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ふじ出荷前に査定会
晩生のりんご・ふじの出荷を前に、伊那市東部地区の農家を対象にした今年の出来をみる査定会が、31日、高遠町の東部ライスセンターで開かれました。 ふじは、上伊那のりんごの中では出荷量の37%を占めるりんごです。 この日は高遠町と長谷の東部地区でふじを生産している農家から15人ほどが査定会に参加しました。 今年は、春先の暖冬の影響から開花も早くふじの出荷も早まり、11月4日から本格的な出荷が始まります。 農家は、色や傷などによる等級分けなどについて説明を受けました。 ふじの出荷は来月4日から、12月中旬まで予定されています。
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南箕輪村人口 増加数・増加率トップ
去年10月1日現在で実施した平成27年国勢調査の結果、南箕輪村が、人口増加数、人口増加率ともに県内でトップとなりました。 長野県内77市町村のうち、人口が増加したのは、増加順に南箕輪村、御代田町、松本市の3市町村で、その他の74市町村で減少しました。 南箕輪村の人口増加数は、520人、増加率は3.6%で、県内トップとなっています。 また、南箕輪村の、0歳から14歳までの年少人口が占める割合は16%、15歳から64歳までの生産年齢人口の割合は61.4%とともに県内で最も高く、逆に、65歳以上の老年人口の割合は、県内で最も低い22.5%、平均年齢は県内で最も若い43.3歳でした。 今回の調査で、最も人口が減った市町村は、長野市の3913人でした。 伊那市は、人口が減った市町村の3番目で2822人の減少、増加率はマイナス4%、箕輪町は、973人の減少で、増加率はマイナス3.7%でした。 長野県の人口は209万8804人で、これは前回の平成22年度調査と比べるとマイナス2.5%、5万3645人の減少となりました。
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消防職員自殺問題で懲戒処分
平成26年に当時の高遠消防署に勤務していた39歳の男性職員が自殺した問題で、上伊那広域消防本部は不適切な指導を行った職員の懲戒処分などを30日発表しました。 懲戒処分となったのは上伊那広域消防本部の56歳の職員2人でいずれも減給10分の1、1か月となっています。 処分理由は1人が相当期間、不適切な指導、言動により直属部下の独善的高圧的言動を戒める管理監督を怠ったとしています。 もう1人は相当期間に独善的、高圧的言動により職員間の信頼関係を大きく損なわせ職場内の秩序を乱したためとしています。 その他の処分として57歳の職員が訓告、48歳の職員が厳重注意となっています。 自殺した男性職員は今年3月に地方公務員災害補償基金長野支部から公務上の災害として認定されています。 上伊那広域消防本部では公務上の災害として認定された事実を真摯に受け止め自殺の直接的な原因となった行為は特定されていないものの不適切な指導などが職場全体の環境を悪化させ、この職場環境が今回の事案に影響したものと推察されるとしています。 このことから不適切な指導を行った職員の懲戒処分などについて上伊那広域連合職員懲罰委員会に諮問しその答申を踏まえて懲戒処分などを行ったものです。 上伊那広域消防本部では管理監督者研修などを定期的に行い職員の意識啓発・自己啓発に努めるほか心配や悩みのある職員の個人面談を実施し再発防止に取り組むとしています。
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御園区民祭30周年 発起メンバーに感謝状
伊那市御園区の第30回区民祭が30日、公民館で行われ、30回の節目に区民祭を立ち上げた発起人2人に感謝状が贈られました。 この日は、御園区民祭の立ち上げメンバーの宮下高雄さんと、白石英雄さんの息子・英一さんに感謝状が渡されました。 当時実行委員長を務めた宮下さんは「地区のみんなで何か盛り上がることをやろうという機運が高まっていた。そんな中で始まった区民祭が今まで続いているのはとても嬉しい」と話していました。 区民祭では、地元で採れた野菜が格安で並び、多くの地区住民が買い求めていました。 また展示会場では、今年御園区の地名調査が行われたことに合わせて、地区の古い地図や古文書が展示されました。 実行委員長の御子柴勝久区長は「まつりは区民のふれあいの場として地区の財産になっている。これからも伝統を守り続けていきたい」と話していました。
