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県内に医療非常事態宣言を発出
新型コロナウイルス感染拡大を受け、県は県内全域に医療非常事態宣言を発出し、全圏域の県独自の感染警戒レベルを6に引き上げました。
県内に医療非常事態宣言が発出されたのは2021年8月以来3度目となります。
長野県は確保病床使用率が50パーセントを超えたことから、県内全域に医療非常事態宣言を8日に発出しました。
確保病床使用率は7日現在、54.8パーセントとなっています。
県独自の感染警戒レベルについても、全圏域を6に引き上げました。
飲食店の時短営業や外出制限、イベントの中止・延期などについては行わないということです。
県は医療機関への負担軽減のため、県民に対し検査を自分で行うことをすすめ、3回目、4回目のワクチン接種についても検討していくよう呼び掛けています。
また県は新たに20代から30代の軽症者を対象にした登録者センターを8月10日に開設するとしています。
センターでは、重症化リスクが低い人を対象に、WEBの申し込みで検査キットを配布するほか、陽性となった場合はWEB経由で陽性者登録が行えるということです。
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旧井澤家住宅で歌謡演奏会
伊那市伊那部宿の旧井澤家住宅で歌謡演奏会が、24日に開かれました。
この日は、バンド演奏や歌謡ショー、一般が参加してのカラオケが行われました。
バンド演奏をしたのは、上伊那の有志でつくる駒ヶ根ベンチャーズで、1960年代のグループサウンズなど12曲を演奏しました。
旧井澤家住宅は、宿場町として栄えた伊那部宿にあった造り酒屋です。
その屋敷を「伊那部宿を考える会」が管理・運営していて、展示会や今回の歌謡演奏会などを開いています。
新型コロナの影響で、旧井澤家住宅を活用してのイベントの開催は2年3か月振りとなりました。
松本市出身の民謡歌手 山本 泉さんの歌謡ショーも行われました。
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七夕行事「さんよりこより」
三峰川をはさんだ伊那市美篶と富県桜井の天伯社で月遅れの七夕行事「さんよりこより」が7日に行われました。
美篶の上川手、下川手の境にある川手天伯社です。七夕飾りを手にした子どもたちが集まりました。
天白社となりの広場では川の氾濫を起こす鬼にみたてた大人の周りを「さんよりこより」と唱えながら歩きます。
合図で子どもたちは七夕飾りで鬼をめった打ちにしていました。
この行事は三峰川の氾濫を治め無病息災を祈るものです。
その昔高遠の藤沢片倉にあった天伯様が大洪水で流されて桜井に着いた後、再び流されて対岸の川手に着いたといわれています。このことから双方に天伯社が祀られました。
天伯社に安置されているご神体が出されました。
ご神体を乗せた神輿を3回くぐると無病息災、安産のご利益があるといわれていて集まった子どもたちは、かがみながらくぐっていました。
いつもなら神輿に移し、氏子らがかついで桜井に向かいますが、密を防ぐため、リュックに入れ背負って桜井の天伯社まで運びました。
さんよりこよりは、三峰川を天の川に見立て七夕の織姫と彦星の年に一度の逢瀬になぞらえた奇祭として毎年行われています。
およそ1時間かけて富県の天伯社に到着し神事が行われました。
この後、富県の子どもたちがさんよりこよりをして地区住民の安全を願いました。
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南箕輪村南原で女性がクマに襲われケガ
伊那警察署の発表によりますと7日の午後3時20分頃、南箕輪村南原で70代の女性がクマに襲われケガを負いました。
午後6時現在、熊はみつかっておらず、伊那署では注意を呼び掛けています。 -
伊那北高校倉田さん 高校総体やり投げで優勝
徳島県で開かれている全国高校総体の陸上女子やり投げが6日に行われ、南箕輪村久保在住で伊那北高校3年の倉田紗優加さんが優勝を果たしました。
63人が出場した予選を勝ち上がり、12人による決勝ラウンドが6日に行われました。
決勝は、1人6回投げて最も良い成績で順位を競います。
倉田さんは、2投目に53m82を投げ優勝しました。
倉田さんは、優勝という結果について「今まで支えてくれた方に恩返しができて良かった」と話す一方で、自身の記録については「高校記録の58m90を狙っていたのですごく悔しい。今月と10月の大会に向けて“もうダメだ”ではなく“まだダメだ”の精神で最後まで記録更新を狙っていきたい」と話していました。 -
保育園の園庭で羊と触れ合う
伊那市高遠町の高遠第2・第3保育園では園庭に1頭の羊を放しています。
園児たちは、羊との触れ合いに大喜びです。
