書」はもちろん、図書館もお気に入り。家での読み聞かせなど家庭の協力もある。“本屋さん”を開業して1年生や保護者への読み聞かせもし、少しずつ一人で本を読むことが増えてきた2年生。「次に読む本、もう決めてあるんだ」。好きな本を手にうれしそうに話した。
「とにかく外が大好き。元気でパワフルです」と稲垣教諭。運動神経がよく、身軽に元気に遊ぶ2年生。そのパワーは、太鼓だけでなく、読書や野菜栽培などあらゆる学習の源になっている。 -
みぞれ時折激しく…白鳥も体寄せ合い
二十四節気の「雨水」も過ぎた20日、上伊那地方はみぞれ混じりの雪で一面真っ白。天竜川ですっかり・スおなじみ・スになった白鳥の群れも、互いの体を寄せ合い寒さを我慢しているようだった=写真。
伊那市西春近小出島の天竜川では17羽の白鳥が時折、体にまとい付く冷たいみぞれ雪を振り払うように、その場で羽を羽ばたかせていた。
21日の予想天気は「くもりで昼前から晴れ」。最低気温はマイナス1度になる見込み。寒さはまだまだ続きそうだ。 -
第3回郷土民族芸能を語り継ぐ集い
高遠町の高遠さくらホテルで19日、第3回郷土民族芸能を語り継ぐ集いがあった。300人を越える観客が集まり、上伊那に伝わる民俗芸能の数々を楽しんだ。
初参加の3団体を含む18団体が参加。権兵衛トンネルの開通を記念して、木曽節保存会のメンバーにも参加を依頼。
3年目となり、楽しみに待つ人から開催日を尋ねる問い合わせの電話もあるという。
男性が演奏することが当たり前だったお囃子(はやし)を、戦後から女性たちで引き継いできた「高遠ばやし保存会婦人部」は、3種類の高遠ばやしを披露。華やかな花笠姿も、観客の目を楽しませた。
ほかにも、伊那市の伊那節、長谷村のざんざ節、初出場した宮田村の大田切獅子など、が会場を沸かせた。 -
町制施行131周年・町村合併50年閉町記念・町民卓球大会
高遠町の町制施行131周年と合併による閉町を記念した町民卓球大会が19日、町文化体育館であった。子どもから大人まで約80人が集い、団体戦や個人戦など、さまざまな種目で腕を競い合った。
町の公民館行事の大会だが、今年は高遠町の閉町記念14事業の一つとしても位置付けた。
午前中に団体戦、午後に個人戦をした。普段なかなか体を使う機会のない大人も、子どもたちと共に白熱した試合を繰り広げた。
矢野やよ江公民館長は「来年は町民という名前はなくなるが、スポーツ大会は人と人との結び付きを強めるので、公民館活動の一環として大会は続けていきたい」と話していた。
結果は次の通り。
◇団体戦=(1)高遠(2)上山田(3)四日市
◇一般A=(1)伊藤重子(2)伊澤佐恵子(3)伊藤恭平、伊藤嘉健
◇50歳以上男子=(1)向山卓巳(2)西村綱雄(3)北原照夫
◇ラージボール▼男子=(1)矢沢幸男(2)中村修三(3)伊澤潔▼女子=(1)中村明子(2)北原光子(3)田畑君子
◇混合ダブルス=(1)伊澤潔、伊藤嘉健(2)北原辰彦、伊藤恭平(3)守屋敏彦、伊藤華菜 -
箕輪ふれあいコンサート
箕輪町自衛隊協力会(市川治實会長)は19日、創立10周年を記念した「箕輪ふれあいコンサート」を町文化センターで開いた=写真。600席の会場は満席で、自衛隊音楽隊員らのさまざまな演奏が、観客の耳を楽しませた。
出演は関東甲信地域などでの演奏をしている東京都練馬区阿佐ヶ谷駐屯地の陸上自衛隊東部方面音楽隊。年2回、定期公演もしている。
聞きなれた「信濃の国」から「ドイツ行進歌メドレー」「ナヴァル・ブルー」といった行進曲などを披露。特別参加した伊那北高校吹奏楽部も、会場を盛り上げた。
コンサートの後には、記念祝賀会も盛大にあった。
自衛官への後方支援を目的として有志らが発足した箕輪協力会の会員は現在、約265人。南信の他地域と比べて、規模が大きく、駐屯地への表敬訪問などもしている。 -
新山でハッチョウトンボの木道整備はじまる
