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やまとわが地元産の松で経木販売へ
伊那市西箕輪の木工業、株式会社やまとわは、伊那市の協力のもとアカマツのブランド化を目指して、伊那産アカマツを使った経木の販売を来年の1月から始めます。
24日に伊那市役所で開かれた記者会見で白鳥孝市長とやまとわの中村博代表が事業の概要を説明しました。
経木は、食材の包装などに使われてきたものです。
ビニールの普及により衰退し、現在全国で経木を作る工場は5つしかないということです。
ビニール袋の使用を減らす動きが活発になってきていることから経木に注目しました。
中村代表は「日本だけでなく世界にも発信していけるものだと思う。新しく挑戦していけることにワクワクしている」と話していました。
伊那市の私有林のうち2割を占めるものの、松枯れの被害に遭っているアカマツを有効活用し、ブランド化していこうと伊那市がやまとわに話をもちかけ実現しました。
来年の1月から、やまとわが本格的に販売をしていく計画で、すでに県内の納豆メーカーから問い合わせが来ているということです。年間10万枚の生産を目指します。
経木の製造はラインでは難しく、現在全国でも行っている工場はないということですが、今後は地元製造業などと連携して大量生産も検討していくということです。 -
箕輪町巡回パトロール隊 結成
箕輪町は、10月から警察官OBによる町内の巡回パトロールを始めます。
24日の定例記者懇談会で町が発表しました。
箕輪町は、平成24年にWHO世界保健機関の安全安心な街づくりの取り組み「セーフコミュニティ」を認証取得し、活動を推進していますが、町内でも年に数件は不審者情報が寄せられています。
また、子どもが犠牲となる事件・事故が全国でも相次いでいることから、箕輪町は、町内の巡回パトロールを開始することを決めました。
パトロールは、警察官OBの隊員2人が、青色の回転灯を付けた専用パトロール車で、町内を巡回します。
活動は、平日の午前9時半から夕方の6時まで行います。
箕輪町は、パトロール隊の活動開始前には、通学見守り隊の代表と活動内容の情報交換を行うなど、連携して生活の安全・安心を目指していくとしています。 -
燈籠祭 城下町に秋の風情
伊那市高遠町の鉾持神社の秋の例大祭、燈籠祭の宵祭りが22日
行われました。
高遠町の商店街には、ほおずき提灯が飾られました。
燈籠祭は秋の実りに感謝する鉾持神社の例祭で訪れた人たちは、
ほおずき提灯で赤く照らされた城下町の風情を楽しんでいました。
ほおずき提灯は稲穂に見立てて飾られたものであたりは幻想的な雰囲気に包まれていました。
宵祭りでは子供みこしの練り歩きも行われ元気のよい掛け声が商店街に響いていました。
22日は燈籠祭に合わせて建福寺に安置されている石仏のライトアップも行われました。
石仏は江戸時代の高遠石工守屋貞治が作ったもので訪れた人たちはその出来栄えに関心していました。 -
ふれあい祭り 開催
福祉の祭り「ふれあい広場」が22日に伊那市の福祉まちづくりセンターで開かれ、来年開催される東京パラリンピックを応援するブースが設けられました。
こちらは、来年開催される東京パラリンピックのブースです。
訪れた人たちは、用意された応援フラッグにメッセージを書いていました。
このフラッグは実際に競技会場や沿道に展示されるということです。
会場には、伊那市内の福祉施設やボランティア団体など38のブースが並び、手芸品や食べ物の販売が行われました。
「ふれあい広場」は、障がいのある・ないに関わらず、人と人が触れ合い交流を通して共に生きる福祉のまちづくりを目指そうと伊那市社会福祉協議会が開いたもので、今回で13回目です。
ステージでは、ダンスや歌の発表が行われました。
知的障がい者の生活支援や介護などを行っている「ほっと上伊那」の利用者たちは、ポップスに合わせて踊りを披露しました。
伊那市社会福祉協議会では「触れ合い支え合うお互いさまの地域づくりを理解してもらい、地域社会の向上に繋げていきたい」と話していました。 -
Musical Gifts初の定演
上伊那出身の音楽好きな若者たちでつくるミュージカルギフツの
