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より良い老健施設を 上伊那老健協研修会
介護老人保健施設でつくる上伊那老健協会は、より良い施設づくりを目指そうと27日、研修会を開きました。 この日は上伊那地域の介護老人保健施設の職員およそ60人が参加しました。 老健は、医療機能・リハビリテーション機能・看護などの機能をもった多機能的な公的施設です。 先進的な取り組みをしている三重県の介護老人保健施設「いこいの森」施設ケアマネジャーの矢橋貴之さんが「今こそチャンス!~老健施設だからできること~」と題して講演しました。 矢橋さんは「在宅介護やショートステイなどすべてのサービスを1か所で行うことで、より充実した施設になる。地域のニーズに合った、地域から選ばれる施設を目指してください」と話していました。 ある参加者は「クリアしなければならない課題が多いが、参考になった」と話していました。
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2017アグリフォーラム‟農魂”
上伊那の高校生や若手農業者が集い、農業の活動内容や意見を発表する2017アグリフォーラム“農魂”が24日、伊那市のJA上伊那伊那支所で開かれました。 フォーラムでは、5人と1団体が取り組み内容を発表しました。 南箕輪村の上伊那農業高校環境班の4人は、村の特別栽培米「風の村 米だより」について発表しました。 米は、安心・安全で低農薬にこだわった方法で栽培し、PR活動は上農高校の生徒が取り組んできたということです。 今年度は、東京や名古屋に出向き、農業に関心のある人にPRしたほか、HPでも積極的に広報を行ったということです。 今後は「風力などの気象観測を行い、その影響を調べたり、給食やレストランで提供して地域のブランドにしていきたい」と話しました。 フォーラムは、上伊那の農業者などでつくる実行委員会が毎年開いていて、会場にはおよそ70人が訪れました。
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最高気温11.1度で3月中旬並みの陽気
28日の伊那地域の最高気温は11.1度で3月中旬並みの陽気となりました。 午後3時31分に11.1度となりました。 長野地方気象台によりますと、来週月曜日の日中まで最高気温が平年より高い日が続く予想です。
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無量寺で福ます準備
箕輪町北小河内の無量寺で、来月3日の節分で使う福ますの準備が28日行われました。 無量寺の中川弘道(こうどう)住職が、幸せを願う「福」と長寿を願う「寿」の文字を書きました。 福ますは、来月3日に無量寺で行われる福豆まきで、年男と年女が豆をまくのに使います。 ますは2週間ほど前から準備を始め、全部で60個を用意するということです。 福豆まきでは、福だるまなどが当たる引換券も用意されます。 無量寺の節分の行事は2月3日に行われ、午後3時から護摩(ごま)祈祷会(きとうえ)、午後4時から福豆まきが行われます。
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箕輪ダム水力発電 建設スケジュール案示す
長野県が箕輪ダムに建設を検討している水力発電施設について、28日、県企業局は建設スケジュール案などを示しました。 28日は南小河内公民館で箕輪ダム水力発電調査研究会が開かれ、県が地域住民に建設スケジュール案などを説明しました。 現在、専門の業者による安全性や採算性などの調査が行われています。 年内には設計に入り、平成31年度には工事に着手、32年度の稼働を目指します。 長野県企業局は、箕輪ダムに建設される水力発電の最大出力は160kw、売電収入は年間で2,550万円、供給可能世帯数は200世帯と試算しています。 ダムから沢川に放流する水を活用して発電するもので、使用した水は川に戻す計画です。 地元住民らは「沢川の水は農業用水として利用しているので、水量や水質に問題がないよう進めていってほしい」と強く要望していました。
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にこりこ一帯にぎわい会議 発足
箕輪町の農産物直売所にこりこ一帯の道の駅認定を視野に入れ、リニューアルについて検討する「にこりこ一帯にぎわい会議」が27日発足しました。 27日は1回目の会議が町役場で開かれ、これまでの経過説明などが行われました。 にこりこ一帯にぎわい会議は、農家や利用客、関係団体、一般公募の委員など15人で構成されます。 委員長には箕輪町グリーンツーリズム協議会の黒木一郎さんが選ばれました。 箕輪町は、農産物直売所にこりこの前身「愛来里(あぐり)」の設置から今年で20年になることから、町内外からさらに人が訪れる場所にしようと、一帯をリニューアルします。 会議は10月までに10回開かれ、道の駅という手法が良いかどうかも含め、「コンセプト」と「具体的な事業」「運営主体」の3つを検討します。 白鳥政徳町長は「この地域の方向性を考えることが町の地方創生にもつながっていきます。活発な議論を期待しています」と話していました。 次回2月の会議では、現地を視察することになっています。
