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小学生が図書館の仕事体験
箕輪町では小学生が図書館職員の仕事を1日に体験しました。
町内の小学6年生3人が体験しました。
受け付けカウンターでは、返却された本の整理や貸し出しを体験しました。
返却された本は、背表紙につけられた番号順に棚に戻します。
町図書館では、本に親しんでもらおうと、毎年、希望のあった小学生を対象に職員の仕事を体験してもらっています。
箕輪町図書館では、夏休みに合わせて、夜の館内を探検し、怪談話を聞くイベントを8日に行う予定で現在申し込みを受けつけています。
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金森さん IHでの健闘誓う
三重県で開かれる全国高校総合体育大会「インターハイ」の陸上競技に出場する、伊那北高校3年の金森佑奈(かなもりゆうな)さんは30日、南箕輪村役場を訪れ大会での健闘を誓いました。
この日は金森さんが役場を訪れ、原茂樹副村長と清水閣也教育長にインターハイ出場を報告しました。
金森さんは、400メートルハードルで県大会ではベストタイムの1分2秒15で優勝し、その後、北信越大会では4位に入りインターハイ出場を決めました。
小学4年生のときからクラブ活動で陸上を始め、ハードル競技に挑戦し始めたのは高校1年の冬だということです。
金森さんは「インターハイではベストタイムを出して、少しでも上のレースに出られるよう頑張りたいです」と話していました。
原副村長は「結果を期待しています。良い報告に来てください」と激励していました。
インターハイ陸上競技は8月2日に三重県で開幕し、400メートルハードルの予選は3日に行われることになっています。 -
園児がひまわり迷路楽しむ
西箕輪南部保育園の園児は31日、およそ1万本のひまわりでつくられた迷路を楽しみました。
ひまわりの迷路は、保育園近くのおよそ12アールの遊休荒廃地を活用してつくられました。
この日は、西箕輪南部保育園の年少から年長までおよそ50人が迷路を楽しみました。
子どもたちは、自分の背丈よりも大きいひまわりの間につくられた通路をすり抜けて、ゴールを目指していました。
中には通路ではないところをかき分けて行ってしまう子どももいました。
迷路を体験した園児は「楽しかった」「葉っぱをかき分けて道をさがすところがおもしろかった」と話していました。
子どもたちに、土や植物と触れ合ってもらおうと、JA上伊那青壮年部西箕輪支部が毎年つくっているもので、今年で3年目になります。
5月末におよそ1万本分の種を撒き、7月中旬に通路を整備しました。
泉澤幸雄支部長は「楽しんでもらえて良かった。植物や土に触れて遊ぶきっかけにしてもらえたら嬉しい」と話していました。
ひまわりの迷路は、誰でも自由に体験することができるということです。 -
五輪「金」小平さん 母校凱旋
2月に韓国で開催された冬季オリンピックのスピードスケート500メートルで金メダル、1,000メートルで銀メダルを獲得した小平奈緒さんが31日、母校の伊那西高校を訪れ、メダル獲得を報告しました。
小平さんが姿を現すと、生徒やその保護者およそ400人が拍手で迎えました。
この日は、小平さんと、コーチの結城匡啓(ゆうきまさひろ)さんが伊那市の伊那西高校を訪れました。
小平さんは1986年生まれの32歳。茅野市出身で、高校時代は伊那西高校で過ごしました。
今年2月に開かれた平昌オリンピックのスピードスケート500メートルでは36秒94の大会記録で金メダル、1,000メートルでは銀メダルを獲得しました。
平昌オリンピックについて小平さんは「ようやく地元にメダルを持ってくることができた。これもお世話になった人たちのおかげだと思います」と話していました。
質疑応答では、生徒から小平さんに高校時代のことやつらいときどうやって乗り越えたかなど質問があがっていました。
高校時代の苦しいとき、どんな風に乗り越えたかという質問に対して小平さんは「2年生のときから一人暮らしをして生活や食事がうまくいかず、それと同時にスケートもなかなかうまくいかなかった。そんな時に学校に居場所があって友達がいてくれたから乗り越えることができた」と話していました。
小平さんの話を聞いた生徒は「小学生のときから応援していた小平さんの話を聞くことができ、勇気をもらえた」「高校時代苦しい時に同じように友達に救われたという話を聞いて、私たちと同じなんだな、と感じた」と話していました。
この日はこの他、伊那市から、市民に大きな感動を与えたとして表彰状が贈られました。 -
6月の有効求人倍率1.54倍
上伊那の6月の月間有効求人倍率は1.54倍で、5月を0.08ポイント上回りました。