第一回定期演奏会が22日、伊那文化会館で開かれました。
演奏会では2019年度全日本吹奏楽コンクールの課題曲など
10曲が披露されました。
ミュージカルギフツは団長で指揮者の柴成哉さんの呼びかけにより去年12月に結成された吹奏楽団です。
上伊那を中心に40人ほどのメンバーがいて演奏会への参加や依頼演奏を行っています。
演奏会では童謡「あんたがたどこさ」をアレンジした曲も披露されました。
メンバーはその多くが中学、高校で吹奏楽部に所属していたということで「音楽を通して知り合った仲間と活動を続けていきたい。」と話していました。 -
下川手の住民が趣味の作品展
伊那市美篶下川手の住民などの趣味の作品展が22日下川手公民館で開かれました。
作品展は下川手社会福祉協議会が開いたもので今年で15回目となります。
会場には草花のほか木彫や陶芸、水彩画など小学生からお年寄りまで26人と1団体が104点を出品しました。
下川手社協では「手作りの楽しさを感じながら心をこめて作られた作品が並びました。趣味の成果の発表の場として続けていきたいです。」と話していました。
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いなテレスマホ アピタで値引きイベント
伊那ケーブルテレビの格安スマートフォンサービス「いなテレスマホ」を2日間限定で大幅値下げし、販売するイベントが、22日までアピタ伊那店で開かれています。
イベントでは、スマートフォンやタブレット端末を台数限定で大幅値下げし販売しています。
期間中いなテレスマホの申し込みをした人を対象に、くじ引きで最大5千円分の商品券をプレゼントしています。
いなテレスマホは、伊那ケーブルテレビが2016年からサービスの提供を始めた格安スマートフォンで、音声通話コースの最も安いプランで月額1,480円となっています。
8月1日から開始したインターネットの新サービス、「いなテレAir」の申し込みや、テレビ、インターネットの加入もキャンペーン価格で受け付けています。
イベントは22日までで、時間は午前10時から午後5時、会場はアピタ伊那店1階の休憩スペースです。
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小学生が手紙で交通安全呼びかけ
21日から秋の全国交通安全運動が始まりました。
箕輪町の国道153号バイパスでは小学生がドライバーに交通安全を呼び掛ける手紙を配りました。
21日は箕輪町交通少年団に所属する小学生53人が松島の国道153号バイパス沿いで交通安全をよびかける手紙とチラシを配りました。
交通少年団は、毎年秋の全国交通安全運動にあわせ、レター作戦を行っていてドライバーに安全運転を呼び掛ける手書きの手紙を配っています。
ドライバーは「スピードの出しすぎに注意」や「安全運転を心掛がけて下さい」などと書かれた手紙を手渡されると笑顔で受け取っていました。
秋の全国交通安全運動はきょうから30日までで長野県では通学路・生活道路の安全確保と歩行者保護の徹底を運動の重点にしています。
伊那警察署管内の20日までの交通事故件(人身)の件数は148件で、死者は3人となっています。
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倉田さん(南中3年)ジャベリックで全国へ
南箕輪中学校3年の倉田紗優加さんはやり投げ似た競技「ジャベリックスロー」で陸上の全国大会「ジュニアオリンピック陸上競技大会」に出場します。
倉田さんは去年この大会で優勝していて連覇を目指します。
20日は倉田さんが南箕輪村役場を訪れ唐木一直村長に全国大会出場を報告しました。
倉田さんが出場するのはジャベリックスローの競技です。
やり投げの普及を目的に作られた小中学生の競技で、長さ80センチ、重さ300グラムのプラスチック製の棒状の物を投げ、その距離を競います。
倉田さんは6月の大会で、これまでの中学生記録の56メートルを更新する56メートル73センチを投げ現在記録保持者となっています。
大会に向けコンディションも良く練習ではコンスタントに50メートル以上を投げていて更なる記録更新を目指します。