ハッチョウトンボをはじめとする貴重な昆虫が多数生息する伊那市富県上新山の湿地で19日、観測者などの踏み荒らしを防ぐことことを目的とした木道の整備が始まった=写真。
木道を設置する湿地は約0・7ヘクタールの私有地で、ハッチョウトンボのほかにも準絶滅危惧(きぐ)種を含む27種類のトンボが生息していることが確認されている。木道の総全長は約113メートル。コモンズ支援金の05年度採択事業として、市と地元住民が協同して作業を進める。3月末までには完成予定。
生態系への影響を配慮して、防腐剤などを塗布しないカラマツの間伐材を使用する。
作業に参加した新山山野草等保護育成会の北原重利会長は「地元でもハッチョウトンボを見たことのない人も多くいるので、パンフレットなどを作成して広めていきたい。何らかのイベントをやることも考えている」と話している。
早ければ5月下旬ころからハッチョウトンボを見ることができる。最盛期は7月。 -
長谷村農業功労者表彰
長谷村農業委員会は19日、農業功労者表彰式を村公民館開き、市野瀬営農組合の大久保勉さん(71)を表彰した=写真。
農業委員を2期務めた大久保さんは、個人を単位とした農業の限界から脱却するために、育苗から収穫までを一貫して担う「営農組合」の設立をを長谷村でいち早く進めた一人。ほ場の耕作計画を立て、持続的で安定的な農業経営を展開。鳥獣被害を防ぐ緩衝帯整備、蛍水路への魚の放流などにも取り組み、豊かな環境づくりも積極的に進めてきた。
大久保さんは「20回という節目に身に余る表彰を感謝している。市野瀬営農組合全員の努力が今回の表彰へとつながり、大きな感謝をしたい」と受賞の喜びを語った。 -
伊那市で視覚障害者のための音声情報配信システムの実証実験開始
視覚障害者に、よりタイムリーな情報提供をするため、伊那市が関係団体や民間企業と開発を進めてきた音声情報配信システム「きこえるニュースボックス」の実証実験が20日、始まった。ブロードバンドを使って音声情報を配信する取り組みは、全国でも初めて。
視覚障害者は、点字や吹き替え録音で市報や日常の情報を得ているが、時間的遅れがあった。
音声情報配信システムは、文章情報をシステムが音声化して直接利用者に届けるため、タイムラグを最大限解消できる。
文章情報は中央のシステムに配信され、そこから各家庭の子機を通して音声に変換される。利用者はリモコンのボタン操作によって、自分の知りたい情報を選択し、受信できる。
現在は市報や広報、ローカル情報など約300のコンテンツを入力しているが、実際には数万のコンテンツを保存することが可能だという。市内の希望者6人に子機を貸し出して3月末まで実証実験をする。その結果をもとに改良を加え、半年縲・年以内の製品化を目指す。 -
生涯学習村民のつどい
宮田村公民館は19日、生涯学習村民のつどいを村民会館で開いた。国指定の推進地域として3年間取り組んだ人権教育について村内の保育園や小中学校が発表。地域と連携、交流を深め、子どもたちが日常的に人権感覚を深めることができたと成果を披露した。会場を訪れた約百人は、やさしさ、思いやりの心は地域のなかで育まれると再認識。知って理解する大切さを感じた。
同村は03年度から国の人権教育推進地域事業の指定を受けており、事業のまとめとしてそれぞれの取り組みを報告した。
保育園、小中学校ともに、地域ぐるみで推進した活動を説明。
ミニデイサービスの高齢者と交流を持った保育園、養護学校や聴導犬協会とふれあった小学校、中学校も各種団体、地域とのふれあいの中からやさしさを学んだと語った。
宮田小の野溝和人校長は「体験することで相手の意識を深めることができる。児童は地域の様々な人々と関わるなかで、ともに生きる喜びを感じられたはず」と話した。
講演会もあり、園田女子大学教授の野口克海さんが「地域が元気になる地域づくり」と題して話した。 -
祇園祭祭典委員
