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地すべりで1戸が自主避難
宮田村町3区で地すべりが発生した。土砂の流出など実被害は出ていないが、家屋への影響が懸念される1世帯が28日夕方までに自主避難。村は近くの村道を通行止めにして警戒している。
現場は駒が原と呼ばれる段丘の下。、高さ3メートル、幅8メートルほどのコンクリートで固めてある斜面が押し出される状態になっている。
関係者によると、現場は今から30年ほど前に民間業者が斜面を削って宅地造成。今回以外にも、家屋には影響がなかったが、小規模な地すべりが発生している。現場に隣接する段丘下には住宅が4戸ある。 -
本場中国の餃子つくって隣近所が交流
宮田村中越区2班は26日、水餃子づくりに挑戦した。中国黒龍江省から6年前に同班に嫁いできた橋倉貴久江さんが講師。本場の味にふれながら、13世帯の隣近所がさらに絆を深めた。
以前から「橋倉さんに教わりたい」と声があり、生活班(久保田津多江班長)の呼びかけでようやく実現。子どもから大人まで24人が参加した。
橋倉さんの慣れた手つきに参加者は感心しきり。それにならって、皮をのばしたり、具を入れて包んだり、みんなで挑戦した。
餃子の他に肉まんも調理。出来たてのアツアツをさっそく食べて、にぎやかにふれあっていた。
ある男性は「中国では餃子が主食と聞いていたが、本当に食べごたえがある。今後も機会を持って、色々なことを教わりたい」と話していた。 -
地産地消に結ぶ遊休農地の利活用シンポジウム
「食と農を考える集いin上伊那」が28日、伊那市の上伊那農業協同組合本所であった。農業者など約100人が集まり、遊休農地の活用事例などから地産地消を通した農業振興を学んだ。上伊那農業改良普及センターなど主催。
世代間交流や横のつながりが希薄になる中、楽しみながら村おこしをしよう竏窒ニ集落全体が参加する「桜柿羊(おうしょう)の里農事組合」(松本市)を作り上げた飯沼頼久代表が、ユニークなアイディアを駆使した遊休農地の利活用、農業学校への取り組みなどを紹介した。
飯沼さんは「日本の食料自給率が4割となる一方で、地球温暖化の影響などで限りなく食料が不足する可能性があり、子どもたちに食料の尊さを伝えていく必要がある」と語り、生命の重みにじかに触れる農業学校が親子に及ぼす影響の大きさを訴えた。
遊休農地で収穫した農産物を使った料理の試食会や地元農業者によるパネルディスカッションもあり、参加者それぞれが自分たちの地域にあった地域振興策を模索した。 -
かんてんぱぱで西春近中央保育所の園児が太鼓演奏
太鼓のお礼に演奏を竏窒ニ28日、伊那市の西春近中央保育所(池上三枝子所長)の園児が伊那食品工業(塚越寛社長)を訪れた=写真。手作りの法被をまとった5人の年長園児は、本物の太鼓の響きを全身で感じながら演奏を楽しんだ。
同保育所は昨年、伊那食品工業から提供してもらった廃材で手作り太鼓を作成。年少から年長までが太鼓演奏に挑戦し、敬老会でその腕前を披露した。
園児らの取り組みを知った伊那食品工業は「本物の太鼓の感触を子どもたちに知ってもらおう」と、和太鼓2台を寄贈。演奏会はそのお返しとして企画した。
保育士の太鼓サークル「美舞打」のメンバーも演奏会に参加。自分の体よりも大きい太鼓に向かい、精いっぱいばちを振り上げる園児たちを見た観客からは笑顔がこぼれた。 -
お世話になった伊藤さん夫婦招き感謝
伊那市の東春近小学校4年生を対象とした「りんご学習」のまとめの会が28日、同小学校であった。一年間の学習に携わった東春近田原のりんご農家・伊藤一路さん(78)と妻の豊子さん(74)に感謝するため、児童たちはりんごを使ったケーキやゼリーなどで2人をもてなした。
