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青野恭典写真展「秋景色~山から里から~」
青野恭典写真展「秋景色 山から里から」が7日から伊那市西春近のかんてんぱぱホールで始まりました。 青野さんは日本山岳写真協会副会長などを務めた写真家で去年78歳で亡くなりました。 会場には青野さんが撮影した高原や渓谷、湿原などの彩り豊かな秋の景色の写真46点が並べられています。 この写真展は12月18日まで開かれています。
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箕輪町の地域おこし協力隊 みのわ~れで交流イベント
箕輪町の地域おこし協力隊と地域住民が交流するイベントがイオン箕輪店内にある地域交流スペースみのわ~れで6日に開かれ参加者が折り紙を楽しみました。 箕輪町の3人の地域おこし協力隊員がみのわ~れと共同で初めて企画しました。 交流会には地域住民5人が訪れ、折り紙をして交流しました。 協力隊員が講師となり様々な色の折り紙を使って、小物入れやバラの花、リボンなどを作りました。 交流イベントは12月まで毎月第一水曜日の午後に開く事になっています。次回は10月4日にハロウィンにちなんだ料理をする予定です。
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市町村職員が防災気象情報学ぶ講習会
防災気象情報に関する知識を学び適切な避難勧告の発令につなげようと長野地方気象台と県は、市町村の防災担当者を対象にした講習会を伊那合同庁舎で6日に開きました。 講習会は冒頭のみ公開で行われ、内閣府が示している避難勧告に関するガイドラインのほか、気象台が発表する台風や土砂災害などに関する注意報や警報の基準などについて説明があったという事です。 講習会は、災害時に避難勧告を発令する市町村の職員に気象情報への理解を深めてもらい、より適切な住民避難につなげようと、長野地方気象台の呼びかけで初めて開かれました。 諏訪、木曽、上下伊那の23市町村の職員37人が参加しました。 この講習会は8日は松本合同庁舎で、11日は県庁で開かれる予定です。
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中央区交通安全協会 交通安全音頭披露
伊那市の中央区交通安全協会は、高齢者の事故防止につなげようと交通安全音頭を3日、披露しました。 JA上伊那本所で開かれた中央区の敬老会の中で、中央区交通安全協会のメンバー8人がステージで発表しました。 交通安全音頭は、歌手の都はるみさんの曲で、飲酒運転やスピード違反をしないなど注意を呼び掛ける歌詞となっています。 メンバーたちは、ステージに上りオリジナルの振りをつけて発表していました。 中央区交通安全協会の平邦彦(たいらくにひこ)会長は「夜間出歩く時は夜光反射材を身につけてください」などと呼び掛けていました。
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物流用ドローンの検証実験
自動運転による荷物を搭載したドローンの機体姿勢制御や遠隔監視・確認システムの検証実験が6日、伊那市長谷で行われました。 実験は、ドローンを活用した物流を進める国土交通省、研究、開発をしている東京大学とブルーイノベーション㈱、会場を提供している伊那市が行っています。 今回は、実験は今年3月に実施した実験に次ぐもので、今日は、ドローンポートと呼ばれる着陸地点を目印に自動で降りられるシステムの遠隔監視などの検証をしました。 道の駅南アルプス村長谷から離陸したドローンがおよそ400メートル離れた高齢者住宅に向け自動飛行しました。 今回は、道の駅内にある南アルプス長谷ビジターセンターに監視システムが設置され、監視員がドローンの様子を確認しました。 このシステムは、東京大学とブルーイノベーション㈱が共同開発したもので、風速や飛行状況、ドローンポートの状況が監視できます。 離陸からおよそ5分後、無事に高齢者住宅に着陸しました。 他に、ドローンポートに人が侵入した際に、機体が着陸しないように制御する実験も行われました。 ドローンポートに、センサーがついていて、Wi-Fiで機体に情報が通知される仕組みとなっています。 人が侵入している間は上空およそ40mでホバーリングし、人がいなくなると自動で降りてくるシステムとなっています。 物流用ドローンをつかった実験は11月にも長谷で行われることになっています。