高遠第2・第3保育園では、動物とのふれあいの場にしようと地域の人から羊を借りて園庭に12日から放しています。羊には、園庭の草を食べてもらいます。
羊はメスで、名前はP―ちゃんです。
この取り組みは、3年前から行われていて、地域住民でつくる「高遠第2・第3保育園と地域の未来を考える会」が、園庭に柵を張るなど飼育環境を整えたということです。
22日は、子どもたちが草をあげるなどして触れ合っていました。
羊は、およそ1か月間借りる予定で、園庭の草がなくなったら返すということです。
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上伊那161人含む県内1,819人感染
長野県内で7日新たに、上伊那地域の161人を含む1,819人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
県、長野市、松本市の発表によりますと、感染が確認されたのは、伊那保健所管内は161人で、伊那市で67人、箕輪町で20人、南箕輪村で10人、駒ヶ根市で35人、辰野町で7人、飯島町で10人、中川村で1人、宮田村で11人、佐久保健所管内で193人、上田保健所管内で186人、諏訪保健所管内で179人、長野保健所管内で177人、松本保健所管内で141人、飯田保健所管内で134人、北信保健所管内で50人、大町保健所管内で34人、木曽保健所管内で9人、県外7人、長野市347人、松本市201人の合わせて1,819人です。
午後4時現在、県内で感染が確認されたのは11万9,281人で入院は402人、死亡は219人です。
6日の午後8時現在の病床使用率は51.3%と県が「医療非常事態宣言」を出す基準の病床使用率50%を超えました。
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みなまつり 市街地に賑わい
中止となった今年の伊那まつりの代替イベント「みなまつり」が6日伊那市内で開催されました。
新型コロナ対策として、昼の部は、中心市街地や西箕輪のみはらしファームなど市内5か所で分散して行われました。
このうち伊那市駅前ロータリーでは伊那商工会議所青年部が、「DRAGON横丁2022~水まつり」と題し、各種屋台による販売やステージ発表が行われました。
ステージ発表では、今年、横浜市で開かれた和太鼓コンテストで日本一となった、西春近北小5年の赤羽幸之助君が力強いバチさばきを見せていました。
また、緑ヶ丘敬愛幼稚園の鼓笛隊では、年中と年長園児、およそ60人がこの日の為に練習してきた曲を披露しました。
会場には、飲食やゲームなど様々な屋台が並び、訪れた人たちが祭りの雰囲気を楽しんでいました。
昼の部では他に、伊那ローメンズクラブや伊那青年会議所、みはらしファーム、菓匠Shimizuが事務局をつとめるNPO法人が市内各地でイベントを開催しました。
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新型コロナ 上伊那116人県内2,130人
長野県内で6日新たに上伊那地域の116人を含む2,130人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
県、長野市、松本市の発表によりますと、感染が確認されたのは、伊那保健所管内は116人で、伊那市で56人、箕輪町で12人、南箕輪村で6人、駒ヶ根市で23人、辰野町で9人、飯島町・中川村でそれぞれ2人、宮田村で6人、佐久保健所管内で300人、上田保健所管内で201人、飯田保健所管内で185人、諏訪保健所管内で183人、松本保健所管内で156人、長野保健所管内で150人、北信保健所管内で64人、大町保健所管内で56人、木曽保健所管内で13人、県外16人、長野市445人、松本市245人の合わせて2,130人です。
午後4時現在、県内で感染が確認されたのは11万7,462人で入院は372人、死亡は219人です。
また県は、伊那保健所管内の医療機関で11人と、高齢者施設で36人の集団的な感染が疑われる事例があったと発表しました。
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広島原爆の日 核の無い世界へ
1945年(昭和20年)8月6日に広島に原爆が投下されてから6日で77年となりました。伊那市山寺の丸山公園では、核兵器廃絶を訴える平和のつどいが開かれました。
原爆投下時刻の午前8時15分にサイレンが鳴らされると、参列者が黙祷を捧げました。
集いは、「非核平和都市宣言をさらにすすめる伊那市民の会」が行ったもので、およそ40人が参加しました。
伊那市民の会は1987年に発足し、3年後の1990年に、この丸山公園に平和の塔が建立されました。
塔の上部には原爆の火が灯されています。
