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伊那食品工業が春富中にデジタル印刷機寄贈
伊那市の伊那食品工業株式会社は28日、地元の春富中学校にデジタル印刷機を贈りました。
この日は、塚越英弘社長が春富中学校を訪れ、1台115万円相当のデジタル印刷機2台と置台を贈りました。
印刷機の耐用年数が経過したという学校からの要望に応えました。
伊那食品工業は、これまでも図書や吹奏楽の楽器など教育現場に必要なものを寄贈しています。
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南箕輪小 ピザ窯小屋づくり
総合学習のピザ窯づくりを通して森林整備などを学んでいる、南箕輪小学校の児童は27日、伊那市の株式会社相模工匠の工場で、ピザ窯の小屋の接合部分の加工を行いました。
児童たちは、接合する形を書く「墨付け」をおこなった木材に、慎重にノコギリの刃を入れていきました。
これは、木材と木材を接合する「仕口」をつくる作業で、木造建築では重要な作業になります。
最初はノコギリを細かく動かして切る道を作り、児童たちは丁寧に木材を切っていきました。
ノコギリで切断した部分は、木の接合をしやすいように、かんなで「加工」をしました。
児童たちは今後、小屋の屋根づくりなどを行っていくということです。 -
東ティモールの留学生 高校生と交流
上智大学に留学している東南アジアの国・東ティモールの女子大学生2人が27日から伊那市を訪れていて、28日伊那西高校の生徒と交流しました。
伊那西高校を訪れたのは上智大学理工学部1年のメリッサさんと、ジョバーニアさんの2人です。
二人は卒業まで上智大学で学びます。
28日は伊那西高校の生徒たちに教わりながら、太鼓とけん玉を体験しました。
東ティモールの留学生の訪問は、元東ティモール全権大使で伊那市のふるさと大使の北原巖男さんが、民間レベルの交流を進めていこうと企画しました。
交流会の最後に、2人は東ティモールの歌を披露しました。
メリッサさんとジョバーニアさんは伊那市役所も訪れ白鳥孝市長に挨拶しました。
白鳥市長は、東京オリンピックパラリンピックで伊那市が東ティモールのホストタウンになっている事から「さらに交流を深めていきましょう」と呼び掛けていました。
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駒ヶ岳遭難 犠牲者の冥福を祈る
大正2年、1913年に、中箕輪尋常高等小学校の駒ヶ岳登山の集団遭難事故で亡くなった生徒達の霊を慰めようと箕輪中部小学校の児童は28日慰霊碑に花を手向けました。
28日中部小学校の児童が花を持って登校し、慰霊碑に手を合わせていました。
駒ヶ岳遭難は、大正2年8月27日に駒ヶ岳に向かった中箕輪尋常高等小学校、現在の箕輪中学校の生徒と教師37人が、山の上で暴風雨に遭い11人が犠牲となったものです。
中箕輪尋常高等小学校跡地が、現在の箕輪中部小となっていることから27日前後に慰霊の行事を行っています。
箕輪中部小では、9月12日に命の大切さについて考える集会を開く予定です。
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大学生が定額観光タクシー実証実験モデルコース視察
利用者が定額で乗り降りできる、観光タクシーの実証実験で、東京都の跡見学園女子大学の観光コミュニティ学部の学生が28日、伊那谷の観光モデルコースを視察しました。
この日のモデルコースは、高遠町の歴史や文化をテーマにしていて、ジャンボタクシーで伊那市高遠町の建福寺へ向かい、高遠石工が作った石仏を見た後、歴史博物館などを見学する内容です。
視察は、この日から3日間上伊那地域で行われることになっていて、東京都文京区の跡見学園女子大学の観光コミュニティ学部の2年生と3年生の学生6人が参加しました。
観光コミュニティ学部では、観光資源の活用法や、マーケティングの研究を行っています。
大学と県は包括協定を結んでいて、若い世代からの生の声や視点を提案してもらおうと上伊那地域振興局が企画したものです。
定額観光タクシーの実証実験は、8年後のリニア中央新幹線の開通を見据え、上伊那地域振興局と、長野伊那谷観光局、駒ケ根観光協会が進めているものです。
訪れた観光客に多くの観光資源に触れてもらい、経済効果を生み出す狙いがあるということです。
29日は駒ケ根市のモデルコースを視察します。
最終日の30日は、意見交換会が開かれ、学生からモデルコースの評価などを聞くということです。
