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中沢小3年生がやまびこ園にマイク寄贈
駒ケ根市の中沢小学校3年生(原茂教諭・19人)は6日、中沢本曽倉のデイサービスセンター竜東やまびこ園(吉沢みはる園長)を慰問に訪れ、ふれあい広場のバザーで得た収益金で購入したマイク2本を園に寄贈した。児童を代表して関屋和泉さんは「ふれあい広場で手作りクッキーを売ったお金で買いました。どうぞ使ってください」と利用者代表に笑顔で手渡した=写真。同園のマイクは慰問や交流会のほか、利用者のカラオケなどに頻繁に使用されているが故障などで次々に使えなくなり、使用可能な物が1本だけになってしまったことから、同小の問い合わせに対し、吉沢園長が希望した。マイクは早速箱から取り出され、児童らの出し物に使われた。
児童らは全員で『ひな祭り』や『メダカの学校』などの歌を歌ったほか、紙芝居や手品などを披露して利用者を喜ばせた。
同クラスの訪問は今年度7回目。 -
東伊那小6年生を送る会
駒ケ根市の東伊那小学校(小川清美校長)で7日、6年生を送る会が開かれた。在校生が学年ごとに趣向を凝らした出し物を披露して、もうすぐ卒業する6年生を楽しませた。
ひな壇に座った6年生に向けて児童らはそれぞれ歌や踊り、楽器の演奏などを披露し「今までいろいろ教えてくれたり面倒を見てくれてありがとうございました。中学へ行っても頑張ってください」などと感謝のメッセージを贈った。1年生は『初めの一歩』を元気に歌い、紙皿を使った手作りの壁掛けを6年生一人一人にプレゼントした。5年生は「東伊那小クイズ」を出題した。「学校のサクラの木は何本あるでしょう」「1年間の授業日数は?」などの難問に6年生は四苦八苦。「1問もできなかった人は卒業しないでもう1年一緒に勉強しましょう」と言われて大笑いしていた。
楽しませてもらったお返しに竏窒ニ6年生は児童と先生全員に手紙を渡し、アコーディオンやリコーダーによる合奏で組曲『惑星』の『木星』を演奏したり、楽しい劇を演じたり竏秩B残り少ない小学校の思い出にと、在校生とともに楽しいひとときを過ごした。
同小をはじめ市内各小学校の卒業式は22日に一斉に行われる。 -
ゴミの削減目標を達成する状況で推移 新たな行動計画で継続して減量化を
宮田村が2002年度に策定した環境基本計画で、5年間で目標にしていた村内排出ゴミの10%削減が達成される状況で推移していることが分かった。6日の村環境審議会で報告。新年度から実施する「ゴミ処理減量行動計画」についても話し合い、家庭、事業所、村が引き続き減量化に努めることを確認した。
01年度に2622トンだった排出量だが、昨年度は2328トン。10%減を超える状況で、本年度も1月末現在で前年とほぼ同じか下回る状況で推移。03年度からのゴミの有料化が大きく影響していると思われる。
「ゴミ処理行動計画」は、新年度から2010年度までの住民、事業所、行政それぞれの取り組みを示すもの。10年度の家庭系ゴミの1人1日排出量を523グラム、資源化率を38・5%に設定した。
この数字は現状でも達成しているが、村は「上伊那広域の計画にあわせたもので、より一層の減量化を推進したい」と説明。行動計画にそってゴミが発生しないための取り組み、再使用、再資源化の徹底を継続すると話した。
審議会では「計画をどのように落とし込んで、実行するかが大切」、「(過剰包装を防ぐ取り組みなど)関係団体にも知恵をしぼって頂きながら、実行に移していけば」などの意見が挙がった。 -
少林寺拳法教室の子どもたちがキノコの菌打ちに挑戦
駒ヶ根市スポーツ少年団、宮田村公民館の両少林寺拳法教室の子どもたちが5日、シイタケの菌打ちに挑戦。原木栽培の一端にふれた。昨年夏に続いて2回目で、育ったシイタケも全員で試食。原体験を通じて、天の恵みの尊さも見つめ直した。
