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井月初の句集「まし水」解説
井上井月顕彰会の竹入弘元副会長は、井月が編集した最初の諸家俳句集「まし水」について説明をしました。
11日は伊那市内で顕彰会の理事会が開かれ理事会の前に竹入副会長が説明をしました
諸家俳句集は、井月自身の句は最後の一句のみで、他は弟子や知人などの句を集めたものです。
井月の初の句集はこれまで、江戸時代後期の1863年に出された「越後獅子」だとされてきました。
竹入さんによりますと「まし水」はそれよりも1年早い1862年に出された最初の句集だという事です。
作品数は173句と他の句集の半分ほどで手始めに作ったのではないかと話していました。
「まし水」については、9月に発刊された新編・漂泊の俳人井月全集に掲載されています。
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手話と共生する社会を 聴覚障害者大会
第24回長野県聴覚障害者大会が、南箕輪村民センターで11日に開かれ、手話言語による会話や発信がどこでもできる共生社会を目指す、とした大会宣言が採択されました。
大会では宣言の他、市町村の手話言語条例制定の実現や、聴覚障害者の防災対策の構築、就労・雇用の拡充など、8つの大会決議案が示され、採択されました。
また、長年に渡り聴覚障害者の福祉向上に寄与したとして、今年4月に亡くなった、伊那市西箕輪の城取定幸(さだゆき)が表彰され、妻の香(かおる)さんが表彰状を受け取りました。
城取さんは、上伊那聴覚障害者協会の会長を務めたほか、高校生に手話を教えるなどの活動を通じて普及活動を進めました。
香さんは「いつも出かけては活動していた。受賞はとてもうれしいです」と話していました。
大会には、県内各地の手話サークルや手話通訳ボランティアなど、およそ180人が出席しました。 -
観客を魅了 伊那フィル定期演奏会
伊那フィルハーモニー交響楽団の第31回定期演奏会が11日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。
伊那フィルハーモニー交響楽団は、市内を中心におよそ60人で活動していて、毎年この時期に定期演奏会を開いています。
今年は、チャイコフスキーの代表作のひとつ、交響曲第6番「悲愴」を演奏し、訪れた人たちを魅了していました。 -
伊那製バルブ ミッション完了
国際宇宙ステーションの実験試料を乗せた小型カプセルが11日無事に地球に到着しました。
この小型カプセルには伊那市で作られたバルブが使われていて、関係者がカプセルの帰還を見守りました。
午前6時、カプセルの姿勢制御を行う為のバルブを製造した伊那市高遠町に工場がある伸和コントロールズの社員と家族10人ほどが上ノ原工業団地に集まりました。
集まった社員は小型カプセルを撮影しようとカメラを準備したり、スマートフォンで情報を確認していました。
カプセルは午前6時40分頃に日本上空を通過し、伊那からは南西の方角に見える予定です。
JAXAは国際宇宙ステーションへ無人物資補給器「こうのとり7号」を9月に打ち上げました。
伸和コントロールズのバルブは、その中の小型カプセルに使われ、地球に帰還する際の姿勢制御などを行います。
カプセルには国際宇宙ステーションの実験試料が乗せられ、日本が独自に回収するのは今回が初めてとなります。
予定時刻の午前6時40分を過ぎました。
残念ながらカプセルを見つける事ができず、伊那からは帰還の様子を観察する事はできませんでした。
JAXAは小型カプセルはきょう午前6時38分に大気圏に再突入し、南鳥島近海に着水したと発表しました。
伸和コントロールズでは、この成果を地元の人にも知ってもらおうと来月JAXAの職員を伊那市に招き講演会を開く予定です。
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西春近新そば&きのこ祭り
伊那市のそばイベント5週連続ぶっとおしそば三昧の最後となる西春近新そば&きのこ祭りが11日伊那スキーリゾートきのこ王国で行われました。
会場には家族連れなどが訪れ打ちたてのそばを味わっていました。
このイベントは信州そば発祥の地伊那をPRしようと先月から5週連続で企画されました。
初回の行者そば祭りは台風の影響で中止となりましたが、その後は毎週イベントが行われ今回がその最後のとなります。
春近そばの会会員が、西春近産のそば粉で打ちたてのそばを1杯500円で提供しました。
会場では昼時になると、伊那商工会議所女性会が信州そば切り音頭を披露し、イベントを盛り上げていました。
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総合展で伊那西ガレット販売
