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伊那市民吹奏楽団 第40回定演
伊那市民吹奏楽団の第40回定期演奏会が24日伊那文化会館で開かれました。
今年は40回記念として世界的に活躍するプロの演奏家との共演が行われました。
約60人の団員と共にドラム奏者の岩瀬立飛さんと、ハワイ生まれのトラペット奏者エリック・ミヤシロさんが演奏しました。
伊那市民吹奏楽団は昭和51年に発足しました。
初めての定期演奏会を昭和53年に開き、今年で40回目となります。
伊那市を中心に上伊那の10代から50代までの約60人が所属し、週2回練習を行っています。
伊那市民吹奏楽団は「いい音楽をしよう」をモットーに活動していて、「日々練習を重ね調和のとれた響きを大切にしていきたい」と話していました。
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南福地ふれあいの集い
伊那市富県の南福地の住民は昔ながらの地域の味を子ども達に伝えていこうと「ふれあいの集い」を開き五平餅とそばを作って交流しました。
五平餅は味噌とゴマの2種類のタレを作り炭火で焼きました。
そばは地域の高齢者が講師となり子ども達が一緒に作りました。
南福地地域社会福祉協議会は、昔ながらのふるさとの味を子ども達に伝えていこうと毎年この時期にふれあいの集いと題した交流会を開いています。
米やそば粉は地元で採れたものを使っています。
区民50人ほどが公民会に集まり、出来立ての料理を味わいました。
南福地社協では「高齢者の生きがいにもなり、孫の世代にとっては地域の事を知る機会にもなっている。世代を超えた交流を大切にしていきたい」と話していました。
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美篶小 昔の道具を体験
伊那市の美篶小学校の子供たちは、昔の人々の暮らしや仕事を、30日体験しました。
外では熱した鉄をハンマーで打つ鍛冶やトウモロコシの実を手動の機械で取り分け、家畜の餌を作る体験などが行われました。
美篶小学校では毎年開校記念日の12月1日に美篶小資料館にある道具を体験学習に役立てようと資料館運営委員会がこの体験教室を行っています。
今年は、12月1日が土曜日の為、30日に行われました。
体育館では縄ないや竹細工の体験も行われました。
縄ないではお年寄りから「力を入れこすり合わせるようにすると縄がなえます」等とアドバイスを受けていました。
美篶小資料館運営委員会では、「体験を通して地域の歴史を知る事で郷土愛に繋がればうれしい」と話していました。
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10月有効求人倍率1.73倍
10月の上伊那の月間有効求人倍率は、前の月より0.13ポイント上回る1.78倍でした。
ハローワーク伊那によりますと管内の10月の有効求人数は4,478人、求職者数は2,514人で、求人倍率は1.78倍でした。
求人倍率が1.7倍台になったのは今年2月以来8か月ぶりです。
雇用情勢についてハローワーク伊那では「堅調に推移している」として前の月の判断を据え置いています。
また、来春卒業予定の新規高卒者の就職を希望する410人の10月末の内定率は86.3パーセントでした。
9月末と比べ22.7ポイント、前の年の同じ月と比べて1.9ポイント上回っています。
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県内ケーブルテレビ10局 共同宣言
長野県内ケーブルテレビ局10社が4K放送サービスと安全安心なインターネットなどの提供を掲げる共同宣言を30日発表しました。
12月1日から高画質の4K衛星放送が始まるのを前に県内ケーブルテレビ局10社が共同宣言を発表しサービスの向上を掲げました。
参加するケーブルテレビ局10社では、訪問サポートを今まで以上に充実させ、より質の高いネットワークサービスの提供と専用のSTBをつけるだけで視聴可能な4K放送の提供に力を入れていきます。