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ゆめわーく「新年お茶会」 地元の高齢者クラブと交流
伊那市の障害者社会就労センターゆめわーくの「新年お茶会」が25日に開かれ、利用者と地元山寺の高齢者クラブのメンバーが交流しました。 交流を兼ねた新年お茶会は、毎年この時期に開かれている恒例行事です。 伊那市の日影公民館で教室を開いている「煎茶道方円流」のメンバー10人がお茶を入れました。 湯のみの中に梅と昆布を入れ、そこにほうじ番茶を注ぐ「大福茶(おおぶくちゃ)」というお茶を振る舞いました。 昔は薬として飲まれていたという事で、新年に無病息災を願って飲むものとされています。 この日は、ゆめわーくの利用者や山寺の高齢者クラブのメンバー100人ほどが、3つのグループに分かれ茶会に参加しました。 ゆめわーくでは、「いつもは時間に追われて生活していますが、ゆっくり落ち着いてお茶を飲める良い時間を過ごせました」と話していました。
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熊本地震を教訓に防災対策考える
地震防災講演会が28日に伊那市のいなっせで開かれ、自主防災組織や消防団などが、熊本地震を教訓に地域でできる防災対策について考えました。 講師は、一般社団法人危機管理教育研究所代表の国崎信江さんが務めました。 国崎さんは去年4月の熊本地震の際、益城町の防災アドバイザーとして活動し、避難所の開設や環境改善、住民による自主運営の促進などを支援しました。 住宅の損壊が多かった益城町では多くの住民が避難所にあふれたという事です。 国崎さんは、避難者を減らし地震から命を守るために優先すべき事として「新しい家も含め住宅の耐震化を進めて下さい」と呼びかけていました。 講演会は、県内の市町村で構成する長野県地震対策強化地域連絡協議会上伊那・木曽ブロックが開いたものです。 協議会では防災組織の役割を再確認しこれからの活動につなげていきたいと話していました。
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上伊那教育会郷土研究部 1年間の研究結果を発表
上伊那教育会の郷土研究部が、地域の自然や歴史などについて1年間調査・研究してきた成果を、28日に発表しました。 この日は、上伊那の小中学校教諭が、自然の部と人文の部に分かれて調査・研究結果を発表しました。 自然の部は伊那市のいなっせを会場に、植物や野鳥、地質など6つの研究班が発表しました。 天竜川水系の魚について調査した班は、20年ほど前には生息していなかったコイ科のカワムツという魚が生息範囲を広げている事を報告しました。 温暖で緩やかな川を好むカワムツは、もともと西日本にいた在来種ですが、1981年に下伊那で確認されて以来少しずつ北上し、近年は中川村の天竜川支流で増えているという事です。 上伊那教育会では、昭和37年発刊の上伊那誌・自然編の改訂増補版の刊行を目指しています。 研究結果は来年度末までに改訂版としてまとめられる予定です。
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南中1年日向彩瑛さん 全中スケート出場を報告
スケートの県大会で8位に入り、全国大会への出場を決めた南箕輪中学校1年の日向彩瑛(あい)さんは26日、唐木一直村長に出場を報告しました。 この日は、日向さんと顧問の教諭が役場を訪れ、全国大会出場を報告しました。 日向さんは、宮田スケートクラブに所属していて、週に6日のペースで岡谷市や長野市のスケートリンクで練習をしています。 1月6日・7日に開かれた県大会では、500メートルと1500メートルの2種目に出場しました。全国競技会は各種目上位20位までが出場でき500メートルでは自己ベストで8位入賞を果たしました。 日向さんは「自分の滑りができるように頑張りたい」と話していました。 唐木村長は「県の代表として頑張ってきてください」と話していました。 日向さんが出場する全国大会は来月4日・5日に長野市で開かれます。
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米玉堂 伊那インター工業団地に新工場