あばれみこしで有名な宮田村津島神社の祇園祭(7月)を運営する氏子総代、祭典委員会の合同会議が18日夜、同神社社務所で開かれた。300年以上続く祭りの成功と無事を確認し、祭典役員を決めた。
会議には今年の氏子総代会長の川手弘昭さん=町2区=、副会長の富田好男さん=町1区=、会計の長矢好幸さん=町3区らが出席。若手でつくる祭典委員約40人と協議し、委員役員を決めた。
あばれみこしを仕切る「2年祭典」の委員長は宮沢良人さん=町3区=、同副委員長は野溝秀明さん=町1区=、同会計は小田切洋一さんを選任。
祇園ばやしの屋台巡行を手がける「1年祭典」の委員長は遠山俊幸さん=町2区=、同副委員長は大前耕一さん=町3区=、同会計は下井孝さん=町1区=を選んだ。
役員は「けがなく、事故もなく、安全な祭りを心がけたい」とあいさつした。
あばれみこしと屋台が登場する祇園祭宵祭りは今年も7月第3週土曜日の15日、本祭りは翌16日に開く。 -
安協の安全祈願祭
伊南交通安全協会宮田支会(小林利春支会長)は19日、安全祈願祭をJA上伊那宮田支所で開いた。村内の昨年は人身交通事故の件数が減少したが、今年に入って増えており、関係者は引き続き事故抑止が推進できるよう、気を引き締め直した。
安協や区長、議会、駒ヶ根署など約40人が出席。祭壇に玉ぐしを奉てんし、交通安全を祈った。
同村内の昨年1年間に発生した人身事故件数は40件で、前年に比べ8件減。しかし、今年は19日現在で前年同期比6件増の10件と多発している。
小林支会長はあいさつで現況にふれ「交通指導などを臨時に行ない、対処していきたい」と協力を求めた。 -
高齢者クラブ連合会作品展
駒ケ根市高齢者クラブ連合会(池上重雄会長)は第31回作品展を駒ケ根駅前ビル・アルパで20日まで開いている。会員133人が出品した陶芸、書道、手芸、絵画、写真などの力作282点が展示されている=写真。訪れた人たちは作品に顔を寄せて見詰め「なかなか大したもんだ」などと感心しながらじっくりと鑑賞していた。
19日午前9時縲恁゚後4時、20日午前9時縲恁゚後2時。入場無料。 -
今日雨水、春の使者、ネコヤナギ
##(見出し(1))
1面へ、今日、雨水、ネコヤナギ、清澄な空に銀色の穂輝 今日は雨水、雪から雨に変わる日。中川村田島の国道153線沿いの飲食店の店先には、春の使者、ネコヤナギが固い殻を破り、銀白色の花穂をのぞかせ、「春到来」を告げている。
びっしりと花をつけたネコヤナギは、清澄の空に向かって、銀色に輝き、道行く人の目を楽しませている。 -
中央保育園の交通安全教室
宮田村中央保育園は17日、交通安全教室を同園で開いた。全園児が横断歩道の渡り方など、正しい交通ルールを学んだ。
県交通安全教育支援センターのスタッフ3人が講師。着ぐるみが登場する芝居仕立てで、信号の見方、正しい道路歩行などを分かりやすく伝えた。
「信号の前では必ず止まる。横断歩道は右見て、左見て、また右を見る。手をはっきりと高くあげてください」と指導。
さっそく年長園児は横断歩道を渡る模擬訓練に挑戦し、教わった通りに歩行していた。
教室は保護者会(加藤正樹会長)の主催で毎年実施。都合がついた保護者も参加し、園児と一緒に受講した。 -
園児の交通安全教室
宮田村中央保育園は17日、交通安全教室を同園で開いた。全園児が横断歩道の渡り方など、正しい交通ルールを学んだ。
県交通安全教育支援センターのスタッフ3人が講師。着ぐるみが登場する芝居仕立てで、信号の見方、正しい道路歩行などを分かりやすく伝えた。
「信号の前では必ず止まる。横断歩道は右見て、左見て、また右を見る。手をはっきりと高くあげてください」と指導。
さっそく年長園児は横断歩道を渡る模擬体験して、教わった通りに歩行していた。
教室は保護者会(加藤正樹会長)の主催で毎年実施。都合がついた保護者も参加し、園児と一緒に受講した。 -
梅のせん定講座