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ラーメン将太 移動販売へ
南箕輪村の飲食店ラーメン将太は、新たにキッチンカーを導入し移動販売事業を9月から始めます。
ラーメン将太が導入した移動販売車です。
代表の城倉雄也さんは、調理師学校を卒業後ラーメン店で修業し、5年前に独立開業しました。
城倉さんは、移動販売を始めるにあたり、「店舗と違い限られた環境となるが、多くの人に自分のラーメンを知ってもらうきっかけにしたい」と話していました。
移動販売車は軽自動車をベースに、麺をゆでたりスープを温める為のコンロなどを備え、国の補助金を活用し整備しました。
移動販売は松本市から飯田市までを計画していて、来月7日に南箕輪村の南信工科短期大学校で開かれるイベントで初出店する予定です。
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スマート農業実証試験中間報告
最新の情報技術を使って伊那市で進められているスマート農業の実証試験の中間報告会が28日市内で開かれ、概ね評価するとの回答があった一方、コストやデータ入力方法などで課題も報告されました。
中間報告会には実証試験を行っている農家や農機具・ソフトメーカー、伊那市の担当者などおよそ70人が出席しました。
水田の水管理システムを導入している農事組合法人からは「水位や温度の管理などの手間は大幅に省けたが、コストが導入の妨げとなっている」と話していました。
別の農家からは「毎日のデータ入力が手間だ」「停電時のシステム復旧方法を見直してほしい」などの意見が出されていました。
スマート農業はIOTやICTを活用し、農作業の省力化や効率化、生産性の向上を図ろうと伊那市が中心となり進めています
実証試験は今年度と来年度の2年間行われます。
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上農生 香りで伊那谷デザイン
南箕輪村の上伊那農業高校の生徒は26日、大芝高原味工房で「香り」をテーマに植物性のエッセンシャルオイルを作りました。
この日は、上農高校のコミュニティデザイン科の生徒20人と、一般の参加者あわせておよそ30人が参加しました。
今回は、伊那谷の地域活性化を目指す学習「いな活プロジェクト」として、生徒たちが題材を考え、その中で香りをテーマにPRしようと企画しました。
伊那市ミドリナ委員会副委員長の平賀裕子さんを講師に招き、エッセンシャルオイルの抽出過程を学びました。
オイルは、植物を蒸留して抽出します。
生徒たちは、高校近くで採取したコウヤマキやネズコなどの植物を細かく切り、切った植物を蒸留してオイルが抽出される過程を体験しました。
生徒や参加者は、実際に抽出されたオイルのにおいを確かめていました。
ある生徒は、「蒸留した香りと生の香りが違う」と話していました。
またこの日は、生徒と参加者で身近にある植物の香りや、体験を通して感じたことなどを話し合いました。
今後は、抽出したオイルの成分分析を行い、データをもとに製品化の検討や今後の課題研究に役立てるということです。
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伊那市で「農福連携」の輪広がる
就労支援施設に通所する障害者の働く場所の創出と、農業従事者の人手不足の、両者の問題を解消するために、伊那市内では農業と福祉を結びつけた「農福連携」の輪が広がっています。
伊那市西町にある松本農園では、多機能型事業所輪っこはうす・コスモスの家の利用者が草取りなどの作業をしていました。
利用者は5月から週に2回、1日に2時間ほどのペースで作業をしています。
先週から、機械を使った作業も行っています。
作業をした施設利用者は「ちょっと大変」「健康のためにもなると思って前向きにやっています」と話していました。
支援員の野溝直樹さんは「一生懸命やっているし、何も言わなければずっと黙々とやっている。とてもいい体験になっていると思います」と話していました。
松本農園では、松本竜司さん、美保さん夫妻がブロッコリーやアスパラガス、ズッキーニなどを、市内のおよそ200アールの圃場で栽培しています。
農繁期には人手が足りなくなることから、農福連携に協力することにしました。
妻の美保さんは「明るく作業をしてくれるので、みんなで楽しくやっています。忙しい時期には一気に草取りなどできるので助かっています」と話していました。