4年生(2クラス、54人)は昨年の4月から11月にかけて、伊藤さん夫婦の農園で摘果や収穫作業を3度実施した。本年度は10月の雨と、その後の陽気ですくすくと成長した実は大きくたわわ。児童たちは作業の過程を体験しながら、農家の苦労を実感した。
リンゴケーキなどの料理には伊藤さん夫婦の農園で取れたりんご(品種・ふじ)を使用。児童たちは2人に喜んでもらえるよう、給食の調理師などから作り方を学び、事前に調理。でき上がりを食べた一路さんは「皆さんの気持ちが伝わってきておいしい」と満足顔だった。
食事会では児童たちがりんご作りの苦労などについて質問し、水利が悪いなかでの旱害や、雪が降るなかでの枝の剪定(せんてい)などの大変さも知った。
2クラスは伊藤さん夫婦に歌声もプレゼント。2人は「りんごの体験学習を生かして勉強も頑張り、生き物を大切にするいいお兄さん、お姉さんになって」とエールを贈った。 -
南箕輪村06年度当初予算案・一般会計9・3%減額
「安全・安心、子育てに優しい村づくり」予算南箕輪村は28日、06年度当初予算案を発表した。一般会計は40億6千万円で、前年度当初の骨格予算比6・7%、2億9千万円の減、唐木一直村長就任後の5月の肉付け予算比では9・3%、4億1671万円の減となった。唐木村長は、「ハードからソフトへの事業転換を図り、『安全で安心して暮らせる子育てに優しい村づくり』を目指す予算」と説明。福祉医療費助成対象を小学校3年生まで引き上げるほか、保育園事業や子育て支援ハウス(すくすくはうす)の充実を図るなど子育て支援に重点配分した。
歳入は、全体の46・4%と構成比の高い村税が18億8577万円(前年度肉付け予算比4・2%増)。そのうち村民税は、景気回復や税制改正などにより8435万円(12・1%)増額の見込み。地方交付税は8億2千万円(18・0%)減額とした。財産収入は8040万円で、06年度中の田畑、大泉の教員住宅跡地売却、伊那インター前駐車場貸付で1322万円(19・7%)の増額を見込む。
歳出は、人件費が10億4764万8千円で5582万円(5・1%)の減額、扶助費は3155万円(13・2%)の増、公債費は4160万円(7・2%)の減。人件費、扶助費、公債費を合わせた義務的経費の総額は18億5501万円で、6586万円(3・4%)の減額になっている。普通建設事業費は2億6787万円で3億1128万円(53・7%)の減額とし、2年連続で50%以上の減額となる。
小・中学校の耐震改修工事、老朽化している南原保育園改築工事のため各5千万円、大芝温泉改修工事のため500万円をそれぞれ基金に積み立てる。基金総額は06年度末で18億3101万2千円の予定。
行政改革で、行政財産目的外使用など新たな財源確保、福祉医療費給付金事業給食代支給の廃止、駅伝大会スタッフ報償費の減額、各種負担金廃止などにより総額1295万7千円の効果を見込む。
特別会計を含めた総額は80億191万6千円で前年度肉付け予算比4・3%(3億6186万9千円)の減。 -
06年度当初予算案
南箕輪村の主な事業南箕輪村は28日、06年度予算発表に合わせて新年度の主要事業を発表した。主な事業は次の通り。
【子育て・医療・健康・教育などの子育てに優しい生活環境対策事業】総額1億3205万円
▽村単独事業・福祉医療費の拡充で小学校1縲・年生までの医療費無料化(801万円)▽沢尻区児童公園整備の助成(200万円)▽在宅知的障害者等自立生活体験事業(86万円)▽知的障害者グループホームの生活援助(205万円)▽子育て支援ハウス「すくすくはうす」の充実(211万円)▽長児間保育時間延長や運動プログラム通年実施など保育園事業の充実(171万円)▽ヘルスアップ事業(23万円)▽2歳児発達検査相談の充実・乳幼児健診通訳事業(8万円)▽地域包括支援センター事業関連(176万円)▽森林セラピーの充実(143万円)▽南部小学童クラブ室の増築など学童クラブの充実(797万円)▽学校改築基金、福祉基金への積立(各5千万円)▽身体障害者介助員の増員など(387万円)