ビスケットなどの焼き菓子を作っている、辰野町の米玉堂食品株式会社の新工場が、伊那市西箕輪の伊那インター工業団地に建設されます。 27日には地鎮祭が行われ、杉本徳治社長や白鳥孝伊那市長が参列しました。 およそ2万平方メートルの敷地に、延床面積およそ8,600平方メートル・鉄骨2階建ての工場が建てられる計画です。 この工場では主に、アサヒグループ食品株式会社におろす焼き菓子を生産する予定で、総事業費はおよそ30億円となっています。 杉本社長は「先代達が築いてきたこの会社と、経営理念の『創意・技・信頼』を守っていけるよう、事業を展開していきたい」と話していました。 白鳥市長は「アクセスが良く、景色も素晴らしい場所です。地の利を活かしてさらなる発展を目指してほしい」と話していました。 米玉堂の新工場は来年の3月初旬に完成する予定です。
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県立歴史館とケーブルテレビ連盟が協定
長野県内のケーブルテレビ局でつくる日本ケーブルテレビ連盟信越支部長野県協議会と、千曲市にある長野県立歴史館が番組制作や放送について連携協定を結ぶことになり、1月27日、調印式が行われました。 長野県立歴史館で行われた調印式には、県立歴史館の笹本正治館長と、日本ケーブルテレビ連盟信越支部長野県協議会の会長で飯田ケーブルテレビの原勉社長がのぞみました。 今回結んだ「番組制作および放送等による地域連携事業の実施に関する協定」では、県内33のケーブルテレビ局からなる協議会と県立歴史館が、 お互いに番組の制作や放送を通して連携し、長野県の文化や歴史の発展に寄与していくことを目指します。 具体的には、長野県立歴史館が企画する講座や企画展をケーブルテレビ局が取材し、放送していきます。 長野県立歴史館では現在開かれている企画展にあわせて、講演会などを行っています。 協議会ではこの模様を収録し、各局で放送していく予定です。
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信州ブランドワークショップで地域の魅力を共有
自治体職員などが地域の魅力を共有する信州ブランドワークショップが27日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれました。 ワークショップではテーマ別にグループに分かれて意見を出し合いました。 テーマのうち「よその人を連れて行きたい場所・スポット」では伊那市の春日公園や飯島町の道の駅などが挙げられていました。 ほかに「よその人に紹介したい地元の人」では桜守や保科正之などが挙げられていました。 県の委嘱を受けて信州ブランド向上のための助言を行なっている船木成記さんは「地元にいても知らないことがある。情報を共有し認知度アップにつなげてもらいたい。」と話していました。 信州ブランドワークショップは長野県が広域別に行っていて上伊那では初の開催です。 出された意見は平成30年度からの県の将来像をまとめる総合5か年計画に反映させたいとしています。
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全国中学スケート競技会 目標は決勝進出
全国中学スケート競技会に出場する伊那市の東部中学校3年の平澤菜々子さんが北原秀樹教育長に出場のあいさつをしました。 27日は平澤さんと保護者、顧問の教諭が伊那市役所を訪れました。 平澤さんは今月6日と7日に長野市で県大会が開かれ女子500メートルで 15位、1000メートルで18位に入賞しました。 平澤さんは中学1年から3年連続の全中出場で今回は初の決勝進出を目指します。 全国中学校スケート競技会は2月4日から長野市で開かれます。
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あさみちゆきさんが大賞受賞
伊那市観光大使で歌手の、あさみちゆきさんが去年12月に開かれた全日本こころの歌謡選手権大会で最高賞の大賞を受賞しました。 あさみさんは27日伊那市役所を訪れ白鳥孝市長に大賞受賞を報告し大会で歌った歌を披露しました。 全日本こころの歌謡選手権大会は歌謡界を盛り上げ才能ある歌手を発掘しようと一般社団法人心を伝える歌の木を植えよう会が開催したものです。 プロアマを問わず全国から600人が応募しあさみさんは本名の松田陽子で出場しました。 2回の予選を経て去年12月に東京で開かれた決勝大会で大賞を受賞しました。 あさみさんは平成19年の伊那まつりにゲストとして招かれて以降伊那でコンサートも開くようになり平成24年に伊那市観光大使に任命されました。 大賞を受賞したあさみさんは大会を開いた一般社団法人心を伝える歌の木を植えよう会からこころ歌大使に任命され全国各地のイベントで音楽活動を行うというこです。
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だるま市名物「人形飾り」準備進む