農福連携は、就労支援施設の利用者の働く場所の創出と工賃アップ、農業従事者の人手不足解決のために、伊那市が去年から積極的に取り組みを進めています。
障害者事業所の支援などを行う長野県セルプセンター協議会の地域連携促進コーディネーターが事業所と農家を結びつけていて、現在、市内3つの事業所と4つの農家が連携しています。
コーディネーターの赤羽紀昭さんは「この取り組みが伊那市でもっと広がっていけば、上伊那にも広げていけると思う」と話していました。
県セルプセンター協議会では「農業と福祉の分野が協力することで、施設利用者の可能性が広がっていってほしい」と話していました。 -
消防職員自殺 解決金支払いで和解へ
平成26年に自殺した伊那市の消防職員の遺族が、上伊那広域連合に対して損害賠償請求を求めていることについて、27日に開かれた広域連合議会で、原告の遺族2人に対しそれぞれ500万円を支払い、和解を行うとした議案を全会一致で可決しました。
この日は上伊那広域連合議会が伊那市役所で開かれました。
伊那市の消防職員の自殺については、職員の遺族が「自殺は上司によるパワー・ハラスメントが原因だ」として、広域連合に対し慰謝料などおよそ6,700万円の支払いを求めて平成29年に提訴していました。
これに対し、広域連合は、原告の遺族2人に対し損害賠償の解決金として、それぞれ500万円の支払い義務があることを認め、和解を行うとした議案を提出し、全会一致で可決しました。
上伊那広域連合は、10月31日までに原告側に解決金を支払うとしています。 -
高校再編考える会 協議の継続求める
上伊那の住民有志でつくる高校再編を考える上伊那の会は、「上伊那地域の高校の将来像を考える協議会」がまとめた意見提案について、住民の意見が反映されていないなどとして、協議の継続を求めています。
27日は、伊那市役所で考える会が記者会見を開き、協議の継続を訴えました。
考える会では、23日に開かれた最後の協議会でまとった意見提案について、まだ再編について知らない住民が多いことや、住民の意見が反映されていないことなどから、協議の継続を求めていくとしています。
会では「いつのまにか高校がなくなっている、ということがないようしっかり住民の意見を聞いてもらいたい」と話しています。 -
大萱県営の集合住宅建設で住民説明会
建て替えが予定されている伊那市西箕輪の大萱県営住宅について、大萱団地に住む住民への説明会が26日に開かれました。
この日は地域住民への説明会が夕方と夜の2回開かれ、このうち夕方の説明会には23人が参加しました。 -
伊那と南箕輪の野生イノシシから豚コレラ
長野県は伊那市と南箕輪村で捕獲した野生イノシシから豚コレラの陽性反応が出たとの結果を27日発表しました。
これにより上伊那地域の養豚農場2か所が新たに監視対象に指定されました。
長野県の発表によりますと19日に伊那市で、22日に南箕輪村で捕獲した野生イノシシを検査したところ、豚コレラの陽性反応が出たという事です。
今回、豚コレラの陽性反応が出た野生イノシシが発見された場所から半径10キロ以内にある、伊那市と宮田村の養豚農場2か所が、新たに監視対象農場に指定されました。
長野県では、防疫対策として監視対象となった農場への立入検査や聞き取り調査、農場近くで捕獲された野生イノシシの検査を実施していくという事です。
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教育や子育てテーマに「伊住」体験ツアー
地方へ移住を希望する人が教育や子育てをテーマに保育施設の見学や、地域住民の話を聞く体験ツアーが26日、伊那市内で行われました。
体験ツアーには、東京や埼玉など関東地方から13家族25人が参加しました。
参加者は、最初に伊那市東春近のNPO法人山の遊び舎はらぺこを訪れました。
両親とともに参加した子供たちは、はらぺこの園児と一緒に、庭で採れたじゃがいもで焼きじゃがいもを作りました。
その後、参加者たちは東春近にあるゲストハウス「赤石商店」を訪れました。
赤石商店では、実際に伊那市へ移住し、子育てをしている人との座談会が開かれました。
参加者は、「小学校での総合学習」や、「移住を決めたきっかけ」、「子供への接し方」などについて、移住者に質問していました。
伊那市では、移住希望者と地域住民の交流を通じて人柄や特色を感じてもらおうと、2016年度から「伊住」体験ツアーを実施しています。
伊那市によると、毎年およそ50組120人の家族が市外から移住しているということです。
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うたごえサークルざざむし 平和音楽会