【防犯・緊急・防災・食品などの安全で安心できる住環境対策事業】総額673万円
▽自治会活動保険事業(73万円)▽自動体外式除細動器(AED)整備(60万円)▽防犯組織充実や防犯灯新設、青色回転灯整備など防犯対策事業(93万円)▽カーブミラーなどの交通安全対策工事(346万円)▽避難所案内板作成委託事業(72万円)▽野菜生産環境負荷軽減機械導入事業補助金(30万円)
【情報・産業・観光などの活性化】総額875万円
▽ケーブルテレビ専用チャンネルシステム構築委託業務(600万円)▽村キャラクター「まっくん」着ぐるみ製作(60万円)▽フォトグランプリ事業(13万円)▽水稲直播機導入事業補助金(153万円)▽高速バス広告掲載委託など(52万円)
【主なハード事業】総額2億6787万円
▽田畑の村道109号線改良工事▽村道2230号線(広域農道)歩道設置▽村道6号線改良工事▽村計画事業、地区計画事業▽サインシステム設置▽研修センター改修▽南箕輪・南部小学校関連事業▽南部保育園改修▽大芝の湯関連事業▽公共下水道事業の推進 -
保育園児が地震体験車で揺れを体験
箕輪町の松島保育園で27日、地震体験車に乗って園児が地震の揺れを体験した。
地震が起きた場合、どの程度揺れるのか体験することで地震の恐ろしさを知り、万一に備えてもらおうと、箕輪消防署が県の地震体験車で希望のあった保育園を巡回する。
体験車は兵庫県南部地震など実際に国内で発生したマグニチュード7・0から7・9までの8種類の揺れが体験できる仕組みで、1分から2分弱の間に縦揺れ、横揺れ、静止などを繰り返す。
園児は頭巾をかぶり、順番に車に乗った。揺れることが分かっているため、「怖くない」と少しはしゃいでいたが、急に揺れ出すとびっくりした表情になったり、慌てて手すりを強くにぎる園児もいた。
町内は、3月2日までの4日間で8園を回る。 -
箕輪町福祉有償運送運営協議会設置
箕輪町は28日、福祉有償運送運営協議会(黒河内将裕会長)を開き、福祉輸送サービスの指針を決定した。運送主体団体の申請を受ける体制が整い、今後は団体の申請を協議する。
福祉有償運送は、公共交通機関の利用が困難な要介護者や身体障害者ら移動制約者を対象に、安価な利用料でボランティア的にする自動車での送迎サービス。04年度から、国のガイドラインにより運送主体団体は道路運送法第80条の許可が必要で、本年3月までに許可を取得しなければならない。
町はこれまでに福祉輸送サービス事業検討委員会を開いて事業の実施要領を決定している。今回、新たに協議会を設置し、長野県の指針に基づき作成した申請、受付、判断基準、運行、監督の5つの町の指針案を協議し、決定した。
協議会は長野運輸局、民生委員、町社会福祉協議会、移動困難者、地域住民、ボランティア団体、タクシー事業者ら各代表11人で構成。
今後は、運送主体団体が3月中に許可取得できるよう、団体が提出する申請書類を協議、推薦書を発行する。 -
村歌舞伎一代を成功させる会飯島分会が設立
後藤監督の地元として強力にバックアップ)
後藤俊夫監督(66)=飯島町=が農村歌舞伎を題材に取り組む長編劇映画「村歌舞伎一代(仮称)」の制作・上映を成功させる会の飯島分会設立代表者会が27日夜、文化館であり、会規約や役員を決め、会を立ち上げた。設立総会は4月11日午後7時30分から文化館で開く。今後の制作日程は、3月11日子役オーデション、3月末主役決定、4月末-5月初旬に制作発表、撮影開始は夏ごろの予定。