運営委員長の建石繁明さんは「核兵器を廃絶し、戦争のない平和な世界の実現をめざし、さらに活動を進めていきたい」と話していました。
参列者は平和の塔に花を手向け、手を合わせて世界平和を祈っていました。
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大泉の住民がまんど作り
お盆の伝統行事「まんど振り」に使うまんどづくりが、南箕輪村大泉の大和泉神社で6日行われました。
6日は住民有志で作る大泉まんどの会のメンバーや地区の児童とその保護者などおよそ30人が参加し、まんど170本を作りました。
大泉まんどの会では、伝統行事を子どもたちに伝えていこうとまんどに使う大麦を育てていて、今年で10年目になります。
まんど振りは13日に行われます。
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楽画喜の会 パステル画展
伊那市のパステル画教室、楽画喜の会の作品展が、南箕輪村のコーヒー&ギャラリーなごみの樹で開かれています。
会場には、楽画喜の会の生徒が自由に描いた、15点の作品が展示されています。
楽画喜の会は、いなっせで月に1回、開かれています。
現在は上伊那の10人が教室に通っています。講師は、伊那市美篶の画家、坂本勇さんです。
坂本さんは「それぞれの特徴を活かしながら描いた作品が並んだ」と話していました。
食事をするスペースにも、作品が飾られています。
楽画喜の会のパステル画展は、8月31日まで、コーヒー&ギャラリーなごみの樹で開かれています。
8月13日から16日は、お盆休みです。
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映画「日本独立」鑑賞 憲法のあり方について語る
2020年に公開された映画「日本独立」を鑑賞し、日本国憲法のあり方について語る会が、伊那市の伊那公民館で24日に開かれました。
この日は、およそ60人が2020年に公開された映画「日本独立」を鑑賞しました。
「日本独立」は、第二次世界大戦終戦から憲法制定までの物語を描いた映画です。
上映後、伊藤俊也監督を交えて、憲法のあり方についての討論会が開かれました。
日本は終戦後、GHQ 連合国軍最高司令官総司令部に占領される中で、アメリカ主導のもとに今の憲法が作られました。
制定から70年以上経ち、改正についての議論がされている中、憲法についての考えを発表していました。
参加者からは「改正についても慎重に考えなければ、かつての日本と同じ道をたどってしまうかもしれない」「賛成・反対にかかわらず、憲法について国民が意見を交わすことが大切だ」などの意見が出されていました。
この討論会は、憲法の役割やあり方について考えてもらおうと、「日本独立」上映と「憲法」を語る会が開きました。
伊藤監督は「この映画は、事実として描いたものです。若い世代の人も憲法について考えてほしい」と話していました。
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伊那まつり原画ポスター表彰式
新型コロナの影響で中止となった第65回伊那まつりの原画ポスターの表彰式が、市役所で5日に行われました。
この日は、受賞者7人に白鳥孝市長から表彰状が贈られました。
最優秀賞を受賞したのは、春富中学校2年生の北原千人君です。
北原君の作品は、伊那まつりの代替イベントとして、6日に市内5か所で行われる「みなまつり」のリーフレットの表紙になっています。
ポスターは、市内6つの中学校の2年生が描いたもので、学校審査を通過した75点が6月の審査会に出品されました。
最優秀賞のほかに、優秀賞には6人が選ばれました。
この日表彰された7人の作品を含め、審査会に出品された75点の作品は、12日から9月5日まで、伊那市役所1階の市民ホールに展示されるということです。
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東部中演劇部 井月俳句大会で劇披露へ
伊那市の東部中学校の演劇部は、9月11日にいなっせで開かれる「信州伊那井月俳句大会」で井月の物語を描いた劇を披露します。
5日は、演劇部が9月に開かれる信州伊那井月俳句大会のオープニングで披露する劇の稽古を行っていました。
俳句大会は、伊那谷を放浪しながら多くの名句を詠んだ漂泊の俳人、井上井月を偲び、毎年開かれているものです。
演劇部が、井月をテーマにした朗読劇を行っていたことから、劇を披露することになりました。
演劇部が披露するのは井月が地元の子供たちに書や遊びを教えている様子を描いた物語です。
演劇部は、去年も俳句大会に向けた稽古を行っていましたが、新型コロナの影響で中止となったため今回初めてこの舞台に立つということです。 -
新型コロナ 上伊那175人県内1,966人感染
