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小町屋区敬老会
駒ケ根市の小町屋区(伊藤智敏区長)は26日、小町屋公民館で敬老会を開き、75歳以上の対象者212人のうち、77人の元気なお年寄りが出席した。
敬老会には中原市長、地元市議らが来賓として出席。開会で伊藤区長は「体力に応じ、一生懸命に努力する高齢者の姿が共感を呼び、元気を与える。今日は時間の許す限り楽しんで」とあいさつ。中原市長は「社会や家庭で役割分担を担い、生涯現役を貫いて」と激励した。
喜寿を迎えた高齢者20人に記念品が贈られたあと、祝宴。区が用意した飲み物や食べ物に舌鼓を打ちながら、大正箏の演奏や小町屋子供文庫の「マツケンサンバ」、民謡、コーラスなどを楽しみ、出し物が終わるごとに大きな拍手を送っていた。 -
地縁団体「片桐区」設立総会
中川村の片桐財産区と片桐地区協議会を統合、組織変更し、地縁団体「片桐区」として4月からスタートする。25日夜、片桐区民会館で設立総会が開かれ、規約や役員選出、06年度事業計画のほか、片桐区が不動産や不動産に関する権利を保有するため、村長に認可を申請することなどを決めた。
総会には入会申し込み者1861人(646世帯)のうち、本人出席61人、委任状1548人の計1609人が出席した。
片桐財産区は村内や飯島町に山林原野70筆、128ヘクタールを保有。特別地方公共団体として、人件費、管理費、議員選挙費など経費がかさみ、材木価格低迷の中、収支決算では毎年基金の取り崩しが数百万円にも上った。そこで、05年4月から、地区協議会を再編し、法人格を有する地縁団体を設立し、財産区の財産の受け皿にと調査、研究を進めてきた。
総会では米山文夫設立準備会長が「法人格のある地縁団体に財産を移し、片桐区が名実ともに1つになり、4月に、新生片桐区としてスタートできるように」とあいさつ。
規約では目的に▽財産の維持管理と運営▽住民相互の親ぼくと融和の推進▽区域内の環境整備-を掲げ、会員は区域内に住所のある個人とし、会員は会費を納入、賦役を負うとした。
今後、村長に認可申請を行い、地縁団体として法人登記をする。
片桐財産区は29日に定例議会で解散を議決し、地区協議会も4月の総会で発展的解散を決める予定。 -
中川村の2園で卒園式
中川村の2保育園で27日、それぞれ卒園式が行われ、合わせて30人が仲よく遊んだ園舎を後にした。
このうち、みなかた保育園では卒園児15人が在園児や保護者の拍手の中、年少組が感謝の気持ちを込めて作った花をブローチを胸に堂々と入場、ひな壇に並んだ。
大島いづみ園長は「優しい心と丈夫な体、よく考える頭を持ち、元気いっぱいの1年生になって」と呼び掛け、卒園児ひとり一人に「卒園おめでとう」の言葉を添えて保育証書を手渡した。
証書を受け取った卒園児らは「かけっこが1等賞になってうれしかった」「なわとびをがんばった」「サッカー楽しかった」など思い出や頑張ったことを発表した。
呼び掛けで、在園児らは「いっぱい遊んでくれてありがとう」と感謝の気持ちを伝え、卒園児らは「お父さん、お母さん、先生、小さなお友だち、ありがとう。ぼくたちは元気な1年生になります」とこたえ、全園児で「思い出のアルバム」を響かせ、保育士らは「はじめの一歩」を歌って、人生の最初の巣立ちを激励した。
保護者らは時々、目頭をハンカチで抑えながら、わが子の成長した姿に感無量の様子だった。 -
長谷村閉村記念事業でタイムカプセル埋設
長谷村は26日、伊那市・高遠町との合併による閉村記念事業として、村公民館の敷地にタイムカプセルを埋めた。
カプセルには村民から集まった手紙や、村が取り組んだ各種事業の報告書、村旗など約500点を入れた。参加した理事者や村議員、小中学生、保育園児らはカプセルまで列をつくって、未来に向けたさまざまな思いを込めながら1点1点手渡しで納めた。30年後の同日に開ける。
自分への手紙と自分自身を描いた絵を入れたという伊藤汐里ちゃん(6)は「大人になって見るときに、恥ずかしくないように上手に書いた。開けるときが楽しみ」と笑顔で話していた。
村は1989(平成元)年にも村誕生30周年を記念し、20年後の09年に開ける予定で埋設したタイムカプセルがあり、今回新たに埋めるために24日に掘り起こしている。