代表者会には町理事者、各種団体長、個人ら12人が出席。高坂町長は「町に居住し、文化芸術活動に取り組む後藤監督が、長年温めていた農村歌舞伎をテーマにした劇映画が成功するように、飯島分会を設立し、町を挙げて強力に支援しよう」と趣旨に触れてあいさつ。
後藤監督は「シナリオと実景撮りがほぼ終了、3月11日は子役のオーデション、現在118人の応募がある。3月末には主役を決定、有名で人気のある俳優を選びたい。4月末-5月初旬に制作発表、撮影は夏ごろから始まる」と経過と今後の日程を説明し「映画を通して、地域の伝統芸能のすばらしさを理解してもらうとともに、伊那谷を大いにPRしたい」と抱負を述べた。
伊那谷の自然と文化、人の心をフィルムを通じて全国に発信し、地域の芸術文化の振興を図る-を目的に、情報提供や制作資金づくり、地元ロケ、宣伝に協力する-などを盛り込んだ規約を決めた。
会長に高坂町長、同副に野村町議会議長、坂井町商工会長、松下寿雄さんを決めた。
今後は広範な住民や団体、事業所に呼び掛け、会員と寄付を募る。 -
夜のお話会
中川村の中川図書館で24日夜、夜のお話会があった。15人が参加し、ギター演奏や自作の童話、詩に耳を傾け、コーヒーの入れ方などためになる話も聞いた。
森本素子さんのギター演奏「フェルナンド・ソル」でオープニング。松村満久さんが自作の「ひとひら童話」の中から「秋葉参り」「やきばた」を披露。朴訥な語り口で、民話の世界に誘った。
また、須田貢正さんは故郷の千葉県房総半島の方言でつづった自作の詩「山のおばあちゃん」を朗読した。
最後に、大竹淳さんが「コーヒーのはなし」。コーヒー豆の種類や選び方、香りが生きるおいしい入れ方、飲み方など、コーヒー全般について話した。
このあと、大竹さんがドリップを使って丁寧に入れたコーヒーを味わい、入れ方の違いを実感した。 -
野菜販売の収益金で石楠花苑にシルバーカーを寄付
飯島町の飯島中学校3年3組(吉沢俊教諭、40人)は24日、野菜販売の収益金で地域福祉センター石楠花苑にシルバーカー1台を寄贈した。
同クラスは3年間「清龍の時間(総合的学習の時間)」を利用し、菜園活動を展開。ジャガイモやサツマイモをはじめ、20種類余の野菜を育て、学校玄関前の無人販売所や文化祭で販売し、収益金を得た。
30人余の利用者を前に、菜園係長の城取大地君は、菜園活動の取り組みを紹介し「私たちが収穫した野菜を先生方をはじめ、地域の人々に買っていただいた。そこで得た収益金を役立てようと、シルバーカーを寄贈します。有効に使って」と呼び掛けた。
デイサービスの利用者は「私たちはシルバーカーがないと、自由に歩くこともできない」と感謝の言葉を述べた。
この後、交流会。生徒たちは利用者と唱歌「花」「もみじ」などを歌ったり、「坊主めくり」で盛り上がり、最後に生徒らは4部合唱で「河口」を響かせた。
おやつを一緒に食べた後、窓拭きや利用者の帰りの手伝いなどのボランティアもした。
同クラスは近日中に特養越百園にも収益金の一部を寄付する予定。 -
新町発足50周年を祝い、水中花火、新作花火も
飯島町商工会館で29日夜、第21回信州いいじま桜まつり実行委員会(坂井武司実行委員長)があり、祭りの日程、内容、委員会組織、予算などを決めた=写真。千人塚公園桜まつり(22日)のメーンイベント水中花火は新町50周年を祝い、今年は実施、全国新作花火大会で優勝した堀内煙火の花火師、柴田武晴さんの「夜桜ふぶき」も披露される。駐車場も30-40分増設する。 開花予測は与田切公園が8日、千人塚公園が16日ころ。
新町50年周年記念と銘打った今年度の桜まつり期間は8日縲・3日。このうち、与田切公園桜まつりは15日午前10時縲恁゚後3時(雨天中止)。フリーマーケットや琴の演奏、野点、木工教室、昔の遊び、飲食コーナーなど。