長野県内で5日新たに上伊那地域の175人を含む1,966人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
県、長野市、松本市の発表によりますと、感染が確認されたのは、伊那保健所管内は175人で、伊那市で61人、箕輪町で37人、南箕輪村で14人、駒ヶ根市で31人、辰野町で17人、飯島町で5人、中川村で2人、宮田村で8人、佐久保健所管内で277人、上田保健所管内で214人、長野保健所管内で202人、諏訪保健所管内で194人、松本保健所管内で130人、飯田保健所管内で124人、北信保健所管内で53人、大町保健所管内で31人、木曽保健所管内で9人、県外16人、長野市345人、松本市196人の合わせて1,966人です。
また長野市は、いずれも基礎疾患のある、70代の男性1人と、90代の女性1人、あわせて2人の死亡を発表しました。
午後4時現在、県内で感染が確認されたのは11万5,332人で入院は367人、死亡は219人です。
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みのわ地元応援券販売
箕輪町は、新型コロナ対策として町内の大型店や飲食店で使えるプレミアム付き応援券の第3弾の販売を5日から始めました。
コロナに負けるな!みのわ地元応援券は、1セット1万円で1万3000円分の買い物ができます。
登録している町内240店で使える共通券が8枚、小規模店舗専用券が5枚の13枚綴りで1人3セットまで購入できます。
町では、長引く新型コロナの影響を受ける住民の暮らしや事業者を支援し、地域の活性化につなげようと2万1000冊を発行しました。
また、プレミアム率50%、1万円で1万5千円分のポイントがチャージできるプレミアム付きみのちゃんポイントの販売も行われました。
6月20日から7月11日までの募集期間で申し込みのあった全ての人が買うことができます。
応援券とみのちゃんポイントの販売は、26日までとなっています。
6日は、地域交流センターで販売を行い、8日からは産業支援センターみのわで祝日を除く月曜から金曜までの午前9時から午後5時までとなっています。
使用期限は、来年1月31日までです。 -
社会人ソフト「ARG」が全国大会出場報告
伊那市の社会人ソフトボールクラブチーム、ARGは8月20日から福岡県で開かれる15歳以上が対象の全日本一般男子ソフトボール大会に出場します。
4日はソフトボールクラブチーム、ARGの有賀賢治監督と選手の3人が伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長から激励金を受け取りました。
チームは2021年、日本ソフトボール協会に登録しました。
チーム名の「ARG」は有賀監督の名前の頭文字から取りました。
5月に開かれた県大会に優勝し、チーム結成2年目で県代表として全国大会を決めました。
有賀監督は「試合では機動力を活かして点を確実に取っていきたい」と話していました。
全日本一般男子ソフトボール大会は8月20日から22日まで福岡県で開かれます。
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地元での就職を 保護者向け就活セミナー
上伊那広域連合は、就活を控えた学生の子どもを持つ保護者向けの就活セミナーを、伊那市のいなっせで9日に開きました。
セミナーは、会場とオンラインの両方で開かれ、あわせて50人が参加しました。
大学進学などで地元を離れている子どもを持つ親に、上伊那の企業や就職情報などを知ってもらい、就活に役立ててもらおうと、上伊那広域連合が開きました。
KOA株式会社の人事教育センターの南部高幸さんは、上伊那の就活事情について話しました。
長野県では、県外の大学に進学する割合が80%以上と高く、卒業後に地元に戻る人も半数以下となっています。
また、中小企業は大手就活サイトに採用情報が載っていないこともあるということで、家族からの情報提供が大切だということです。
南部さんは「上伊那にも働く場所がたくさんあることを知ってもらいたい。保護者から子どもに発信してもらい、Uターン就職につなげてほしい」と話していました。
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南箕輪村と損保ジャパン 防災力向上の協定締結
南箕輪村は、地域防災力向上などに関する包括連携協定を、東京都に本社を置く、損害保険会社損保ジャパンと、6月24日に締結しました。
この日は、南箕輪村民センターで調印式が行われ、藤城栄文村長と、損害保険ジャパン長野支店の小林登支店長が、協定書を取り交わしました。
協定は、災害に備えた地域防災力の向上や、災害時の早期復旧などを連携して行うものです。