カプセルには手紙やアルバム、雑誌や新聞、小学校の教科書、ワインや日本酒など、当時を思い起こさせる懐かしいものが入っていた。村公民館で約1カ月間展示しながら本人に返していく。 -
合併記念で三峰川沿いに桜
伊那市、高遠町、長谷村は26日、合併を記念してそれぞれ三峰川沿い3カ所にタカトオコヒガンザクラを植樹した。
三峰川について考え、活動する市民団体「三峰川みらい会議」提案の3市町村をつなぐ三峰川沿いでの日本一の桜のまちづくりに向けた取り組み。伊那市は東春近の榛原河川敷公園、高遠町は下山田の浄化センター前の河川敷、長谷村が非持の南アルプス公園広場に、高遠町から寄贈された2竏・メートルの苗木を3本ずつ植えた。
長谷村は理事者や議員、保育園児らが参加。園児たちは「早く大きくなって、きれいな花を咲かせてね」と丁寧に土をかぶせていた。 -
村職員6人に自治功労表彰伝達
宮田村の在勤30年の一般職員6人が全国町村会の自治功労表彰を受け、23日に村役場で伝達式が開かれた。
受章者は池上たか子さん、高橋登美子さん、飯島眞弓さん、宮下春美さん、板山とし子さん、本田典子さん。いずれも1975(昭和50)年の入庁。
一人ひとりに表彰状を伝達した清水靖夫村長は、長年の功績をたたえ「今まで蓄積したノウハウ、対応力を今後も業務にいかしてほしい」と励ましていた。 -
村職員6人に自治功労表彰伝達
宮田村の在勤30年の一般職員6人が全国町村会の自治功労表彰を受け、23日に村役場で伝達式が開かれた。
受章者は池上たか子さん、高橋登美子さん、飯島眞弓さん、宮下春美さん、板山とし子さん、本田典子さん。いずれも1975(昭和50)年の入庁。
一人ひとりに表彰状を伝達した清水靖夫村長は、長年の功績をたたえ「今まで蓄積したノウハウ、対応力を今後も業務にいかしてほしい」と励ましていた。 -
NHK松平定知アナウンサー講演会
NHKテレビでお馴染みのアナウンサー松平定知さんの講演会が25日、駒ケ根市文化会館で開かれた。駒ケ根市文化財団など主催。会場を埋めた約980人の聴衆は松平さんがステージに登場すると大きな拍手で迎え、番組製作の裏話など、ユーモアを交えた松平さんの話に耳を傾けた。
松平さんはアナウンサーの生活について「朝7時のニュースを担当していた時は午前3時半に起きて局に向かい、仕事を終えるのは午後5時か6時。寝るのは午後11時過ぎで睡眠時間が短く、肉体的にはつらい時期だったが、当時は東欧諸国など世界のどこかで毎日のように政変が起こっていて仕事には大きなやりがいを感じていた」と振り返った。
放送7年目となる『その時歴史が動いた』については「今までは戦国時代などの人物を多く扱ってきたが、加えてこれからは現代史も積極的に取り上げていきたい」などと語った。 -
駒ケ根写真コンテスト表彰式
駒ケ根市観光協会は25日「05年度駒ケ根観光写真コンテスト」の表彰式を駒ケ根高原美術館で開いた。入賞者11人のうち7人が出席し、観光協会の宇佐美宗夫情報企画部長から表彰状を受け取った=写真。105点の応募作品を審査した山岳写真家の津野祐次さんと工芸作家で同美術館副館長の木下五郎さんは講評で「独創性が高い」「美しい駒ケ根の特徴をよく表現している」「一瞬のチャンスを絶妙のタイミングで切り取っている」などとそれぞれの作品を絶賛した。
入選作品は同館で4月9日まで展示される。
入選者は次の皆さん。
▽最優秀賞=太田秀男(駒ケ根市下平)▽優秀賞=池下左近(和歌山県)春日芳人(駒ケ根市上穂北)▽特別賞=森俊晴(駒ケ根市赤穂)久保村由人(伊那市西春近)海野順子(松本市)▽入選=高坂益男(駒ケ根市赤穂)鍋島道雄(大阪府)平沢善博(宮田村南割)向山世男(伊那市錦町)小林紀一(飯島町飯島)佐藤正一(駒ケ根市上穂南)▽佳作=平沢善博(宮田村南割) -
みのわ少年少女合唱団入団式
箕輪町子どもセンターの「みのわ少年少女合唱団」入団式が25日、町文化センターであった。新入団員9人を迎え、6年目の06年度は23人で歌い活動する。
団長の柴沙耶香さん(箕輪中1年)が、「歌の練習を通して心の響き合いの大切さを学んでいる。皆で心を一つにして明るく、楽しい合唱団として歌の輪、友達の輪、心の輪を広げながら、ハーモニーの輪を大きくひろげましょう」と歓迎。新入団員を代表して北原亜美さん(箕輪北小6年)は「私たちは歌が大好き。声を合わせ、心を合わせ、一緒に歌えることを楽しみにしている。音楽の楽しさ、美しさを学びながら歌の輪を広げたい」とあいさつした。