宮田村公民館は18日、梅のせん定講座を村民会館前の広場で開いた。約20人が参加し、JA上伊那宮田支所営農課の井上博志さんが指導。ほころび始めた梅のつぼみに春の気配を感じつつ、正しい木の手入れ方法を学んだ。
「今後の成長を頭で考えながら、せん定するのがコツ」と井上さん。本来は花芽に養分が行く前の12月までにせん定を行なうのが最善であると伝えた。
指導を受けて参加者もせん定に挑戦。自宅に帰ってからも技術を生かせるようにと、繰り返し質問しつつ取り組んでいた。
広場前の梅は、村民会館が完成した98年に村の若手農業者でつくる壮年連盟が記念植樹。以来管理を続けているが、正しい知識を村民に知ってもらおうと、公民館と協力してせん定講座を開いている。 -
海外協力隊語学交流会
駒ケ根青年海外協力隊訓練所(加藤高史所長)は派遣前訓練中の候補生の語学学習の一環として18日、来日中の外国人研修員ら約60人を招いての語学交流会を同訓練所で開いた。候補生らは語学クラス別に外国人研修員とグループをつくり、互いの国の文化などについて紹介し合った。ネイティブスピーカーとの生きた会話ができる貴重な機会を無駄にすまいと、候補生らは日々の語学訓練の成果を発揮して身振り手振りも交えながら懸命にコミュニケーションを図っていた。
初顔合わせでの候補生と外国人研修員は共に多くが普段着姿だったが、中にはそれぞれの民俗衣装を着込んで登場する人もあり、あいさつもそこそこに互いの服装の紹介などの話題をきっかけにたちまち意気投合するグループもあった=写真。 外国人研修員はJICA(国際協力機構)の招きに応じて日本を訪れ、先進国の専門技術や知識を自国の発展に役立ようと研修を行うアジア、アフリカ、中南米など開発途上国の行政官や技術者、研究者ら。
19日はシルクミュージアムの見学などを予定している。 -
初の防災ボランティアセンター立ち上げ訓練
飯島町文化館で18日、第22回上伊那ブロックボランティア交流研究集会があり、上伊那10市町村から317人が参加、分科会では災害時に備え本番さながらの緊張感で「災害ボランティア立ち上げ訓練」などをした。
訓練は飯島町に震度6弱の地震が発生、死者9人、けが人200人、全壊、半壊家屋多数、国道寸断-を想定。県社協職員の指導、協力のもと、スタッフ役とボランティア役に分かれ、ロールプレーイング方式で進めた。
実行委員や社協職員ら約30人のスタッフを前に、本部長(堀越社協会長)が「災害ボランティアセンターを設置します」と宣言。総務・ニーズ・ボランティア・マッチング・送出し、迎え入れの各係に分かれ、ボランティアに受入準備をした。
ニーズ係にはボランティアを要請する電話が次々と掛かり、緊張感が募った。ほどなく、ボランティアがどっと到着。受付を済ませ、名札を着け、マッチング係から「中学校にニーズ調査へ10人」「救援物資の仕分け15人」など活動内容や場所、注意事項などの説明を受け、送出し係から必要な道具、スコップや筆記用具などを受け取り、現場に出動した。
指導に当った県社協職員は「訓練を通じて、協力し合う心を育み、災害現場ばかりでなく、日常の場面でも、問題解決力が身につけば」と話していた。
訓練に先立ち、各地の災害で災害ボランティアセンターを設置しするなど、支援活動を展開するサポートコミュニティー飛騨理事長の川上哲也さんが、豊富な体験を交えた講演で、センターの役割や設置のノウハウを伝えた。
また「地域での課題にボランティアとして関わることができるか」-をテーマにした分科会では、宮田村の仁科智弘さん、駒ケ根市の片桐美登さんが活動発表をした。 -
高齢者ふれあい祭
飯島町飯島区の第6回高齢者ふれあい祭は16日、成人大学センターで開いた。老人クラブ員や地域の高齢者ら約180人が参加し、会食したり、演芸を見て楽しい一時を過ごした。町老連などでつくる実行委員会主催。