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伊那市ソーシャルフォレストリー都市宣言 キックオフ
伊那市は、森林を活用した経済発展や雇用創出を目指す「50年の森林(もり)ビジョン」を進めています。 ビジョン実現に向けて30日、「ソーシャルフォレストリー都市宣言」のキックオフイベントが、ますみヶ丘平地林で行われました。 この日は、林業関係者や小学生、高校生などおよそ100人が参加して、記念碑の除幕や記念植樹が行われました。 植樹では、カエデやコナラなどの広葉樹およそ200本を、参加者全員で植えました。 市は「山が富と雇用を支える50年後の伊那市」を基本理念に「伊那市50年の森林(もり)ビジョン」を今年2月に策定しました。 このビジョンの実現に向けて、市民を主役とした自立的な経済の循環を構築し、社会が森林(もり)を育て、森林(もり)が社会を豊かにする―としたソーシャルフォレストリー都市を宣言しました。 伊那市は市内の50,000ヘクタールを超える森林を活用して、持続可能な林業・木材産業の発展の推進や、森林資源・人材資源の育成・活用・利用による循環社会の創出など「林業都市」という新しいモデルを作っていきたい考えです。 白鳥孝伊那市町は「50年に渡る事業をスタートすることができた。環境も十分にあるので、人材を育成していけば色々な事業をやっていける」と、今後の活動に期待していました。 伊那市では今後、間伐材を建築材として活用していくことを検討している他、地元の木材を使った建築への補助なども予定しています。 なお、この取り組みには、国から地方創生推進交付金として、およそ1,000万円が交付されています。
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信州伊那谷ガレットお披露目
上伊那産のそば粉を利用した信州伊那谷ガレットのお披露目イベントが30日伊那市のいなっせ北側の多目的コミュニティ広場で行われました。 信州伊那谷ガレットは、上伊那の25の店舗で提供されます。 店舗や関係機関が協議会を組織し、食を通じたまちづくりや観光振興をはかっていきます。 30日は、25店舗のうち、5店舗が参加して、お披露目イベントが行われました。 より多く味わってもらおうと、ハーフサイズ500円で提供されました。 会場には、若者を中心に友達どうしや家族連れなど多くの人が訪れ、気に行ったガレットを味わっていました。 会場では、家庭でもガレットがつくれるように、プロが指導するコーナーもあり、参加者が真剣にアドバイスに耳を傾けていました。 会場では、伊那谷ガレットを特集したじゃらんも配付されました。 協議会では、11月にも箕輪町や飯島町でイベントを行い、ガレットをPRしていきます。
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地蜂の巣コンテスト
伊那市地蜂愛好会は、地蜂の巣の重さを競うコンテンストを30日みはらしファームで行い、箕輪町の松本徹さんが優勝しました。 会場のみはらしファームには、会員20人から27個の地蜂の巣が持ち込まれました。 蜂が飛び出さないよう段ボールに入った巣に煙幕を入れ、眠らせた後に巣を取り出します。 そして一つ一つ重さを計っていきます。 計量を終えたものは、一列に並べられ、1キロ1万円ほどで、販売されました。 優勝したのは、3,166グラムで、箕輪町木下の松本徹さんでした。 去年の優勝は、7,300グラム、2位は、4,370グラムでしたが、今年は、天候不順の影響で小ぶりなものが目立ちました。 会場では、遠くから来た買い物客が珍しがってコンテンストや蜂の巣を見物していました。
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伊那公民館おやじの会 市内でごみ拾い活動