団員が「飛行船」「小さな世界」を歌い、きれいなハーモニーで歓迎。新入団員も一緒に「ビリーブ」「手のひらを太陽に」を歌い、式に参加した保護者が拍手を送った。
団員は小学3年から中学生まで。05年度は男子がいなかったが、新年度は男子児童1人が入団した。
合唱団は01年度に設立。町生涯学習フェスティバルまなびピアをはじめ各種行事のオープニング演奏などをし、昨年は5周年記念コンサートも開いた。 -
箕輪町身体障害者福祉協会総会
箕輪町身体障害者福祉協会(会員124人、登内嘉夫会長)の第55回定期総会は25日、町社会福祉センターで開き、06年度事業計画案などを承認した。
06年度事業計画は、年4回の町交通安全人波作戦参加、町希望の旅(7、10月)参加、萱野高原清掃美化運動、町ふれあい広場参加、町長寿者ゲートボール大会参加、町社会福祉大会参加、重度障害者歳末慰問。郡身障協や県協会関連事業にも参加する。
役員改選で、会長に登内嘉夫さんを再任、副会長に上田義雄さん、会計に毛利定治さん、監査に向山勉さん、征矢野文子さんを選出した。
登内会長は、「会員の減少と高齢化、重度化が進む中、協会の運営は大変厳しいものがある。より一層の会員の加入促進を大きな重点施策として、組織強化に取り組み、これ以上の後退がないよう組織の維持に全力で取り組んでいきたい」とあいさつした。 -
みのわ健康アカデミー2期目事前説明会
箕輪町は24日、町民の健康寿命を延ばすため05年度に引き続き開校する「みのわ健康アカデミー」の事前説明会を町文化センターで開き、1年間の内容、日程を説明した。
信州大学教育学部の寺沢宏次助教授が提唱する「運動とコミュニケーション」の理論と実践に学び、運動習慣の継続を目指し、健康学習(保健予防・介護予防)と個別相談で健康レベルを向上させる。
対象は町内在住の40歳縲・5歳。新年度は定員枠を広げ56人が参加。説明会に引き続き、寺沢助教授による公開講座も熱心に聞いた。
参加者は1年間、身体測定や体力測定、血液検査、専門家による健康学習、個別運動プログラムによるマシントレーニング、大学教授や専門家による集団健康講座、在宅自主トレーニングなどのカリキュラムに取り組む。
4月5日、入学式と身体測定・体力測定が町民体育館である。 -
高遠町閉町記念式典
伊那市・長谷村との合併による高遠町の閉町記念式典が25日、町総合福祉センターであった。関係者約400人が出席し、町制施行から131年の歴史を振り返り、新市と高遠地域のさらなる発展を願った。
伊東義人町長は式辞でこれまでの町の歩みを述べ、「合併は最終目標ではなく、それぞれの地域の特性を生かし、互いに尊重し合って、より暮らしやすいまちづくりを推進していく」とあいさつした。
各種活動に尽力、貢献するなどした功労者48人、4団体を表彰、34人、36団体に感謝状を贈った。最後に町民憲章を朗読し、町旗を降納して締めた。
記念メッセージでは、高遠中学校2年の北原弘司君(14)が「新市には大きな期待でいっぱい。より発展し、みんなが笑顔で過ごせることを一番願っている。市民としてだけでなく、高遠の地に住んでいる一人として自信と誇りをもって生活していきたい」と高遠と新市への思い述べた。
高遠町は、1875(明治8)年に、17町村で東高遠町、13町村で西高遠町が発足し、県内では3番目、上伊那では初の町制施行となった。両町が合併して高遠町が誕生し、1956(昭和31)年に長藤村・三義村との合併の後、藤沢村、河南村がそれぞれ編入合併した。
31日に伊那市・長谷村との合併による新市発足に伴い、多くの偉人を輩出し、歴史と文化を築き上げてきた長い歴史に幕を閉じる。 -
産直・直売サミット
第1回長野県産直・直売サミットが25日、26日、南箕輪村の信州大学農学部で開かれている。初日は、地元を中心に、長野市、松本市、飯田市などの直売所や農産物加工関係者、消費者ら約220人が集まった。
荒廃農地の活用や環境保全などの課題を抱える中で「産直」から地域農業のあり方を探ろうと企画した。行政、大学、農業団体などでつくる実行委員会主催。