教室の指導者で、太田切川沿いでキノコを栽培している水上平八郎さんが全面的に協力。子どもたちをキノコ園に迎え入れた。
成形された菌をホダ木に押し込む作業を体験。飲み込みも早く、黙々と取り組んだ。
昼食には同じく指導者の山本武さんが、北海道奥尻島で育った母親直伝のスープを振る舞った。
昨夏子どもたちが菌打ちしたシイタケのほか、ジャガイモ、ニンジンなどふんだんに盛り込み、塩とコショウで味付け。素朴な味に全員が舌鼓を打ち、心も体も温かになった。
「美味しいものを食べて、素直に美味しいと感じれる心。森や水、土にふれながら、大切なものを見直す機会になればうれしい」と水上さんは話していた。
少林寺拳法教室では新たな受講者を募集している。問い合わせは佐々木さん83・9815まで。 -
生ゴミ処理機の購入補助減額へ
宮田村は新年度から、一般家庭などで使う生ゴミ処理機、堆肥化容器の購入補助金を上限2万円(購入金額の50%)から1万円に減額する方針を固めた。6日の村環境審議会に説明。「普及が進んだ」とみての判断だが、2010年度まで補助制度は継続したい考えも示した。
容器は1995年度から、処理機については98年度から制度化。3月7日現在までに、総計で処理機404台、容器74台を補助してきた。
ゴミの有料化が実施された03年度には120台の申請があったが、昨年度は27台。村生活環境係は「関心がある家庭への普及はある程度進んだのでは」とみている。
上伊那地方では、多くの自治体が生ゴミ処理機の補助金を減額、または全廃する動きが広まっている。 -
窃盗被疑者追送検
駒ケ根署は、伊那市などの会社の更衣室から現金などを盗んだ疑いで05年5月に逮捕した伊那市西春近の飲食店従業員平澤葵容疑者(24)の余罪20件の容疑が固まったとして、7日までに同容疑者の書類を地検伊那支部に追送致した。
調べによると同容疑者は04年6月から05年4月にかけて伊那市、箕輪町、南箕輪村の会社の更衣室から5回にわたって現金18万7千円や預金通帳、クレジットカードなど105点を盗んだほか、キャッシュカードなどを使って現金255万円を引き出したり、クレジットカードを使って化粧品やバッグなど60点(時価約27万円相当)を駒ケ根市などの大型店からだまし取った窃盗と詐欺の疑い。 -
【記者室】パラリンピック開幕間近
五輪の興奮もようやく落ち着いてきたが、10日からは同じトリノでパラリンピックが始まる。上伊那からも2選手がアイススレッジホッケーに出場するので注目だ。その一人、駒ケ根市の竹内俊文さんは「目標は金メダル」と断言する▼勝負は時の運。相手もあることだし必ずしも実力通りの結果とはならないが、すべて分かった上であえて言うのは決意の強さゆえだろう。五輪の一部選手が「楽しみたい」と出掛けていって「楽しめなかった」と帰って来るのとは雲泥の差だ▼フィギュアスケートのある選手は「出られるなら次(の五輪)は国の代表として誇りを持ってやりたい」とコメントしたそうだ。では今回はどんな気持ちで出場したのか…。聞いてみたいものだ。(白鳥記者)
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サンデー就農相談会
上伊那農業改良普及センターは12日、上伊那で就農を希望する人を対象とした「サンデー就農相談会」を伊那市の上伊那農業協同組合本所で開く。
農家弟子、Uターン者、新規参入者など、上伊那で就農を考えている人を対象とした相談会で、農業関係の機関、団体など、あらゆる方面から、就農前の準備・計画、技術習得のための研修制度、融資制度などさまざまなアドバイスを受けることができる。