伊那市の伊那公民館講座「おやじの会」のメンバーが25日、伊那市内でごみ拾い活動を行いました。 この日は、おやじの会のメンバー40人が4つのグループに分かれて天竜川を挟んで東西でごみ拾いを行いました。 このうち竜西地区を担当したグループは、伊那公民館を出発し、伊那北駅や伊那市駅を経由しながら飲食店が並ぶ通り町の歩道を中心にごみを拾いました。 おやじの会は、定年退職後の男性の生きがいづくりを目的に伊那公民館の講座で活動していて、月に1回料理教室や史跡についての勉強を行っています。 ごみ拾いは清掃美化活動として4年前から行っています。 参加したメンバーは「住宅の前はごみがないが少し外れると多く落ちていて、特にたばこの吸い殻が目立っていた。ポイ捨てをしないできれいな街を心掛けてほしい」と話していました。
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高遠城址公園もみじ祭り始まる 11月6日まで
カエデが色づき始めた伊那市高遠町の高遠城址公園で、山麓一の麺街道フェスタが29日に行われ多くの観光客で賑わいました。 高遠城址公園ではもみじ祭りが始まり初日の29日には麺街道フェスタが行われました。 岐阜の高山ラーメン、木曽のすんきとうじそば、地元伊那の信州そばやローメンなど国道361号沿いの名物麺料理をPRしようと、毎年、城址公園の紅葉に合わせて行われています。 昼時には長い列ができていました。 麺街道フェスタは30日まで行われています。 園内にある高遠閣では、新そばまつりが行われています。 そば粉はすべて地元高遠町でとれたものを使っています。 高遠そば愛好会と弥勒そばの会のメンバーがそばを打ち提供しています。 辛味大根と焼き味噌が薬味に添えらています。 訪れた人たちは、打ちたての高遠そばを味わっていました。 新そばまつりは、もみじ祭り期間中、11月6日(日)まで行われています。 高遠城址公園のカエデは現在、色づき始めで、見頃は来週末頃だという事です。
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伊那ビデオクラブ 伊那市合併10周年で「高遠物語」お披露目
伊那ビデオクラブの伊那映像祭が29日に行われ、伊那市合併10周年を記念して制作したドキュメンタリー映像作品「高遠物語」がお披露目されました。 高遠物語は平成18年の伊那市合併から10年を記念して、伊那ビデオクラブが制作したものです。 城址公園での高遠囃子の演奏から番組が始まり、地域に伝わる祭りや文化、それを継承する人たちにスポットをあてた1時間15分の作品です。 手作りの弓で矢を恵方に向かって放つ正月の伝統行事や、寒ざらしそば復活への取り組み、高遠焼き継承者へのインタビューなどが取り上げられています。 赤羽仁会長は「歴史と文化の発信地、高遠をテーマにしたこの作品を多くの人に見てもらい伊那市の一体感をさらに深めたい」と話していました。 「高遠物語」は伊那市内の図書館や公民館などに配布する予定です。 伊那ビデオクラブの映像祭は平成19年に第1回が行われ、今回で8回目です。 この日は、会員が個人で制作した作品の上映も行われました。地域の歴史や身近な出来事などを取材した16人の作品が上映され、約200人が鑑賞しました。
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第30回伊澤修二記念音楽祭 澤学長が指揮
伊那市高遠町出身で日本の音楽教育の基礎を確立した伊澤修二の功績をたたえる第30回伊澤修二記念音楽祭が29日行われ、東京芸術大学の澤和樹学長が指揮をしました。 伊那文化会館で行われた第2部には、東京芸術大学の学生オーケストラや公募で集まった伊澤修二記念音楽祭合唱団などが演奏を披露しました。 今回は初めて澤学長が出演し、全員合唱の伊那市の歌で指揮をしました。 伊澤修二は、東京芸術大学の前身の東京音楽学校で初代校長を務め、日本の音楽教育の基礎を確立したとされています。 記念音楽祭は、修二の功績を顕彰しようと、毎年開かれていて、今回が30回目となります。 澤学長は「今後も40回、50回と続けていける充実した音楽祭にしていきたい」と話していました。 高遠中学校を会場に行われた第一部の公演では、高遠町の小中学生や高校生が出演しました。 このうち、高遠北小学校の5年生12人は音楽劇「森は生きている」を発表しました。 9月から練習を始め、東京芸術大学の佐野靖(やすし)教授から歌唱指導を受けました。 少女たちが森に住む精霊から自然の大切さを学ぶという物語で、地元高遠町の自然を大切にしたいという気持ちを込めて演じたという事です。 この音楽祭の模様は、11月にご覧のチャンネルで放送します。