唐木村長は「十分に力を発揮し大会連覇を目指して下さい」と激励していました。
ジュニアオリンピック陸上競技大会は10月11日から13日まで神奈川県川崎市の等々力陸上競技場で開かれます。
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B型肝炎に母子感染 和解金600万円支払い
平成25年に伊那中央病院で生まれた子どもがB型肝炎に母子感染したとして両親が伊那中央行政組合に損害賠償を求めている件で、20日開かれた組合議会で和解金600万円を支払う議案が全会一致で可決されました。
損害賠償を求めている両親は、平成25年3月に伊那中央病院で子どもを出産しました。
母親はB型肝炎ウイルスに感染していて、当時の国のガイドラインでは母子感染を防ぐため出産当日と2か月後、3か月後、5か月後にワクチンの接種が推奨されていました。
出産当日、ワクチンの注射はしましたが、それ以降両親への説明の記録がなく、ワクチンは接種されていないということです。
現在、子どもは発症していないものの、母子感染によりB型肝炎ウイルスに感染しているということです。
今年5月に両親から伊那中央行政組合に損害賠償の請求がありました。
双方で協議を行った結果、組合側が600万円を支払うことで和解の見通しとなりました。
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県立歴史館 出前講座in箕輪
千曲市にある長野県立歴史館の職員による出前講座が21日箕輪町の地域交流センターで開かれました。
箕輪町では4年前から年に1回出前講座が開かれていて、今年は「城」と「戦争」の2つをテーマに講義が行われました。
このうち「信州の城と石垣」では、県立歴史館の学芸員・白沢勝彦さんが話をしました。
白沢さんは、諏訪市の高島城で修復により異なる時期に作られた石垣がある事や北信地域では江戸時代後期に作られた「牡丹積み」と呼ばれるものが多くみられると紹介していました。
出前講座は歴史に対する関心を深めてもらおうと県立歴史館が企画しているもので、今年度は箕輪町を含め4か所で開かれる計画です。
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小出太鼓 権現まつりへ稽古!
伊那市西春近の和太鼓チーム「小出太鼓」は10月6日に開く太鼓イベント「権現まつり」に向け稽古に励んでいます。
20日の夜はメンバーおよそ20人がまつりで披露する曲の練習をしました。
小出太鼓は、地域のまつりで太鼓を打ったのが結成のきっかけで、今年で38年になります。
西春近小出地区のメンバーを中心におよそ30人で活動していて、地域のイベントなどでオリジナル曲の太鼓を披露しています。
権現まつりは、練習の成果を見てもらおうと、年に1度稽古場を会場に開いています。
この日は小学生から大人までのメンバー全員で演奏する「ハイハイハイ」という曲を練習しました。
メンバーらはまつりを前に熱の入った稽古をしていました。
小出太鼓プロデューサーの赤羽勝史(かつし)さんは「お客さんと一緒になって楽しめる演奏をしたい」と話していました。
権現まつりは10月6日(日)の午前11時から伊那スキーリゾート下の小出太鼓稽古場で開かれます。
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信大農学部AFC祭 多くの人でにぎわう
南箕輪村の信州大学農学部でAFC祭が21日開かれ、農場は親子連れなどで賑わいました。
アルプス圏フィールド科学教育研究センターのAFC祭は、信大農学部の農場や演習林を開放し、様々なイベントを地域の人たちに体験してもらうものです。
ブドウ狩りコーナーでは、とれたてのブドウを味わおうと、たくさんの人で賑わっていました。
また、様々なブースが並ぶ会場では、訪れた人が新鮮野菜を買い求めたり、屋台の味を楽しんでいました。
信大農学部では、地域住民に日ごろの活動を知ってもらおうと、毎年この時期にAFC祭を開いていて、今年で18回目になります。
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村地域おこし協力隊に小松さん