県下でも初めての取り組みで、定年退職後の就農を考える人や、現在は別の職に就いている若者なども気軽に相談できるよう、休日に開催することとなった。
午前9時縲恁゚後4時。相談希望者は事前申し込みが必要。
問い合わせ・申し込みは上伊那農業改良普及センター(TEL76・6842)へ。 -
産直サミット全県から参加者を募る
「産直」は農業問題を打開できるのではないか竏窒ニの思いに端を発する「第1回長野県産直サミット」が25、26日、南箕輪村の信州大学農学部などで開かれる。行政、大学、団体などが連携して企画。全県から参加者を募集し、消費者まで巻き込んだ新しい農業のあり方を模索していく。
安全で低価格な農産物を提供できる「産直」は、安全で安価な農産物を求める消費者と、これまで収入源が限られていた零細農家を結んだり、従来は規格外となってきた農産物の販路を確保するなどさまざまな可能性を秘めている。
25日は農業改良普及センターの峯村きぬ子所長の基調講演があり、県農政部長、信大農学部教授、地元産直市場の経営者などが集うパネルディスカッションも開かれる。夜は南箕輪村の大芝荘で交流会があり、希望者は宿泊もできる。
26日は直売で年間1千万円以上を売り上げている生産者や独自の直販ルートを確立している水稲農家、農産物加工の草分け的活動を展開している経営者などが、事例報告を行う。
定員は250人。パネルディスカッション(資料代千円)、交流会(5千円)、宿泊(5千円)・昼食(1日500円)を希望する人は、それぞれ費用を負担する。
参加希望者は上伊那農業改良普及センター内、産直・直販サミット実行委員会(TEL76・6841)へ。 -
箕輪町議会議員定数
18から3減の15 賛成多数で可決箕輪町議会は7日、3月定例会本会議で、議員定数を現在の18から3減の15とする議員定数を定める条例改正案の議員提案を賛成多数で可決した。条例は06年4月1日施行。07年4月の次回選挙から適用する。
議会自らが議会運営の効率化・合理化を図る必要がある-として05年6月に議員定数研究特別委員会(松崎久司委員長)を設置。8回の委員会を開き、住民アンケートや各種団体長、区長との懇談、議会全員協議会の意見などを参考に2月、議員定数を18から15とすることが適当-と議長に報告している。
議案の討論は、賛成の立場が4人、反対の立場が3人。起立による採決は賛成11人、反対5人だった。
議員定数は79年の選挙から22、03年の選挙から18で現在に至る。
議員定数の条例案可決に伴い、議会活動検討特別委員会の設置を決議した。議会常任委員会構成と議会活性化を研究・検討する。 -
箕輪町議会3月定例会開会
箕輪町議会3月定例会は7日開会し、05年度一般会計など補正予算案、特別職の報酬など条例案、06年度一般会計予算案など32議案と請願・陳情を提出した。町における人に関する「障害」表記を「障がい」に改める条例一部改正などを即決、人事案件に同意し、残りの議案は各常任委員会に付託した。
町特別職の報酬などに関する条例制定案は、審議会の答申を尊重し、報酬額の減額幅を2%縮小して町長23%、助役と教育長13%、町議会議員3%の削減としている。
05年度一般会計補正予算案は、歳入歳出総額から各1億5687万9千円を減額し、総額を87億4329万5千円とする。
06年度一般会計予算案は、総額74億7100万円(前年度当初比5・4%、4億2700万円減額)を計上した。
人事案件は、固定資産評価審査委員会委員に有賀尚治さん(64)=沢=を選任、教育委員会委員に平出紘一さん(63)=北小河内=の再任に同意した。
請願・陳情は次の通り。
◇請願=▽住民を戦争に巻き込む「国民保護計画」を策定せず、「無防備地域宣言」を行うよう求める請願