月間有効求人数は4,166人、月間有効求職者数は2,702人で、6月の月間有効求人倍率は1.54倍でした。
今年1月以降、6か月ぶりに前の月を上回りました。
長野県は1.72倍、全国は1.62倍となっています。
新規求人数1,520人のうち、正社員が占める割合は41.8%で、県は40.6%となっています。
雇用情勢についてハローワーク伊那では、「堅調に推移している」として前の月の判断を据え置いています。
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7月で最多 猛暑日12日
31日の伊那地域の最高気温は午後2時53分に36.2度を記録し猛暑日となりました。
7月1か月間で猛暑日となったのは31日を含め12日でした。長野地方気象台によりますと、伊那地域の今月の猛暑日の日数は、1993年の統計開始以降7月としては最多となる12日でした。
上伊那広域消防本部によりますと、今日午後4時半現在、熱中症とみられる症状で2人が搬送されました。
伊那市の70代男性と南箕輪村の30代男性で、いずれも室内で具合が悪くなったということですが、軽症だということです。
6月1日からきのうまでに熱中症の症状で搬送されたのは85人で、去年の4倍以上になっているということです。
このうち23日に搬送された中川村の70代の女性は、搬送された駒ヶ根市内の病院で死亡が確認されたということです。
長野地方気象台では、今後1週間は30度を超える暑い日が続くと予想しています。
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農作業にアシストスーツ 試着
最先端技術を活用し、省力化や品質の向上を図るスマート農業を推進する伊那市は、アシストスーツのデモンストレーションを、30日に行いました。
30日は、伊那市長谷の道の駅南アルプスむら長谷でデモンストレーションが行われ、農家やJA上伊那の職員などおよそ50人が集まりました。
参加者は、米を使ってアシストスーツの着用前と着用後の違いを確かめていました。
装着型ロボット「HAL(r)腰タイプ作業支援用」は、茨城県のベンチャー企業サイバーダイン株式会社が開発したもので、農作業での腰への負担軽減を目的としています。
介護現場で開発されたものを農作業でも活用できるよう防水仕様にしたものです。
物流現場ではすでに取り入れている企業もあるということで、価格はレンタルのみで月額14万8千円(1台 12か月レンタルの場合)です。
スーツの効果を引き出すための専用パットを使い、確かめていました。
伊那市では、農地の管理システムや圃場センサーを活用した実証実験を今年度中に行う計画で、8月7日、8日に勉強会を開くとしています。
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第30回みのわ祭り
第30回みのわ祭りが29日に行われ、会場となった中心商店街で町民踊りが行われ賑わいました。
台風12号の影響で28日から1日延期し29日に開催されました。
町民踊りには12連およそ650人が参加し箕輪ワクワクソングと箕輪天竜音頭を1時間半に渡り踊りました。
みのわ祭りはこれまで2回の中止がありましたが、昭和62年の第1回から数えて今年は30回の節目となりました。
夜の花火大会では、みのわ天竜公園でみのわ手筒会による手筒花火が披露され今年の祭りを締めくくりました。
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フラッグフットボール全国大会
フラッグフットボールの全国小学生選抜大会が29日、南箕輪村の大芝高原屋内運動場で開かれました。
大会には北海道、南関東、東海、関西、九州から招かれた5チームと南箕輪村のチームが出場しました。
フラッグフットボールはアメリカンフットボールが起源のスポーツで、タックルの代わりに選手の腰につけた旗を取り合います。
相手のゴールゾーンまでボールを運ぶと点数が入ります。
地元からは村内の小学生7人でつくる南箕輪まっくんボールズが出場し、関西選抜の草津リトルパンサーズと対戦しました。
草津は全国大会での優勝経験もある強豪チームです。
試合は56対13で南箕輪が敗れました。
大会は、村が去年9月に日本フラッグフットボール協会と連携協定を結んだことから、村のPRや競技の普及を目的に初めて開かれたものです。
大会の結果、草津リトルパンサーズが優勝しました。
村では、競技の普及により交流人口の増加につなげていきたいとしています。
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伸和コントロールズ 納涼祭