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伊那美術会 大作並ぶ
伊那美術協会の会員作品「第93回伊那美術展」が伊那市の伊那文化会館で開かれています。 展示会は、上伊那の美術愛好家が集い、日本画・洋画・彫刻・工芸の4部門の作品を一同に発表する場として開かれています。 各賞を決める審査の結果、最高賞にあたる伊那美術協会賞には、伊那市高遠町の丸山勝己さんの作品「ブロッコリー」が選ばれました。 調和のとれた色彩表現が評価されたということです。
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箕輪ロータリークラブ フェンシング機器を町に寄贈
箕輪ロータリークラブは、青少年健全育成活動の支援としてフェンシングの大会で使う機器を5日、町に寄贈しました。 この日は、クラブのメンバー3人が役場を訪れ、白鳥政徳町長に目録を手渡しました。寄贈したのは、フェンシングの大会などで得点や判定を表示する機器です。 得点の増減などをリモコンで操作できるもので、競技運営に係る人員を減らすことができるということです。 藤澤久美子会長は「箕輪町出身で世界選手権で銀メダルを獲得した西藤俊哉さんに続く選手が育っていってくれればうれしい」と話していました。 白鳥町長は「フェンシングに力を入れている中、寄贈していただけるのはうれしい。選手の育成に努めていきたい」と話していました。 今回の寄贈には、地域の社会奉仕活動などに活用される、国際ロータリー財団の補助金が使われているということです。
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西箕輪小学校6年生 羽広菜かぶの種まき
伊那市の西箕輪小学校の6年生は、総合的な学習の一環で5日、学校近くの畑に羽広菜かぶの種をまきました。 この日は、6年すぎ組の児童32人が種をまきました。 これは、伊那市教育委員会が進める「暮らしの中の食」の一環で行われているものです。 4年生の時に、児童の祖父から羽広菜かぶの種をもらったことをきっかけに栽培を始め、今年で3年目です。 この日は、種を蒔く場所にメジャーをひき、20センチ間隔に2粒ずつ蒔いていきました。 去年は、収穫したカブを味噌で漬けて自分たちで味わった他、指導してくれた地域住民に振る舞ったり、参観日などで販売したということです。 すぎ組では今年、多くの人に羽広菜かぶについて知ってもらおうとパンフレット作りに取り組んでいます。 地元農家や信大農学部の教授にインタビューを行い、9月中を目途に完成させる予定です。 羽広菜かぶは、11月に収穫する予定です。
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南箕輪村 長寿者訪問はじまる
敬老の日を前に、88歳以上になる人を祝う南箕輪村の長寿者訪問が5日から始まりました。 この日は、唐木一直村長が南殿の山﨑清美さん宅を訪れ、祝い金を手渡しました。 山﨑さんは、昭和5年2月6日生まれの87歳で、次の誕生日で88歳を迎えます。 昭和35年から自営業で電子部品の製造を行ってきました。 昭和49年43歳の時に、村議会議員に初当選し、5期17年務めました。 そのうち7年は、議長を務めたということです。 現在は、毎朝早起きをしてウォーキングとラジオ体操を行い、帰ってくるとハーモニカを吹くのが日課です。 ハーモニカ歴は10年以上で、童謡を中心に数多くの曲を吹いているということです。 今年3月31日現在、村内の88歳以上の高齢者は409人で、このうち100歳以上は15人となっています。 最高齢は、102歳の女性だということです。 南箕輪村の長寿者訪問は13日まで行われ、361人を訪問する予定です。
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ネパール農業高校教諭 日本の農業高校視察