◇陳情=▽出資法の上限金利の引き下げ等「出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律」及び「貸金業の規制等に関する法律」の改正を求める陳情書▽「公共サービスの安易な民間開放は行わず、充実を求める意見書」提出に関する陳情 -
防火ポスター作品展で火災予防啓発
箕輪消防署は「春の火災予防週間」に合わせ、防火コンクールに応募のあった小学生のポスター作品を町文化センターに展示し、火の用心を呼びかけている。13日まで。
伊那防火管理協会主催の防火コンクールで、箕輪南小学校5年生15人がポスターの部に応募。優秀賞に田中美咲さん、登内麻奈さんの作品が選ばれた。
統一標語「あなたです 火のあるくらしの 見はり役」を書いたポスターは、たき火、たばこのポイ捨て、アイロン、ガスコンロの火をつけたまま電話や来客応対している様子を描くなど、それぞれ工夫を凝らしている。
町内06年の火災発生件数は8件。内訳は建物火災3件、土手火災や枯れ草火災など5件。05年は1年間で15件だったが、本年は2カ月余ですでに昨年の半数を超え、火災が多く発生している。箕輪消防署は、「慣れや確認をおろそかにすることが火災の原因になる。空気が乾燥しているので、火の取扱いには十分注意してほしい」と呼びかけている。 -
「萱野高原の桜を育てる会」設立
箕輪町の萱野高原を桜の山として新たな名所にしよう-と町の呼び掛けで、桜を守り育てる「萱野高原の桜を育てる会」が発足した。6日夜、町産業会館で設立総会を開き規約などを承認し、ボランティア活動を主体に夢に向かって取り組もうと決意を新たにした。
05年に町発足50周年記念「さくらの萱野高原づくり」事業として始まり、4月と11月にオオヤマザクラを合計350本植樹した。桜が見ごろになるまでには息の長い育成活動が必要となるため、住民有志を募って会を立ち上げた。
会員は萱野高原活性化委員、町議、一般町民ら93人。会長に平沢豊満町長、副会長に毛利儀男三日町生産森林組合長、中村昭吾福与生産森林組合長を選出。会長は、「桜を一人前に育てるには愛情とずくも必要になる。全員のお力がないとできない。皆で夢を実現するため頑張りましょう」とあいさつした。
06年度は、本年度植樹した桜の育樹が中心で春と秋に作業を予定。4月23日の萱野高原開きに参加してもらい、350本の桜を見てもらうことも呼びかけた。会員は今後も募集する。 -
やさしい家庭菜園講座
箕輪町公民館は4日、やさしい家庭菜園講座を松島コミュニティセンターで開いた。野菜作りに関心のある町民約70人がトマト、ナス、ピーマンなどの作り方を熱心に学んだ。
講師は、JA上伊那営農部野菜課の松崎道武係長。キュウリ、カボチャ、トウモロコシ、スイカなど野菜作りのための土作り、施肥、播種、収穫までの一連の作業をポイントを示しながら話した。
おいしい野菜を作るため苗の購入は、心葉がしっかりしている、節間が徒長していないなど良い苗を見極める、最近は適期の半月以上も前から苗が店頭に並ぶため小さい苗などは一回り大きい鉢に植え替えて仕上げの育苗をするなどとアドバイス。農薬をなるべく使わないために石灰をまいて耕す、苗は日照不足や通風不足になる密植を避けて適当な間隔に植えることなども話した。 -
ソフトバレーボール・第7回伊那リーグ
伊那市体協ソフトバレーボール部(三沢岩視部長)主催の「第7回リーグ戦」の全日程が終わった6日夜、ゴールドの部(50歳以上)の優勝チームが決定。10戦全勝で「伊那ドリーム」が初の栄冠を手にした。
例年になく寒さが厳しかった竏窒ニ関係者が振り返る本年は、上伊那各地から6チーム(前年より3チーム減)が参加。1月下旬から伊那中学校体育館を会場に、2回の総当りで熱戦を展開してきた。