南箕輪村の地域おこし協力隊に、新たに諏訪市出身の小松朋世さんが任命されました。
今後は、大芝高原味工房を拠点とした新商品開発などに取り組みます。
20日は村役場で任命式が行われ、唐木一直村長が委嘱書を小松さんに手渡しました。
小松さんは34歳で、東京都新宿区で全国各地の食材を使ったおやきの店を経営していました。
仕入れで使っていた南箕輪村の農家を訪ねたことをきっかけに応募したということです。
今後は、大芝高原味工房で販売しているおやきを作ったり販売のプロモーションなどの活動を行います。
小松さんは「この地域で食文化を学び、次の世代につなげていきたい」と話していました。
唐木村長は「味工房を拠点に村の産業振興につなげてほしい」と話していました。
任期は、最長で3年間です。
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伊那の企業が臓器モデル共同開発
伊那市の有限会社スワニーと伊那食品工業株式会社は、医師が手術の練習などに使える臓器モデルを共同開発しました。
こちらが、共同開発した肺のモデルです。
実際の臓器に近い質感の特殊な素材でできていて、電気メスで切ることができ、煙が出ます。
この臓器モデルは、伊那中央病院の医師の要望の元、スワニーと伊那食品工業が2年がかりで共同開発しました。
開発に協力した呼吸器外科の髙砂敬一郎医師です。
スワニーはCTのデータを基に、血管のモデルや、素材を流し込む樹脂型を担当。
伊那食品工業は電気メスで切ることができる素材の開発を担当しました。
これまで病院では、簡易的なモデルや動物の臓器を使ってのシミュレーションが行われていましたが、より実物に近く、管理しやすいものを、という要望があったということです。
現在は東京の企業を通じて肝臓のモデルの販売が始まっていて価格は9万円からです。
今後も医療現場の要望を受け、改良・開発を進めていきたいとしています。
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上伊那花卉品評会
上伊那花卉品評会が20日、伊那市役所で開かれ伊那市富県の田中理一さんのカーネーションが最高賞にあたる県知事賞を受賞しました。
田中さんのカーネーションは、花のボリュームやバランスの良さが評価されました。
品評会は花卉農家でつくる上伊那花卉生産者会議が行ったものでカーネーションの他にバラやアルストロメリアなど122点が出品されました。
出品された花は予約販売が行われ訪れた人たちが買い求めていました。
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第一美術長野県支部展
全国公募展の第一美術展に出品された作品の長野県支部展が、伊那市の伊那文化会館で開かれています。
会場には、亡くなった2人を含める58人の絵画や工芸62点が並べられています。
5月下旬から6月上旬にかけて東京都で開かれた第90回第一美術展に出品した長野県内の作家の展示会です。
県支部展は、県内各地持ち回りで開いていて、上伊那地区では2年に1度開催されています。
第90回展には県内から5人が入賞しました。
上伊那地域からは3人が入賞し、文部科学大臣賞に、伊那市の原和男さんの作品「NET」。
会員奨励賞に、南箕輪村の加藤博美さんの作品「再誕」。
準会員優秀賞に伊那市の小坂洋一さんの作品「今年も良い事あるわよ」が選ばれました。
この第一美術長野県支部展は23日(月)まで伊那市の伊那文化会館で開かれています。
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東部中1年 そば打ち体験
伊那市の東部中学校1年4組の生徒は19日、総合的な学習の時間にそば店の店主らからそば打ちを学びました。
この日は、東部中1年4組の生徒36人が高遠閣を訪れ、そば打ちを体験しました。
講師を務めたのは、壱刻の山根健司さん。
きし野の岸野靖典さん。
全国で118人が認定されている素人そば打ち段位全麺協5段をもつ原秀夫さんの3人です。
生徒たちは今年度、総合的な学習の時間にそばについて学んでいます。