伊那市高遠町に事業所がある伸和コントロールズ株式会社は、今年で22回目となる納涼祭を、27日に行いました。
納涼祭は、地域や家族への感謝の場として毎年この時期に行っているものです。
ステージでは、ハワイアン音楽などの演奏が行われた他、焼きそばや焼き肉、ソフトクリームなどの飲食物が無料で振る舞われました。
神奈川県に本社がある伸和コントロールズは、半導体、温度調整装置などを手掛けていて、高遠町の事業所にはおよそ150人が勤務しています。
伸和コントロールズでは、この機会に会社のことについて知ってもらい、地域とともに発展していきたいとしています。
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自動運転車両導入に6割賛成
国土交通省は,今年2月に伊那市長谷の道の駅南アルプスむら長谷を拠点とした自動運転サービスの実証実験のアンケート結果を公表しました。
自動運転を用いた公共交通を地域に導入することについて6割以上が賛成と回答しています。
30日、伊那市長谷の気の里ヘルスセンター栃の木で国土交通省や伊那市、地元交通機関などでつくる地域実験協議会の中で報告されたものです。
乗車モニターと近隣住民213人に対して自動運転車両の乗り心地や導入の賛否などについてアンケートを行い184人の回答がありました。
アンケートの結果、自動運転を用いた公共交通を地域に導入することについて6割以上が賛成と回答し地域への導入の期待が大きいとしています。
自動運転への期待として高齢者の移動支援、過疎地における公共交通機関の代替を挙げています。
一方懸念することとして交通事故の発生、サイバー攻撃、自動運転車両の暴走が挙げられています。
自動運転の実証実験は今年2月に、国土交通省が伊那市長谷の道の駅「南アルプス村長谷」を拠点に、行いました。
ハンドル操作や速度調整を自動で制御する実証実験には213人が乗車しました。
実証実験は、高齢化が進む中山間地域の物や人の流れを支援しようと国土交通省が全国13か所で行っていて中部地方では伊那市のみとなっています。
国土交通省では、昨年度実証実験を実施した13か所のうち5・6か所で長期の実証実験を行う計画です。
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中尾歌舞伎後援会設立
伊那市長谷に伝わる農村歌舞伎・中尾歌舞伎が継続的に活動できるよう応援するための後援会が、29日、発足しました。
後援会の設立総会には、前伊那市教育委員長の松田泰俊さんや、伊那商工会議所の川上健夫会頭などの発起人のほか、歌舞伎保存会、地元関係者などおよそ20人が出席して開かれました。
会の名称は、「信州伊那中尾歌舞伎後援会」に、会長は松田泰俊さん、副会長は、元長谷地域自治区長の中山晶計さんに決まりました。
後援会は、賛助会員を募るなどの資金的なバックアップや、保存会の活動の負担を軽減するための組織として活動していくということです。
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能独特の節回し謡を学ぶ
日本の伝統芸能、能を楽しむ講座が27日伊那市の防災コミュニティセンターで開かれ参加者が能独特の節回しの謡を体験しました。
謡は七五調の12文字を一文としていて舞に合わせ歌われます。
指導したのは伊那市西箕輪の能楽師観世流師範、中家美千代さんです。
中家さんは「謡は物語の背景や出演者の心情を語るもので江戸時代には能の舞台とは別に庶民にも親しまれていた」
と話していました。
伊那市では毎年「伊那能」が行われていて中家さんはその実行委員も務めています。
講座は能に親しんでもらおうと伊那市が開いたもので市民10人が集まりました。 -
中込区の小学生 防災訓練
南箕輪村中込区の小学生が、災害時に弱者となりやすい障がい者や高齢者の体験を学ぶ防災訓練が、28日に中込公民館で行われました。
防災訓練には、中込区の小学生15人とPTAや自主防災会、消防団などから20人が参加しました。
手足に重りをつけたり目や耳を覆うセットを身に付け、普段とは違う身体の感覚を体験しました。
ボールを投げたりゲームをしたりして、思うように動かせない難しさを学んでいました。
防災訓練は、災害時に備えて日ごろから配慮や手助けの必要性を理解してもらおうと中込区が行ったものです。
この後、公民館の外では車いすとけん引式の車いす補助装置JINRIKIを使って障害物のあるところを協力しながら通る体験も行われました。
中込区自主防災会では「社会には様々な人がいることを知ってもらい、災害時にみんなで協力して命が守れるようこれからも訓練を行いたい」と話していました。 -