会見でテレビ松本ケーブルビジョンの佐藤浩市社長は「これまでにない高画質の4K放送の魅力を伝え若者のテレビ離れを食い止めたい」と話しました。
また、グーライトの丸山康照社長は「4K放送の開始を絶好のチャンスと捉え、ケーブルテレビで見る利便性を県民に丁寧に伝えるとともに番組制作での連携を深めていきたい」と意気込みを語りました。
ケーブルテレビ局10社は来月上旬から新聞広告や折り込みチラシ、テレビコマーシャルを展開していく予定です。 -
倒木で村道4時間通行止め
30日南箕輪村神子柴の村道で倒木があり、現場付近は午前6時から4時間以上にわたり通行止めとなりました。
倒木が発生したのは、南箕輪村神子柴の村道7号です。
倒れたのは直径50センチのマツで枯れた事が原因だとみられ、この林は私有林だという事です。
午前7時30分頃から撤去作業が始まり午前10時30分に通行止めは解除されました。
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上伊那医療生協 30年の節目祝う
上伊那医療生協の創立30周年の記念祝賀会が29日箕輪町の伊那プリンスホテルで開かれ、関係者が節目を祝いました。
祝賀会には職員や箕輪町、県の関係者など200人が出席しました。
上伊那医療生協は1988年に設立し、2年後に箕輪町木下に診療所を開所しました。
2006年には、診療所があった場所に上伊那生協病院を開院しました。
医療生協は組合員の出資により運営資金を賄っていて、現在は病院や宅老所、グループホーム等24の施設を運営し、組合員数は2万4千人となっています。
医療生協の小林伸陽理事長は「多くの人の支えがありこの、医療と介護のネットワークの骨格を作る事ができました。
今後も地域の皆さんの声を聞き、住みやすい地域を実現できるようこれからも頑張っていきたいです」と話していました。 -
園児がオーナメントづくり
都会からのモニターツアー「いなたびスクール」で伊那市を訪れる人たちがクリスマスツリーの飾りつけに使うオーナメントを30日伊那市長谷の長谷保育園の園児が作りました。
30日は木材で作ったオーナメントが用意され園児らがシールは
貼ったり絵を描いたりしました。
モニターツアー「いなたびスクール」は地元住民と都市部の住民の交流を図ろうと長野県と伊那市が企画したものです。
ツアーは来月15日と16日に行われ全国から15人が訪れます。
伊那市長谷の南アルプスむら長谷にあるモミの木に園児が作ったオーナメントを飾りつけイルミネーションを点灯してドローンで撮影するほかジビエ料理を楽しみます。
伊那市では「地域の魅力を都会の人たちに発信する機会にしていきたい。」と話していました。 -
伊那市のスポーツ施設を視察
東ティモールオリンピック委員会の会長らが28日事前合宿の候補地としている伊那市のスポーツ施設を視察しました。
この日はオリンピック委員会のフランシス・カルブアディ・ライ会長らが伊那市を訪れ元東ティモール特命全権大使の北原巌男さんの案内でますみヶ丘のクロスカントリーコースなどを視察しました。
北原さんは「自然豊かで選手がトレーニングをする場所として
最適です。」と説明していました。
ライ会長は「私がここに住んでいれば毎朝走りたくなるすばらしいコースだ」と話していました。
この日はほかに市民体育館や陸上競技場なども視察しました。
東ティモールは伊那市を2020年東京オリンピック・パラリンピックの合宿候補地としていて市では選ばれることを期待しているとしています。
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新ナンバープレート交付
箕輪町は、原付バイクなどのオリジナルナンバープレートの交付を、29日から開始しました。
新しいデザインは、もみじのイラストがプレート全体に描かれたものです。
白色が50cc以下の原付バイクなど、緑色がトラクターなどの農業機械となっています。
午前8時30分の交付開始時刻になると、新しいナンバープレートを希望する人が手続きをしていました。
1番に交付を受けたのは、箕輪町木下の春日弘行さん、節子さん夫妻です。