着席したお年寄りを前に、座光寺好実行委員長(町老連会長)は「命が軽んぜられ、ごまかしが横行する暗い世相だが、今日は健康について、保健師の話しを聞いたり、会食などでふれあいと交流を深めて」とあいさつ。 町保健師による健康教室に続き、町社会福祉協議会の堀越幸夫会長の発声で乾杯、祝宴に移った。
お年寄りの嗜好に合わせて用意した料理にはしを運び、隣同士、杯を交わしながら、近況や体調について歓談した。
舞台では同区の趣味のグループが踊りや合唱、カラオケ、民謡など18プログラムを繰り広げ、最後に全員で「信濃の国」を歌って、盛り上げた。 -
洋らんの花を咲かせる会第5回展示会
洋ランの愛好者でつくる「洋らんの花を咲かせる会」の第5回展示会が18日、箕輪町富田のフラワーハウスで始まった。来場者は、甘い香りに包まれて華やかな洋ランの競演を楽しんでいる。
毎年千人を超す来場でにぎわう展示会。1年間大切に育ててきた洋ラン250点のほか、今回初めて高森町の「蘭ミュージアム・高森」などの洋ラン20点も展示している。
会員は110人。基本の栽培方法を学び、研究部会では新種の育て方や無菌培養などを勉強。ハウスやサンルーム、居間などでそれぞれが丹精込めて育てたシンビジューム、カトレア、リカステ、エビデンドラム、ジゴベタラム、セロジネなどが見事な花を咲かせ、所狭しと並んでいる。
向山高司代表は、「ランは花を長く楽しめる良さがある。年々種類が多くなり、今年の展示もいいもの、珍しいものが増えているので是非見てもらいたい」と話している。
洋ランの育て方相談や植え替えなどの指導、花の絵・写真・陶芸作品の展示、洋ランの花・鉢花の格安での販売、洋ラン・鉢花が当たる抽選会などの催しもある。19日は午前9時縲恁゚後4時。 -
箕輪町通学安全パトロール隊連絡協議会
3月末に立ち上げ箕輪町の子どもの安全を守る通学パトロール隊の活動充実のため、町、町教育委員会、学校、保護者らが連携して通学安全パトロール隊連絡協議会を3月末に立ち上げる。17日、町役場であった準備会で決定した。
町内の中部・北・東・西小では、安全みまもり隊や通学パトロール隊がすでに活動。南小は2月13日から活動を始めており3月4日に結成式をする。
連絡協議会の設置により、各地域のパトロール隊が要望や問題点について意見交換し、情報を共有することで、よりよい活動を目指す。
組織は町長、教育長、箕輪町警部交番所長、各校の通学安全パトロール隊代表、小・中学校事務局(教頭)、保護者で構成。緊急時など必要に応じて会を開き、活動状況の確認や連絡調整、意見交換、危険な場所や不審者情報など情報の共有化を図る。 -
箕輪町介護保険事業計画意見の中間具申
箕輪町は17日の議会全員協議会で、介護保険第1号被保険者の第3期保険料を基準額で3570円(月額)が適当とする、介護保険事業計画策定委員会(加藤寿一郎委員長)の中間具申を報告した。
介護保険料額は事業計画に示された介護サービスなどの総費用を基に検討。町の介護保険サービスは民間事業者の参入や医療事業者の規模拡大、介護予防に主体を置いた新予防給付事業の新設などに伴うサービス事業の展開で充実するが、高齢者人口の増加と併せ、介護保険会計財政が膨らみ保険料にも反映される。
保険料(基準月額)は第1期2290円、第2期2830円と推移している。
徴収区分は、低所得者層に配慮し現行6段階を7段階にすることが望ましい-としている。
平沢豊満町長は、「基本的には中間具申を最大限尊重する」考えを示した。 -
上古田保育園でごっこ遊び
箕輪町の上古田保育園で、ごっこ遊びでオープンした「ふるたおんせん」で園児が夢中になって遊んでいる。
「ふるたおんせん」はラーメン、たこ焼き、寿し、バイキング、デザートなどの食事コーナー、室内と露天の風呂、マッサージ、カラオケ、ゲームコーナーがある。年長児が準備し、売り子になって年中、年少の園児を楽しませた。