与田切公園桜まつりは22日午後1時-午後9時まで(小雨決行)。マレットゴルフ大会、水中花火。演芸はしない。駐車場は280台収容。
予算は町と商工会補助がそれぞれ前年比20万円減額し、収入合計は169万円に、支出は花火が20万円減額、演芸費ゼロ、演出費や装飾費なども切り詰めた。
協議では「昨年は花火見物に来た人のうち、駐車場が無く、百台が途中から帰されたが、伊那北小学校から町のマイクロバスで対応できないか」「来年以降の花火は」などの質問が出された。 -
第14回百射会
駒ケ根市体育協会弓道部(北村弥昌部長)は26日、第14回百射会を駒ケ根市弓道場で開いた。25人が出場し、一人100回ずつ矢を射る気力と体力の限界に挑戦した=写真。
上位は次の皆さん。
(1)前沢秀夫(宮田村)76中(2)春日貴(駒ケ根市)70中(3)柴種徳(伊那市)70中(4)今井勉(飯島町)61中(5)湯沢幸司(駒ケ根市)58中 -
なつかしのシネマ上映会
伊那市のきたっせ活性化委員会は月1回、「なつかしのシネマ上映会」を定期的に開く。伊那北地域活性化センター(きたっせ)の利用度を高めるねらい。
委員会でDVDを借り、プロジェクターに映す。会場は200人近くが入ることができる。茶、またはジュース代の300円が必要。
当面の日程は3月3日午後1時半から、大川橋蔵主演の時代劇「銭形平次」、4月15日は上原謙主演の「愛染かつら」。上映会の日にちは不定期。
伊那と木曽を結ぶ権兵衛トンネル開通の記念イベントとして、2月4日、きたっせで第1回のシネマ上映会を開いた。石原裕次郎、浅丘ルリ子主演の「銀座の恋の物語」を上映したところ、区内外から60代を中心に約70人が集まった。「楽しみにしているから、続けてほしい」「懐かしいものを見たい」と好評だった。
参加者のアンケートから、小林旭、美空ひばり、寅さんシリーズなどの要望が多く、委員会ではそれらを参考にして作品を選ぶ。
イベント企画の矢野昌史委員長は、反響の大きさを喜び「入場者数に関係なく、定着するように続けたい」と話し、地域住民らのコミュニケーションの場になることを期待。
上映日程は山寺区の回覧板で知らせているが、だれでも入場できる。
昨年秋、伊那商工会議所で視察した栃木県足利商工会議所のまちなか再生イベント「懐かしシネマ上映会」をヒントにした。 -
地区営農組合設立総会
26日夜、宮田村の中越、大久保両地区でそれぞれ地区営農組合の設立総会があった。一村を一農場とする考え方が特徴の「宮田方式」と呼ばれる集団営農を再編して1月に発足した村営農組合の下部組織として、今後地域に密着した実践的な活動をしていく。
中越と大久保の各集落センターでそれぞれ行われた総会には組合員ら約40人ずつが出席。規約と正副組合長ら役員人事の提案を受け、全会一致で可決・承認した。新谷組合長(中越)、小田切組合長(大久保)は「皆さんの協力でより良い農業づくりを推進していきたい」などとあいさつした。
新役員は次の皆さん。
◇中越▽組合長=新谷清人▽副組合長=小田切暢明(営農企画・土地利用部長)片桐美義(機械・労働調整部長)▽会計=小田切正義、日向一男▽監事=橋倉糧司、久保田瑞穂
◇大久保▽組合長=小田切島数▽副組合長=小松芳美(営農企画・土地利用部長)小田切忠(機械・労働調整部長)▽監事=伊藤千春、赤羽孝志▽会計=小松俊治 -
「アンサンブル信州in宮田」定期演奏会
「アンサンブル信州in宮田」は26日、第4回定期演奏会を宮田村の村民会館で開いた。午後2時から「子どものためのコンサート」を、午後6時から「室内楽の夕べ」を開き、集まった聴衆に一流のアンサンブルを披露した。メンバーはアンサンブル創設者でビオラ奏者の兎束俊之さん、バイオリンの齋藤真知亜さんと浅井万寿美さん、ピアノの石井克典さん、チェロのドミトリー・V・フェイギンさん(ロシア)の5人。