自宅の原付バイク2台とトラクターやコンバインの農業機械2台分を受け取りました。
オリジナルナンバープレートは、町の魅力を広く発信し愛着を深めてもらおうと導入されました。
枚数は、白色が200枚、緑色が100枚となっていて、交付費用は無料です。
箕輪町役場総合窓口で交付しています。 -
油流出想定 ダムで訓練
伊那谷・木曽谷の12の発電所と高遠ダムを管理する県企業局南信発電管理事務所は29日、高遠ダムで防災訓練を行いました。
訓練では、大規模な地震によってダム周辺の施設から油が流れ出たとの想定で行われました。
職員は、下流に油が流出しないよう布の中に吸着率の高い活性炭が入ったオイルフェンスを張りました。
訓練は、地震や災害の発生で水質事故が起きた時に迅速に対応できるよう毎年行われています。
南信発電管理事務所や上伊那地域振興局の職員などおよそ30人が参加しました。
南信発電管理事務所では「万が一の時には住民に被害が出ないよう対応したい」としています。 -
伊那異業種交流研究会 シンポジウム
伊那商工会議所の異業種交流研究会が主催する伊那に進出してきた企業などから将来展望を聞くシンポジウムが、28日 伊那商工会館で開かれました。
Nシンポジウムでは、伊那市の林 俊宏副市長や、伊那商工会議所の川上健夫会頭のほか、他地域から伊那に進出してきた企業や、地元で活躍する事業所など7社が、パネルディスカッションを行いました。
伊那市に来てからのメリット・デメリットについて、でん粉麺製造のマロニーは、「物流は良いが、人が動くための交通面は利便性が悪い。」
長持ちするパンを製造しているパネックスは、「外国人労働者を雇用しているが、今後さらに増えることが予想されるため生活しやすい場所を提供する必要がある」などと話していました。
林副市長は、県外に進学し伊那に戻ってくる学生は2~3割だという数字を紹介し、「地元企業を知ってもらい卒業後帰ってきてもらえる取り組みをさらに進めたい」と話していました。
パリコレクションなどで、メイキャップアーティストとして活躍する南箕輪村の美容業・シュールの網野 裕美さんは、「東京では埋もれてしまったかもしれない夢が、地域だからこそ挑戦し続けることができた」と話していました。
このシンポジウムは、伊那異業種交流研究会が、初めて開いたもので一般に公開されました。
シンポジウムは、12月22日からご覧のチャンネルで放送する予定です。
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障害者就労センター 年賀状印刷始まる
上伊那の障害者就労施設の利用者が描いたイラストが入った来年の年賀状の印刷の受付が始まっています。
こちらが来年の干支「亥」のイラストが入った年賀状です。
11種類あります。
6施設の20人が描いたイラストが色とりどりにデザインされています。
年賀状の制作は、上伊那の障害者社会就労センターで働く利用者の工賃アップを目指して、平成20年から始まりました。
上伊那の10施設が参加していて受付を取りまとめ、印刷業務を普段から受けている 輪っこはうす・コスモスの家で、印刷しています。
代金ははがき代を除き、50枚までは1枚50円、51枚からは40円です。
あいさつ文も変更できるほか、プラス10円であて名印刷もしてくれます。
去年は6,000枚の注文があり、今年は1万枚を目指しています。
29日現在ですでに900枚ほどの発注があり、申し込み締め切りは来月19日となっています。また、喪中はがきも受け付けています。
〔お問い合わせ〕輪っこはうす・コスモスの家 電話0265-76-3390 -
白鳥箕輪町長 2期目の初登庁
任期満了に伴う箕輪町長選挙で、無投票で2期目の当選を果たした白鳥政徳町長が、29日初登庁しました。
午前8時30分、白鳥政徳町長が初登庁しました。役場玄関には、職員が列を作り、花束を受け取った白鳥町長を出迎えました。
2期目の就任式で白鳥町長は、「最も力を入れたい人口減少対策は終わりなき挑戦になるが、若者、学生、子育て世代にUIターンしてもらえるよう施策を進めたい。