台風12号 最接近
強い台風12号は、勢力を保ったまま28日の夜から29日の未明にかけて東海に上陸する恐れがあり、県内には今夜最接近する見込みです。
長野地方気象台によりますと、台風12号は28日の夜県内に最も接近する見込みで、南部では28日の夜から29日未明にかけて多い所で1時間に50ミリの非常に激しい雨が降る予想となっています。
29日午前6時までに降る雨の量は南部で200ミリと予想されていて、低い土地の浸水や河川の増水・氾濫に十分注意し、早めに備えるよう呼びかけています。
JR東海は、28日の午後7時から飯田線の天竜峡駅と辰野駅間で運転を見合わせるとしています。
気象庁HPの「降水短時間予報」のページでは、15時間先までの雨の予想を見ることができます。
気象台では「今は穏やかな天気でも急激に変わることがある。定期的に新しい情報を確認し、早めに備えることを心掛けてほしい」と話していました。 -
熱中症で60代男性搬送
28日の伊那地域の最高気温は、午後1時49分に30.3度と比較的過ごしやすい気温となりました。
上伊那広域消防本部によりますと、午後4時現在、熱中症の疑いで搬送された人は管内で1人となっています。
搬送されたのは箕輪町の60代の男性で、草取り作業をしていて気分が悪くなったということです。
男性は軽症だということです。
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出征兵士と家族の肖像展
伊那市高遠町歴史博物館は、8月15日の終戦記念日に合わせて、市民から寄せられた出征兵士と家族の写真展を開いています。
会場には、26の家族から寄せられた写真32点が展示されています。
こちらは、高遠町から特攻隊員として飛び立ち命を落とした北原吉男さんとその家族の写真です。
尋常高等小学校2年生、現在の中学2年生のころ、神風特攻隊に入隊しました。
北原さんの一つ下で、幼友達だった郷土史研究家の矢澤章一さん89歳です。
高遠町歴史博物館では、平成27年から戦争に関する写真を市民から募りデジタル化するアーカイブ作業を進めていて、展示会は今回で2回目です。
この出征兵士と家族の肖像展は8月19日まで、伊那市の高遠町歴史博物館で開かれています。
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豊南短大生がコンサート
音楽を取り入れた幼児教育について学んでいる信州豊南短期大学の学生が、28日、伊那市高遠町のまちの縁側・夢見草でコンサートを開きました。
コンサートを開いたのは、豊南短大の幼児教育学科ゼミの学生5人です。
学生たちは、音楽を取り入れた幼児教育について学んでいて、保育園での演奏活動などを行っています。
音楽を通して住民と交流するまちの縁側・夢見草を運営する原葉子さんが豊南短大の非常勤講師を務めていることが縁で今回コンサートが開かれました。
学生たちは、ウクレレやハンドベルを使って8曲を披露しました。
子どもたちも楽しめるよう手遊びなども取り入れていました。
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蓮華寺で寺子屋学園
伊那市高遠町の蓮華寺では、夏休み中の小学生がお寺で共同生活を体験する「寺子屋学園」が26日と27日の2日間行われました。
27日は、本堂で閉園式が行われ長谷川湛道住職から参加した児童53人に修了証が手渡されました。
寺子屋学園は、お寺での共同生活を通して友達との絆を深めてもらおうと毎年開かれています。
長谷川住職は「人にあった時は自分から挨拶するように心がけて下さい」と話していました。
閉園式の最後には「他人の為に励む」「がまん強くやりとげる」など寺子屋学園の六つの誓いを斉唱しました。
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高校の学びの在り方 地域と選択
県立高校の第2期高校再編に向け上伊那地域の高校の将来像を考える協議会が27日開かれ高校の学びの在り方について保護者や上伊那の教育関係者から出された意見が報告されました。
2回目の協議会が伊那市のいなっせで開かれ意見聴取の結果が報告されました。
意見聴取は6月から7月にかけて行われ、上伊那の高校の保護者や校長など32人から将来を見据えた高校の学びの在り方について意見を聞きました。
キャリア教育や地域の魅力の活用など地域と関わった教育が必要だとの意見が多く出されたという事です。
また、高校を選ぶときに将来像を描けるようなカリキュラムの情報提供や、入学してからより専門的な事が学べるコースの選択肢が必要だとの意見が出されたという事です。