伊那市を中心に合唱愛好者でつくる「うたごえサークルざざむし」は、今年で9回目となる平和音楽会を25日に、いなっせで開きました。
平和音楽会では、第1回から歌い続けてきた合唱組曲「平和の旅へ」を披露しました。
昭和20年8月9日、長崎に落とされた原爆で被爆した渡辺千恵子さんの半生を伝えるもので、歌と語りで構成されています。
渡部さんは、原爆により倒壊してきた鉄骨が腰を直撃し、一時は命の危機にさらされました。
車いす生活を余儀なくされた渡辺さんは、世界各地で核の悲惨さを伝える「語り部運動」を続け、平成5年に64歳で亡くなりました。
うたごえサークルざざむしは、30代から70代までのおよそ40人で月に1回活動しています。
メンバーらは、「被爆を体験された方が少なくなる中、この演奏を続けていくことの意義を改めて深め合い取り組んできた。平和について考えるきっかけになってほしい」と話していました。 -
国道152号でバスと乗用車が接触
25日午後0時15分頃、伊那市長谷市野瀬の国道152号で、路線バスと乗用車が接触する事故がありました。
この事故によるけが人はいませんでした。
伊那警察署の発表によりますと、事故があったのは長谷市野瀬の国道152号です。
国道を分杭峠方面から高遠町方面に進行中の埼玉県の43歳の男性が運転する普通乗用車が、対向車両待ちで停車していた伊那市の37歳男性が運転する路線バスにすれ違いざまに接触したものです。
バスには乗客1人が乗っていましたが、この事故によるけが人はいませんでした。
また、乗用車の前を走っていた別の車両もバスと接触していて、伊那署では車両の特定を進めています。 -
テレビで生活支援 市長「期待」
ケーブルテレビのネットワークを使いタクシーの予約や買い物などが行える伊那市の「ICTライフサポート・チャンネル構築事業」について、白鳥孝市長は「今あるものを使ってできる優れた取り組みだ」と話しました。
伊那市の定例記者会見が26日に市役所で開かれ、市が事業の概要について説明しました。
これは、放送と通信を連携させたサービス「ハイブリットキャスト」を使い、テレビのリモコンでタクシーの予約や買い物、遠隔診断の予約、安否確認などを行えるものです。
7月に、総務省の「データ利活用型スマートシティ推進事業」で全国の4か所のうちの1件に採択されました。
市議会9月定例会には、国の交付金を含めた今年度の事業費およそ4,000万円が、補正予算案として計上されています。
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4市町村の青年経済団体が連携
伊那市、辰野町、箕輪町、南箕輪村の青年経済団体によるイベント「い~んだに交流会」が25日箕輪町のながたドームで開かれました。
交流会は伊那青年会議所が開いたもので4市町村の青年経済団体から約80人が集まりました。ドッチビーなどのニュースポーツを楽しみながら各団体のつながりを深める『人・地域とつながる「い~んだに」共創事業』として行われたものです。
伊那青年会議所では「隣りあう市町村が横の連携を強めることで地域活性化につなげていきたい。」と話していました。
また活動を広くPRするCMも放送する計画で交流の様子が収録されていました。
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高校の将来像 意見提案まとまる
上伊那地域の高校の将来像を考える協議会の第9回会議が23日伊那市のいなっせで開かれ長野県教育委員会に提出する意見提案をまとめました。
意見提案では具体的な校名には触れず高度な学びへの希望に答える普通科教育の拠点となる学校や多様な学びを保障するための総合学科高校、総合技術高校の設置が望ましいとしています。
また新たな形態の学校を配置する場合について、「既存の学校を
閉じて新たな学校を開設するとの記述は削除されています。
ほかに高校再編を考える上伊那の会が求めていた説明会の開催については「意見は十分に聞いているので必要はない」としています。
上伊那地域の高校の将来像を考える協議会は意見提案を来月中に
県教育委員会に提出します。
県教委では県立高校第2期再編に協議会の意見提案を反映させていくとしています。 -
公衆衛生専門学校 伊那で50年
伊那市荒井の長野県公衆衛生専門学校の創立50周年記念式典が25日に伊那市の伊那文化会館で行われました。
式典には、学生や同窓生、歯科医師などおよそ200人が出席しました。
長野県公衆衛生専門学校は、中南信の歯科医師の要望などを受け、昭和44年度に1年制の伊那校が開校しました。