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伊那市の商店街でハロウィンイベント
伊那市の中心市街地で29日ハロウィンイベントが行われました。 セントラルパークでは、子どもたちが魔女やアニメのキャラクターなどの仮装を披露していました。
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南箕輪小1年生がどんぐり拾い
南箕輪小学校の1年生は28日、樹種転換の活動で、大芝高原みんなの森でどんぐり拾いをしました。 この日は、南箕輪小の1年生およそ140人と信州大学の教授や学生がどんぐりを拾いました。 南箕輪村は、信州大学農学部の協力のもと、大芝高原の松くい虫対策として大半を占める針葉樹林を広葉樹林に変える樹種転換を進めています。 どんぐり拾いはその一環として行われたものです。 子ども達は、コナラやクヌギなどから落ちたどんぐりを、しゃがんで探しながら拾い集めていました。 子ども達は「なかなか見つからない」、「根っこが生えてる」と声をあげながらどんぐりを探していました。 信州大学農学部の小林元准教授は「拾うだけでなく、植えるところまで体験してもらう。種から木にになっていく過程を子ども達に学んでもらいたい」と話していました。 今回拾ったどんぐりは、来年春に信大農学部の畑に植えられ、3~4年後に育った苗木を大芝高原に植えることになっています。 コナラやクヌギがどんぐりを落とすようになるまでには20年ほどかかるということです。
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信州の名工 田中英臣さん
「今年で職人生活50年余りやってきて、それが(賞として)いただけたのかなぁと」 左官工の田中英臣さん73歳。 南箕輪中学校を卒業後、昭和34年に上京して知り合いの左官工の元で8年間修行しました。 昭和42年に南箕輪村に戻り、4年間地元で経験を重ね、昭和46年4月に現在の田中左官工業所を始めました。 現在は、次男の紀久さんをはじめ4人の職人と一緒に仕事をしています。 田中さんは、一般住宅の他、上伊那の学校や保育園、病院、寺、など幅広く携わっています。
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伊那中央病院 病院ボランティアに感謝状
病院をボランティアで援助している人たちへの感謝状贈呈式が28日、伊那市の伊那中央病院で行われました。 表彰を受けたのは、3年以上ボランティア活動を続けている3団体と26人で、この日は各団体の代表と、個人8人が感謝状を受け取りました。 このうち団体では、園芸などのボランティアを9年間続けている「花と緑の会」と「クレオメの会」、外来案内などのボランティアを9年間続けている「ひまわりの会」が表彰されました。 伊那中央病院では、現在およそ130人が、花壇の手入れ、点訳、通訳、裁縫などのボランティアをしています。 川合博院長は「多くの人に支えていただいて、安心して治療を受けていただける環境になっている。大変感謝しています」と話していました。 ボランティアを代表して藤田政良さんは「病院に来る人に貢献できたらと思い始めたが、今では生きがいになっている。今後も精一杯やっていきたい」と話していました。
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9月有効求人倍率1.46倍 「堅調に推移している」
上伊那の9月の月間有効求人倍率は1.46倍で、ハローワーク伊那では雇用情勢について「堅調に推移している」とし、10か月ぶりに上方修正しました。 9月の新規求人数は1,573人、新規求職者数は668人で、月間有効求人倍率は、8月から2か月連続で1.46倍でした。 ハローワーク伊那では、倍率が高い水準を維持していることから、雇用情勢について「堅調に推移している」として、10か月ぶりに上方修正しました。 自動車の自動運転技術の開発に伴う部品受注の増加により、製造業の求人が多くなっているとして、今後も高い水準は続くとみています。