目立つ政策をすれば町民の生活が良くなるというわけではないが、さすが箕輪町といわれる政策を入れないと存在感がなくなってしまう。初心を忘れず、歩みを止めることなく全力で町政運営をさせていただきたい」とあいさつしました。
白鳥町長は、任期満了に伴い今月13日に告示された箕輪町長選挙で無投票で再選を果たしました。
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在職20年で表彰
伊那市区選出の向山公人県議会議員と上伊那郡区選出の小林伸陽県議会議員ら5人は、県議会から在職20年の表彰を29日に受けました。
29日開会した11月県会の本会議中に表彰されました。
自民党の向山県議は、当選回数5回の76歳。
共産党の小林県議は、当選回数5回の75歳です。
代表して向山県議が謝辞を述べました。
表彰は、県議会議員表彰規定に基づくもので、在職20年表彰は、5人が対象となりました。 -
高遠町歴史博物館館長に有賀さん
伊那市教育員会が公募していた高遠町歴史博物館の新しい館長に伊那市出身で南箕輪村在住の有賀克明さんが来月から就任します。
有賀さんは伊那市手良出身で昭和23年生まれの70歳です。
名古屋市立大学人文社会学部教授や人文社会学部長を務めました。
有賀さんは「市民が作る歴史博物館が必要だ。歴史が見え、その時代の自分がそこに見える場所にしていきたい」と話していました。
就任式は12月1日に行われることになっています。
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車いすなどを寄贈
信越郵便局長協会に所属する伊那市内13の郵便局でつくる上伊那東部会は、伊那市社会福祉協議会に車椅子などの介護用品を21日、寄贈しました。
21日は、会を代表して4つの郵便局長が訪れ伊那市社会福祉協議会の伊藤隆会長に目録を手渡しました。
寄贈したのは、車いす2台と歩行器2台、リハビリ用の道具1台です。
車椅子は乗り降りが楽に出来る最新式のものだということです。
高遠郵便局の高橋晴彦局長は、「有効に使っていただきたい」と話していました。
伊那市社会福祉協議会の伊藤会長は「高齢者福祉施設で活用させていただきたい」と感謝していました。
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土砂流出のハウス 片づけ作業
10月の台風24号で土砂流出の被害を受けた伊那市荒井内の萱の夏秋イチゴの生産ハウスで呼びかけにより集まったボランティアが土砂の片づけを28日行いました。
28日は、市内から20人と地元荒井区から13人の合わせて33人がボランティアスタッフとして参加しました。
土砂の片づけの作業が終わるまで人手が必要という要請を受け、伊那市社会福祉協議会がボランティアを募集しました。
ハウスを所有するのはイチゴ農家の室岡良昭さんです。
室岡さんのハウスは、10月1日未明に県内を通過した台風24号で近くの沢から土砂が流れ込み9棟のうち2棟が全壊、3棟が半壊しました。
室岡さんはこれまで作業を毎日行っていますがハウス内には未だご覧の様に土砂が堆積したままとなっています。
ボランティアの参加者たちは、スコップで土砂をすくって一輪車に積み運んでいました。
室岡さんは再建に向け「来年3月の定植前までには作業を終わらせたい」と話していました。
伊那市社会福祉協議会では、12月2日にも作業を行う計画で30日までボランティアスタッフを募集しています。
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ルビコンのコンデンサが火星へ
伊那市西箕輪のルビコン株式会社が開発した小型のコンデンサが火星の地震を調査するアメリカ航空宇宙局NASAの地震計に採用されました。
火星の地震を調査する地震計に使われているものと同じ型で
PMLーCAPと呼ばれているコンデンサです。
従来のものと比べてサイズは10分の1ほどに小型化されているほか高温にも耐えられるように作られています。
ルビコンによりますと2013年にアメリカで開かれたシンポジウムで紹介しその性能の高さから採用されたということです。