委員からは「自分に合った高校を見つけられる仕組みが必要だ」「さらに多くの意見を聞き上伊那にあった理想の高校の配置について検討するべきだ」と言った意見が出されていました。
次回は9月に開かれ、第一期再編計画で統合した飯田OIDE長姫高校を視察する予定です。 -
台風12号 28日に最接近
強い台風12号は28日夕方からよるにかけ長野県に最接近する見込みです。
リンゴ農家では、台風に備え落下防止のネットをかけたり、枝が折れないよう固定する等対応に追われていました。
N箕輪町大出の髙橋章浩さんのリンゴ畑です。
2.3ヘクタールの畑には、極早生の夏あかりから晩生種のふじなどを育てています。
台風12号の接近に伴い8月上旬から出荷が始まる夏あかりには落下防止のネットがかけられています。
植えて3年目の木やこれから収穫を迎えるリンゴの木には、枝の先端が折れないよう妻の礼子さんと長男で小学3年生の輝翔君がビニール紐で固定していました。
長野地方気象台によりますと、台風12号は28日夕方から夜にかけ長野県に最接近する見込みです。
台風の接近に伴い28日の昼過ぎから雨は雷を伴い強くなり1時間に50ミリ以上降る見込みで最大瞬間風速は30メートルになるということです。
また、28日から29日の昼までの24時間に降る雨の量は多いところで100~150ミリと予想されています。 -
創造館で伊那地域の学校教育企画展
江戸時代から昭和までの伊那地域の学校教育についてまとめた企画展「学校のはじまり・はじめて博覧会」が、伊那市の創造館で開かれています。
この展示会は、今年が明治150年にあたることから、明治時代に作られた日本の学校の仕組みを振り返ろうと企画されました。
会場では明治時代に「学校」ができるまで、江戸時代の教育を担っていた藩校や寺子屋から紹介されています。
会場には寺子屋の様子が再現され、乾くと字が消える特殊な和紙に筆で字を書く体験コーナーもあります。
江戸時代の長野県には、1341の寺子屋があり、これは全国で一位でした。
その中でも上伊那は、寺子屋の師匠の数が多い地域で、どんな身分の人にも学問の道を開いた高遠の学が浸透した結果だといえるということです。
和服・洋服が入り混じった生徒たちにちょんまげ姿の先生が指導する明治時代の小学校の様子が描かれています。
昭和初めの教室も再現され、ノートの代わりに当時使っていた石盤や石筆で、実際に字を書いてみることができます。
大正・昭和のオルガンも設置されていて演奏も可能です。
この明治150年記念学校のはじまり・はじめて博覧会は、来年1月末まで、伊那市の創造館で開かれています。
観覧は無料です。
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みのわ祭り延期も 箕輪中生 出店の準備
28日に予定されていた箕輪町のみのわ祭りは台風12号が接近し降雨が予想されるため、29日に延期となりました。
それでも、出店を予定している箕輪中学校の生徒は直前の準備をおこなっていました。
箕輪中学校の校舎内です。
現在夏休み中のため静かですが、こちらの3年6組の教室では、生徒たちが作業を行っていました。
3年6組は、ゼリーやナタデココをクラッシュして入れたジュースの販売を計画しています。
店舗に飾り付ける装飾品づくりや材料の運び込みを行っていました。
箕輪中学校では去年から、3年生の有志のクラスがまつりに出店しています。
今年は3クラスが参加します。
箕輪中学校3年6組は箕輪町役場入り口交差点付近で出店予定です。
ジュースは400人分を用意しています。
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白山社天神祭で絵馬奉納
伊那市御園の子ども達は、願い事を書いた絵馬を15日白山社に奉納しました。
白山社の境内にある天満天神宮の祠の前では、児童やその保護者などおよそ50人が参加し、天神祭が行われました。
白山社と御園PTAでは、子ども達に地域の氏神様に興味をもってもらい、親しんでもらおうと初めて天神祭を行いました。
神職の伊藤光森さんは「天神様にお参りし、立派な大人に育って下さい」と話していました。
神事がおわると集まった子供たちは祠の周囲に張られた縄に絵馬をくくりつけました。
絵馬には「字が上手になりたい」「足が速くなりたい」などと書かれていました。
御園PTAは「今後も子供たちが地域の行事に少しでも関われるきっかけを作っていきたいです」と話していました。
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南ア林道沿いの外来植物駆除
南アルプスの高山植物や景観を保護するため、林道沿いに生えている外来植物の除去活動が、26日行われました。