伊那市の伊那西地区総合展が10日に伊那西小学校で開かれ、地元産の食材を使った伊那西ガレットが販売されました。
伊那西地区で採れたブロッコリーやほうれん草、きのこ、カブ、リンゴ、ブルーベリーなどの食材を使い80食分のガレットが作られました。
地元有志でつくる「伊那西地区を盛り上げる会Wassai和彩西(わっさい)」が特産品を使ったガレットとして販売したものです。
総合展での販売は今年で2年目で、昼時には予約をした地域住民が次々と買い求めていました。
総合展は地区の文化祭と伊那西小学校の学習発表会を兼ねて昭和59年から毎年この時期に開かれていて今年で35回目になります。
各教室では、総合学習や授業で取り組んだ子供たちの作品が展示されました。
体育館では生け花や手芸、陶芸など地域住民の作品が並びました。
このほか、地元の有志による木工教室が開かれ、子ども達が木の人形作りに挑戦していました。
伊那西地区では「年に1回住民同士が集まる事で地域の繋がりを大切にしていきたい」と話していました。
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JA上伊那まつりでおにぎりバトル
農産物の収穫に感謝するJA上伊那まつりが10日と11日の2日間伊那市のJA上伊那本所で行われ、10日は上伊那産の具材を使ったおにぎりを食べ比べる「おにぎりバトル」が行われました。
おにぎりバトルでは、たたいた梅と味噌を塗った「うめみそおにぎり」、スイートコーンとひき肉のそぼろを包んだ「コーンそぼろおにぎり」、塩だれを絡めた豚肉を混ぜ込んだ「豚肉とネギの塩ダレチャーハン風おにぎり」の3種類が提供されました。
考案したのは伊那市出身のタレント成美さんと、JA上伊那きのこ・果実大使の北澤ユウジさん、JA上伊那生活部会です。
上伊那産の食材を使ったオリジナル料理の食べ比べは今年で4回目になります。
限定100セットが無料で提供され、訪れた人たちが食べ比べていました。
食べ終わると、気に入ったものに投票していました。
投票の結果成美さんのコーンそぼろおにぎりが一番多くの票を集めました。
JA上伊那まつりは11日までで、11日も農産物品評会やきのこ狩り体験のほか、大宝投げなどが行われます。 -
健幸(けんこう)ウォーキング
森林浴を楽しみながら南箕輪村の大芝高原を歩くイベント「健幸(けんこう)ウォーキング」が今日行われました。
伊那市を中心に約80人が参加し、大芝高原のセラピーロードを歩きました。
健幸ウォーキングは、女性の声を地域に活かしていこうと去年6月に発足した伊那商工会議所女子会プロジェクトが初めて開いたものです。
講師は1988年のソウルオリンピック20キロ競歩に出場した豊丘村の酒井浩文さんが務めました。
酒井さんは「背筋を伸ばし、背中全体を使うイメージで腕をふりましょう」とアドバイスしていました。
女子会プロジェクトでは、健康的な働き方を企業に取り入れてもらうための「健康経営」を推進していて、このイベントもその一環です。
プロジェクトでは「働く世代に限らず、健康づくりの楽しさを多くの人に知ってもらいたい」と話していました。
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県縦5連覇へ 結団式
17日、18日に開かれる第67回長野県縦断駅伝競走大会に向け、5連覇への期待がかかる上伊那チームの結団式が9日伊那市役所で行われました。
9日は選手や陸上関係者などおよそ50人が参加し、カツどんを食べて士気を高めました。
長野県縦断駅伝は、長野市から飯田市までの22区間216.9キロをタスキでつなぎます。
去年上伊那チームは、11時間52分52秒で4連覇し、37回目の総合優勝を果たしています。
注目選手の一人は今年9月から主将となり、チームを引っ張る駒ヶ根市の高梨良介選手です。
大会に向けて調子を上げているということです。
また、今年の諏訪湖マラソンや信州駒ヶ根ハーフマラソンなどで優勝している中川村の桃澤大祐選手、全国中学校陸上競技大会3000m種目で7位入賞した箕輪中学校の山川拓馬選手も注目選手です。
第67回長野県縦断駅伝競走大会は17日と18日に開かれます。
伊那市の中継点は山寺の長野ダイハツ販売伊那店前で、18日の午前10時30分頃に先頭の選手が通過予定です。
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春近神社で七五三詣
伊那市東春近の春近神社で10日、七五三詣が行われました。
10日は晴れ着を身にまとった子どもとその家族が神社を訪れ、子どもたちの健やかな成長を願っていました。
春近神社では毎年11月15日に近い土日に七五三詣を行っています。
子どもたちは、玉串を供え、手を合わせていました。
花畑樹彦宮司は「めでたい春が近づく神社で、子どもたちの幸せをお祈りしました」と話してました。