NASAの無人探査機に8種類32個が搭載され今年5月5日に
地球を出発し今月26日に火星に到着しました。
ルビコンのコンデンサは火星の地震を調査する地震計に使われ火星の内部の構造解明に役立てられるということです。
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障害者スポーツ大会 出場を報告
10月に福井県で開かれた全国障害者スポーツ大会で、伊那市の武田美穂さんが水泳の2種目で優勝しました。
19日は、武田さんの他、大会に出場した萩村勲さんと斧研つね子さんの3人が市役所を訪れました。
手に障害のある武田さんは、女子水泳自由形25メートルの競技で18秒75の大会新記録を出した他、25メートルバタフライでも優勝しました。
陸上競技50メートル走に出場した萩村さんは、自己ベストを更新して4位入賞しました。
斧研さんは、フライングディスク競技に出場し7位でした。
3人は、「障害者スポーツの周知のきっかけなればうれしい」と話していました。 -
伊那出身 化学の権威 向山さん死去
伊那市手良出身で、有機合成化学の世界的権威・向山光昭さんが、17日肺炎のため亡くなりました。91歳でした。
伊那市手良中坪出身の向山さんは、昭和2年生まれで、昭和23年に東京工業大学を卒業、昭和38年には東京工業大学の教授になりました。
有機合成化学の研究に取り組み、昭和48年には向山アルドール反応と呼ばれる化学反応を発見し、新しい医薬品や農薬の合成に活用されました。
平成9年には文化勲章を受章しました。
平成5年には手良公民館の文化講演会で話をしました。
講演を聞いた当時の手良小学校の卒業生が学校に建てた石碑が今も残っています。
石碑には文化講演会で向山さんが話した「素直さと・明るさと・情熱を」の文字が刻まれています。
手良野口在住で、元藤沢薬品(現アステラス製薬)社員の矢澤久豊さん81歳は、研究員時代に向山さんから指導を受けたということです。
矢澤さんは「紙に書くだけでなく実際に手を動かして、失敗したものはそのままにせず、しっかり解析すること、そんなことを教わった。とてもおもしろい分野なので、向山さんの遺志を継ぐ若い研究者が育ってくれればうれしい」と話していました。
向山さんの葬儀は近親者のみで行ったということです。 -
「亥」ポスター原画寄贈
伊那市境の漫画家、橋爪まんぷさんは、来年の干支「亥」をモチーフにした防犯ポスターの原画を27日、伊那市駅前交番に寄贈しました。
この日は、橋爪さんがアルプス中央信用金庫本店を訪れ、伊那市駅前交番にポスターの原画を贈りました。
来年の干支「亥」をモチーフにしたイラストが描かれていて、年末年始に合わせて防犯を呼び掛ける内容です。
橋爪さんは平成19年から毎年、この時期に合わせて防犯ポスターを寄贈していて、今回で干支12種類全てが揃いました。
また、アルプス中央信用金庫は、防犯活動に協力しようと平成27年から原画を複写して伊那警察署に届けています。
伊那警察署の駒村公孝署長は「心温まるポスターは地域の防犯に大きく貢献している。今後も安心安全の輪が広がっていってほしい」と話していました。
今回寄贈された原画は、12月から、いなっせに展示されます。
また、これまでに贈られた12枚のポスターは、12月3日からあるしん本店ロビーに展示されます。
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インバウンド誘客セミナー
10月1日に広域的な観光づくりを推進するために設立された一般社団法人長野伊那谷観光局は、重点事業の1つ「インバウンド誘客」に向けたセミナーを今日、伊那市のいなっせで開きました。
セミナーでは、マーケティングリサーチを行う東京都の株式会社アンド・ディの石田ゆき子さんが、外国人旅行客の現状やインバウンドの可能性について話をしました。
石田さんは「東京や大阪を訪れた海外からの旅行客は地方へ期待する人が多い。元々ある観光資源を活かして旅行客の期待にどう応えられるかが今後重要になってくる」と話していました。