インフルエンザなどで休みの園児が多かったことから、期間を延長して“営業”。年中や年少の園児も売り子になって、どんぶりに山盛りのラーメンを作ったり、「いらっしゃいませ縲怐vと番台に座ったり。寿しコーナーでは、「何がいいですか」と威勢良く、「玉子とマグロを下さい」などの注文に答えていた。
客の園児たちは、次々と料理を食べ、タオルを持って温泉に入り、カラオケステージで歌って踊ってショーも繰り広げるなど「おんせん」を楽しんだ。 -
温泉ウォーキング教室開講
南箕輪わくわくクラブ主催の温泉ウォーキング教室が18日、大芝の湯内ふれあいプラザで始まった。参加者は温かいウォーキングコースで楽しく歩いた。
運動不足の解消と気分のリフレッシュのため冬に開き3年目。クラブ会員のほか村内、伊那市、辰野町からも参加した。教室は全5回で、第2回は特別プログラムとしてヨガの先生の指導も受ける。
講師は、クラブ指導員の松崎由紀子さん。参加者はエクササイズボールを使ってウォーミングアップした後、温泉プールでまずは普通にゆっくり、続いて少し早く歩いて体を慣らした。
ひざを持ち上げるようにするニーアップ・ウォーク、ひざを上げそのまま足先も上げて伸ばすダイナミック・ウォーク、横向きに歩幅を広く歩いて足を閉じるサイド・ウォークなど、水の抵抗を感じながらしっかり足を動かした。 -
タグラグビーって楽しい
伊那市の小中学生を対象に体験活動の場を提供する事業「はなまる地域探検隊」(伊藤元郎代表)は18日、市民体育館でニュースポーツ体験道場を開き、児童30人余がタグラグビーを体験した。
「一人が皆のために。皆が一人のために」のラグビー精神を体験し、市が毎年夏に開く大学招待ラグビーへの関心も高める目的。タグラグビーを体験するのは昨年10月に続いて2回目。
タグラグビーは首都圏の小学校で多く取り入れられているスポーツ。タックルの代わりに相手選手の腰に付けられたタグを奪い取ることが、通常のラグビーと大きく変る。
2人一組でタグを取り合ったりと、練習を重ねてから実践。児童らは前方にパスできないラグビーのルールに困惑していたが、市体協ラグビー部、県ラグビー協会の3人が優しく指導した。
試合が始まると児童たちは競技に夢中。2度目の体験となった伊那東小4年の市村尚也君は「鬼ごっこみたい」と息を弾ませながら楽しんでいた。 -
伊那市立図書館が「不明本」解消対策
伊那市立図書館(大槻正明館長)は年間の「不明本」数が180万円相当に及ぶことなどを理由に、2月初旬から、利用者の私物と貸出し本の区別をつけるために、館内では本を買い物かごに入れて持ち歩くよう協力を呼びかけている。
上伊那の図書館では初めての試み。3月末まで試験的に実施し、館内使用注意事項に加えることも検討する。
伊那市立図書館によると、同図書館に加え市内3分館を合計した蔵書(現在=約20万点)については、毎年6月に点検を実施。04年6月の点検を終えてから05年6月までの不明本数は約900点で、一点当たり2千円と考えても約180万円の損失になるという。
市立図書館がオープンした1994年以来、同館管内の不明本の累計数は約2千余点(同館推定)。最近では雑誌(500円相当)や音楽CD(3千竏・千円相当)の紛失が最も目立だち、なかには一点2万円ほどの高価な美術図鑑もなくなっているという。
不明本のうち何点かについては、いつのまにか返却ボックスに返されていることや、職員の点検ミスで見つかることもあるという。
不明本対策については、伊那市理事者などで構成する行政改革推進本部会議が図書館の行政改革を見直すなかでも検討。利用サービスの強化に努めるため、同図書館では1月初旬、職員で行政改革推進チームを設け、「まずはできることから」と買い物かごの利用を実施している。
買い物かごの利用状況は今だ低いが、本をまとめて持ち歩ける便利さを喜ぶ人もいる。大槻館長は「せっかく買った本を多くの人に利用してもらいたいと思っているので協力を」と呼びかけている。