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酒井氏 県議選立候補を正式表明
伊那市東春近の市区選出の県議会議員酒井茂さんは来年春の県議選に立候補することを9日正式に表明しました。
現在1期目の酒井さんは伊那市内で記者会見を開き「後援会からの要請を受け2期目を目指して出馬することを決意しました。」と述べました。
酒井さんは「地方議会で課題になっていることは議会が首長の提案に対する追認機関になっていること。議会の役割はチェックアンドバランスであり本来の議会機能を果たすことを大切に議会活動を行っていきたい。」と話していました。
取り組むこととして9年後のリニア開通に向けリニア駅と上伊那を結ぶ国道153号などの幹線道路網を整備し福祉、医療の向上や産業振興に活用したいとしています。
また防災力の向上として三峰川上流の「戸草ダム」建設のほか
河川整備、治水、砂防、治山などのハード整備や災害に強い森林づくりに取り組むとしています。
ほかには県庁から遠い南信地域の声を県政に反映し南北格差の是正を図るとしています。
酒井さんは現在65歳。
定数2の伊那市区選出で現在1期目です。
平成27年に無投票で初当選し党派は自民党県議団です。
昭和50年に伊那市職員に採用され助役などを経て平成19年から副市長を務めました。
県議会では現在環境産業観光委員会副委員長を務めています。
県議選伊那市区にはこれまでに現職5期目の向山公人さんが
立候補を表明しています。
共産党上伊那地区委員会では「立候補を表明した現職2人が自民党ということもあり候補擁立を検討していきたい。」としています。
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「信州こころん」で新そば祭り
伊那市東春近の県指定就労継続支援施設「信州こころん」の新そば祭りが9日と10日の2日間行われています。
会場では伊那市高遠町で収穫したそばの実を使ったそばが振舞われています。
信州こころんは県指定の障害者就労支援施設でそば店を営業しています。
新そば祭りは地域の人たちとの交流の場として毎年開いていて打ち立てのそばのほか利用者が育てた野菜やきのこ汁を提供しています。
バイキング形式となっていてそばと合わせて1,000円です。
祭りは10日も行われ営業時間は午前10時から午後2時半までとなっています。 -
ウズラの餌代に 切り絵作品販売
伊那市の伊那中学校の特別支援学級の生徒達は、学校で飼育しているウズラの餌代などを捻出する為に、自作した切り絵の封筒や便箋を伊那市のいなっせ北側にあるコミュニティーカフェ・セジュールで販売しています。
9日は、商品を販売しているセジュールで生徒達が切り絵を披露しました。
セジュールでは現在、生徒達の作品展が開かれていて実演はその一環で行われました。
これは、生徒達が飼育しているウズラをモチーフにした切り絵の封筒です。
インターネットの動画投稿サイトを視聴した事をきっかけに6月からウズラの飼育を始めました。
今は4羽を育てていて、餌を与えたり砂遊び用の砂を交換するなど、平日はもちろん休日も登校し世話をしています。
餌代や砂代は月に4千円かかる為、生徒達は授業で学んだ切り絵で商品を作り販売する事にしました。 -
恩徳寺 大銀杏見ごろ
南箕輪村沢尻の恩徳寺で、村の天然記念物に指定されている大銀杏が見頃を迎えています。
恩徳寺の境内には、樹齢およそ360年の大イチョウがあり、現在見頃となっています。
幹の太さは3.5メートル、高さは20メートルで、昭和54年に村の天然記念物に指定されました。
恩徳寺によりますと、見頃はあと1週間ほどだということです。
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炭で松くい虫対策
炭を撒いて土壌改良を行いマツに抵抗力をつけることで松くい虫被害を防ごうという取り組みが南箕輪村神子柴で行われています。
9日は南箕輪村の神子柴区共有財産組合が管理している林で炭を撒く作業が行われました。
組合員はマツのまわりの落ち葉を取り除き炭を撒いていきました。
これによりマツに抵抗力がつき病気になりにくくなるということです。
炭を撒いたマツには目印としてピンクのヒモが取り付けられました。
付近では松くい虫被害が確認されていて伐採する樹木には黄色のヒモが取り付けられています。
取組は5年目で、これまでに炭を撒いたマツおよそ40本のうち松くい虫被害が確認されたのは2本だということです。
南箕輪村では、完全に防ぐ事はできないが他の場所と比べ発生のリスクは低くなっているとみて、今後もその効果について検証を進めていくとしています。
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伊那友の会 衣服講習