石田さんによりますと、上伊那に宿泊した外国人の数は、2015年は延べ16,462人で、2014年に比べて17.3%増えているということです。
セミナーは、上伊那地域への観光客を増やすために共通の認識を持ってもらおうと開かれたもので、35人が参加しました。
セミナーは、12月中にあと2回開かれる予定です。 -
パステル画・手工芸展
伊那市のパステル画教室「楽画喜の会」の作品展と、箕輪町松島の小嶋若奈さん・優季さん親子の手工芸作品が並ぶ展示会が、南箕輪村の喫茶店で開かれています。
会場には、楽画喜の会のパステル画と、小嶋若奈さんのガラス工芸、娘の優季さんの石けんアートの作品が並んでいます。
パステル画教室「楽画喜の会」には上伊那と諏訪地域から12人の会員がいて、月に1回作品づくりに励んでいます。
会では「描く楽しさや喜びが伝わると嬉しい」と話していました。
小嶋若奈さんは、複数枚のガラスを重ね、電気炉で溶かしてつくる「ガラスフュージング」の作品を展示しています。
小嶋さんは「ガラス作品のまろやかさや美しさを感じてもらいたい」と話していました。
娘の優季さんは、石けんを溶かして型に流し込んでつくる「石けんアート」の作品を展示しています。
優季さんは「いろいろな形になる石けんアートの可能性を感じてもらいたい」と話していました。
この展示会は、30日(金)まで、南箕輪村のコーヒー&ギャラリーなごみの樹で開かれています。 -
メディア・旅行会社とコラボツアー
伊那市と、メディア・旅行会社がタイアップした移住体験ツアーが、27日に伊那市内で行われ、参加者が長谷中学校でラー油づくりを体験しました。
ツアーには、東京都を中心に関東地方から20人が参加しました。
参加者が長谷中の生徒と一緒に地元産の内藤とうがらしを使ったラー油づくりを体験しました。
今回企画されたのは、人と触れ合い、実際に体験する「移住体験型ツアー」です。
テレビ東京の旅番組「旅スルおつかれ様・ハーフタイムツアーズ」で10月に伊那市を紹介し、その番組を見て興味を持った人たちが、旅行会社クラブツーリズムの「伊那市移住体験ツアー」に参加するものです。
26日から2泊3日の予定で訪れていて、長谷中の他にも自動運転バスの乗車や、古民家再生住宅の見学など様々な体験をします。
参加者は「実際に体験することで楽しさや大変さがわかるのでとてもおもしろい」「とても人が温かい。山や川もとてもきれい」と話していました。
ツアーは伊那市が、地方創世プロジェクトを進めるテレビ東京やクラブツーリズムに依頼して実現したものです。
伊那市秘書広報課の池上政史さんは「メディアと連携することで名前を知ってもらい、旅行会社と連携することで一定の固定客に来てもらうことができる。まずは知ってもらうところからで、最終的には移住・定住につながることを期待している」と話していました。
伊那市では、今後も旅行会社とタイアップした体験型のツアーを企画して、「観光ブランディング」や「移住促進」を図っていきたいとしています。 -
来月2日『ドド御祭』に向け合同練習
3年ごとに1度、全国各地の太鼓グループが一堂に集まる祭り「ニッポンドド御祭」が、12月2日に伊那文化会館で開かれます。
23日は祭りに向けた合同練習が、伊那市西春近のまつり工房で行われました。
この日は、県内外から祭りに参加するおよそ200人が集まり、祭り当日、参加者全員で披露する「ええじゃないか」という曲を練習しました。
ニッポンドド御祭は、3年ごとに1度、全国各地の太鼓グループが一堂に集まり開かれる太鼓の祭典です。
西春近を拠点に太鼓の指導などを行う、まつり工房のメンバーが中心になって始めた祭りで、3年前の伊那での祭りにはおよそ500人の太鼓の打ち手が集まりました。
合同で10曲ほどを演奏する予定で、練習は東京や茨城でも行われたということです。
まつり工房代表の北原永さんは「本番一発で合わせる難しさはあるけれど、迫力のある太鼓をみなさんに楽しんでいただければうれしいです」と話していました。
ニッポンドド御祭は、12月2日に伊那文化会館で開かれます。
入場料は前売券が3,000円、当日券が3,500円となっています。
【問い合わせ】 まつり工房 78-6662 -
高遠町総合支所庁舎 仮移転