初日は、記念講演、「信州農業の転換点『産直・直売所』の現在と未来」をテーマにしたパネルディスカッション、農産物や加工品などがそろった産直・直売ミニメッセなどがあった。
冒頭、小林史麿実行委員長は「県の農政は混迷している。行政、研究機関などの力を引き出し、打開しなければならない時代。それぞれが蓄積した経験、知恵を集めてほしい」とあいさつ。
記念講演では、上伊那農業改良普及センターの峯村きぬ子所長が「『産直』の夢を追い続けた20年」と題して話した。
峯村所長は「直売所は曲がり角にきている。生産したものを売るだけの時代は終わった」と、農業に商業の感覚を取り入れた「食の一貫体制」の確立を挙げた。また、食料自給率アップを担うことができる直売・産直活動に期待し、普及員活動を交え「産直」のおもしろさなどを語った。
26日は午前9時から。事例報告として、直売で1千万円以上を売り上げる生産者らの取り組みが紹介される。 -
「トンボの楽園」保護事業が完了
伊那市新山の「トンボの楽園」保護事業のしゅん工式が25日、現地であった。日本一小さいといわれるハッチョウトンボの全国有数の生息地を一般に開放しつつ、保護に努める。
事業では、生息地0・7ヘクタールを踏み荒らされないように、市と地元住民が協働で木道(延長約120メートル)を設けたほか、入り口に駐車場を確保。県道西伊那線沿いなどに楽園までの案内表示も取り付けた。また、生息する昆虫を紹介したパンフレットも作成。事業費は610万円で、県のコモンズ支援金を受けた。
式には地域住民、市関係者ら約100人が出席。新山山野草等保護育成委員会の北原重利会長ら5人がテープカットしたあと、カラマツの間伐材を使った木道を渡った。
小学生は「友だちの家に遊びに行くときの通り道。ハッチョウトンボは見たことがある。今年もいっぱい飛んでほしい」と楽しみにしていた。
生息地では、準絶滅危ぐ種のモートンイトトンボ、希少種のヒメアカネ、ネキトンボなど29種類を確認。
ハッチョウトンボは5月下旬から見ることができるそうで、市は観察会の開催を検討する。 -
福島揚水機場の改修終わる
伊那市福島揚水機場の改修工事が終わり、25日、現地でしゅん工式があった。管理する福島土地改良区組合員や施工業者ら約70人が集まり、完成を祝った。
揚水機場は、天竜川に流れ込む瀬沢川から農業用水用に水をくみ上げ、福島の上段に送水するもの。高低差は74メートル。68年度に施工した揚水機場と送水管の老朽化に伴い、01年度から5年かけて基盤整備促進事業として改修した。受益戸数は156戸、受益面積は51ヘクタール。
揚水機場は鉄筋コンクリート造りの平屋建て120平方メートル。ポンプ設備2台を取り付けた。揚水量は毎分9・6立方メートルで、ほぼ前回の能力と同じ。送水管の延長は2・3キロ。総事業費は3億3500万円(うち地元負担2700万円)。 -
織井常和社長が9つめの特許
伊那市山寺の建設業「織建」織井常和社長(68)は、地震の揺れを利用した家具転倒防止具「てんとうむし」を発明し、特許を取得した。9つめで、建設業界でほかにいないという。
「てんとうむし」は、家具の両端にセット。地震の揺れで、家具と床にすき間ができた瞬間に直径8ミリの円柱が横向きに転がり、家具を固定する。再度、地震が発生したときには直径1・6センチの円柱が滑り込み、家具を壁側に倒す仕組み。
阪神淡路大震災の際、家具の下敷きになって多くの人が亡くなったことを知り、何とかできないかと1年半ほど研究。転倒を防止する家具の固定金具はあるものの、壁に取り付けると傷がつくため、家具の下にものをかう発想から、コンピューターで立体的に考え、模型を作って完成させた。
織井社長が持つ特許のうち、7つが製品化されている。ほとんどが建設関係のもので「てんとうむし」の販売については検討する。 -
伊那北高校ジョイントコンサート
伊那北高校の音楽部と吹奏楽部による第27回ジョイントコンサートが24日、伊那市駅前ビル「いなっせ」であった。訪れた観客は、歌声と弦楽器、管楽器の奏でる迫力のある演奏を楽しんだ。
音楽部、吹奏楽部合わせて87人が出演。音楽部合唱班の「混声合唱のための組曲・蔵王」に始まり、音楽部弦楽班、吹奏楽部の順に3曲から5曲を披露。吹奏楽部にとっては、全日本吹奏楽コンクールの課題曲を発表する場でもあり、課題曲「架空の伝説のための前奏曲」をはじめ、誰もが聞き覚えのある「A列車で行こう」など4曲を演奏した。