優勝した伊那ドリームの主将・丸山清隆さん(53)=南箕輪村沢尻=は勝利の要因を「普段の練習の努力」とし、本年はこのチームで全国大会への出場を目指しているという。
ゴールドの部の最終結果は次の通り(勝敗数が同じ場合は得失セット率・得失点率による)。
(1)伊那ドリーム(2)パプリカ(8勝2敗)(3)花水木(4勝6敗) -
生徒の野外活動を応援
伊那中学校PTA(伊藤正会長)は4日、同校グラウンド東側にエドヒガンザクラの苗木7本を植樹した。PTA役員15人ほどが参加。小さな苗木が大きな幹に成長することを願いながら丁寧に土をかぶせていった。
市内の他中学校に比べて桜の木の本数が少ないことや、校庭東側には木陰もなく生徒たちが夏場は困っていることから、同PTAでは桜の木を植樹。今回の取り組みで校庭にあった桜は7本から14本に増えた。
エドヒガンザクラは高遠城址公園(高遠町)で有名なタカトオコヒガンザクラに似ていて、花びらは小さく、ピンク色が濃いのが特徴。苗木はPTA役員の一人が、同町で桜の苗木を育てている知り合いから譲り受けた、高さ3メートルほどを植えた。
伊藤会長は「子どもと一緒に健やかに成長してほしい」と桜が大きく育つことを期待。花が付くのは5年後になるそうで、役員らは校庭に咲きそろう桜を心待ちにしていた。 -
伊那ビジネス専門学校で卒業式
伊那市狐島の伊那ビジネス専門学校(三沢岩視理事長)で6日、05年度の卒業式があった。上伊那を中心に情報経理学科などから合計8人が卒業。修了生らは学校生活の思い出を胸に新たな旅立ちの門出を祝った。
三沢理事長は「それぞれの職場では人を頼っては生きていけない。自分で社会を切り開いていく努力を心がけて」と式辞。三沢清美校長は「皆さんは学校の誇り。明るい未来へ羽ばたいてください」とそれぞれがエールを送った。
情報経理学科1年の鈴木和真さん(19)=伊那市=が「新たな生活に不安もあると思うが、本校で学んだことを心の糧に頑張ってください」と送辞。卒業生を代表して同学科の堀内理恵さん(20)=同市=は「学生という特権に甘えず、一日も早く社会人として一人前になれるよう努めたい」と答えた。
伊那ビジネス専門学校は、個性を重視しながらビジネスマナーを心得た社会人を育成。少人数教育で、パソコンや簿記、秘書などを学び各種資格を習得できる。
卒業生は報経理学科(2年制)6人、OAビジネス学科(1年制)2人の計8人。それぞれは市内の企業を中心に事務関係の仕事に内定している。 -
普通乗用車にはねられ全治2カ月の重傷
6日午後6時45分ころ、箕輪町松島の国道153号バイパスで普通乗用車を運転していた伊那市中央区の飲食店従業員・赤羽弓香さん(33)が、道路を横断しようとしていた南箕輪村南殿の無職・岡田容子さん(73)をはねた。この事故で岡田さんは骨盤を折るなど全治2カ月の重傷を負った。
赤羽さんが国道153号バイパスを伊那市方面から辰野町方面に向けて進行中、道路右側から左側に横断していた岡田さんをはねたもの。伊那署では事故の原因について捜査を進めている。 -
レディーバードが異文化交流
伊那市女性海外研修の参加者でつくる「レディーバード」(野沢伊代子代表)は4日、伊那市生涯学習センターで異文化交流会を開いた。市内に在住している外国籍の16人(子ども含む)を招待し、会員20人と一緒に料理などを作った。
交流会は、日本の文化を知ってもらうと同時に、悩みや困っていることを気軽に相談できるきっかけになればと昨年に続いて企画した。
今回はブラジル、中国、モンゴルなどから参加。「桃の節句」にちなみ、ちらしずしと吸い物を調理したり、千代紙で高さ10センチ弱のひな人形を作ったりした。
日本語を話せない人もいたが、通訳を交え、作り方を教わりながら一緒に楽しんだ。