農業教育の強化を目指すネパールの農業高校の教諭らが5日、南箕輪村の上伊那農業高校を訪れ、授業の内容を見学しました。 上伊那農業高校を訪れたのは、ネパールのヒマラヤ山麓、標高2600メートルほどに位置するコバン農業高校の校長と担当教諭2人です。 2人は、上農高校生産環境科の1年生が、稲の水分量の測定をする様子を見学しました。 ネパール視察団の受け入れは、信大農学部が、国際協力機構「JICA」と上農高校と連携して去年から行っているものです。 ネパール国内の農業高校の教育の質の向上を目指して行っています。 授業では生徒たちが、育てている水田の圃場を訪れ、生育状況の違う稲を刈り取って教室に持ち帰りました。 教室では、稲の水分量を測定し、収穫適期かどうかを調べていました。 視察した教諭らは、信大の担当助教を通じて高校生に質問しながら授業を見学していました。 ネパール・コバン農業高校のティカ・ラム・シルマ校長は「取り入れることができるものは帰ってすぐにでも取り入れていきたい」と話していました。 信州大学農学部の根元和洋助教は「ここで吸収した技術や教育を、学校の先生や生徒達に伝えてもらいたい」と話していました。 ネパール・コバン農業高校の教諭らは、9日まで伊那市内に滞在して、グリーンファームや農場を見学する予定だということです
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地域支え合い拠点施設 伊那市荒井にオープン
お年寄りから小さい子どもを持つ母親まで、地域の様々な世代の人たちが寄り合うことができる施設が5日、伊那市荒井にオープンしました。 開所したのは、「助っ人ぜんさん伊那『あらい』」と名付けられた施設です。 地域の誰もが立ち寄ることができる「寄り合いの場」を目指して、空家になっていた古民家を活用してオープンしました。 この日は、立ち上げに向けて活動してきたメンバーや地域の人達が訪れて開所を祝いました。 東京都に本部を置く、一般社団法人「全国育児介護福祉協議会」では、お年寄りの活躍の場をつくることで、元気なお年寄りを増やし、地域を元気にしていこうと、今年から全国各地で拠点づくりに取り組んでいます。 伊那市荒井の荒井利恵さんが活動に賛同し、伊那市にも拠点を作ろうと立ち上げたもので、全国では2か所めの拠点施設となります。 荒井さんは「60、70、80代でも元気に働けるお年寄りがたくさんいる。そういう人達に地域のお年寄りの家に出向いてもらい、話をしてもらうだけでも違う。参加したお年寄りはやりがいを見つけることができるし、来てもらったお年寄りは喜びを感じることができる」と話していました。 誰もが立ち寄ることができ、介護予防活動や、お楽しみ会、食事会など様々なイベントに参加することができます。 活動に賛同する人、やりがいを求めている人は、家事手伝いなどのボランティアに参加することができます。 施設の運営費は地域で家事に困っている人の家を訪問し、有料で家事手伝いをすることで賄っていくということです。 訪れたある女性は「私ももうすぐ70代になる。ここで元気をもらって、その元気を誰かに与えてあげる―そんなことができる施設なのかな、と感じました」と話していました。 助っ人ぜんさん伊那「あらい」では、今後も様々な取り組みを行っていく計画で「困り事がある人、地域の寄り合いの場を求めている人、いろんな人に寄ってもらいたい」と話しています。
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老松場一号墳「前方後円墳の可能性高い」
伊那市東春近の老松場古墳群の一号墳は、5世紀前半頃につくられた前方後円墳であると関西大学の研究チームが3日発表しました。 前方後円墳の発見は上伊那では2例目となります。 3日は、調査を行った関西大学の米田文孝教授や研究室に所属するメンバーが調査結果の説明を現地で行いました。 測量調査の結果、古墳は前方後円墳である可能性が高いことがわかりました。 また、後円部分が前方部より高い事から、5世紀前半頃につくられたものだという事です。 米田教授は「これまで県内では3世紀末や、6世紀頃のものは発見されていたが、今回の発見は空白の5世紀前半を伺い知る事ができるもので、地域にとって大きな価値がある」と話していました。 関西大学と伊那市教育委員会は共同で今年度から3か年計画で老松場古墳群の調査を行っています。 来年度は、測量に加え、一号墳の構造や作られた時代などをさらに詳しく調べる計画です。
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南アルプスむら長谷の整備計画示す