昭和63年度からは2年制に、平成24年度からは3年制になりました。
平成21年度には長野校が閉校し、公立の歯科衛生専門学校としては県内唯一となっています。
式典では、写真のスライドなどで昔と今の学校の様子を比較しながら振り返っていました。
三井一孝校長は「この地で50年続けてこられたのは、地域のみなさんの支えのおかげです」と話していました。
長野県公衆衛生専門学校の今年3月までの卒業生は875人で、国家資格の取得率は100パーセントだということです。 -
用水路でマス釣り大会
箕輪町大出の用水路で25日マス釣り大会が開かれました。
大会は天竜川漁業協同組合が開いたもので親子連れなど約120人が参加しました。
流れをせき止めた用水路にはおよそ1,800匹のマスが放され訪れた人たちが釣り上げていました。
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井月の名書と書道展
幕末から明治にかけて伊那谷を放浪した俳人、井上井月直筆の書や小学生の書道を並べた展示会が25日から伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで始まりました。
井月の字はその線の流れを芥川龍之介が神業と讃えたとされています。
展示会は8月31日にいなっせで開かれる井月さんまつりを前に
俳句とともにその達筆に触れてもらおうと井上井月顕彰会が開いたものです。
展示会では伊那市西箕輪大萱で見つかった井月直筆の幻住庵の記も並べられています。
井月は主に伊那市の美篶や富県、手良など天竜川の東側を放浪したといわれていて西側の大萱で直筆が見つかるのは珍しいということです。
会場にはほかに市内15校の小学生の書道70点も展示されています。
この書道は「中村不折に続け!子どもたちの書初め書道展」に
出品されていたもので、井月のような字が書けるようにとの思いが込められているということです。
展示会は来月1日までいなっせ2階の展示ギャラリーで開かれています。
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上伊那の夏締めくくる 大芝高原まつり
上伊那の夏を締めくくる、南箕輪村の大芝高原まつりが24日に行われ、会場は多くの人で賑わいました。
今年で34回目となる大芝高原まつりは、まつり実行委員長の唐木一直村長の開会宣言で始まり、花火大会が終わる午後9時まで会場は多くの人で賑わいました。
大芝高原まつり恒例のたらいレースを始め、会場内では20を超えるイベントが行われました。 -
JA担い手経営体就農者セミナー
地域農業の担い手となる経営体と新規就農者を対象とした合同セミナーが、きょう、伊那市のJA上伊那本所で開かれ、参加者がスマート農業について学びました。
Nセミナーでは、農業経営者の報告やスマート農業についての講演などが行われました。
そのうち、長野県農業試験場の酒井長雄さんは、伊那市を中心に県内で行われている水田でのスマート農業の実証実験について話をしました。
精度が高く直進して植え付けができるアシスト機能付き田植え機や、遠隔地からスマートフォンで水田の水の給水・排水をできる技術などを紹介していました。
酒井さんは、「スマート農業を取り入れると熟練した人でなくても作業ができるようになり経営が続けられるほか、データ管理で収量・品質のばらつきを是正し収益増につながる」と話していました。
これは、JA上伊那が、認定農業者や集落営農組織などの担い手経営体や新規就農者を対象に開いているもので150人ほどが参加しました。
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リニア見据え 定額タクシーの実験へ
8年後のリニア中央新幹線の開通を見据え、上伊那地域振興局は、二次交通としての定額観光タクシーの有効性を探る取り組みを行っています。
振興局ではモデルコースを作成し、28日から3日間実証実験を行います。
これは、23日伊那合同庁舎で開かれた記者会見で発表されたものです。
上伊那地域振興局では、今年度、二次交通としての定額タクシーの有効性を探る取り組みを行っていて、長野伊那谷観光局・駒ヶ根観光協会と協力してモデルコースを作成しました。
JR伊那市駅を発着に高遠石工が造った石仏を見学するコースや、シードルの試飲・ガレット作りを楽しむコース、JR駒ヶ根駅を発着に伊那紬の着付けなどを体験するコースなどがあります。
金額は現在未定だということです。