地域防災力向上の面では、損保ジャパンが過去の災害のデータなどから地域ごとの被害予測を出し、村に提供します。
その予測データをもとに、村は被害を最小限に抑えるための対策をします。
また、村民や職員の防災意識向上のためのセミナーなどを開くということです。
災害時には、損保ジャパンがドローンなどで被害の情報を集めて村に提供し、早期復旧につなげるとしています。
損保ジャパンが県内の自治体などと協定を結ぶのは今回で14例目で、上伊那では南箕輪村が初めてだということです。
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上伊那神社総代会 3年ぶりに開催
上伊那の神社の総代などが集まる、第77回上伊那神社大会が4日に、伊那文化会館で開かれました。
上伊那神社大会は県神社庁と県神社総代会の上伊那支部が毎年開いているものです。
新型コロナの影響のため3年ぶりに開かれました。
大会では、地元の伝統文化の保存に尽力した人や、長年総代を務めてきた人など、19の個人や団体が表彰されました。
受賞者代表として挨拶をした伊那市荒井神社の総代、鈴木正躬さんは「少しずつでも神社の行事を復活させ、賑わいを取り戻したい」と話していました。
大会後には上伊那支部神職の伊藤光森さんの講演会も開かれました。
伊藤さんは「総代は神社と氏子を繋ぐ役割が求められます。氏子をまとめあげ、総代が中心となって準備をして祭典などを続けていってほしい」と話していました。
大会と講演会には、上伊那の神社の総代などおよそ200人が参加しました。
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新型コロナ 上伊那181人県内2,296人感染
長野県内で4日新たに上伊那地域の181人を含む2,296人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
県、長野市、松本市の発表によりますと、感染が確認されたのは、伊那保健所管内は181人で、伊那市で79人、箕輪町で17人、南箕輪村で12人、駒ヶ根市で40人、辰野町で19人、飯島町で8人、中川村で2人、宮田村で4人、佐久保健所管内で364人、長野保健所管内で229人、上田保健所管内で227人、飯田保健所管内で184人、松本保健所管内で170人、諏訪保健所管内で165人、北信保健所管内で49人、大町保健所管内で47人、木曽保健所管内で6人、県外17人、長野市418人、松本市239人の合わせて2,296人です。
午後4時現在、県内で感染が確認されたのは11万3,366人で入院は326人、死亡は217人です。
また県は伊那保健所管内の高齢者施設で、職員4人、利用者8人、あわせて12人の集団的な感染が疑われる事例があったと発表しました。
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出征兵士と家族の肖像展
出征兵士と家族の肖像展が伊那市高遠町の高遠町歴史博物館で開かれています。
展示されているのは、第二次世界大戦で上伊那から出征した人たちの写真や、遺品などおよそ70点です。
主に伊那市民が寄せた、出征前に撮った家族写真が飾られています。
今回の展示では、南箕輪村郷土館所有の召集令状や、兵士を募集するポスターなどが初めて展示されました。
こちらは弾丸が当たった水筒です。
寄贈者の父親の遺品で、この水筒に水が入った状態で弾丸が当たり、弾の軌道が逸れたおかげで戦争から帰ってこられたということです。
高遠町歴史博物館では終戦記念日を迎えるこの時期に毎年展示を開いていて、今年で7年目になります。
博物館では「この地域の人も戦争に参加していたということを、知らない世代の人にも感じて欲しい」と話していました。
この展示は、来月21日まで開かれています。入館料は一般400円 高校生以下は無料です。 -
3市町村合同ファミリーサポート養成講座
有償で子育てを手伝う、ファミリーサポート協力会員の養成講座が6月9日に、南箕輪村こども館で開かれました。
養成講座は伊那市・箕輪町・南箕輪村が合同で開いているもので、13人が参加しました。
講師を務めた伊那市子育て支援課の保育士、原春美さんは「成長を支えながら子どもたちが笑顔になるような活動をしてほしい」と話していました。
ファミリーサポートセンターは、子どもを預かって欲しい人と、子どもを預かることができる人が会員となり、地域の中で子育ての助け合いを有償で行う子育て支援活動です。
子どもの預かりは、特別な資格は必要なく、養成講座を6回受講すれば保育が可能となります。
3市町村合同で行うのは今年度で5年目です。
昨年度子どもを預けた人は、
伊那市が延べ409人、箕輪町が84人、南箕輪村が70人の合わせて563人です。
子どもを預かることが出来る会員は、それぞれ120人・48人・34人の合わせて202人です。 -