今回は、そば店の店主らから打ち方を教わり、自分たちでも打てるようになりたいと山根さんに依頼し実現しました。
4、5人で1つのグループを作り、そば粉と水を混ぜる「水回し」から切るところまで全て自分たちで行いました。
途中、生地に穴が空いてしまうこともありましたが、全てのグループでそばが完成しました。
出来上がると早速打ち立てを味わっていました。
1年4組では、来年2月頃を目途に保護者に振る舞うことを目的に学習を深めていくとしています。
今回体験を受け入れた山根さんは「初めて中学生からの依頼があったので、今後は中学生の受け皿を構築していきたい」と話していました。 -
伊那西小 ペタンク楽しむ
伊那市の伊那西小学校の児童は、子どもから高齢者まで楽しめるスポーツ、「ペタンク」を19日、体験しました。
この日は、伊那西小学校の5年生12人が、上伊那ペタンク同好会のメンバーらと混ざって、競技を楽しみました。
ペタンクは、標的となる球に鉄のボールを投げ合って、相手より近づけることで得点を競うスポーツです。
今回の体験会は、1998年の長野パラリンピック冬季大会に出場経験があり、現在は長野県障がい者スポーツ協会に所属し、現在は障がい者スポーツ地域コーディネーターをしている加藤正さんが、上伊那ペタンク同好会に提案し、行われました。
加藤さんは、母校の伊那西小学校に、ペタンクとルールが似ている障がい者スポーツ「ボッチャ」の用具を寄贈しています。
上伊那ペタンク同好会の坪木利夫会長は、今後も各地でペタンクを体験できる機会を設け、健常者と障がい者の交流や、幅広い世代の交流を広めていきたいと話していました。
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障がい者作品展 2人が優秀賞
先月、上田市の丸子文化会館で開かれた「第22回長野県障がい者文化芸術祭」で、箕輪町在住の土橋磐さんと大槻優さんが、優秀賞を受賞しました。
この日は、県障がい者文化芸術祭の写真の部で優秀賞を受賞した土橋磐さんと、絵画の部で優秀賞を受賞した大槻優さんに、白鳥政徳町長から表彰状が渡されました。
優秀賞を受賞した2人の作品は、コピーで展示されています。
土橋さんの作品は「青紫色の朝顔の花」です。
土橋さんは、季節の花の撮影が趣味で、朝顔の鮮やかな青紫色に魅力を感じて、写真に収めたということです。
大槻さんの作品は「絵手紙25選」です。
日常の散歩で見つけた果実や花などを、ハガキにアクリル絵の具で描いたということです。
また、土橋さんと大槻さんは、俳句の部門でも優秀賞を受賞したということで、作品が展示されています。
役場の玄関ホールには、入賞者以外の作品も展示されていて、10月2日(水)まで見ることができるということです。
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地価 住宅地・商業地下落
長野県は、7月1日現在の地価公示価格を、19日に発表しました。
県内の住宅地は23年連続、商業地は27年連続の下落となりましたが、下落幅は縮小しました。
地価は、7月1日現在の各基準地の1平方メートルの価格を判定したもので、一般の土地取引の指標や公共事業での土地取得の算定基準となります。
県内では77市町村399地点で調査が行われ、住宅地・商業地合わせて伊那市では9地点で、箕輪町では5地点で、南箕輪村では2地点で行われました。
3市町村の商業地では、伊那市山寺の駐車場付近は、1平方メートルあたり41,500円で、去年と比べてマイナス1.9%。
箕輪町松島のイオン箕輪店付近は、1平方メートルあたり30,300円で去年と比べてマイナス2.9%。
南箕輪村神子柴のクスリのサンロード南箕輪店付近は、1平方メートルあたり23,500円で、去年と比べてマイナス2.1%となっています。
県内で上昇した商業地は16地点で、去年の1地点より15地点増えました。
上昇したうち最も高い地点は、長野市の長野駅前で、1平方メートルあたり36万2,000円となっています。 -
高遠小6年生 ふるさとCM撮影
伊那市の高遠小学校の6年生は、長野朝日放送が実施しているふるさとCM大賞に応募するためのCMの制作に取り組んでいます。