伊那市が再整備を進める南アルプスむら長谷について、今年度から5年計画で実施する考えを、4日に示しました。 4日は、伊那市議会全員協議会が市役所で開かれ、整備の計画が示されました。 5年間の計画で進められ、今年度は大型バスが停められる駐車場を6,000万円かけて整備する考えです。 来年度以降は、マウンテンバイクの拠点整備や案内看板の設置、既存施設の工事を行います。 総事業費は、1億1,800万円を見込んでいます。 現状の課題として、クロワッサン以外に名物がないこと、マウンテンバイク事業との連携がとれていないことなどをあげていて、これらの解決に向けた既存店舗による新商品の開発、観光協会との連携強化などを施設の整備に合わせて進めていきます。 南アルプスむら長谷は、年間14万3,000人が訪れていて、整備完了後の平成33年には、1万7,000人増の16万人を目標にしています。 市では、今後実施を予定している自動運転サービスやドローン物流などにも対応できる整備を進めていきたいとしています。
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市議会 六道原工業団地用地取得 議案提出
伊那市議会9月定例会が、4日に開会し、美篶の六道原工業団地の用地取得に関する議案など26議案が提出されました。 今議会には、六道原工業団地の用地取得について、取得と造成にかかる費用1億3,600万円が特別会計に、下水道や道路整備などにかかる費用3,300万円が一般会計にそれぞれ補正予算案として計上されています。 取得を目指すのは、美篶六道原運動場に隣接するおよそ1万1,200平方メートルの土地です。 JA上伊那が肉牛の生産に使用していた民有地で、土地の価格は8,600万です。 この土地を取得した場合、市が保有する産業用地は7万5,000平方メートルとなります。 この件について、日本共産党伊那市議団は、「市には5万平方メートル以上の産業用地は保有しないとの基本方針があり、今回の事案は逸脱しているのではないか」との質問が出されています。 市は、「現在所有する用地が売れた場合、新たに取得するのに一定の期間がかかるため」と説明したのに対し、共産党議員からは「たらればの話ばかり。基本方針や基準に基づくべきだ」と意見が出されました。 用地取得に関する議案は、経済建設委員会に付託されました。 今議会には他に、南アルプスむら長谷の駐車場整備にかかる費用2,600万円を盛り込んだ補正予算案などが提出されました。 伊那市議会9月定例会は、13日から一般質問、19日から委員会審査が予定されていて、26日に委員長報告、採決が行われま
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信大農学部と2つの専門学校が覚書を締結
信州大学農学部と県内外の2つの専門学校は、連携実習に関する覚書を、4日に締結しました。 4日は調印式が農学部で行われ、藤田智之農学部長、岐阜県立森林文化アカデミーの川尻秀樹副学長、長野県林業大学校の山口勝也校長の3人が覚書を取り交わしました。 岐阜県美濃市にある森林文化アカデミーと、木曽町の県林業大学校は、交流に関する協定を平成27年に締結していて、今回は両校が信大農学部に覚書の締結を依頼したものです。 これにより、専門学校2校は信大農学部が持つ日本で数台しかない油圧式集材機を使った連携実習を行える他、信大農学部は両校の持つ異なる生態系の演習林で実習を行うことができるなど、相互にメリットがあるということです。 4日は、両校の学生27人が訪れ、早速農学部の演習林で実習を行ったということです。
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飯田線リレーの記念品が完成
信州ディスティネーションキャンペーンに合わせて9日に運行する観光列車「飯田線リレー号」に乗車する人に、地元企業が作った記念品のペットボトルフォルダーが贈られます。 ペットボトルフォルダーは、ポケットやストラップにかけることができます。 4日は、イベント列車内で観光案内をする人を対象とした観光アテンダント研修会が伊那市の伊那合同庁舎で開かれ、その中でお披露目されました。 伊那市富県で製品設計を行っている有限会社スワニーが200個作りました。 飯田線リレー号は、新宿発の特急「木曽あずさ号」に接続する臨時観光列車で、辰野駅から駒ヶ根駅までを運行します。 9日が最後となる飯田線リレー号では、仙丈ヶ岳や千畳敷にちなんで「1000のありがとう」をテーマに実施します。 取り組みとして、高校生たちが書いた手紙と記念品を入れて感謝の言葉を届ける他、伊那市駅と駒ヶ根駅でジャズの演奏などでもてなす計画です。 信州ディスティネーションキャンペーンはJR各社と県、市町村が連携した大型キャンペーンで、飯田線リレー号は、7月と8月の2回行われ、およそ240人が乗車しました。 上伊那地域振興局によりますと9日は、130人が乗車するということで「記憶に残るイベントとして幕を閉じたい」と話していました。