最後は合唱、弦楽、吹奏楽によるジョイントステージ「コーラス・ハレルヤ」。3つの異なる音の調和と迫力ある演奏が、会場を沸かせた。 -
伊那市南福地で水芭蕉の植栽
伊那市富県南福地の道堰みずばしょう管理組合(竹松杉人代表)は25日、鹿害などで欠損してしまったミズバショウの補植と、防護ネットの張り直し作業をした。
休耕田の荒廃防止のため同組合は2000年、地区内の休耕田約30アールにミズバショウ千株を植栽した。ミズバショウを植栽した場所は、休耕田に生えてくるハンノキなどがなく、荒廃防止には一定の成果をあげてきたが、鹿害により荒らされたり、夏場に水がうまく行き渡らなかったことで欠損した部分ができてしまった。
県のコモンズ支援金を活用して500株の補植と、前回よりも丈の高い防護ネットを張り直すことにした。夏場に水がきちんと流れるよう、川から水をひくパイプも取り付けた。地域住民約40人に加え、市、県の関係職員も参加した。
取り組みは、富県グリーンツーリズム構想のにも組み込まれている。 -
伊那少剣道ク 厳しさ楽しさ学んで中学3年生7人修了
伊那市内の小中学生などでつくる伊那少年剣道クラブ(伊藤節郎代表)の05年度修了式が24日夜、伊那東小学校体育館であった。中学校3年生7人が後輩や保護者など約90人が見守るなか、クラブを卒業していった。
式で伊藤代表は「高校でも剣道を楽しく頑張ってほしい」。中学生の指導を担当した飯島浩さんは「ここで学んだことに自信と誇りを持って高校へいっても頑張って」とそれぞれエールを送った。
クラブ員代表の宮下仁君(伊那東部中2)が「先輩方が大会で残した優秀な成績を目指して稽古に励みます」と送辞。修了生代表の薄田成治君(西箕輪中3)は「これまでの練習、大会で培ってきた経験の中で、剣道の厳しさや楽しさを学ぶことができた。ありがとう」と皆に感謝した。
伊那少年剣道クラブのクラブ員は約60人。毎週2回、年間約90回の練習を伊那東小学校体育館で開く。4月7日から、来年度の稽古がはじまる。 -
合併後は伊那、高遠各消防署の管轄区域が変更
伊那市など6市町村で構成する伊那消防組合議会の3月定例会が24日、同市役所であり、11億9900万円の06年度一般会計予算案、同組合の情報公開、個人情報保護条例の設置についてなどの9議案を原案通り承認、可決した。
3市町村合併後の伊那、高遠各消防署の管轄区域が変更。高遠消防署は高遠町地区と長谷地区の全域のほか、現伊那市の美篶地区(うち芦沢、笠原、南割、横町、上大島、上原、末広)手良地区(うち中坪、野口)富県地区(うち新山)を管轄。伊那消防署は新伊那市の高遠消防署管轄地区を除く地域と、南箕輪村の全域とした。
アスベスト対策と林野火災予防のため、伊那消防組合火災予防条例の一部改正。林野火災予防については、火災警報発令中は山林、原野などにおいて喫煙をしないこと竏窒ニした。条例違反に対する罰則規定はないため「一般住民が個々に気を付けてほしい」とした。
合併により構成市町村は6から4へ削減。組合議員定数も現20人から16人(内訳新伊那市8人、辰野町3人、箕輪町3人、南箕輪村2人)に減員する。小坂市長が失職後は、矢ヶ崎克彦町長が職務代理者に選任される。 -
いよいよ桜の季節 伊那公園にぼんぼり
伊那市中央区の有志でつくる伊那公園桜愛護会は25日、今年の「さくらまつり」に向けて、ぼんぼりの飾りつけを始めた。約50人の会員が午前6時半に集まり作業をした。
公園入口の道路両側に支柱を立てて、ぼんぼり約50個が立ち並んだ。26日は公園内にぼんぼり約400個が吊るされる予定だ。
会員によると桜の咲き始めは4月10日ごろ竏窒ニ、ほぼ例年並みの予想。温かい日が続けば5日にも開花しそうだという。
「さくらまつり」は伊那公園と春日公園で、4月1日縲・3日の期間で開く。ライトアップは1日の午後6時半、花火の合図と共に同時点灯する。
期間中は12日、伊那公園の「伊那節まつり」をはじめ、ルネッサンス西町の会による新酒大会(15日予定・春日公園)、伊那公園桜愛護会の太鼓・カラオケを楽しむ会(16日・伊那公園)などがある。 -
長寿を記念し、家族展