モンゴルから来た信大生ダナ・ゲーレルマーさん(35)は「日本人は親切にしてくれる」と話し、初めての人形づくりに「おもしろい。家に帰って飾りたい」と喜んでいた。 -
伊那市西箕輪の飼料用小屋が焼ける
5日午後3時57分ころ、伊那市西箕輪大泉新田の小野寺哲也さん所有の鉄骨トタン葺き飼料用小屋から出火。小屋の壁面38平方メートルと、小屋内の飼料用のわらの束32平方メートル、軽4貨物自動車1台を焼き、4時37分に鎮火した。人畜に被害はなかった。
伊那署では、出火原因を飼料小屋に隣接する畑を所有する64歳の男性が、同畑で下草を焼いていた火が燃え移ったものとみている。 -
南信ジュニア卓球360人で熱戦
第24回伊那市長杯南信ジュニア卓球大会(上伊那卓球連盟主催)が5日、伊那市の県伊那勤労者福祉センター体育館であった。男女別のシングルスとダブルスの4部門に369人が出場し、熱戦を繰り広げた。
結果は次の通り(上伊那関係分)。
【女子ダブルス】(1)養田真実、村澤亜紀(伊那西高校)(2)唐木妙、村澤佳映(伊那弥生ケ丘高校)
【男子シングルス】(1)佐藤良祐(伊那北高)(3)沖村貴弘(伊那少年卓球クラブ)
【女子シングルス】(1)唐木妙(伊那弥生ケ丘高) -
みはらしの湯でお茶会
ひなまつりに合わせて4日、伊那市西箕輪の日帰り温泉施設「みはらしの湯」で、小学生約10人が入浴客を抹茶でもてなした=写真。
お手前を披露したのは西箕輪公民館の茶道教室(重盛栄子代表)で学ぶ1縲・年生約10人。同公民館は一昨年から、小学生を対象とした茶道教室を開講して日本の伝統文化に子どもたちが触れる機会を提供している。
今回は、お茶を楽しんでもらいながら普段の成果を見てもらおう竏窒ニ、お茶会を開催。児童らが教室以外で人をもてなすのは昨年の文化祭に続き2回目。振舞う菓子はみはらしファームのいちご羊かんを使い、桜の花を形どった。
上級生が立てた抹茶を低学年の児童が客の前に運び、深深と頭を下げるなどして丁寧に接客した。お茶を振舞われた大人は、子どもの懸命な姿を笑顔で見守り「おいしかったです」と語りかけていた。 -
南箕輪村消防委員会
南箕輪村消防委員会(委員7人、倉田和之委員長)は1日、村役場で開き、05年度消防施設整備事業の報告と06年度事業を協議した。
05年度の主な消防施設整備事業は、国庫補助事業で第3分団第1部の消防ポンプ車更新(1312万5千円)、第4分団第1部の小型動力ポンプ付積載車更新(609万円)、全5分団の分団旗購入(42万円)、国の国民保護法による有事の際の防災無線サイレン音の設定(27万6150円)、消火栓3基新設(122万5500円)など。
06年度の事業は、06縲・8年度の3カ年実施計画による予定で、第3分団第2部の小型動力ポンプ更新。消火栓の新設、防火水槽の改修なども予定する。 -
南箕輪村議会3月定例会開会
南箕輪村議会3月定例会は6日開き、05年度一般会計など補正予算案、06年度一般会計など予算案、大芝公園等関連施設など指定管理者の指定、条例改正など計34議案、請願・陳情を提出した。補正予算案など7件、村議会議員の定数が次期選挙から現行16から10になることに伴う常任委員会・議会運営委員会定数等検討特別委員会設置に関する議員発議を即決した。
05年度一般会計補正予算案は、歳入歳出総額に469万6千円を追加し総額を各46億3867万3千円とする。
06年度一般会計予算案は総額40億6千万円で、前年度肉付け予算比9・3%、4億1671万円減額の予算を計上した。
唐木一直村長は予算編成方針について、「住民アンケートの結果を参考に村民生活重視の『安全で安心して暮らせる子育てに優しい村づくり』を基本姿勢に予算編成した。ハードからソフトへの事業転換を図り、財政調整基金を取り崩すことなく、一般会計の借金総額を減らしつつ、特定目的基金への積立をする予算」と述べた。