「子どものためのコンサート」のステージに登場した5人はバッハ、ブラームス、モーツァルトなどの名曲を次々に演奏=写真。曲の合間には、手にした楽器についてユーモアを交えながら楽しく解説した。集まった小中学生や保護者らは、めったに生で聞けない一流の演奏の音色にうっとりした表情で聴き入っていた。 -
第2回町ドッジボール大会
飯島町教育委員会は26日、第2回町ドッジボール大会を飯島小学校体育館で開いた。町内の小学生から一般の6チームが出場し、総当りリーグ戦で優勝を競った。
選手らはコートの中を縦横に動き回って相手の攻撃をかわしながら=写真、時折見事にボールをキャッチして大きな拍手を受けていた。大人はパワーはあるものの、すばしこさとスタミナでは小中学生に遠く及ばず、かなりの苦戦を強いらていたが終始笑顔で楽しそうにプレーしていた。
順位は次の通り。
(1)キングファイターズJHS(2)ブルースカイ(3)キングファイターズ(4)飯島ウイングス(5)親町大人(6)5竏・パワフルズ -
天竜川座談会
市民団体「天竜川ゆめ会議」(福澤浩会長)は26日、4年前にまとめた「天竜川みらい計画」のその後の状況などについて考える第4回座談会を飯島町の町文化館で開いた。約70人が参加し、ゆめ会議の活動報告や、小グループに分かれての意見交換、全体会議などを通じて、世代を超えた意識の向上と積極的な取り組みの必要性などを確認し合った。
参加者らは話題提供としてゆめ会議の活動報告を聞いた後▽川の文化の継承と創造▽流域住民の意識▽景観▽動植物▽川の怖さ竏窒ネどの小グループに分かれてそれぞれ意見を交わした=写真。「ざざむしなどの水生昆虫は石が流されて動かないと育たない。川に木がはびこって水量が減ると生物にも影響があるということだ」「災害対策も大切だが、昔のように自然で豊かな川の流れを何とか取り戻せないものか」など、活発に意見を出し合っていた。
座談会は03年から毎年開き、02年にまとめた「天竜川みらい計画」などについて意見交換している。 -
市少年剣道大会
駒ケ根市は26日、第25回少年剣道大会を駒ケ根市武道館で開いた。小中学生約90人が出場し、優勝を目指して熱戦を展開した。
上位は次の皆さん。
▼小学1・2年の部(1)澤上怜央(2)田中伶穏(3)酒井皓二郎▼小学3・4年男子の部(1)松村青(2)石沢宇志(3)小林駿▼小学3・4年女子の部(1)竹澤萩野(2)新井詩織(3)田畑野乃夏▼小学5・6年男子の部(1)宮澤圭太郎(2)唐木瞭(3)石澤周▼小学5・6年女子の部(1)澤上かれん(2)清水はるな(3)熊澤洋乃▼中学男子の部(1)下井隼人(2)湯澤卓哉(3)熊澤竜作▼中学女子の部(1)中村佳与(2)長坂明美(3)尾上優香 -
劇団なんじゃもんじゃ公演
駒ケ根市立図書館(北澤みえ子館長)は26日、幼児から小学校低学年の子どもと保護者を対象にした「春を呼ぶお楽しみ会」を駒ケ根市文化会館で開いた。親子ら150人が集まり、岐阜県の劇団「なんじゃもんじゃ」の楽しい芝居『きずだらけのリンゴ』を楽しんだ=写真。
舞台では、人間をだまして遊ぶのが大好きなキツネのゲンタと、友達になった人間の女の子とが繰り広げる笑いと感動の物語が展開。客席を埋めた親子らは大笑いしたり、時折しんみりしたりながら本格的な芝居を楽しんでいた。 -
第18回駒ケ根高原スキー大会
駒ケ根市は26日、第18回駒ケ根高原スキー大会を駒ケ根高原スキー場で開いた。小学生、中学生、一般の各男女の部に県内外から83人が出場し、それぞれ優勝を目指してコースに挑んだ。