伊那友の会主催の家事家計講習会がきょう開かれ、衣服をテーマにした講演が行われました。
講習会では、宮田村の三浦牧子さんが、実践している服のリメイク術を紹介しました。
三浦さんは、着物のリメイク教室に通っている友人に誘われたことがきっかけで服を作るようになったということです。
現在はワンピースや羽織ものなどを作り、余った生地でバッグも作ります。
三浦さんは「裁縫の大切さをこれからも伝えていきたい」と話していました。
伊那友の会は、「よい家庭からよい社会を」をモットーに、衣食住や家計などについて学ぼうと平成元年に設立されました。
現在、上伊那の20代から90代までの48人が会員となっています。
13日(火)には、南箕輪村民センターで、同じ内容の講習会が開かれます。
当日はテキスト代350円で誰でも受けられます。 -
市民後見人養成講座開講
認知症高齢者や障害者の権利や財産を守る市民後見人を養成するための講座が、1日から始まりました。
講座は、12月までの全6回開かれ、制度や法律について学びます。
今年度は、高齢者福祉施設などに勤める3人が参加しました。
講座修了者のうち希望者は、伊那市社協の業務を手伝い支援員として1年間勤務します。
その後、後見人となるには、裁判所の選任を受ける必要があります。
参加者は、「独居の高齢者が多く、今後制度を必要とする人が多くなると思い参加した」などと話していました。
平成26年度から始まった養成講座はこれまでおよそ30人が修了していて、6人が市民後見人として活動しています。
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あるしん本店駐車場有料化
伊那市荒井のアルプス中央信用金庫は、利用客の利便性向上を目的に本店駐車場のリニューアル工事を行い、8日から一部有料となります。
これまで時間に関係なく無料で開放されていましたが、8日から入口にゲートが設けられ、時間によって料金がかかるシステムになりました。
最初の15分は無料で、窓口を利用した人は無料になります。
それ以外の人は、1時間につき100円で、平日の午後3時から翌日午前8時までは最大300円です。
土日・祝日は、午前8時から午後3時までと午後3時から翌日午前8時まではそれぞれ最大300円かかります。
アルプス中央信用金庫では「これからもサービスの向上に努め、利用されるお客様の利便性向上を目指していきたい」としています。 -
駒工生マイコンカー全国出場
駒ヶ根市の駒ヶ根工業高校ロボット研究製作部の3年生2人は、来年1月に開かれるマイコンカーラリーの全国大会に出場します。
全国大会に出場するのは、駒ヶ根工業高校3年の小池寿晏さんと、牧田敏明さんの2人です。
11月3日と4日に長野市で開かれた北信越大会で、小池君が優勝、牧田くんが準優勝しました。
マイコンカーラリーは、ロボットの先端に取り付けたセンサーが、コース上に書かれた白い線を読み取って進みます。
北信越大会では、1周52.9メートルのコースをどれだけ速く走れるかを競いました。
北信越大会では、小池さんが12秒20で優勝、牧田さんが12秒28で準優勝し、全国大会への出場を決めました。
駒工ロボット研究製作部が全国大会に出場するのは5年ぶり3回目です。
現在10人の部員が活動していて、部品の加工からプログラミングまで全て自分たちで行っているということです。
2人が出場するマイコンカーラリーの全国大会は、来年1月12日と13日に東京都で開かれます。 -
長谷中給食自給率向上へ
伊那市の長谷中学校は、学校給食での長谷産農産物の活用率の向上について考える検討会を、10月26日に開きました。
26日は、長谷中学校で学校関係者や農家、国から派遣された地産地消コーディネーターなどあわせて23人が出席し会議が開かれました。
昨年度、長谷中の給食で使われた長谷産の食材は全体の7%で、学校では50%を目標としています。
平成27年度までは地元農家で作る「麦わら帽子の会」が食材を提供していましたが、高齢化により解散し、年々長谷産活用が少なくなっています。
出席者からは、「安定して食材を提供していくのは責任が重く、農家への負担が大きい」「鳥獣被害の少ない学校の周りに給食用の畑を作ったらどうか」といった意見が出されていました。
農林水産省では、学校給食への地場産物の安定的な供給体制の整備支援として地産地消コーディネーターの派遣を行っていて、長谷中学校は今年度その事業に採択されています。
検討会は今年度中にあと2回開かれ、改善策をまとめることにしています。
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富県小学校で全校児童が焼き芋楽しむ
伊那市の富県小学校で8日、全校児童が焼き芋をして楽しみました。