村特別職の給与に関する条例の一部改正議案は、06年度の給料月額を村長10%、助役7%、教育長5%の減額。
村長は、村特別職報酬等審議会の「一律5%減額」の答申を勘案しつつ、2年目も10%減額の判断をし、助役については、審議会が「本旨ではない」とした上で、村長が昨年同様に答申額より引き下げる場合、助役と教育長の給料月額に対し一定の割合でさらに減額することが望ましい-とする内容を添えていたことから、7%減額したことを説明した。05年度は村長10%、助役と教育長各5%減額している。
請願・陳情は次の通り。
▽請願=出資法の上限金利の引き下げ等「出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律」及び「貸金業の規制等に関する法律」の改正を求める請願書
▽陳情=「公共サービスの安易な民間開放は行わず、充実を求める意見書」提出に関する陳情 -
箕輪町交通少年団入退団式
箕輪町交通少年団の入退団式は4日、松島コミュニティセンターであった。退団する6年生27人を送り、「交通少年団の誓い」を唱和して交通安全への思いを新たにした。
交通少年団は町内5小学校の5、6年生有志で組織。06年度は新入団員46人を迎え、前年度より19人増えて84人で活動する。交通ルールを学び、交通指導所などに参加して交通安全を呼び掛ける。
団長の小林交石町交通安全協会長は、「6年生は4月から中学校に行く。団の活動を思い出し交通ルールを守って。5年生は去年覚えたことを新入団員に教えてほしい。楽しみながら活動し、ルールを守って事故にあわないように」とあいさつした。
退団する6年生の代表児童は、「活動を通じて多くの人が交通安全を心がけてくれるのがうれしかった」「学んだことを忘れずにルールを守りたい」「社会が明るくなり事故がなくなることを願っている」などと感想を発表した。 -
椋鳩十の世界を子どもたちがを織物で表現
椋の長男が絶賛喬木村出身の児童文学作家、椋鳩十(1905‐1987)の本を読み、感想を織物で表現している宮田村の子どもたち5人の作品が5日、村民会館に展示された。共同企画の講演会で同村を訪れた椋の長男、久保田喬彦さん=鹿児島県在住=が作品を鑑賞。「本当に椋の本を深く読み、表現している」と喜び、子どもたち一人ひとりに感謝のコメントを紙に書いて手渡した。
5人は宮田中2年の西川諒子さん(14)同1年の保科千絵さん(13)、宮田小6年の枝広結さん(12)と吉沢千佳恵さん(12)同5年の杉本佳菜子さん(11)。村教育委員会の学校週5日制対応講座のひとつ「本と織り」教室に参加している。
指導者の辰野恭子さん=大原区=は、人間と動物の関係から命の大切さを描写する椋作品を取りあげ、子どもたちは本の感想を色でイメージして織物作品にしている。
小学生の3人は共同制作で椋の代表作「マヤの一生」を織物に。戦争前の平和な雰囲気を黄色とオレンジ、戦争が深まる姿を紺で現し、マヤが殺される場面を赤で表現した。
「犠牲になったマヤ。戦争は悲しいことだと思った」と3人。
中学生の2人も個人でつくった「マヤの一生」の織物を出品したが、久保田さんは「マヤがどんな状態で死を迎えたのか、見事に表現している。織物で表現することは、新しい分野で素晴らしいと思う」と称賛していた。
この日は、辰野さんが事務局を務める村内のグループ「四季の会」が、久保田さんの講演会を開催。平和と幸福、そして命の尊厳について、椋のエピソードも交えながら話し、約80人が聴講した。 -
明星大学の学生が、大久保区の子どもたちと33年目の交流
春合宿で宮田村を訪れていた明星大学(東京都日野市)児童文化研究会「人形劇団まめ」の学生8人が5日、大久保区の子どもたちとふれあった。交流は1975年から続いており、この日も人形劇やゲームなどを楽しみ心を通わせた。