子どもたちが地域の魅力をPRできる場所として選んだのは、伊那市高遠町のポレポレの丘です。
ブランコや木登りをして遊ぶ様子を、タブレット端末で映像に収めました。
6年生は、地元高遠町の良さをPRすることを中心に活動していて、CM大賞に応募することにしました。
伊澤修二や、高遠石工など様々なアイディアを出し合った結果、大人でも子どもでも楽しめる場所だとして、ポレポレの丘をテーマに選んだということです。
子どもたちが考えた歌詞をラップ調にして、ポレポレの丘の魅力をPRします。
子どもたちは歌詞に合うように映像を撮影していました。
作品の応募締め切りは9月30日で、6年生たちは、今後、撮影した映像の中から良いものを選んで編集を行うということです。
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天竜川と三峰川沿いのごみ拾い
南信地域の建設業者でつくる長野県南部防災対策協議会は18日、天竜川や三峰川周辺のごみ拾いをしました。
ごみ拾いは、「ラブリバー天竜の日」と名付けられ、毎年この時期に行われていて今年で27回目です。
伊那、駒ケ根、飯田の3地区に分かれ環境美化活動が行われました。
伊那地区は15社から、あわせて35人が参加しました。
長野県南部防災対策協議会は、国土交通省天竜川上流河川事務所の業務を請け負う事業者で組織しています。
近年は、空き缶やペットボトル、プラスチックごみなどが多く、この日1日で大型のゴミ袋35袋分集まったということです。
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小中学生 食で高遠を学ぶ
小中学生が食の視点から高遠の歴史や文化について学ぶイベント「たかとお食フェス」が18日伊那市の高遠スポーツ公園文化体育館で開かれました。
高遠町内の飲食店や農家、主婦グループらがおよそ21のブースを出し、ローメンや昆虫食、家庭料理などを紹介していました。
このイベントは、食を通して高遠の歴史を知り、郷土愛を育んでもらおうと上伊那広域連合や高遠の各種団体で作る実行委員会が初めて企画しました。
午前中は高遠小と高遠北小の全校児童およそ260人が会場を訪れ、それぞれのブースを周っていました。
こちらは「くりやきもち」です。
秋のお茶菓子の一つで、甘く煮た栗とその煮汁の中に小麦粉を入れこねて、焼いて作るという事です。
こちらは、唐辛子の加工品を作っている団体のブースです。
担当者が「高遠では江戸時代から唐辛子が栽培されていました」と説明していました。
子ども達は、五平餅に唐辛子みそやラー油を付けて味わっていました。
午後には高遠中学校の全校生徒およそ140人が会場を訪れたという事です。
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伊澤修二記念音楽祭 ポスターコンク表彰
伊那市が高校生を対象に行った伊澤修二記念音楽祭のポスター原画コンクールで高遠高校2年の栗原和也さんの作品が最優秀賞に選ばれました。
17日は市役所で表彰式が行われ栗原さんに表彰状が贈られました。
最優秀賞に選ばれた高遠高校2年の栗原さんの作品です。
指揮をする伊澤修二が楽器をあやつり演奏している様子が描かれた作品で、色使いやリズム感のあるデザインが評価されました。
栗原さんの作品はポスターとチラシの原画に採用されました。
伊那市長賞に選ばれたのは高遠高校2年の廣瀬真梨乃さんの作品です。
高遠の自然と高遠で生まれた音楽をイメージした作品で細かな点まで丁寧に描かれている事が評価されました。
廣瀬さんの作品はチケットの原画に採用されました。
ポスター原画コンクールは高校生に音楽祭への関心を高めてもらおうと伊那市が行ったもので、市内の高校から24点の応募がありました。
伊澤修二記念音楽祭は10月26日に行われます。 -
防火ポスター・習字の最優秀賞決まる
上伊那の小学生を対象に募集した火災予防に関するポスターと習字の選考会が、伊那市の上伊那広域消防本部で18日、開かれました。
ポスターの部の最優秀賞には、駒ケ根市の赤穂南小学校6年の、入谷星穏君の作品が選ばれました。