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5年ぶり 子供騎馬行列披露
伊那市高遠町の高遠北小学校の児童が2日に行われた高遠城下まつりで5年ぶりに子供騎馬行列を披露しました。 子供騎馬行列を披露したのは高遠北小学校の児童45人です。 1636年寛永13年に高遠藩主の保科正之が山形の最上城に移る際、荒町にある貴船神社に行列の祭具を寄進したことが始まりとされています。 荒町の住民でつくる貴船神社子供騎馬行列保存会の指導で練習してきた児童らは「これは里な」「良いや里な」と歌いながら練り歩いていました。 保存会によりますと子供騎馬行列は保科正之を偲ぶ行事として大正12年まで行われていましたが一時途絶えていたということです。 平成3年に復活し平成10年に伊那市無形民俗文化財に指定されています。
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各地で地震を想定した訓練
伊那市、箕輪町、南箕輪村で大規模な地震を想定した防災訓練が3日、行われました。 伊那市では、伊那中学校を主会場に行われました。 今年は、伊那中学校の生徒も一緒に訓練に加わり避難支援や救護などに参加しました。 訓練は、震度6弱の地震が発生した想定で行われ、午前9時に荒井・西町の地区の住民が中学校のグラウンドに避難し、避難状況を報告していました。 体育館では上伊那医師会による、けが人の処置の優先順位を判断するトリアージが行われました。 グラウンドでは、災害時に使用する車両や人命救助のための資材の展示が行われた他、体験コーナーも設けられました。 参加者は、訓練用の消火器を使って放水したり、火災時の煙を体験していました。 主会場となった伊那中学校には、およそ1,100人が集まり子どもたちや地区住民が防災に関する知識を深めていました。
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町内福祉施設が協力 利用者の移送訓練
箕輪町では東海地震が発生した想定で総合防災訓練が行われました。 箕輪町の特別養護老人ホームみのわ園では、利用者20人を町内の他の福祉施設に移送する訓練が初めて行われました。 移送には、みのわ園を含め訓練に参加した5施設の車両10台を使用しました。 職員が誘導しながら利用者を決められた車へと乗せていきました。 訓練には病人が発生したとの想定も盛り込まれ、救急隊が駆け付け対応をしていました。 利用者20人の搬送には、救急隊の対応時間も含め、およそ30分で終了しました。 箕輪町では今回の訓練を参考に、福祉施設の避難計画を検討していきたいとしています。
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伊那部常会 災害弱者避難誘導訓練
伊那市西町の伊那部常会は、障害者や高齢者などの災害弱者の避難誘導訓練を行いました。 こちらは、伊那市西町の弥生ケ丘高校近くにある、障害者のグループホームです。 朝7時、緊急地震速報がなると避難を開始しました。 7月に開設したこのグループホームには、利用者3人が住み、常駐の世話人が1人います。 組ごとに安否確認を行ったあと、近くの春日公園へと避難しました。 グループホームに住む有賀美里さんも地区住民とともに、春日公園まで歩きました。 春日公園には、伊那部常会の訓練参加者が集まり点呼が行われました。 伊那部常会では、高齢者・車いす生活者・グループホームの3つのケースに対応した訓練を今回行いました。
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キャリア教育フォーラム 小中学生が活動発表