飯島町のコスモ21特設会場で25、26日、飯島町鳥居原の池宮みきよさん(93)は長寿記念として、娘、孫、孫嫁、ひ孫の8人の作品を集めた「家族展」を開いている。
池宮みきよさんの作品は陶芸、色とりどり百個以上の松本てまり。包装用のひもで編んだかごやバック。長女の北原きみ枝さん(62)=駒ケ根市=は原色押し花絵とブーケやアレンジなどまゆクラフトを並べた。
二女の知久順子さん(59)=高尾=は花を描いたちぎり絵などを、三女の池宮道子さんは花や野菜、季節感が伝わる絵手紙を多数展示した。
このほか、孫の北原美枝さんは絵手紙、池宮琴美さんはビーズ作品、ひ孫の愛弥ちゃん(6歳)も絵を展示した。
みきよさんは「娘も婿、孫もみんなが協力し、にぎやかな展示会になった」とうれしそうと話していた。
開場は午前10時-午後6時 -
高遠町の閉町・町政施行131周年など記念事業多彩に
高遠町は閉町や町制施行131周年などを記念して、町文化センター駐車場北側に記念碑を建立し25日、記念式典に先立って除幕した。
碑には高遠が排出した偉人、東京音楽学校(現・東京芸術大学)初代学長の伊澤修二が残した書「仰之愈高 仰之愈遠」を記した。亡くなった年の1917(大正6)年に揮ごうしたもので、「学徳の高い先人を仰ぎ慕い 理想を追い求めて学ぶ」との意味で、「故郷高遠への思いが伝わる書」(伊東義人町長)。両側面には書の釈と読を書き、裏側には町制が施行された1875(明治8)年からこれまでの町の歩みを刻んだ。
記念碑は高さ2メートル、幅1メートル、厚さ30センチで、藤沢の松倉区が寄贈した石を台座に使っている。
除幕式に引き続き、町民からは約200通が集まった未来の自分や家族などに宛てた手紙などをタイムカプセルに納め、記念碑近くに埋設。20年後の同日に開ける予定だ。
記念式典後、町文化体育館で開いた記念コンサートには、町内の園児や小中学生、高遠高校生、地元のコーラスグループ、東京芸術大学の学生らが出演。合唱や演奏、踊りなどがあり、町の記念に華を添えた。 -
寄付の使途を明瞭化
宮田村社協が善意銀行を設置宮田村社会福祉協議会は、住民などから寄せられた寄付金や遺志金を何に使ったか明瞭にしようと、善意銀行を設置した。今まで組み入れていた一般管理事業から経理を区分。予算書や決算書に善意銀行の項目を設け、使途の明瞭化を図る。
今まで寄付金などは一般管理事業に参入され適宜、備品や器具の購入などに使われてきたが、「使途が一般にわかりにくい」との指摘もあった。
新年度は本年度並みの200万円を善意銀行の歳入として見込み、ホームヘルパーが使う自動車1台130万円、デイサービスセンターに備える車イス6万円などを購入する。 -
社協事務局長に酒井氏
宮田村社会福祉協議会は24日、4月1日付の人事異動を内示した。縣忍事務局長が退職し、後任には総務課長を最後に3月末で村役場を退職する酒井一衛氏が就く。
元村職員の縣局長は4年間務めた。その他の異動は次の通り。カッコ内は現職。
▽通所介護事業係主任=南澤かずみ(訪問介護事業係主任)▽訪問介護事業係主任=山下美保(在宅介護支援センター担当)▽居宅介護支援事業係=藤田紫乃(通所介護事業係介護員) -
駒ケ根市職員の人事異動
駒ケ根市は24日、4月1日付の人事異動を内示した。部長級1、課長級6、係長級38など総員111人の中規模異動となった。昇格は部長級1、課長級1、係長級17。新たに8人を担当幹(係長級)としたのはより重い責任感を持つことにより、さらなる専門性の向上に期待する狙いがある。
異動は次の通り(カッコ内は旧職)。
【部長級】▽まちづくり推進部長(水道課長)柴政男
【課長級】▽子ども課長兼福祉事務所次長(企画財政課長兼土地開発公社事務局長)滝沢修身▽文化課長兼文化センター所長(文化課長兼文化センター所長兼博物館長)倉嶋勇▽商工観光課長兼企業立地推進室長(商工観光課長兼北の原工業団地開発推進室長)竹村弘▽秘書広報課長(秘書広報課長兼秘書係長)新山護▽企画財政課長併土地開発公社事務局長(子ども課長兼福祉事務所次長)小松政文▽水道課長(建設課国道バイパス係長兼課長補佐)永井勇