同大の学生が大久保区を集落調査したのが縁で、同研究会は毎年同区を訪れて子どもたちと交流を深めている。
33年目を迎えた今回も、練習を重ねてきた人形劇を上演。地元の子どもたち19人が会場の集落センターを訪れ、工作やゲームなどでも一緒に遊んだ。
同研究会は大久保区以外にも年間5回ほど、子どもたちとの交流を行っているという。 部長の北川和敬さんは「都会の子は比較的おとなしいが、宮田の子どもたちはとても元気」と、やんちゃな宮田っ子の姿に目を細めていた。
公民館大久保分館の担当者は「来年も来てくれるという話しがあり、地元としても大歓迎。今後も交流がつながればと思う」と話していた。 -
伊那夜の街オリエンテーリング
「第2回伊那夜の街(めぐりあい)オリエンテーリング」が4日夜、伊那市の入舟や青木町などであった。市内を中心に250人以上が参加し、居酒屋、スナック、すし店などを飲み歩いた。参加者同士が意気投合し、次回の飲み会を約束した人たちもいたようだ。
上伊那民主商工会のオリエンテーリング実行委員会が地域の活性化につなげようと企画。
趣旨に賛同したのは50店で、参加者は主催者が指定した5店を順番に回った。各店は酒に加え、店の売りにしている料理を出した特別メニューを用意。チケット代(3千円)の割に「お得」なメニューもあり、参加者は酒を注ぎ合い、楽しんで飲食した。
2時間以内で5店を回らなければならないとあって、時間配分しながらも、店主らと会話が弾む場面があちこちで見られた。
行きつけの店が決まっているという参加者は「行ったことのない店も雰囲気がよくて料理もうまかった。これを機に、また来ようと思う」と話していた。
終了後、5店を回った人を対象に、参加店で使える飲食券が当たる抽選会があった。 -
月間有効求人倍率は1・52倍
伊那公共職業安定所は、1月の労働市場概況をまとめた。月間有効求人倍率は前月比0・02ポイント増の1・52倍で、昨年6月を底に右肩上がりとなっている。
求人倍率は、月間有効求職者数が増加傾向になったものの、新規求人数が増え、月間有効求人数が高水準で推移したことから、前月を上回る状況。
新規求人数は、前月に比べて296人増の1626人で、97年9月以来の1600人台となった。製造業が微減したが、医療・福祉、情報通信など他の業種が全体的に増加した。
月間有効求人数は、前月比182人増の4105人。
新規求職者は775人(前月比230人増)。求職者の態様は、自己都合がほぼ半数を占め、仕事を持ちながら別の仕事を探す人は29%だった。月間有効求職者は2702人(84人増)となっている。 -
自己記録目指して力走 上伊那勢中学男子健闘
第41回長野県ロードレース伊那大会(伊那市など主催)が5日、市営野球場発着の日本陸上競技連盟公認コースであった。一般、高校、壮年(40歳以上)、女子、中学男子の5部門に県内外から580人が出場し、自己記録更新を目指した。
一般は美篶笠原折り返しの10マイル、高校と壮年は美篶六道原折り返しの10キロ、女子と中学男子が上の原折り返しの5キロをコースに、部門ごと順次スタート。上伊那勢は中学男子の部で、箕輪の千葉健太君が16分1秒で3位に食い込み、赤穂の平賀翔太君が5秒差で4位に続くなど健闘した。
上位の結果は次の通り(10位までの上伊那関係分)。
▼一般(8)大槻勉(ジェルモ、箕輪町)▼高校(7)佐々木跡武(上伊那農業高校、箕輪町)▼女子(10)宮澤加奈(辰野町)▼中学(3)千葉健太(箕輪中、箕輪町)(4)平賀翔太(赤穂中、駒ヶ根市)(6)福沢潤一(駒ヶ根東中、駒ヶ根市)(8)宮脇千博(同)
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