学校内にある畑ではたき火が行われ、子どもたちがアルミホイルに包んだサツマイモを熾きに投げ入れました。
富県小学校では毎年、全学年がそれぞれサツマイモを栽培していて、全校児童で焼き芋を楽しんでいます。
1時間ほど経つと、芋が焼きあがります。子どもたちは、ホイルから芋を取り出していました。
体育館に集まり、全員で給食です。
出されたトン汁に入っているダイコン・ニンジンなどの野菜はすべて富県小学校の子どもたちが育てたものです。自宅から持ってきたおにぎりとともに、焼き芋やトン汁を味わいました。
子どもたちは、学年を超えた縦割り班で、給食を楽しんでいました。
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介護予防自主グループ交流発表会
健康づくり・介護予防を進めるために自主的に活動するグループの交流発表会が、8日伊那市のいなっせで開かれました。
発表会では、市内で活動する介護予防自主グループ8教室といきいきサポーター伊那・高遠のメンバーが体操を発表しました。
伊那市が養成している介護予防推進員のいきいきサポーターが、各地の自主グループをサポートして健康体操を行っています。
この発表会は、その交流の場にしようといきいきサポーターが企画して去年から始まり、今回で2回目です。
自主グループは、ボールを使った体操など趣向を凝らした体操を披露していました。
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春富中マーチング関東大会へ
伊那市の春富中学校の吹奏楽部は、10日に埼玉県で開かれるマーチングバンド関東大会に初出場します。
吹奏楽部は、1年生から3年生合わせて57人が所属しています。
春富中学校では2015年からマーチングに取り組んでいます。
9月に佐久市で開かれた日本マーチングバンド協会が主催する県大会で最高賞となる金賞を受賞し、初めての関東大会出場を決めました。
大会は、縦横30メートルのフィールドの中で6分30秒以内にフォーメーションを組んで動きながら演奏します。
3年生にとっては最後の大会ということで、上位を目指したいと意気込んでいます。
春富中学校が出場するマーチングバンド関東大会は、10日に埼玉県のさいたまスーパーアリーナで開かれることになっています。
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町長選事前審査1派のみ
任期満了に伴い13日告示、18日投開票の箕輪町長選の立候補届出書類の事前審査が7日、役場で行われ現職の1派のみが出席しました。
事前審査には、これまでに出馬を表明している1派が審査を受けました。
現在、箕輪町長選への立候補を表明しているのは、無所属・現職1期目・福与の白鳥政徳さん64歳のみです。
2期目を目指す白鳥さんは、2014年の町長選挙に初めて立候補し新人同士の一騎打ちを制して初当選しました。
告示まで一週間をきりましたが白鳥さんの他に表立った動きはなく、無投票の公算が大きくなっています。
箕輪町長選は、13日告示、18日投開票の日程で行われます。
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秋の叙勲 北原康弘さん
2018年秋の叙勲。
消防団員として長年地域の防災に携わり、消防功労で瑞宝単光章を受章した伊那市高遠町山室の北原康弘さん(65)の喜びの声です。
受章した今の気持ちは・・・
「長く消防をやっていて、こういう章を受けるとは思わなかった」
伊那市高遠町山室の北原康弘さん65歳。
20歳の時に消防団に入団し、56歳までの36年間、地域防災のために尽力しました。
実際の火事現場での体験について・・・
「山火事や人家の火事がまわりにあった。水をかけても消えないということで、無線を使いながら指示を出した覚えがある」
退団までの2年間は、三義分団長として指揮をとり、団員の安全確保に力を注ぎました。
心掛けてきたこと・・・
「事故を起こさないように、徹底した指導を先頭に立ってやった覚えがある」
これからを担う若い人達には「自分の地域は自分たちで守る」という精神を引き継いでもらいたいと話します。
後輩団員に伝えたいこと・・・
「(団員それぞれが)機関を動かせるよう訓練し、安全な街づくりを重点に活動してほしい」 -
立冬 10月中旬並みの陽気
7日は立冬です。暦の上では冬となりましたが7日の伊那地域の最高気温は20度近くまであがり、10月中旬並みの陽気となりました。
7日の伊那地域の最高気温は午後2時23分に10月中旬並みの19.5度となりました。
伊那市の春日公園では暖かな陽気に誘われて親子連れなどが遊具で遊んだり、紅葉狩りをするなどして楽しんでいました。
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ねんきん月間 園児の絵画作品展