来月11日は、伊那市高遠町鉾持神社参道で、伝統の「だるま市」が開かれます。 高遠町内では、だるま市名物の「人形飾り」の準備が進んでいます。 伊那市の職員互助会有志のメンバーは、13日から人形飾りの準備を始めました。 26日夜も、人形飾りの型づくりや、背景のパネルの製作が行われました。 大きな発泡スチロールの塊から型を切り出して、表面を磨いて少しずつ作品を仕上げていきます。 山下隆さんは、旧高遠町時代から10年以上、人形飾りの製作をしています。 だるま市で子ども達が飽きずに楽しめるようにと毎年アニメキャラクターなどをモチーフに作品作りをしています。 山下さんは「子ども達がよろこんでくれることがやりがい。伝統をできる限りつないでいきたい」と話していました。 背景のパネルには、アニメキャラクターの他、去年合併10周年を記念して制定された「伊那市民憲章」が書かれるということです。 互助会では、2月はじめ頃までに作品を仕上げ、7日には設置したいとしています。 鉾持神社参道前の国道361号は、現在のり面の崩落により通行止めになっています。 市街地の渋滞が予想されることから伊那市では、シャトルバスを運行することにしています。 ループ橋下駐車場から横町バス停まで、午前9時から午後4時の間、無料で運行するということです。
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好調VC長野 首位攻防に向け練習に熱
国内のバレーボール2部リーグ、VチャレンジリーグⅠで現在2位のVC長野トライデンツは25日夜、南箕輪村内の体育館で練習を行いました。 次の、首位、大分三好ヴァイセアドラー戦に向け練習に熱が入っています。 この日は、VC長野のメンバーがレシーブを中心に練習をしました。 体育館には選手たちの気合の入った大きな声が響いていました。 南箕輪村に本拠地を置くVC長野トライデンツは、国内バレーボールリーグの2部リーグ、VチャレンジリーグⅠで、現在10勝3敗の2位につけています。 今月14日・15日に行われた伊那でのホーム戦では、観客を味方につけ2日とも勝利するなど、現在7連勝中と好調です。 来月4日に東京都で行われる、首位、大分三好ヴァイセアドラーとの対戦を皮切りに、ここからの4試合が、昇格をかけたプレーオフ進出の鍵を握ると笹川監督は話します。 大分戦について笹川監督は「絶対的な外国人エースがいるチーム。今は守備練習を中心にやっている。前回の対戦では(VC長野に)力が付いてきていることを感じたが勝ちきれなかったので、今回はしっかり勝ちきりたい」と話していました。 また、ここまで好調なチームについて「状態が良いし、力がついてきているのを感じる。残りの試合、勝ちをこぼさないよう頑張りたい」と話していました。 今シーズンは残り8試合となっていて、国内1部リーグ、Vプレミアリーグ昇格に、地元の期待が高まっています。
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第8回一水十日会展 開催
東京都などで開かれている公募美術展「一水会展」に出品している伊那谷の画家でつくる「一水十日会」の第8回作品展が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 会場には、会員13人の作品57点が並んでいます。 一水十日会は、「西洋絵画の伝統である写実の技法を守り、技術を重んじる芸術を目指そう」と結成されました。 会員で伊那市高遠町の画家、竹内徹さんのもとで年に2回、作品について学ぶ研究会を開いています。 作品は大きいもので100号あり、一水会展に出品したものや新作など、風景を中心に人物や静物が描かれています。 会場にはチャリティー作品コーナーも設けられ、売り上げの一部は日本赤十字社に寄付するということです。 第8回一水十日会展は、2月8日(水)まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
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八十二銀行伊那支店 詐欺被害400万円未然に防ぐ
オレオレ詐欺の被害を未然に防いだとして、伊那市の八十二銀行伊那支店に伊那警察署から感謝状が贈られました。 26日は、八十二銀行の矢島充博執行役員伊那支店長と中島正人事務次長が伊那警察署を訪れ、内川政澄署長から感謝状を受け取りました。 去年12月30日、伊那市内に住む70代の夫婦が、窓口で「息子の家のリフォームのために400万円を引き出したい」と申し出ました。 窓口の職員と中島さんが対応にあたり、夫婦の話の辻褄が合わないことから警察に相談するよう促したということです。 その際に、現金ではなく、特殊詐欺の犯人が受け取りを嫌がる小切手での支払いを促したということです。 その後、夫婦が犯人に小切手での支払いを申し出たところ断られたことから詐欺だと気づいたということです。 伊那警察署によりますと、去年管内では15件およそ1,600万円の詐欺被害が未然に防がれています。 そのうち5件1,050万円は金融機関での対応によるものだったということです。 八十二銀行伊那支店が詐欺被害を未然に防いだのは、今回で3回目です。
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長谷中羽場君 木工で全国2位
伊那市長谷中学校の2年生羽場圭汰君が、21日.22日に東京で開かれた木工チャレンジコンテスト全国大会で、2位となる厚生労働大臣賞を受賞しました。 大会は東京都の江東区で開かれました。 地区大会、県大会、そして全国大会の1次審査を通過した16人が出場しました。 木工チャレンジコンテストでは、「机の周りのものを整理するもの」というテーマを与えられ、制限時間4時間で作品を作り上げます。 板選びから始まり、自分で作った設計に沿って、板を切り、カンナがけなどをして、完成品を仕上げます。 提供される板は、幅20センチですが、羽場君が作ったラックは30センチの幅が必要で、板を接着させて、必要な幅を作り出しました。 この技術を使ったのは出場者の中で羽場君だけだったということです。 時間内に完成させると、作品の見どころをプレゼンテーションします。 審査の結果、羽場君の作品は、全国2位にあたる厚生労働大臣賞を受賞しました。 なお、木工チャレンジコンテストの全国大会での入賞は、伊那市内で初めてとなります。
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文化財防火デー 箕輪町でパトロール
1月26日は、文化財防火デーです。箕輪町教育委員会は、町内の重要文化財をパトロールしました。 この日は、町教育委員会の職員が、町内の施設を訪れ、周辺に火元がないか、近くに消火栓があるかなどを確認していました。 この日は、町の有形文化財に指定されている旧三日町公民館など2か所をパトロールしました。 旧三日町公民館は、神社の舞台として明治5年に建設され、その後、学校や公民館として使用されてきました。 歌舞伎や人形浄瑠璃が伊那谷に根付いていたことを示すもので、現存する舞台は少ないということです。 町教育委員会では、防火デーに合わせて文化財の所有者に点検を呼び掛けていて、「防火に対する意識を高めたい」と話していました。
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上伊那書道協会新春役員展
上伊那書道協会の役員の作品展、第14回新春役員展が、伊那市のいなっせで開かれています。 会場には、上伊那で教室を開くなど書道の指導に当たっている上伊那書道協会役員の作品27点が並んでいます。 毎年年明けに開いていて今回で14回目になります。 役員それぞれの個性が現れた作品展となっていて、漢字・かな・調和体・前衛など様々なジャンルが並びます。 中には、今年の干支「酉」をテーマとした合同作品もあります。 はがきに、様々な酉が並び、新春を演出しています。 この第14回上伊那書道協会役員による新春役員展は、29日(日)まで、伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
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最高気温6.9度 日中寒さ和らぐ
26日の伊那地域の最高気温は、6.9度で、日中の寒さが和らぐ一日となりました。 朝の最低気温は、マイナス9.7度と厳しい冷え込みとなりましたが、日中は6.9度まで上がり、平年より2.7度高い2月下旬並みの暖かさとなりました。 箕輪町三日町では、猫がひなたぼっこをする姿が見られました。 長野地方気象台によりますと、27日朝も26日ほどの冷え込みはなさそうだということです。
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ICT活用 建築現場を見学
3次元データーや、GPS情報など、先端技術を活用した建設現場の見学会が25日伊那市の三峰川堤防で開かれました。 三峰川では、国が今年度から本格的に取り組んでいるICTを活用した堤防の工事が行われています。 今日は上伊那農業高校の2年生21人が建設現場を見学しました。 建設用機器には、GPS用のアンテナが取り付けられ、運転席にはGPSと連動したタブレット端末があります。 オペレーターは、画面を見ながら設計通りに作業をおこなっているか確認できます。 背景には、建設業に携わる人の高齢化や人材不足があります。 ICTの活用により、生産性の効率を上げると共に職場環境の改善をし、若い世代の就労促進につなげたいとしています。 天竜川上流河川事務所では、個別の見学にも対応していきたいとしています。
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JA上伊那農業振興大会
上伊那の農産物の生産目標や重点品目などについて確認する、JA上伊那農業振興大会が25日伊那市内で開かれました。 大会には、集落営農組織や生活部会の代表などおよそ200人が出席しました。 大会で御子柴茂樹組合長は「自然災害や米の生産目標の廃止、JA改革など農業を取り巻く環境は厳しさをましている。 次の世代を担う後継者を育てる土壌をつくり、この地域の農業を守っていきたい」と挨拶しました。 JA上伊那では、平成27年度から3年間の中期計画で販売高の目標を150億円にするとしています。 JAが独自に行っている新たなハウス建設の補助の効果もあり、来年度の売り上げ高は、145億円前後となる見込みだという事です。