子どもたちの活動を知りキャリア教育の推進について理解を深めようと第4回キャリア教育フォーラムが31日、箕輪町の地域交流センターで開かれました。 フォーラムでは、町内の小中学生が活動発表をしました。 箕輪南小学校の6年生は、学校伝統の太鼓について発表しました。 3年生の時に初めて発表をしてから、学年が上がるごとに太鼓に対する気持ちが変わってきたということです。 箕輪中学校の2年生は、職場体験で感じたことを発表しました。 「普段から積極的に自分からあいさつすることや、一緒に仕事をする仲間の大切さを学びました。」と話していました。 唐澤義雄教育長は「それぞれ活動内容は違うが思いが伝わってきた。他の学校の良いところや上級生の姿を見てこれからも勉強に励んでください。」と挨拶しました。 箕輪町では毎年中学2年生が職場体験学習を行っていて、今年度は95の事業所で受け入れがあったということです。
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明るい選挙啓発ポスターコンクール 県進出の3作品決まる
伊那市内の小中学生を対象にした明るい選挙啓発ポスターコンクールの審査が1日行われ、県の審査会に提出される3作品が決まりました。 小学校の部で最優秀賞に選ばれたのは、西春近北小6年の加賀爪美歩さんの作品です。 丁寧に仕上げられていると評価されました。 優秀賞には、同じく西春近北小6年の佐藤結帆さんの作品が選ばれました。 中学校の部で最優秀賞に選ばれたのは、高遠中3年の菅原由乃さんの作品です。 地図を反転させたアイデアが良いと評価されました。 紹介した3作品は、県の審査会に提出されます。 伊那市では、小学校の部に33点、中学校の部に8点の応募がありました。
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上古田保育園で運動会
箕輪町の上古田保育園で2日、親子運動会が開かれました。 運動会には、未満児から年長までの園児65人が参加しました。 16のプログラムが行われ、騎馬戦や玉入れなど、保護者や地域住民が参加する競技も多く企画されました。 年長園児は、リズムを披露していました。 井澤恵美子園長は「普段の外遊びが運動会に取り組む体力づくりにつながりました。精一杯頑張っている姿が見られました」と話していました。
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音楽家気分で「名器」のピアノを奏でよう
伊那市の伊那文化会館が所有する世界三大名器と呼ばれるピアノを地域の人たちに弾いてもらう催し「音楽家気分で世界のピアノを奏でよう」が2日、行われました。 2日は大ホールと小ホールにあるピアノが開放され、参加者が1時間ずつ演奏を体験していました。 このうち小ホールでは、オーストリアのベーゼンドルファー社のピアノが開放されました。 ベーゼンドルファーはピアノの世界三大名器の一つと言われています。 このピアノは「インペリアル」と呼ばれる最上級モデルで、通常より低音の鍵盤が多いのが特徴だということです。 来月にピアノコンクールを控え、大会の雰囲気を味わいたいと参加した伊那市の伊藤夏純さんもベーゼンドルファーの感触を楽しんでいました。 2日は申し込みのあった16人が演奏しました。 この催しは来週も行われますが、すでに定員に達しているということです。
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千両千両井月さんまつり 笹本さんが講演
第5回千両千両井月さんまつりが2日と3日の2日間、伊那市のいなっせを主会場に開かれています。 2日はシンポジウムが開かれ、県立歴史館館長の笹本正治さんが講演しました。 シンポジウムには笹本さんなど有識者5人が参加し、それぞれの分野から話をしました。 このうち笹本さんは、伊那の人が井月を受け入れた背景などについて次のように語りました。 井月さんまつりは江戸末期から明治初期にかけて伊那を放浪した俳人井上井月を知ってもらおうと実行委員会が開いていて、今年は井月が放浪した幕末の高遠にスポットが当てられました。 井月さんまつりは3日までで、明日は井月俳句大会のほか、詩人正津勉さんの講演会が予定されています。
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狼煙リレー 今年は北から南に繋ぐ
戦国時代に武田信玄が情報伝達手段として使っていたとされる狼煙を再現するリレーが、上下伊那の27か所で2日に行われました。 今年は伊那市手良がスタート地点になりました。 午前10時、八ッ手山の中腹で最初の狼煙があげられました。 煙を確認すると手良総合グラウンドで小学生2人が積み上げた杉の葉に火をつけました。 手良地区では、住民が集まり地域の歴史を学ぶ機会にしようと、高森町に事務局を置く武田信玄狼煙会に参加し今年で3年目になります。 狼煙リレーは、戦国時代に武田信玄が情報伝達手段として使っていたとされる狼煙を再現しようと、2008年から毎年行われています。 これまで南から北へリレーされていましたが、今年は初めて北から南へとリレーされました。 2日は上下伊那の14の市町村で行われたという事です。 会場では手良小学校の児童が太鼓の演奏をしイベントを盛り上げていました。
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高遠城下まつり 商店街賑わう
伊那市高遠町の高遠城下まつりが2日に行われステージ発表やイベントなどで商店街が賑わいました。 商店街に設けられた特設ステージでは、各種団体が郷土芸能を披露しました。 このうち、高遠小学校の舞踊クラブは、4月から練習してきた孤軍高遠城を披露しました。 歩行者天国となった商店街では、伊那市商工会のメンバーが餅をついて振る舞っていました。 高遠城下まつりは前身の絵島まつりから数えて今年で48回目となります。 おまつり広場には大勢の地域住民が集まり子どもたちの発表を見守っていました。
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伊那小学校PTAバザー 総合学習に関する出店並ぶ
伊那小学校恒例のPTAバザーが2日に行われ、子どもたちが総合学習に関する出店を出して地域の人たちと交流しました。 伊那小学校のPTAバザーは、家庭から持ち寄った日用品を市価より安く販売し学習環境の整備にあてようと毎年行われています。 総合学習の成果をみてもらい地域の人たちと交流を深める目的もあります。 体育館にはクラス毎の出店が並びました。 このうち4年正組は、4月からスイーツ作りに取り組んでいて、パウンドケーキを販売しました。 1個80円のケーキ244個が40分ほどで完売すると歓声が上がっていました。 1年生の時からヤギを飼っている3年謹組は、エサやり体験と、小物の販売を行いました。 バザーの売り上げは、体育館用のヒーターの購入や遊具の修繕など、学習環境の整備にあてています。 伊那小学校では、「手作りのバザーで活動の成果を広く知ってもらい、地域と学校の連携を深めていきたい」と話していました。
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保育園と消防団が合同で防災訓練
防災の日の1日南箕輪村の南原保育園で保育園と消防団合同の防災訓練が行われ地震発生から避難までの動きを確認しました。 訓練は地震が発生し園内から火が出たとの想定で行われました。 午前9時、警戒宣言が出されると園児たちは防災頭巾をかぶり揺れに備えていました。 10分後地震発生の放送が流れると机の下など安全な場所で姿勢を低くしていました。 数分後給食室から火が出たとの放送が流れると園児たちは順番を守りグラウンドに避難していました。 通報で駆けつけた消防団はプールの水を使って放水していました。 合同訓練は保育園と消防団の連携により子どもたちの安全を守ろうと初めて行われたものです。 今回は警戒宣言から避難までおしゃべりをする園児はほとんどいなかったということで南原保育園では「みんな真剣で、先生の話をきちんと聞いてくれました。いざというときに子どもたちを守れるよう備えておきたいです。」と話していました。
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高遠高校で兜陵祭 3日に一般公開
高遠高校の文化祭、第57回兜陵祭の前夜祭が1日行われました。 兜陵祭は2日が校内祭で3日に一般公開されます。 前夜祭では芸術コースの生徒が日頃の学習の成果を発表しました。 書道コースの生徒は「風 僕は高遠に恋をする」という今年の兜陵祭のテーマを書く書道パフォーマンスを披露しました。 兜陵祭ではクラス宣伝や楽器演奏、腕相撲などのイベントのほか屋台も並びます。 一般公開は3日午前10時から午後2時半までとなっています。