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商業美術家の不折にスポット
明治から昭和初期にかけて新聞や雑誌の挿絵の他、会社のロゴマークを手がけた商業美術家としての中村不折にスポットを当てた展示会が伊那市創造館で開かれています。 兵庫県の「日本盛」株式会社のロゴマーク。 諏訪の宮坂醸造株式会社の地酒「真澄」。 東京新宿の老舗食品メーカー「中村屋」。 これらよく目にするロゴマークは伊那谷にゆかりのある書家で洋画家の中村不折によるものです。 伊那市創造館では不折生誕150年記念企画展「明治のイラストレーター、デザイナー不折」を開催しています。 1866年、慶応2年東京に生まれた不折は母親のふるさと高遠に移り住みます。 20歳を過ぎてから絵画の修行のため東京に戻り明治から昭和初期にかけて、洋画家としてまた書家としても活躍しました。 フランス留学も経験し絵画では西洋画法のもと中国の故事をテーマにした作品を次々と発表します。 洋画家としてまた書家としても名を馳せた不折が商業美術家として制作にあたっていた理由について伊那市創造館の捧剛太館長は「貯めたお金で絵画や書の研究をするため」と話します。 企画展では遊び心のある不折の一面を見ることができます。 掛け軸の中には一文字書き忘れていたため後から小さく書き加えた作品があります。 当時の新聞の付録として配られた世界一周双六もあります。 伊那市創造館の企画展「明治のイラストレーター、デザイナー不折」は10月31日まででしたが11月14日まで期間を延長し開かれます。 入場料は大人200円。上伊那の小中高生は無料です。
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園児と中学生がハロウィンで交流
伊那市の竜西保育園の園児と伊那中学校の生徒が28日、ハロウィンの仮装をして交流しました。 園児たちが、おやつをねだると生徒が一人一人に手渡していました。 竜西保育園と伊那中学校は近くにあり普段から交流を深めています。 28日は園児およそ100人が伊那中を訪れ3年3組の生徒とハロウィンを楽しみました。 おやつをもらった園児は歌を披露していました。 伊那中学校の生徒は「小さな子どもたちと触れ合うことでリフレッシュできました。」と話していました。
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イ~ナちゃんハイシニア全国へ
10月28日から奈良県で開催される第11回全日本シニアソフトボール大会に、伊那市のイ~ナちゃんハイシニアが出場します。 24日は、イ~ナちゃんハイシニアの伊藤易明監督ら3人が伊那市役所を訪れ林俊宏副市長に大会出場の挨拶をしました。 ハイシニアソフトボール大会は65歳以上のメンバーで構成するチームの大会です。 7月に行われた県予選で優勝し6年連続9回目の全国大会出場を決めました。 全国大会では、過去準優勝1回、3位2回の成績を残しています。 林副市長は「優勝を目指してケガの無いようプレーしていただきたい」と激励していました。 大会は、28日から30日までの3日間奈良県で開かれることになっていて、イ~ナちゃんハイシニアは初戦、香川代表と大分代表の勝者と対戦することになっています。
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長谷の2大紅葉スポット見ごろ
伊那市長谷の二大紅葉スポットといわれる、三峰川深部にある巫女淵と、南アルプス林道の紅葉が見ごろとなっています。 浦にある巫女淵は平家の巫女が身を投げたという悲しい伝説が残されています。 巫女淵は、通行止めとなっている三峰川林道を、入り口から17キロほど登った奥深い場所にあり、現在は、一般は立ち入ることのできない秘境となっています。 伊那市長谷総合支所によると見ごろは今週いっぱいだということです。
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赤羽敞子さん 箕輪町に墨絵を寄贈
箕輪町松島の赤羽敞子さんは、水芭蕉の墨絵を27日に箕輪町に寄贈しました。 この日は、赤羽さんが役場を訪れ、白鳥政徳町長に墨絵を寄贈しました。 赤羽さんは「玉珠」の名前で15年程前から墨絵を描いています。 今回町に寄贈した作品は、3年前に萱野高原に行ったときに見つけた水芭蕉を見ながら描いたものです。 縦1メートル20センチ横80センチで、麻の紙に描いています。 この作品は、今年6月に伊那文化会館で開かれた「日本墨絵展」で長野県知事賞を受賞しました。 また、今年7月から9月に行われたイルミネーションフェスタみのわ2016のポスターにも使われています。 白鳥政徳町長は「大切に扱って多くの人に見てもらえるところに飾りたい」と話しました。
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信州の名工 池上敬造さん
「長いことやってきたかなとは思うんですけど、まさかこういう賞をもらえるとは思っていなかったので、いいのかなあって」 建築板金工の池上敬造さん、60歳。 高遠高校卒業後、地元企業に就職し、19歳の時に父親が経営する池上板金店に入りました。 33歳の時に池上板金工業に改組し、社長に就任。 現在は長野県板金工業組合の理事も務めています。 建築板金工は、金属の板を加工し、建物の屋根や外壁などを作る仕事です。 屋根の吹き替えのリフォームが中心だということです。 「リフォーム工事をやっていて、お施主さんが「きれいになって嬉しい」って言われたときが一番うれしいですね」
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信大農学部 ゆりの木並木見ごろ
南箕輪村の景観10選に選ばれている信州大学農学部のゆりの木並木が見ごろとなっています。
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伊那飛行場訓練生の弟 来伊
終戦直前に伊那市六道原に建設された伊那飛行場で飛行訓練を行った男性の弟が、伊那市を訪れ、当時を懐かしみました。 26日、バスで伊那市を訪れたのは、福井 英人さん90歳です。 福井さんは、現在神奈川県在住ですが、数年前まで京都に住んでいました。 迎えに来たのは、境の神田福治さん86歳です。 福井さんは、神田さん宅に一泊し、思い出話に花を咲かせました。 福井さんの兄・祥七さんは、昭和19年の秋から冬にかけ、伊那飛行場で訓練を受けました。 福井さんは、祥七さんが伊那で訓練を受けていた3か月の間に、兄と面会するため、十数回、京都から伊那を訪れたということです。 その際、神田さんの家に立ち寄り、兄への土産品などをもらったということです。 その後、祥七さんは中国に派遣されましたが、無事に帰国し、56歳の時にがんで亡くなりました。 27日は、伊那飛行場に詳しい上の原の久保田 誼(よしみ)さんの案内で飛行場の遺構を巡りました。 今回、当時お世話になった神田さんに会い、兄との思い出の場所を巡ろうと、伊那市を訪れました。 伊那飛行場に詳しい久保田さんは、「当時の飛行場での面会の様子など生々しい貴重な証言だ」と話していました。
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命のカプセル無料配布で周知
箕輪町セーフコミュニティ推進協議会は、安全・安心のまちづくり推進の一環で、携帯型命のカプセルと夜行反射材を26日、無料で配布しました。 命のカプセルは、名前や住所、血液型などを書いた緊急連絡カードを入れておくカプセルです。 この日は70歳以上の高齢者と障害者を対象に箕輪町役場で無料配布が行われました。 今回配布された、携帯型の命のカプセルは、キーホルダーやストラップなどとして身につけられるようになっています。 訪れた人たちは、職員から使い方の説明を受けながら受け取っていました。 命のカプセルを受け取ったある高齢者は「子どもと別々に暮らしているが、何かあった時のために自分の情報を伝えてくれるので安心」と話していました。 協議会では、今回の無料配布用に1000セットを用意していて、余ったものについては、今後随時配布することにしています。
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公立高校 募集定員公表
長野県教育委員会は、来年度の公立高校の生徒募集定員を26日、公表しました。 辰野高校は普通科120人、商業科40人。 上伊那農業高校は、生産環境、園芸科学、生物科学、緑地創造、それぞれ40人。 高遠高校は、普通科120人。 伊那北高校は、普通科200人、理数科40人。 伊那弥生ヶ丘高校は、普通科240人。 赤穂高校は、普通科160人、商業科80人。 駒ヶ根工業高校は、機械、電気、情報技術の3つの学科一括で120人。 赤穂高校定時制は、40人。 箕輪進修高校は、普通科Ⅰ部・Ⅱ部合わせて80人、Ⅲ部は40人、工業科Ⅰ部は40人。 なお、選抜試験は前期が来年2月8日に、後期が3月8日に行われる予定です。
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来年度予算編成 現場主義徹底を
伊那市の平成29年度予算編成会議が26日市役所で開かれました。 白鳥孝市長は「現場主義を徹底し、真に必要な事業を見据え予算編成をしてほしい」と指示しました。 市役所で来年度の予算編成会議が開かれました。 白鳥孝市長は、「人口減少や少子高齢化、合併の優遇措置終了に伴う地方交付税の段階的な削減など厳しさがます。 限られた財源を有効に活用し選択と集中により、必要な取り組みを進めていく必要がある」と職員に話していました。 伊那市では、福祉向上など市民の視点に立った事業の構築や地方創生の推進、将来を見据えた事業の推進など7項目を来年度の主要項目としています。 平成29年度予算案は3月定例市議会に提出されます。
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高遠 移住ガイドブック完成
伊那市の高遠第2・第3保育園と地域の未来を考える会は、子育て世代をターゲットにした移住ガイドブック「信州高遠 すみかたろぐ」を製作しました。今回製作した移住ガイドブックです。 全部で30ページあり子育て世代の移住希望者をターゲットにした構成となっています。 衣食住など暮らしの情報と共に、地域での出産や産後ケアの相談体制、高遠第2第3保育園と高遠北小学校の活動など子育て環境に重点を置いています。 この他に高遠町に移住した10組の家族の暮らしの様子や地区の地図、高遠の自然などについても紹介しています。 移住ガイドブックは、市のまちづくり交付金などを活用し、全部で2000部作られる予定で、事業費はおよそ40万円です。 26日は、伊那市役所で会のメンバーが市の職員にガイドブックの完成を報告しました。 ガイドブック制作は会のメンバーが、企画や写真撮影、編集を分担して行ったという事です。 ガイドブックは無料で市役所の他、市内の観光施設などに置かれる事になっています。
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森林づくり県民税 活用の現場を視察
長野県森林づくり県民税を使った里山整備について考える「みんなで支える森林づくり上伊那地域会議」は26日、里山整備の現場を視察しました。 この日は、林業関係者や建築士など、委員10人が箕輪町三日町の現場で間伐作業の様子を視察しました。 視察は、支援金が使われた現場を見て、適切に税金が使われているかを確認するものです。 視察した林は、三日町の御射山三社が所有する社有林で、現在間伐した木材を搬送するための林道を整備しています。 伐採された木材は、加工されたあと東北復興支援材として活用されるということです。 ある委員は「実際に現場を見ることで適切に使われているということが実感できた」と話していました。
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食中毒の集団感染防止へ 研修会
ノロウイルスなどの食中毒が増える時期を前に、集団感染を防止するための研修会が24日、伊那市の創造館で開かれました。 研修会は、食中毒や感染症の発生が多くなる時期を前に、正しい衛生の知識を学んでもらおうと毎年開かれています。 研修会には福祉施設の関係者などおよそ120人が出席しました。 伊那地方事務所 食品・生活衛生課の北條博夫さんが講師を務め、食中毒を防ぐために気をつけることなどを説明しました。 北條さんは、注意すべき点として従事者の健康管理をあげ「家族が持つウイルスを持ち運んでしまうこともある。まずは自分やその家族の健康状態を確認し、感染を防ぐことが大事」と話していました。 伊那保健福祉事務所管内では今年度3件の食中毒事例が報告されていて、事務所では「これからの時期は食中毒が増える。手洗いの徹底、調理する人の体調管理など十分に気をつけてほしい」と注意を呼びかけています。