11月のねんきん月間に合わせて、伊那市山寺の伊那年金事務所では、近くの竜北保育園の年長園児が将来の夢をテーマに描いた絵の作品展示が行われています。
7日は竜北保育園の年長園児19人が伊那年金事務所を訪れ、藤野佐登美所長と一緒に絵を鑑賞しました。
作品展は、11月の年金月間に合わせて、地域の人たちに年金に関心を持ってもらい事務所を身近に感じてもらおうと伊那年金事務所が初めて開いたものです。
将来の夢をテーマに描いたものでおもちゃ屋さんやお花屋さんなど思い思いの絵が並びました。
日本年金機構では11月をねんきん月間と位置付けていて、11月30日は「年金の日」となっています。
伊那年金事務所ではこの機会に「ねんきんネット」を活用し、自身の年金記録や年金見込み額を確認し今後の生活設計について考えてもらいたいとしています。
竜北保育園の園児の作品展は30日まで伊那市山寺の伊那年金事務所で開かれています。
ねんきんネットの利用登録に必要なアクセスキーの発行も同じく伊那年金事務所の窓口で受け付けています。
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秋の叙勲 西村和美さん
現在南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会救助隊名誉隊長を務め、警察協力功労で瑞宝単光章を受章した伊那市長谷溝口の西村和美さんの喜びの声です。
「関係各位、県警や救助隊員の皆さんのおかげで私が代表して頂いたものだと思う」と話す、伊那市長谷溝口の西村和美さん73歳。
昭和39年、19歳で南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会の救助隊に入隊し、平成5年から23年間、救助隊長を務めました。
「常に訓練の日々だった。自分の身は自分で守る事。山はその時その時で気候も違うし条件も違う。常に神経をはって二重遭難のないようにするのが一番だと思っている」と話します。
54年間の活動の中では遭難者を背負って下山する事も何度となくありました。
「救助しようとした人が亡くなっていて、ザイルをはって引きあげた。途中で穴を掘って遺体を隠して次の日の朝、また登って行って下げてきたという苦い経験がある」という。
現在名誉隊長の西村さんは「山を安易な気持ちで登る人がいる。自分に似合った山、体力に合った山を選ぶ、そして決して無理をしない、引き返す勇気を持つというのが大事だ」と近年の中高年を中心とした登山ブームに警鐘を鳴らします。
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秋の叙勲 征矢 鑑さん
2018年秋の叙勲。高校教諭などとして長年教育に関わった教育功労で瑞宝小綬章を受章した南箕輪村塩ノ井の征矢 鑑さんの喜びの声です。
「思いがけないことで、本当にはじめは驚きましたけれど、長いことやってきたことが次の世代に繋がっていけるのかなと思い綬章をお受けすることにしました。」
征矢さんは、社会科の教員として、県内各地で教鞭をとり、阿智高校で教頭に、飯田風越高校の校長には、国際教養科が新設されたときに就任しました。
生徒たちとのかかわりの中から学ぶことも多かったと話します。
「昭和50年代に定時制で勤めていた時は、経済的に恵まれない、家庭に恵まれない、そういう子どもたちが非常に多かったんですね。かえって私が教えられるというようなことがありました。」
定年退職後は、南箕輪村の教育長を8年間務めました。
「学校に行っては、職員の中に病人が出ないかどうか、あるいは子どもたちの中に困った状態になっている子どもはいないかどうか、そういうことに意を砕いたつもりでいます。教育に大切なことは、温かみのある心豊かな子どもたちが育つ環境を保障してやるということではないだろうかと思っています。」
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指導者らの力作並ぶ 書晋展
上伊那の書道の指導者らでつくる書晋会の「第23回書晋展」が、伊那市のかんてんぱぱホールで6日から始まりました。
上伊那の書道教室の指導者らが、毎年作品展を開いていて、会場には書のほか、篆刻、刻字、硯など、会員12人の作品およそ80点が並んでいます。
小林二葉さんの作品は、長野市にある樹齢1200年の桜を見て詠んだ句を書にしたためたものです。
表具師をしている元木真静さんの作品は、銀箔を貼った屏風を丸めて作品に仕上げたものです。
書晋会では「様々な手法の作品が並んでいるので楽しんでもらいたい」と話していました。
第23回書晋展は、12日(月)まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています