-
伊那ICで強盗想定し訓練
料金所での強盗事件を想定した訓練が10日、南箕輪村の伊那インターチェンジで行われました。 訓練は、中央自動車道を降り、料金所で金を奪った犯人が市街地に逃走するという想定で行われました。 犯人役の警察官は車を降りて金を要求し、トランクごと金を奪うとそのまま逃走しました。 料金所で対応した職員は、犯人の特徴や、車の色などを無線で伝えていました。 警察官が到着すると、職員が防犯カメラの録画映像を確認し、犯行時刻や犯人の服装、車の車種などを伝えていました。 対応した職員は「何かあった時にどんな対応をするのか、これまで確認したことがなかった。実際に体験してみると、事前に確認をしておくことの重要性を感じた」と話していました。 伊那警察署の山崎仁生活安全課長は「人の記憶は曖昧です。段差のある料金所のブースでは、正確な身長もわからないので、目安となるシールを付けるなど、万が一に備えて対応をお願いします」と呼びかけていました。 訓練は、中央道を管理するNEXCO中日本と料金所を管理する中日本エクストール名古屋が定期的に行っているものです。 NEXCO中日本が管理する東海・北陸エリアでは、平成22年に愛知県で起きた強盗事件以降、発生していないということです。
-
今年度松くい虫被害 上伊那北部で増加
松枯れを引き起こす松くい虫の被害は、今年度、上伊那北部地域で増えています。 10日は、上伊那地方松くい虫防除対策協議会が、伊那市の伊那合同庁舎で開かれ、去年12月末現在の被害状況が報告されました。 被害量は、前年度の同じ時期に比べて、上伊那全体ではおよそ200立方メートル増えています。 特に北部地域で被害量が増えていて、伊那市では前年度の同じ時期に比べておよそ500立方メートル多い2,627立方メートル、箕輪町ではおよそ100立方メートル多い、552立方メートルとなっています。 南箕輪村は65立方メートル少ない391立方メートルとなっています。 上伊那地方事務所林務課では、「これまでに引き続き、各市町村と連携をとって被害拡大対策に取り組んでいきたい」と話していました。 協議会では、来年度も今年度同様、予防や駆除、森林整備を行っていくほか、広域的な防除対策を検討・実施していくことが報告されました。
-
南箕輪村長選挙立候補届出手続説明会
任期満了に伴い4月4日告示、9日投開票の日程で行われる南箕輪村長選挙の立候補届出手続の説明会が、10日に開かれ、現職の1派のみが出席しました。 説明会には、すでに出馬を表明している現職の唐木一直さんの一派が出席し、手続きや選挙活動の注意点などについて説明を受けました。 現在、出馬を表明しているのは、南殿で無所属現職三期目の唐木さん68歳のみで、平成21年、平成25年の選挙では無投票で再選しています。 今後は、立候補届出書類の事前審査が27日月曜日に行われます。 南箕輪村長選挙は、4月4日に告示、9日に投開票となっています。
-
「伊那西小近くに建設も選択肢の一つ」
伊那市の白鳥孝市長は休園中の伊那西部保育園について、地域住民のがんばりによるとしたうえで「伊那西小学校近くへの建設も選択肢の一つ」との考えを示しました。 これは10日開かれた市議会一般質問で議員の質問に答えたものです。 伊那西部保育園は園児数が定員の半数に満たず休園が5年続いたことから今議会で廃園とする議案を提出する予定でした。 しかし地域住民や議会から存続を求める要望があり廃園とする議案の提出を見送りました。 白鳥市長は地域のみなさんのがんばりによるとしたうえで「伊那西小学校近くへの建設も選択肢の一つ」との考えを示しました。 また定員の半数で休園となり5年続けば廃園するとの基準について 「保育園のあり方として地域の特殊性や保育園の運営方法については検討していくことは可能」との考えを改めて示しました。
-
この春小学校を卒業 避難生活の6年間に感謝
小学1年生の時に東日本大震災で福島県から伊那市高遠町に移住した男子児童がこの春、小学校卒業の節目を迎えます。 10日、伊那市高遠町の高遠北小学校で卒業式の練習が行われました。 卒業生は7人でそのなかの1人、半澤祈抱君は福島県会津若松市で暮らしていました。 6年前震災にあいその後、高遠町で家族とともに避難生活を始めました。
-
南信工科短期大学校 春の学校説明会
南箕輪村の南信工科短期大学校は、高校生などを対象にした学校説明会を、9日開きました。 説明会には、高校生や保護者など11組17人が参加しました。 参加者は、校舎内を回って、担当者から説明を受けていました。 南信工科短大は、ものづくりに関する専門知識と技術を身に着けられる学校として、去年4月に開校しました。 春休みに入った高校生を対象に関心を持ってもらおうと、今回、説明会を開きました。 高校2年の男子生徒は、「進学したいと考えて説明会に参加した。最新の設備がそろっていると感じました」と話していました。 なお、南信工科短大では、6月から9月まで3回のオープンキャンパスを予定しています。
-
長谷高齢者体操自主グループ発足
伊那市が長谷で行ってきた高齢者向けの筋トレ教室が終了したことを受け、受講者たちが自主的に運動に取り組むグループが、9日発足しました。 伊那市長谷の気の里ヘルスセンター栃の木に18人が集まり、筋トレやストレッチなどをして体を動かしました。 伊那市は、各地区を巡回して、高齢者筋トレ教室を開いていますが、長谷の教室は、去年12月から始まり、3月6日に終了となりました。 受講者から継続して活動を続けたいとの声が上がり、自主グループを立ち上げることになり、今日が初の活動日となりました。 参加者の年齢は65歳から80歳で長谷を中心に高遠町や竜西からの参加もあります。 栃の木健康クラブと名付けられたこのグループは、毎週木曜日、午前9時30分から伊那市長谷の気の里ヘルスセンター栃の木で活動しています。 会では、興味があれば気軽に来てほしいと参加を呼び掛けています。 なお伊那市内には、こうした高齢者の自主グループは46グループあり、長谷地区では初となります。
-
井月さんの命日前に美篶小で歌披露
今年は漂泊の俳人として知られる井上井月の没後130年です。3月10日の命日を前に、伊那市美篶小学校で、音楽教諭が作曲した「井月さんの歌」が、9日初めて披露されました。 9日は、音楽集会が開かれ、全校児童413人が、「井月さんの歌」を歌いました。 井月さんの歌は、美篶小学校の音楽教諭・一ノ瀬 武志さんが作詞・作曲しました。 今年1月に完成し、クラスごとに練習を重ねてきました。 全校で歌うのはこの日が初めてとなります。 井月の容姿や、生き方などが歌い上げられています。 初披露にあたり、井月顕彰会理事で、美篶小学校となりの資料館副館長として子どもたちともかかわりの深い矢島信之さんも来賓として招かれました。 この日は井月についての読み聞かせもありました。 井上井月は、江戸時代から明治時代にかけて伊那谷を放浪した俳人です。 30年近く伊那谷を放浪し美篶で亡くなったといわれていて、墓もあることから、没後130年となる今年、地元の子供たちに井月について知ってもらおうと曲が作られました。 作曲・作詞した一ノ瀬教諭は、「井月を自分たちの地域ゆかりの人として親しんでもらい、歌い継いでもらえたらうれしい」と話していました。
-
福島からの果樹農家・佐藤さん6年目の春へ
東日本大震災からまもなく6年となります。福島から伊那市に自主避難した果樹農家・佐藤浩信さんも、伊那で6年目の春を迎えようとしています。 佐藤さんは、9日、西箕輪の畑で三男の孝樹(こうき)さんとともに、桃の剪定作業を行っていました。 剪定は、果樹栽培の肝ともいえる作業です。 福島第一原発事故直後に、移住先の伊那で植えた桃は6年目を迎えようとしています。 福島から持ってきて植えた黄金桃という品種の桃は50本ありましたが、このほど、すべて切りました。 病気に弱いことと、ほかの品種の桃と時期が重なり、出荷しきれないことから、ゼロからほかの品種に植え替えることを決断しました。 避難してきた当時、植える桃の出荷時期にまで、考えが至らなかったと振り返ります。 佐藤さんは、原発事故があるまでは、高級百貨店で販売する果物を扱ってきました。しかし、風評被害で取引は激減しました。あれから6年。試行錯誤の毎日が続いています。 佐藤さん一家が、伊那で管理する果樹園は、現在3.2ヘクタールほどになります。 福島とのつながりを保ったまま伊那で何ができるのか、佐藤さんはもがき続けています。
-
東京海上日動 上伊那福祉協会に車椅子寄贈
損害保険を取り扱う東京海上日動火災保険株式会社は、上伊那福祉協会に9日、車いすを寄贈しました。 この日は、東京海上日動火災保険株式会社長野支店の吉川雅也支店長と伊那支社の波多江崇史支社長が上伊那福祉協会を訪れ、車いす1台を贈りました。 東京海上日動は、県内に1つの支店と6つの支社があります。 社会貢献活動として21年前から各地の福祉施設に車いすを贈っています。 車いすの購入費用には、社員およそ150人の募金も充てられています。 上伊那福祉協会の平澤豊満会長は「利用しやすい素晴らしいものをいただいた。ありがとうございます。」と感謝していました。 吉川支店長は「わずかな気持ちだが今後も継続して役に立てるよう頑張りたい」と話していました。 車いすは、駒ヶ根市の特別養護老人ホーム千寿園で使うということです。
-
大萱の市営・県営団地 来年度から解体へ
伊那市の白鳥孝市長は、老朽化している西箕輪大萱の市営・県営団地について、準備ができた棟から来年度より解体を始めることを、今日報告しました。 これは、9日に市役所で開かれた市議会一般質問の中で議員の質問に答えたものです。 大萱の市営・県営団地は、昭和38年から42年にかけて建設され、50年以上が経過し老朽化が進んでいます。 市営・県営合わせて208戸あり、入居しているのは93戸で115戸が空き室となっています。 白鳥市長は「県営については、県と立て替えの協議を進める中でまだ具体的な位置や規模は決まっていないが、将来を見据え、来年度から計画的に解体を進めていきたい」と話しました。 団地は最大4戸が1棟に入っていて1棟の中の全室が空いた棟から解体を始めたいとしています。
-
県水墨画協会 南信地区会員展示会
長野県水墨画協会の南信地区会員による展示会が、9日木曜日から、伊那市の伊那文化会館で始まります。 6日は、役員およそ10人が9日から始まる展示会に向けて準備をしました。 山水画や花鳥画など、86人の会員が1人1点展示しています。 作品には賞が付けられていて、最高賞の優秀賞10点のうち伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、箕輪町の井内俊子さんの作品と、有賀妙子さんの作品が選ばれています。 武井寿々子南信支部長は、「ここ2、3年で人物や抽象画などの現代要素を取り入れた作品が増えてきた。多種多様な作品を見てほしい」と多くの来場を呼び掛けています。 展示会は、9日から12日の日程で行われる県芸術文化総合フェスティバルの一環で開かれるものです。
-
伊那市 新たな産業用地取得を検討へ
伊那市の白鳥孝市長は産業用地として六道原工業団地や小黒原産業適地に新たな用地確保を検討したいとの考えを示しました。 これは8日開かれた市議会3月定例会の中で議員の質問に対し答えたものです。 伊那市は2014年に伊那市開発公社から産業用地として、およそ16万㎡の土地を買い取りました。 残っている土地は3区画で6万4千㎡ですが、これらについて現在引き合いが来ているということです。 白鳥市長は「企業のニーズにスピード感を持って対応するには常に5万㎡を確保していることが必要だ」と話し、新たな用地確保を検討したい考えを示しました。 場所については、「国道153号バイパスの沿線となる六道原工業団地や、9月に完成する小黒スマートインターチェンジ近くの小黒原産業適地付近を検討したい」と話しました。 伊那市は、3月定例会に土地購入基金案や、公有財産管理活用事業特別会計案を提出しています。
-
針に感謝を込めて 針供養
裁縫の仕事に携わった人たちがその道具の縫い針に感謝する針供養が8日、伊那市の常円寺で行われました。 常円寺境内にある針塚にはこれまでに供養された針が納められています。 針供養は上伊那和裁連盟と日本和裁士会上伊那地区が昭和40年から行っているものでおよそ20人が出席しました。 献燈献花に続いて参加者が折れた縫い針をこんにゃくに刺し、供養していました。 針供養はかつて事始めの2月8日に針仕事の上達を願い行われ150人ほどが集まっていたということです。 常円寺の角田泰隆住職は「縫い針は金属であり命も心もないが針に対し畏敬の念と謙虚な思いを持つことが大切です。」と話していました。 福澤幸子会長は「昔は針1本で子どもを学校に通わせ、生計をたてていました。この供養は続けていかなければなりません。」と話していました。
-
森林税間伐 来年度は433ha要望
みんなで支える森林づくり上伊那地域会議は、来年度の里山の間伐面積を今年度の2倍となる433ヘクタールとする要望をしました。 これは8日伊那合同庁舎で開かれた会議で報告されました。 来年度上伊那の間伐面積の要望は今年度の232ヘクタールのおよそ2倍となる433ヘクタールとなっています。 間伐について来年度からは、これまで5ヘクタール以上の面積が必要でしたが、1ヘクタールからも補助をしていく計画が示されました。 報告によりますと、今年度の上伊那の民有林の間伐見込み面積は232ヘクタールで、県内2500ヘクタールの計画のうち上伊那が占める割合は9・3%でした。 委員からは「次の世代へ繋げる造林分野にも森林税を活用するべきだ」「森林整備が進んでいる事を多くの人にわかるような仕組みが必要だ」などの意見が出されていました。
-
公立高校後期選抜試験 県内一斉に
公立高校の一般入試にあたる後期選抜試験が8日に行われ、県内ではおよそ1万2千人が試験に臨みました。 上伊那では全日制、定時制、多部・単位制合わせて8校で試験が行われました。 このうち伊那市の伊那弥生ケ丘高校では、午前8時前から受験生が会場に向かっていました。 上伊那の公立高校8校には、1,019人が志願しています。 伊那弥生ケ丘高校では240人の募集に対し255人が志願し倍率は1.06倍となっています。 県教育委員会によりますと、試験は予定通り終了したということで上伊那の高校でもトラブルなどはなかったということです。 9日は、辰野高校、高遠高校、箕輪進修高校、赤穂高校の定時制で面接試験が行われる予定です。 後期選抜試験の合格発表は17日(金)となっています。
-
東京簡易裁判所をかたる不審電話に注意
8日午前10時頃から、東京簡易裁判所をかたる不審電話が相次いでいる事から伊那警察署では詐欺被害に合わないよう注意を呼びかけています。 内容は 〇 通信販売で購入した健康食品の代金が未払いです。 ○ 東京簡易裁判所まで来られますか。 ○ 出頭しなければ裁判になる。 〇 民事裁判の書類を自宅へ送る。 などと非通知で電話をかけてくるものです。 伊那警察署では、予防策として、 ○内容が不審であれば相手にせず、警察や家族に相談すること ○ ナンバーディスプレイ機能を活用し、非通知の電話には出ない などを呼び掛けています。
-
インフルエンザ患者数 注意報レベルに
伊那地域のインフルエンザ患者数は定点当たり26.13人で警報レベルの30人を下回りましたが、以前として注意報レベルの10人を超えています。 長野県の発表によりますと、伊那地域の2月27日から3月5日までの一医療機関あたりの患者数は26.13人でした。 前の週の45.36人からは減少しましたが、依然として注意報レベルの10人を超えています。 県では、4週連続で患者数が減少したものの、依然として県内すべての保健所管内で注意報レベルを超えていて、しばらくの間は患者数が多い状況で推移するものとみています。
-
箕輪北小学校1年2組 ヤギとの生活を劇で発表
箕輪町の箕輪北小学校1年2組の児童は、8日、お世話になった地域の人たちを招き、クラスで飼ってきた2匹のヤギとの1年間の生活を劇で発表しました。 1年2組の児童はオスとメスのヤギを飼っています。 伊那市のグリーンファームで出会ったヤギで、自分たちで飼ってみたいと2頭を借りる事にしました。 この日は、ヤギのエサとなる草や野菜を分けてもらった地域の人たちに感謝の気持ちを伝えようと発表会を開きました。 劇では、小屋づくりをした事や当番を決めて掃除やえさやりをした事など1年間の活動を発表しました。 冬場は特に、エサとなる草を探すのに苦労したという事です。 箕輪北小学校では来年度の児童数によっては現在の1年生のクラス替えがあります。 2組の児童は話し合いをして、来週ヤギをグリーンファームに返す事にしたという事です。
-
新産業技術推進協議会ビジョン中間報告
伊那市新産業技術推進協議会の会議が7日いなっせで開かれインターネットと物を結びつけるIoTと人口知能AIに対する理解が市内の企業で進み実用化段階に入ったとの報告がありました。 協議会では、IoTやAIなどを始めとする新産業技術推進を目指していて具体的な方策を示すビジョンづくりに着手しています。 市内の企業を対象に行ったIoTの認知度と活用に向けた期待度のアンケート調査では、1885社のうち292社から回答がありました。 認知度についてIoTが36%、人口知能AIが40%理解があると回答しています。 協議会では理解が進み実用化段階に入ったとしています。 導入済み、予定がIoTで23%、AIが19%となっていて、活用目的として1位が業務改革2位がコスト削減となっています。 活用に向けた課題として「人材不足」、「セキュリティ」「導入目的不明」があげられています。 これらを払拭するような支援があれば実用化加速に期待できるとしています。 ビジョンは来年度までに策定し技術改革を活用した新産業創出の具体的な方策、事業計画などを盛り込む計画です。 協議会は金融、農業、教育機関、行政など40人で構成されています。
-
熱気球で高遠の桜を
天下第一の桜高遠城址公園の桜を上空から見てもらおうと、今年のさくら祭りでは、熱気球体験が行われます。 これは高遠町総合福祉センターやますそで7日開かれたさくら祭り対策会議で報告されたものです。 熱気球体験は、10mから20mの間で搭乗時間はおよそ5分です。 料金は12歳以上が2400円6歳から11歳が1800円、5歳以下は500円となっています。 期間は4月5日から7日、10日から14日で乗り降りは高遠城址公園グラウンドです。 食事では、ローメンやソースかつ丼など伊那の名物に加え、そばガレットも出店します。 伊那市では、イベントなどを県内外に周知し誘客に力を入れていきたいとしています。
-
伊那市上下水道 計画の改訂案示す
伊那市上下水道事業運営審議会が6日市役所で開かれ、下水道事業は平成32年度に15%値上げをする計画改訂案が示されました。 委員改選後初の会議で14人が委嘱され、会長には大住之盈さんが選ばれました。 会議では、上下水道事業それぞれの健全化計画の改訂案が示されました。 水道事業では、平成38年度に5%の料金値上げを見込んでいるということです。 平成39年度以降は、老朽化した管路や施設の更新に多額の費用がかかり、必要な財源を確保するためだとしています。 下水道事業では、平成32年度に使用料15%の値上げを行う見込みです。 平成27年度末の水洗化率は86.8%で、平成32年度までに90%以上を目指すとしています。 審議会は次回7月に開かれる予定です。
-
写真同好五人会 10周年記念写真展
伊那市と駒ヶ根市の写真愛好家でつくる「写真同好五人会」の10周年記念写真展が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 会場には、会員5人の作品25点が並んでいます。 会は、10年前まで伊那市内で開かれていた写真教室に通っていた生徒が教室が終わっても活動を続けようと発足し、今年で10周年を迎えました。 県内を中心にそれぞれがテーマを決めて撮影していて、年に2,3回は全員で撮影旅行に出かけているということです。 伊那市中央の宮下文男さんの作品は、安曇野市でコハクチョウを撮影したもので、一度に8羽の姿をとらえた珍しい写真だということです。 代表の赤羽信一さんは「それぞれの個性が感じられる展示になっています。10周年を迎えてさらに会員同士の力量を高めていきたいです」と話していました。 写真同好五人会の10周年記念写真展は、13日(月)まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
-
西春近北小学校 同窓会入会式
18日に卒業式を控えた6年生の同窓会入会式が7日、伊那市の西春近北小学校で行われました。 今年度同窓会に入会するのは、6年生37人です。 式では、入会記念として、飯島尚幸同窓会長から卒業証書用の筒が贈られました。 飯島会長は「お世話になった先生への恩を忘れずに、学校の桜の木のように大きく成長してください」と話しました。 児童を代表して佐野天咲さんは「同窓会の名に恥じぬよう胸を張って巣立っていきたい」と話しました。 西春近北小学校では、卒業生を中心に学区内5つの地区の住民が同窓会員になっています。 同窓会では、学校のバザーでそば店を出店したり、記念樹の保護活動などを行っています。 また、37年間会報の発行を続けるなど、地域全体で同窓会の活動に取り組んでいます。
-
箕輪町地域おこし協力隊 3人が卒業
箕輪町の地域おこし協力隊の報告会が5日文化センターで開かれました。 4人の隊員のうち3人が今月で任期を終えます。 3年の任期を終えるのは東京都出身の橋本浩基さん、千葉県出身の廣瀬桃子さん、千葉県出身の関口悠子さんの3人です。 橋本さんはかやの山荘の運営サポートや町内の自然や生き物について学んでもらうイベントの開催に取り組んできました。 廣瀬さんは、農産物加工所を拠点に農産物のPRや販路拡大に向け物産展などへ参加しました。 関口さんは、移住定住促進に向け希望者の相談や情報発信などを行なってきました。 任期終了後も3人は箕輪町に住み、橋本さんは任意団体を立ち上げ環境に関するイベントの開催、廣瀬さんは伊那市の保育園に、関口さんは役場に就職するという事です。 箕輪町では、退任する3人に変わり4月から新たに2人を任命する事にしています。
-
「伝えたい相手に伝えたいことを」 米澤さんが講演
一般社団法人・伊那青年会議所の50周年記念講演会が4日、伊那市の伊那商工会館で開かれました。 この日は、辰野町の新聞店・㈲共和堂の米澤晋也さんが、情報発信について話しました。 米澤さんは、店頭で商品に付けられたポップ広告を例に挙げ「伝えるときに、自分に視点を置くか、相手に視点を置くかで伝わり方は変わってくる。伝えたい人に視点を置くことが重要です」と説明していました。 米澤さんは「商品の仕様を説明しても相手は欲しい気持ちにはならない。商品を使うと相手がどうなるのかを伝えることで目をひくようになります」と話していました。 講演会は、伊那青年会議所の50周年記念事業として開かれたもので、会場には20代から40代までおよそ60人が集まりました。
-
上伊那で就職を 企業見学バスツアー
来春大学や短大を卒業する学生を対象に、東京・名古屋発着で上伊那の企業を訪問するバスツアーが、6日と7日の2日間の日程で行われています。 午前11時、学生を乗せたバスが駒ヶ根市の天竜精機株式会社に到着しました。 天竜精機では、生産工程の自動化を図るシステムの設計から組み立てまでを一貫して行っています。 現場の生の声を聞いてもらおうと、若手社員が学生に仕事内容を説明していました。 企業見学バスツアーは、午後に開かれた上伊那地区企業説明会に合わせて企画されました。 地元就職につなげようと市町村や上伊那広域連合などは「かみいな就活プロジェクト」を立ち上げ、先月には東京と名古屋で地元企業と学生との交流会を開きました。 ツアーもその一環で、普段みることができない企業を2日間かけて見学するものです。 初日の6日は、34人の学生が参加し、伊南地区の製造業とサービス業の企業を見学しました。 バスツアーはあすも行われ、伊那地区の製造業と福祉関連の企業を見学します。
-
映画鑑賞と体験型ワークショップ
街じゅうを学びの場所にしようと活動している市民有志の学びのまちプロジェクトは、2月26日に伊那市内の飲食店で映画鑑賞会と体験型ワークショップを開きました。 鑑賞した映画は、家族の絆や命の大切さ、人との繋がりを考えるドキュメンタリー映画「生まれる」です。20人ほどが参加しました。 学びのまちプロジェクトは、学びや仲間との出会いの場にしようと、去年6月から市内の商店や飲食店でコンサートなどを行ってきました。 体験型ワークショップでは、助産師でマタニティフィットネスのインストラクター宮澤恵子さんが女性の体の仕組みを紹介しながら、参加者と体を動かしていました。 プロジェクト代表の平澤正貴さんは、「毎回多くの学びや感動があるので、今後も継続して様々なテーマで活動していきたい」と話しています。
-
グリーンファームで蘭販売会
伊那市ますみヶ丘の産直市場グリーンファームで、およそ100種類の蘭が並ぶ販売会が、12日日曜日まで開かれています。 会場には、100種類およそ3,000鉢の蘭が並べられています。 ここ最近人気の高いテーブルシンビジウムなどの洋ランや和蘭など様々です。 数百円台の手頃なものから今回の販売会で最も高い4万円のものまであります。 こちらは、市場ではめったにお目にかかれないというデンドロビウムの原種です。 原種でしか味わえない魅力があるということで、愛好家には非常に人気が高いということです。 グリーンファームでは、「これだけの種類と数が揃う販売会は県内ではほとんどないので、是非足を運んでほしい」と話していました。 販売会は、12日まで開かれています。
-
消防防災ヘリの墜落を受け元遭対協の唐木さんが心境語る
長野県消防防災ヘリコプター「アルプス」が、5日、山岳遭難救助の訓練中に墜落したことを受け、中央アルプスで救助隊として長年活動した伊那市西春近の唐木眞澄さんが、6日、心境を語りました。 「ヘリは迅速な対応ができる反面、一度何か起きると大惨事になってしまう。諸刃の剣」 木工所を営む唐木さんは、40年以上にわたり中央アルプス地区山岳遭難対策協会の隊員として遭難者の捜索や負傷者の救助に携わりました。 現在は、県山岳協会の会長を務めています。 墜落した防災ヘリ「アルプス」は、山岳地帯での救助活動や林野火災などでの消火活動を行っています。 平成28年は、救助活動87件、消火活動12件、災害応急7件など、合計111件の出動がありました。 中央アルプスでの有事の際に県警ヘリコプターが出動できない時は、要請を受けた防災ヘリが出動することもあるといい、唐木さんも何度も活動を共にしたといいます。 墜落した防災ヘリには、県内から派遣された消防隊員など9人が搭乗していて、全員の死亡が確認されました。