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村都市計画道路廃止「異議なし」答申
南箕輪村都市計画審議会は、唐木一直村長から諮問された都市計画道路の廃止などについて付帯意見付き「異議なし」と答申しました。 南箕輪村都市計画審議会の堀正秋会長らが役場を訪れ、唐木村長に答申書を手渡しました。 村では、昭和53年に都市計画道路の整備方針を策定しました。 都市計画道路は2車線で両側に歩道のある高規格の道路で村内では15路線、総延長35キロが対象となっていました。 財政状況が厳しいなか都市計画道路の見直しが行われることとなり村では5つの路線を廃止し総延長も20キロに減少させることを審議会に諮問しました。 また答申では、計画変更に伴い建物の建て替えなどで制限が発生する事例については「村が誠心誠意対応すること」と付け加えています。 都市計画道路の廃止については、知事の同意や村議会への報告を行い、3月に決定する見込みです。
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伊那市の新山地区 移住者支援で県のモデル地区に
移住定住を進めている伊那市の新山地区は、移住者が地域に溶け込みやすい環境づくりを進めている、長野県のモデル地区に認定されました。 25日、県の楽園信州・移住推進室の丹羽克寿室長から、新山定住促進協議会の田畑正敏会長に認定書が手渡されました。 新山地区は県の「移住者の溶け込み支援に積極的に取組むモデル地区」に認定されました。 県内ではほかに、阿智村清内路地区と原村が認定されています。 認定されると県が東京、名古屋、大阪で開催する移住セミナーで優先的に紹介されるほか、県のHPで取り組みが紹介されます。 丹羽室長は「これからは移住者が地域に溶け込める施策が必要となるので、皆さんのノウハウを県内に広めていきたい」と話していました。 また、新山定住促進協議会では、移住を考えている人に向けてのパンフレットを初めて作成しました。 ゆとりのある子育て環境、地域が見守る学校教育、豊かな自然、住民の絆や区の活動の4項目が12ページに渡り掲載されています。 パンフレットは2千部作成されました。視察に来た人に配布するほか、市内の子育て支援センターや市役所、東京の銀座NAGANOに置かれています。
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今年の自社の業況の見通し 41.3%が「悪い」
アルプス中央信用金庫がまとまとめた伊那谷経済動向によりますと、41.3%の企業が今年の自社の業況の見通しについて「悪い」と回答した事がわかりました。 あるしんの取引先約200社を対象に行われている景気調査、伊那谷経済動向によりますと、今年の自社の業況をどのように見通しているかとの質問に対し、良いと回答した企業の割合は12.2%、悪いと回答した企業の割合は41.3%でした。 良いと答えた企業の割合から、悪いと答えた企業の割合を引くと、マイナス29.1で、去年の調査のマイナス38より改善を予想している企業が増えた結果となりました。 ただ、日本の景気の見通しについては、良いと答えた企業は7.5%と低く、去年の 調査より厳しさが増すと予想しています。 この結果についてあるしんでは「地域経済は、去年より若干の改善がみられるものの、依然として先行き不透明で今年も改善はあまり見込めない」としています。
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最低気温-10.9度 この冬一番の冷え込み
25日の伊那地域の最低気温はマイナス10.9度で、この冬一番の冷え込みとなりました。 25日の伊那地域の最低気温は、午前6時42分に-10.9度を記録し平年より3.7度低く、この冬一番の冷え込みとなりました。
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全県にインフルエンザ警報
長野県は、全県にインフルエンザ警報を、25日に発令しました。 県の発表によりますと、1月16日から22日までの一医療機関あたりのインフルエンザ患者数は、全県で32.02人で、警報発令基準の30人を上回りました。 伊那地域の一医療機関あたりの患者数は、前の週の10.25人から倍以上となる23.25人となっています。 小中学校では、伊那市と南箕輪村が1クラスずつ、箕輪町が2校2クラスで学級閉鎖となっています。 県では、●こまめに手洗いをすること●人混みへの外出は避け、やむを得ない時はマスクを着用することなど、感染予防を呼びかけています。 また、うつさないようにするために、●医療機関への早めの受診や学校職場は休むことなど、感染拡大防止を呼び掛けています。