除去活動には、市内外の小学生6人を含む、合わせて26人が参加しました。
林道沿いに生えているヒメジョオンやクスダマツメクサを探し根から抜いていました。
これは、伊那市や信州大学農学部などで作る南アルプス食害対策協議会が、5年前から行っているものです。
この日は、標高1960mの大平山荘から、標高1680mの歌宿までを下りながら作業をしました。
外来植物は、登山客の靴や工事車両などに種がついて運ばれ、林道沿いでも確認されるようになりました。
除去作業を継続していることで効果があり、目立たなくなってきているということです。
信州大学農学部では、どれくらいの標高まで、外来植物が侵入しているかどうかなども調査していくということです。
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進徳館 夏の学校始まる
江戸時代の高遠藩の藩校・進徳館で、夏休み中の子どもたちが自習や論語の素読に取り組む、進徳館・夏の学校が26日から始まりました。
進徳館は、江戸時代に高遠藩の学校として創設されたもので、建物は国指定の史跡となっています。
その建物の中で、子どもたちが夏休み中の午前中、学習を行っています。鈴を鳴らすと休憩も終わり学習の時間です。
今年で10年目となる進徳館夏の学校の特色は、論語を素読することです。
孔子など五聖像が奉られた部屋で、高遠公民館館長の原和男さんに合わせて子どもたちが素読を行います。
高遠藩の8歳から15歳くらいの子どもたちも、当時、漢字のみの教科書で素読を行っていたということです。
この体験は、高遠の歴史を子どもたちに感じてもらう場にもなっています。
今年は高遠小、高遠北小の1年生から6年生まで66人が参加しています。
この日から始まった夏の学校は31日までの4日間予定されています。
今年は10年目の節目ということで、子どもたちが好きな論語を選んで字を書いた灯ろうを作る予定です。
最終日は、夕方にその灯ろうに明かりをともして楽しむということです。
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弥生高 総文祭マップ配布
伊那市の伊那弥生ケ丘高校の1年生は、8月8日から始まる信州総文祭・郷土芸能部門大会で伊那市を訪れた人たちに配布する「伊那谷紹介マップ」を作りました。
こちらが完成したマップです。
この日は、1年生で総文祭当日は会場案内などで大会に関わる平井捺都美さんと宮﨑琉那さんが駒瀬隆校長にマップの完成を報告しました。
伊那市では、8月8日から伊那文化会館を会場に、文化系クラブの全国大会・信州総文祭の郷土芸能部門大会が開かれることになっています。
1年生244人は、地元の菓子店や温泉施設、飲食店などに聞き取りを行いマップを作りました。
総文祭開催期間中は全国から1万人以上の来場が見込まれています。
マップは3,000部作られ、来月の総文祭の会場で生徒たちが配布することになっています。
また28日に行われる飯田線リレー号の運行に合わせて駒ヶ根駅でも配布するということです。 -
園児がスイートコーンの皮むき
南箕輪村の中部保育園の年中・年長の園児は今日、村内で穫れたスイートコーンの皮むきに挑戦しました。
この日は園児89人がリズム室に集まり、南箕輪村営農センターからプレゼントされたスイートコーンの皮むきに挑戦しました。
営農センターでは地産地消の推進を目的に、10年以上前から毎年村内の全保育園に村の農産物をプレゼントしています。
スイートコーンは農事組合法人まっくん野菜家が栽培したもので、村内6つの園におよそ500本を贈りました。
営農センターでは「村の野菜を食べて地元には美味しいものがたくさんあることを知ってもらいたい」と話していました。
スイートコーンは茹でておやつの時間に味わったということです。
秋にはりんごが届けられるということです。
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熱中症の疑いで2人搬送
26日の伊那地域の最高気温は、午後3時11分に34.8度まで上がり、暑い一日となりました。
上伊那広域消防本部によりますと、午後5時現在、熱中症の疑いで搬送された人は管内で2人となっています。
伊那市の高校1年の女子生徒と駒ヶ根市の5か月の男の子が病院に搬送され手当てを受け、いずれも命に別状はないということです。 -
危険ブロック塀撤去費用補助へ
大阪府北部地震でブロック塀が倒壊し小学生が死亡した事故を受け、伊那市は住宅の危険ブロック塀の撤去費用を補助する計画です。
これは、公道に面している危険とされるブロック塀の撤去に対し補助を行うものです。
補助率や補助金額等については検討中で、9月の補正予算に必要額を計上する予定です。