【係長(副参事)級】▽保健福祉課保健予防係長兼課長補佐(生涯学習課男女共同参画推進室長兼課長補佐)平澤かほる▽保健福祉課介護支援係長(保健福祉課保健予防係長兼課長補佐)赤澤千穂▽生涯学習課男女共同参画推進室長兼課長補佐(図書館長)北澤みえ子▽庶務課行政管理担当幹兼課長補佐(庶務課行政管理係長兼課長補佐)吉川満和▽農林課森林活用担当幹(赤穂学校給食センター所長)渡辺善一▽税務課徴収対策担当幹兼課長補佐(生涯学習課社会体育係長)下平雄治▽水道課上水道係長(建設課建築住宅係長)片桐善昭▽赤穂公民館地域活動担当幹(赤穂公民館副参事)倉田宗明▽農林課耕地林務係長兼商工観光課(水道課上水道係長)寺澤義治▽庶務課危機管理担当幹(庶務課危機管理室長)宮澤秀一▽水道課浄水管理担当幹(農林課耕地林務係長)池上光明▽子ども課幼児教育係長(子ども課児童係長)松井浩二▽庶務課人材育成担当幹(庶務課職員係長)倉田俊之▽庶務課契約財産担当幹兼商工観光課(建設課監理係長兼商工観光課)那須野宏文
【係長(主幹)級】▽保健福祉課地域包括支援センター所長(保健福祉課介護支援係長)中坪美智子▽税務課資産税係長(企画財政課活性化担当幹兼情報化担当幹)猿田孝弘▽建設課道路河川係長兼課長補佐(建設課道路河川係長)竹内啓剛▽公平委員会事務局次長(東伊那支所長)石澤真一▽保健福祉課高齢福祉係長(公平委員会事務局次長)小出正樹▽昭和伊南総合病院医事課地域医療支援係長(税務課資産税係長兼課長補佐)北澤英二▽企画財政課活性化担当幹兼情報化担当幹(保健福祉課高齢福祉係長)中村竜一▽生涯学習課生涯学習係長(生涯学習課生涯学習文化財係長)平岩肇▽赤穂学校給食センター所長(税務課)向山紀美子▽市民生活課消費生活担当幹(企画財政課)澤崎みつ子▽社会福祉協議会事務局次長兼庶務係長(農林課)小松由美子▽建設課建築住宅係長(建設課)小林博▽子ども課食育推進担当幹(子ども課)片桐郁子▽庶務課給与福利担当幹(市民生活課)織井清子▽赤穂公民館学習支援担当幹(建設課)北原正尚▽秘書広報課秘書係長(秘書広報課)下島広子▽農林課農業振興担当幹(会計課)小原範子▽建設課監理係長(水道課)嶽澤博▽建設課国道バイパス係長(建設課)竹村正宣▽東伊那支所長(市民生活課)北澤武志▽子ども課相談支援担当幹(子ども課)佐藤敬子▽水道課給水管理担当幹(水道課)長尾学▽博物館長(博物館)村澤秀樹▽水道課公共下水担当幹(水道課)小林哲
【主査】▽庶務課(建設課)下平朋彦▽水道課(庶務課)上久保誠▽保健福祉課(庶務課付・中川村研修派遣)木下岳士▽農林課(庶務課付・飯島町研修派遣)市村義美▽区画整理課(建設課)北村篤▽庶務課(赤穂公民館)宮下るみ▽庶務課付・宮田村研修派遣(中沢公民館)所河輝男▽建設課(水道課)鈴木弘文▽水道課(農林課)酒井智美▽商工観光課(庶務課)福澤修▽市民生活課(子ども課)井上直▽建設課(農林課)横山健▽庶務課付(税務課)高坂貴和▽税務課(商工観光課)山田賢二
【主任縲恷蜴磨z▽庶務課付・飯島町研修派遣(建設課)遠山秀明▽国土交通省派遣(区画整理課)中嶋健作▽税務課(保健福祉課)小池貴彦▽建設課(農林課)赤羽根豪▽水道課(建設課)横田大輔▽建設課(水道課)原孝之▽庶務課付(建設課)赤羽根英里▽庶務課(会計課)大野秀悟▽商工観光課(水道課)小澤光良▽建設課(国土交通省派遣)荒井博之▽保健福祉課(税務課)小松義知▽中沢公民館(建設課)戸澤篤▽税務課(庶務課)林史絵子▽子ども課(保健福祉課)西川正樹▽会計課(生涯学習課)滝澤恵美▽建設課(市民生活課)小林伸行▽建設課(市民生活課)木下平治郎
【園長】北割保育園長(下平保育園長)草深雪江▽下平保育園長(経塚保育園主任保育士)米山さつき
【主任保育士・主任教諭】▽赤穂南幼稚園主任教諭(中沢保育園主任保育士)片桐宮子▽北割保育園主任保育士(赤穂南幼稚園)宮脇和子▽赤穂南幼稚園主任教諭(すずらん保育園)平澤和子▽経塚保育園主任保育士(飯坂保育園)林久美▽すずらん保育園主任保育士(赤穂保育園)中原あゆみ▽中沢保育園主任保育士(北割保育園)柏原秀子▽美須津保育園主任保育士(中沢保育園)米澤綾子▽赤穂保育園主任保育士(赤穂保育園)小松智子▽経塚保育園主任保育士(経塚保育園)松崎美和子▽経塚保育園主任保育士(経塚保育園)高坂満智子▽美須津保育園主任保育士(美須津保育園)野溝要子▽赤穂保育園主任保育士(赤穂保育園)清水恵美▽東伊那保育園主任保育士(東伊那保育園)伊藤俊子▽すずらん保育園主任保育士(赤穂南幼稚園)鈴木三和子▽つくし園主任保育士(すずらん保育園)黒澤利恵▽飯坂保育園主任保育士(飯坂保育園)小澤明子▽中沢保育園主任保育士(美須津保育園)松澤真弓
【保育士・教諭】▽赤穂保育園(子ども課付・宮田村研修派遣)赤羽栄子▽東伊那保育園(すずらん保育園)上久保真須美▽子ども課付・中川村研修派遣(すずらん保育園)佐野志保子▽美須津保育園(子ども課付)福澤さおり▽子ども課付(赤穂保育園)横山奈津▽飯坂保育園(経塚保育園)伊藤美咲
【技能員】▽赤穂中学校学校施設管理次長(赤穂中学校)松崎久治▽竜東学校給食センター(赤穂学校給食センター)林志保子▽赤穂南幼稚園(竜東学校給食センター)山岸弘子▽赤穂学校給食センター(赤穂南幼稚園)竹村三代子
【国土交通省派遣】▽建設課(国土交通省)佐藤貴博
【郡内研修派遣】▽赤穂保育園(宮田村)田中郁子▽生涯学習課(中川村)上山公丘▽市民生活課(飯島町)小林正司
【新規採用】▽子ども課=堺澤多賀也▽すずらん保育園=中村萌
【退職】▽一般行政=馬場勝(まちづくり推進部長)小原ひろみ(社会福祉協議会兼庶務係長)後藤緑(会計課用度係長)竹村ゆきゑ(水道課主幹)▽保育士=野溝五三(北割保育園長)下島恭子(赤穂南幼稚園主任教諭)▽派遣職員=大久保篤志(建設課主任技師) -
箕輪町人事異動
箕輪町は24日、4月1日付の人事異動を内示した。人材育成を目的とした配置替えで62人の小規模となった。
06年度からの重点事業を推進するため、該当部門の強化を中心に、職員がジョブ・ローテーションを通じてさまざまな職場を経験していく中での人材育成が目的。一部事務組合への職員派遣増員、新たに国(文部科学省)への研修をする。新年度も継続して職員の人事交流をする。3月31日付け退職者は7人。 -
中川村バスロケーションシステム、4月1日本格運行
中川村は村内巡回バスの現在位置や「複雑でわかりにくい」と言われる路線、ダイヤなどをCATV画面で見やすく表示するバス情報システム「中川村バスロケーションシステム」を構築、4月1日から本格運用開始する。24日システム導入に向け、調査・検討する第2回委員会(最終)が役場であり、国交省北陸信越運輸局長野運輸支局が試案を示し、住民がより利用しやすいものとなるように意見を出し合った。
同システムは▽村内全世帯の住民が自宅のテレビ画面で情報が見られる▽携帯電話とインターネット網による安価なシステム▽バス位置情報に留まらず、路線、乗り換え、次発便の情報、文字情報など総合的バス情報をシステムとして一体化する-など全国的にも類を見ない画期的なシステム。
試案では医療機関や駅、チャオはアイコンで画面表示し、バスはアニメーション的なアイコン表示で、目立つように点滅させた。運行ルートは先発は赤色系矢印、次発は青色系矢印と、「分かりやすさ」「見やすさ」にこだわり、工夫した。
検討委員会は国交省や県、村、交通事業者、村総代など交通利用者代表ら16人で構成、昨年11月に設置。第1回検討委員会で出された意見をもとにシステムを制作、8日からチャオと南向診療所にモニターを設置し試行運行した。「分かりやすさ」を検証するため、15-20日まで設置場所で利用者アンケートを行った。
検討委員会では「時刻表の現在地も点滅させた方が分かりやすい」「テロップを広告に利用できないか」「コース変更など役場職員が対応できるか」「デジタルへの対応は」など質問や意見が出された。
今後、出された意見やアンケートで指摘されたベース地図の改善など、さらに調整・修正を加え、本格運行に備える。 -
地区社協の組織化にむけた検討に着手
宮田村社会福祉協議会は新年度、地区社協の組織化にむけて検討を始める。近隣の支えあいを強化し、地域自らが福祉充実の方策を練りあげる方向へ進みたい考え。24日の理事会、評議員会で、新年度の事業計画のひとつとして示した。
同社協は地区ボランティアの設立推進を一昨年から実施し、現在までに村内11区のうち6区で発足、または準備を進めている。
ただ、今後は業務的な要望も高くなるとみられ、地区社協を研究していくことにした。
理事会、評議員会では事業計画を含め、新年度予算案などを全会一致で承認。
06年度の一般会計は総額1億3229万円余りで、前年度に比べ872万円ほど増えた。