今回の実証実験では、東京都文京区の跡見学園女子大学観光コミュニティ学部の学生にモデルコースの一部を体験してもらい、コースの評価や提案を聞きます。
今後10月から11月にかけ、高校生による体験や、一般からモニターを募り実験を行う予定だということです。
定額観光タクシーは3、4年後の商品化を目指すということです。
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高遠町島畑で二十二夜様
安産や良縁、学業成就などを祈願する二十二夜様が、22日伊那市高遠町島畑で行われました。
島畑の二十二夜様は天女橋のたもとの岩場にあります。
昨夜は、訪れた人たちが賽銭を入れて手を合わせていました。
二十二夜様は、毎年旧暦の7月22日に行われる願い事の月待ちの行事です。
祭壇に供えられたろうそくを持ち帰り、陣痛になったら火をともすと、ろうそくが燃え尽きるまでに丈夫な子どもが生まれるといわれています。
22日も妊婦やその家族が安産祈願に訪れていました。
島畑の二十二夜様は地区の町内会が毎年行っていて、22日は家族連れなども訪れ手を合わせていました。
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たべりこ 10月末で終了
箕輪町の第三セクター、みのわ振興公社は、運営するレストラン「にこりこキッチンたべりこ」の営業を10月末で終了します。
これを受け町では新たな指定管理者の募集を行っています。
23日は箕輪町役場で定例懇談会が開かれ、担当者が説明をしました。
にこりこキッチンたべりこは、2014年にオープンしました。
運営しているみのわ振興公社では、経営不振により事業継続が困難だとして、町へ指定管理者辞退の申し出を今月行ったということです。
たべりこは10月31日で営業終了となります。
町では新たな指定管理者の公募を行っています。
指定管理の期間は、来年1月1日から3年3か月間で、募集は9月20日までです。
また、懇談会では、町が目指す松本山雅FCのホームタウン化について、白鳥政徳町長は「今年度中の実現を目指したい」と話しました。 -
フードドライブで食品受付
長野県は、家庭などで利用されずに眠っている食材を持ち寄り必要としている人へ寄付する「フードドライブ」の一環として、伊那合同庁舎で食材の受付を、23日初めて行いました。
伊那合同庁舎の2階に食品を受け付けるブースが設けられ、食材がもちこまれていました。
長野県では、9月1日の防災の日を前に家庭での備蓄食料を確認してもらおうと今日8月23日を「食料備蓄確認デー」としています。
それに合わせ賞味期限が近くなった食品のロスを防ごうと、県庁や県内合同庁舎で一斉に食品の受付を行いました。
フードドライブとは家庭などで利用されずに眠っている食材を持ち寄り必要としている人の生活支援に役立てる取り組みです。
中には30キロの玄米を持ち寄った人もいました。
23日は2時間ほどで米やレトルト食品など8人から食材が集まったということです。
食材は、県内のNPO法人を通じて生活困窮者や子ども食堂などに寄付されます。
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大芝高原まつり 24日開催
上伊那の夏祭りを締めくくる南箕輪村の大芝高原まつりが、24日に行われます。
23日は、祭り会場となる大芝高原で、事前準備が行われていました。
伊那ケーブルテレビでは、大芝高原まつりの模様を、午後1時~3時まで、踊りパレードを中心に生中継します。
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呉本さん 文科大臣顕彰受賞
去年行われたパラグライダーのアジア大会で金メダルを獲得した伊那市西春近在住の呉本圭樹
さんは、スポーツに功労のあった人に贈られる文部科学大臣顕彰を受賞しました。
22日は呉本さんが市役所を訪れ、白鳥孝市長に受賞の報告をしました。
呉本さんは去年、インドネシアで開催されたパラグライダーのアジア大会で、日本代表として男子団体部門に出場し、金メダルを獲得しました。
パラグライダーは、ハーネスという安全ベルトの体重移動と、パラシュートの両端に結ばれたひもの操作で飛行するスポーツです。
呉本さんを含む日本代表は、アジアの競技大会で優勝をしたことから、スポーツ功労者として文部科学大臣から顕彰を受賞しました。
呉本さんは「強豪国の中で日本が勝てたのはチームワークがあったからだと思う」と話していました。
今後の目標は、個人でも世界選手権に出場し、表彰台に立つことだということです。