伊那弥生ケ丘高校同窓会が全国大会出場クラブを激励
伊那市の伊那弥生ケ丘高校同窓会は7月26日、全国大会に出場する器楽部と弓道部に激励金を贈りました。
7月26日は同窓会の下島典子会長が伊那弥生ケ丘高校を訪れ、全国大会に出場する器楽部と弓道部を激励しました。
器楽部を代表して2年生の鮎澤凛汰郎さんと弓道部の3年生で全国大会に出場する、飯島悠斗さんの代理で顧問の増澤駿教諭に激励金が贈られました。
器楽部は7月28日と29日に大阪府で開催する全国高等学校ギター・マンドリン音楽コンクールに32年連続で出場します。
弓道部の飯島さんは8月6日から9日に徳島県で開かれる全国高等学校総合体育大会の弓道競技大会男子個人に初出場します。
下島会長は「今までの練習の成果を出して楽しんできてください」と話していました。
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早生りんご「夏あかり」の出荷作業
極早生のりんご「夏あかり」の今シーズンの出荷作業が箕輪町の上伊那果実選果場で始まっています。
4日はおよそ1.5トンの夏あかりが持ち込まれました。
4日は持ち込まれた「夏あかり」は、お盆前に出荷が始まるりんごです。
夏あかりは上伊那では箕輪町を中心に栽培されています。
作業は人が目視で傷や色のチェックを行い、選別していきました。
その後、大きさや形、糖度を瞬時に測定できる光センサーを通り、品質ごとに箱詰めされました。
2021年は霜の影響もあり、出来は良くなかったということですが、今シーズンは天気も良かったことから、2021年の4倍ほどの25トンの出荷を見込んでいるということです。
夏あかりは、お盆前の8月10日頃に出荷のピークを迎え、愛知県や静岡県、徳島県などに出荷されるということです。
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みなし陽性の運用始まる
長野県は新型コロナウイルス感染症の、みなし陽性の運用を4日から始めました。
みなし陽性は新型コロナ陽性者と同居などの濃厚接触者に症状が出た場合、医師の判断により検査をおこなわなくとも感染症と診断できるもので松本市では既に運用が始まっています。
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南箕輪村の園児にスイートコーン
南箕輪村営農センターは、村で生産された野菜を味わってもらおうと、村内の保育園にスイートコーンをプレゼントしました。
4日は、南原保育園に135本のスイートコーンが届けられました。
コーンを育てた農事組合法人まっくん野菜家代表理事の木下 尊英さんが皮のむき方を子どもたちに教えました。
年長の園児が一人3本皮むきを担当しました。
まっくん野菜家では3ヘクタールでコーンを栽培しています。
園児に村の農産物について知ってもらい消費拡大につなげたいと毎年プレゼントを行っていて、10年以上になります。
南原保育園では、おやつの時間にコーンを味わいました。
なお、スイートコーンは、村内6つの全保育施設に合わせて535本贈られました。
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熱中症の疑いで3人搬送
3日の伊那地域の最高気温は、午後2時31分に35.2度まで上がり、2日連続で猛暑日となりました。
上伊那広域消防本部によりますと、午後4時30日現在、伊那市の60代男性と駒ヶ根市の70代男性、辰野町の80代男性が熱中症とみられる症状で搬送されています。
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NPO法人森の座 アカマツの葉で「お茶」
伊那市のNPO法人森の座は、アカマツの葉で作った「お茶」の販売を行っています。
3日は南箕輪村南原の森林で森の座のメンバーがアカマツの伐採を行いました。
木が倒れると、枝を切り落とし、ハサミを使い松の葉の部分をコンテナに集めていました。
森の座は、伊那谷の森林を保護し、後世に伝えていこうと平成17年に設立されたNPO法人です。
森林整備や木材の搬出、伐採した木を利用し炭などにして販売しています。
森の座の理事長・西村智幸さんです。
これまで伐採した木は、材木やマキとして利用してきましたが、葉の部分は山に置いてきたということです。
数年前に仕事で知り合った人から、マツの葉には血圧を安定させるなどの効果があると聞き、商品化の検討を始め、令和2年にお茶の販売を始めました。
お茶は、粉末と粉砕の2種類あり、価格は100グラムで粉末は4千円、粉砕は2千円です。
葉の抜き取り作業は、伊那市社会福祉協議会に委託していて、お茶を作るには、洗浄、乾燥、抜き取り、加工の工程があるという事です。
3日はアカマツを1本伐採し、松の葉50キロほどを収穫しました。