天候はあいにくの雨。コースの雪はたっぷりと水気を含み、時折霧がかかって視界をさえぎるなど、コンディションは最悪だったが、出場した選手らは1秒でも速くゴールしようと果敢に旗門を攻め、スピードに乗ってフィニッシュラインを目指していた=写真。
結果は次の通り。
▼小学生以下女子の部(1)清水映名(名古屋市)34秒59(2)高橋知世(飯島町)(3)細田真貴(駒ケ根市)▼小学生以下男子の部(1)小椋裕太(駒ケ根市)27秒12(2)伊藤哲(伊那市)(3)植村公貴(安城市)▼中学生女子の部(1)宮澤夢美30秒02▼中学生男子の部(1)井口大成(駒ケ根市)26秒58(2)加藤浩耀(同)(3)竹村悠斗(同)▼一般女子の部(1)井口奈菜(駒ケ根市)28秒71(2)細田悦子(同)(3)蟹沢ゆかり(伊那市)▼一般男子の部(1)田畑貞良(伊那市)25秒35(2)平沢俊充(松川町)(3)蟹沢安彦(伊那市) -
大人の寺小屋塾で写経
NPОかつらが運営する大人の寺子屋塾が23日夜、中川村葛島の延寿院であり、24人が参加し、伊佐栄豊住職(かつら理事長)の指導で心静かに、般若心経を写経した。
手を洗い、口を濯いだ受講生は香がたかれた本堂に正座し、1分間に4回というゆっくりと静かな呼吸法で心を落ちつかせ、机に向かった。
伊佐住職は「写経とは一字一仏といい、一字一句に仏様をお迎えする気持ちで書く。間違えても、×で消したりせず、○印を付け、紙の上の余白部分に書きなおす。字の上手、下手でなく、早さにもとらわれず、仏様と一体になる感じで書くように」と写経の方法や心構えを話した。
この後、参加者は弘法大師の墨蹟を模した原寸大の手本の上に和紙を置き、1字1字丁寧になぞりながら、般若心経を写した。 -
長谷村民トリムバレーで親ぼく深める
長谷村の第8回村民トリムバレーボール大会が26日、長谷中学校であり、競技を通して村民相互の親ぼくを深めた。
公民館分館ごとに編成した30チーム、約150人が参加。ブロンズ(中学生以上)シルバー(40歳以上)ゴールド(50歳以上)の各部に分かれて熱戦を展開した。
参加者たち心地よい汗を流し、和気あいあいと楽しんでいた。
結果は次の通り。
◇ブロンズの部▽(1)それでも地球は回っているかも?(黒河内)(2)おやげねー(非持)(3)あんじゃねぇ(非持)
◇シルバーの部▽(1)中尾A(中尾)(2)モンスター(非持山)(3)すっとこどっこい(非持)
◇ゴールドの部▽(1)風雪ながれ旅(黒河内)(2)一貫水路(溝口)(3)黒河内気合いだ(黒河内) -
キッズ王国
本の読み聞かせや遊びがいっぱい詰まった「キッズ王国」が26日、伊那市の伊那公民館であった。会場は身動きがとれないほど親子連れでにぎわい、子どもたちは目を輝かせて遊びに熱中した。
市内7公民館と、各種団体やサークルなどでつくる実行委員会の主催。読み聞かせや手作りの遊びを通して読書を啓発し、物づくりの楽しさを体験させようと今年で14回目。
催しは、絵本や紙芝居などの「おはなしのひろば」、影絵劇、魚釣り、ダンボールで作った家やブロックでの遊び、スライム作り、春富中学校の生徒による寸劇や吹奏楽演奏など盛りだくさん。
子どもたちは、小麦粉粘土でお菓子を作ったり、紙のプールに入って頭から紙をかぶったり投げたり、ダンボールの家に入って窓から顔を出したりと、次々にコーナーを体験してはしゃいでいた。 -
合併する2町村の福祉施設にタオルなど寄贈
伊那市内の12女性団体でつくる同市女性団体連絡協議会(有賀喜志子会長代行、3400人)は27日、各団体の会員が集めた古布や新しいタオルなどを福祉施設の「さくらの里」(高遠町)、「サンハート美和」(長谷村)へ寄贈した。
福祉に役立ててほしい竏窒ニ、3年前からはじまったボランティア活動。昨年は市内の6個所の施設に寄付したが、本年は高遠町と長谷村が伊那市と合併するので、同町村の2施設へ送った。