老朽化や耐震性に課題があるとして伊那市高遠町の高遠総合支所庁舎が、高遠町保健センターに26日から仮移転しました。
先週から職員が移転作業を行い、今日から保健センターでの業務となりました。
保健センターで行われていた健診については、高遠町文化センターと総合福祉センターやますそで実施するとしています。
26日から移転したことを知らずに庁舎を訪れる人の姿もありました。
総合支所庁舎は昭和41年に建設されました。
建設から50年以上が経過し耐震性が不足しています。
今年7月には地域協議会の委員や区長会などでつくる高遠町総合支所あり方研究委員会が発足し、建設に関する調査・研究も行われています。
庁舎の建設に向けた組織、進め方などについては改めて伊那市と協議を行う計画です。
当面の間、保健センターでの業務を行うことになっていて伊那市では「これからも変わらない市民サービスを行っていきたい」としています。
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バスの車内に不審物 対応訓練
バスの車内に不審物が見つかったという想定の訓練が伊那市の伊那バスターミナルで26日、行われ、対応の手順を確認しました。
訓練には伊那警察署や県警本部機動隊、伊那バス株式会社の職員およそ40人が参加しました。
訓練はバスの車内に不審物が見つかったという想定で行われました。
高速バスが伊那バスターミナルに到着すると、乗客が不審物があると運転手に伝えました。
運転手は座席下に不審物があることを確認し会社に連絡していました。
その後、警察が現場に人が近づけないよう規制をし、車内の不審物をカメラで撮影しました。
長野県警本部機動隊が到着すると処理作業を行う専用の服を着た隊員が不審物をX線で撮影し中身を確認しました。
爆発物だということがわかり慎重に専用の機器を使って運搬車に取り付けられた筒に入れていました。
訓練は、不審物の発見時の初動対応の確認と対応能力の向上を図ろうと行われたものです。
県警本部機動隊では、「不審物を発見した際は、すみやかに通報し乗客や付近にいる人の安全確保に務めて欲しい」と話していました。
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西春近北小 砂防施設見学
川や水の役割を学んでいる伊那市の西春近北小学校の5年生は、その授業の一環で前沢川砂防施設を26日見学しました。
26日は西春近北小の5年生26人が前沢川砂防施設を訪れ、伊那建設事務所の職員から話を聞きました。
前沢川砂防施設は、平成18年7月豪雨で中央道に土石流が流れ込み通行止めになったことから建設されました。
職員は砂防堰堤の模型を見せながら施設の役割を説明しました。
職員は、「砂防堰堤は土石流から下流の人たちを守ってくれますが、予測よりも大きい土石流が発生するかもしれません。大雨などで様子がおかしいと思ったときはすぐに避難をして下さい」と話していました。
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高遠保育園 複合型施設へ
来年4月から新しい場所に移転する伊那市高遠町の高遠保育園の現在の建物について、伊那市は、子育て支援を軸とした複合型施設として活用する計画を26日示しました。
これは、26日開かれた伊那市議会全員協議会で報告されたものです。
高遠保育園は、来年4月の開園を目指し現在移転新築工事が行われています。
それに伴い、現在の保育園を一部改修し、子育て支援を軸とした複合型施設とする計画です。
施設は、「高遠子育て支援センター」「高遠小学童クラブ」「高齢者サロン」の3つの機能を設けます。
子育て支援センターは、今の美篶子育て支援センターの施設が老朽化していることから、機能を移転させるものです。
これに伴い、美篶子育て支援センターは来年7月に閉所となります。
また、子どもと高齢者サロンの利用者が触れ合える交流スペースを設けます。
今の園庭は駐車場として利用し、施設の開設は来年7月の予定です。
伊那市では、市議会12月定例会に設計委託費240万円を補正予算案として計上しています。