火災の原因になる家電や調理器具、たばこの不始末などを指さし確認するデザインです。
習字の部の最優秀賞には、伊那市の東春近小学校6年の唐澤夏萌さんの作品が選ばれました。
唐澤さんは、2年連続の最優秀賞受賞で、標語の「ひとつずついいね!で確認火の用心」を書きました。
事業所などでつくる上伊那防火管理協会と上伊那広域消防本部は、子どもたちに火災予防への関心を持ってもらおうと毎年ポスターと習字の募集を行っています。
今年、ポスターは25校から398点、習字は2校から36点が寄せられました。
最優秀賞に選ばれたポスターと習字は、来年のカレンダーとして、上伊那防火管理協会の会員事業所に配布されることになっています。
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旧井澤家住宅で野点の茶会
伊那市西町の旧井澤家住宅で16日に野点の茶会が開かれました。
築250年近い趣ある住宅を眺めながら、日本ならではの文化に触れてもらおうと開かれたもので、大日本茶道学会伊那支部の会員が抹茶と和菓子を振る舞いました。
今年初めて琴の演奏も行われ、抹茶を味わいながら楽しんでいました。
また、旧井澤家住宅の中では高遠焼の展示即売会も開かれました。
旧井澤家住宅は、江戸時代中期に建てられたとされる造り酒屋の住宅跡で、伊那市の有形文化財に指定されています。
茶会を企画した伊那部宿を考える会では「日本古来の文化に触れながら、旧井澤家住宅の古民家ならではの良さに触れてもらえた」と話していました。 -
箕輪町新副町長に浦野邦衛さん
任期満了に伴い、10月1日から箕輪町の新しい副町長に松島の浦野邦衛さんが就任します。
任期は4年間となっています。
新たに副町長に就任するのは箕輪町松島の浦野邦衛さんです。
浦野さんは昭和33年生まれの61歳で、伊那北高校を卒業後、東京農業大学を経て県農業協同組合中央会に入会。地域農政部長などを務め、平成27年からは県農協地域開発機構の常務理事を、平成28年からは生活協同組合連合の理事を務めました。
浦野さんは「町長を支え、箕輪町を住みよい街にしていけるよう尽力したい」と話しています。
任期は来月1日から4年間となっています。 -
高遠高生 紙芝居を読み聞かせ
伊那市高遠町の高遠高校の生徒は14日、高遠町図書館で紙芝居の読み聞かせを行いました。
この日、高遠高校の図書委員が、高遠町に古くから伝わる「龍勝寺山の姫小松」など5作品の紙芝居の読み聞かせを行いました。
「龍勝寺山の姫小松」の絵は、美術クラブの卒業生によるものです。
また、物語は国語の教諭に依頼して、子どもでもわかりやすい表現を工夫したということです。
訪れた子どもたちは、話の世界に興味を見せて、楽しんでいました。
生徒たちはこの日のために、1か月前から、練習をしてきたということです。
今回の読み聞かせには、親子連れなど、およそ10人が訪れました。
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秋の味覚“昆虫食” 加工作業大忙し
伊那谷の郷土料理のひとつ「昆虫食」のイナゴや蜂の子の収穫の時期を迎えました。伊那市の塚原信州珍味では、加工作業に追われています。
伊那市上新田にある塚原信州珍味には、秋の味覚、イナゴや蜂の子が並んでいます。
横山にある加工場では17日、2代目の塚原保治さんが電話で注文を受け、3代目の慎也さんが甘露煮づくりに追われていました。
塚原信州珍味は、伊那谷の郷土料理のイナゴやざざむし・蜂の子の甘露煮などを販売していて、創業80年を超えます。
ここ数年、昆虫食が注目を集めていることから、全国各地から注文が集まっていて、全国チェーンの居酒屋からも注文を受けています。
しかし、ここ数年はイナゴやクロスズメバチの収量が減っているということです。
保治さんは「大忙しだが、気候などの影響で物が少ない。なんとかして昆虫食を続けていきたいのと、多くの人に良さを知ってもらいたい。ゲテモノという目だけでなく、貴重なタンパク源として見てもらえればうれしい」と話していました。
現在までのところ、今年は不作になりそうだということで、塚原信州珍味では、今後の収量増加に期待を寄せています。