寄付するにあたって同市役所で午前中、約15人の代表者が集まり、タオルなどを施設ごとに仕分け。集まった物資は「昨年とほぼ同じ量(前回は約150キロ)」(有賀会長代行)。大きなシーツなどは、30センチの大きさにそろえて切ったりもした。
代表者らはその後、各施設を回って手渡し、施設内の見学もした。
同市女性団体連絡協議会では、合併後もボランティア活動を続けていきたいという。 -
手づくりの第九演奏会
伊那、木曽合同練習始まる伊那と木曽を結ぶ権兵衛トンネル開通を記念した「手づくりの第九演奏会」に向け、伊那地域と木曽地域の合唱団の合同練習が始まった。26日夜、伊那市の県伊那文化会館での初練習は約270人が参加し、本番と同じ大ホールのステージで練習に励んだ。
有志でつくる合唱団は伊那地域240人、木曽地域80人の総勢320人。中学生から70歳代までが集まり、伊那は昨年6月、木曽は7月から月1回の練習を重ねてきた。
木曽地域からは遠い人で車で1時間かけて合同練習に参加。発声、緊張しても高い声が出る体操などをし、合唱指導を受けて歌った。
合唱はドイツ語で、4月末までに暗譜する。今後は合同練習が月2回あり、5月末からオーケストラやソリストと一緒にやる。
演奏会は6月18日午後2時から。「ソリストに合唱団320人、オーケストラ80人。迫力ある演奏になると思う」と事務局。チケットはすでに完売に近いという。 -
上伊那出身音高・音大在学生によるフレッシュコンサート
上伊那出身の音高・音大在学生による第9回フレッシュコンサートは26日、伊那市の県伊那文化会館大ホールであった。学生たちは一人ずつステージに立ち、若いエネルギーあふれる演奏を披露した。若い芽を育てる会主催。伊那毎日新聞社など共催。
音楽を学ぶ学生に発表の場を提供し大きなステージで発表する度胸をつけると同時に、地域の人に勉強の成果を聞いてもらおうと、保護者らでつくる同会が毎年開いている。
今年は音高生1人、音大生15人が出演。持ち時間は一人約10分で、ピアノ、サクソフォーンの独奏、ソプラノやバリトンの独唱を披露。それぞれが練習している曲、自分で作曲した曲など1曲から2曲を観客の前で堂々と演奏した。観客は学生たちの演奏に温かい拍手を送った。 -
長谷村消防団
最後の防火パレード春の火災予防運動(3月1日縲・日)に先駆け、長谷村消防団(平出万彦団長)は26日、伊那市との合併を控え村消防団として最後の防火パレードで、村内全域を回って火災予防を呼びかけた。
部長以上の14人が、車両4台に分乗し、空気が乾燥し火災が発生しやすくなっているため火の取扱いに注意するよう啓発した。
宮下市蔵村長は、「自分たちの地域は自分たちで守る意識が強く、団長を先頭に積極的に活動してもらっていることが成果につながっている。地区の安全のために活躍し、合併しても伊那市長谷としての活動があるので、また頑張ってほしい」とあいさつした。
平出団長は、「ここ数年大きな災害がなく皆の啓蒙のたまものと感謝している。合併しても消防団として何ら変わらない。地域を守る、災害弱者に目を向ける活動は同じ。力を合わせ、さらなる発展をしていただきたい」と訓示した。 -
第2回いな歌謡祭
第2回いな歌謡祭が26日、伊那市生涯学習センターホールであった。上伊那の歌謡教室で学ぶ生徒らが出演して熱唱、熱演した。
昨年開催し好評だったことから計画。今年は歌に踊りや手品なども盛り込んだ51プログラムを繰り広げた。
出演者は着物やドレスなど華やかなステージ衣装に身を包み、スポットライトを浴びて熱唱。日ごろの練習の成果を存分に発揮して自慢ののどを披露した。会場は満席で、素晴らしい歌声や踊りに大きな拍手を送った。
今井愛子パッショングループ、藤華流・藤華久三社中、東原とし歌謡教室などのダンスや踊りも歌謡祭をより一層盛り上げた。